JPH0352180Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0352180Y2 JPH0352180Y2 JP19048185U JP19048185U JPH0352180Y2 JP H0352180 Y2 JPH0352180 Y2 JP H0352180Y2 JP 19048185 U JP19048185 U JP 19048185U JP 19048185 U JP19048185 U JP 19048185U JP H0352180 Y2 JPH0352180 Y2 JP H0352180Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- shaft
- balancer
- transmission shaft
- crankshaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 25
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、トラクタ等の車両の前輪駆動装置に
関する。
関する。
(従来の技術)
トラクタの前輪駆動装置として、例えば、実開
昭57−108430号公報に記載のものが公知である。
この従来のものは、エンジンケースの下面の左右
方向中央部に前後方向に沿つた凹部を形成し、該
凹部内に前輪駆動用推進軸を通すものであつた。
昭57−108430号公報に記載のものが公知である。
この従来のものは、エンジンケースの下面の左右
方向中央部に前後方向に沿つた凹部を形成し、該
凹部内に前輪駆動用推進軸を通すものであつた。
一方、第3図及び第4図に示すように、クラン
ク軸30の下方にバランサ機構31を有するエン
ジン32を搭載した場合、推進軸33はエンジン
32の下面より下方を通つていた。即ち、このバ
ランサ機構31は、クランク軸30の下方に配置
された左右一対のバランサ軸34,34と、一本
の伝動軸35を有し、バランサ軸34,34にバ
ランサウエイト36,36が固定されている。伝
動軸35の前部及びクランク軸30の前部にギヤ
37,38が設けられ、これら両ギヤ37,38
は中間ギヤ39を介して連動連結されている。伝
動軸35の中途部と一方のバランサ軸34はギヤ
40,41を介して連動連結され、他方のバラン
サ軸34はギヤ42カウンタギヤ43を介して伝
動軸35のギヤ40に連動連結されている。従つ
て、クランク軸30の下方にバランサ機構31を
設けたエンジン32では、カウンタギヤ43が下
部中央部に配置されているため、エンジンケース
44の下部に凹部を形成することができず、推進
軸33はエンジンケース44の下面の下方を通さ
なければならなかつた。
ク軸30の下方にバランサ機構31を有するエン
ジン32を搭載した場合、推進軸33はエンジン
32の下面より下方を通つていた。即ち、このバ
ランサ機構31は、クランク軸30の下方に配置
された左右一対のバランサ軸34,34と、一本
の伝動軸35を有し、バランサ軸34,34にバ
ランサウエイト36,36が固定されている。伝
動軸35の前部及びクランク軸30の前部にギヤ
37,38が設けられ、これら両ギヤ37,38
は中間ギヤ39を介して連動連結されている。伝
動軸35の中途部と一方のバランサ軸34はギヤ
40,41を介して連動連結され、他方のバラン
サ軸34はギヤ42カウンタギヤ43を介して伝
動軸35のギヤ40に連動連結されている。従つ
て、クランク軸30の下方にバランサ機構31を
設けたエンジン32では、カウンタギヤ43が下
部中央部に配置されているため、エンジンケース
44の下部に凹部を形成することができず、推進
軸33はエンジンケース44の下面の下方を通さ
なければならなかつた。
(考案が解決しようとする問題点)
前記クランク軸下方にバランサ機構を設けたエ
ンジンを搭載した場合、前輪駆動用推進軸はエン
ジンの下方を通さなければならない為、地上高が
低くなるという問題があつた。
ンジンを搭載した場合、前輪駆動用推進軸はエン
ジンの下方を通さなければならない為、地上高が
低くなるという問題があつた。
そこで、本考案は、バランサ機構を有するエン
ジンであつても、その地上高を高くすることがで
きる前輪駆動装置を提供することを目的とする。
ジンであつても、その地上高を高くすることがで
きる前輪駆動装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
前記目的を達成する為、本考案は、次の手段を
講いた。即ち、本考案の特徴とする処は、クラン
ク軸2下方にバランサ機構5を設けたエンジン1
を搭載し、該エンジン1の下方に前輪駆動用推進
軸18を前後方向に設けた車輌において、 前記エンジン1の下部中央位置から一方に偏位
させて伝動軸7を設け、この伝動軸7とクランク
軸2とを連動連結するギヤ8,9,10列をエン
ジン1の中央から一方に偏位させて設け、前記伝
動軸7と前記バランサ機構5のバランサ軸6とを
連動連結するギヤ11,13,14列を前記エン
ジン1の下部中央位置の上側に設け、該エンジン
1の下部中央位置にパイプ16を貫挿し、該パイ
プ16内に前記推進軸18を挿通した点にある。
講いた。即ち、本考案の特徴とする処は、クラン
ク軸2下方にバランサ機構5を設けたエンジン1
を搭載し、該エンジン1の下方に前輪駆動用推進
軸18を前後方向に設けた車輌において、 前記エンジン1の下部中央位置から一方に偏位
させて伝動軸7を設け、この伝動軸7とクランク
軸2とを連動連結するギヤ8,9,10列をエン
ジン1の中央から一方に偏位させて設け、前記伝
動軸7と前記バランサ機構5のバランサ軸6とを
連動連結するギヤ11,13,14列を前記エン
ジン1の下部中央位置の上側に設け、該エンジン
1の下部中央位置にパイプ16を貫挿し、該パイ
プ16内に前記推進軸18を挿通した点にある。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図面に基き説明する。
第1図及び第2図において、1は、エンジンで
あり、該エンジン1はトラクタの車体の前部に塔
載されている。このエンジン1は車体の左右方向
の中央部にそのクランク軸2が前後方向に沿うよ
う配置されている。クランク軸2の後端部にフラ
イホイール3が取着され、該フライホイール3に
は図示省略のクラツチ等を介して伝動装置が接続
される。そして、エンジンケース4の後端面には
図示省略のクラツチケースやミツシヨンケースが
接続される。エンジン1の前部にはラジエタ冷却
用のフアン5が取着されている。
あり、該エンジン1はトラクタの車体の前部に塔
載されている。このエンジン1は車体の左右方向
の中央部にそのクランク軸2が前後方向に沿うよ
う配置されている。クランク軸2の後端部にフラ
イホイール3が取着され、該フライホイール3に
は図示省略のクラツチ等を介して伝動装置が接続
される。そして、エンジンケース4の後端面には
図示省略のクラツチケースやミツシヨンケースが
接続される。エンジン1の前部にはラジエタ冷却
用のフアン5が取着されている。
クランク軸2の下方にバランサ機構5が設けら
れている。このバランサ機構5は、クランク軸2
の下方に左右一対配置されたバランサ軸6,6
と、該バランサ軸6の下方で、かつ左右方向の一
方に偏位した位置に配置された伝動軸7とを有す
る。クランク軸2の前部にギヤ8が固定され、か
つ伝動軸7の前部にギヤ9が固定され、これら両
ギア8,9は中央から一方に偏位した中間ギヤ1
0を介して連動連結されている。更にこの伝動軸
7の中途部にギや11が固定されている。
れている。このバランサ機構5は、クランク軸2
の下方に左右一対配置されたバランサ軸6,6
と、該バランサ軸6の下方で、かつ左右方向の一
方に偏位した位置に配置された伝動軸7とを有す
る。クランク軸2の前部にギヤ8が固定され、か
つ伝動軸7の前部にギヤ9が固定され、これら両
ギア8,9は中央から一方に偏位した中間ギヤ1
0を介して連動連結されている。更にこの伝動軸
7の中途部にギや11が固定されている。
一方、前記バランサ軸6,6に夫々バランサウ
エイト12,12とギヤ13,13が固定されて
いる。伝動軸7に近い側のバランサ軸6のギヤ1
3は、伝動軸7のギヤ11に直接噛合している。
伝動軸7から遠い側のバランサ軸6のギヤ13は
カウンタギヤ14を介して伝動軸7のギヤ11に
連動連結されている。このカウンタギヤ14は、
第3図及び第4図に示す従来のものに比べて上方
に偏位して設けられ、かつ伝動軸7も従来のもの
に比べ左右方向の外側に偏位して配置されてい
る。そして、エンジンケース4の下部の中央部に
パイプ挿通可能空間15が形成されている。この
空間15を通るようにパイプ16がエンジンケー
ス4の下部を前後方向に貫通して挿通されてい
る。このパイプ16の両端部はフランジ17,1
7を介してエンジンケース4の前後壁に固定され
ている。
エイト12,12とギヤ13,13が固定されて
いる。伝動軸7に近い側のバランサ軸6のギヤ1
3は、伝動軸7のギヤ11に直接噛合している。
伝動軸7から遠い側のバランサ軸6のギヤ13は
カウンタギヤ14を介して伝動軸7のギヤ11に
連動連結されている。このカウンタギヤ14は、
第3図及び第4図に示す従来のものに比べて上方
に偏位して設けられ、かつ伝動軸7も従来のもの
に比べ左右方向の外側に偏位して配置されてい
る。そして、エンジンケース4の下部の中央部に
パイプ挿通可能空間15が形成されている。この
空間15を通るようにパイプ16がエンジンケー
ス4の下部を前後方向に貫通して挿通されてい
る。このパイプ16の両端部はフランジ17,1
7を介してエンジンケース4の前後壁に固定され
ている。
上記パイプ16内に前輪駆動用推進軸18が挿
通されている。この推進軸18の後部は図示省略
のミツシヨンケースに設けられた動力取出装置に
連結されている。推進軸18の前部はカツプリン
グ19を介して前輪デフ装置20に連結されてい
る。この前輪デフ装置20の前車軸21にトラク
タの前輪が連結されている。
通されている。この推進軸18の後部は図示省略
のミツシヨンケースに設けられた動力取出装置に
連結されている。推進軸18の前部はカツプリン
グ19を介して前輪デフ装置20に連結されてい
る。この前輪デフ装置20の前車軸21にトラク
タの前輪が連結されている。
尚、本考案は、上記実施例に限定されるもので
はない。
はない。
(考案の効果)
本考案によれば、エンジンの下部中央位置から
一方に偏位させて伝動軸を設け、この伝動軸とク
ランク軸とを連動連結するギヤ列をエンジンの中
央から一方に偏位させて設け、前記伝動軸とバラ
ンサ機構のバランサ軸とを連動連結するギヤ列を
前記エンジンの下部中央位置の上側に設け、該エ
ンジンの下部中央位置にパイプを貫挿し、該パイ
プ内に推進軸を挿通しているので、推進軸がエン
ジン内に収まり、地上高を高くすることができ
る。またこの推進軸はエンジンの下部中央のパイ
プ内を通つている為、従来のような推進軸カバー
が不要となりコストダウンになる。
一方に偏位させて伝動軸を設け、この伝動軸とク
ランク軸とを連動連結するギヤ列をエンジンの中
央から一方に偏位させて設け、前記伝動軸とバラ
ンサ機構のバランサ軸とを連動連結するギヤ列を
前記エンジンの下部中央位置の上側に設け、該エ
ンジンの下部中央位置にパイプを貫挿し、該パイ
プ内に推進軸を挿通しているので、推進軸がエン
ジン内に収まり、地上高を高くすることができ
る。またこの推進軸はエンジンの下部中央のパイ
プ内を通つている為、従来のような推進軸カバー
が不要となりコストダウンになる。
第1図は本考案の実施例を示す正面断面図、第
2図は同側面断面図、第3図は従来例を示す正面
断面図、第4図は同側面断面図である。 1……エンジン、2……クランク軸、4……エ
ンジンケース、5……バランサ機構、15……空
間、16……パイプ、18……推進軸。
2図は同側面断面図、第3図は従来例を示す正面
断面図、第4図は同側面断面図である。 1……エンジン、2……クランク軸、4……エ
ンジンケース、5……バランサ機構、15……空
間、16……パイプ、18……推進軸。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 クランク軸2下方にバランサ機構5を設けたエ
ンジン1を搭載し、該エンジン1の下方に前輪駆
動用推進軸18を前後方向に設けた車輌におい
て、 前記エンジン1の下部中央位置から一方に偏位
させて伝動軸7を設け、この伝動軸7とクランク
軸2とを連動連結するギヤ8,10,9列をエン
ジン1の中央から一方に偏位させて設け、前記伝
動軸7と前記バランサ機構5のバランサ軸6とを
連動連結するギヤ11,13,14列を前記エン
ジン1の下部中央位置の上側に設け、該エンジン
1の下部中央位置にパイプ16を貫挿し、該パイ
プ16内に前記推進軸18を挿通したことを特徴
とする前輪駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19048185U JPH0352180Y2 (ja) | 1985-12-10 | 1985-12-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19048185U JPH0352180Y2 (ja) | 1985-12-10 | 1985-12-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6297031U JPS6297031U (ja) | 1987-06-20 |
JPH0352180Y2 true JPH0352180Y2 (ja) | 1991-11-12 |
Family
ID=31143739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19048185U Expired JPH0352180Y2 (ja) | 1985-12-10 | 1985-12-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0352180Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-12-10 JP JP19048185U patent/JPH0352180Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6297031U (ja) | 1987-06-20 |
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