JPH0515131Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0515131Y2
JPH0515131Y2 JP15457087U JP15457087U JPH0515131Y2 JP H0515131 Y2 JPH0515131 Y2 JP H0515131Y2 JP 15457087 U JP15457087 U JP 15457087U JP 15457087 U JP15457087 U JP 15457087U JP H0515131 Y2 JPH0515131 Y2 JP H0515131Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
drive
shaft
wheel differential
wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP15457087U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0157926U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP15457087U priority Critical patent/JPH0515131Y2/ja
Publication of JPH0157926U publication Critical patent/JPH0157926U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0515131Y2 publication Critical patent/JPH0515131Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Retarders (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 4輪駆動車或いはFF(フロントエンジンフロン
トドライブ)車やRR(リヤエンジンリヤドライ
ブ)車のように、前輪又は後輪のうちの少なくと
もエンジンが配置された方の車輪を駆動するよう
にされた車両の駆動装置に関する。
(従来の技術) 例えば特開昭61−115723号公報に示されている
ように、FRベースの4輪駆動車は、エンジン、
変速機及び該変速機からの動力を分割するトラン
スフア装置を車体前部に且つこれらの軸線が車体
前後方向に延びるように配置すると共に、上記ト
ランスフア装置から後方に延びる第1のプロペラ
シヤフトにより後輪差動装置を介して左右の後輪
を駆動し、またトランスフア装置の側部から前方
に延びる第2のプロペラシヤフトにより前輪差動
装置を介して左右の前輪を駆動する構成である。
ところで、この4輪駆動車においては、上記前
輪差動装置はエンジンの左右いずれかの側方に配
置されるのが通例であり、この場合、該前輪差動
装置に連結されて左右の前輪を夫々駆動するドラ
イブシヤフトのうち、エンジンを挟んで前輪差動
装置の反対側に位置する車輪を駆動するドライブ
シヤフトはエンジンの配設位置を通過することに
なり、そのため該ドライブシヤフトとエンジンと
の干渉を避けようとすると、エンジンを高い位置
に設置しなければならないことになる。
また、実開昭62−123429号公報には、エンジン
の斜め前方に前輪差動装置を配置することによ
り、エンジンを挟んで該差動装置と反対側に位置
する車輪のドライブシヤフトとエンジンとの干渉
を回避するようにしたものが開示されているが、
この場合、エンジンの前方に差動装置が突出し、
前後方向に大きなスペースが必要となる。
これに対しては、第3図に示すように、前輪差
動装置Aから左右に延びて左右の前輪B,Cを
夫々駆動するドライブシヤフトD,Eのうち、エ
ンジンFを挟んで前輪差動装置Aの反対側に位置
する車輪CのドライブシヤフトEについては、エ
ンジンオイルパンG内を貫通させた中継軸Hを介
して前輪差動装置Aに連結するように構成する場
合がある。これによれば、オイルパンを含むエン
ジンの全体をドライブシヤフトの上方に配置する
場合に比較して該エンジンの搭載位置が低くな
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、このような構成によつても、エンジン
の搭載高さは前輪を駆動しないFR車より高くな
り、そのため車体前部のデザインが制約され、ま
た重心が高くなつてしまう等の弊害を生じること
になる。また、第3図に示すように、エンジンF
の高さを低くするため、ドライブシヤフトD,E
に所謂折れ角θを設けることが考えられるが、こ
の折れ角にはドライブシヤフトD,Eの両端の継
手D′,D′,E′,E′の構造上一定の限界があり、こ
の折れ角によつてエンジンの搭載高さを満足すべ
き所まで低くすることは期待できない。
このような問題は、上記のような4輪駆動車に
限らず、FF車やRR車のように、前輪又は後輪の
うちのエンジンが配置された方の車輪を駆動する
車両においても同様に起こりうるものである。
本考案は上記のような実情に対処し、エンジン
の軸線が車体前後方向に配置される4輪駆動車或
いはFF車やRR車において、エンジンの側方に配
置される車輪間差動装置から当該車輪への駆動系
に改良を加えることにより、前後方向のスペース
を拡大することなく、エンジンの搭載高さを十分
に低くすることを可能とし、もつてエンジンが搭
載された車体前部もしくは後部のデザインの自由
度を増大させ、また重心をできるだけ低くするこ
とを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的達成のため、本考案は次のように構成
したことを特徴とする。
即ち、軸線を車体前後方向に向けて配置された
エンジンからの動力により前輪又は後輪のうちの
少なくとも該エンジンが配置された方の車輪を車
輪間差動装置を介して駆動するように構成された
車両において、上記車輪間差動装置をエンジンの
一側方に配置すると共に、左右の車輪を夫々駆動
するドライブシヤフトのうち、車輪間差動装置が
配置された側方のドライブシヤフトを該差動装置
に直接連結し、且つ他側方のドライブシヤフト
を、エンジンの配設位置で下方にオフセツトされ
て該エンジンのオイルパンを貫通するオフセツト
シヤフトを介して車輪間差動装置に連結する。
(作用) 上記の構成によれば、車輪間差動装置から左右
両側のドライブシヤフトへの出力は、該装置が配
設された側方のドライブシヤフトには直接、他側
方のドライブシヤフトにはオフセツトシヤフトを
介して夫々伝達されることになるが、このオフセ
ツトシヤフトはエンジンの配設位置で上記車輪間
差動装置及びドライブシヤフトの軸線より下方に
オフセツトされてエンジンのオイルパンを貫通し
ているので、その分だけエンジンの搭載高さを低
くすることができる。その結果、車両の重心が低
くなり、またエンジンが搭載された車体前部もし
くは後部のデザインの自由度が拡大されることに
なる。
(実施例) 以下、本考案の実施例について説明する。
先ず、第1図により本実施例に係る4輪駆動車
の全体構成について説明すると、この4輪駆動車
においては、エンジン1と変速機2とトランスフ
ア装置3とを直列に連結してなるパワープラント
を車体前部に且つ軸線が車体前後方向に延びるよ
うに配置されている。そして、上記トランスフア
装置3の後端部から後方に突出する後輪用出力軸
3aが第1プロペラシヤフト4を介して後輪差動
装置5に連結されていると共に、該後輪差動装置
5からの出力により車体幅方向に夫々延びるドラ
イブシヤフト6,7を介して左右の後輪8,9を
駆動するようになつている。また、上記トランス
フア装置3の側部から前方に突出する前輪用出力
軸3bは、第2プロペラシヤフト10を介してエ
ンジン1の一側部(図例では左側)に配置された
前輪差動装置11に連結され、該前輪差動装置1
1からの出力で左右のドライブシヤフト12,1
3を介して左右の前輪14,15を夫々駆動する
ようになつている。
次に本案の特徴部分である上記前輪差動装置1
1と左右の前輪14,15との間の構成を第2図
により説明すると、前輪差動装置11は、上記第
2プロペラシヤフト10の前端に連結された傘歯
車でなるドライブピニオン16(第1図参照)に
噛合つた同じく傘歯車でなるリングギヤ17と、
該リングギヤ17に結合されて車体幅方向の軸線
回りに回転するデフケース18と、該デフケース
18内に半径方向に架設されたピニオンシヤフト
19に回転自在に支持された傘歯車でなる一対の
ピニオン20,21と、これらのピニオン20,
21に噛合う同じく傘歯車でなる一対のサイドギ
ヤ22,23と、両サイドギヤ22,23に夫々
結合されて上記デフケース18から左右に突出す
る一対の出力軸24,25とで構成されている。
そして、これらの出力軸24,25のうち、反エ
ンジン1側に突出する第1出力軸24は上記ドラ
イブシヤフト12を介して図面上、右側に位置す
る左前輪14に連結されており、これに対してエ
ンジン1側に突出する第2出力軸25には第1伝
動ギヤ26が固着されている。
一方、上記エンジン1の底部に取り付けられた
オイルパン1aには、上記前輪差動装置11の軸
線より下方にオフセツトされ且つ該オイルパン1
aを左右方向に貫通するオフセツトシヤフト27
が回転自在に配設されている。そして、該オフセ
ツトシヤフト27の前輪差動装置11側の端部に
固着された第2伝動ギヤ28が上記第1伝動ギヤ
26に噛合されている。また、エンジン1におけ
る前輪差動装置11が配設された側部と反対側の
側部には、該差動装置11の軸線の延長上に中間
軸29が回転自在に配設され、上記オフセツトシ
ヤフト27の反前輪差動装置11側の端部に固着
された第3伝動ギヤ30と、該中間軸29に固着
された第4伝動ギヤ31とが噛合されている。そ
して、該中間軸29に上記ドライブシヤフト13
を介して図面上、左側に位置する右前輪15が連
結されている。
次に上記実施例の作用を説明すると、エンジン
1から出力される動力は変速機2により選択され
たギヤ比に応じて減速された上でトランスフア装
置3に入力され、該トランスフア装置3で後輪
8,9側への動力と前輪14,15側への動力と
に分割される。そして、後輪8,9側への動力は
後輪用出力軸3aから後方へ延びる第1プロペラ
シヤフト4を介して後輪差動装置5に入力され、
該後輪差動装置5で更に左右に分割されてドライ
ブシヤフト6,7を介して左右の後輪8,9を駆
動する。また、上記トランスフア装置3で分割さ
れた前輪14,15側への動力は前輪用出力軸3
bから前方へ延びる第2プロペラシヤフト10を
介して前輪差動装置11に入力され、該前輪差動
装置11で左右に分割される。そして、該前輪差
動装置11の第1出力軸24からの出力により一
方のドライブシヤフト12を介して左前輪14を
直接駆動すると共に、第2出力軸25からの出力
は第1、第2伝動ギヤ26,28、オフセツトシ
ヤフト27、第3、第4伝動ギヤ30,31及び
中間軸29を介して他方のドライブシヤフト13
に伝達され、右前輪15を駆動する。
そして、特に上記の構成によれば、前輪差動装
置11から右前輪15へ動力を伝達するオフセツ
トシヤフト27が該差動装置11の軸線より下方
にオフセツトされ、且つエンジン1の底部におけ
るオイルパン1a内を貫通しているので、第3図
に示す従来例のように前輪差動装置と同軸線上に
配置された中継軸を介してエンジンを挟んで前輪
差動装置の反対側に位置する車輪を駆動する場合
に比較して、上記オフセツトシヤフト27の下方
へのオフセツト分だけエンジン1の搭載高さを低
くすることが可能となる。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、エンジンの軸線
が車体前後方向に配置された4輪駆動車或いは
FF車やRR車において、前後方向のスペースを拡
大することなくエンジンの搭載高さを低くするこ
とが可能となるので、該エンジンが搭載された車
体前部もしくは後部をエンジンに制約されること
なく自由にデザインすることが可能となると共
に、重量物であるエンジンや変速機等の配設位置
が低くなることに伴つて車両の重心も低くなり、
当該自動車の走行安定性が向上することになる。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は本考案の実施例を示すもので、第
1図は4輪駆動車の全体概略構成を示す平面図、
第2図は第1図−線で切断した要部縦断正面
図である。また、第3図は従来例を示す正面図で
ある。 1……エンジン、1a……オイルパン、11…
…車輪間差動装置(前輪差動装置)、12,13
……ドライブシヤフト、14,15……車輪(前
輪)、27……オフセツトシヤフト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸線を車体前後方向に向けて配置されたエンジ
    ンからの動力により前輪又は後輪のうちの少なく
    とも該エンジンが配置された方の車輪を車輪間差
    動装置を介して駆動するように構成された車両の
    駆動装置であつて、上記車輪間差動装置がエンジ
    ンの一側方に配置されていると共に、左右の車輪
    を夫々駆動するドライブシヤフトのうち、車輪間
    差動装置が配設された側方のドライブシヤフトが
    該車輪間差動装置に直接連結され、且つ他側方の
    ドライブシヤフトがエンジンの配設位置で下方に
    オフセツトされて該エンジンのオイルパンを貫通
    するオフセツトシヤフトを介して車輪間差動装置
    に連結されていることを特徴とする車両の駆動装
    置。
JP15457087U 1987-10-07 1987-10-07 Expired - Lifetime JPH0515131Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15457087U JPH0515131Y2 (ja) 1987-10-07 1987-10-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15457087U JPH0515131Y2 (ja) 1987-10-07 1987-10-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0157926U JPH0157926U (ja) 1989-04-11
JPH0515131Y2 true JPH0515131Y2 (ja) 1993-04-21

Family

ID=31431419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15457087U Expired - Lifetime JPH0515131Y2 (ja) 1987-10-07 1987-10-07

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0515131Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6390687B2 (ja) * 2016-10-24 2018-09-19 マツダ株式会社 デファレンシャルユニットのブリーザー構造
CN114294408A (zh) * 2021-12-30 2022-04-08 中国第一汽车股份有限公司 一种油底壳集成驱动轴中间轴结构

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0157926U (ja) 1989-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0380651B2 (ja)
US5205373A (en) Structure of vehicle power train
US5078229A (en) Four-wheel-drive motor vehicle of transversely-disposed engine type
JPS6238412Y2 (ja)
US4450734A (en) Transmission apparatus for a four-wheel drive motor vehicle
JPH0515131Y2 (ja)
EP0096904B1 (en) Differential assembly for distribution of torque between the front and rear axles of an automotive vehicle
US4981193A (en) Engine and transmission arrangement for four wheel drive vehicle
JP3184264B2 (ja) 車両のパワートレイン構造
US1956583A (en) Drive for motor vehicles
JP2798442B2 (ja) 車両のパワートレイン構造
CN2325253Y (zh) 车辆新型驱动装置
US2071537A (en) Automotive vehicle
JP2003130182A (ja) 常時インターロック式万能差動伝動装置
JPS61105217A (ja) 自動車用パワ−ユニツト装置
JPH0511701Y2 (ja)
JPH0313050Y2 (ja)
JP2562328B2 (ja) 自動車用動力分配機
US3473621A (en) Steerable front-wheel-drive vehicles
JPH06135249A (ja) 横置きエンジンタイプのミッドシップ四輪駆動車の駆動装置
JP3057694B2 (ja) 四輪駆動車
SU1585180A1 (ru) Трансмисси автомобил
JPS635293B2 (ja)
JPH0341943Y2 (ja)
JPH0582638U (ja) 縦置きエンジン式車両の4輪駆動構造