JPH0351926Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0351926Y2
JPH0351926Y2 JP1986127641U JP12764186U JPH0351926Y2 JP H0351926 Y2 JPH0351926 Y2 JP H0351926Y2 JP 1986127641 U JP1986127641 U JP 1986127641U JP 12764186 U JP12764186 U JP 12764186U JP H0351926 Y2 JPH0351926 Y2 JP H0351926Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating shaft
retaining ring
retaining
groove
bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986127641U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6333606U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986127641U priority Critical patent/JPH0351926Y2/ja
Publication of JPS6333606U publication Critical patent/JPS6333606U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0351926Y2 publication Critical patent/JPH0351926Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Adjustable Resistors (AREA)
  • Mechanisms For Operating Contacts (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は可変抵抗器、スイツチ、バリコンな
どの電子部品に用いられる回転軸保持構造に関す
るものである。
「従来の技術」 第7図に従来の電子部品の回転軸保持構造を示
す。電子部品本体11の一端板12に軸受13が
一体に形成された場合である。軸受13の軸孔1
4に回転軸15の嵌合部16が外部より嵌合挿通
され、嵌合部16の突出部の外用面にこれに沿つ
て止め溝17がリング状に形成される。止め溝1
7は端板12の内面と接近し、止め溝17に金属
板の止め輪18が嵌め込まれる。回転軸15の外
部に突出した操作部19と嵌合部16との間に段
部21が形成され、段部21と止め輪18とによ
り軸受13の両端部が挾まれて回転軸15は軸受
13に回転自在に保持される。
「考案が解決しようとする問題点」 軸受13に保持された回転軸14は滑らかな回
転と、回転軸が抜ける方向の引張り強度とが要求
される。
第7図に示した従来の回転軸保持構造におい
て、第8図に示すように回転軸14を抜く方向
(矢印方向)に引張ると軸孔14の内端の角と回
転軸15の止め溝17の端板12から違う方の角
とにより剪断応力を止め輪18が受けて止め輪1
8が第8図に示すように変形し滑らかな回転が得
られなくなる。場合によつては止め輪18が広げ
られて止め溝17から外れ、回転軸15が軸受1
3から抜けることがあつた。
また止め輪18を止め溝17にはめこむために
は、従来は第9図及び第10図に示すように止め
輪18を端板12の内面に接して配置し止め輪1
8の開いた部分を止め溝17内に位置させて、治
具22により止め輪18を回転軸15の軸心に近
ずける方向に押して止め輪18を弾性的に開いて
止め溝17内に嵌め込んでいた。このため回転軸
15と部品本体11の周壁23の内周面との間に
治具22と止め溝17とを配置するため空間が必
要であり、それだけ部品本体の小型化が困難であ
つた。この考案の目的は前述の問題点を解決して
回転軸の保持強度が高く、部品本体を小型にする
ことができる回転軸保持構造を提供することにあ
る。
「問題点を解決するための手段」 この考案では軸受の軸孔の内端に止め溝と対向
して傾斜面が形成され、この傾斜面で止め溝には
めこまれた止め輪が支持される。
作 用 この考案では回転軸が軸方向に外側に引張られ
た時に止め輪は傾斜面により支持されて止め溝の
コーナに押し付けられる。このため止め輪は締め
付けられる力を受け回転軸から外れることがな
い。
「実施例」 第1図,第2図はこの考案の実施例を示し、第
7図と対応する部分に同一符号を付けてある。軸
受13は部品本体11と金属または合成樹脂で一
体に形成した場合である。この考案では軸孔14
の内端に、その角がとられ傾斜面31が形成され
る。傾斜面31は回転軸15の止め溝17と対向
している。
止め溝17には少なくとも操作部19と反対側
にコーナ32が形成され、この例では止め溝17
は断面方形とされ、軸心と平行な溝底面と、軸心
と直角な溝壁面とによりコーナが形成されてい
る。
止め輪33は例えば断面円形のピアノ線が円形
に折曲げられてなる。止め輪33の内径R1は止
め溝17の溝底面径R2とほゞ等しくされてある。
止め輪33は止め溝17にはめ込まれている。そ
の状態で止め輪33の外径は回転軸15の嵌合1
6の外径より大で傾斜面31とほゞ接している。
なお止め輪33を止め溝17にはめ込むため、
回転軸15の嵌合部16の突出端面に凹部34が
形成されている。回転軸15は金属または合成樹
脂材で構成される。部品本体11と軸受13とは
別体に構成してもよい。
止め輪33を止め溝17内にはめ込むには例え
ば第3図に示すようにする。すなわち軸受13に
回転軸15を挿通した後、回転軸15の操作部1
9を固定台35の凹部36に嵌合保持させ、嵌合
部16の突出端面凹部34に止め輪挿入治具37
の端部を挿入し、治具37上に止め輪33を押し
た後、治具37上に筒状具38を挿入し、筒状具
38で止め輪33を基台15側に押す、止め輪3
3は治具37の円錐状部を通過する際に内径が拡
大されて回転軸の突出端部を経由して止め溝17
にはめこまれる。つまり回転軸15が部品本体1
1に対し内方に押された状態で止め溝17の内側
壁面と傾斜面31との間隔は、止め輪33の断面
直径より大とされてある。
この構成において回転軸15が軸受13から抜
け出る方向(第1図矢印方向)に引張られると、
止め輪33は軸受の傾斜面31で支持されている
ため、第1図Aに一部拡大して示すように傾斜面
31により矢印39で示すように止め輪33は止
め溝17の内側壁面と底面とのコーナ32に押し
つけられる。止め輪33は締め付けられ、引張力
が大きくても止め輪33が止め溝17から外れる
ことがない。
第4図はこの考案を可変抵抗器に適用した例を
示し、第1図と対応する部分に同一符号を付けて
ある。回転軸15が止め輪33により部品本体1
1に保持された後、回転軸15の突出内端部に回
転体41が取付けられ、抵抗体42及び集電体4
3が形成された絶縁基板44が本体11の開放面
が塞がれる。回転体41に取付けた摺動子45が
抵抗体42、集電体43と摺動接触する。絶縁基
板44には複数の端子46が取付けられ、それぞ
れ抵抗体42及び集電体43と接続される(図示
せず)。
第5図はこの考案を可変抵抗器に適用した他の
例を示す。この例では部品本体11の端板12の
内面に環状突条47が一体的に形成され、回転体
49の受けとされると共に回転体49の回転範囲
を制限するストツパー受け48が端板12に一体
に設けられている。回転軸15に回転体49が取
付けられ、回転体49にはストツパー受け48と
衝突するストツパー51が端板12側に形成され
ている。この回転体49の端板12と反対の面に
はクリツク感を発生させるためのクリツクバネ5
2が取付けられる。部品本体11の開放面をおお
つて、所望数のクリツク凹部53が形成されたク
リツク板54が配置される。回転体49の筒状連
結部55がクリツク板54を貫通し、連結部55
上に回転体41が結合される。絶縁基板44がカ
バー56に一体に成形され、カバー56が回転体
41を囲つてクリツク板54に固定される。この
ように回転体49を受けるための円環状の突条4
7の内側でも止め輪33を止め溝17にはめこむ
ことができる。回転軸15を回転させると回転体
41と回転体49とは同時に回転する。
第6図は内軸と外軸からなるいわゆる二重形可
変抵抗器にこの考案を適用した例である。これは
第5図に示した可変抵抗器を積み重ねた構造であ
る。外軸15は中空の軸套とされ、外軸15の回
転より回転体41,49が回転される。外軸15
内に内軸57が挿通され、内軸57の回動により
回転体58,59が回動される。回転体58,5
9は回転体41,49とそれぞれ対応している。
「考案の効果」 この考案によると止め溝にはめこまれた止め輪
は傾斜面に支持されているので回転軸が軸受から
外れることがない。
止め輪の内径は止め溝の直径と略同一とされて
回転軸の軸方向から回転軸に挿通して止め溝には
めこむことができ、かつ止め輪のりんかくが円形
であるため、部品本体と一体的な軸受や止め溝が
軸孔の一端面の凹部内の狭い部分に位置する場合
でも止め輪をはめこむことができるので部品を小
形化できる。
止め輪33としての断面を円形のものを用いる
場合は断面方形のものよりも回転軸を円滑に回転
させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一例を示す断面図、第1図
Aはその一部の拡大図、第2図は第1図の分解側
面図、第3図は止め輪を止め溝にはめ込む状態を
示す側断面図、第4図乃至第6図はそれぞれこの
考案を可変抵抗器に適用した例を示す断面図、第
7図は従来の回転軸保持構造を示す断面図、第8
図はその軸が強く引張られた状態を示す図、第9
図は従来の構造において止め輪18を止め溝17
にはめ込む状態を示す平面図、第10図は第9図
のAA線断面図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 止め溝を形成した回転軸が軸受の軸孔に挿通さ
    れ、前記止め溝に断面円形の止め輪がはめこまれ
    て前記回転軸が前記軸受に回転自在に保持される
    回転軸の保持構造において、 前記軸孔の内端に前記止め溝と対向して傾斜面
    が形成され、 前記回転軸が外方へ引かれると前記傾斜面と前
    記止め溝の内側壁面及び底面とより前記止め輪が
    挾持され、 前記回転軸を内方に押した状態で前記内側壁面
    と前記傾斜面との間隔は前記止め輪の断面直径よ
    り大とされていることを特徴とする電子部品の回
    転軸保持構造。
JP1986127641U 1986-08-20 1986-08-20 Expired JPH0351926Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986127641U JPH0351926Y2 (ja) 1986-08-20 1986-08-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986127641U JPH0351926Y2 (ja) 1986-08-20 1986-08-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6333606U JPS6333606U (ja) 1988-03-04
JPH0351926Y2 true JPH0351926Y2 (ja) 1991-11-08

Family

ID=31022589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986127641U Expired JPH0351926Y2 (ja) 1986-08-20 1986-08-20

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0351926Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11111511A (ja) * 1997-10-01 1999-04-23 Tokyo Cosmos Electric Co Ltd 二重軸回転形電子部品
JP3723714B2 (ja) * 2000-03-09 2005-12-07 アルプス電気株式会社 回転型電気部品
JP2014165162A (ja) * 2013-02-28 2014-09-08 Toyo Denso Co Ltd シャフト抜け止め構造及びそれを備えるスイッチ
JP2018048719A (ja) * 2016-09-23 2018-03-29 Kyb株式会社 緩衝器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6333606U (ja) 1988-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7446446B2 (en) Rotary electronic component
GB2032183A (en) Miniature rotatable electrical contact components with locating detents
JPH0351926Y2 (ja)
US4233531A (en) Assembling and energizing compact motors
JPS60143913U (ja) 固定装置
JP4375156B2 (ja) 回転型電子部品
JPH071520Y2 (ja) 筒状型材のキャップ
JP2022041334A (ja) センサ固定構造及び方法
US6903283B2 (en) Plunger retention apparatus and method for switch enclosures
WO2020084857A1 (ja) 取付部材
JPH069561Y2 (ja) 小型モ−タ
JPS6037617Y2 (ja) 音響機器等の回転用ツマミ
JPS6242488Y2 (ja)
US6677694B1 (en) DC motor with brushes
JPH0334068Y2 (ja)
JPH0429525Y2 (ja)
JPS6026547Y2 (ja) 電動機のブラシ台保持装置
JP2003156363A (ja) 回転型位置検出装置
US4428495A (en) Self-locking device
JPH053934Y2 (ja)
JP2774454B2 (ja) 雑音吸収具
JPS6325724Y2 (ja)
JPH071519Y2 (ja) 筒状型材のキャップ
JPS6239550Y2 (ja)
JPH0438483Y2 (ja)