JPH0351454B2 - - Google Patents

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JPH0351454B2
JPH0351454B2 JP57152441A JP15244182A JPH0351454B2 JP H0351454 B2 JPH0351454 B2 JP H0351454B2 JP 57152441 A JP57152441 A JP 57152441A JP 15244182 A JP15244182 A JP 15244182A JP H0351454 B2 JPH0351454 B2 JP H0351454B2
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JP
Japan
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reverse osmosis
treatment
liquid
osmosis membrane
osmosis treatment
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP57152441A
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English (en)
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JPS5942007A (ja
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Shunichiro Jinno
Yasuo Baba
Kunihiko Hayashi
Akio Komura
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Toray Engineering Co Ltd
Original Assignee
Toray Engineering Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP15244182A priority Critical patent/JPS5942007A/ja
Publication of JPS5942007A publication Critical patent/JPS5942007A/ja
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、溶液の濃縮等に用いられる逆浸透処
理装置の運転停止方法に関するものである。
[従来の技術] 従来、溶液の濃縮や溶液中の不純物除去等の為
に逆浸透処理が広く実施されており、これに用い
られる逆浸透処理装置も、スパイラル型、平板
型、チユーブラー型、ホローフアイバー型等を各
種の逆浸透膜モジユールを備えたものが開発され
ている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、これらの内、スパイラル型及び平板型
の逆浸透膜モジユールを備えた装置は、係るモジ
ユールに非透過液流れ促進用スペーサを装着して
いる関係上、例えば、60℃の高温液を処理した
後、そのまま運転停止させると、短期間に排除率
が低下してしまうという欠点、すわなち、運転停
止により、装置内の圧力が急速、かつ大幅に減圧
され、これにより加圧軟化されている逆浸透膜
が、非透過液流れ促進用スペーサに対して過度に
押し付けられ膜表面が損傷されて排除率が著しく
低下してしまうという欠点を有していた。
なお、常に、35℃以下の低温液を処理しておれ
ば、このような問題が生じないが、これでは、単
位時間当りの処理量を大きくすることができない
と共に菌の増殖防止が不十分になり、加えて、熱
エネルギーの有効利用の面においても不利になる
等、諸々の理由により、一般には、40℃以上の高
温液での処理が余儀無くされていた。
本発明は、このようなことに着目し、これを解
決すべく各方面から鋭意検討の結果、高温液を処
理して運転停止させるに際し、その運転圧をその
ままに保ちながら冷却液を逆浸透処理装置へ供給
して膜を冷却してから運転停止させればよいこと
を見出したのである。
[課題を解決するための手段] すなわち、本発明に係る逆浸透処理装置の運転
停止方法は、非透過液流れ促進用スペーサが装着
されている逆浸透膜モジユールを備えた逆浸透処
理装置により40℃以上の高温液を処理して運転停
止させるに際し、その運転圧をそのままに保ちな
がら30℃以下の冷却液を逆浸透処理装置へ供給し
て加熱軟化されている逆浸透膜を冷却硬化せしめ
た後に運転停止させることを特徴とするものであ
る。
以下、図面に基づいて述べると、第1図におい
て、1は原液タンク、2は供給ポンプ、3はフイ
ルタ、4は熱交換器、5は高圧ポンプ、6は逆浸
透処理装置を夫々示し、処理しようとする40℃以
上の高温液は、供給ポンプ2により原液タンク1
からフイルタ3、熱交換器4を経て高圧ポンプ5
に送られ、ここで、例えば、56Kg/cm2というよう
に加圧されて逆浸透処理装置6に供給される。
本発明においては、このような逆浸透処理にお
いて、処理後その運転を停止させるに際し、その
まま運転停止させずに、処理系内の圧力(運転
圧)を処理時の高加圧状態を維持したまま逆浸透
処理装置6に30℃以下の冷却液を供給し、加熱軟
化されている逆浸透膜を冷却硬化せしめた後にお
いて運転停止させる。
すなわち、熱交換器4に冷却水7を供給してフ
イルタ3を通過して来る40℃以上の高温液と熱交
換させ、この高温液を30℃以下に冷却すると共に
この冷却液を高圧ポンプ5で加圧して逆浸透処理
装置6に供給し、これにより得られる透過液9及
び濃縮液8のどちらか一方若しくは両方の温度が
ほぼ30℃になつたとき(加熱軟化されている逆浸
透膜が冷却硬化されたとき)に運転停止させる。
而して、このように運転停止させることにより、
その排除率を処理開始時(運転開始時)の高排除
率に保つことができる。
逆浸透処理装置6に装着されている逆浸透膜モ
ジユールは、例えば、スパイラル型の場合におい
ては、第2図において示されているように、透過
液流路材11が内蔵された袋状の逆浸透膜10及
び非透過液流れ促進用スペーサ12を、透過水排
出管13に巻装しているが、本発明においては、
高温液を処理した際に、その運転圧をそのままに
保ちながら30℃以下の冷却液を供給して加熱軟化
されている逆浸透膜を冷却硬化、すなわち、非透
過液流れ促進用スペーサ12に対して逆浸透膜1
0を接触させないように冷却硬化させた後に運転
停止させるから、運転停止に伴う減圧シヨツクに
よる膜表面の損傷を防止することができ、従つ
て、その排除率を処理開始時の高い排除率に保つ
ことができる。
なお、本発明においては、冷却液の供給は、第
1図において示されている態様に限定されず、第
3図において示されているように供給してもよ
く、この例においては、三方弁14を装着し、こ
の弁14で高温液の送りを停止させると共に30℃
以下の冷却液を高圧ポンプ5で加圧して逆浸透処
理装置6に供給する。
また、本発明においては、逆浸透膜モジユール
は、スパイラル型に限定されずに、平板型等、非
透過液流れ促進用スペーサを装着しているもので
あればいかなる型式のものであつてもよい。更
に、加熱軟化されている逆浸透膜が冷却硬化され
たことの検出についても、透過液及び濃縮液のど
ちらか一方若しくは両方の温度を測定する方法に
限定されず、他の方法で検出してもよい。
なお、第2図における、16はブラインシー
ル、17は濃縮液排出孔を夫々し、更に、A,B
はシール面を示している。
次に、本発明に係る実施例及び比較例について
述べる。
実施例 1 第1図に示される処理フローシートにおいて、
東レ株式会社製のスパイラル型逆浸透膜モジユー
ル(型式SP−110)を装着した逆浸透処理装置6
に、60℃の35%NaVll(溶存酸素量は0.4〜
0.8ppm)を56Kg/cm2で供給して処理(以下、一
次処理という。)したところ、その排除率は99,
6%であつた。
なお、1時間処理した時点で熱交換器4に22℃
の冷却水7を供給して60℃の35%NaCl液を30℃
に冷却すると共にこれを逆浸透処理装置6供給
し、濃縮液8の温度が30℃になつたときに運転停
止させた。
次いで、再度、60℃の35%NaCl液を、56Kg/
cm2で供給して処理(以下、二次処理という。)し
たところ、その排除率は99.6%であつた。
比較例 1 一次処理後、逆浸透処理装置6に30℃の冷却液
を供給しないで直接、運転停止させたこと以外の
条件は実施例1と同一条件で処理したところ、二
次処理における排除率は98,9%であつた。
実施例 2 35%NaCl液を40℃にしたこと以外の条件は実
施例1と同一条件で処理したところ、一次処理及
び二次処理にいずれにおいても排除率は99.8%で
あつた。
比較例 2 35%NaCl液を40℃にしたこと及び一次処理後、
逆浸透処理装置6に30℃の冷却液を供給しないで
直接、運転停止させたこと以外の条件は実施例1
と同一条件で処理したところ、二次処理における
排除率は99.7%であつた。
このように、一次処理後、逆浸透処理装置に冷
却液を供給しないで直接、運転停止させる比較例
1、2は、一次処理に続いて逆浸透処理装置に冷
却液を供給した後で運転停止させる実施例1、2
に比して、いずれも二次処理における排除率が低
下しており、従つて、本発明に係る停止方法の方
が有利であることがわかる。
比較例 3 35%NaCl液を35℃にしたこと以外の条件は実
施例1と同一条件で処理したところ、一次処理及
び二次処理のいずれにおいても排除率は99.8%で
あつた。
比較例 4 35%NiCl液を35℃にしたこと及び一次処理後、
逆浸透処理装置6に30℃の冷却液を供給しないで
直接、運転停止させたこと以外の条件は実施例1
と同一条件で処理したところ、二次処理における
排除率99.8%であつた。
このことからして、35℃以下の液を処理した場
合には、本発明の効果を奏し得ないことがわか
る。
[発明の効果] 上述の如く、本発明によると、40℃以上の高温
液を逆浸透膜処理した後、運転停止させるに際
し、減圧シヨツクによる排除率の低下を防止する
ことができ、従つて、排除率を処理開始時(運転
開始時)の高排除率に保つことができる逆浸透処
理装置の運転停止方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第3図は本発明の実施例に係る逆浸
透処理のフローシート図、第2図はスパイラル型
逆浸透膜モジユールの斜視図である。 1……原液タンク、4……熱交換器、5……高
圧ポンプ、6……逆浸透処理装置、7……冷却
水、10……逆浸透膜、12……非透過液流れ促
進用スペーサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 非透過液流れ促進用スペーサが装着されてい
    る逆浸透膜モジユールを備えた逆浸透処理装置に
    より40℃以上の高温液を処理して運転停止させる
    に際し、その運転圧をそのままに保ちながら30℃
    以下の冷却液を前記逆浸透処理装置へ供給して加
    熱軟化されている逆浸透膜を冷却硬化せしめた後
    に運転停止させることを特徴とする逆浸透処理装
    置の運転停止方法。
JP15244182A 1982-08-31 1982-08-31 逆浸透処理装置の運転停止方法 Granted JPS5942007A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15244182A JPS5942007A (ja) 1982-08-31 1982-08-31 逆浸透処理装置の運転停止方法

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JP15244182A JPS5942007A (ja) 1982-08-31 1982-08-31 逆浸透処理装置の運転停止方法

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JPS5942007A JPS5942007A (ja) 1984-03-08
JPH0351454B2 true JPH0351454B2 (ja) 1991-08-06

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JP15244182A Granted JPS5942007A (ja) 1982-08-31 1982-08-31 逆浸透処理装置の運転停止方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CA2464416C (en) 2001-11-05 2012-01-03 Bionomics Ltd. Apparatus and method for producing purified water having high microbiological purity
RU2012101082A (ru) * 2009-07-14 2013-08-20 Хемлок Семикэндактор Корпорейшн Способ ингибирования образования осадков в производственной системе

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS524481A (en) * 1975-06-30 1977-01-13 Ebara Infilco Co Ltd Method of recovering performance of permeablmenbrane module

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JPS5942007A (ja) 1984-03-08

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