JPH03504953A - ガラスワイパー装置 - Google Patents
ガラスワイパー装置Info
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- JPH03504953A JPH03504953A JP2505117A JP50511790A JPH03504953A JP H03504953 A JPH03504953 A JP H03504953A JP 2505117 A JP2505117 A JP 2505117A JP 50511790 A JP50511790 A JP 50511790A JP H03504953 A JPH03504953 A JP H03504953A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ガラスワイパー装置
本発明は特に乗用車のためのガラスワイパー装置であって、旋回駆動部を備えた
ワイパーアームと、旋回駆動部に配属された制御伝動部とを有しており、ワイパ
ーアームの自由端部には、ガラス上をほぼ平行に案内することの出来るワイパー
ブレードの回転軸受が設けられており、このワイパーブレードが、ガラスの下線
部範囲における不作用位置でも、中央における作用位置でも、それぞれワイパー
アームに対してほぼ平行な位置を占めており、制御伝動部には該伝動部によりワ
イパーブレードを平行案内するため自動車に固定配置された制m要素と、ワイパ
ーアームに配属されてこの制御要素と協働する走査要素とが設けられている形式
のものに関する。
この種のガラスワイパー装置は、例えばアメリカ合衆国特許出願公開第し790
195号明aIwに開示されている。この公知例によるワイパーアームは、ばね
負荷された2本のラックを有しており、各ラックは共に1つの歯車に係合し、こ
の宏車にはワイパーブレードが配置されており、更にこの歯車はワイパーアーム
の自由端部で縦スリツト内を摺動可能である。ワイパーアームの払拭運動中には
、2本のラックがその都度1つのフラットなV字形を形成する互いに異なった2
つの制御カムに沿って滑動し、これらの制御カムは自動車に固定された制御要素
に配設されている。この場合、両ラックはワイパーブレードが回動し且つワイパ
ーアームのストロークが縦スリツト内におけるその運動により補整され、従って
ブレードがほぼ平行に案内されるように摺動せしぬられる。各制御カムはV−字
形の部分に続いて共に鉛直方向下向きに継続しているので、ラックは不作用位置
に移行する際にガラス下縁部と平行なワイパーブレード位置が得られるように摺
動せしめられる。
この種のガラスワイパーが不作用位置に移行するためには、ワイパーの旋回範囲
を越えて移動しなければならないので、ガラスの全域に亙る平行な案内を達成す
ることが出来ない、従って、1本のワイパーアームが用いられる場合にはガラス
の外縁部に、また2本のワイパーアームが用いられる場合にはガラス中央部に、
いづれにせよりイパーブレードによって擦過されない部位が残存することになる
。 1ガラスのコーナー範囲をも効果的にカバー出
来るようにするため、ワイパーブレードが常に旋回するワイパーアームとほぼ平
行に保たれ、ワイパーアームが旋回角度の増大に伴って中央位置の両サイドで制
御伝動部により延長され且つ再び短縮される従来の操作方式によるガラスワイパ
ー装置は、既にその種々異なる実施態様のものが提案されている(アメリカ合衆
国特許出願公開第4447928号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第3
315126号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第3411160号明細
書、ヨーロッパ特許出願公開第218192号明細書、ヨーロッパ特許出願公開
第236757号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第3627035号明
細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第3435475号明a書、ドイツ連邦共
和国特許出願公開第3416466号明細書等々)。特に自動車がかなり高いス
ピードで走行する際には、必然的にワイパーブレードを自動車に当る空気流に抗
して旋回させねばならず、従ってブレードは風により屡々浮き上がることになる
ので、当然のこと乍らワイパーブレードを平行に案内することが望ましいとされ
ているにも拘らず、上掲のどの公知例においてもワイパーブレードの平行案内は
達成されていない。
ドーrツ連邦共和国特許出願公開第364L551号明細書によれば、別の形式
による平行案内型ワイパーブレードが提案されている。このワイパーブレードは
旋回する2本のワイパーアームに枢支されており、ワイパーアームの旋回運動中
における所謂「有効長」は、ワイパーブレードがほぼ長方形の作業領域を擦過す
るように変動せしめられる。この場合、該公知技術における1実施例では、ワイ
パーアームの長さ変動が旋回駆動部に連結されたクランク伝動部によって可能な
らしめられており、このクランク伝動部が、ワイパーアームを共に旋回するガイ
ド内から進出させ且つガイド内に進入させるために用いられている。不作用位置
においては、ワイパーブレードがガラスフレームに沿って側方位置を占め、その
際にはワイパーアームが強制的に斜め外方に向ってガラスの下部コーナー上に延
在せしめられる。然しこの公知例では、ワイパーアームをワイパーブレードと共
にガラスの下縁部に沿った、もしくはガラスの下方に設定された不作用位置に移
行させることは出来ない。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第2840203号明細書に開示されているガラ
スワイパー装置においては、旋回するワイパーアームにはワイパーブレードが相
対回動不能に且つほぼ平行に固定されており、このワイパーアームが回動自在な
ブロック内にその回転軸線に対し偏心的に支承されている。この場合、調節駆動
部を用いることによってワイパーアームなその最外位の払拭位置から更に不作用
位置にまで旋回させることが出来る。
然しこの公知例でも、ワイパーブレードの平行案内は達成されていない。
そこで本発明の課題とするところは、ワイパーブレードがガラスの全面に亙って
平行に案内されるのみならず、ワイパーアームに対してほぼ平行な状態でこのワ
イパーアームと共にガラスの下縁部にまで旋回せしめられるようなガラスワイパ
ー装装置を提供する点にある。
この課題を解決すべく提案された本発明の措置によれば、ワイパーブレードにお
ける平行案内と旋回案内とを切換えるための装置が設けられており、この切換装
置には、中央の作用位置にある制御伝動部の機能を停止させると共に、ワイパー
ブレードの旋回駆動部を係止するための調節駆動部が設けられている。
つまり本発明によるガラスワイパー装置は、作動形式を切換えるための装置を有
しており、この装置は特に不作用位置への移行を実施させるべく操作することが
出来る。遮断スイッチと連結可能な切換スイッチが操作されると、ワイパーアー
ムが調節駆動部によりほぼ中央の作業位置から外方へ旋回せしめられ、この場合
、ワイパ−ブレードはワイパーアームとほぼ整合されているので、不作用位置に
相当するガラス下縁部に沿った水壬な位置が得られる。この駆動部をロックして
おくならば、ワイパーブレ−ドのゴムとウィンドシールドガラスとの間の摩擦変
動に基づいた偶発的な相対回動(ねじれ)が生ずることは回避される。ガラスワ
イパーが必要とされた場合には、ワイパーアームが調節駆動部を介してほぼ中央
の出発一作業位置に戻し旋回されて作動形式の切換えが行なわれ、その際に制御
伝動部が再び作動され、回転駆動部は解放される。なおこの場合、旋回するワイ
パーアームを延長させておくことも有利であるとされる。
制御伝動部の機能を停止させ且つワイパーブレードの回転駆動部をロックするた
めには、種々異なる実施態様が可能であって、例えばその1例では、制御要素と
走査要素との間の相対運動が阻止されるが、その際には、制御要素が自動車に固
定されたユニットから解離された状態で共に旋回せしめられるか、或いは、走査
要素も自動車に固定した状態に保たれ、更に別の措置としては、制御要素の延長
乃至交換、制御要素に対する相対運動にも拘らずその都度走査要素を中立状態に
僚持する走査要素の配属関係の変更などが考えられる。
ガラスワイパー装置における構成上の措置に関しても矢張り種々異なる実施態様
が可能である。
自動車に固定された旋回駆動部を有する公知の仕様を出発点とするならば、調節
駆動部を制御要素上に、ワイパーアームの軸受ケーシング上に、或いは矢張り自
動車に固定した状態で、それぞれ配置することが可能とされる。調節駆動部が自
動車に固定されているならば、旋回駆動部は単に自動車に固定された状態にある
のみならず、制御要素もしくは軸受ケーシングにも配属されていることになる。
本発明の有利な実施例によれば、制御伝動部がワイパーアームの軸受ケーシング
内に配置されており、この軸受ケーシングに旋回駆動部が係合し且つ/又は制御
伝動部が自動車に固定された支承軸を中心にして旋回可能に配置されており、そ
のいづれの場合にも、ワイパーアームの旋回軸を制御要素上に構成しておくと有
利である。
自動車に固定された旋回駆動部が用いられ、支承軸を中心として旋回可能な制御
伝動部が設けられ、旋回軸が制御要素上に構成される場合には、調節駆動部が錠
止装置を負荷し、錠止装置が制御要素における自動車に固定されたユニットを中
央の作業位置でワイパーに固定されたユニットに移行させると有利であり、しか
もこの場合、ワイパーブレードの回転駆動部を制御要素に対して位置固定された
走査要素により係止すると特に効果的である。この実施例における第1の有利な
変化態様では、調節駆動部が制御要素上に配置されており、錠止装置が制御要素
における支承軸と平行に摺動可能なロックビンを有しており、この場合、自動車
に固定された構成部分および軸受ケーシングがロックビンを選択的に係合させる
ためのそれこれに対して二者択一的な別の変化態様では、調節駆動部が軸受ケー
シングに配置されており、錠止装置が支承軸に対し垂直に摺動可能な2本のロッ
クビンを有しており、第1のロックビンが支承軸内にばね負荷された状態で配置
されているのに対し、第2のロックビンは軸受ケーシング内で摺動可能であり、
この場合、制御要素が両口ツクビンを選択的に係合させる穿設部を有している。
この2つの変化態様においては、調節駆動部として、例えば単一のロックビンも
しくは第2のロックビンを負荷する往復動磁石が用いられる。
2本のロックビンを有する実施態様では、第2のロックビンに軸受ケーシングが
ら突出するヒンジビンを設けておき、このヒンジビンに旋回駆動部を枢支するこ
とが可能である。この場合、例えば駆動ウオームを有する電気モータを調節駆動
部として用いても効果的であり、そうすれば軸受ケーシング内に配置されたロッ
クビンの摺動長さを無段で調節することが可能になるので、旋回駆動部の係合点
における有効なシフト(摺動)操作が達成される。その結果として、旋回駆動部
の保合点から旋回軸までの距離増大に伴って縮小する払拭角度が変動される。
ワイパーアームが1零しが設けられていないワイパーの場合、このワイパーをダ
ブルアーム式のワイパーと同じ払拭サイクルで作動させようとするならば、その
運動速度を後者におけるより高く設定しておかねばならない。然しワイパーブレ
ードの旋回速度が比較的高い値に設定されると、殊に高速走行時には払拭作業の
質に不都合な2響が及ぼされる0例えばドライバーの視野は、シュリーレン(光
学的縞模様)が形成され、或いはワイパーゴムの清水現象またはそれに類する現
象に基づいたブレードの浮き上がりが生ずる等の理由によって悪化することにな
る。しかるに本発明による1本アーム式のガラスワイパー装置を、ウィンドシー
ルドガラスにおけるドラ・fバー側の半割部分の中心から外れた箇所に配置して
おくならば、この半割部分ではワイパーブレードの速度を低下させることが可能
である。またガラスワイパー装置が中央に配置されている場合にも、旋回駆動部
の保合点をワイパーアームの縦軸線に対して斜めにずらしておくならば、所望の
非対称性を得ることが可能になる。この場合、速度軽減されたワイパーブレード
がドライバー側におけるガラス半割部の全面を擦過するのに対し、助手席側のガ
ラス半割部には、ワイパーブレードでカバーされない外側の範囲が生ずる。ダブ
ルアーム式のガラスワイパー装置においては、例えばドライバー側に位置するワ
イパーアームの旋回駆動部係合点のみが外方にずらされて、その払拭角度とワイ
パーブレード速度とが比較的小さくなるのに対し、助手席側の払拭角度およびワ
イパーブレード速度は比較的大きくなるが、それにも拘らず、ウィンドシールド
ガラスにおける全面のクリーニングが達成される。なおこの場合に、払拭角度を
変化させるべく旋回駆動部のクランク長さを変動させることも充分考えられる。
更に、旋回駆動部の係合点をずらすための調節駆動部における構成様式は、単に
平行に案内されるワイパーブレードにのみ応用されつるのみならず、公知のガラ
スワイパー装置においても共に旋回する形式のワイパーブレードを利用すること
が出来る。
以上に述べてきた実施態様では、調節駆動部が錠止(ロック)を切換えるために
用いられ、この場合、2つの作動形式のいづれにおいても、旋回駆動部がワイパ
ーアームを旋回させる。
ところで、制御伝動部が旋回駆動部の係合する軸受ケーシング内に配置されてい
るか、或いは制御伝動部が自動車に固定された支承軸を中心として旋回可能であ
る場合には、旋回駆動部がワイパーブレードの平行案内中にワイパーアームを旋
回させるためにのみ用いられ、機能停止状態におかれた制御伝動部における旋回
運動は調節駆動部によって引き受けられる。このような場合における本発明の有
利な実施例によれば、旋回駆動部を中央の作業位置で停止させる切換要素が調節
駆動部に配属されており、この場合、回転駆動部は静止状態におかれた旋回駆動
部によって係止されている。更にこの場合、ワイパーアームの旋回軸が制御要素
上に構成されているならば、調節駆動部を自動車に固定された状態で配設する一
方、旋回駆動部を調節駆動部を介して旋回可能な支持体上に設け、この支持体が
制御要素に剛性的に結合されるようにしておくと有利である。
旋回軸と支承軸とは互いに同軸的に位置せしめておくことが可能であって、これ
を達成するためには、例えば旋回軸が中空軸として構成され、この中空軸内には
支持体を制御要素に結合させる1本の軸ピンが貫通せしめられ、該軸ビンが自動
車に固定された軸受内に旋回可能に支承される。他方、旋回軸と支承軸とが相互
間隔をおいて互いに平行に延びている場合には、調節駆動部を操作する際に、自
動車に固定された回転点に使方のずれが生ずる。このことは中心を外れた配置形
式の場合と同じように、特に位置の高いガラスにおいて有利であって、中央の不
作用位置に旋回されるワイパーアームでは、そのワイパーブレードがガラスから
側方に突出することになる。
自動車に固定された旋回駆動部が中央の作業位置で停止され、制御伝動部が支承
軸を中心として旋回可能である場合にも支承軸と旋回軸とを平行な位置に保つた
めには、調節駆動部をも矢張り自動車に固定された状態で配設し、調H駆動部を
旋回軸に係合させればよい。
中央の作業位置で停止され自動車に固定された旋回駆動部を有する形式の本発明
による別の実施態様の場合には、その旋回軸がワイパーアームと平行に軸受ケー
シング上に構成されている以上、調節駆動部が旋回駆動部、を介して旋回可能な
軸受ケーシング上に配置されるようにしておくと有利である。この実施列におい
ては、制御伝動部を自動車に固定保持した状態でワイパーアームを軸受ケーシン
グ上で旋回させることが可能になり、その際には平行案内形式如何に応じて、調
節駆動部と旋回駆動部とを相互連結して、旋回駆動部の停止後に回転駆動部をロ
ックする補rlK運動が行なわれるようにする措置がとられるか、或いは必要と
される。また他方では、調節駆動部を停止させる中央の作業位置を適宜に選定し
て、ワイパーブレードが旋回運動に基づく相対回動分だけワイパーアームに対し
て回動するように、従って両層動部を互いに連結することなくガラス下縁部に沿
った位置を占めるようにすることも可能である。
制御伝動部の構成に関しても、種々異なる実施態様が可能である1例えばこの点
に関する本発明の第1実施例では、ばね負荷された制御ビンが制御要素内に摺動
可能に支承されており、走査要素が軸受ケーシング内に形成された制御カムによ
って構成されており、Pi!I御カムが制御ビンに当接するようになっている。
制御ビンの当接端部には、摩擦を軽減させるローラを設けておくと有利である。
この制御ビンは制御要素内でその全長に亙って延び、この、場合、摩擦軽減ロー
ラはガイドから上方に突出した部分に配置されており、操作要素が部分的に制御
要素をカバーする。制御伝動部における各要素も、矢張り交換可能とされている
。
ワイパーブレードを直線的に平行案内するためには、ワイパー7−ムの有効長を
、つまり回転軸受と旋回軸受との間の距離を変動させることが必要とされるが、
これを達成するための本発明による有利な実施例では、ワイパーアームが少なく
とも2つの互いに内外係合してテレスコープ式に摺動することの出来る部分から
構成されており、制御要素には噛合部を介して2つのワイヤーブーりが相互反転
回動可能に支承されており、この場合、ワイパーブレードの平行ガイドが1条の
ワイヤーラインを有しており、ワイヤーラインが一方ではワイパーブレードを担
持する回転ディスクに結合され、他方ではワイヤーブーり上に繰り出し可能に巻
かれている。
従ってこの実施例では無駄なスペースをとる楢成要素がないため、どのようなタ
イプの乗用車にもこのガラスワイパー装置を難なく組み込むことが可能であり、
本発明によるガラスワイパー装置の所要スペースが従来の簡単な形式によるガラ
スワイパーの所要スペースを上回ることはない。
ワイヤーラインの両区分には、軸受ケーシングとワイパーブレードを担持する回
転ディスクとの間の剛性的な平行案内に顕似した形式の連結状態が得られ、この
場合、ワイヤーブーり上に巻かれるワイヤーラインの端部は、ワイパーアームの
長ぎを変動するのに必要とされるワイヤー長さの整合が確実に行なわれることを
保証する。
本発明の有利な1実施例によれば、ワイヤーブーりを相互反転式に回動せしめる
伝動装置に保合する噛合部が制御ビンに設けられている。この措置によれば、ワ
イパーアームにおけるその都度の旋回角度に応じて、ワイヤー長さの整合が行な
われる。更に本発明の別の実施例によれば、制御ビンには2本の歯付き条片が装
着される縦スリットが形成されており、この場合、各歯付き条片にはそれぞれワ
イヤーブーりを駆動するためのビニオンが係合している。この実施例において、
ワイヤープーリを互いに同軸的に重ねて配置し、両歯付き条片をそれぞれ異なっ
た高ざ位置で樅スリット内に配置し、この場合、ビニオンを中空軸により第1の
ワイヤーブーりに結合し、中空軸内には第2のワイヤーブーりの軸を配置してお
くと特に有利である。2本の歯付き条片の代りに1本のC付き条片のみを用いる
ことも可能であって、その際には他方のワイヤーブーりにおける相互反転的な回
転運動が両ワイヤーブーり間に配置された転勤要素を介して行なわれる。
制御ビンは両ワイヤーブーり間に設けておいてもよく、本発明においては、各ワ
イヤーブーりなそれぞれ肩面に噛合部が形成された状態で制御要素内に並列的に
配置することも考えられる。運動の伝達を行なうためには、噛合部およびこの噛
合部に係合する歯車を月いる代りに、制御ビンとワイヤーブーりとの間に1条の
ワイヤーラインを張設しておいてもよい。
繰り出されたワイヤーラインを巻き戻すためには、ワイヤーブーりにスパイラル
ばねを配属しておくと効果的である。このスパイラルばねは、互いに上下に位置
し側方切欠を有する2つのワイヤーブーり間に配置されているが、この場合、各
ワイヤーブーりにそれぞれ独自のスパイラルばねを配属することも可能であり、
これらのスパイラルばねは、例えば軸受ケーシングに支承される。
ウィンドシールドガラスが著しく彎曲した高さ位置でもワイパーブレードをガラ
スの全高さに亙って確実の当接させるためには、テレスコープ式に配置されたワ
イパーアーム部分を縦方向で彎曲させておくことが望ましい。
引き出されたワイパーアームを効果的に短縮させるための本発明による有利な実
施例によれば、テレスコープ式に配置されたワイパーアームの各部分がコイルば
ねのばね力に抗して引き込み可能に構成されている。従って、制御ビンがワイパ
ーアームの旋回運動に際して制御カムに従動し、ひいてはワイヤーが解放される
ようにワイヤープーリを駆動する場合には、コイルばねが、常に繰り出されたワ
イヤー長さによって考慮さるべき方向でワイパーアームを延長させるように負荷
されることになる。斯くしてこのコイルばねは、制御ビンをも間接的に負荷する
。この戻し旋回運動に際しては、運動経過が逆方間になる。制御カムは制御ビン
を摺動させ、制御ビンはその噛合部を介してワイヤープーリを反対方向で駆動す
るので、両ワイヤーは引き戻され、ワイパーアームがコイルばねのばね力に抗し
て圧縮される。ワイヤープーリにスパイラルばねが配属されている場合には、反
対方向で作用するコイルばねのばね力が若干大きくなるように設計される。この
ような措置がとられているならば、制御ビンとその噛合部に係合するビニオンと
が不作用状態で負荷されることは殆どなく、運転状態で負荷のピークが生ずるこ
とも回避される。ワイヤーラインを介して行なわれる上述の平行案内方式は、本
発明において可能とされる単に1つの実施態様であるに過ぎない0例えば本発明
においては、1本のワイヤーラインと相互反転式に回動する2つのワイヤーブー
りとを利用する代りに、鶏痘を有する転勤要素を用いた伝動形式を採用すること
も可能であって、この転勤要素はワイパーブレードにおける鶏痘の切られた回転
ディスクを鶏痘の切られた長さ調節可能な軸に結合するために用いられ、この場
合も矢張り1本のばねが用いられる。
更に本発明の有利な1実施例によれば、コイルばねが軸受ケーシングを接続する
ワイパーアーム部分と、回転ディスクを支承するワイパーアーム成端部分とに固
定され、ベローによって囲繞されている。この種のベローが用いられるならば、
ワイパーアーム全体もしくは全ての可動部分が外部に対して遮蔽されると同時に
望ましい外見形状が得られ、しかもこの場合、ベローに潤滑剤としての例えばグ
リスを充填すれば、ワイパーアームにおける全ての可動部分に対する申し分のな
い潤滑を行なうことが保証される。なおテレスコープ式の部分を摺動させるため
には、ばねの代りに別のワイヤーラインもしくは噛合部を用いることも可能であ
る。
両ワイヤープーリが互いに同軸的に配置されている場合には、これらのワイヤー
ブーりにおける直径寸法を比較的大きな値に設定することが出来るので、制御ビ
ンとワイヤープーリとの間に付加的な減速ギヤを設ける必要がなくなる。つまり
この場合に正確な平行案内を達成するためには、ワイパーブレードのための各回
転ディスクに同一の直径を与えておきさえすればよい、ワイパーアームの回転軸
受とワイパーブレードの保持部とは出来るだけ編<シてどかねばならないので、
本発明による別の実施例では、ワイパーブレードの回転ディスクに噛合部が設け
られており、この噛合部内にはワイヤーラインによって駆動される駆動ウオーム
が係合し、ウオームの停止によってワイパーブレードの相対回動運動がロックさ
れるように構成されている0回転ディスクを駆動するためにウオームが用いられ
るこ、とにより適正な減速が行なわれるので、ワイヤーブーりには所望のサイズ
の直径を与えることが可能になる。この場合、駆動ウオームの代りに他の適宜な
減速伝動装置を用いてもよい、この駆動ウオームには、ワイヤーラインを巻き掛
は案内するワイヤープーリを配属することが可能であり、この場合、ワイヤー(
乃至ローブ)とワイヤープーリ(乃至ローブ車)との形状接続を実現するために
は、例えばワイヤーを太くし、ワイヤープーリの溝幅を大きくすればよい。本発
明の有利な1実施例によれば、駆動ウオームがワイヤードラムに結合されており
、このワイヤードラム上にはワイヤーラインのワイヤーが対向的に巻かれている
。
ウィンドシールドガラス、それも特に乗用車のためのウィンドシールドガラスは
、屡々、矩形にではなく台形に形成されるので、ワイパーブレードを正確に平行
案内しても、このワイパーブレードによってガラスの一方の側縁部から他方の側
縁部までの範囲もしくは所望される払拭範囲全域を全面的に捕捉することが出来
ない、然し、直径をそれぞれ異なった値にするか、或いは駆動ウオームと回転デ
ィスクとの間の減速比を選択可能にしておくことによっても、所望の台形払拭面
を得ることが可能とされており、その際にワイパーブレードはワイパーアームに
対し旋回角度より大きな回転角度で回動する。この場合、制御カムの構成を適正
なものにしておくならば、払拭面をウィンドシールドガラスの彎曲した縦縁部に
も整合させることが出来る。
本発明による有利な1実施例においては、ワイパーブレードをガラスに対して効
果的に整合するため、ワイパーアームが横軸を中心にして旋回可能に支承されて
いると同時に、ワイパーブレードをガラスに圧着するコイルばねによって負荷さ
れており、コイルばねが一方ではワイパーアームに係合し、また他方では旋回軸
に対して偏心的な状態で制御要素に係合している。圧着ばねな制御要素に偏心的
に固定するこの措置の利点は、ばねの応力がこのばねを延長させることにより変
動することに基づいて、旋回角度の増大に伴って圧着力が強化されるところにあ
る。
更に本発明による別の有利な実施例におけるごとく、ワイパーブレードとは反対
側に位置しているワイヤーラインのサイドにおける軸受ケーシングに接続される
ワイパーアームの部分に1本の横軸が設けられており、このjrt4Illlに
ワイパーアームの残りの部分が旋回可能に支承されている。この措置によれば、
ばねの応力下で保持されたワイヤーラインが横軸よりガラスに接近した位置を占
めるので、ワイパーアームのひいてはワイパーブレ−ドのガラスに対する負荷が
行なわれる。特にこのような構成様式では、本発明の別の実施例で採用されてい
る措置、即ち自動車のガラス下縁部範囲内に装着するビューゲル(彎曲部材)を
設けておき、ワイパーアームをこれが旋回して不作用位置に達した際に該ビュー
ゲル上に乗り上げるように、且つその際にはワイパーブレードがガラスから持ち
上げられるようにする措置が講じられていると有利である。この措置によれば、
ワイパーブレー ドが不作用位置でガラスに当接することは回避されるので、例
えば冬期におけるガラスとブレードとの氷結、もしくは夏期における汚れまたは
太陽光線の作用によるガラスとブレードとの付着を免れることが出来る。
次に添付の各図面に示した複数の実施例につき本発明の詳細な説明するが、本発
明は図示の実施例にのみ、限定されるものではない。
第1図〜第7図は、本発明によるガラスワイパー装置を備えた自動車のウィンド
シールドガラスをワイパーアームがそれぞれ異なったポジションを占めている各
状態で示した平面図であり:第8図〜第15図は、本発明によるガラスワイパー
装置の第1実施例を詳細に示したものであって、この場合、第8図は第9図の■
−■線に沿った縦断面図、第9図はワイパーアームを部分的に破断して示した平
面図、第10図はワイパーアームの軸受範囲を第12図のX−X線に沿って拡大
して示した縦断面図、第11図は第12図のXI−XI線に沿った断面図、f3
12図は第9図におけるワイパーアームの軸受範囲を拡大して示した図、第13
図は第8図のxm−xri線に沿った断面図、第14図は第8図のXIV−XI
V線に沿った断面図、第15図は第10図のxv−xv線に沿った断面図であり
:
第16図〜第23図は本発明によるガラスワイパー装置の第2実施例を詳細に示
したものであって、この場合、第16図は第17図のX VI −X ■線に沿
った拡大断面図、第17図は概略的に示した水平方向断面図、第18図は第16
図のX■−X■線に沿った断面図、第19図はワイパーアームの中央作業位置を
第16図のXIX XIX線に沿って示した断面図、第20図はワイパーアー
ムの側方反転位置を示した同等な断面図、第21図および第22図はそれぞれ第
20図のXX I −XIX線とxxn−xxI!線とに沿った各断面図、第2
3図はワイパーアームとワイパーブレードとをそれぞれ中央の作業位置ならびに
側方反転立置で概略的に示した図であり;
第24図〜第26図は、ワイパーア−°ドの平行案内と旋回案内とを切換えるた
めのifを概略的に示したものであって、この場合、第24図は自動車に固定さ
れたユニットを示した図、第25図はワイパーアームに固定されている制御伝動
部のユニットを示した図、第26図は第24図に示されたユニットの側面図であ
り:
第27図は、切換装置の第2実施例を第26図におけるのと同じ側面で示した図
であり:第28図は、切換装置の第3実施例を第26図におけるのと同じ側面で
示した図であり:第29図〜第32図は、切換装置の第4実施例を詳細に示した
ものであって、この場合、第29図は自動車に固定されたユニットにおける第3
1図のxx■−xx■線に沿った軸受ケーシングの断面図、第30図はワイパー
アームに固定されたユニットにおける同等の断面図、第31図は第32図のXX
XI−XXXI線に沿った断面図、第32図は第31図のxxxn−xxxn線
に沿った断面図であり:
第33図は、第29図〜第32図に示された切換装置における旋回駆動部の摺動
可能な係合点を有する別の実施態様を概略的に示した平面図であり;
第34図〜第36図は、更に別の実施例を示したものであって、この場合、第3
4図は部分的に破断された側面図、第35図および第36図は2つの異なったワ
イパーアーム位置における概略的な平面図であり;
第37図〜第39図は、更にまた別の実施例を第34図〜第36図におけるのと
同じように示した図である。
自動車(1)はシングルアーム式のガラスワイパーTeaが配属されている台形
のウィンドシールドガラス(32)を有しており、全体的に彎曲するように構成
されたこのウィンドシールドガラスは、場合によりその各側方範囲で扱方に向っ
て著しく彎曲されている。ガラスワイパー装置には軸受ケーシング(30)を有
する長さ調節可能なワイパーアーム(29)が設けられており、第1図〜第7図
では、このワイパーアーム(29)が旋回駆動部(5)により制御されている運
動経過中のそれぞれ異なったポジションで示されている。
ワイパーアーム(29)には、ワイパーブレード(16)が回動自在に支承され
ている。ガラスワイパー装置は、ウィンドシールドガラス(32)の下方で自動
車(1)に配置されている。
第1図にはガラスワイパー装置が中央に配置された状態で示されており、この場
合、ワイパーアーム(29)は中央の作業位置でウィンドシールドガラス(32
)の高さに亙って延びており、この作業位置においては、ワイパーアーム(29
)が最も短い長さに保たれており、これとほぼ平行に案内されるワイパーブレー
ド(16)はワイパーアーム(2日)と整合されている。ワイパーアーム(29
)が旋回せしめられると、ワイパーブレード(16)が一点鎖線で縁取られた面
を擦過し、その際にワイパーブレード(16)の僅かな勾配が生ずるので、終端
位置ではワイパーブレード(16)がウィンドシールドガラス(32)の縁部に
沿って延在することになる。ワイパーアーム(29)は中央の作業位置から少な
くとも1つの不作用位置に移行可能であって、第4図〜第7図に示されているそ
の不作用位置では、ワイパーブし/−ド(16)がワイパーアーム(29)に対
して相対回動することなくガラス下縁部に沿った位置を占める。旋回駆動部(5
)は矢張り自動車に固定された状態で配置されている。
第2図に示されているように、中央を外れた部位に配置されたこのガラスワイパ
ー装置は、ワイパーブレード(16)を側方に突出させることなく、ウィンドシ
ールドガラス(32)における比較的高い位置での不作用状態にもたらすことが
出来る。ガラスの両縁部位置におけるワイパーアーム(29)の延長度をそれぞ
n異なった値にするならば、ブLノードによるウィンドシールドガラス(32)
の全面的な擦過が達成され、その際にドライバー側では調節駆動部(19)を介
して不作用状態がもたらされる。従ってガラスワイパーがスイッチオンされた際
には、既にドライバー側のガラス部分は中央作業位置への上方旋回によって擦過
されている。
第3図においても、ガラスワイパー装置が矢張り中央に配置されているが、この
場合は通常運転における対称的な両縁部位置と、高速走行時および激しい降雨時
の運転に際して旋回駆動部(5)の係合点変位により払拭フィールドが縮小され
ている非対称的な縁部位置とが示されている。
第4図には、第1図によるガラスワイパー装置が従来のガラスワイパーの場合と
同じように、旋回案内されるワイパーブレード(16)を有する装置として示さ
れている。このガラスワイパー装置においても、旋回駆動部(5)の係合点変位
によって生ずる2つの互いに異なったサイズを有する払拭フィールドの縁部位置
が示されている。この場合、より大ぎな払拭フィー・ルドにおける各縁部位置は
同時に不作用位置でもある。
第5図および第6図には、中央から外れた支承軸(2)を中心として旋回される
ガラスワイパー装置の中央の配置状態が示されており、従って比較的高い位置の
ウィンドシールドガラス(32)においては、ワイパーブレード(16)が不作
用位置で側方に突出せず、この場合、第5図には僅かに側方にずらされた状態と
、相対回動する軸受ケーシング(30)のための自動車において下方の制限され
た自由空間とが示されている。第6図においては、軸受ケーシング(30)のた
めに比較的大きな下方および側方の自由空間が必要とされており、しかも距離(
a)で示すように、過度に大きなワイパーブレード(16)の変位が生ずる。こ
の場合、支承軸(2)とM@@(7’)との間には最大の距離が与えられている
。
第7図に示さnた別の実施態様においては、ワイパーアーム(29)が不作用位
置に移行すべく軸受ケーシング(30)上で旋回可能であり、これによって矢張
り側方延在部の短縮が達成さ九るようになっている。
第8図〜第23図には、本発明によるガラスワイパー装置の2つの実施例におけ
る構成上の詳細が示されている。第8図〜第15図に示され、例えば第1図また
は第5図における自動車(1)に配置される第1実施例どしてのガラスワイパー
装置においては、軸受ケーシング(30)が自動車に固定された支承軸(2)を
中心として旋回可能に配置され、1本のヒンジビン(35)を有しており、この
ヒンジビン(35)には、矢張り自動車に固定された旋回駆動部(5)おける第
24図に示された揺動アーム(65)が係合する。支承軸(2)は円弧状のスリ
ット(56)を貫通し、制御伝動部(4)における矢張り自動車に固定されたプ
レーと上の制御要素(41)を担持している。制御要素(41)に設けられた縦
溝(77)内には制御ビン(40)がばね負荷状態で摺動可能に配置されており
、この制御ビン(40)は、軸受ケーシング(30)内に形成された制御伝動部
(4)の走査要素(6)における制御カム(42)と協働し、この場合、制御カ
ム(42)に対する当接部分はローラ(39)によって形成されている。制御ビ
ン(40)は縦スリット(43)を有しており、その両縦側面には、互いに異な
る高さ位置で2つの歯付き条片(44)、(45)が設けられている。軸受ケー
シング(30)に固定された旋回軸(7)は、制御要素(41)と制御ビン(4
0)に設けられた縦スリット(43)とを貫通し、歯付き条片(45)内に係合
するビニオン(47)並びにワイヤープーリ(10)を担持している。更にこの
旋回軸(7)上には、歯付き条片(44)内に係合するビニオン(46)を担持
しワイヤープーリ(9)に結合された中空軸(48)が支承されている。ところ
で第12図に示されているように、側御ビン(40)が軸受ケーシング(30)
の相対回動によって制Xカム(42)上を摺動せしめられると、同軸配置された
2つのワイヤープーリ(9)、(10)が、それぞれ一方の歯付き条片(44)
、(45)内に係合する両ビニオン(46)、(47)を介して相互反転的に回
動せしぬられる。この場合、1条のワイヤーライン(8)における2本のワイヤ
ーは、各ワイヤープーリ(9)、(10)に巻き取られるか、或いはこれから繰
り出される。両ワイヤープーリ(9)、(1o)には、第11図に示されている
ように、スパイラルばね(38)が支承されており、このスパイラルばね(38
)は、各ワイヤープーリ(9)、(10)に形成された互いに向き合う切欠内に
配置され、ワイヤーライン(8)を巻き上げ方向で負荷している。ワイヤーライ
ン(8)は軸受ケーシング(30)内に配置され7:、2つの偏向ローラ(36
)に巻き掛けられているので、2本のワイヤーはワイパ・−アーム(29)内で
比較的値かな相互距離をおいて延びている。ワイパーアーム(29)は、少なく
とも2つの部分(27)、(28)から構成されておす、その一方の部分(27
)は、横軸(71)を介して軸受ケーシング(30)内に形成された走査要素(
6)に枢着され、ワイパーブレード側に配置されたコイルばね(72)を介して
制御要素(41)にばね負荷されるので、ワイパーアーム(29)はウィンドシ
ールドガラス(32)に圧着される。第15図から明らかなように、コイルばね
(72)は制御要素(41)における1木のビン(73)に係合し、二のビン(
73)は旋回軸(7)に対して偏心的に配置されているので、ワイパーアーム(
29)の旋回運動によって、ばね力がひいてはワイパーブレード(16)の圧着
力が高められることになる。
ワイパーアーム(29)における部分(27)及び(28)は、テレスコープ式
に摺動可能で場合によっては縦方向で彎曲せしめられた成形体として構成されて
おり、必要とされる場合には中央部分(18)が設けられ、画成形体間には1つ
又は2つの転がり軸受ケージ(55)が配置されている。ワイパーアーム(29
)の成端部(28)は、ワイパーブレード(16)における回転駆動部(50)
のための回転軸受(63)を担持している。この回転軸受(63)内にはワイパ
ーブレード(16)を担持する回転ディスク(17)が支承されており、回転デ
・fスフ(17)には層方向で設けられた歯としての周面噛合部(67)が形成
されている。この周面噛合部(67)は、2つのワイヤードラム(69)に配属
されている駆動ウオーム(68)と噛み合い、ワイヤードラム(69)上にはワ
イヤーライン(8)における2本のワイヤーが対向的に巻かれた状態で固定され
ている。制御ビン(40)をばね負荷するため、ワイパーアーム(29)には、
アームの2つの部分(27)、(28)をシフトさせるコイルばね(37)が設
けられている。前記のスパイラルばね(38)のばね力に抗するように構成され
たコイルばね(37)は、ワイヤーライン(8)におけるワイヤードラム(69
)に固定されたワイヤーと、ワイヤープーリ(9)、(10)と、ワイヤーブー
りに結合されているビニオン(46)、(47)とを介して、制御カム(42)
上に圧着される制御ビン(40)に作用する。従って軸受ケーシング(30)が
旋回する際には、制御ビン(40)の摺動運動に基づいて、コイルばね(37)
のばね力により外方に負荷されるワイパーアーム(29)の長さ変動と同時にワ
イヤーライン(8)における両ワイヤーの同等な長さ変動が惹起せしめられ、こ
の場合、互いにほぼ平行に案内されるワイヤーがワイパーブレード(16)の回
転駆動部(50)を形成する0回転ディスク(17)と駆動ウオーム(68)と
の間の減速比、各ワイヤープーリ(9)、(10)並びにビニオン(45)、(
46)の直径寸法および縦スリット(43)の幅寸法を適宜に選定することによ
り、ワイパーブレード(16)の回転角度がワイパーアーム(29)の旋回角度
に応じて規定され、その際に、ウィンドシールドガラス(32)ごとに異なるガ
ラス形状および所望の払拭フィールドに対する整合を難なく達成することが出来
る。ワイパーアーム(29)はこれを保護するために用いられるベロー(23)
によって囲繞されており、必要とされる場合にはこのベロー(23)内に潤滑剤
が充填される。
例えば第2図に示されている自動車に配置される第16図〜第23図に示された
ガラスワイパー装置の第2実施例においては、第16図に示されているように、
自動車に固定された状態で支承軸(2)の位置を規定するU字形の取り付は金具
、所謂ビューゲル(34)に、軸受ケーシング(30)が旋回可能に支承されて
いる。このU字形のビューゲル(34)は軸ビン(20)を支承しており、軸ビ
ン(20)には支持体(21)が割りビン(78)を介して相対回動不能に固定
されている。支持体(21)は揺動アーム(25)を介して@2図および第17
図に示された調節駆動部(19)に結合されており、調節駆動部(19)は第2
図に一点鎖線で示された各位置の間で支承@(2)を中心にして支持体(21)
を旋回させる。支持体(21)上には旋回駆動部(5)が配置されており、その
被駆動部は軸ビン(20)上に回動自在に支承された中空軸(3)によって形成
されている。調節駆動部(19)が停止されると、この旋回駆動部(5)が自動
車に固定された状態で保持される。
中空軸(3)と軸ビン(20)とは、第17図に示されているように、自動車(
1)のボディーを貫いて外部に突出し”Cおり、この場合、中空軸(3)には軸
受ケーシング(30)が相対回動不能に固定されており、軸受ケーシング(30
)内には軸ビン(20)の成端部と制御伝動部(4)とが配置されている。軸ビ
ン(20)には支承部(26)が固定され、この支承部(26)内には噛合部と
しての円筒歯車(14)、(15)を有する両ワイヤープーリ(9)、(10)
が回動可能に支承されている。ワイヤープーリ(9)と円筒歯車(14)との各
軸には、伝動装置(11)の歯車(13)が形成されており、この伝動装置(1
1)は、噛合部を備えた制御ビン(40)内に係合するビニオン(12)を有し
ている。制御ビン(40)は支承部(26)に沿って摂動可能に配置されており
、軸受ケーシング(30)内に形成された走査要素(6)の制御カム(42)に
当接する。従って調節駆動部(19)が停止状態におかれた場合には、支承部(
26)が制御ビン(40)、各ワイヤープーリ(9)、(10)及び伝動装置(
11)と協働して、走査要素(6)と制御カム(42)とを含むワイパーアーム
(29)のための制御伝動部(4)における自動車に固定された制御要素(41
)を形成する0両ワイヤープーリ(9)、(10)上には、矢張りワイヤーライ
ン(8)の端部が巻かれており、このワイヤーライン(8)は、回転軸受(63
)に支承された回転ディスク(17)に結合され、−貫した1本のもしくは2本
の別個のワイヤーから構成することが出来る。ワイヤーライン(8)は回転ディ
スク(17)に固定してもよいし、或いは、ワイヤーライン(8)の太い部分が
回転ディスク(17)の切欠内に係合せしめられる場合には、形状接続部を形成
することも可能である0回転ディスク(17)の直径と制御要素(41)の直径
とが等しい値に設計されている場合には、ワイパーブレード(18)のワイパー
アーム(28)に対する相対的な回動運動が平行に実施されるつ第23図から明
らかなように、制御要素(41)の全直径寸法は回転ディスク(17)の直径を
若干上回り、この場合、ワイヤーライン(8)は偏向ローラ(33)に巻き掛は
案内されているので、回転ディスク(17)の回転角度(β)は中央位置からの
旋回角度(α)より幾分大きな値に設定されている。その結果として、ワイパー
ブレード(16)がウィンドシールドガラス(32)の幅(高さ)に対するその
平行な位置から偏倚し、ひいては台形の払拭面が生ずる。この場合、それぞれ異
なる直径寸法の回転ディスク(17)を用いるならば、種々異なったウィンドシ
ールドガラス(32)に対する申し分のない整合を容易に実施することが出来る
。第19図および第23図に示されたように、ワイパーアーム(29)は中央の
作業位置で最も短い状態になり、これと平行に延びるワイパーブレード(16)
を有している。ところで、ワイパーブレード(16)の回転駆動部(50)をロ
ックする旋回駆動部(5)が停止され且つ調節駆動部(19)が作動されると、
ワイパー7−ム(29)は旋回駆動部(5)と共に長さを変動することなく、旋
回軸(7)と同軸的な支承軸(2)を中心として、このほぼ中央の位置からドラ
イバー側の不作用位置にまで旋回し、この不作用位置ではワイパーアーム(29
)がガラス下縁部と平行な位置を占め、場合によっては自動11.、(1)のボ
ディーに設けられた切欠内に収納される。
第20図および第22図から明らかなように、この実施例では軸受ケーシング(
30)に接続されているワイパーアーム(29)の部分(27)が横@ (22
)を有しており、横軸(22)は縦中心平面からずらされた位置を占めているの
で、ワ・fバーブレード(16)はコイルばね(37)を介してばね負荷された
ワイヤーライン(8)によりウィンドシールドガラス(32)に圧着される。第
2図に示されているように、ワイパーアーム(29)はその不作用位置で傾斜し
た載設面を有するビューゲル(24)又はそれに類する部材上に当接可能ならし
められ、従ってワイパーブレード(16)は損傷等を受けないように大切に取り
扱われる。
ガラスワイパー装置がスイッチオンされると、先づ支持体(21)が調節駆動部
(19)によって不作用位置から作業位置に旋回せしめられ、この場合、ウィン
ドシールドガラス(32)におけるドライバー側の部分は従来のガラスワイパー
装置と同じように円弧状に払拭され、次いで調節駆動部(19)が遮断され、旋
回駆動部(5)が接続される。第2図に示されたウィンドシールドガラス(32
)の下方における非対称的な配置形式を適宜に選定することによって、ワイパー
アーム(29)はウィンドシールドガラス(32)の縦横比(高さと幅との比)
とは無関係に不作用位置に移行させることが可能になり、それと同時に、ドライ
バー側におけるワイパーブレード(1G)の速度を助手席側におけるより若干低
下させることも達成される。調節駆動部(19)には、例えばエンジンの負圧に
より作動されるサーボピストン、電気モータ、電磁石などを設けることが可能で
ある。
第24図〜第26図には、第1図および第3図〜第6図に示されている自動車固
定式の旋回駆動部(5)を備えたガラスワイパー装置に適した平行案内と旋回案
内との切換装置が示されており、この切換装置は、例えば第8図〜第15図に関
連して詳細に説明した実施例によるガラスワイパー装置に配属することが出来る
。制御伝動部(4)の制御要素(41)は支承軸(2)の位置を規定するビン(
79)上に固定されており、このビン(79)は自動車に固定された軸受に回動
自在に配置されている。更にこのビン(79)には調節駆動部(19)が固定さ
れており、飼えば往復動(吊り上げ)磁石として構成可能なこの調節駆動部(1
9)は、第26図に示されこの実施例では単に1本のロックビン(52)のみを
有する錠止i置(51)を操作するために用いられる。ロックビン(52)はビ
ン(79)と平行に摺動可能であり、ばね(57)により自動車(]、)に向う
方向で負荷される。第24図には自動車に固定された制御要素(41)のロック
装置が示されており、この装置におけるロックビン(52)の下端部は、ばね(
57)によって自動車(1)に穿設された開口部(53)内に押し込まれるので
、軸受ケーシング(3o)が旋回軸(7)を中心とじて旋回せしめられる。調節
駆動部(19)が操作されると、ロックビン(52)は開口部(53)から解離
され、軸受ケーシング(30)に設けられた開口部(54)内に挿入される(第
25図)ので、ワイパー機能が発揮されない錠止状態が得られる。斯くしてこの
旋回駆動部(5)は、軸受ケーシング(30)と共に制御伝動部(4)を支承軸
(2)の周りで全体的に移動させて機能停止状態にもたらすので、ワイパーブレ
ード(16)は第4図〜第6図に示されたように円弧を描いて共に旋回せしめら
れる。
ビン(79)にロックビン(52)のための保持部(58)が配属されている第
27図に示さnた変化実施態様においても、ロックビン(52)は矢張り調節駆
動部(19)を介して、2つの開口部(53)、(54)内に交互に係合す入く
移動可能である。この実施例の調節駆動部(19)は、自動車に固定された状態
で配置され、ロックビン(52)を自動車(1)の開口部(53)から押し出す
スライダ(59)を有しており、この場合、開口部(53)は調節駆動部(19
)が停止するまでスライダ(59)により充填された状態を維持する。
第28図に示されている変化態様は、機能的には第26図に示された実施例と等
しい。この実施例における調節駆動部(19)は、ビン(79)上を旋回するこ
との出来る横方向部材(81)に配置されており、ロックビン(52)は矢張り
交互に自動車(1)の開口部(53)と軸受ケーシング(30)の開口部(54
)とに係合可能である。横方向部材(81)から制御要素(41)に向って延び
る継手ビン(80)は、図示の位置では矢張り自動車(1)に固定された状態に
ある。
調節駆動部(19)が操作されると、ロックビン(52)が横方向部材(81)
を軸受ケーシング(30)と共にロックするので、軸受ケーシング(30)並び
に制御伝動部(4)は支承@(2)を中心にして旋回可能になる。この実施例で
は、選択自在な横方向担体により支承軸(2)と旋回軸(7)との間の距離を容
易に変動させることが出来るので、例えば第4図〜第6図に示されたような種々
異なる仕様のウィンドシールドガラスに対する整合操作も簡単に実施される。
第29図〜第32図には自動車に固定された旋回駆動部(5)に関する切換装置
の別の実施態様が示されており、該実施例では切換装置は軸受ケージング(30
)の内部に構成されている。8I!御伝動部(4)における制御要Z(41)は
、同時に旋回軸(7)としても用いられる支承軸(2)を中心として回動可能に
配置されており、この場合、支承軸(2)の位置を規定するビン(79)に形成
された半径方向の穿孔部内では、第1の口ツクビン(60)がばね(70)によ
って摺動可能に負荷されている。この制御要素(41)は穿設部(62)の形成
された突起(76)を有しており、ロックビン(60)は第29図に示されたよ
うに、ばね(70)を介して穿設1(s2)内に押し込まれる。この位置では制
御要素(41)が自動車に固定された状態に保たれているので、軸受ケーシング
(30)が旋回せしめられると、制御伝動部(4)はヒンジビン(35)に係合
する旋回駆動部(5)を介してワイパーアーム長さを変動させると共にワイパー
ブレード(16)を相対回動させることが可能になる。特にこの実施例において
は、軸受ケーシング(30)上に配置される調節駆動部(19)が、ねじ山スピ
ンドル(66)を有する電気モータとして構成されており、ねじ山スピンドル(
66)を貫通させるキャリッジ又は往復台(75)は、ガイド(74)内で摺動
可能に案内されている。往復台(75)には旋回駆動部(5)を係合させるため
のヒンジビン(35)と第2のロックビン(61)とが設けられており、この第
2のロックビン(61)は第1のロックビン(60)と共に錠止装置(51)に
所属している。往復台(75)’!−第30図に示された矢印方向で摺動させる
ように該調節駆動部(19)が操作されると、中央の作業位置では第2のロック
ビン(61)が制御要素(41)の突起(76)に設けられた穿設部(62)内
に進入して第1のロックビン(60)を押し出す、従って、制御要素(41)は
ワイパーアームに固定された状態でロックされ(第30図)、制御伝動部(4)
は機能しない状態におかれる。これによって旋回アームの係合点は支承軸(2)
に接近するのでその旋回角度が大きくなり、ひいては、ワイパーアーム(29)
が払拭運動中におけるより一層深く不作用位置内に進入し、ワイパーの加速が行
なわれる。このような調節駆動部(19)によって、往復台(75)は第29図
に示されたワイパ−ブレード(16)の平行案内位置力亀らも支承@(2)から
も遠ざかるので、ワイパー速度は低下し、第3図および第4図におけるように払
拭フィールドが縮小される。このことは、特に高速走行時にガラスワイパー装置
の申し分のない機能を保証するために貢要とされる点である。
第33図に示された軸受ケーシング(30)の変化実Ti、態様においては、旋
回軸(′l)と支承軸(2)とが互いに同軸的にではなく相互間隔を保たれた状
態で配置されており、この場合のねじ山スピンドル(66)は、第29図〜第3
2図に示された実施例におけるのと同様に、ワイパーアーム(29)の対称平面
に対して約45°の角度を成して延びている。この場合も旋回駆動部(5)にお
ける揺動アーム(65)の位置とワイパーアーム(29)の旋回角度値とは、ヒ
ンジビン(35)の摺動運動(ずれ)によって変動せしめられる。特に第33図
から明らかなように、ヒンジビン(35)の摺動運動は中央の作業位置をも変位
させるので、第3図におけるようにガラスワイパー装置が中央に配置されている
にも拘らず、非対称的な払拭フィールドが生ずる。従って、旋回軸(7)と軸受
ケーシング(30)における旋回駆動部(5)の係合点との間の距離を大きくし
てワイパー角度を縮小するならば、第3図におけるようにドライバー側では接触
されない縁部範囲が最小限に抑えられる一方、助手席側ではかなり大ぎな未接触
縁部範囲が残存せしめられる。既に述べたように、この種のワイパー位置は特に
高速走行時および激しい降雨時に必要とされ、その際に先づ優先されるのはドラ
イバー側の視界状態であって、助手席側の視界状態は二の次とされる。
第34図〜第36図に示されているのは、軸受ケーシング(30)の1実施態様
であって、この場合、切換装置は軸受ケ°−ジング(30)に配置された調節駆
動部(19)を有しており、旋回駆動部(5)は矢張り自動車に固定されている
。この実施例では仮にワイパーブレード(16)がどのような形式で案内される
としても、制御伝動部(4)は常に自動車に固定された状態にあって、この場合
、第7図に示された不作用位置l\の旋回運動のためには、旋回軸(7)が軸受
ケーシング(30)に配置されているので、ワイパーアーム(29)は旋回駆動
部(5)が停止された時点で調節駆動部(IS)とねじ山スピンドル(66)と
を介して軸受ケーシング(30)に対し相対的に旋回可能になる。特に有利には
電気モータとして構成されている調節駆動部(19)の揺動アーム(25)は、
ワイパーアーム(29)の側方突起に係合し、ワイヤーライン(8)が用いられ
る場合には、偏向ローラ(33)もこのワイパーアーム(29)に装着される。
旋回軸(7)に関してワイヤーライン(8)の両ワイヤーが避けることの出来な
い種々異なった長さ変動に基づいて、ワイパーブレード(16)は回転軸受(6
3)内で相対回動せしめられる。然しそれにも拘らず、ワイパーブレード(16
)が不作用位置でワイパーアーム(29)に対してほぼ平行な所望の位置を占め
るようにするためには、2つの実施態様が考えられる。第1の実施態様において
は、調節駆動部(19)を操作するに当りワイパーブレード(16)における望
ましくない相対回動を相殺乃至補賞するように旋回駆動部(5)を接続する措置
がとられ、第2の実施態様においては、中央の作業位置が、旋回運動により生じ
た回転角度だけワイパーブレード(16)をワイパーアーム(29)に対して相
対的に回動させる不作用位置に移行するための出発位置として選ばれている。
第37図〜第39図には、切換装置における別の実施例が示されている。この場
合、調節駆動部(19)と旋回駆動部(5)とはいづれも自動車に固定された状
態で配置されており、調節駆動部(19)としては、矢張り前述の実施例におけ
るようにねじ山スピンドル(66)を有する電気モータが用いられている。支承
軸(2)の位置を規定するためのビン(79)には、1枚の支持プレート(64
)が回動可能に支承されており、この支持プレート(64)には、旋回軸(7)
を形成するところの制御要素(41)に対する結合部が固定されている。旋回駆
動部(5)のヒンジビン(35)は、旋回軸(7)と支承軸(2)との間で同じ
距離をどろように位置しており、従ってこれらの軸は、第38図に示されている
ように、中央の作業位置では互いに整合されている。調節駆動部(19)の揺動
アーム(25)は、支持プレート(64)の下方で旋回軸(7)に保合し、この
場合、旋回記励部(5)が停止された状態においては、第39図に示された不作
用位置への移行が調節駆動部(19)を操作することによって行なわれる。
1・・・自動車、2・・・支承軸、3・・・中空軸、4・・・制御伝動部、5・
・・旋回駆動部、6・・・走査要素、7・・・旋回軸、8・・・ワイヤーライン
、9・10・・・ワイヤープーリ、11・・・伝動装置、12・・・ビニオン、
13・・・歯車、14・15・・・円筒歯車、16・・・ワイパーブレード、1
7・・・回転ディスク、18・・・ワイパーアームの中央部分、19・・・調節
駆動部、20・・・軸ビン、21・・・支持体、22・・・横軸、23・・・ベ
ロー、24・・・ビューゲル、25・・・揺動アーム、26・・・支承部、27
・28・・・ワイパーアーム部分、29・・・ワイパーアーム、30・・・軸受
ケーシング、32・・・ウィンドシールドガラス、33・・・偏向ローラ、34
・・・ビューゲル、35・・・ヒンジビン、36・・・偏向ローラ、37・・・
コイルばね、38・・・スパイラルばね、39・・・ローラ、40・・・制御ビ
ン、41・・・制御要素、42・・・制御カム、43・・・縦スリット、44・
45・・・歯付き条片、46・47・・・ビニオン、48・・・中空軸、50・
・・回転駆動部、51・・・錠止装置、52・・・ロックビン、53・・・自動
車の開口部、54・・−軸受ケーシングの開口部、55・・・転がり軸受ケージ
、56・・・スリット、57・・・ばね、58・・・保持部、59・・・スライ
ダ、60・・・第1のロックビン、61・・・第2のロックビン、62・・・穿
設部、63・・・回転軸受、64・・・支持プレート、65・・・揺動アーム、
66・・・ねじ山スピンドル、67・・・周面噛合部、68・・・駆動ウオーム
、69・・・ワイヤードラム、70・・・ばね、71・・・横軸、72・・・コ
イルばね、73・・・ビン、74・・・ガイド、75・・・往復台、76・・・
突起、77・・・縦溝、78・・・割りビン、79・・・ビン、80・・・継手
ビン、81・・・横方向要素、α・・・旋回角度、β・・・回転角度。
国際調査報告
−1,1゜ 、 PCT/AT 9tl1100023−惰−−m^$aI
mm、PCT/AT 90100023国際調査報告
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.特に乗用車のためのガラスワイパー装置であつて、旋回駆動部(5)を備え たワイパーアーム(29)と、旋回駆動部(5)に配属された制御伝動部(4) とを有しており、ワイパーアーム(29)の自由端部(28)には、ガラス(3 2)上をほぼ平行に案内することの出来るワイパーブレード(16)の回転軸受 (63)が設けられており、このワイパーブレード(16)が、ガラス(32) の下縁部範囲における不作用位置でも、中央における作用位置でも、それぞれワ イパーアーム(29)に対してほぼ平行な位置を占めており、制御伝動部(4) には該伝動部によりワイパープレード(16)を平行案内するため自動車に固定 配置された制御要素(41)と、ワイパーアーム(29)に配属されてこの制御 要素(41)と協働する走査要素(6)とが設けられている形式のものにおいて 、ワイパーブレード(16)における平行案内と旋回案内とを切換えるための装 置が設けられており、この切換装置には、中央の作用位置にある制御伝動部(4 )の機能を停止させると共に、ワイパーブレード(16)の旋回駆動部(5)を 係止するための調節駆動部(19)が設けられていることを特徴とするガラスワ イパー装置。 2.請求項(1)記載のガラスワイパー装置において、旋回駆動部(5)に配属 された制御伝動部(4)がワイパーアーム(29)の軸受ケーシング(30)内 に配置されており、この軸受ケーシング(30)に旋回騒動部(5)が係合して いることを特徴とするガラスワイパー装置。 3.請求項(1)又は(2)に記載のガラスワイパー装置において、制御伝動部 (4)が自動車に固定された支承軸(2)を中心にして旋回可能に配置されてい ることを特徴とするガラスワイパー装置。 4.請求項(2)又は(3)に記載のガラスワイパー装置において、ワイパーア ーム(29)の旋回軸(7)が制御要素(41)上に構成されていることを特徴 とするガラスワイパー装置。 5.請求項(2)記載のガラスワイパー装置において、ワイパーアーム(29) の旋回軸(7)が支承軸(2)と平行に軸受ケーシング(30)上に構成されて いることを特徴とするガラスワイパー装置。 6.自動車に固定された旋回駆動部(5)を備えている形式の請求項(3)及び (4)に記載のガラスワイパー装置において、調節駆動部(19)が錠止装置( 51)を負荷し、錠止装置(51)が制御要素(41)における自動車に固定さ れたユニットを中央の作業位置でワイパーに固定されたユニットに移行させ、こ の場合、ワイパーブレード(16)の回転駆動部(50)が、制御要素(41) に対して位置固定された走査要素(6)によって係止されていることを特徴とす るガラスワイパー装置。 7.請求項(6)記載のガラスワイパー装置において、調節駆動部(19)が制 御要素(41)上に配置されており、錠止装置(51)が制御要素(41)にお ける支承軸(2)と平行に摺動可能なロックピン(52)を有しており、この場 合、自動車に固定された構成部分および軸受ケーシング(30)が、ロックピン (52)を選択的に係合させるためのそれぞれ1つの開口部(53)、(54) を有していることを特徴とするガラスワイパー装置。 8.請求項(6)記載のガラスワイパー装置において、調節駆動部(19)が軸 受ケーシング(30)上に配置されており、錠止装置(51)が支承軸(2)に 対して垂直に摺動可能な2本のロックピン(60)、(61)を有しており、第 1のロックピン(60)が支承軸(2)内にばね負荷された状態で配置されてい るのに対し、第2のロックピン(61)は軸受ケーシング(30)内で摺動可能 であり、この場合、制御要素(41)が両ロックピン(60)、(61)を選択 的に係合させる穿設部(62)を有していることを特徴とするガラスワイパー装 置。 9.請求項(8)記載のガラスワイパー装置において、第2のロックピン(61 )が軸受ケーシング(30)から突出するヒンジピン(35)を有しており、旋 回駆動部(5)がこのヒンジピン(35)に枢支されていることを特徴とするガ ラスワイパー装置。 10.請求項(6)記載のガラスワイパー装置において、錠止要素(51)が磁 気クラッチを有していることを特徴とするガラスワイパー装置。 11.請求項(1)又は(2)記載のガラスワイパー装置において、調節駆動部 (19)には旋回駆動部(5)を中央の作業位置で停止させる切換要素が配属さ れており、この場合、静止状態におかれた旋回駆動部(5)によって回転駆動部 (50)が係止されることを特徴とするガラスワイパー装置。 12.請求項(4)及び(11)に記載のガラスワイパー装置において、調節駆 動部(19)が自動車に固定された状態で配設されている一方、旋回駆動部(5 )は調節駆動部(19)を介して旋回可能な支持体(21)上に設けられており 、この支持体(21)が制御要素(41)に剛性的に結合されていることを特徴 とするガラスワイパー装置。 13.請求項(12)記載のガラスワイパー装置において、旋回軸(7)が中空 軸(3)として構成されており、この中空軸(3)内には、支持体(21)を制 御要素(41)に結合させる1本の軸ピン(20)が貫通せしめられており、該 軸ピン(20)が自動車に固定された軸受(34)内に旋回可能に支承されてい ることを特徴とするガラスワイパー装置。 14.自動車に固定された旋回駆動部(5)を備えている形式の請求項(3)及 び(11)に記載のガラスワイパー装置において、調節駆動部(19)も矢張り 自動車に固定された状態で配設されており、この場合、調節駆動部(19)が旋 回軸(7)に係合していることを特徴とするガラスワイパー装置。 15.自動車に固定された旋回駆動部(5)を備えている形式の請求項(5)及 び(11)に記載のガラスワイパー装置において、調節駆動部(19)が旋回駆 動部(5)を介して旋回可能な軸受ケーシング(30)上に配置されていること を特徴とするガラスワイパー装置。 16.請求項(11)及び(15)に記載のガラスワイパー装置において、調節 駆動部(19)と旋回駆動部(5)とが、旋回駆動部(5)の停止後には、回転 駆動部をロックする補償運動を行なうように相互連結されていることを特徴とす るガラスワイパー装置。 17.請求項(6)〜(16)のいづれか1項に記載のガラスワイパー装置にお いて、ばね負荷された制御ピン(40)が制御要素(41)内に摺動可能に支承 されており、走査要素(6)が軸受ケーシング(30)内に形成された制御カム (42)によって構成されており、制御カム(42)が制御ピン(40)に当接 することを特徴とするガラスワイパー装置。 18.請求項(1)〜(17)のいづれか1項に記載のガラスワイパー装置にお いて、ワイパーアーム(29)が少なくとも2つの互いに内外係合してテレスコ ープ式に摺動可能な部分(27)、(18)、(28)から構成されており、制 御要素(41)には噛合部(14)、(15)を介して2つのワイヤープーリ( 9)、(10)が相互反転回動可能に支承されており、この場合、ワイパーブレ ード(16)の平行ガイドが1条のワイヤーライン(8)を有しており、ワイヤ ーライン(8)が一方ではワイパーブレード(16)を担持する回転ディスク( 17)に結合され、他方ではワイヤープーリ(9)、(10)上に繰り出し可能 に巻かれていることを特徴とするガラスワイパー装置。 19.請求項(17)及び(18)に記載のガラスワイパー装置において、制御 ピン(40)にはワイヤープーリ(9)、(10)を相互反転式に回動せしめる 伝動装置(11)に係合する噛合部(31)が設けられていることを特徴とする ガラスワイパー装置。 20.請求項(19)記載のガラスワイパー装置において、制御ピン(40)に は、2本の歯付き条片(44)、(45)を装着される縦スリット(43)が形 成されており、この場合、各歯付き条片(44)、(45)にはそれぞれワイヤ ープーリ(9)、(10)を駆動するためのピニオン(46)、(47)が係合 していることを特徴とするガラスワイパー装置。 21.請求項(20)記載のガラスワイパー装置において、ワイヤープーリ(9 )、(10)が互いに同軸的に重ねて配置されており、両歯付き条片(44)、 (45)がそれぞれ異なつた高さ位置で縦スリット(43)内に配置されており 、この場合、ピニオン(46)が中空軸(48)によつて第1のワイヤープーリ (9)に結合されており、中空軸(48)内には第2のワイヤープーリ(10) の軸(49)が配置されていることを特徴とするガラスワイパー装置。 22.請求項(19)記載のガラスワイパー装置において、各ワイヤープーリ( 9)、(10)がそれぞれ周面に噛合部を形成された状態で制御要素(41)内 に並列的に配置されていることを特徴とするガラスワイパー装置。 23.請求項(18)〜(22)のいづれか1項に記載のガラスワイパー装置に おいて、ワイヤープーリ(9)、(10)には1つのスパイラルばね(38)が 配属されており、このスパイラルばね(38)のばね力に抗して、ワイヤーライ ン(8)を引き出すことが可能であることを特徴とするガラスワイパー装置。 24.請求項(18)記載のガラスワイパー装置において、テレスコープ式に配 置されたワイパーアーム部分(27)、(18)、(28)が、縦方向で彎曲せ しめられていることを特徴とするガラスワイパー装置。 25.請求項(18)又は(24)に記載のガラスワイパー装置において、テレ スコープ式に配置されたワイパーアーム(29)の部分(27)、(18)、( 28)がコイルばね(37)のばね力に抗して引き込み可能であることを特徴と するガラスワイパー装置。 26.請求項(23)及び(25)に記載のガラスワイバー装置において、コイ ルばね(37)のばね力が、これとは逆方向で作用するスパイラルばね(38) のばね力より大きな値に設定されていることを特徴とするガラスワイパー装置。 27.請求項(25)記載のガラスワイパー装置において、コイルばね(37) が軸受ケーシング(30)を接続するワイパーアーム部分(27)と、回転ディ スク(17)を支承するワイパーアーム成端部分(28)とに固定され、ベロー (23)によって囲繞されていることを特徴とするガラスワイパー装置。 28.請求項(1)及び(18)に記載のガラスワイパー装置において、ワイパ ーブレード(16)の回転ディスク(17)が噛合部(67)を有しており、ワ イヤーライン(8)によって駆動される駆動ウォーム(68)がこの噛合部(6 7)内に係合し、ウォームの停止によってワイパーブレード(16)の相対回動 運動がロックされるように構成されていることを特徴とするガラスワイパー装置 。 29.請求項(28)記載のガラスワイパー装置において、駆動ウォーム(68 )がワイヤードラム(69)に結合されており、このワイヤードラム(69)上 にはワイヤーライン(8)のワイヤーが対向的に巻かれていることを特徴とする ガラスワイパー装置。 30.請求項(18)〜(29)のいづれか1項に記載のガラスワイパー装置に おいて、制御要素(41)もしくはそのワイヤープーリ(9)、(10)と回転 ディスク(17)とが互いに異なる直径を有していることを特徴とするガラスワ イパー装置。 31.請求項(1)〜(30)のいづれか1項に記載のガラスワイパー装置にお いて、ワイパーアーム(29)が横軸(71)を中心にして旋回可能に支承され ていると同時に、ワイパーブレード(16)をガラスに圧着するコイルばね(7 2)によって負荷されており、コイルばね(72)が一方ではワイパーアーム( 29)に、また他方では旋回軸(7)に対して偏心的な状態で制御要素(41) に、それぞれ係合していることを特徴とするガラスワイパー装置。 32.請求項(18)〜(30)のいづれか1項に記載のガラスワイパー装置に おいて、ワイパーブレード(16)とは反対側に位置しているワイヤーライン( 8)のサイドにおける軸受ケーシング(30)に接続されるワイパーアーム(2 9)の部分(27)には1本の横軸(22)が設けられており、この横軸にワイ パーアーム(29)の残りの部分が旋回可能に支承されていることを特徴とする ガラスワイパー装置。 33.請求項(1)〜(32)のいづれか1項に記載のガラスワイパー装置にお いて、自動車(1)におけるガラスの下縁部範囲内に装着されるビューゲル(2 4)が設けられており、ワイパーアーム(29)が旋回して不作用位置に達した 際にこのビューゲルに乗り上げるように、且つその際にはワイパーブレード(1 6)がガラス(32)から持ち上げられるように構成されていることを特徴とす るガラスワイパー装置。
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