JPH03504528A - ホースポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ホースポンプ 技術分野 本発明は、送出用接続部材と吸込み用接続部材とを備えたケーシングと、送出用 接続部材及び吸込み用接続部材に接続され、ケーシングの内壁に接している第１ のホースと、少なくとも２つの圧縮体とを有し、該圧縮体により前記ホースが吸 込み用接続部材の方向から送出用接続部材の方向へ圧縮されるように圧縮体がホ ースに沿って移動可能になっているホースポンプに関するものである。

従来技術 この種のホースポンプは、ホースを圧縮体後方の吸込み領域でどのように再び立 ち上がらせるかに応じて種々のものが存在する。

例えば、比較的高い固有復帰力をもつ弾性的なホースを備えたホースポンプが知 られている。この場合、望ましい復帰力はポンプの所望の吸込み高さに依存して いる。

他の公知のホースポンプでは、ホースの復帰力をポンプ内部の負圧によって生じ せしめている。ホースポンプ内部での必要な負圧を生じさせる。もしくはこの負 圧を維持させる様々な方法は、西ドイツ特許第３７０３１２４号公報から知られ ている。その第１の実施例によれば、圧縮されるホースを復帰させるために必要 な吸込み側の負圧は、パツキン部材と仕切り部材から成る仕切り装置によって生 じせしめられる。この場合パツキン部材は、吸込み用接続部材と送出用接続部材 の間の短かい範囲でケーシング周壁に結合され、且つこの範囲で仕切り部材、前 壁、後壁１周壁に緊密に接する弾性的なパツキンである。一方仕切り部材は、圧 縮体を備えた羽根車のまわりで案内され、且つ前壁と後壁をそれぞれ密封するパ ツキンとして形成される。このような仕切り装置を用いると、必要な吸込み高さ に相当する大きさの負圧がポンプ吸込み側に生じる。同様の機能は他の実施例に よれば、ポンプ内部のすべての自由空間を液体で充たすことによっても得られる 。液体を充填した状態で圧縮体がホースの一部分上を移動し、その際ホースの別 の部分を押しつぶすと、それ以前に押しつぶされていた前記一部分は押しつぶさ れない状態をつづけることがある。これは、充填した液体のなかに中空空間が生 じるためと考えられるが、これは不可能である。即ち液体の作用により、圧縮体 がさらに回転するとすぐにホースの押しつぶされていた各部分を再び立ち上がら せるような負圧が生じるからである。従って負圧がホースを立ち上がらせる。よ って非常に高い回転数と搬送力が得られる。この実施例でも、圧縮体がさらに回 転するときに生じる負圧は、吸込み側でのホース内の負圧に正確に対応している 。従ってこのポンプでも吸込み高さは自動的に生じる。

弾性的なホースを備えたホースポンプに比べて、負圧によりホースを復帰させる ようにしたホースポンプは構造の点でより複雑である。これは真空−造を必要と するからである。即ち仕切り装置を設置した場合、負圧の発生はケーシング内を 相対移動する部品の真空接続に依存している。真空ポンプを液体で完全に充填し た場合、真空度が大きすぎると、ホースポンプのケーシング内部にある少量の潤 滑油が発泡し、それによってホースを立ち上がらせる復帰力が生じないか、もし くは生じても小さいという不具合がある。

本発明の開示 本発明は、上記従来の技術を前提とし、この種のホースポンプを次のように構成 すること、即ち構造が簡単で、ホースを立ち上がらせる復帰力を負圧により確実 に且つ所望の大きさで生じさせることができるように構成することを課題とする ものである。

本発明は、上記ＩＩＭを解決するため、請求の範囲第１項の特徴部分を特徴とす るものである。即ち本発明によるホースポンプは１弾性変形可能な第２のホース が設けられ、該第２のホースの一端がケーシングの内部空間に通じ、他端がケー シングの外部へ通じており、且つ前記第２のホースは、該第２のホースに沿って 前記一端から前記他端の方向へ移動可能な少なくとも２つの第２の圧縮体の移動 によって圧縮されるようにケーシングの内部空間に設けられていることを特徴と するものである。よって本発明の技術思想は、ホースポンプの作動時に、搬送ホ ースに生じる圧縮と同様の圧縮が第２のホースにも生じることによって、空気が ケーシングの内部空間から押し出され、それによってケーシング内部空間に真空 を生じさせることができ、もしくはこの真空を維持させることができるという点 にある。この第２のホースの直径は非常に小さくすることができる。従って搬送 に用いられる本来のホースは弾性変形可能である必要はなく、負圧によって再び 立ち上がらせることができ、よって真空ポンプの利点を活用することができる。

ケーシングの内部空間での真空の発生または維持に用いる第２のホースは、搬送 ホースを押しつぶすための第１の圧縮体を、真空の発生または維持に用いる第２ の圧縮体としても使用することができるように、ホースポンプの内部に配置され る。この構成により、この種のホースポンプの基本構造がかなり簡潔になる。

本発明によるホースポンプは、ケーシングの内部空間に必要な大気負圧が生じた ときに完全に機能する。この種のホースポンプの始動時開をできるだけ短かくす るために、第２のホースは、ケーシングを取り巻く大気の方へ開く逆止弁を介し て大気に通じている。従ってホースポンプが作動していないときには空気はケー シングの内部空間に侵入できず、その結果ホースポンプの停止時に圧縮体が第２ のホースに緊密に接していない場合でも負圧が失なわれることはない、このこと は、ホースの寿命をできるだけ長くするうえで望ましい、このように本発明によ るホースポンプは、すぐに完全な作動状態になる。

第２のホースを第１のホースの壁の内部に設けると。

構造がいっそう簡潔になる。第１のホースを例えば最初の取付けまたは交換の際 に配設すると、これと同時に第２のホースも配設されることになる。従って、第 ２のホースは第１のホースに対して常に正確な位置に配設され、よって圧縮体に 対しても正確な位置に・配設される。

第２のホースを第１のホースの壁に設けた中空空間によって形成すると、第２の ホースの製造が簡単になる。

この場合第２のホースは単に第１のホースの壁に設けたダクト状の穴にすぎない ので、第２のホースのための本来のホース壁は不必要になる。

第２のホース、即ち第１のホースに設けたダクト状の穴が第１のホースの外面に 対してよりも内面に対してより近くにあるように該第１のホースの外被に設けら れていると、非常に有利である。もちろん第２のホースは。

その広がりの点で、第１のホースが押しつぶされたときにその横断面も完全に押 しつぶされるように第１のホース内に配設しなければならない、従って第２のホ ースは第１のホースの湾曲領域に設けるのが有利である。第２のホースは第１の ホースの外面よりもむしろ内面に位置づけられているので、該第２のホースは、 第１のホースが押しつぶされたときに最大に荷重される外被領域に設けられてい る。従って第１のホースが損傷すると（長年使用すれば回避できないことである ）、まず第２のホースを取り囲んでいる外被領域が内側方向へ裂け、その結果第 ２のホースの内部空間は第１のホースの内部空間と連通ずる。これにより、ホー スポンプの作動時に第１のホース内で搬送される媒体が「第２のホース」の開口 から流出するという大きな利点が得られる。即ちこのとき圧縮体が作動すると、 第１のホース内を搬送されている媒体が第２のホース内へ流入して、そこから外 部へ押し比される。これは適当な監視装置によって確認することができ、すぐに ホースポンプを停止させることができる。

このように第２のホースは、主ホースの最も荷重を受ける領域にあって、主ホー スの一部が裂けて交換の必要があることをすぐに知らせるので、主ホースの監視 装置としても機能する。主ホースがさしあたり完全に機能していても、短時間の うちに裂けて破損することが予想されることもあるので、第２のホースの上記の ごとき機能は好都合である。従ってホースポンプを飲食物の搬送に使用する場合 、主ホースが裂ける前にホースポンプを停止させることができるので、搬送され ている飲食物がホースポンプの内部にある潤滑油と混合することがない。よって ホースポンプを飲食物の搬送用に何の不安もなく使用することができる。

図面の簡単な説明 次に、本発明を添付の図面に図示した実施例に関し詳細に説明する。

第１図は　本発明によるホースポンプの横断面図。

第２図は　第１図のホースポンプに使用されるホースの一部分の斜視図、 第３図は　第２図のホースを押しつぶされた状態で示本発明の実施例 ボースポンプのケーシング１０は２つの接続部材を有している。そのうち図面で 左側の接続部材は吸込み用接続部材１２であり、右側の接続部材は送出用接続部 材１４である。ケーシング１０内に設けられた羽根車１８の回転方向１６は反時 計方向である。

両接続部材１２，１４はケーシング１０の上部領域２０を通ってケーシング１ｏ の内部空間４６のなかへ突出し、ホース２２によって互いに結合されている。

ホース２２は、ケーシング１０の円筒形の下部圧縮領域２４にてケーシング１ｏ の内面に接している。一方図示していないが、クッション層を介してケーシング １０の内面に接していることもできる２羽根車１８と、該羽根車１８に設けられ 、ホース２２を押しつぶすようにこれに接している圧縮体２６とは、外部に対し てそれぞれ筒状の外被面３０を形成している。この筒状の外波面３０は、ケーシ ング１０の端面側の（図面の平面に平行に位置している）密閉壁に緊密に接して いる１以上の構成要素は、従来のホースポンプにおいて知られている構成要素に 対応している。

ケーシング１０の内部に設けられるホース２２の壁３１は、ダクト状の穴３２を 有している。穴３２はホース２２の長手軸線３４に平行に延びている。その際こ のダクト状の穴３２は、壁３１の外面３８に対してよりも内面３６に対してより 接近しているように配置されている。

また穴３２は、その広がりに関して、ホース２２の湾曲領域４０（第３図の左側 ）に位置するように配置されている。湾曲領域４０においてホースは圧縮体２６ の力の作用によりその横断面を１８０°転向し、よってこの湾曲領域４０で荷重 は最大になる。

ホース２２の上記ダクト状の穴３２は、吸込み用接続部材１２の領域に穴４４を 有している。穴４４は、ケーシング１０の上部領域にて該ケーシング１０の内部 空間４６に通じている。ダクト状の穴３２は、送出用接続部材１４の領域に排出 ダクト５０との気密な結合部を有している。排出ダクト５０の他端はケーシング １０の外側で大気に通じ、パツキンリング５２を貫通している。

送出用接続部材１４は、その上端に雄ねじ５４を有している。雄ねじ５４には、 パツキンリング５２及びケーシング１０の上部領域２０を押えるようにキャップ ナツト５６がねじ込まれている。同様にして吸込み用接続部材１２もケーシング １０に、従ってホース２２にも固定されている。ダクト状の穴３２が穴４４によ ってケーシング１０の内部空間４６に通じているので、吸込み用接続部材１２は 排出ダクト５０を有していない。

第１図から第３図までに図示したホースポンプの作動態様は以下のとうりである 。

羽根車２６が回転方向１６へ回転すると、穴４４を通じて空気がケーシング１０ の内部空間４６内へ吸い込まれ、排出ダクト５０からケーシング１０を取り囲ん でいる大気へ送出される。圧縮体２６が回転方向１６に回転している間それぞれ の位置でホース２２を完全に圧縮し、従ってその横断面を完全に押しつぶすよう に（第３図）。

ダクト状の穴３２も上記の位置で圧縮体２６によって完全に圧縮され、従って閉 塞される。

ホース２２が時の経過と共に裂けると、この種の裂は目はまず湾曲領域４０．４ １の内側に生じる。この湾曲領域にはダクト状の穴３２もあるので、この種の裂 は目はダクト状の穴３２を内側へ開口させ、その結果ダクト状の穴３２はその機 能を失う、しかしこの状態でホース２２はまだ完全に機能している。なぜなら排 出ダクト５０から空気の代わりに、ホース２２の内部を通って搬送される媒体が 流出するからである。ホースポンプを飲食物の分野に使用する場合１例えばスー プを搬送する場合、排出ダクト５０からこのスープの一部が流出する。

従ってホース２２がまだ機能する状態にあり、且つケーシング１０の内部にある 潤滑液と搬送されるスープ等の媒体とが混合していない時点でホースポンプの作 動を停止させることができる。従ってこの種のホースポンプは。

飲食物の分野において飲食物に適した使い方で不安なく使用することができる。

ＭＩＧ、２　　　　　　　　　　　　　　　　　ＭＩＧ、３国際調査報告 国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．送出用接続部材（１４）と吸込み用接続部材（１２）とを備えたケーシング （１０）と、送出用接続部材（１４）及び吸込み用接続部材（１２）に接続され 、ケーシング（１０）の内壁（２４）に接している第１のホース（２２）と、少 なくとも２つの圧縮体（２６）とを有し、該圧縮体（２６）により前記ホース（ ２２）が吸込み用接続部材（１２）の方向から送出用接続部材（１４）の方向へ 圧縮されるように圧縮体（２６）がホース（２２）に沿って移動可能になってい るホースポンプにおいて、弾性変形可能な第２のホース（３２）が設けられ、該 第２のホース（３２）の一端（４４）がケーシング（１０）の内部空間（４６） に通じ、他端（５０）がケーシング（１０）の外部へ通じており、且つ前記第２ のホース（３２）は、該第２のホース（３２）に沿って前記一端（４４）から前 記他端（５０）の方向へ移動可能な少なくとも２つの第２の圧縮体（２６）の移 動によって圧縮されるようにケーシング（１０）の内部空間（４６）に設けられ ていることを特徴とするホースポンプ。 ２．第１の圧縮体（２６）が同時に第２の圧縮体（２６）でもあることを特徴と する、請求項１に記載のホースポンプ。 ３．第２のホース（３２）が、ケーシングを取り巻く大気の方向へ開く逆止弁を 介して大気に通じていることを特徴とする，請求項１に記載のホースポンプ。 ４．第２のホース（３２）が第１のホース（２２）に平行に延びるようにケーシ ング（１０）内に配置されていることを特徴とする、請求項１または２に記載の ホースポンプ。 ５．第２のホース（３２）が第１のホース（２２）の壁の内部にあることを特徴 とする、請求項４に記載のホースポンプ。 ６．第２のホース（３２）が第１のホース（２２）の壁の中空空間によって形成 されていることを特徴とする、請求項５に記載のホースポンプ。 ７．中空空間（３２）が第１のホース（２２）の外面（３８）に対してよりも内 面（３６）により接近しているように第１のホース（２２）に設けられているこ とを特徴とする、請求項５または６に記載のホースポンプ。