図1及び図2を参照すると、流体分配パーソナルケア製品10の(それぞれ)正面図及び背面図が示されている。流体分配パーソナルケア製品10は、ハンドル14の第1の端部に装着された剃毛カートリッジ12を含んでもよい。剃毛かみそりカートリッジ12は、湿式剃毛かみそりカートリッジ、及び電動式トリマーなどの乾式剃毛カートリッジを含んでもよいことが理解される。流体分配パーソナルケア製品10は、歯ブラシ及び他の歯科衛生製品など、かみそり以外のパーソナルケア製品を含み得ることもまた理解される。流体リザーバ16がハンドル14に装着され得る。流体リザーバ16は、剃毛補助剤、保湿剤、クレンザー、又は他の流体パーソナルケア組成物を収容してもよい。流体リザーバ16は、ハンドル14に取り外し可能に装着されてもよく、これにより、消費者は、空になったときに流体リザーバ16を交換することができる。流体分配パーソナルケア製品10は、流体リザーバ16から1つ以上のポート18に流体を送達するように構成されてもよい。ポート18は、剃毛カートリッジ12の中に又はそれに隣接して位置決めされてもよい。特定の実施形態では、ポート18は、剃毛カートリッジ12に装着されるハンドル14の一部であってもよい。それに代えて、ポートは剃毛カートリッジ12上にあるいはその中に位置決めされてもよい。
剃毛かみそりカートリッジ12は、ハウジング20を含んでもよい。ハウジング20は、ポリマー材料から射出成形されてもよい。ハウジング20は、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)などのポリマーから成形され得るが、ポリプロピレン(PP)、ナイロン、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリフェニレンエーテル、ポリスチレン、及びこれらの組み合わせなどの他の半硬質ポリマーが使用されてもよい。ガード22がハウジング20の前方部分に位置決めされてもよく、キャップ24がハウジング12の後方部分に位置決めされてもよい。ガード18は、硬質プラスチック(例えば、ハウジング16と同じ材料)で形成され得る一体型の細長い部材であってよい。例えば、ガード22は、キャップ24と概ね平行に延びて剃毛ストローク中に皮膚を支持するのを支援する、中実の又は分割されたバーであってもよい。特定の実施形態では、キャップ24は、剃毛中に放出される1種類以上の潤滑剤を含んでもよい。ガード22及びキャップ24は、ガード22及びキャップ24に接する剃毛平面を規定し得る。それぞれが対応する刃先を有する1つ以上の刃部材26が、キャップ24とガード22との間(すなわち、キャップ24の前方でガード22の後方)でハウジング20に装着されてもよい。5つの刃部材26が図示されているが、剃毛かみそりカートリッジ12は、剃毛かみそりカートリッジ12の所望の性能及びコストに応じて、より多数又はより少数の刃部材26を有してもよい。刃部材26は、クリップなどの1つ以上の刃保持部材28及び30によってハウジング20に固定されてもよい。
剃毛かみそりカートリッジ12は、ハンドル14に取り外し可能であっても、恒久的に装着されてもよい。例えば、刃の切れ味が不満足なレベルまで低下したときに剃毛かみそりカートリッジ12を新しい剃毛かみそりカートリッジ12に交換することができるように、剃毛かみそりカートリッジ12はハンドル14に取り外し可能に装着されてよい。それに代えて、刃28が鈍化したときに流体分配パーソナルケア製品10全体を廃棄することを意図して、剃毛かみそりカートリッジ12はハンドル14に恒久的に取り付けられてもよい。
図2に示されるように、アクチュエータ32(例えば、ボタン)がハンドル14上に位置決めされてもよい。以下でより詳細に説明されるように、アクチュエータ32は、ポンプシステム(図示せず)を手動で作動させて、流体リザーバ16から1つ以上のポート18(図1)に流体をプライミング及び分配してもよい。例えば、ユーザは、ポンプシステムを循環させるために、アクチュエータ32を下向きの方向に押圧してもよい。それに代えて、電子的に制御されたアクチュエータが使用され得ることが理解される。
図3を参照すると、流体分配パーソナルケア製品10の組立図が示されており、流体リザーバ16はハンドル14から取り外され、例えば、非装填位置にある。流体リザーバ内の流体のより効果的なシールを可能にし、それによって製品貯蔵寿命を改善するために、流体リザーバ16は、流体リザーバ16がハンドル14から分離された状態で消費者に提供されてもよい。ハンドル14は、流体リザーバ16の少なくとも一部分を受け入れるように寸法決めされた空洞34を画定してもよい。以下により詳細に記載されるように、流体リザーバ16は、流体リザーバ16をハンドル14に装填する間に消費者が突き破ってもよいシール(図示せず)を有する頂部36を含んでもよい。
図4を参照すると、図3の線4−4に概ね沿って取られた、流体分配パーソナルケア製品10の断面図が示されている。流体リザーバ16は、流体リザーバ16内に所定の体積の流体を確実に収容するシール38を用いた封止状態で提供されてもよい。特定の実施形態では、シール38は頂部36の一部であってもよい。流体リザーバ16はまた、封止状態において所定のヘッドスペース容積(例えば、空気)を設けられてもよい。ハンドル14は、シール38が破られたときに流体リザーバ16から出口ポート18(図1)に流体を送達するように構成されたポンプシステム40を収容してもよい。ポンプシステム40は、流体リザーバ16のシール38を突き破るように構成された穿孔器42を含んでもよい。例えば、流体リザーバ16の頂部36は、流体が空洞34の中へと漏出するのを防ぐために、穿孔器42を受け入れてシールするように寸法決めされた開口部37を画定してもよい。したがって、流体は流体リザーバ16から押し出され、ポンプシステム40の中に、例えば、穿孔器42の中に向かう。
穿孔器42は、流体リザーバ16のヘッドスペース容積の20%を超える変位容積を有してもよい。例えば、穿孔器42は、ヘッドスペース容積の約20%〜約125%、より好ましくは約25%〜約90%の変位容積を有してもよい。穿孔器42の変位容積は、流体リザーバ16からポンプシステム40の中へと(例えば、穿孔器42の中へと)変位された流体の体積、又は開口部37に対して封止された穿孔器上の位置から穿孔器42の端部45までで測定される穿孔器42の容積のいずれかによって計算されてよい。穿孔器42は、流体リザーバ16からの一定体積の流体を変位させて、ポンプシステム40のプライミングを容易にしてもよい。したがって、流体が流体リザーバ16からポート18へと移動するために必要とされるサイクル(例えば、アクチュエータ32の押圧)がより少なくなる。例えば、穿孔器42は、流体リザーバ16からの流体が、限定されたヘッドスペース容積のために流動するように強制される開口部44を画定してもよい。特定の実施形態では、穿孔器42の変位容積に対するヘッドスペース容積は、穿孔器の開口部44が流体で充填されるのを容易にし得る。
ポンプシステム40は、1つ以上の弁(例えば、入口弁50及び出口弁52)を有する可撓性流体コレクタ48(例えば、シリコーンチューブ)を含んでもよい。穿孔器42の開口部44は、穿孔器の先端45から、可撓性流体コレクタ48内の入口弁50まで延びてもよい。特定の実施形態では、流体リザーバ16からの流体は、穿孔器の開口部44及び可撓性流体コネクタ48の少なくとも一部を充填してもよい。しかしながら、変位容積が大きすぎる場合、過剰な流体は、流体リザーバ16の充填中に流体リザーバ16とハンドル14との間に溢流及び漏出することもある。したがって、穿孔器42の変位容積は、ヘッドスペース容積の125%未満であってもよい。特定の実施形態では、穿孔器42の変位容積は、ヘッドスペース容積よりも大きくてもよい。穿孔器42の変位容積は、ポンプシステム40の容積に応じて調節されてもよい。例えば、穿孔器42が流体リザーバ16の中に完全に挿入されると、流体はポンプシステム40を予充填し得る。したがって、ポンプシステム40が出口ポート18に流体を移送するのに必要となるサイクル数が最少となり得る。特定の実施形態では、ポンプシステム40は、ポンプシステムの10サイクル未満、好ましくは7サイクル未満、より好ましくは5サイクル未満で流体を出口ポートから分配することができる。
動作中、消費者は、アクチュエータ32に下向きの力をかけて可撓性流体コレクタ48を圧迫してもよく、それにより、弁50及び52のうちの1つ以上が開放されて、空気及び流体が可撓性流体コレクタ48から1つ以上の出口ポート18(図1)へと押しやられる。アクチュエータ32にかかる力が解放されると、可撓性流体コレクタ48は、その中立位置に復帰し、流体リザーバ16からより多くの流体を受け入れ得るが、それによって可撓性流体コレクタ48が充填される。
図5を参照すると、図4の流体リザーバ16の断面図が示されている。流体リザーバ16は、ボトル53内に位置決めされたデラミネーションバッグ(例えば、折り畳み式)51を含んでもよい。流体リザーバ16(例えば、デラミネーションバッグ51)は、流体体積「Vf」(すなわち、流体リザーバ16内に封止された流体の体積)に、流体リザーバ16内に封止されたヘッドスペース容積「Vh」(非流体体積)を加えたものに等しい充填可能容積(すなわち、流体リザーバ16内に封止される全ポテンシャル容積)「Vt」を有し得る。特定の実施形態では、充填可能容積「Vt」は、約8mL〜約30mLであってよい。頂部36を装着することを可能にするために、また流体の過度な溢流(これにより液体の無駄な廃棄が生じる)を伴うことなく流体リザーバ16を封止することを可能にするために、典型的な流体充填プロセスでは、流体リザーバ16内にヘッドスペース容積が用意されなければならない。しかしながら、余分なヘッドスペースは、ポンプシステム40(図4)によって変位されなければならない空気をより多く追加することになる。したがって、ポンプシステム40のより多くのサイクル(例えば、アクチュエータ32の押圧)が必要とされ、これはユーザにとって悩ましいことになり得る。流体体積とヘッドスペース容積との間の適切なバランスは、ポンプシステム40(図4)をプライミングするためのサイクル数を最小限にすると共に、流体リザーバ16の封止中の過剰な流体廃棄を最小限に抑える。特定の実施形態では、ヘッドスペース容積「Vh」は、ゼロを超えてもよく、例えば、約0.5mL〜約2mLであってもよい。ヘッドスペース容積「Vh」は、充填可能容積「Vt」の約2%〜約10%であってもよい。
図6を参照すると、図2の線6−6に概ね沿って取られた流体分配パーソナルケア製品10の一部分の断面図である。穿孔器42は、流体リザーバ16内に収容された流体54の中へと延びて、ヘッドスペース容積(図5)を変位させ、流体54を穿孔器42の開口部44に押し込むことができる。穿孔器42は、使用中に、また流体リザーバがハンドル14に装着されているときに流体54が漏出するのを防ぐために、頂部36の内側表面56に対して封止されてもよい。したがって、流体リザーバ16がハンドル14に完全に装着されている(例えば、穿孔器42が頂部36の内側表面56に対して封止されている)とき、最小のヘッドスペース容積が存在し得るが、それによって、流体リザーバ16内に空気があればそれは最小限化又は排除される。
図7を参照すると、ポンプシステム40の断面図が図示されている。可撓性流体コレクタ48は、導管58を通じて剃毛カートリッジ12上の出口ポート18へと流体を分配するように構成されてもよい。可撓性流体コレクタ48は、約10mm〜約30mmの、第1のコネクタ60と第2のコネクタ62との間に延びる長さ「L1」を有してもよい。特定の実施形態では、第1のコネクタ60及び第2のコネクタ62は、可撓性流体コネクタ48を支持してもよい。入口弁50は、少なくとも部分的に第1のコネクタ60内に位置決めされてもよく、出口弁52は第2のコネクタ62内に位置決めされてもよい。可撓性流体コレクタ48は、約4mm〜約8mmの距離「d1」(例えば、管形状の外径)を有してもよい。距離「d1」は、可撓性流体コレクタ48の1対の対向する外側壁部64と外側壁部66との間の垂直距離として測定されてもよい。可撓性流体コレクタ48の上部内側壁部65は、完全圧縮位置において可撓性流体コレクタ48の対向する下部内側壁部67と接触して、液体コレクタ48から出口ポート18に向かって液体を押し出すことができる。特定の実施形態では、可撓性流体コレクタ48の完全圧縮位置は、中立位置(例えば、休止位置)における可撓性流体コレクタ48の上部内側壁部65とその反対側の可撓性流体コレクタ48の下部内側壁部67との間の距離「d2」の40%未満であってもよい。
図8を参照すると、図3の8−8線に概ね沿って取られた、ハンドル14の拡大断面図が示されている。ハンドル14は、支持表面68を有する空洞34を画定してもよい。以下でより詳細に説明されるように、支持表面68は、流体コレクタ48を支持してもよい。アクチュエータ32は、約8mm〜約18mmの接触長さ「L2」を有するポンプ接触表面70を有してもよい。ポンプ接触表面70の前方及び/又は後方表面は、約1mm〜約4mmの半径を有してもよい。この半径は、特に長期の使用後に、アクチュエータ32が流体コレクタ48(図示せず)を引き裂いたり、流体コレクタに損傷を与えたりすることを防止するのに役立ち得る。ハンドル14の支持表面68とアクチュエータのポンプ接触表面70との間の垂直距離「d3」は、約4mm〜約8mmであってよい。距離「d3」は、中立位置における(例えば、ユーザによる作動前の)距離「d1」(図7)よりも小さくてもよく、それによって、流体コレクタ48がわずかに圧縮されている(図7)。このわずかな圧縮は、アクチュエータ32を付勢するためのばね機構として作用するだけでなく、アクチュエータの必要な移動距離を減少させて流体コレクタ48(図7)を完全に圧縮し、それによって各ポンプサイクルの効率を改善し得る。特定の実施形態では、外側壁部64と外側壁部66との間の距離「d1」(図7)は、アクチュエータ32のポンプ接触表面70と支持表面68との間の距離「d3」の100%超〜約110%であってもよい。
特定の実施形態では、アクチュエータ32のポンプ接触表面70の接触長さ「L2」は、最大効率を可能にするために、可撓性流体コレクタ48(図7)の長さ「L1」の約40%〜約90%、より好ましくは約50%〜約80%であってよい。理論に束縛されるものではないが、アクチュエータ32のポンプ接触表面70が可撓性流体コレクタ48の長さ「L1」の50%未満であった場合(図7)、流体コレクタ48の完全圧縮ごとに分配される流体がより少なくなるため、ポンプシステムは効率的ではないと考えられる。アクチュエータ32のポンプ接触表面70が、可撓性流体コレクタ48の長さ「L1」の80%超であった場合(図7)、流体コレクタを完全に圧縮するのに必要な力が高すぎる可能性がある。更に、より高い力によって、アクチュエータ32が流体コレクタ48を損傷させる可能性がある。
図9を参照すると、図2の線9−9に概ね沿って取られた、流体分配パーソナルケア製品10の拡大断面図が示されている。流体分配パーソナルケア製品10は、ハンドル14によって画定された空洞34内にポンプシステム40を配置することによって組み立てられ得る。ポンプシステム40の可撓性流体コレクタ48は、ハンドル14の支持表面68上に配置されてもよい。次にアクチュエータ32が可撓性流体コレクタ48の上に配置されてもよい。特定の実施形態では、アクチュエータ32はカバー69に装着されてカバーサブアセンブリを形成してもよく、カバーサブアセンブリは次にハンドル14に装着される。次にカバー69がハンドル14に(例えば、超音波溶接又はスナップ嵌めによって)固定され得る。他の実施形態では、アクチュエータ32は、可撓性流体コレクタ48の上に配置されてもよく、カバー69は、カバー69がハンドル14に固定される際にアクチュエータ32の一部分の上に装着されてもよい。流体分配パーソナルケア製品10のアセンブリは、中立位置(例えば、アクチュエータ32の頂部表面35に外力が加えられていない)において可撓性流体コレクタ48をハンドル14の支持表面68及びアクチュエータのポンプ接触表面70と接触させ得る。
中立位置では、可撓性流体コレクタ48は、空気を充填されるかあるいは部分的に充填されてもよい。したがって、可撓性流体コレクタ48は、流体をポンプ圧送することができるようにプライミングされることが必要となり得る。
可撓性流体コレクタ48の外側壁部64は、ポンプ接触表面70に対面して接触してもよい。可撓性流体コレクタ48の外側壁部66は、ハンドル14の支持表面68に対面及び接触してもよい。したがって、可撓性流体コレクタ48は、中立位置において圧縮され得る(すなわち、予備圧縮され得る)。特定の実施形態では、可撓性流体コレクタ48は、中立位置において約5%〜約10%圧縮され得るが、これにより、ユーザフィードバックの改善、アクチュエータの付勢の改善、及び可撓性流体コレクタ48を完全に圧縮するためのアクチュエータ32の移動の減少が可能となり得る。
特定の実施形態では、アクチュエータ32は、可撓性流体コレクタ48の長手方向軸A1に対して横断方向に移動する手動ボタンであってもよい。ユーザは、アクチュエータ32の頂部表面35を下向きの方向に押圧して、ポンプシステム40を循環させることができる。アクチュエータ32のポンプ接触表面70は、ポンプシステム40を循環させ、流体を分配するために、完全圧縮位置において可撓性流体コレクタ48の対向する下部内側壁部67に上部内側壁部65を接触させるように、可撓性流体コレクタ48(すなわち、外側壁部64)に直接接触し得る。ハンドル14の支持表面68は、外側壁部66に直接接触してもよい。
図10を参照すると、アクチュエータ32の底面斜視図が示されている。アクチュエータ32のポンプ接触表面70は、可撓性流体コレクタ48の圧縮性を改善するために、ポンプ接触表面70の中心に向かって付加的な接触領域を提供し得る1対の交差リブ72及び74を含んでもよい。交差リブ72のうちの1つは、可撓性流体コレクタ48に接触する長手方向リブ72であってもよい。長手方向リブ72は、約0.5mm〜10mm、より好ましくは約0.5mm〜約2mmの幅を有し得る。特定の実施形態では、長手方向リブ72は、中央において、またいずれかの端部において、より幅広であってもよい。他のリブ74は、長手方向リブ72及び可撓性流体コレクタ48を横断してもよい。特定の実施形態では、長手方向リブ72は、可撓性流体コレクタ48の上に直接的に位置決めされてもよい。リブ72を横断するリブ74は、可撓性流体コレクタ48が圧縮及び平坦化される(例えば、より幅広となる)際に、付加的な接触領域を提供し得る。リブ74は、約0.5mm〜約10mm、より好ましくは約0.5mm〜約2mmの幅を有し得る。
本明細書の全体をとおして与えられる全ての最大数値限定は、それよりも小さい全ての数値限定を、かかるより小さい数値限定があたかも本明細書に明確に記載されているかのように含むものと理解すべきである。本明細書の全体をとおして与えられる全ての最小数値限定は、それよりも高い全ての数値限定を、かかるより高い数値限定があたかも本明細書に明確に記載されているかのように含む。本明細書の全体をとおして与えられる全ての数値範囲は、かかるより広い数値範囲内に含まれるより狭い全ての数値範囲を、かかるより狭い数値範囲があたかも全て本明細書に明確に記載されているかのように含む。
本明細書にて開示された寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきではない。その代わりに、特に指示がない限り、このような寸法はそれぞれ、列挙された値とその値を囲む機能的に同等な範囲との両方を意味することが意図されている。例えば、「40mm」と開示された寸法は、「約40mm」を意味することが意図される。
相互参照される文書又は関連特許若しくは出願を含めた、本明細書に引用される全ての文書は、明示的に除外されるか又は特に限定されない限り、参照することによりその全体が本明細書に組み込まれる。いかなる文献の引用も、本明細書中で開示又は特許請求される任意の発明に対する先行技術であるとはみなされず、あるいはそれを単独で又は他の任意の参考文献(単数又は複数)と組み合わせたときに、そのようないかなる発明も教示、示唆又は開示するとはみなされない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照により組み込まれた文書内の同じ用語の任意の意味又は定義と矛盾する場合、本文書においてその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
本発明の特定の実施形態を例示及び説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を行うことができる点は当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲に網羅することが意図されている。