JPH0350033B2 - - Google Patents

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JPH0350033B2
JPH0350033B2 JP179383A JP179383A JPH0350033B2 JP H0350033 B2 JPH0350033 B2 JP H0350033B2 JP 179383 A JP179383 A JP 179383A JP 179383 A JP179383 A JP 179383A JP H0350033 B2 JPH0350033 B2 JP H0350033B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bituminous
reinforcing material
mixture
waterproofing
latex mixture
Prior art date
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Expired
Application number
JP179383A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59130381A (ja
Inventor
Iwao Heii
Tadayoshi Nakajima
Yoshiro Shiba
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd filed Critical Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP179383A priority Critical patent/JPS59130381A/ja
Publication of JPS59130381A publication Critical patent/JPS59130381A/ja
Publication of JPH0350033B2 publication Critical patent/JPH0350033B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、補強材と瀝青物質ラテツクス混合物
を併用した防水施工を採用するにあたり、あらか
じめ特定の硬化性物質で特殊処理した補強材を用
いることにより、瀝青物質ラテツクス混合物の硬
化造膜を促進させることが可能な特殊防水工法に
関するものである。 現在、建築構造物に採用されている防水工法
は、大半がアスフアルト防水工法で主として熱工
法である。しかし、熱工法はアスフアルトを加熱
熔融して旋工を行うため、高温作業による火災・
火傷の危険性、煙や臭気が発生し環境衛生上好ま
しくないといつた問題を有している。 これらの問題を改善するため、近年、アスフア
ルトおよびゴムアスフアルトを主材として乳化し
たエマルジヨン系の防水材が使用されている。こ
れらの防水材をコンクリート系下地に塗布した場
合、水分の蒸発に長時間を要し、自然乾燥による
造膜方法では薄塗りによる塗り重ねが普通であ
り、厚みのある防水層を速やかに形成させること
が困難である。また、これらの防水材とゲル化剤
を混合し強制的に硬化させる方法も行なわれてい
るが、施工現場での二液混合による作業の複雑
化、調合ミス、混合撹拌不良、気温等の影響によ
り硬化が不均一に進行するなどの欠点を有してい
る。 本発明者らは、このような欠点を更に改良すべ
く種々検討と重ねた結果、補強剤と瀝青物質ラテ
ツクス混合物を組合せて防水工事を行うに際し、
あらかじめ、特定の硬化性物質で処理した補強材
を使用することにより、瀝青物質ラテツクス混合
物が当該補強材に含浸するとともに、すみやかに
硬化が進み、補強材と一体化した均一な防水層を
容易に形成させ得ることを見出した。 本発明はこれらの知見にもとずくものである。 本発明において使用される補強材としては、合
成繊維系の乾式、湿式、溶融紡糸式不織布、ニー
ドルパンチ布およびその他の不織布、またはこれ
らの不織布とメツシユその他シートとの複合品ま
たは織布などが適当である。 本発明において使用される補強材は、あらかじ
め前記硬化性物質で処理されたものである。硬化
性物質としては瀝青物質ラテツクス混合物の乳化
状態を不安定化する物質であつて、多価金属塩
類、アンモニウム塩類、およびケイ弗化塩から選
ばれる少なくとも一種の化合物が挙げられる。多
価金属塩類としては塩化カルシウム、塩化マグネ
シウム、硝酸アルミニウム、硝酸マグネシウム、
アンモニウム塩類としては塩化アンモニウム、酢
酸アンモニウム、ケイ弗化塩としてはケイ弗化ナ
トリウム、ケイ弗化カリウムなどがあり、これら
は、単独あるいは2種以上を混合して、水溶液あ
るいは水性分散液にして使用することが出来る。
また、これら硬化性物質を微粉状で補強材に付着
させて使用することが出来る。 本発明の硬化性物質による補強材の処理方法
は、たとえば前述の各種硬化性物質を水溶液また
は水性分散液とし、本溶液を前述の各種補強材に
含浸、塗布、吹付け処理して乾燥することにより
容易に得ることが出来る。 補強材に関する硬化性物質の付着量は、通常、
乾燥基布100重量部に対して0.5〜20重量部、好ま
しくは1〜15重量部である。硬化性物質の付着量
が0.5重量部未満では、瀝青物質ラテツクス混合
物の促進硬化が不十分かつ不均一になり好ましく
ない。また、付着量が20重量部以上では、硬化が
過剰で経済的にも不利である。 本発明において使用される瀝青物質ラテツクス
混合物は、補強材に含浸して硬化させた後の防水
層の目盛りが少なく、また硬化時の余剰水が少な
いものほど防水層の完全乾燥性がすぐれている、
防水層を厚く旋工出来ることなどからして、濃度
は高いものが良く含水率は30重量%以下のものが
好ましく、特に20重量%以下のものが好ましい。 本発明の工法で防水施工を行う場合には、何ら
特殊な旋工法を必要とせず、通常の方法を用いる
ことが出来る。すなわち下地の状況に応じてラテ
ツクスセメントペースト、ゴムアスフアルト系エ
マルジヨンなどをプライマーとして下地に塗布し
て乾燥させる。ついで、瀝青物質ラテツクス混合
物を刷毛、スポンジ刷毛、ゴム刷毛、鏝、吹付機
などを用いて塗布しながら、直ちに硬化性物質で
処理した補強材を流し貼り(塗布した端からロー
ル状に巻いた補強材を転がしながら貼つていく工
法)させると、含浸とともに瀝青物質ラテツクス
混合物が急速に硬化し、補強された防水膜を迅速
に形成させることが可能である。本発明は特に流
し貼り工法に好適に使用できる。 本発明の防水工法によれば、構築物の種類およ
び部位などの違による、防水性能の重要度に応じ
て、防水層を多層化して旋工することができる。
すなわち、建築防水のような防水層の多層化が要
求される場合でも、本発明の硬化性物質で処理さ
れた補強材を用いることにより、瀝青物質ラテツ
クス混合物の硬化造膜が促進されるので、積層化
された信頼性の高い防水層の形成が可能である。
また、補強材が厚くても、硬化性物質の硬化によ
り、瀝青物質ラテツクス混合物の硬化造膜が促進
されるので、土木防水に適した厚くて強靭な防水
膜を容易に形成させることができる。 本発明によつて得られる防水層は、ゴムラテツ
クスで改質された瀝青物質が主成分となつて形成
されるので、アスフアルト防水層のような夏季の
だれ、冬季の脆化がなく、弾性に富んだすぐれた
性能を発揮する。 また、加熱の必要がなく、有機溶剤等の問題が
ないので、安全性が高く、無公害な常温施工が可
能であり、旋工日数も大巾に短縮できる。 本発明では、硬化性物質で処理した補強材と組
合せて使用する防水材として、瀝青物質ラテツク
ス混合物について説明したが、これ以外にもアク
リル系その他のエマルジヨン系防水材にも適用す
ることができる。 次に本発明の効果を具体的に例示して説明す
る。 比較例 1 コンクリート系建造物の屋上部を、瀝青物質ラ
テツクス混合物(日本合成ゴム(社)製JSRハルコー
ト・固形分85重量%;以下、混合物と略す)で防
水旋工するに際し、まず下地の突起物、塵埃など
を除去して清掃を行つた。次いで、下地処理兼プ
ライマーとして、ラテツクスセメントペーストを
刷毛塗り(塗布量約1.5Kg/m2を2回塗り)し乾
燥を行つた。その上に上記瀝青物質ラテツクス混
合物を約2.5Kg/m2塗布し、直ちに無処理品長繊
維系不織布(東洋紡スパンボンド社製、スパンボ
ンド布、目付量約165g/m2)をうき(貼りつけ
ミスや異物混入による貼り布の浮き上り)、しわ
のないように流し貼りしたところ、表面部分だけ
は皮膜を形成したが、内部の該混合物が均一に乾
燥しにくかつた。該混合物を一度に厚塗りする
と、補強された防水層を迅速に形成させることが
難しく、施工上好ましくなかつた。 実施例 1 コンクリート系建造物の屋上部を、比較例1と
同じ瀝青物質ラテツクス混合物で防水旋工するに
際し、まず下地の突起物、塵埃などを除去して清
掃を行つた。次いで、下地処理兼プライマーとし
て、ラテツクスセメントペーストを刷毛塗り(塗
布量約1.5Kg/m2を2回塗り)し乾燥させた。そ
の上に該混合物を約2.5Kg/m2塗布し、直ちに硬
化性物質で処理された補強材をうき、しわのない
ように流し貼りしたところ、該混合物が含浸して
均一に硬化し、補強された防水層を迅速に形成す
ることができた。 使用した補強材は、比較例1と同じ不織布を塩
化カルシウム水溶液で含浸乾燥処理したものであ
る。 実施例 2 コンクリート系建造物の屋上部を、実施例1と
同じ瀝青物質ラテツクス混合物で防水旋工するに
際し、まず、実施例1と同様に下地処理を行つ
た。その上に該混合物を約2.5Kg/m2塗布し、直
ちに硬化性物質で処理された補強材をうき、しわ
のないように流し貼りしたところ、該混合物が含
浸して均一に硬化し、良好な防水層を迅速に形成
した。使用した補強材は、実施例1と同じ不織布
を塩化カルシウム水溶液で含浸乾燥処理したもの
である。 実施例 3 コンクリート系建造物の屋上部を、実施例1と
同じ瀝青物質ラテツクス混合物で防水旋工するに
際し、まず、実施例1と同様に下地処理を行つ
た。その上に該混合物を約2.5Kg/m2塗布し、直
ちに硬化性物質で処理された補強材をうき、しわ
のないように流し貼りしたところ、該混合物が含
浸して均一に硬化し、良好な防水層を迅速に形成
した。 使用した補強材は、実施例1と同じ不織布を硫
酸マグネシウム水溶液で含浸乾燥処理したもので
ある。 実施例 4 コンクリート系建造物の屋上部を、実施例1と
同じ瀝青物質ラテツクス混合物で防水旋工するに
際し、まず、実施例1と同様に下地処理を行つ
た。その上に該混合物を約2.5Kg/m2塗布し、直
ちに硬化性物質で処理された補強材をうき、しわ
のないように流し貼りしたところ、該混合物が含
浸して均一に硬化し、良好な防水層を迅速に形成
した。 使用した補強材は、実施例1と同じ不織布を塩
化アンモニウム水溶液で含浸乾燥処理したもので
ある。
【表】
【表】 実施例 5 コンクリート系建造物の屋上部を、実施例1と
同じ瀝青物質ラテツクス混合物で防水旋工するに
際し、まず、実施例1と同様に下地処理を行つ
た。その上に該混合物を約2.5Kg/m2塗布し、直
ちに硬化性物質で処理された補強材をうき、しわ
のないように流し貼りしたところ、ハルコートが
含浸して均一に硬化し、良好な防水層を迅速に形
成した。 使用した補強材は、実施例1と同じ不織布をケ
イ弗化ナトリウム水性分散液で含浸乾燥処理した
ものである。 比較例および実施例の条件と結果を表1にまと
めた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 補強材と瀝青物質ラテツクス混合物を併用し
    て防水施工するにあたり、下地処理を行つた上に
    瀝青物質ラテツクス混合物を塗布した後、直ちに
    あらかじめ多価金属塩類、アンモニウム塩類およ
    びケイ弗化塩から選ばれる少なくとも一種の化合
    物からなる硬化性物質で処理した、不織布、その
    複合品および織布から選ばれる補強材を貼付する
    ことにより、瀝青物質ラテツクス混合物の硬化造
    膜を促進させることを特徴とする防水工法。 2 不織布、その複合品および織布から選ばれる
    補強材が、多価金属塩類、アンモニウム塩類およ
    びケイ弗化塩から選ばれる少なくとも一種の化合
    物の水溶液又は水分散液を含浸、乾燥するもので
    ある特許請求の範囲第1項記載の防水工法。
JP179383A 1983-01-11 1983-01-11 防水工法 Granted JPS59130381A (ja)

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JP179383A JPS59130381A (ja) 1983-01-11 1983-01-11 防水工法

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JP179383A JPS59130381A (ja) 1983-01-11 1983-01-11 防水工法

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Publication Number Publication Date
JPS59130381A JPS59130381A (ja) 1984-07-26
JPH0350033B2 true JPH0350033B2 (ja) 1991-07-31

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JPS59130381A (ja) 1984-07-26

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