JPS6329557Y2 - - Google Patents

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JPS6329557Y2
JPS6329557Y2 JP19220183U JP19220183U JPS6329557Y2 JP S6329557 Y2 JPS6329557 Y2 JP S6329557Y2 JP 19220183 U JP19220183 U JP 19220183U JP 19220183 U JP19220183 U JP 19220183U JP S6329557 Y2 JPS6329557 Y2 JP S6329557Y2
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JP
Japan
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emulsion
layer
rubber asphalt
resin emulsion
parts
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JP19220183U
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JPS60101131U (ja
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  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はクラツクに強く、透水の全くない新規
な三層からなる塗布型防水膜の構造に関する。
従来土木建築防水工法として熱アスフアルト工
法が多年実施されて来たが、加熱溶融による火災
発生、臭気の発生、作業上の問題などから冷工法
が望まれていた。アスフアルト乳剤としては普通
50〜60%固形量のものが使用され、厚く一度に塗
布した場合、表面は乾燥して皮膜が出来るも中迄
乾燥するには数日間を要し、うすく何回も塗り重
ねたのでは工程が増える。また得られた皮膜は老
化が早く、短期間で亀裂が発生することは周知の
事実である。
この他に塗布防水工法としてはウレタン樹脂を
用いるのが一般的であるが、室内はともかく外部
ではチヨーキング等老化が割に早く、防水膜とし
て耐候性に今一つ信頼が置けない。この工法では
主剤、硬化剤を使用前に混合しなければならない
が、往往にして混合不充分のため硬化不完全の事
故をおこす。また水分に合うと発泡したり、粘度
が高いと撹拌時の気泡が残ることがある。レベリ
ングをよくするため粘度を下げると一回塗りで厚
塗りは出来なくなる。
比較的信頼の置ける防水工法としてはシート防
水があり、ネオプレンやEPラバーが用いられる
が、価格の点もあり余り厚いフイルムは使えな
い。施工には下地及びシート裏面にネオプレン系
接着剤を塗布、溶剤を揮散させた後、塗布面同志
を合せて貼り付ける。火気、環境衛生上の問題の
ほか、シートとシートの継目部分には上から帯状
のシートを接着剤で貼り付ける等の手間がかか
る。
本考案はかかる従来工法の欠点を解消すべく鋭
意検討を重ねた結果、ゴムアスフアルトエマルジ
ヨンにエマルジヨン破壊剤を添加して得られるゴ
ムアスフアルト防水層と補強用クロスとセメント
と硅砂等よりなる無機結合材と特定の樹脂エマル
ジヨンからなる防水層の三層構造よりなる塗布型
防水膜構造がその目的を達成することを見出し本
考案を完成した。
以下に図面に従つて本考案を説明する。
図は本考案の一実施例を示す斜視図である。施
工下地1の上に第1層2として冷工法ゴムアスフ
アルトエマルジヨン型防水剤にエマルジヨン破壊
剤を添加撹拌後塗布する。ゴムアスフアルトエマ
ルジヨンをカチオン系にすると下地との密着がよ
くなり、プライマーを必要としない。エマルジヨ
ン破壊剤としては酢酸ソーダ、塩化カルシウム、
炭酸カルシウム、明バン、硫酸バン土、石膏、セ
メント、ベントナイト等が好ましく、使用量はゴ
ムアスフアルトエマルジヨン100重量部に対し0.5
〜5重量部である。ゴムアスフアルトエマルジヨ
ンがカチオン系かアニオン系かによつて使用する
破壊剤は上記の中から適宜選択される。エマルジ
ヨン破壊剤を使用するのは一度塗りで厚い膜を短
時間に得るためであるから、安定なゴムアスフア
ルトエマルジヨンに使用時破壊剤を添加した際、
適当な速度でエマルジヨンが破壊されなければな
らないので、それに応じて種類と使用量が決定さ
れる。
次に第2層3として補強用クロスを第1層の上
に貼付する。これは防水膜のモジユラスを上げる
ために用いるもので、その具体例としてガラスク
ロス、合成繊維製メツシユ、不織布、炭素繊維、
ボロン繊維、炭化珪素よりなるクロスやステンレ
ス、タングステン線の金網等をそのまま、または
アスフアルトを含浸して用いられる。これら補強
用クロスはゴムアスフアルトエマルジヨン等を用
いて貼付ける。
第3層4のフレキシブルモルタル防水層として
はセメントと硅砂等よりなる無機結合材と組合せ
たとき弾性を示す樹脂が好ましく、それには下記
特定の樹脂エマルジヨン、とくにアクリル系樹脂
エマルジヨンが好適である。すなわちアクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピ
ル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘ
キシル等、炭素数1〜10のアルキル基のアクリル
酸エステルの単独乳化重合体またはこれらアクリ
ル酸エステル50重量%以上と他のビニルモノマー
との乳化共重合体で造膜温度が10℃以下、ガラス
転移温度80℃以下のものである。この範囲をはず
れた樹脂は本考案の目的であるフレキシブルモル
タルとして適当でなくなる。また造膜温度及びガ
ラス転移温度がこの範囲に入るものであれば、ア
クリル系樹脂エマルジヨンのみならず、SBRラ
テツクスやEVAエマルジヨンであつても差支え
ない。
アクリル系樹脂エマルジヨン100重量部に対し
ポルトランドセメント等各種セメント、硅砂等骨
材50〜300重量部混合する。得られたフレキシブ
ルモルタルの伸び率は200〜900%で、好ましくは
300〜500%である。
セメントの水硬性により1度塗りで任意の厚さ
の塗膜が得られ、数時間後には重量物を載せ得る
程に硬化する。アクリル系樹脂エマルジヨンにセ
メントを混合するから、着色自由で耐候性の顔料
を選べば任意に着色でき、美観のほか下層のアス
フアルトの黒色を隠蔽する効果も生じる。第3層
の防水層は引張強度、伸び率がすぐれるほか、透
水性、耐候性、耐薬品性の優れた塗膜が得られ
る。
かくして得られた三層よりなる防水膜の強度お
よび伸び率は複合材料のため単一の数値を出すの
が困難であるが、例えば3.5mm厚さ(第1層1.5
mm、第2層アスフアルト含浸ガラスクロス、第3
層2mm)の防水膜をJISA−6021に準じてインス
トロン万能試験機を用いて測定した結果では、先
ずガラスクロスが伸び率11%、強度200Kg/cm2
切断、次に第3層が伸び率300%、強度35Kg/cm2
で切れ、第1層は伸び率1000%以上、強度2Kg/
cm2で切断した。また透水量はJISA−1404に準じ
て測定した結果はOであつた。さらにサンシヤイ
ンウエザーメーターで500時間(4年間に相当)
老化促進した結果は、第1層ゴムアスフアルト防
水層および第3層フレキシブルモルタル防水層の
伸び率は低下するも強度は少し上つた位で、全体
としては殆ど変化がないといえる。
次に実施例を示す。部、%はすべて重量部、重
量%である。
実施例 第1層の冷工法ゴムアスフアルトエマルジヨン
型防水剤として、カチオン系アスフアルト乳剤
(固形分60%)80部、カチオンまたはノニオン系
SBRラテツクス20部、CMCまたはメチルセルロ
ース10%水溶液10部、消泡剤1部を均一に混合し
たゴムアスフアルトエマルジヨンを用い、このゴ
ムアスフアルトエマルジヨン100部にエマルジヨ
ン破壊剤としてベントナイトを5部加えて約1分
間撹拌した後、3mm厚さに施工下地にゴムベラを
用いて塗布した。
第2層の補強用クロスとして、目の間隔が5〜
7mmのアスフアルト含浸ガラスクロスをゴムアス
フアルトエマルジヨンで第1層に貼付した。
第3層は灰色に着色したフレキシブルモルタル
防水層として、チタン白5部、カーボンブラツク
0.1部、エチレングリコールまたはメチルセルロ
ース10%水溶液の如き保水剤4部、造膜温度7
℃、ガラス転移温度55℃のアクリル系樹脂エマル
ジヨン90部を混合して得た樹脂エマルジヨン100
部に白色セメント120部、硅砂30部よりなる結合
材を均一に混合して直ちにゴムベラまたは鏝を用
いて2mm厚さに塗布した。
得られた三層構造よりなる3.5mm厚さの防水膜
は前記のような伸び率、強度、透水量および耐候
性を有する優れた防水膜であつた。なおゼロスパ
ンテストでインストロン万能試験機を用いて塗膜
にピンホールが生じる最大亀裂幅を求めるべく引
張試験を行つたが、10cm引張つてもゴムアスフア
ルト層が伸び数値は得られなかつた。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の防水膜の斜視図である。 1……施工下地、2……ゴムアスフアルト防水
層、3……補強用クロス、4……フレキシブルモ
ルタル防水層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 冷工法塗布型ゴムアスフアルトエマルジヨン
    にエマルジヨン破壊剤を添加後、施工下地に塗
    布乾燥して得られるゴムアスフアルト防水層
    と、その上に補強用クロスを積層し、さらにそ
    の上に造膜温度10℃以下、ガラス転移温度80℃
    以下の樹脂エマルジヨンと、セメントと硅砂等
    よりなる無機結合材とからなるフレキシブルモ
    ルタルを塗布して得られる防水層の三層構造よ
    りなる塗布型防水膜。 (2) 樹脂エマルジヨンが炭素数1〜10のアルキル
    基を有するアクリル酸エステルモノマー単独乳
    化重合体もしくはそれの50重量%以上と他のビ
    ニルモノマーとの乳化共重合体のアクリル系樹
    脂エマルジヨンである実用新案登録請求の範囲
    第(1)項記載の塗布型防水膜。
JP19220183U 1983-12-15 1983-12-15 塗布型防水膜 Granted JPS60101131U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19220183U JPS60101131U (ja) 1983-12-15 1983-12-15 塗布型防水膜

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19220183U JPS60101131U (ja) 1983-12-15 1983-12-15 塗布型防水膜

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Publication Number Publication Date
JPS60101131U JPS60101131U (ja) 1985-07-10
JPS6329557Y2 true JPS6329557Y2 (ja) 1988-08-09

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ID=30413693

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19220183U Granted JPS60101131U (ja) 1983-12-15 1983-12-15 塗布型防水膜

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07116762B2 (ja) * 1988-04-14 1995-12-18 ブリヂストンテクノシステム株式会社 燻蒸倉庫の気密断熱構造およびその施工法
JP3425558B2 (ja) * 2000-09-12 2003-07-14 阪神内燃機工業株式会社 くん蒸倉庫の気密構造及びその施工方法

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JPS60101131U (ja) 1985-07-10

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