JPS615149A - 防水施工方法 - Google Patents

防水施工方法

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JPS615149A
JPS615149A JP12398084A JP12398084A JPS615149A JP S615149 A JPS615149 A JP S615149A JP 12398084 A JP12398084 A JP 12398084A JP 12398084 A JP12398084 A JP 12398084A JP S615149 A JPS615149 A JP S615149A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は屋上、ベランダ、浴室、洗面所など建築物内外
の防水を必要とする部分や、貯水槽、プール、導水路、
汚水処理槽、サイロなどの各種種類への防水施工方法に
関する。
〔従来の技術〕
従来、屋上、ベランダ、浴室、洗面所など建築物内外の
防水を必要とする部分や、貯水槽、プール、導水路、汚
水処理槽、サイロなどの各種種類への防水施工方法は、
アスファルトを塗布するが、ゴムシートを貼付するが、
あるいはうレタンコーティングすることによって行なわ
れてきた。
(発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、アスファルトによる防水施工方法は、防
水工事現場でアスファルトを溶融しなければならず、そ
のため工事現場にアスファルト溶融用の設備を必要とし
、また1回の塗付ではせいぜい2mm程度の厚さしか塗
付できないため、所望の厚さを得るには、7〜8回重ね
塗りをしなければならなかった。そのため非常に作業性
が悪く、しかも塗付されたアスファルト層は気温上昇に
より軟化してベトッキや凹凸が生じるなど性能でも種々
問題があった。
ゴムシートの貼付による防水施工方法は、下地表面の凹
凸を調整するためのいわゆる不陸調整がセメントのノロ
で行なわれ、この乾燥に長期間要し、乾燥不充分である
とゴムシートの接着ができず、ゴムシートの剥離現象が
生し、またゴムシートが直接太陽光線や雨風に曝される
ため、ゴムが劣化しやすいという問題があり、しかも不
陸調整に使用したノロが防水性を有しない上に固い感触
を与え、ゴムシートによる弾力性を相殺する欠点があっ
た。
またウレタンコーティングによる防水施工方法では、1
回のコーティングでは所望とする厚さが得られないため
、3〜4回重ね塗りをしなければならず、また下地が完
全に乾いていない場合は下地に接着せず塗膜剥離が生じ
、またウレタン塗膜は耐候性が悪く、水との接触により
加水分解を生じて塗膜がやせてくるという問題があった
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上述の事情に鑑み、防水を必要とする下地上に
、アクリル系ポリマー、セメント、短繊維および骨材を
含有する組成物からなる防水下塗層を形成し、該防水下
塗層にゴムシートを感圧接着剤で接着して貼付し、該ゴ
ムシート上にアクリル系ポリマー、セメント、シリカ粉
末またはセルベン、短繊維および骨材を含有する組成物
からなる上塗層を形成することによって、作業性がよく
、かつ性能面でも優れた防水層を形成しうる防水施工方
法を提供したものである。
本発明において防水下塗層はアクリル系ポリマー、セメ
ント、短繊維および骨材を含有する組成物からなり、防
水性を発揮し、ゴムシートの下地層となるとともに、下
地表面に凹凸がある場合に不陸調整剤として働くもので
ある。
上記防水下塗層を構成する組成物中のアクリル系ポリマ
ーは、下地を構成するコンクリートやモルタルとの間に
強力な接着力を生み出す原動力となるものであって、防
水下塗層を構成する組成物中、このアクリル系ポリマー
が少なくなると、下地のコンクリートやモルタルとの接
着性が低下し、かつ柔軟性が低下し、逆に多すぎると表
面層のみが硬化して、防水下塗層内部の硬化が進行しな
くなるので、その使用量としては組成物中25〜45%
(重量%、以下同様)にするのが好ましい。後述するよ
うに、上記組成物の調製に際しては、このアクリル系ポ
リマーはエマルジョン状態のものが使用に供される。そ
して、このエマルジョン状態のアクリル系ポリマーのな
かでもアクリル系カチオン型エマルジョンポリマーと呼
ばれるカチオン性の粒子荷電を有するエマルジョンポリ
マーが好用される。このアクリル系カチオン型エマルジ
ョンポリマーは乳化重合により得られるもので、アクリ
ル酸、メタクリル酸などの不飽和カルボン酸、アクリル
酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アク
リル酸オクチル、メタクリル酸メチルなどの不飽和カル
ボン酸エステルのホモポリマーまたはこれらモノマー間
のコポリマーであって、これらのポリマーは第2級また
は第3級アミン塩、あるいは第4級アンモニうム塩など
によってカチオン型に変性されている。そして、このよ
うなアクリル系カチオン型エマルジョンポリマーの好適
な市販例としては、大日本インキ化学工業(株)より商
品名VONCOAT (ボンコート)sFC−60で市
販されている樹脂固形分温度約50%のエマルジョンや
同じく商品名VONCOAT (ボンコー)) SFC
−65で市販されている樹脂固形分温度約60%のエマ
ルジョンなどがあげられる。
なおアクリル系ポリマーはエマルジョン状態のものが使
用に供されるため、組成物は調製時水分を含んだペース
ト状のものとして得られるが、防水下塗層は下地上に該
ペーストを塗付し、乾燥、硬化させることによって得ら
れ、その役割を果すので、本発明において防水下塗層を
構成する組成物とは乾燥轡の状態のものをいい、また該
組成物中におけるアクリル系カチオン型エマルジョンポ
リマーなどのアクリル系ポリマーの量は樹脂固形分で示
されるものである。
本発明において前記防水下塗層を構成する組成物中にお
けるセメントは、コンクリート層やモルタル層中のセメ
ントとの接着に有用であるとともに、防水下塗層形成時
に、樹脂エマルジョン中の水分を吸収して硬化し、組成
物ペーストの下地への厚塗りを可能ならしめるもので、
組成物中このセメントは少なすぎると上述のような効果
が充分に発揮できず、逆に多すぎると柔軟性、弾力性が
低下するので、その使用量としては組成物中10〜25
%にするのが好ましい。そしてセメントとしては、たと
えばポルトランドセメント、アルミナセメントなどが使
用される。
短繊維はセメントが硬化する際の収縮による割れを防止
するのに有用であり、組成物中この短繊維が少ないと亀
裂が生じて防水効果の低下を招き、逆に多くなると組成
物ペーストの粘度が高くなりすぎて、防水下塗層形成時
の作業性が悪くなるので組成物中2〜15%にするのが
好ましい。そしてこのような短繊維としては、たとえば
石綿繊維、ガラス繊維などの無機系短繊維、パルプ繊維
などの有機系短繊維などが用いられる。また骨材は防水
下塗層の表面を粗面化し、感圧接着剤によるゴムシート
との接着を良好にするのに有用であり、組成物中この儒
材が少なくなると防水下塗層表面の粗面化が少なくなり
、逆に多すぎると柔軟性に欠けるようになるので、組成
物中25〜45%にするのが好ましい。そして、このよ
うな骨材としては、たとえばケイ砂、ケイ石粉、さらに
は軽石、火山れき砂などをふるい分けしたものや、ある
いは破砕とふるい分けとをしたものなどの天然軽量骨材
、パーライト、バーミキュライトなどの人工軽量骨材な
どが用いられる。
本発明において防水下塗層を形成するには、たとえば次
に示すように行なうのが好ましい。すなわち、アクリル
系ポリマーのエマルジョンを準備し、該樹脂エマルジョ
ンへの混和材として、セメント、短繊維および骨材を含
む混合物をtiil製し、この混和材に前記樹脂エマル
ジョンを滴下し、かきまぜて均一に混合し、この組成物
ペーストを下地上に塗付し、乾燥する。そして、前記樹
脂エマルジョンの調製に際しては、キシレンなどの増粘
剤や、あるいは消泡剤などを添加し、また混和材の調製
に際してもステアリン酸カルシウムなどの滑剤や粉末状
の消泡剤などを添加しておくのが好ましい。
なお本発明において防水下塗層を構成する組成物は、ア
クリル系ポリマー、セメント、短繊維および儒材を必須
成分として含有するものであれば、それ以外に前記のご
とく消泡剤、滑剤、さらには増粘剤、抱水剤などを若干
含むものであってもよいことはもちろんである。
防水下塗層の厚さは、薄すぎると防水効果が充分に発揮
できず、また厚すぎても経済的に損失が大きくなるので
0.5〜2.5 mm程度にするのが好ましい。乾燥は
自然乾燥によってもよいし、また熱風の吹付けなど強制
乾燥によってもよい。自然乾燥による場合、上記程度の
厚さで1〜24時間程度の乾燥期間で指触乾燥すること
ができ、セメントのノロ(乾燥に3〜4日間要する)に
比べて乾燥が速い。そして、これまでの記載からも明ら
かなように防水下塗層の形成に際して下地は必ずしも乾
燥状態にあることが要求されない。
上記防水下塗層が形成される下地としては、たとえば屋
上、ヘランダ、浴室、洗面所など建築物内外の防水を必
要とする部分や、貯水槽、プール、導水路、汚水処理槽
、サイロなどの各種種類などがあげられ、これらの下地
は通常コンクリート、モルタルなどで構成される。
ゴムシートとしては、たとえばブチルゴムやクロロプレ
ンゴムなどのシートが防水性が優れていることがら好用
される。ゴムシートは形成される防水層に弾性を付与す
るためのものであり、弾性と経済性とのバランスを考慮
して厚さ0.3〜1.OLI1m程度のものが好用され
る。
ゴムシートを防水下塗層に接着させるための感圧接着剤
としては、ゴム系、アクリル系の感圧接着剤が使用され
るが、特にアクリル系のものが好ましい。そして作業性
を向上させるために、この感圧接着剤は上記ゴムシート
の片面にあらかじめ塗付し、剥離紙を該接着剤の塗付面
側に当て、この感圧接着剤を塗布したゴムシートを剥離
紙と共に渦巻状に巻き、施工現場でゴムシートを巻きほ
どき剥離紙を剥がしつつゴムシートを感圧接着剤層側か
ら防水下塗層上に圧着するのが好ましい。
なお感圧接着剤の塗付量としては80〜150g/+T
rが好ましい。
上塗層を構成する組成物は成分的には前記防水下地層を
構成する組成物とほぼ同様ではあるが、特にこの上塗層
を構成する組成物には耐摩耗性の付与のためにシリカ粉
末またはセルヘン(陶磁器粉末)を含有させる。この上
塗層も防水性を有し、防水層として役立つとともに、ゴ
ムシートが直接表面に露出するのを防止するためのもの
で、ゴムシート上はもちろん、その側部を含め全体を包
被するように形成するのが好ましい。また、この上塗層
は最外層であることから、組成物中に酸化クロム(グリ
ーン)、黄土(黄色)、弁柄(レンガ色)、カーボン(
グレー調色のために使用)などの顔料を含有させ、化粧
層としての役割を果たせるようにするのが好ましい。
この」二塗屓を構成する組成物においてアクリル系ポリ
マーはゴムシートとの接着剤として働き、かつ皮膜を形
成して防水性を発揮する。このアクリル系ポリマーもそ
うであるが、セメント、短繊維、上材なども前記防水下
塗層の場合と同様のものが使用され、セメント、短繊維
、骨材などの役割も前記防水下塗層の場合とほぼ同様で
ある。そしてシリカ粉末、セルヘンは前述のように耐摩
耗性の付与に役立ち、組成物中においてこれらシリカ粉
末またはセルヘンが少なすぎると耐摩耗性の付与効果が
充分でなく、また多すぎると防水効果や弾力性が低下す
るので、組成物中lO〜25%とするのが好ましい。そ
して組成物中アクリル系ポリマーは20〜40%、セメ
ントは15〜25%、短繊維は0.5〜5%、骨材は1
2〜30%とするのが好ましい。また顔料を含有させる
場合は、組成物中に顔料が1〜6%となるようにするの
が好ましい。そして、この上塗層用の組成物ペーストの
調製にあたっては、前記の防水下塗層用組成物ペースト
の場合と同様に樹脂エマルジョンとそれへの混和材を準
備し、混和材に樹脂エマルジョンを滴下して混合する方
法が好用される。また樹脂エマルジョンのm製に際して
増粘剤や消泡剤などを添加し、混和材の調製に際しては
滑剤や粉末状の消泡剤などを添加してもよい。そして、
アクリル系ポリマーとしでは防水下塗層の場合と同様に
アクリル系カチオン型エマルジョンポリマーが好用され
る。
上塗層の形成はゴムシート上に組成物ペーストを塗付し
、乾燥することによって行なわれ、乾燥は前記防水下塗
層の場合と同様に自然乾燥、強制乾燥のいずれでも行な
い得る。そして」二塗屡の厚さとしては2〜+4mm程
度にするのが好ましい。
〔実施例〕
つぎに実施例をあげて本発明をさらに詳細に説明する。
防−ZkI塗屑−用lり戊賛トj二」(上1と開裂つぎ
の組成よりなる樹脂エマルジョンおよヒ混和材を調製し
た。
樹脂エマルジョン        (重量部)アクリル
系カチオン型エマルジ   100.0ヨンボリマ−(
VONCOAT 5PC−60、樹脂固形分濃度50%
) 樹脂系増粘剤            1,5シリコー
ン系消泡剤         0.5混 和 材   
        (重量部)ポルトランドセメント  
      36.0パルプ繊維(IJll維長さ0.
5 mm)     2.5石綿繊維(ta維長さ3m
m)       1.5ケイ酸アルミニウム    
     4.5ステアリン酸カルシウム      
 0.9ポリビニルアルコール        0.4
ケイ砂6号            40.0ケイ砂7
号            15.0鉱油系消泡剤  
          0.3上記組成の混和材100重
量部に前記樹脂エマルジョン150重量部を滴下し、1
0分間がきまぜて均一に混合して防水下塗層用組成物ペ
ーストを調製した。
土1」1止1成 −ニーz  171)−iつぎの組成
よりなる樹脂エマルジョンおよび混和材を調製した。
樹脂エマルジョン        (重量部)アクリル
系カチオン型エマルジ   100.0ヨンボリ?−(
VONGOAT 5FC−65、樹脂固形分濃度60%
) キシレン              3.5シリコー
ン系消泡剤         0.5混 和 材   
        (重量部)アルミナセメント    
     33.0石綿繊維(繊維長さ0.5 mm)
      2.5ステアリン酸カルシウム     
  0.5ポリビニルアルコール        0.
4セルベン(0,5mm以下)        23.
0ケイ石粉              14.0ケイ
砂6号            9.0ケイ砂7号  
          20.0鉱油系消泡剤     
       0.3酸化クロム          
   4.3上記組成の混和材100重量部に前記樹脂
エマルジョン100重量部を滴下し、10分間かきまぜ
て均一に混合し、上塗層用組成物ペーストを調製した。
上記のように調製した防水下塗層用組成物ペーストおよ
び上塗層用組成物ペーストならびにブチルゴムシートを
用いてビルの屋上の防水施工をするにあたって、前もっ
て防水下塗層の下地への接着性および防水下塗層の耐透
水性、防水下塗層とゴムシートとの接着性ならびにゴム
シートと上塗層との接着性を凋べた。それらの試験方法
および試験結果を下記に示す。
゛  と  との  − JIS八6へ09に準じ、ポルトランドセメント、砂、
水を重量比で1:3:1.6の割合で混合したものを1
0 cm平方の広さで20mmの厚さに塗付し、20℃
、相対湿度65%の雰囲気中で7日間養生したものを下
地とし、これに前記のように調製した防水下塗層用組成
物ペーストを乾燥膜厚が1.5 mmになるように塗付
し、28日間自然乾燥(養生)したのち、JIS A 
6909に準じて接着強度を測定した。その結果を第1
表に示す。また上記乾燥後、さらに7日間水中に浸漬し
たものについて同様に接着強度を測定した。その結果を
第1表に示す。
第   1   表 前記と同様の下地に前記のように調製した防水下塗層用
組成物ペーストを1.5kg/n(の割合で塗付し、2
8日間自然乾燥したのちJIS A 1404に準じ3
 kg / cJの水圧を24時間加えて透水量を測定
した。その結果を無塗付のものと対比させて第2表に示
す。
第2表 前記と同様の下地上に前記の防水下塗層用組成物ペース
トを前記と同様に塗付し、乾燥して形成した厚さ1.5
 mmの防水下塗層上に、アクリル系感圧接着剤を片面
に100 g/rr+の塗付量で塗付した厚さ0.8 
mmのブチルゴムシートを圧着し、24時間後、JIS
 A 6909に準じて接着試験を行なったところ、3
.5 kg/cJで剥離が生じた。
ゴムシー と   との 厚さ0.8 mmのブチルゴムシート上に前記の上塗層
用組成物ペーストを乾燥膜厚が3.0 mmになるよう
に塗付し、28日間自然乾燥(養生)したのち、JIS
^6909に準じて接着強度を測定した。その結果を第
3表に示す。また、上記乾燥後、さらに7日間水中に浸
漬したものについて同様に接着強度を測定した。その結
果を第3表に示す。
第   3   表 上記のように防水下塗層は下地面に対して充分な接着性
を有し、かつ満足すべき耐透水性を有していた。防水下
塗層とゴムシートとの接着性はそれほど強力ではないが
、それでも軽歩行に際しては充分であり、また実際の防
水施工においてはゴムシート上に上塗層を形成してゴム
シートを上塗層で包み込むので、その程度の接着力でも
特に障害となることはない。そして、ゴムシートと上塗
層との接着は感圧接着剤によらず上塗層中のアクリル系
ポリマーで行なわれるので非常に強力であり、充分な接
着性を有していた。
肋ム掘エ ビルの屋上のコンクリート面上に前記のように調製した
防水下塗層用組成物ペーストをローラーで乾燥膜厚が1
゜5m111になるように塗付し、2時間自然乾燥した
つぎに上記防水下@層上にアクリル系感圧接着剤を片面
に100g/fflの塗付量で塗付した厚さ0゜8間の
ブチルゴムシー1・を感圧接着剤を塗付した面が防水下
塗層に当接するようにして圧着した。
つぎに該ブチルゴムシート上に前記の上塗層用組成物ペ
ーストをコテで乾燥膜厚が3mmになるように塗付して
、屋上に防水施工した。
上記のように形成された防水下塗層−ゴムシート−上塗
層からなる防水層は優れた防水効果を発揮し、水洩れが
なく、またコンクリート面との接着強度、各層間の接着
強度ともに大きく、コンクリート面からの剥離や各層間
の剥離がなく、かつ歩行した際に弾力性があり、また色
彩も美しく、非常に好ましいものであった。
また、防水施工に際しても乾燥がはやく、かつ工程数も
少ないので、たとえば100 ffrの平面の防水施工
が1日ででき、工期が従来の方法に比べて約173に短
縮でき、また下地が湿潤状態でも防水施工が可能であり
、かつ有機溶剤の使用を要しないので安全性が高く作業
性面でも優れていた。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、作業性よく防水
施工ができ、しかも形成された防水層は防水性、歩行感
ともに優れていた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下地上にアクリル系ポリマー、セメント、短繊維
    および骨材を含有する組成物からなる防水下塗層を形成
    し、該防水下塗層上にゴムシートを感圧接着剤で接着し
    て貼付し、該ゴムシート上にアクリル系ポリマー、セメ
    ント、シリカ粉末またはセルベン、短繊維および骨材を
    含有する組成物からなる上塗層を形成することを特徴と
    する防水施工方法。
  2. (2)上塗層を形成する組成物が顔料を含有し、該上塗
    層が化粧層としての役割を果す特許請求の範囲第1項記
    載の防水施工方法。
JP12398084A 1984-06-16 1984-06-16 防水施工方法 Granted JPS615149A (ja)

Priority Applications (1)

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JP12398084A JPS615149A (ja) 1984-06-16 1984-06-16 防水施工方法

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JPH0337630B2 JPH0337630B2 (ja) 1991-06-06

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005060453A (ja) * 2003-08-20 2005-03-10 Kictec Inc 路面標示用塗料
JP2014101636A (ja) * 2012-11-16 2014-06-05 Taiheiyo Material Kk コンクリート構造物のひび割れ防止構造

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