JP2728131B2 - 防水工法 - Google Patents

防水工法

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JP2728131B2
JP2728131B2 JP63200468A JP20046888A JP2728131B2 JP 2728131 B2 JP2728131 B2 JP 2728131B2 JP 63200468 A JP63200468 A JP 63200468A JP 20046888 A JP20046888 A JP 20046888A JP 2728131 B2 JP2728131 B2 JP 2728131B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、防水工法、詳細にはコンクリート、モル
タル、コンクリート製品、ブロック、ALC板、木材、鋼
材等に施すに適する防水工法に係る。
(従来の技術) 従来この種の防水工法としては、アスファルト系、ウ
レタン系、シート系、無機質系、有機質系等の防水工法
が知られていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来のこの種の防水工法では、躯体の
亀裂により防水層も亀裂を生じたり、接着性も弱かった
り、耐候性に比較的弱くそのため過大な保護層を必要と
したり、あるいは外的衝撃性に弱かったり、あるいは、
耐寒性、耐熱性、耐酸性、耐薬品性等に欠けるものが多
かった。
また、施工上も下地に完全に水分がなくなってからで
ないと施工ができない工法、工程間の乾燥時間がながい
工法、養生方法に問題がある工法、細部の施工がやりに
くい工法等の課題を有した。
また、ウレタン系の防水被膜を塗布すると、熱に弱く
また歩行に強度上適さず、上からナラシモルタルを打ち
2mm厚の防水層を形成する必要があるため、150kg/m2
重量となった。
更に、防水層の老朽化の改修、漏水補修が簡単に出来
ない工法がほとんどであった。更に、単なる防水用ナラ
シモルタルだけですぐに防水層仕上げをする工法もみら
れ、下地層は従来重視されなかった。
他方、発明者は鋭意研究の結果、防水工法において
は、まず披着体(コンクリート、モルタル、コンクリー
ト製品、ブロック、ALC板、木材、鋼材)、躯体の透過
性下地層による保護、ついで下地層に体する防水層によ
る保護、さらに防水層の防水保材による保護が必要であ
ること、そして夫々の層に適した素材の選択が必要であ
ることを知見した。
すなわち、下地層は被着体、躯体に体して接着性が高
く、完全保護を行う必要がある。しかるに、従来のプラ
イマー、シーラーは被着体の表面を滑らかにし防水層を
塗り易くするが、被着体の保護効果はさしたるものがみ
られなかった。
しかるに、発明者は、ポルトランドセメントと、二酸
化チタンと、粉末アクリル樹脂を含有するセメント構造
物下地用プライマーを用い、これら成分を含有するセメ
ント系下地用プライマーの容積比4〜4.5に対して1の
水を混合し、コンクリート面に乾燥時膜厚が230〜300ミ
クロンとなるように塗布したうえ、その上から水性塗布
材で仕上げをしたところ、高いアルカリ性を有すると共
に接着力に優れた効果を有することを知見した。さら
に、防水性に優れることも知見した。
すなわち、ポルトランドセメントと、二酸化チタン
と、粉末アクリル樹脂を含有することを特徴とするセメ
ント構造物下地用プライマー、及び、ポルトランドセメ
ントと、二酸化チタンと、粉末アクリル樹脂を含有する
セメント系下地用プライマーの容量比4〜4.5に対して
1の水を混合し、コンクリート面に乾燥時膜厚が230〜3
00ミクロンとなるように塗布することを特徴とするセメ
ント構造物下地用プライマーの塗装方法により、これら
の効果を得ることを知見した。
次に、下地層を保護する防水層が必要とされるが、従
来知られているシート防水、アスファルト防水のような
被着体の蒸気の透過を妨げるような接着材を使用した密
着工法は、防水層の膨れを生じる要因となり、望ましく
ない。さらに防水層としては、耐候性に優れ温度差−30
〜80℃の間にわたっても耐える材料であることが必要で
ある。
他方、水性防水材で、接着性に富み、防水被膜に優れ
た伸縮性、弾性をあたえ、しかも一方透過性を有する防
水被膜剤を知見した。すなわち、アクリル樹脂系エマル
ジョンと、エマルジョン中に可塑剤と、顔料分散剤と、
消泡剤と、無機微粉末とを分散させてなることを特徴と
する防水被膜剤である。
しかしながら、この防水被膜剤は表面がしっかりして
柔らかいので、これを保護する必要がある。
他方、発明者は、骨材及び水硬性セメント含有する防
滑用粉末と、アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エ
マルジョンとを混合してなることを特徴とする防滑剤を
試みたところ、厚さ1.2mm程度で、モルタルの圧縮強度
の2倍以上の強度を有し、防水性、接着性に優れかつ、
一方透過性を有すること、上記防水被膜剤とのなじみが
よく、また、従来のエポキシ樹脂を主材料とする防滑剤
に比し接着性に柔軟性が有り被塗装面に対して協調的で
あり、これら従来のエポキシ樹脂を主材料とする防滑剤
を抱える問題点を解決することを知見した。
即ち、この防滑剤は、骨材及び水硬性セメント含有す
る防滑用粉末と、アクリル系合成樹脂を含有する合成樹
脂エマルジョンとを混合してなることを特徴とする防滑
剤からなる。
(課題を解決するための手段) この発明は、これらプライマー、防水被膜剤、防滑剤
等を、組み合わせることで夫々の用途において特段の効
果を発生することを知見した。
即ち、 被塗装面に、ポルトランドセメントと、二酸化チタン
と、粉末アクリル樹脂を含有するセメント系下地用プラ
イマーの容量比4〜4.5に対して1の水を混合し、被塗
装面に乾燥時膜厚が230〜300ミクロンとなるように塗布
するセメント構造物下地用プライマー、 アクリル樹脂系エマルジョンと、エマルジョン中に可
塑剤と、顔料分散剤と、消泡剤と、無機微粉末とを分散
させてなる防水被膜剤、 骨材及び水硬性セメント含有する防滑用粉末と、アク
リル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジョンとを混
合してなる防滑剤、 水性アクリル共重合体エマルジョン65〜95重量%と、
消泡剤0.2〜0.9重量%と、エチレングリコールモノブチ
ルエーテル4.0〜6.0重量%と、カルボキシル化アクリル
系共重合体1.0〜2.6重量%と、ベンゾイソチアゾリン0.
1〜1.00重量%からなる主剤と、主剤85〜95重量%に対
して5〜15重量%混合する顔料とからなる着色シーリン
グ仕上げ剤、 アクリル系樹脂と、泡消剤と、流動加湿成分と、防湿
剤と、水と、可塑剤と、防黴剤と、顔料分散剤と、無機
材と、乾燥合体成分とからなる塗膜仕上材、水分散型ア
クリル共重合体樹脂エマルジョン40〜76重量%、水20〜
58重量%、消泡剤0、04〜1、00重量%、防腐剤0、1
〜2重量%からなるセメント混合剤を含有するモルタル
を、選択して塗布することを特徴とする防水工法。
および、 被塗装面に、油性シーラーを塗布し、 次いでアクリル樹脂系エマルジョンと、エマルジョン
中に可塑剤と、顔料分散剤と、消泡剤と、無機微粉末と
を分散させてなる防水被膜剤を塗布し、 次いでアクリル系樹脂と、泡消剤と、流動加湿成分
と、防湿剤と、水と、可塑剤と、防黴剤と、顔料分散剤
と、無機材と、乾燥合体成分とからなる塗膜仕上材を塗
布したことを特徴とする防水工法。
および、 被塗装面に油性シーラーを塗布し、 次いでアクリル樹脂系エマルジョンと、エマルジョン
中に可塑剤と、顔料分散剤と、消泡剤と、無機微粉末と
を分散させてなる防水被膜剤を塗布し、 次いで骨材及び水硬性セメント含有する防滑用粉末
と、アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジョ
ンとを混合してなる防滑剤を塗布したことを特徴とする
防水工法。
および、 被塗装面に油性シーラーを塗布し、 次いでアクリル樹脂系エマルジョンと、エマルジョン
中に可塑剤と、顔料分散剤と、消泡剤と、無機微粉末と
を分散させてなる防水被膜剤を塗布し、 次いで骨材及び水硬性セメント含有する防滑用粉末
と、アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジョ
ンとを混合してなる防滑剤を塗布し、 次いで水性アクリル共重合体エマルジョン65〜95重量
%と、消泡剤0.2〜0.9重量%と、エチレングリコールモ
ノブチルエーテル4.0〜6.0重量%と、カルボキシル化ア
クリル系共重合体1.0〜2.6重量%と、ベンゾイソチアゾ
リン0.1〜1.00重量%からなる主剤と、主剤85〜95重量
%に対して5〜15重量%混合する顔料とからなる着色シ
ーリング仕上げ剤を塗布したことを特徴とする防水工
法。
および、 被塗装面にポルトランドセメントと、二酸化チタン
と、粉末アクリル樹脂を含有するセメント系下地用プラ
イマーの容量比4〜4.5に対して1の水を混合し、被塗
装面に乾燥時膜厚が230〜300ミクロンとなるようにセメ
ント構造物下地用プライマーを塗布し、 次いでアクリル樹脂系エマルジョンと、エマルジョン
中に可塑剤と、顔料分散剤と、消泡剤と、無機微粉末と
を分散させてなる防水被膜剤を塗布し、 次いで骨材及び水硬性セメント含有する防滑用粉末
と、アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジョ
ンとを混合してなる防滑剤を塗布し、 次いで水性アクリル共重合体エマルジョン65〜95重量
%と、消泡剤0.2〜0.9重量%と、エチレングリコールモ
ノブチルエーテル4.0〜6.0重量%と、カルボキシル化ア
クリル系共重合体1.0〜2.6重量%と、ベンゾイソチアゾ
リン0.1〜1.00重量%からなる主剤と、主剤85〜95重量
%に対して5〜15重量%混合する顔料とからなる着色シ
ーリング仕上げ剤を塗布したことを特徴とする防水工
法。
および、 被塗装面に油性シーラーを塗布し、 次いでアクリル樹脂系エマルジョンと、エマルジョン
中に可塑剤と、顔料分散剤と、消泡剤と、無機微粉末と
を分散させてなる防水被膜剤を塗布し、 次いで再度油性シーラーを塗布し、 次いでアクリル系樹脂と、泡消剤と、流動加湿成分
と、防湿剤と、水と、可塑剤と、防黴剤と、顔料分散剤
と、無機材と、乾燥合体成分とからなる塗膜仕上材を塗
布し、ウレタン樹脂20〜85重量部と、水媒体24〜101.5
重量部と、湿潤剤0.05〜0.9重量部と、消泡剤0.05〜0.8
重量部とからなる透明光沢仕上げ剤を塗布したことを特
徴とする防水工法。
および、 被塗装面に油性シーラーを塗布し、 次いでアクリル樹脂系エマルジョンと、エマルジョン
中に可塑剤と、顔料分散剤と、消泡剤と、無機微粉末と
を分散させてなる防水被膜剤を塗布し、 次いで再度油性シーラーを塗布し、 次いで骨材及び水硬性セメント含有する防滑用粉末
と、アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジョ
ンとを混合してなる防滑剤を塗布し、 次いで水性アクリル共重合体エマルジョン65〜95重量
%と、消泡剤0.2〜0.9重量%と、エチレングリコールモ
ノブチルエーテル4.0〜6.0重量%と、カルボキシル化ア
クリル系共重合体1.0〜2.6重量%と、ベンゾイソチアゾ
リン0.1〜1.00重量%からなる主剤と、主剤85〜95重量
%に対して5〜15重量%混合する顔料とからなる着色シ
ーリング仕上げ剤を塗布したことを特徴とする防水工
法。
および、 被塗布面に水分散型アクリル共重合体樹脂エマルジョ
ン40〜76重量%、水20〜58重量%、消泡剤0、04〜1、
00重量%、防腐剤0、1〜2重量%からなるセメント混
和剤を含有するモルタルを塗布し、 次いで油性シーラーを塗布し、 次いでアクリル樹脂系エマルジョンと、エマルジョン
中に可塑剤と、顔料分散剤と、消泡剤と、無機微粉末と
を分散させてなる防水被膜剤を塗布し、 次いで骨材及び水硬性セメント含有する防滑用粉末
と、アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジョ
ンとを混合してなる防滑剤を塗布し、 次いで水性アクリル共重合体エマルジョン65〜95重量
%と、消泡剤0.2〜0.9重量%と、エチレングリコールモ
ノブチルエーテル4.0〜6.0重量%と、カルボキシル化ア
クリル系共重合体1.0〜2.6重量%と、ベンゾイソチアゾ
リン0.1〜1.00重量%からなる主剤と、主剤85〜95重量
%に対して5〜15重量%混合する顔料とからなる着色シ
ーリング仕上げ剤を塗布したことを特徴とする防水工
法。
および、 被塗布面に水分散型アクリル共重合体樹脂エマルジョ
ン40〜76重量%、水20〜58重量%、消泡剤0、04〜1、
00重量%、防腐剤0、1〜2重量%からなるセメント混
和剤を含有するモルタルを塗布し、 次いで油性シーラーを塗布し、 次いでアクリル樹脂系エマルジョンと、エマルジョン
中に可塑剤と、顔料分散剤と、消泡剤と、無機微粉末と
を分散させてなる防水被膜剤を塗布し、 次いで再度油性シーラーを塗布し、 次いで骨材及び水硬性セメント含有する防滑用粉末
と、アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジョ
ンとを混合してなる防滑剤を塗布し、 次いで水性アクリル共重合体エマルジョン65〜95重量
%と、消泡剤0.2〜0.9重量%と、エチレングリコールモ
ノブチルエーテル4.0〜6.0重量%と、カルボキシル化ア
クリル系共重合体1.0〜2.6重量%と、ベンゾイソチアゾ
リン0.1〜1.00重量%からなる主剤と、主剤85〜95重量
%に対して5〜15重量%混合する顔料とからなる着色シ
ーリング仕上げ剤を塗布したことを特徴とする防水工
法。
および、 被塗装面に水分散型アクリル共重合体樹脂エマルジョ
ン40〜76重量%、水20〜58重量%、消泡剤0、04〜1、
00重量%、防腐剤0、1〜2重量%からなるセメント混
和剤を含有するモルタルを塗布し、 次いで油性シーラーを塗布し、 次いでアクリル樹脂系エマルジョンと、エマルジョン
中に可塑剤と、顔料分散剤と、消泡剤と、無機微粉末と
を分散させてなる防水被膜剤を塗布し、 次いで再度水分散型アクリル共重合体樹脂エマルジョ
ン40〜76重量%、水20〜58重量%、消泡剤0、04〜1、
00重量%、防腐剤0、1〜2重量%からなるセメント混
和剤を塗布し、 次いで骨材及び水硬性セメント含有する防滑用粉末
と、アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジョ
ンとを混合してなる防滑剤を塗布し、 次いで水性アクリル共重合体エマルジョン65〜95重量
%と、消泡剤0.2〜0.9重量%と、エチレングリコールモ
ノブチルエーテル4.0〜6.0重量%と、カルボキシル化ア
クリル系共重合体1.0〜2.6重量%と、ベンゾイソチアゾ
リン0.1〜1.00重量%からなる主剤と、主剤85〜95重量
%に対して5〜15重量%混合する顔料とからなる着色シ
ーリング仕上げ剤を塗布したことを特徴とする防水工
法。
および、 被塗布面に水分散型アクリル共重合体樹脂エマルジョ
ン40〜76重量%、水20〜58重量%、消泡剤0、04〜1、
00重量%、防腐剤0、1〜2重量%からなるセメント混
和剤を含有するモルタルを塗布し、 次いで油性シーラーを塗布し、 次いでアクリル樹脂系エマルジョンと、エマルジョン
中に可塑剤と、顔料分散剤と、消泡剤と、無機微粉末と
を分散させてなる防水被膜剤を塗布し、 次いで再度油性シーラーを塗布し、 次いで再度水分散型アクリル共重合体樹脂エマルジョ
ン40〜76重量%、水20〜58重量%、消泡剤0、04〜1、
00重量%、防腐剤0、1〜2重量%からなるセメント混
和剤を塗布し、 次いで骨材及び水硬性セメント含有する防滑用粉末
と、アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジョ
ンとを混合してなる防滑剤を塗布し、 次いで水性アクリル共重合体エマルジョン65〜95重量
%と、消泡剤0.2〜0.9重量%と、エチレングリコールモ
ノブチルエーテル4.0〜6.0重量%と、カルボキシル化ア
クリル系共重合体1.0〜2.6重量%と、ベンゾイソチアゾ
リン0.1〜1.00重量%からなる主剤と、主剤85〜95重量
%に対して5〜15重量%混合する顔料とからなる着色シ
ーリング仕上げ剤を塗布したことを特徴とする防水工
法。
および、 被塗装面に骨材及び水硬性セメント含有する防滑用粉
末と、アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジ
ョンとを混合してなる防滑剤を塗布し、 次いでアクリル樹脂系エマルジョンと、エマルジョン
中に可塑剤と、顔料分散剤と、消泡剤と、無機微粉末と
を分散させてなる防水被膜剤を塗布し、 次いで再度骨材及び水硬性セメント含有する防滑用粉
末と、アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジ
ョンとを混合してなる防滑剤を塗布し、 次いで水性アクリル共重合体エマルジョン65〜95重量
%と、消泡剤0.2〜0.9重量%と、エチレングリコールモ
ノブチルエーテル4.0〜6.0重量%と、カルボキシル化ア
クリル系共重合体1.0〜2.6重量%と、ベンゾイソチアゾ
リン0.1〜1.00重量%からなる主剤と、主剤85〜95重量
%に対して5〜15重量%混合する顔料とからなる着色シ
ーリング仕上げ剤を塗布したことを特徴とする防水工
法。
および、 被塗装面に骨材及び水硬性セメント含有する防滑用粉
末と、アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジ
ョンとを混合してなる防滑剤を塗布し、 次いで油性シーラーを塗布し、 次いでアクリル樹脂系エマルジョンと、エマルジョン
中に可塑剤と、顔料分散剤と、消泡剤と、無機微粉末と
を分散させてなる防水被膜剤を塗布し、 次いで再度油性シーラーを塗布し、 次いで再度骨材及び水硬性セメント含有する防滑用粉
末と、アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジ
ョンとを混合してなる防滑剤を塗布し、 次いで水性アクリル共重合体エマルジョン65〜95重量
%と、消泡剤0.2〜0.9重量%と、エチレングリコールモ
ノブチルエーテル4.0〜6.0重量%と、カルボキシル化ア
クリル系共重合体1.0〜2.6重量%と、ベンゾイソチアゾ
リン0.1〜1.00重量%からなる主剤と、主剤85〜95重量
%に対して5〜15重量%混合する顔料とからなる着色シ
ーリング仕上げ剤を塗布したことを特徴とする防水工
法。
および、 被塗装面にシートサイド工法を施し、 次いでポルトランドセメントと、二酸化チタンと、粉
末アクリル樹脂を含有するセメント系下地用プライマー
の容量比4〜4.5に対して1の水を混合し、被塗装面に
乾燥時膜厚が230〜300ミクロンとなるようにセメント構
造物下地用プライマーを塗布し、次いでアクリル樹脂系
エマルジョンと、エマルジョン中に可塑剤と、顔料分散
剤と、消泡剤と、無機微粉末とを分散させてなる防水被
膜剤を塗布し、 次いで骨材及び水硬性セメント含有する防滑用粉末
と、アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジョ
ンとを混合してなる防滑剤を塗布し、 次いで水性アクリル共重合体エマルジョン65〜95重量
%と、消泡剤0.2〜0.9重量%と、エチレングリコールモ
ノブチルエーテル4.0〜6.0重量%と、カルボキシル化ア
クリル系共重合体1.0〜2.6重量%と、ベンゾイソチアゾ
リン0.1〜1.00重量%からなる主剤と、主剤85〜95重量
%に対して5〜15重量%混合する顔料とからなる着色シ
ーリング仕上げ剤を塗布したことを特徴とする防水工
法。
および、 被塗装面に断熱材を積層し、次いでコンクリート金ゴ
テ押さえを施し、 次いで骨材及び水硬性セメント含有する防滑用粉末
と、アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジョ
ンとを混合してなる防滑剤を塗布し、 次いで油性シーラーを塗布し、 次いでアクリル樹脂系エマルジョンと、エマルジョン
中に可塑剤と、顔料分散剤と、消泡剤と、無機微粉末と
を分散させてなる防水被膜剤を塗布し、 次いで再度油性シーラーを塗布し、 次いで骨材及び水硬性セメント含有する防滑用粉末
と、アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジョ
ンとを混合してなる防滑剤を塗布し、 次いで水性アクリル共重合体エマルジョン65〜95重量
%と、消泡剤0.2〜0.9重量%と、エチレングリコールモ
ノブチルエーテル4.0〜6.0重量%と、カルボキシル化ア
クリル系共重合体1.0〜2.6重量%と、ベンゾイソチアゾ
リン0.1〜1.00重量%からなる主剤と、主剤85〜95重量
%に対して5〜15重量%混合する顔料とからなる着色シ
ーリング仕上げ剤を塗布したことを特徴とする防水工
法。
を、提供する。
その結果、3mm厚程度で十分に強度を出すことがで
き、一方透過性を有し、2〜3mmkg/m2程度の軽量化がは
かれる。また、歩行が可能な表面を与える。
この発明に使用する、セメント下地用プライマー、防
水被膜剤、防滑剤、着色シーリング剤、塗膜仕上げ剤
材、セメント混和剤、透明光沢仕上げ剤として以下のも
のがある。
(プライマー) すなわち、プライマーあるいは、プライマーの塗装方
法としては、ポルトランドセメントと、二酸化チタン
と、粉末アクリル樹脂を含有することを特徴とするセメ
ント構造物下地用プライマー、及び、ポルトランドセメ
ントと、二酸化チタンと、粉末アクリル樹脂を含有する
セメント系下地用プライマーの容量比4〜4.5に対して
1の水を混合し、コンクリート面に乾燥時膜厚が230〜3
00ミクロンとなるよう塗布するセメント構造物下地用プ
ライマーの塗装方法である。
セメントとしては、ポルトランドセメント、白色セメ
ントの使用が可能であり、セメントとしては、60〜90重
量部含有させることが可能である。
二酸化チタンは、2〜4重量部含有させることが可能
である。
アクリル樹脂粉末としては、アクリル単独重合物、ア
クリル酸エステルとメタクリル酸メチルを主体とした共
重合物、ビニルエステル等と共重合させたもの、その他
の共重合物でもよい。この実施例では、アクリルパウダ
ー6031を使用した。アクリル樹脂粉末は、12〜18重量部
含有させる。
消泡剤は、0.4〜0.6重量部含有させる。
その他、顔料、混和材、充填材等として、酸化亜鉛、
シリカフラワー、炭酸カルシウム、か焼アルミナ、滑
石、ケイ砂、ウォーターグランドマイカ(Water Ground
Mica)、フライアッシュ(Fly−Ash Electrostatic Pj
ecipitation Source)、酸化顔料等を微量加えてもよ
い。
ついで、これら成分を含有するセメント系下地用プラ
イマーの容量比4〜4.5に対して1の水を混合する。数
秒で、きめの細かいスムースな液状となる。このときの
比重は、約1.69である。混合後の容器内寿命は3〜5時
間である。30〜40分で外観上固化したような状態を示す
が、撹拌によって再度液状となる。被塗装面であるセメ
ント構造物のコンクリート面の、鉱物油、植物油、脂
肪、ごみ、かびの原因物質、汚れ等を除去する。しか
し、酸化エッチングは必要では無い。施工面が洗浄され
たところで、ブラシ、ローラー、スプレーで、コンクリ
ート面に乾燥時膜厚が230〜300ミクロンとなるように、
1リットル当たり2.3平方メートルの割合で塗布する。
施工面は、水滴が浮くほどの湿状とはしないことが望ま
しいが、あらかじめ湿らせることで接着力は向上する。
塗布の方法としては、ブラシ、あるいは毛足の柔らかい
ハケによる塗布が最も望ましいい。その上から水性塗布
材で仕上げを施す。上塗りは、約48時間乾燥させてから
行う。防水用シーリング施工とする場合は、同様な塗布
を約8時間間隔で2〜3時間塗布する。このプライマー
では、pH12のアルカリ性を有する。
このプライマーは、セメント成分を加水分解すること
でコンクリート保護に必要な高いアルカリ性を提供し、
他の成分によって容器内寿命が長くされるとともに、セ
ルフレベリング(自助平滑性)によってスムースな仕上
げ面を作り、ピンホールが起きるのを減少させ、平滑な
表面仕上げとする。
(プライマーの実施例) ポルトランドセメント 60.00重量部 白色セメント 25.00重量部 二酸化チタン 3.00重量部 粉末アクリル樹脂 15.00重量部 その他顔料等 微量 ついで、これら成分を含有するセメント系下地用プラ
イマーの容量比4.2に対して1の水を混合する。被塗装
面であるセメント構造物のコンクリート面の、鉱物油、
植物油、脂肪、ごみ、かびの原因物質、汚れ等を除去す
る。施工面が洗浄されたところで、ハケで、コンクリー
ト面に乾燥時膜厚が230〜300ミクロンとなるように、1
リットル当たり2.3平方メートルの割合で塗布し、48時
間放置する。
ついで、以下の成分からなる仕上げ材を塗布する。
水性ウレタン樹脂 53重量部 水 63重量部 湿潤剤 0.5重量部 消泡剤 0.4重量部 上記配合を撹拌し、エマルジョン状からなる透明光沢
仕上げ剤を得る。この仕上げ剤を、プライマーを塗布
し、乾燥させた塗布面上にローラーで塗布し、常温で7
日間養生させる。
実施例に示されるプライマーは、仕上げ剤を塗布す
る。プライマーについて、JIS Z8802にしたがってpH測
定、JIS A6916にしたがってセメント系下地調製材の各
種試験をおこなった。その結果、pH12.3を得た。耐ひび
割れ性については、ひび割れが生じず、異常がみられな
かった。耐衝撃性についても割れ及び剥がれが生じず、
異常は見られなかった。給水量は0.21gで、規格値の1.0
以下であった。付着強さ(kgf/cm2)については、標準
養生で24.1、低温養生で9.2で、規格値の10.0以上、7.0
以上を夫々充足した。耐久性についてもその付着強さ
(kgf/cm2)について、12.0を得、規格値の10.0以上を
充足した。外観観察においても、割れ、膨れ及び剥がれ
を生じず、以上は見られなかった。
したがって、このプライマーでは高アルカリ性を有す
るとともに、高い接着力、防水性、長い容器内寿命を有
し、またセルフレベリング(自助平滑性)作用によって
ピンホールの無いへ平滑な表面を与えることが可能とな
り、防水材をその上から塗布すると、完全に密着する。
また、燃性は低くなる。
さらに、このプライマーは、被着体よりの水蒸気は透
過するが、外部からの水分、ガスの侵入は防止する一方
透過性があり下地層の保護をさらに強める。
そのため、上塗り予定箇所、コンクリート基礎の仕上
げ箇所、飾り仕上げ予定箇所、炭化防止用保護材施工予
定箇所のように、塗料を塗る為の良好な下地を提供する
プライマーコートとしてのみならず、さらに上塗りを要
しないそれ自体で保護仕上げ材としての機能を有する。
(防水被膜剤) プライマー上から塗布するに適するのは、アクリル樹
脂系エマルジョンと、エマルジョン中に可塑剤と、顔料
分散剤と、消泡剤と、無機微粉末とを分散させてなる防
水被膜剤である。
アクリル樹脂系エマルジョンとしては、アクリル単独
重合物、アクリル酸エステルとメタクリル酸メチルを主
体とした共重合物、ビニルエステル等と共重合させたも
の、その他の共重合物でもよく、スチレンモノマーアク
リルエマルジョン(A Styrene Monomer Acrylic Emulus
ion),あるいは非スチレン化アクリルエマルジョン(U
nstyrenated Acrylic Emulusion of the Aqueous Dispe
rsion Type)を、45〜85重量%含有することが望まし
い。消泡剤は、0.2〜1.0重量%、顔料分散剤(Pigment
Dispersing agent)は0.1〜0.4含有することが望まし
い。可塑剤としてはアクリル系樹脂に使用される公知の
可塑剤が使用可能である。可塑剤は1.0〜2.5重量%含有
する。防腐剤は被塗装面により要否を選択し、0〜2.00
重量%含有する。無機微粉末は3〜25ミクロンの粒状か
らなり、18〜28重量%含有する。無機微粉末としては、
炭酸カルシウム(whiting)、あるいは滑石パウダー、
ガラスビーズ、シリカフラワー等が望ましい。それ以外
に、二酸化チタン(Titanium Dioxide(Dray)Rutile T
rpe)を0〜12重量%、あるいは既分散顔料(Predisper
sed pigment inpaste or liquid form)0〜24重量%、
ホワイトスピリット0.8〜2.6、水0〜1重量%を含有さ
せる。
コンクリート、アスベスト、鉄板、幌等の屋根、屋
上、レンガ、ブロク、フィブロセメント等の壁、中高層
建築物、工場、住宅等、小さな割れ目、引っ掻き傷、小
さな穴、ファインダーグラス、綿布、その他の布地併用
による大きな割れ目、穴の補修箇所、外壁のコーティン
グおよび仕上剤、屋根の継ぎ目、雨樋、その他の配管の
継ぎ目のシーリング、屋根の補修箇所、窓枠のシーリン
グ、ヘーベルジョイント、エキスパンジョン目地のコー
キング必要箇所、浴室壁、天井仕上げ、厨房壁面等の施
工箇所の接着性を良くするため、ごみ、油性分、ほこ
り、等を洗い流す。施工面自体は多少の濡れ、湿気が有
っても良い。
ついで、被塗装面にプライマー作業を行う。即ち、金
属面にはメタルプライマーを、コンクリート/フィブロ
(繊維セメント)面には、シーラー/プライマー混入の
水あるいは溶剤を、既塗装の施工面への作業には、バイ
ンダー(結合剤)/シーラーを、旧被覆面への作業には
水性バインダー/シーラーを、アスファルト仕上げ面へ
の作業には水性バインダー/シーラーをあらかじめ塗布
する。
施工面にはブラシ、ローラー、スプレー等で防水被膜
剤を塗布する。膜厚は乾燥時に1〜1.2mm程度が望まし
い。割れ目、継ぎ目に塗るときは、施工面にまず防水被
膜剤を塗り、一回目の塗布が乾く前にファイバーグラ
ス、綿布、寒冷紗、その他の布地でパッチングし、一回
目の塗布の粘着状態がなくなったところで、二回目の塗
布を行うものである。
(防水被膜の実施例1) スチレンモノマーアクリルエマルジョン 65重量% 消泡剤 0.6重量% 顔料分散剤 0.25重量% 可塑剤 1.75重量% 防腐剤 1.00重量% 炭酸カルシウム粉末 23重量% 二酸化チタン 6重量% ホワイトスピリッツ 1.7重量% 水 0.7重量% (防水被膜剤の実施例2) スチレンモノマーアクリルエマルジョン 65重量% 消泡剤 0.6重量% 顔料分散剤 0.25重量% 可塑剤 1.75重量% 防腐剤 1.00重量% 滑石パウダー 23重量% 二酸化チタン 6重量% ホワイトスピリッツ 1.7重量% 水 0.7重量% (防水被膜剤の実施例3) スチレンモノマーアクリルエマルジョン 65重量% 消泡剤 0.6重量% 顔料分散剤 0.25重量% 可塑剤 1.75重量% 防腐剤 1.00重量% ガラスビーンズ 23重量% 二酸化チタン 6重量% ホワイトスピリッツ 1.7重量% 水 0.7重量% (防水被膜剤の実施例4) スチレンモノマーアクリルエマルジョン 65重量% 消泡剤 0.6重量% 顔料分散剤 0.25重量% 可塑剤 1.75重量% 防腐剤 1.00重量% シリカフラワー 23重量% 二酸化チタン 6重量% ホワイトスピリッツ 1.7重量% 水 0.7重量% これらの、防水被膜剤について、JIS A6910に従い試
験をおこなった。その結果、透水性は0.05mlで、規格値
の0.5以下を満足した。耐衝撃性、耐候性については、
それぞれひび割れ、剥がれ、変形、変色は生じず以上は
みられなかった。付着強度(kgf/cm2)は、標準状体で1
6.8、浸水後12.9でそれぞれ規格値の、7.0以上、5.0以
上を充足した。伸長性(%)は、10℃で、60、0℃で14
4、20℃で400を得、それぞれ規格値の20以上、120以上
を充足する。さらに、伸びの劣化については、剥離、反
り、捩れ取材の破断がなく以上は認められなかった。さ
らに、可塑剤を選択することによって、寒冷地に適する
粘度の高い防水被膜剤を得ることが可能である。その試
験結果は、JIS A6910に基づく試験では、透水性は0.10m
lで、規格値の0.5以下を満足した。耐衝撃性、耐候性に
ついては、それぞれひび割れ、剥がれ、変形、変色は生
じず以上はみられなかった。付着強度(kgf/cm2)は、
標準状体で11.7で規格値の7.0以上を充足した。温冷繰
り返し作用に体する抵抗性については、剥がれ、ひび割
れ、膨れ、変色、光沢低下は生じず以上は見られかなっ
た。伸長性については、−30℃で115%、−20℃で192
%、−10℃で規格値20以上に対して280%、20℃で規格
値120%以上に対して707%を得た。伸びの劣化について
は、剥離、反り、捩れ、主材の破断について以上は見ら
れなかった。引っ張り試験については、破断の伸び率%
について、無処理の場合、−30℃で60%、−20℃で130
%、−10℃で規格値50以上に対して302%、20℃で規格
値450%に対して967%、60℃では、245%を夫々得た。
加熱劣化、紫外線劣化、オゾン劣化等伸びの時の劣化
は、ひび割れ、著しい変形は見られず、異常は見られな
かった。下地の亀裂に対する抵抗性(防水材に欠陥が生
じた時の亀裂幅、住宅都市整備公団「塗膜防水材の性能
判定試験とその品質基準」)については、クロスなしの
場合、20〜30mmの規格値に対して、23.4mm、クロス有り
の場合は最大試験40mmまで防水材に欠陥は生じなかっ
た。
従って、この防水被膜剤では、外壁の仕上剤、防水
性、コーキング剤を一剤でおこないうるとともに、伸縮
性に優れひび割れの生じにくく、耐候性に優れ紫外線に
よる劣化の少ない。
(防滑剤) しかしながら、この防水被膜剤は表面がしっとりして
柔らかいので、これを保護する必要がある。
防滑剤は、骨材及び水硬性セメント含有する防滑用粉
末と、アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジ
ョンとを混合してなることを特徴とする防滑剤からな
る。
防滑用粉末に含有させる水硬性セメントとしては、ポ
ルトランドセメント、フライアッシュセメント、シリカ
セメント、高炉セメント等が挙げられるが、水硬性であ
ればこれらに限定されない。水硬性セメントは、防滑用
粉末に35〜65重量部含有させることが望ましい。防滑用
骨材としては、50〜1500ミクロンの、ガーネットダス
ト、クウォートダスト(Quarts Dust)、珪砂、銅スラ
グ、シルコニウム粉粒、酸化アルミニウム、カーボラン
ダム粒、グラニット、セラミックス粉砕粒、破砕ガラ
ス、等を単独であるいは混合して、35〜195重量部含有
させる事が望ましい。その他、0.5〜15重量部の乾燥型
あるいは既分散型の有機顔料、炭酸カルシウム2〜35重
量部、シリカフラワー2〜35重量部を含有させる。
合成樹脂エマルジョンとしては、アクリル共重合体樹
脂(スチレンモノマータイプまたは水分散型ピュアレジ
ン/Acrylite Copolymer Resin・Styrenated Monomer Ty
pe or Pure Resin of The Aquous Dispersion Type)40
〜80重量部、SBRラテックス40〜80重量部、ポリ酢酸ビ
ニル40〜80重量部、エチレン酢酸ビニル共重合体40〜80
重量部、消泡剤0.1〜2重量部、水20〜60重量部、その
他ベンゾイソチアゾリン(Benzisothiazolin商品名Prox
el GXL)0〜3重量部加えても良い。
工場、シャワールーム、営業用厨房、階段、傾斜した
床、踏段、船の甲板、プール、車道、歩道、駐車上の標
識、標示、線引き、車道、歩道等の表面仕上げ、彩色仕
上げ、コンクリートの美装、コンクリートの割れ目等の
被塗装箇所に塗布する段階で、塗り初め用に防滑用粉末
1容量部あるいは230mlにたいして、合成樹脂エマルジ
ョン3容量部あるいは1kg混合させる。所望の厚さとす
るためには、合成樹脂エマルジョンの割合を多くしても
よい。混合し、クリーム状となったところで、塗布す
る。塗布後、約2週間養生するのが望ましい。
塗布面に彩色を施す場合は、防滑剤の塗布乾燥後に重
ね塗りを行う。
(防滑剤の実施例) a) 防滑用粉末 ポルトランドセメント 50重量部 50〜1500ミクロン、ガーネットダスト、クウオート
ダスト、珪砂、銅スラグ、ジルコニウム粉粒、酸化アル
ミニウム、カーボランダム粒、グラニット、セラミック
ス粉砕粒、破砕ガラス、混合物 115重量部 有機顔料 8重量部 炭酸カルシウム 19重量部 シリカフラワー 19重量部 b) 合成樹脂エマルジョン アクリル共重合樹脂 60重量部 SBRラテックス 60重量部 ポリ酢酸ビニル 60重量部 エチレン酢酸ビニル共重合体 60重量部 消泡剤 1重量部 水 40重量部 ベンゾイソチアゾリン 1重量部 これらの成分からなる、防滑用粉末1容量部にたいし
て、合成樹脂エマルジョン3容量部を、混合し、クリー
ム状となったところで、コンクリート表面は、0.5〜1.0
mm厚に、はけ塗り塗布する。塗布後、約2週間養生す
る。このようにして得られた防滑表面は、従来のエポキ
シ樹脂系防滑剤の塗布面に比し優れた防滑性能を有する
とともに、接着性に柔軟性が有り被塗装面に対して協調
的であり、クラックは発生しなかった。
JIS R5201にしたがって接着強度、圧縮強度、曲げ強
度について試験を行ったところ、接着強度(kgf/cm2
については、モルタルでは、42.8、鉄骨では、45.9を得
た。圧縮強度(14日材令)では、419kgf/cm2、曲げ強度
(14日材令)では、133kgf/cm2)を得た。JIS K7205に
もとづく耐摩耗性(1kg/1000回転)試験では3.3g、JIS
A1407にもとづく滑り抵抗係数試験では、規格値0.3にた
いして0.33を得た。JIS A1421にもとづく耐衝撃性試験
(1kg/1m)については異常はみられなかった。さらに、
JIS A6204に基づく凍結融解試験(205サイクル)では、
相対動弾性係数%は、107、質量減少率%は、0.2を得
た。
この防滑剤では接着性に柔軟性があり、コンクリート
面、電気メッキおよび塗装した鋼材や滑らかな面にたい
して協調的で、接着力に優れ、耐水性に優れる為、半永
久的に水中での使用に耐える。
(着色シーリング仕上剤) この発明に使用可能な、着色シーリング仕上げ剤とし
ては、水性アクリル共重合体エマルジョン65〜95重量%
と、消泡剤0.2〜0.9重量%と、エチレングリコールブチ
ルエーテル(2−ブトキシエーテル)4.0〜6.0重量%
と、カルボキシル化アクリル系共重合体1.0〜2.6重量%
と、ベンゾイソチアゾリン0.1〜1.00重量%からなる主
剤と、主剤85〜95重量%に対して5〜15重量%混合する
顔料とからなる着色シーリング仕上げ剤である。この着
色シーリング剤は、従来の水性塗料、エポキシ樹脂塗料
に比し耐摩耗性に優れることを知見した。
すなわち、アクリル系樹脂としては、アクリル単独重
合物、アクリル酸エステルとメタクリル酸メチルを主体
とした共重合物、ビニルエステル等と共重合させたも
の、その他の共重合物等が知られているが、水性アクリ
ル共重合体により得られるエマルジョンを、65〜95重量
%加える。更に、ベンゾイソチアゾリン添加水(Benzis
othiazolin、商品名Proxel・GXL)を、0〜14重量%加
える。ベンゾイソチアゾリン添加水は、着色シーリング
剤に加えられる顔料の種類によっては、全く加えなくと
もよい。消泡剤としては、低分子アルカノールアミン、
中級脂肪族アルコールが知られているが、商品名N.S.1
に代表される消泡剤を0.2〜0.9重量%加える。エチレン
グリコールモノブチルエーテル(2−ブトキシエタノー
ル)は、4.0〜6.0重量%加える。カルボキシル化アクリ
ル系共重合体は、1.0〜2.6重量%加える。カルボキシル
化アクリル系共重合体としては、商品名EF9(20%)Thi
ckenerが望ましい。ベンゾイソチアゾリン(Benzisothi
azolin)は、0.1〜1.00重量%加える。ベンゾイソチア
ゾリンとしては、商品名Proxel・GXLが望ましい。
これらを混合して得られた主剤85〜95重量%に対し、
顔料即ち既分散ミクロ酸化顔料(Predispersed Micro F
ine Pure Oxide Pure Pigment)を5〜15重量%加え
る。
このようにして得られた、着色シーリング仕上げ剤
を、骨材及び水硬性セメント含有する防滑用粉末と、ア
クリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジョンとを
混合してなる防滑剤上に塗布して、色彩をさらに鮮やか
とさせる。
即ち、防滑剤は、防滑用粉末に含有させる水硬性セメ
ントとしては、ポルトランドセメント、フライアッシュ
セメント、シリカセメント、高炉セメント等が挙げられ
るが、水硬性であればこれらに限定されない。水硬性セ
メントは、防滑用粉末に35〜65重量部含有させることが
望ましい。防滑用骨材としては、50〜1500ミクロンの、
ガーネットダスト、クウォートダスト(Quarts Dus
t)、珪砂、銅スラグ、ジルコニウム粉粒、酸化アルミ
ニウム、カーボランダム粒、グラニット、セラミックス
粉砕粒、破砕ガラス、等を単独であるいは混合して、35
〜195重量部含有させる事が望ましい。その他、0.5〜15
重量部の乾燥型あるいは既分散型の有機顔料、炭酸カル
シウム2〜35重量%、シリカフラワー2〜35重量部を含
有させる。合成樹脂エマルジョンとしては、アクリル共
重合体樹脂(スチレンモノマータイプまたは水分散型ピ
ュアレジン)40〜80重量部、SBRラテックス40〜80重量
部、ポリ酢酸ビニル40〜80重量部、エチレン酢酸ビニル
共重合体40〜80重量部、消泡剤0.1〜2重量部、水20〜6
0重量部、その他ベンゾイソチアゾリン(Benzisothiazo
lin商品名Proxel GXL)0〜3重量部加えても良い。
工場、シャワールーム、営業用厨房、階段、傾斜した
床、踏段、船の甲板、プール、、車道、歩道、駐車上の
標識、標示、線引き、車道、歩道等の表面仕上げ、彩色
仕上げ、コンクリートの美装、コンクリートの割れ目等
の被塗装箇所に塗布する段階で、塗り初め用に防滑用粉
末1容量部あるいは230mlにたいして、合成樹脂エマル
ジョン3容量部あるいは1kg混合させる。所望の厚さと
するために、合成樹脂エマルジョンの割合を多くしても
よい。混合し、クリーム状となったところで、塗布す
る。塗布後、約2週間養生するのが望ましい。
このようにして得られた防滑表面は、従来のエポキシ
樹脂系防滑剤の塗布面に比し優れた防滑性能を有すると
ともに、接着性に柔軟性が有り被塗装面に対して協調的
であり、クラックは発生し、 24時間養生後、本発明にかかる着色シーリング仕上剤
をハケ、あるいはローラーで塗布する。1回目の塗布量
は、4.5m2/l、2回目の塗布量は、6.5〜7.5m2/lであ
る。塗布する場合、下地の養生が早すぎると光沢を損な
う恐れがある。
塗布後常温下で約2時間で乾燥する。塗布により、仕
上げ面に光沢を与え、色彩をより鮮やかにする。さらに
歩行にも耐え得る堅牢で薄いフィルム膜を形成する。
本発明は、防滑剤上からの着色、仕上げ以外にも、コ
ンクリート、石、木材、鋼材の上から塗布するに適し、
下地シーリングの為の着色シーラーとして使用に適す
る。
(着色シーリング剤の実施例) (A剤) 水性アクリル共重合体エマルジョン 85.0重量% ベンゾイソチアゾリン添加水 7.0重量% 消泡剤 0.5重量% エチレングリコールモノブチルエーテル 5.0重量% カルボキシル化アクリル系共重合体 2.0重量% ベンゾイソチアゾリン 0.5重量% (B剤) 既分散ミクロ酸化顔料 A剤85〜95重量%にB剤5〜15重量%を混合させる。
耐摩耗性については、このようにしてえられた実施例
を塗布し、JIS K5665に基づくテーパー摩耗試験機によ
る摩耗減量比較試験を、行ったところ、56mg/50回転を
得た。同様に、水性塗料について試験をおこなったとこ
ろ、74mg/50回転の結果を得た。更に、エポキシ樹脂塗
料について試験をおこなったところ、155mg/50回転を得
た。
付着性(接着力)については、このようにして得られ
た実施例につき、JIS A6909(荷重速度175kgf/分)につ
いてモルタル下地板、鋼板下地につき塗料の付着試験を
おこなった。モルタル板については31.5kgf/cm2、鋼板
については、57.5kgf/cm2をえた。
耐候性については、JIS B7753にもとづきサンシャイ
ンカーボンアーク橙式耐候試験機による500時間試験の
結果、割れ、剥がれ、錆、膨れ、白亜化は認められかな
った。
更に、燃焼試験については、建設省告示第1828号第3
不燃材料に適合し、同第1231号第2準不燃材料にも適合
した。
したがってこの着色シーリング仕上げ剤では、下地シ
ーリングの為の着色シーラーとして、また仕上げ面に光
沢を与え色彩をより鮮やかにし、接着性に優れ、歩行に
も耐える高耐摩耗性を有する薄いフィルム被膜を融資、
防水性を増加させ、耐候性に優れ、不燃性を有し、既乾
性を有する。
(塗膜仕上剤) この発明に使用する、被膜に伸縮性を与えることで、
塗装された被塗装物への塗装後発生する割れを生じない
優れた塗膜仕上材は、アクリル系樹脂と、泡消剤と、流
動加湿成分と、防湿剤と、水と、可塑剤と、防黴剤と、
顔料分散剤と、無機材と、乾燥合体成分からなる。
アクリル系樹脂としては、アクリル単独重合物、アク
リル酸エステルとメタクリル酸メチルを主体とした共重
合物、ビニルエステル等と共重合させたもの、その他の
共重合物が知られているが、水性のアクリル系樹脂を2
種類混合してえる。アクリル系樹脂は、68〜88重量部含
有させる。消泡剤は、1.5〜0.20重量部含有させる。流
動湿潤成分(Flow and wertting agent)は、1〜0.22
重量部含有させる。防湿剤(In canpreserver)は1〜
0.033重量部含有させる。水は4〜0.50重量部含有させ
る。可塑剤は、3〜0.62重量部含有させる。防黴剤は、
1〜0.100重量部含有させる。顔料分散剤は、1〜0.15
重量部含有させる。無機材としては、チタニウム、炭酸
カルシウム、か焼アルミナ、マイカ(water ground mai
ca)、カオリン(チャイナクレイ)、ドロマイト、タル
ク、酸化亜鉛、を加え、チタニウムについては8〜1.45
重量部、それ以外についてはそれぞれ9〜16重量部加え
る。乾燥合体成分(Drying and Coalesing Agent)とし
ては、炭素水素を、2〜0.5重量部、エチレングリコー
ルモノブチルエーテルを3〜0.25重量部加える。
このようにして得られた塗膜仕上材をプライマーを塗
布した上からあるいは、せずにその上から塗布する。即
ち、石化したエマルジョンペイント、清浄な新いコンク
リート製品、石材、コンクリート、外装用木材、鋼材、
フレキ板(新しいもの)に塗布する場合は、それぞれプ
ライマーを塗布しておこなう。内装用木材、および次の
防水被膜剤の塗布面には、特にプライマーは不要であ
る。
すなわち先に、アクリル樹脂系エマルジョンと、エマ
ルジョン中に可塑剤と、顔料分散剤と、消泡剤と、無機
微粉末とを分散させてなる防水被膜剤について説明した
が、本発明の塗膜仕上材は、この防水被膜剤によって塗
装された上から塗膜仕上材として塗布するのに適するも
のである。
本実施例にかかる塗膜仕上材は、1回の塗布につき乾
燥被膜で100ミクロン厚が適当である。施工温度は、4
〜5℃以上である。
(塗膜仕上材の実施例) アクリル系樹脂 68〜88重量部 消泡剤 1.5〜0.20重量部 流動湿潤成分 1〜0.22重量部 防湿剤 1〜0.033重量部 水 4〜0.50重量部 可塑剤 3〜0.62重量部 防黴剤 1〜0.100重量部 顔料分散剤 1〜0.15重量部 チタニウム、炭酸カルシウム、か焼アルミナ、マイ
カ、カオリン(チャイナクレイ)、ドロマイト、タル
ク、酸化亜鉛、チタニウムについては8〜1.45重量部、
それ以外についてはそれぞれ9〜16重量部 乾燥合体成分として炭素水素2〜0.5重量部、エチレ
ングリコールモノブチルエーテル 3〜0.25重量部 加える。
したがって、伸縮性に富みひび割れの生じにくく、耐
候性に優れ紫外線による劣化の少ない優れたた塗膜仕上
材を提供する。
(セメント混和剤) この発明に使用可能なセメント混和剤としては、次の
ものである。すなわち、従来例に比し被膜が薄くとも強
度を得ることが可能であること、強力な接着力、高い圧
縮強度、曲げ強度、耐衝撃性、耐摩耗性、防水性を得る
セメント混和剤を知見されたもので、すなわち、セメン
ト混和剤としては、水分散型アクリル共重合体樹脂エマ
ルジョン40〜76重量%、水20〜58重量%、消泡剤0、04
〜1、00重量%、防腐剤0、1〜2重量%からなるセメ
ント混和剤からなる。
アクリル共重合体樹脂系エマルジョンとしては、アク
リル酸エステルとメタクリル酸メチルを主体とした共重
樹脂エマルジョン、ビニルエステル等と共重合させた共
重合樹脂エマルジョン等があるが、スチレンモノマーに
よるスチレン化または、非スチレン化水分散型アクリル
共重合体樹脂エマルジョンが望ましい。水分散型アクリ
ル共重合体樹脂エマルジョンは、40〜76重量%含有させ
る。
水は、20〜58重量%含有させる。消泡剤は、0.04〜
1、00重量%、防腐剤は、0.1〜2重量%添加する。
得られたセメント混和剤を、使用するセメントに添加
する。添加量は、セメントに添加されるセメントに対し
て必要に応じて重量比で、2〜5加える砂、あるいは骨
材、水等は未添加の状態で、セメント重量に対して重量
比で、5〜40%添加する。一般的には、セメントに対し
て重量で15〜20%、更に高効果を求めるときは、20〜30
%添加する。コンクリート及びモルタル仕上げに使用す
る場合は、10〜15%、レンガや土器の仕上げに使用する
場合は、15〜20%、コンクリートの下地塗りの場合は、
10〜15%、石造物の下地塗りの場合は、15〜20%、セラ
ミックタイルの貼り付けの場合は、10〜20%、プラスッ
チクモルタルの場合は、20〜30%、異種材質同志の接合
の場合は、20〜30%、荷重及び衝撃の多い床(工場床)
の場合は、30%以上添加する。
セメントと、混和剤の混合は、強度の配合をする場合
には、まずセメント混和剤を直接セメント、砂、骨材に
規定の添加量を入れよく混ぜ合わせ、それから少しずつ
水を足して適当な硬さとする。セメント混和剤と、水の
量が限られているときは、まず水で混ぜ、セメント混和
剤で調節する。セメント混和剤入りのコンクリートモル
タルが出来たところで施工する。まず、下地をきれいに
し、ちり、グリス、レイラレス等の不純物を取り除く。
施工面は、湿っていても施工可能であるが、余り水分が
多いと接着力を欠く可能性がある。施工面の下地に気孔
が多く表面処理が必要な場合は、セメント混和剤で一度
下地塗りすることが望ましい。モルタルが完全に固着す
るまで、セメント混和剤の樹脂成分は水をはじく性質を
もって入るため生モルタルを12時間は水にさらさないよ
うにすることが、望ましい。
(セメント混和剤の実施例) 水分散型アクリル共重合樹脂エマルジョン(スチレンモ
ノマーによるスチレン化または非スチレン化) 59.00重量% 水 39.00重量% 消泡剤 0.75重量% 防腐剤 1.25重量% これらを混合して、セメント混和剤をえた。次いで、
このようにして得られたセメント混和剤の各種試験をお
こなった。
テスト用円筒に使用したモルタルは、スタンダードP1
5−403に準じた配合のものである。本実施例にかかるセ
メント混和剤は、セメントの重量に対し10%添加した。
更に水を加え、一般的なモルタルの硬さに調整した。使
用したセメントは、フランスでは一般的なCPA C325を使
用した。モルタルは、コテを使用して5分間練った。円
筒を置き、モルタルを2度塗り込み、弾力性のあるヘラ
できれいに撫でつけた。型から取り出す前に、飽和大気
の状態で、24時間放置した。
(1)、新製モルタルの可塑性(柔粘性)練った後、モ
ルタルを(高さ4cm、上端直径7cm、底部直径10cm)の円
錐柱のコンテナーに入れ、振動卓(落差1、8cm)に置
いた。型から出し、10秒間で10回振動を与え、ブロック
の直径を測った。“D cm"は、6回の直径測定の平均値
である。
何も入れない。ただ水50%を加えたモルタルの広がり
は、D=13.4cmであった。本実施例を混入し、水の量を
変化させたところ以下のような結果を得た。
水の量% 広がり Dcm 22.2 17.7 21.1 14.6 20.0 13.8 18.9 13.2 本実施例を混入し、通常の可塑性(柔粘性)を得るた
めの水の量は、19.85%であった。
(2)、摩減 テストは、物理的強度試験の為、10×10×1cmの板状
にしたものを作り、24時間養生したものを使用した。使
用した計器はH22ホイール 加重1000gの“テーバー”摩
減メーターである。回転数による減重量を記録し、その
結果を表5に表す。
(3)、コンクリートとコンクリートの接着(結合) 接合用の材料は、砂1セメントCPA C325 1に、重量に
対し22%の水と17.5%の本実施例と水とを混ぜたもので
得た。この水分量で、接合面にコテで塗り付けられるペ
ースト状のものを得た。
a.古いコンクリートと、古いコンクリートの接着(結
合) 上記の混合材を使用して、7×7×28cmのブロックを
補修した。ブロックは、約1年位たったもので、このペ
ーストを乾燥させた面に塗った。そして、20℃、湿度50
%で7日間養生させ、それから一定の運動に対する屈曲
を調べた。
本実施例を使用しない場合の剪断強度は、各12、7、
10kg/cm2で、平均9.6kg/cm2であった。すべて結合部分
で剪断された。それに対して、本実施例を混入させたも
のの剪断強度は、各37、41、40kg/cm2で、平均は39.3kg
/cm2であった。すべて結合部分で剪断された。
次のテストは、モルタルあるいはペーストを濡れては
いないが湿気のある表面に塗り、飽和大気の中で7日間
養生させた後テストをおこなった。本実施例を混入させ
ない場合は、各10、7、5kg/cm2で、平均は7.3kg/cm2
あった。すべて、結合部分で剪断された。それに対し
て、本実施例を混入させたものは、各々27、25、50kg/c
m2で、平均は34kg/cm2であった。すべて結合部分で剪断
された。
b.古いコンクリートと、新しいコンクリートの接着(結
合) 7×7×28cmの型で角柱を作り直し、片側を14cmの長
さの古いコンクリートとして、その面の7×7cmのペー
ストを塗り、新しいコンクリートを貼りつけて、1本の
角柱にして押し付けて固着させた。
物理的強度は、20℃湿度50%で28日養生後測定した。
ペーストは、乾燥した面に塗布した。
本実施例を混入しない物の剪断強度は、各々16、15、
14、kg/cm2であり、平均は、15kg/cm2であった。すべ
て、結合部分で剪断された。
本実施例を混入した物の剪断強度は、各々40、42、3
9、kg/cm2であり、平均は、40kg/cm2であった。2つは
結合部分で剪断され、1つは新しいコンクリートの部分
で剪断された。
2回目のテストは、濡れていないが、湿気をもった面
に、ペーストを塗布し、飽和大気で21日間、続いて、水
の中で7日間養生した後テストをおこなった。
本実施例を混入しない物の剪断強度は、各々23、18、
12、kg/cm2であり、平均は、17.6kg/cm2であった。すべ
て、結合部分で剪断された。
本実施例を混入した物の剪断強度は、各々44、43、4
2、kg/cm2であり、平均は、43kg/cm2であった。すべて
新しいコンクリート部分で剪断が起きた。
これらの試験結果を、以下の表に示す。
したがって、このセメント混和剤では、モルタルの施
工下地にたいする強力な接着力を得られ、高い圧着強度
及び曲げ強度を得られ、本発明を水で希釈しないで使用
する場合一般のコンクリートの8〜10倍の耐衝撃性を得
られるなど耐衝撃性、耐摩耗性大幅に強化され、防水性
に優れたモルタルがえられ、耐油脂性、耐弱酸性が改良
され、一般モルタルに比べ、大気養生後の収縮が少なく
なり、2mm厚からの施工が可能等従来の施工法に比べ塗
布膜厚を大幅に薄くすることが可能となり建材を軽量に
仕上げる、セメント混和剤を提供する。更にこのセメン
ト混和剤は、コンクリート、石造物、鋼材、ガラス板そ
の他のほとんどの一般建材に接着可能であり、非常に薄
い表面仕上げや、フェザー仕上げが可能で、湿潤下地へ
の施工が可能となり、古いブロックコンクリート、セラ
ミックタイル、等への接着力を良好にするとともに、不
燃性、かつ無害である。
そのため、すべての仕上げ用のモルタル、工場床の表
面仕上げ、コンクリート及び石造物の修理、補修、表面
処理、アンカーリング、割れ目修理、床、屋根タイル、
スレートの固定及び笠木工事、液体貯蔵タンクの内張、
コンクリートタンク、ダクトシュター、液体貯蔵槽の修
理、筒先修理、土管および土管、鋳物の接合、スイミン
グプールの下塗り、湿った壁面、乾いた壁面、乾いた壁
面へのタイルの接着等に適する。
(光沢仕上げ剤) 本発明に使用する透明光沢仕上げ剤は、ウレタン樹脂
20〜85重量部、水媒体24〜101.5重量部と、湿潤剤0.05
〜0.9重量部と、消泡剤0.05〜0.8重量部とからなる透明
光沢仕上げ剤からなる。
水媒体が少ないと、光沢仕上げ剤の撹はん均一が困難
となる。また、水媒体が多いと透明光沢仕上げ剤の粘度
が低くなり塗装時にダレやすくなり必要なだけの塗膜を
一度に塗布できなくなる。上記配合よりなる透明光沢仕
上げ剤を、所望の被塗装面を有する、コンクリート、レ
ンガ、石材、砂岩、木材、鋼材、スレート、テラゾー、
砂利面、スート、艶なしタイル、舗装石、内外壁、土
壁、石膏ボード、セメントモルタル、発泡コンクリート
板、プレキャストコンクリート板表面に、ハケ、ローラ
ー、低圧スプレーで塗布する。下地面の吸収の程度にも
よるが、上記配合よりなる透明光沢仕上げ剤を通常は、
1リットル当たり8〜10平行メートル、吸収の高い下地
では1リットル当たり5平行メートル塗布する、2度塗
りを行う時は、1回目の塗布後1〜2時間後1リットル
当たり10〜15平方メートル塗布する。塗装に当たって
は、被塗装面は乾燥していることが望ましく、被塗装面
が雨、水、等で濡れていないず、被塗装面が新たに打設
したコンクリート面からなるときは、14日以上望ましく
は28日以上養生して完全に乾燥してから、塗布すること
が望ましい。更に、塗装時も雨中は避けるのが望まし
く、塗装後であっても施工後暑中であれば2時間、寒中
では4時間後以内に雨が予想されるときは施工は避ける
のが望ましい。塗布施工時の温度は、10℃以下は望まし
くない。透明光沢仕上げ剤は、コンクリート等の被塗装
面に直接塗布しても、コンクリート上に塗布された塗膜
防水剤、防滑剤その他の塗布された塗料の上から塗布し
てもよい。
(透明光沢仕上げ剤の実施例) 水性ウレタン樹脂 53重量部 (Waterborne・Urethene Trpe895) 水 63重量部 湿潤剤 0.5重量部 消泡剤 0.4重量部 上記配合を撹拌し、エマルジョン状からなる透明光沢
仕上げ剤を得る。
透明光沢仕上げ剤を、被塗装面であるコンクリート表
面にローラーで塗布し、常温で7日間養生させる。表面
は、光沢を有しかつ塗膜内を視認可能な美しい塗装面を
得た。
物理的特性を調べるため、塗装面から1mm厚に型抜き
したフィルムをえた。
鉛筆硬度 4H 摩耗減量 28mg (テーパー摩耗テスト、CS−17ホイールに1,
000gの加重をかけ1,000回転して行う) 衝撃抵抗 ー30F,in=1b 直接 160 間接 160 フィルムの柔軟性 100%モデュラス 7000psi (492kg/cm2) 引張強度 8000psi (562kg/cm2) 伸張度 200% これらの結果から解るように、本願発明に係る透明光
沢仕上げ剤は、物理的性質に優れるとともに、耐水試
験、耐アルカリ性、耐紫外線性、耐熱試験にも優れた結
果を得た。これらの影響による光沢の低下、かび、苔の
発生は、見られない。
この透明光沢仕上げ剤は、耐久性、耐水性、柔軟性、
耐紫外線性、耐摩耗性、耐アルカリ性、耐候性に優れる
透明光沢仕上げ剤を提供する。更に、光沢仕上げ剤とし
てのほか、スレート、レンガ、砂岩、艶なしタイル、塗
装石、砂利、砕石の表面保護とシーリング剤としても使
用可能であり、コンクリート、レンガ、石材、砂岩、木
材、鋼材、スレート、テラゾー、砂利面、艶なしタイ
ル、塗装石、内外壁、土壁、石膏ボード、セメントモル
タル、発泡コンクリート板、プレキャストコンクリート
板等の光沢仕上げ剤に適する。即ち、スレート、煉瓦等
の色を鮮やかに引き立てる。
コンクリート等の表面に塗布することで、光沢を与え
る光沢仕上げ剤としては、種々の物が知られている。例
えば、金属光沢をコンクリート面に与えたい場合は、金
属粉をコンクリート表面等に塗布するなどである。しか
しながら、従来の光沢仕上げ剤は耐アルカリ性、耐酸性
を欠くため、光沢を欠くことが問題点として挙げられて
いる。更に、耐水性を欠くためカビ、コケが繁殖する問
題点も有した。更に屋外で使用する場合は、耐紫外線性
に欠き劣化しやすいことが問題点として、指摘されてい
るが、この透明光沢仕上げ剤は、これらの課題を解決す
るものである。
(実施例) 以上説明したこの発明に使用する、セメント下地用プ
ライマー、防水被膜剤、防滑剤、着色シーリング剤、塗
膜仕上げ剤材、セメント混和剤、透明光沢仕上げ剤につ
いて、各プライマー等に示す実施例の成分からなるプラ
イマー等を使用して塗布した。
実施例1 ナラシモルタル、またはコンクリート金ゴテ押さえさ
れ養生3日たった被塗装面に、油性シーラーを0.061kg/
m2で、0.3mm厚で、1回塗りした。その上から防水被膜
剤を2回塗りする。1回目は0.4mm厚、0.420kg/m2で、
2回目は、0.6mm厚で、0.630kg/m2で塗布する。その上
から着色層として塗膜仕上げ剤を0.3mm厚で、0.063kg/m
2で塗布する。総厚さは、1.6mmで、1.174kg/m2である。
この場合は、屋根、屋根材、壁、壁材面の保護防水に
適する。被着体としては、コンクリート、モルタル、鉄
板、ベニヤ、アスファルト等が適する。
実施例2 ナラシモルタル、またはコンクリート金ゴテ押さえさ
れ養生3日たった被塗装面に、油性シーラーを0.061kg/
m2で、0.3mm厚で、1回塗りした。その上から防水被膜
剤を2回塗りする。1回目は0.4mm厚、0.420kg/m2で、
2回目は、0.6mm厚で、0.630kg/m2で塗布する。その上
から、保護材として、防滑剤を1.2mm厚で、1.920kg/m2
で1回塗りする。あるいは、保護材として別途保護モル
タルを塗布する。総厚さは、2.5mmで、3.031kg/m2であ
る。
この場合は、屋根、浴室、厨房、廊下の防水に適す
る。
実施例3 ナラシモルタル0.061kg/m2、またはコンクリート金ゴ
テ押さえされ養生3日たった被塗装面に、油性シーラー
を0.061kg/m2で、0.3mm厚で、1回塗りした。その上か
ら防水被膜剤を2回塗りする。1回目は0.4mm厚、0.420
kg/m2で、2回目は、0.6mm厚で、0.630kg/m2で塗布す
る。その上から、保護材として、防滑剤をまず、0.8mm
厚で、1.280kg/m2で、下塗りしついで、1.2mm厚で、1.9
20kg/m2で上塗りする。次いで、着色層として着色シー
リング仕上げ剤を0.2mm厚で、0.200kg/m2塗布する。総
厚さは、3.5mmで、4.511kg/m2である。
この場合は、屋根、浴室、厨房、廊下防水に適する。
実施例4 ナラシモルタル、またはコンクリート金ゴテ押さえさ
れ養生3日たった被塗装面に、プライマーを0.500kg/m2
で、0.3mm厚で、1回塗りした。その上から防水被膜剤
を2回塗りする。1回目は0.4mm厚、0.420kg/m2で、2
回目は、0.6mm厚で、0.630kg/m2で塗布する。その上か
ら、保護材として、防滑剤をまず、0.8mm厚で、1.280kg
/m2で、1回塗りしついで、1.2mm厚で、1.920kg/m2で上
塗りする。次いで、着色層として着色シーリング仕上げ
剤を0.2mm厚で、0.200kg/m2塗布する。総厚さは、3.5mm
で、4.750kg/m2である。
この場合は、コンクリート保護を目的とした防水工法
に適する。
実施例5 ナラシモルタル、またはコンクリート金ゴテ押さえさ
れ養生3日たった被塗装面に、油性シーラーを0.061kg/
m2で、0.3mm厚で、1回塗りした。その上から防水被膜
剤を2回塗りする。1回目は0.4mm厚、0.450kg/m2で、
2回目は、0.6mm厚で、0.670kg/m2で塗布する。その上
から再度油性シーラーを0.2mm厚で、0.040kg/m2塗布す
る。油性シーラーは、防水塗膜剤をサンドイッチして他
の層に影響するのを防止する。その上から着色層として
塗膜仕上げ剤を0.3mm厚で、0.063kg/m2で塗布する。更
に、透明光沢仕上げ剤を、0.2mm厚で、0.050kg/m2塗布
する。総厚さは、2,0mmで、1.334kg/m2である。
この場合は、寒冷地における各種屋根、屋根材、壁、
壁材面の保護防水に適する。被着体としては、コンクリ
ート、モルタル、鉄板、ベニヤ、アスベスト等である。
実施例6 ナラシモルタル、またはコンクリート金ゴテ押さえさ
れ養生3日たった被塗装面に、油性シーラーを0.061kg/
m2で、0.3mm厚で、1回塗りした。その上から防水被膜
剤を2回塗りする。1回目は0.4mm厚、0.450kg/m2で、
2回目は、0.6mm厚で、0.670kg/m2で塗布する。その上
から再度油性シーラーを0.2mm厚で、0.040kg/m2塗布す
る。油性シーラーは、防水塗膜剤をサンドイッチして他
の層に影響するのを防止する。その上から保護材とし
て、防滑剤をまず、0.8mm厚で、1.280kg/m2で、1回塗
りしついで、1.2mm厚で、1.920kg/m2で上塗りする。次
いで、着色層として着色シーリング仕上げ剤を0.2mm厚
で、0.200kg/m2塗布する。総厚さは、3.7mmで、4.621kg
/m2である。
この場合は、寒冷地における屋上、廊下、浴室、厨房
に適する。
実施例7 散水されたコンクリート面に、セメント混和剤を含む
モルタルを平均15mm厚で、30.000kg/m2で金ゴテ1回塗
りし、次いで、油性シーラーを0.061kg/m2で、0.3厚
で、1回塗りした。その上から防水被膜剤を2回塗りす
る。1回目は0.4mm厚、0.420kg/m2で、2回目は、0.6mm
厚で、0.630kg/mで塗布する。その上から、保護材とし
て、防滑剤をまず、0.8mm厚で、1.280kg/m2で、1回塗
りしついで、1.2mm厚で、1.920kg/m2で2回塗りする。
次いで、着色層として着色シーリング仕上げ剤を0.2mm
厚で、0.200kg/m2塗布する。総厚さは、18.5mmで、34.5
11kg/m2である。
この場合は、屋上、各階スラブにおける一般駐車場防
水に適する。
実施例8 散水されたコンクリート面に、セメント混和剤を含む
モルタルを平均15mm厚で、30.000kg/m2で金ゴテ1回塗
りし、次いで、油性シーラーを0.060kg/m2で、0.3mm厚
で、1回塗りした。その上から防水被膜剤を2回塗りす
る。1回目は0.4mm厚、0.450kg/m2で、2回目は、0.6mm
厚で、0.670kg/mで塗布する。その上から再度油性シー
ラーを0.2mm厚で、0.040kg/m2塗布する。油性シーラー
は、防水塗膜剤をサンドイッチして他の層に影響するの
を防止する。その上から保護材として、防滑剤をまず、
0.8mm厚で、1.280kg/m2で、1回塗りしついで、1.2mm厚
で、1.920kg/m2で2回塗りする。次いで、着色層として
着色シーリング仕上げ剤を0.2mm厚で、0.200kg/m2塗布
する。総厚さは、18.7mmで、34.680kg/m2である。
この場合は、寒冷地における屋上、各階スラブの駐車
場等の防水を主とする。
実施例9 散水されたコンクリート面に、セメント混和剤を含む
モルタルを平均15mm厚で、30.000kg/m2で金ゴテ1回塗
りし、次いで、油性シーラーを0.061kg/m2で、0.3mm厚
で、1回塗りした。その上から防水被膜剤を2回塗りす
る。1回目は0.4mm厚、0.420kg/m2で、2回目は、0.6mm
厚で、0.630kg/mで塗布する。その上から再度、セメン
ト混和剤を含むモルタルを平均10mm厚で、20.000kg/m2
で金ゴテ1回塗りし、その上から、保護材として、防滑
剤をまず、0.8mm厚で、1.280kg/m2で、1回塗りしつい
で、1.2mm厚で、1.920kg/m2で2回塗りする。次いで、
着色層として着色シーリング仕上げ剤を0.2mm厚で、0.2
00kg/m2塗布する。総厚さは、28.5mmで、54.510kg/m2
ある。
この場合は、水分を有する倉庫、屋上、各階スラブに
おける重量物運搬車等の駐車場防水を主とする。
実施例10 散水されたコンクリート面に、セメント混和剤を含む
モルタルを平均15mm厚で、30.000kg/m2で金ゴテ1回塗
りし、次いで、油性シーラーを0.060kg/m2で、0.3mm厚
で、1回塗りした。その上から防水被膜剤を2回塗りす
る。1回目は0.4mm厚、0.450kg/m2で、2回目は、0.6mm
厚で、0.670kg/mで塗布する。その上から再度油性シー
ラーを0.2mm厚で、0.040kg/m2塗布する。油性シーラー
は、防水塗膜剤をサンドイッチして他の層に影響するの
を防止する。その上から再度、セメント混和剤を含むモ
ルタルを平均10.0mm厚で、20.000kg/m2で金ゴテ1回塗
りし、その上から保護材として、防滑剤をまず、0.8mm
厚で、1.280kg/m2で、1回塗りしついで、1.2mm厚で、
1.920kg/m2で2回塗りする。次いで、着色層として着色
シーリング仕上げ剤を0.2mm厚で、0.200kg/m2塗布す
る。総厚さは、28.7mmで、54.620kg/m2である。
この場合は、冷凍倉庫及び寒冷地における屋上、各階
スラブの駐車場等の防水を主とする。
実施例11 勾配取りされたナラシ面上に、防滑剤を1.2mm厚で、
1.920kg/m2で1回塗りする。次いで、その上から防水被
膜剤を2回塗りする。1回目は0.4mm厚、0.420kg/m
2で、2回目は、0.6mm厚で、0.630kg/mで塗布する。そ
の上から、保護材として、防滑剤を、0.8mm厚で、1.280
kg/m2で、下塗りしついで、1.2mm厚で1.920kg/m2で上塗
りする。次いで、着色層として着色シーリング仕上げ剤
を0.2mm厚で、0.200kg/m2塗布する。総厚さは、4.4mmで
あり、6.370kg/m2である。
この場合は、ALC板、シンダー等の粗面体下地の防水
に適する。
実施例12 勾配取りされたナラシ面上に、防滑剤を、1.2mm厚
で、1.920kg/m2で1回塗りする。次いで、その上から油
性シーラーを0.060kg/m2で、0.3mm厚で、1回塗りし
た。その上から防水被膜剤を2回塗りする。1回目は0.
4mm厚、0.450kg/m2で、2回目は、0.6mm厚で、0.670kg/
mで塗布する。その上から再度油性シーラーを0.2mm厚
で、0.040kg/m2塗布する。油性シーラーは、防水塗膜剤
をサンドイッチして他の層に影響するのを防止する。そ
の上から保護材として、防滑剤をまず、0.8mm厚で、1.2
80kg/m2で、下塗りしついで、1.2mm厚で、1.920kg/m2
上塗りする。次いで、着色層として着色シーリング仕上
げ剤を0.2mm厚で、0.200kg/m2塗布する。総厚さは、4.9
mm厚で、6.240kg/m2で塗布する。
この場合は、ALC板、シンダー等の粗面体下地の防水
に適する。
実施例13 散水されたコンクリート面に、防水被膜剤とグラスウ
ールでシートサンド工法を0.500kg/m2で施し次いで、プ
ライマーを0.500kg/m2で、0.3mm厚で、1回塗りした。
その上から防水2被膜剤を2回塗りする。1回目は0.4m
m厚、0.450kg/m2で、2回目は、0.6mm厚で、0.630kg/m
で塗布する。その上から、保護材として、防滑剤をま
ず、0.8mm厚で、1.280kg/m2で、下塗りしついで、1.2mm
厚で、1.920kg/m2で上塗りする。次いで、着色層として
着色シーリング仕上げ剤を0.2mm厚で、0.200kg/m2塗布
する。総厚さは、3.5mm厚で、4.950kg/m2で塗布する。
この場合は、既存防水の補修工事に適する。
実施例14 コンクリート金ゴテ押さえを施し次いで、硬質ポリウ
レタン等の断熱材を積層し、次いで コンクリート金ゴテ押さえ80.0mm施し、次いで、防滑
剤を、1.2mm厚で、で下塗りする。次いで、その上から
油性シーラーを0.3mm厚で、1回塗りした。その上から
防水被膜剤を2回塗りする。1回目は0.4mm厚で、2回
目は、0.6mm厚で塗布する。その上から再度油性シーラ
ーを0.2mm厚で塗布する。油性シーラーは、防水塗膜剤
をサンドイッチして他の層に影響するのを防止する。そ
の上から保護材として、防滑剤をまず、0.8mm厚で下塗
りしついで、1.2mm厚で、上塗りする。次いで、着色層
として着色シーリング仕上げ剤を0.2mm厚で塗布する。
この場合は、断熱工法に適する。
各工法とも、立ち上がり部は、シートサンド工法によ
る。そして、各工法においても一方透過性は維持され
る。
(発明の効果) したがって、この発明では、薄くて軽量化されながら
強度を有し、一方透過性を有した防水工法を提供する。

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被塗装面に、ポルトランドセメントと、二
    酸化チタンと、粉末アクリル樹脂を含有するセメント系
    下地用プライマーの容量比4〜4.5に対して1の水を混
    合し、被塗装面に乾燥時膜厚が230〜300ミクロンとなる
    ように塗布するセメント構造物下地用プライマー、 アクリル樹脂系エマルジョンと、エマルジョン中に可塑
    剤と、顔料分散剤と、消泡剤と、無機微粉末とを分散さ
    せてなる防水被膜剤、骨材及び水硬性セメント含有する
    防滑用粉末と、アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂
    エマルジョンとを混合してなる防滑剤、 水性アクリル共重合体エマルジョン65〜95重量%と、消
    泡剤0.2〜0.9重量%と、エチレングリコールモノブチル
    エーテル4.0〜6.0重量%と、カルボキシル化アクリル系
    共重合体1.0〜2.6重量%と、ベンゾイソチアゾリン0.1
    〜1.00重量%からなる主剤と、主剤85〜95重量%に対し
    て5〜15重量%混合する顔料とからなる着色シーリング
    仕上げ剤、 アクリル系樹脂と、泡消剤と、流動加湿成分と、防湿剤
    と、水と、可塑剤と、防黴剤と、顔料分散剤と、無機材
    と、乾燥合体成分とからなる塗膜仕上材、水分散型アク
    リル共重合体樹脂エマルジョン40〜76重量%、水20〜58
    重量%、消泡剤0.04〜1.00重量%、防腐剤0.1〜2重量
    %からなるセメント混和剤含有するモルタルを、選択し
    て塗布することを特徴とする防水工法。
  2. 【請求項2】被塗装面に、油性シーラーを塗布し、 次いでアクリル樹脂系エマルジョンと、エマルジョン中
    に可塑剤と、顔料分散剤と、消泡剤と、無機微粉末とを
    分散させてなる防水被膜剤を塗布し、 次いでアクリル系樹脂と、泡消剤と、流動加湿成分と、
    防湿剤と、水と、可塑剤と、防黴剤と、顔料分散剤と、
    無機材と、乾燥合体成分とからなる塗膜仕上材を塗布し
    たことを特徴とする防水工法。
  3. 【請求項3】被塗装面に油性シーラーを塗布し、 次いでアクリル樹脂系エマルジョンと、エマルジョン中
    に可塑剤と、顔料分散剤と、消泡剤と、無機微粉末とを
    分散させてなる防水被膜剤を塗布し、 次いで骨材及ぴ水硬性セメント含有する防滑用粉末と、
    アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジョンと
    を混合してなる防滑剤を塗布したことを特徴とする防水
    工法。
  4. 【請求項4】被塗装面に油性シーラーを塗布し、 次いでアクリル樹脂系エマルジョンと、エマルジョン中
    に可塑剤と、顔料分散剤と、消泡剤と、無機微粉末とを
    分散させてなる防水被膜剤を塗布し、 次いで骨材及び水硬性セメント含有する防滑用粉末と、
    アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジョンと
    を混合してなる防滑剤を塗布し、 次いで水性アクリル共重合体エマルジョン65〜95重量%
    と、消泡剤0.2〜0.9重量%と、エチレングリコールモノ
    ブチルエーテル4.0〜6.0重量%と、カルボキシル化アク
    リル系共重合体1.0〜2.6重量%と、ベンゾイソチアゾリ
    ン0.1〜1.00重量%からなる主剤と、主剤85〜95重量%
    に対して5〜15重量%混合する顔料とからなる着色シー
    リング仕上げ剤を塗布したことを特徴とする防水工法。
  5. 【請求項5】被塗装面にポルトランドセメントと、二酸
    化チタンと、粉末アクリル樹脂を含有するセメント系下
    地用プライマーの容量比4〜4.5に対して1の水を混合
    し、被塗装面に乾燥時膜厚が230〜300ミクロンとなるよ
    うにセメント構造物下地用プライマーを塗布し、 次いでアクリル樹脂系エマルジョンと、エマルジョン中
    に可塑剤と、顔料分散剤と、消泡剤と、無機微粉末とを
    分散させてなる防水被膜剤を塗布し、 次いで骨材及び水硬性セメント含有する防滑用粉末と、
    アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジョンと
    を混合してなる防滑剤を塗布し、 次いで水性アクリル共重合体エマルジョン65〜95重量%
    と、消泡剤0.2〜0.9重量%と、エチレングリコールモノ
    ブチルエーテル4.0〜6.0重量%と、カルボキシル化アク
    リル系共重合体1.0〜2.6重量%と、ベンゾイソチアゾリ
    ン0.1〜1.00重量%からなる主剤と、主剤85〜95重量%
    に対して5〜15重量%混合する顔料とからなる着色シー
    リング仕上げ剤を塗布したことを特徴とする防水工法。
  6. 【請求項6】被塗装面に油性シーラーを塗布し、 次いでアクリル樹脂系エマルジョンと、エマルジョン中
    に可塑剤と、顔料分散剤と、消泡剤と、無機微粉末とを
    分散させてなる防水被膜剤を塗布し、 次いで再度油性シーラーを塗布し、 次いでアクリル系樹脂と、泡消剤と、流動加湿成分と、
    防湿剤と、水と、可塑剤と、防黴剤と、顔料分散剤と、
    無機材と、乾燥合体成分とからなる塗膜仕上材を塗布
    し、 ウレタン樹脂20〜85重量部と、水媒体24〜101.5重量部
    と、湿潤剤0.05〜0.9重量部と、消泡剤0.05〜0.8重量部
    とからなる透明光沢仕上げ剤を塗布したことを特徴とす
    る防水工法。
  7. 【請求項7】被塗装面に油性シーラーを塗布し、 次いでアクリル樹脂系エマルジョンと、エマルジョン中
    に可塑剤と、顔料分散剤と、消泡剤と、無機微粉末とを
    分散させてなる防水被膜剤を塗布し、 次いで再度油性シーラーを塗布し、 次いで骨材及び水硬性セメント含有する防滑用粉末と、
    アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジョンと
    を混合してなる防滑剤を塗布し、 次いで水性アクリル共重合体エマルジョン65〜95重量%
    と、消泡剤0.2〜0.9重量%と、エチレングリコールモノ
    ブチルエーテル4.0〜6.0重量%と、カルボキシル化アク
    リル系共重合体1.0〜2.6重量%と、ベンゾイソチアゾリ
    ン0.1〜1.00重量%からなる主剤と、主剤85〜95重量%
    に対して5〜15重量%混合する顔料とからなる着色シー
    リング仕上げ剤を塗布したことを特徴とする防水工法。
  8. 【請求項8】被塗装面に水分散型アクリル共重合体樹脂
    エマルジョン40〜76重量%、水20〜58重量%、消泡剤0.
    04〜1.00重量%、防腐剤0.1〜2重量%からなるセメン
    ト混和剤含有するモルタルを塗布し、 次いで油性シーラーを塗布し、 次いでアクリル樹脂系エマルジョンと、エマルジョン中
    に可塑剤と、顔料分散剤と、消泡剤と、無機微粉末とを
    分散させてなる防水被膜剤を塗布し、 次いで骨材及ぴ水硬性セメント含有する防滑用粉末と、
    アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジョンと
    を混合してなる防滑剤を塗布し、 次いで水性アクリル共重合体エマルジョン65〜95重量%
    と、消泡剤0.2〜0.9重量%と、エチレングリコールモノ
    ブチルエーテル4.0〜6.0重量%と、カルボキシル化アク
    リル系共重合体1.0〜2.6重量%と、ベンゾイソチアゾリ
    ン0.1〜1.00重量%からなる主剤と、主剤85〜95重量%
    に対して5〜15重量%混合する顔料とからなる着色シー
    リング仕上げ剤を塗布したことを特徴とする防水工法。
  9. 【請求項9】被塗装面に水分散型アクリル共重合体樹脂
    エマルジョン40〜76重量%、水20〜58重量%、消泡剤0.
    04〜1.00重量%、防腐剤0.1〜2重量%からなるセメン
    ト混和剤を含有するモルタルを塗布し、 次いで油性シーラーを塗布し、 次いでアクリル樹脂系エマルジョンと、エマルジョン中
    に可塑剤と、顔料分散剤と、消泡剤と、無機微粉末とを
    分散させてなる防水被膜剤を塗布し、 次いで再度油性シーラーを塗布し、 次いで骨材及び水硬性セメント含有する防滑用粉末と、
    アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジョンと
    を混合してなる防滑剤を塗布し、 次いで水性アクリル共重合体エマルジョン65〜95重量%
    と、消泡剤0.2〜0.9重量%と、エチレングリコールモノ
    ブチルエーテル4.0〜6.0重量%と、カルボキシル化アク
    リル系共重合体1.0〜2.6重量%と、ベンゾイソチアゾリ
    ン0.1〜1.00重量%からなる主剤と、主剤85〜95重量%
    に対して5〜15重量%混合する顔料とからなる着色シー
    リング仕上げ剤を塗布したことを特徴とする防水工法。
  10. 【請求項10】被塗装面に水分散型アクリル共重合体樹
    脂エマルジョン40〜76重量%、水20〜58重量%、消泡剤
    0.04〜1.00重量%、防腐剤0.1〜2重量%からなるセメ
    ント混和剤を含有するモルタルを塗布し、 次いで油性シーラーを塗布し、 次いでアクリル樹脂系エマルジョンと、エマルジョン中
    に可塑剤と、顔料分散剤と、消泡剤と、無機微粉末とを
    分散させてなる防水被膜剤を塗布し、 次いで再度水分散型アクリル共重合体樹脂エマルジョン
    40〜76重量%、水20〜58重量%、消泡剤0.04〜1.00重量
    %、防腐剤0.1〜2重量%からなるセメント混和剤を塗
    布し、 次いで骨材及び水硬性セメント含有する防滑用粉末と、
    アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジョンと
    を混合してなる防滑剤を塗布し、 次いで水性アクリル共重合体エマルジョン65〜95重量%
    と、消泡剤0.2〜0.9重量%と、エチレングリコールモノ
    ブチルエーテル4.0〜6.0重量%と、カルボキシル化アク
    リル系共重合体1.0〜2.6重量%と、ベンゾイソチアゾリ
    ン0.1〜1.00重量%からなる主剤と、主剤85〜95重量%
    に対して5〜15重量%混合する顔料とからなる着色シー
    リング仕上げ剤を塗布したことを特徴とする防水工法。
  11. 【請求項11】被塗装面に水分散型アクリル共重合体樹
    脂エマルジョン40〜76重量%、水20〜58重量%、消泡剤
    0.04〜1.00重量%、防腐剤0.1〜2重量%からなるセメ
    ント混和剤を含有するモルタルを塗布し、 次いで油性シーラーを塗布し、 次いでアクリル樹脂系エマルジョンと、エマルジョン中
    に可塑剤と、顔料分散剤と、消泡剤と、無機微粉末とを
    分散させてなる防水被膜剤を塗布し、 次いで再度油性シーラーを塗布し、 次いで再度水分散型アクリル共重合体樹脂エマルジョン
    40〜76重量%、水20〜58重量%、消泡剤0.04〜1.00重量
    %、防腐剤0.1〜2重量%からなるセメント混和剤を塗
    布し、 次いで骨材及び水硬性セメント含有する防滑用粉末と、
    アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジョンと
    を混合してなる防滑剤を塗布し、 次いで水性アクリル共重合体エマルジョン65〜95重量%
    と、消泡剤0.2〜0.9重量%と、エチレングリコールモノ
    ブチルエーテル4.0〜6.0重量%と、カルボキシル化アク
    リル系共重合体1.0〜2.6重量%と、ベンゾイソチアゾリ
    ン0.1〜1.00重量%からなる主剤と、主剤85〜95重量%
    に対して5〜15重量%混合する顔料とからなる着色シー
    リング仕上げ剤を塗布したことを特徴とする防水工法。
  12. 【請求項12】被塗装面に骨材及び水硬性セメント含有
    する防滑用粉末と、アクリル系合成樹脂を含有する合成
    樹脂エマルジョンとを混合してなる防滑剤を塗布し、 次いでアクリル樹脂系エマルジョンと、エマルジョン中
    に可塑剤と、顔料分散剤と、消泡剤と、無機微粉末とを
    分散させてなる防水被膜剤を塗布し、 次いで再度骨材及ぴ水硬性セメント含有する防滑用粉末
    と、アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジョ
    ンとを混合してなる防滑剤を塗布し、 次いで水性アクリル共重合体エマルジョン65〜95重量%
    と、消泡剤0.2〜0.9重量%と、エチレングリコールモノ
    ブチルエーテル4.0〜6.0重量%と、カルボキシル化アク
    リル系共重合体1.0〜2.6重量%と、ベンゾイソチアゾリ
    ン0.1〜1.00重量%からなる主剤と、主剤85〜95重量%
    に対して5〜15重量%混合する顔料とからなる着色シー
    リング仕上げ剤を塗布したことを特徴とする防水工法。
  13. 【請求項13】被塗装面に骨材及び水硬性セメント含有
    する防滑用粉末と、アクリル系合成樹脂を含有する合成
    樹脂エマルジョンとを混合してなる防滑剤を塗布し、 次いで油性シーラーを塗布し、 次いでアクリル樹脂系エマルジョンと、エマルジョン中
    に可塑剤と、顔料分散剤と、消泡剤と、無機微粉末とを
    分散させてなる防水被膜剤を塗布し、 次いで再度油性シーラーを塗布し、 次いで再度骨材及ぴ水硬性セメント含有する防滑用粉末
    と、アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジョ
    ンとを混合してなる防滑剤を塗布し、 次いで水性アクリル共重合体エマルジョン65〜95重量%
    と、消泡剤0.2〜0.9重量%と、エチレングリコールモノ
    ブチルエーテル4.0〜6.0重量%と、カルボキシル化アク
    リル系共重合体1.0〜2.6重量%と、ベンゾイソチアゾリ
    ン0.1〜1.00重量%からなる主剤と、主剤85〜95重量%
    に対して5〜15重量%混合する顔料とからなる着色シー
    リング仕上げ剤を塗布したことを特徴とする防水工法。
  14. 【請求項14】被塗装面にシートサンド工法を施し、 次いでポルトランドセメントと、二酸化チタンと、粉末
    アクリル樹脂を含有するセメント系下地用プライマーの
    容量比4〜4.5に対して1の水を混合し、被塗装面に乾
    燥時膜厚が230〜300ミクロンとなるようにセメント構造
    物下地用プライマーを塗布し、 次いでアクリル樹脂系エマルジョンと、エマルジョン中
    に可塑剤と、顔料分散剤と、消泡剤と、無機微粉末とを
    分散させてなる防水被膜剤を塗布し、 次いで骨材及び水硬性セメント含有する防滑用粉末と、
    アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジョンと
    を混合してなる防滑剤を塗布し、 次いで水性アクリル共重合体エマルジョン65〜95重量%
    と、消泡剤0.2〜0.9重量%と、エチレングリコールモノ
    ブチルエーテル4.0〜6.0重量%と、カルボキシル化アク
    リル系共重合体1.0〜2.6重量%と、ベンゾイソチアゾリ
    ン0.1〜1.00重量%からなる主剤と、主剤85〜95重量%
    に対して5〜15重量%混合する顔料とからなる着色シー
    リング仕上げ剤を塗布したことを特徴とする防水工法。
  15. 【請求項15】被塗装面に断熱材を積層し、次いでコン
    クリート金ゴテ押さえを施し、 次いで骨材及び水硬性セメント含有する防滑用粉末と、
    アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジョンと
    を混合してなる防滑剤を塗布し、 次いで油性シーラーを塗布し、 次いでアクリル樹脂系エマルジョンと、エマルジョン中
    に可塑剤と、顔料分散剤と、消泡剤と、無機微粉末とを
    分散させてなる防水被膜剤を塗布し、 次いで再度油性シーラーを塗布し、 次いで骨材及び水硬性セメント含有する防滑用粉末と、
    アクリル系合成樹脂を含有する合成樹脂エマルジョンと
    を混合してなる防滑剤を塗布し、 次いで水性アクリル共重合体エマルジョン65〜95重量%
    と、消泡剤0.2〜0.9重量%と、エチレングリコールモノ
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