JPH0349600B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0349600B2 JPH0349600B2 JP57121819A JP12181982A JPH0349600B2 JP H0349600 B2 JPH0349600 B2 JP H0349600B2 JP 57121819 A JP57121819 A JP 57121819A JP 12181982 A JP12181982 A JP 12181982A JP H0349600 B2 JPH0349600 B2 JP H0349600B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- heating element
- electric heating
- air
- intake air
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 238000005485 electric heating Methods 0.000 claims description 20
- 238000001035 drying Methods 0.000 claims description 4
- 230000005611 electricity Effects 0.000 claims description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 2
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Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は乾燥室に供給する熱風生成用の電気発
熱体の入力を該発熱体への吸入空気の温度に依存
して制御する機能を有する衣類乾燥機に関する。
熱体の入力を該発熱体への吸入空気の温度に依存
して制御する機能を有する衣類乾燥機に関する。
衣類乾燥機において、乾燥室内に供給する熱風
を生成する電気発熱体の発熱量を制御する従来方
式は、吸入空気温度の低下に伴い熱風温度が低下
しないようにする方向に向けられた制御であり、
複数のヒータから構成して強、中、弱に切換えた
り、或いは正特性サーミスタヒータを用いる構成
である。
を生成する電気発熱体の発熱量を制御する従来方
式は、吸入空気温度の低下に伴い熱風温度が低下
しないようにする方向に向けられた制御であり、
複数のヒータから構成して強、中、弱に切換えた
り、或いは正特性サーミスタヒータを用いる構成
である。
斯かる従来の温度制御方式によれば、吸入空気
温度が低いほど電気発熱体への入力を増加させる
ことになるから排気温度と吸入空気温度との差は
大きくなることはあつても小さくなることはな
い。ところで吸入空気温度と排気温度との温度差
が高いほど排気として放出される熱量が多いこと
になるから上記のような従来の制御方式ではエネ
ルギー効率が低いと云う欠点を有する。
温度が低いほど電気発熱体への入力を増加させる
ことになるから排気温度と吸入空気温度との差は
大きくなることはあつても小さくなることはな
い。ところで吸入空気温度と排気温度との温度差
が高いほど排気として放出される熱量が多いこと
になるから上記のような従来の制御方式ではエネ
ルギー効率が低いと云う欠点を有する。
本発明は上記の欠点を除去すべくなされたもの
であり、その目的は排気として棄てられる熱量を
少なくし得てエネルギー効率を向上できる衣類乾
燥機を提供することにある。
であり、その目的は排気として棄てられる熱量を
少なくし得てエネルギー効率を向上できる衣類乾
燥機を提供することにある。
本発明の衣類乾燥機は「、熱風生成用の電気発
熱体の入力を通電のオン、オフの期間を変えるこ
とにより制御する温度制御回路を設け、この温度
制御回路によつて、吸入空気温度が低い時には該
電気発熱体への通電のオフ期間が長くなるよう
に」入力を制御する方式とすることによりエネル
ギー効率の向上を図つたものである。
熱体の入力を通電のオン、オフの期間を変えるこ
とにより制御する温度制御回路を設け、この温度
制御回路によつて、吸入空気温度が低い時には該
電気発熱体への通電のオフ期間が長くなるよう
に」入力を制御する方式とすることによりエネル
ギー効率の向上を図つたものである。
以下本発明の一実施例について図面を参照しな
がら説明する。
がら説明する。
第1図は乾燥機のヒータ回路1及び温度制御回
路2の組合わせ回路を原理的に示したものであ
り、乾燥室をなす回転ドラム駆動モータ並びに送
風機回路は省略している。さて、ヒータ回路1は
送風機によつて吸入された空気を加熱する熱風生
成用の電気発熱体3、双方向性のサイリスタ4及
び手動の切換スイツチ5を交流電源6に対して直
列接続して成る。ここで切換スイツチ5はサイリ
スタ4を短絡するか否かにより温度制御を有効
化、無効化させるためのもので、接点(a−b)
間オンで温度制御が有効になり、(a−c)間オ
ンでサイリスタ4の両端が短絡され無効状態にな
る。一方、温度制御回路2は温度センサー例えば
負特性のサーミスタ7とコンデンサ8とから成る
時定数回路部9を有するマルチバイブレータ10
によつて構成されている。第2図はマルチバイブ
レータ10から出力されてサイリスタ4のゲート
に与えられる発振出力信号、換言すればゲート信
号Sを示すものである。ところでサーミスタ7は
電気発熱体3に送風すべく送風機によつて乾燥機
本体内に吸入する空気の温度を検知し得る位置に
配置してあり、且つマルチバイブレータ10はサ
ーミスタ7を含む前記時定数回路部9のサーミス
タ7の抵抗値により発振モード従つてゲート信号
Sのデユーテイ比(Tga/Tgb)が制御されるよ
うになつているが、特にこの発明の目的に則り吸
入空気温度が低いほどTgaが短くTgbが長くなる
ように設定している。
路2の組合わせ回路を原理的に示したものであ
り、乾燥室をなす回転ドラム駆動モータ並びに送
風機回路は省略している。さて、ヒータ回路1は
送風機によつて吸入された空気を加熱する熱風生
成用の電気発熱体3、双方向性のサイリスタ4及
び手動の切換スイツチ5を交流電源6に対して直
列接続して成る。ここで切換スイツチ5はサイリ
スタ4を短絡するか否かにより温度制御を有効
化、無効化させるためのもので、接点(a−b)
間オンで温度制御が有効になり、(a−c)間オ
ンでサイリスタ4の両端が短絡され無効状態にな
る。一方、温度制御回路2は温度センサー例えば
負特性のサーミスタ7とコンデンサ8とから成る
時定数回路部9を有するマルチバイブレータ10
によつて構成されている。第2図はマルチバイブ
レータ10から出力されてサイリスタ4のゲート
に与えられる発振出力信号、換言すればゲート信
号Sを示すものである。ところでサーミスタ7は
電気発熱体3に送風すべく送風機によつて乾燥機
本体内に吸入する空気の温度を検知し得る位置に
配置してあり、且つマルチバイブレータ10はサ
ーミスタ7を含む前記時定数回路部9のサーミス
タ7の抵抗値により発振モード従つてゲート信号
Sのデユーテイ比(Tga/Tgb)が制御されるよ
うになつているが、特にこの発明の目的に則り吸
入空気温度が低いほどTgaが短くTgbが長くなる
ように設定している。
次に以上構成の作用について説明する。先ず、
切換スイツチ5を接点(a−b)間オンに設定し
た温度制御状態を考えるに、今、マレチバイブレ
ータ10からサイリスタ4に与えられているゲー
ト信号Sの波形(特にデユーテイ比)が第2図a
の通りであつたとすると、サイリスタ4はTga期
間オンしTgb期間オフするオンオフモードに制御
されこれによつて電気発熱体3への入力が決定さ
れている。さて、このような状態に対して吸入空
気温度が低下するとゲート信号Sのデユーテイ比
が第2図aからbのように変化し、即ちサイリス
タ4はそのオン期間がTga1と短く、オフ期間が
Tgb1と長くなり、これにより電気発熱体3への
入力が減少される。換言すれば、この温度制御回
路2によると吸入空気温度を検知しその温度が低
くなるに従い電気発熱体3への入力を減少させる
ように、つまり電気発熱体3への通電のオフ期間
が長くなるように入力を制御するのであるから、
排気温度と吸入空気温度との差が小さくなつて、
排気として棄てられる熱量を極力少なくし得るこ
とができる。
切換スイツチ5を接点(a−b)間オンに設定し
た温度制御状態を考えるに、今、マレチバイブレ
ータ10からサイリスタ4に与えられているゲー
ト信号Sの波形(特にデユーテイ比)が第2図a
の通りであつたとすると、サイリスタ4はTga期
間オンしTgb期間オフするオンオフモードに制御
されこれによつて電気発熱体3への入力が決定さ
れている。さて、このような状態に対して吸入空
気温度が低下するとゲート信号Sのデユーテイ比
が第2図aからbのように変化し、即ちサイリス
タ4はそのオン期間がTga1と短く、オフ期間が
Tgb1と長くなり、これにより電気発熱体3への
入力が減少される。換言すれば、この温度制御回
路2によると吸入空気温度を検知しその温度が低
くなるに従い電気発熱体3への入力を減少させる
ように、つまり電気発熱体3への通電のオフ期間
が長くなるように入力を制御するのであるから、
排気温度と吸入空気温度との差が小さくなつて、
排気として棄てられる熱量を極力少なくし得るこ
とができる。
次に上記のような制御による空気状態について
第3図に便宜上理想化して示す排気の空気状態線
図を参照しながら説明する。即ち図中、1aは吸
入空気の状態、1b,1b1は電気発熱体3により
昇温した空気状態、1c,1c1は衣類に接触して
その水分を蒸発させ多湿になつた空気状態(この
状態で排気される)、Ta,Tb,Tb1,Tcは温度、
i1,i2,i3はエンタルピを夫々表わす。さて、こ
の第3図によつて一般的な乾燥機の空気状態につ
き述べると、先ず吸入空気は1a状態から電気発
熱体により加熱されて熱風となる。この時絶対湿
度一定の線に沿う特性にて温度上昇し1b状態に
達して温度Tbとなり、この状態で衣類の水分を
蒸発させる。このとき蒸発した水分は空気の絶対
湿度を高めながらその蒸発潜熱分だけ温度を低下
させる。このような温度低下は第3図中1bから
1cへの状態変化に相当しエンタルピi3が一定の
ままで飽和線上の1cに達し温度Tcとなつて排
出される。この1cの状態で排出される空気のエ
ンタルピは空気の吸入初期状態1aのエンタルピ
と比べるとi2−i1の差、即ちTaからTcへの温度
上昇分だけ熱が排気として棄てられたことになり
エネルギー損失となる。従つて衣類からの水分の
蒸発に費やされたエネルギーはi3−i2であり、i2
−i1は排気熱量であることがわかる。
第3図に便宜上理想化して示す排気の空気状態線
図を参照しながら説明する。即ち図中、1aは吸
入空気の状態、1b,1b1は電気発熱体3により
昇温した空気状態、1c,1c1は衣類に接触して
その水分を蒸発させ多湿になつた空気状態(この
状態で排気される)、Ta,Tb,Tb1,Tcは温度、
i1,i2,i3はエンタルピを夫々表わす。さて、こ
の第3図によつて一般的な乾燥機の空気状態につ
き述べると、先ず吸入空気は1a状態から電気発
熱体により加熱されて熱風となる。この時絶対湿
度一定の線に沿う特性にて温度上昇し1b状態に
達して温度Tbとなり、この状態で衣類の水分を
蒸発させる。このとき蒸発した水分は空気の絶対
湿度を高めながらその蒸発潜熱分だけ温度を低下
させる。このような温度低下は第3図中1bから
1cへの状態変化に相当しエンタルピi3が一定の
ままで飽和線上の1cに達し温度Tcとなつて排
出される。この1cの状態で排出される空気のエ
ンタルピは空気の吸入初期状態1aのエンタルピ
と比べるとi2−i1の差、即ちTaからTcへの温度
上昇分だけ熱が排気として棄てられたことになり
エネルギー損失となる。従つて衣類からの水分の
蒸発に費やされたエネルギーはi3−i2であり、i2
−i1は排気熱量であることがわかる。
本発明ではこのi2−i1を小さくするために、吸
入初期の空気状態1aの温度Taの飽和線上にあ
る1c1の状態から等エンタルピ線上の1b1まで空
気を加熱しようとするものであり、こうすれば理
論上排気温度が吸入空気温度と同じになり電気発
熱体3から空気に与えられた熱量すべてが衣類の
水分蒸発に費やされたことになる。これを実施し
た上記構成による温度制御の理論上の特性を第4
図に示した。この第4図においてPは電気発熱体
3の入力電力、Tは吸入空気温度である。
入初期の空気状態1aの温度Taの飽和線上にあ
る1c1の状態から等エンタルピ線上の1b1まで空
気を加熱しようとするものであり、こうすれば理
論上排気温度が吸入空気温度と同じになり電気発
熱体3から空気に与えられた熱量すべてが衣類の
水分蒸発に費やされたことになる。これを実施し
た上記構成による温度制御の理論上の特性を第4
図に示した。この第4図においてPは電気発熱体
3の入力電力、Tは吸入空気温度である。
本発明は以上述べたように吸入空気温度が低い
時には熱風生成用の電気発熱体への通電のオフ期
間が長くなるように入力を制御する構成としたこ
とにより排気として棄てられる熱量を少なくし得
てエネルギー効率が向上する衣類乾燥機を提供す
ることができる。
時には熱風生成用の電気発熱体への通電のオフ期
間が長くなるように入力を制御する構成としたこ
とにより排気として棄てられる熱量を少なくし得
てエネルギー効率が向上する衣類乾燥機を提供す
ることができる。
第1図は本発明の一実施例を示す電気回路図、
第2図はゲート信号の波形図、第3図は排気の空
気状態線図、第4図は制御特性曲線図である。 図中、2は温度制御回路、3は電気発熱体、4
はサイリスタ、9は時定数回路部、10はマルチ
バイブレータである。
第2図はゲート信号の波形図、第3図は排気の空
気状態線図、第4図は制御特性曲線図である。 図中、2は温度制御回路、3は電気発熱体、4
はサイリスタ、9は時定数回路部、10はマルチ
バイブレータである。
Claims (1)
- 1 吸入空気を電気発熱体によつて加熱しこれを
乾燥室内に供給することによつて衣類乾燥するも
のにおいて、前記電気発熱体の入力を通電のオ
ン、オフの期間を変えることにより制御する温度
制御回路を設け、この温度制御回路によつて、前
記吸入空気温度が低い時には該電気発熱体への通
電のオフ期間が長くなるように入力を制御するよ
うにしたことを特徴とする衣類乾燥機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57121819A JPS5911895A (ja) | 1982-07-13 | 1982-07-13 | 衣類乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57121819A JPS5911895A (ja) | 1982-07-13 | 1982-07-13 | 衣類乾燥機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5911895A JPS5911895A (ja) | 1984-01-21 |
JPH0349600B2 true JPH0349600B2 (ja) | 1991-07-30 |
Family
ID=14820710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57121819A Granted JPS5911895A (ja) | 1982-07-13 | 1982-07-13 | 衣類乾燥機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5911895A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100284556B1 (ko) * | 1993-03-25 | 2001-04-02 | 다카시마 히로시 | 도포막 형성방법 및 그를 위한 장치 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5465873A (en) * | 1977-11-02 | 1979-05-26 | Brother Ind Ltd | Dryer |
-
1982
- 1982-07-13 JP JP57121819A patent/JPS5911895A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5465873A (en) * | 1977-11-02 | 1979-05-26 | Brother Ind Ltd | Dryer |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5911895A (ja) | 1984-01-21 |
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