JPH0349039B2 - - Google Patents

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JPH0349039B2
JPH0349039B2 JP7334485A JP7334485A JPH0349039B2 JP H0349039 B2 JPH0349039 B2 JP H0349039B2 JP 7334485 A JP7334485 A JP 7334485A JP 7334485 A JP7334485 A JP 7334485A JP H0349039 B2 JPH0349039 B2 JP H0349039B2
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JP
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refrigerator
temperature
refrigeration cycle
compressor
compressors
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JP7334485A
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Inventor
Koichi Sato
Takeshi Aoki
Hirotaka Nakano
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0349039B2 publication Critical patent/JPH0349039B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は2系統の冷凍サイクルを構成する圧縮
機の運転をインバータにより可変速制御する低温
庫の運転方法に関する。
(ロ) 従来の技術 例えば特開昭59−34936号公報には冷凍サイク
ルを構成する圧縮機の駆動用モータの電源とし
て、インバータ電源を用いて、能力調整つまみ等
の調整、および負荷の状態に応じてインバータの
入力電圧と出力周波数を係動可変して圧縮機モー
タを、設定の高速回転から最低速回転まで可変速
運転を可能とし、かつ、前記の可変運転領域の区
間に、適宜ヒステリシスを有する段階制御領域を
有するインバータのコントロール手段を設けた熱
源装置が示されている。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 上記従来の技術において、圧縮機モータは負荷
の状態に応じて高速回転から最低速回転に変化さ
れるが、冷凍サイクルにおける圧縮機モータの回
転数制御には、夫々の圧縮機モータにより限界が
あり、庫内温度の大幅な変化に対して圧縮機モー
タの回転数制御が遅れ、庫内温度の変化を短時間
にて設定温度に復帰させることができないという
問題点が発生していた。又、冷凍能力の大きな圧
縮機モータを使用した際には最低速回転まで回転
数をしぼつても冷凍能力が大き過ぎ、庫内温度は
次第に低下するという欠点が発生していた。本発
明は前記問題点を解決することを目的とする。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本発明における低温庫の運転方法は、圧縮機及
び蒸発器を有し互いに独立した2系統の冷凍サイ
クルと、前記2台の圧縮機の運転を可変速制御す
るコントローラ及びインバータとを備えた冷却装
置にて庫内温度を設定温度に維持するようにした
低温庫にあつて、前記コントローラは、庫内温度
が設定温度を上回つているときには、前記両圧縮
機を同時に最高速運転から運転開始させるととも
に庫内温度の低下に伴い徐々に両圧縮機の運転速
度を同時に低下させつつ最低速運転まで制御し、
両圧縮機の最低速運転時にあつて庫内温度が設定
温度を下回つたときには、いずれか一方の圧縮機
を停止させるとともに他方の圧縮機を最高速運転
となした後庫内温度の低下に伴い徐々運転速度を
低下させるように制御するようにしたものであ
る。
また、前記両冷凍サイクルに夫々設けられた蒸
発器の除霜運転を、所定時間毎に交互に行ない、
一方の冷凍サイクルにて除霜運転を行わせるとき
に、他方の冷凍サイクルにて冷却運転を行わせる
ようにすれば、除霜運転における庫内温度の上昇
を抑制するうえで有効である。
(ホ) 作 用 2系統の独立した冷凍サイクルに設けられた圧
縮機を庫内温度に基づくインバータの出力周波数
変化により同時最高速運転から同時最低速運転ま
で変化させると共に、一方の圧縮機を停止させ、
他方の圧縮機を前記インバータの出力周波数変化
により最高速運転から最低速運転まで変化させ、
冷却装置の冷却能力の増減範囲を広く維持して、
庫内の負荷変動に対する応答性を良くする。
(ヘ) 実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
第2図の1は組立式冷蔵庫等の低温庫で、この
低温庫1の側壁2の上部には庫内側ユニツト3と
庫外側ユニツト4とから構成された冷却装置5が
設けられている。そして庫内側ユニツト3は夫々
独立した後述する第1、第2冷凍サイクル7,8
を構成する第1、第2蒸発器9,10及び、第
1、第2蒸発器用送風機11,12が設けられて
いる。尚、蒸発器用送風機11,12の運転によ
り庫内の冷気は第2図矢印にて示したように循環
する。又、庫外側ユニツト4には、後述する第
1、第2冷凍サイクル7,8を構成する第1、第
2凝縮器13,14を一体に構成した凝縮器15
が設けられている。又、16は凝縮器用カバー、
17は電装箱カバー、18はコントローラ、19
は圧縮機室、20は断熱仕切板、21は第1系統
用蒸発器露受皿、22は第2系統用蒸発器露受皿
である。
さらに、第5図は第1、第2冷凍サイクル7,
8の概略冷媒回路図を示し、第1冷凍サイクル7
は第1圧縮機25、第1四方弁26、第1凝縮器
13、第1逆止弁27、キヤピラリ28、第1蒸
発器9、第1四方弁26、及びアキユムレータ2
9等を環状に配管接続したもので第1逆止弁27
と並列にキヤピラチユーブ30が配管され、キヤ
ピラリ28と並列に第2逆止弁31が配管されて
いる。尚、32は常時運転されている凝縮器用送
風機である。又、第2冷凍サイクル8は第1冷凍
サイクル7と同様に、第2圧縮機33、第2四方
弁34、第2凝縮器14、第3逆止弁35、キヤ
ピラリ36、第2蒸発器10、第2四方弁34、
及びアキユムレータ38等を配管接続したもの
で、第3逆止弁35と並列にキヤピラリチユーブ
39が配管され、キヤピラリ36と並列に第4逆
止弁40が配管されている。尚、第1、第2冷凍
サイクル7,8において、第1、第2四方弁2
6,34の切り換えにより、冷却運転には実線矢
印に示したように冷媒が流れ、除霜運転時には鎖
線矢印に示したように冷媒が流れる。
さらに、第1図は冷却装置5の概略運転回路を
示すコントローラ18は庫内温度等に基づいて後
述するインバータ41の制御信号及び各スイツチ
の切り換え信号を出力する。又、Tは所定時間例
えば2時間毎にコントローラ18に出力するタイ
マ装置42はコントローラ18により切り換えが
制御されるスイツチ群である。スイツチ群42は
第1圧縮機制御スイツチ43、第2圧縮機制御ス
イツチ44、第1冷凍サイクル除霜、冷却切換え
スイツチ(以下第1冷凍サイクル用スイツチとい
う)45、第2冷凍サイクル除霜、冷却切換えス
イツチ(以下第2冷凍サイクル用スイツチとい
う)46から構成され、第1冷凍サイクル用スイ
ツチ45は第1四方弁側接点45Aと第1蒸発器
用送風機側接点45Bとを備え、第2冷凍サイク
ル用スイツチ46は第2四方弁側接点46Aの第
2蒸発器用送風機側接点46Bとを備えている。
さらに、50は凝縮器用送風機、51は第1圧縮
機用リレー励磁コイル、52は第2圧縮機用リレ
ー励磁コイル、53は第1四方弁用コイル、11
は第1蒸発器用送風機、54は第2四方弁用コイ
ル、12は第2蒸発器用送風機である。又A,
B,Cは夫々コントローラ18に接続された庫内
空気温度感知センサ、第1蒸発器除霜終了感知セ
ンサ、及び第2蒸発器除霜終了感知センサであ
る。
55は3相交流電源56に接続された全波整流
ブリツジ回路で、このブリツジ回路55は平滑用
コンデンサ57、チヨークコイル58を介してイ
ンバータ41に接続されている。ここでインバー
タ41は複数のNPN型トランジスタ60及びダ
イオード61から構成され、インバータ41は第
1圧縮機用リレースイツチ62を介して第1圧縮
機25に接続されると共に、第2圧縮機用リレー
スイツチ63を介して第2圧縮機33に接続され
ている。尚、コントローラ18からの信号に基づ
いてインバータ41は例えば30Hz〜60Hzの範囲の
電源周波数を出力する。
以下、上記の冷却装置5の動作について第6図
に基づいて説明する。
まず、冷却装置5に電源が投入されると、庫内
空気温度感知センサ(以下庫内温度センサとい
う)Aからの庫内温度信号に基づいてコントロー
ラ18はスイツチ群42へスイツチ制御信号を出
力する。そして、庫内温度が高いため、第1、第
2圧縮機制御スイツチ43,44はオンし、第
1、第2圧縮機用リレー励磁コイル51,52は
通電され、第1、第2圧縮機用リレースイツチ6
2,63は共にオンして第1、第2圧縮機25,
33は運転を開始する。このとき、コントローラ
18から庫内温度に基づくインバータ制御信号が
出力され、インバータは最高周波数である60Hzの
電源周波数を出力し、第1、第2圧縮機25,3
3は最高速運転を開始する。又、スイツチ群42
の第1、第2冷凍サイクル用スイツチ45,46
は夫々、第1、第2蒸発器用送風機側接点45
B,46Bに切り換わり、第1、第2蒸発器用送
風機11,12は共に運転を開始して冷気が庫内
へ供給される。
庫内温度が次第に低下して例えば−1℃である
設定温度TSプラス1.5degの温度まで低下すると、
コントローラ18からインバータ41へ送られる
インバータ制御信号は変化し、庫内温度が低下す
るのに供ないインバータ41の出力する周波数は
次第に低下する。そして庫内温度が略設定温度に
安定してからは、庫内温度の設定温度からの偏
差、庫内温度の変化の傾き、及び庫内温度の所定
時間の設定時間からの偏差に基づいてコントロー
ラ18はインバータ41へ制御信号を出力し、イ
ンバータ41の出力は30〜60Hzの範囲で制御さ
れ、第1、第2圧縮機25,33は同時に運転制
御され、庫内温度は略一定に保たれる。尚、電源
投入時から凝縮器用送風機50は継続して運転を
行つている。
電源投入から予じめ設定された時間例えば2時
間ご経過して時刻T1になると、タイマ装置Tの
動作によりコントローラ18は第1冷凍サイクル
用スイツチ45へ除霜信号を出力し、このスイツ
チは第1蒸発器用送風機側接点45Bから第1四
方弁側接点45Aに切り換わり、第1蒸発器用送
風機11は運転を停止すると共に第1四方弁用コ
イル53は通電されて第1四方弁26は切り換わ
り、第1圧縮機25の運転により第5図の第1冷
凍サイクル7に鎖線矢印にて示したように冷媒は
循環し、第1蒸発器9には高温高圧ガスが流れ、
霜と熱交換して除霜運転が行われる。又、第2冷
凍サイクル用スイツチ46は切り換わらず、第2
圧縮器33の運転により第1冷凍サイクル7の除
霜運転中も継続して冷却運転が行われ、第2蒸発
器10から庫内へ冷気が供給される。除霜運転が
進み時刻(T2)にて第1蒸発器除霜終了感知セ
ンサ(以降第1センサ)Bが、第1蒸発器9の温
度上昇により除霜終了温度を感知すると、第1セ
ンサBからの温度信号に基づいてコントローラ1
8から第1冷凍サイクル用スイツチ45へ与えら
れる信号は切り換わる。そして、第1冷凍サイク
ル用スイツチ45は第1蒸発器用送風機側接点4
5Bに切り換わり、第1蒸発器用送風機11は運
転を開始すると共に、第1四方弁26は切り換わ
り、冷媒の循環方向は切り換わり、冷媒運転が開
始され庫内温度は次第に低下する。尚、第1、第
2圧縮機25,33は共に運転を継続している。
以後、第1、第2圧縮機25,33の運転イン
バータ41からの出力周波数により制御され、例
えば庫内温度が低下したときにはインバータ41
の出力周波数は低下し、庫内温度が上昇したとき
には出力周波数は増加して庫内温度は略一定に保
たれる。そして電源が投入されてから例えば4時
間経過して時刻T3になるとタイマ装置Tは動作
してコントローラ18は第2冷凍サイクル用スイ
ツチ46へ除霜信号を出力し、このスイツチ46
は第2蒸発器用送風機側接点46Bから第2四方
弁側接点46Aに切り換わる。そして、第2蒸発
器用送風機12は運転を停止すると共に、第2四
方弁用コイル54は通電されて切り換わり、第2
圧縮機33の運転により第5図の第2冷凍サイク
ル8に鎖線矢印にて示したように冷媒は循環し、
第2蒸発器10には高温高圧ガス冷媒が流れ、霜
と熱交換して除霜運転が行われる。又、第1冷凍
サイクル用スイツチ45は切り換わらず、第1圧
縮機25の運転により第2冷凍サイクル8の除霜
運転中も継続して冷却運転が行われ、第1蒸発器
9から庫内へ冷気が供給される。そして第2蒸発
器10の除霜運転中は僅かに庫内温度は上昇す
る。
除霜運転が進み時刻T4にて第2蒸発器除霜終
了感知センサ(以降第2センサという)Cが除霜
終了を温度感知すると、第2センサBからの温度
信号に基づいてコントローラ18から第2冷凍サ
イクル用スイツチ46へ与えられる信号は切り換
わる。そして、第2冷凍サイクル用スイツチ46
は第2蒸発器用送風機側接点45Bに切り換わ
り、第2蒸発器用送風機12は運転を開始すると
共に、第1四方弁26は切り換わり第2冷凍サイ
クル8の冷媒循環方向は第5図実線矢印のように
変わり、第2冷凍サイクル8も冷却運転を開始し
て庫内温度は次第に低下する。以後、第1、第2
圧縮機25,33は60Hz〜30Hzの間で変化するイ
ンバータ41からの出力周波数により制御され運
転を行い、庫内温度は略設定温度TSに保たれる。
冷却運転に伴ない時間が経過して電源が投入さ
れてから6時間経過して時刻T5になと、コント
ローラ18は第1冷凍サイクル用スイツチ45へ
除霜信号を出力し、上記と同様に第1四方弁26
は切り換わると共に第1蒸発器用送風機11は運
転を停止し、第1蒸発器9の除霜運転が開始され
る。尚、第1冷凍サイクル7が除霜運転のときに
は第2冷凍サイクル8は冷却運転を行つている。
第1冷凍サイクル7の除霜運転が時刻T6にて
終了すると、以降、第1、第2冷凍サイクル7,
8は共にそのときの庫内温度に基づいたインバー
タ41の出力周波数にて冷却運転を行ない、庫内
温度は略一定に保たれる。そして庫内温度が例え
ば冷却負荷の減少又は外気温度の低下等のため低
下した際には、その温度低下をコントローラ18
は検出してコントローラ18からインバータ41
へ送られる制御信号は変化して、インバータ41
の出力周波数は次第に減少する。インバータ41
の出力周波数が減少しているにもかかわらず、庫
内温度の低下は収まらず、時刻T7にてインバー
タ41の出力周波数が最低周波数である30Hzまで
低下し、第1、第2圧縮機25,33が共に最低
速運転になつたにもかかわらずさらに庫内温度の
低下が続くときには、前回に除霜運転が行われた
第1冷凍サイクル7はインバータ41の出力周波
数に基づいて運転を継続し、又コントローラ18
により第2圧縮機制御スイツチ44はオフし、第
2圧縮機用コイル52は非通電になり、第2圧縮
機用リレースイツチ63はオフして第2圧縮機3
3は停止する。そして、以後第2冷凍サイクル8
は冷却運転を停止し、第1冷凍システム7の第1
圧縮機25はインバータ41の出力周波数に基づ
いて運転を行い、まずインバータ41は最高周波
数である60Hzを出力し、以後庫内温度が設定温度
より低いときにはインバータ41の出力周波数は
低くなり、第1圧縮機25の運転は低下して庫内
温度は次第に上昇する。
庫内温度上昇に伴ないインバータ41の出力周
波数は変化して第1圧縮機25の運転も変化し、
庫内温度は設定温度になり以後略設定温度に保た
れる。
さらに時間が経過して電源投入から例えば8時
間経過するより例えば1分前の時刻T0になると
コントローラ18の出力により、第2圧縮機制御
スイツチ44はオンし、第2圧縮機33は運転を
開始する。そして第1、第2冷凍サイクル7,8
は除霜開始時刻まで同時に運転され、庫内温度は
僅かに低下する。時刻T0から予じめ設定された
時間である例えば1分経過して時刻T8になると、
コントローラ18の出力により第2冷凍サイクル
用スイツチ46は第2四方弁側接点46Aに切り
換わり、第2四方弁34は切り換わり、第2冷凍
サイクル7には第5図の鎖線矢印にて示したよう
に冷媒が循環し、第2蒸発器10の除霜運転が行
われる。尚、時刻T8から時刻T9までの除霜時間
第1冷凍システム7は冷却運転を継続している。
時刻T9にて第2蒸発器10の除霜運転が終了す
ると第2冷凍サイクル用スイツチ46は第2蒸発
器用送風機側接点46Bに切り換わり、第2冷凍
サイクル8は冷却運転を開始する。そして、第
1、第2冷凍サイクル7,8の冷却運転により、
除霜運転中に上昇した庫内温度は低下し、庫内温
度が略設定温度まで低下するとコントローラ18
の出力により第1圧縮機制御スイツチ51はオフ
して第1圧縮機25は運転を停止する。
以後、第2圧縮機33を含む第2冷凍サイクル
8の冷却運転により庫内温度は略設定温度に保た
れ、所定の除霜開始時刻T10より所定時間前の時
刻T11になるとコントローラ18の出力により第
1圧縮機制御スイツチ43はオンして第1圧縮機
25はインバータ41の出力周波数に基づいて運
転を開始して第1冷凍サイクル7は冷却運転を開
始する。そして、第1、第2冷凍サイクル7,8
は共に冷却運転を行い、庫内温度は僅かに低下す
る。時刻T10になるとコントローラ18の出力に
より第1冷凍サイクル用スイツチ45は第1四方
弁側接点45Aに切り換わり、第1冷凍サイクル
7を第5図鎖線矢印にて示したように冷媒は循環
し、第1蒸発器9の除霜運転が行われる。時刻
T12にて第1蒸発器9の除霜運転が終了すると、
コントローラ18の出力により、第1冷凍サイク
ル用スイツチ45は第1蒸発器用送風機側接点4
5Bに切り換わり、第1冷凍サイクル7は冷却運
転を開始する。そして除霜運転中に僅かに上昇し
た庫内温度は、第1、第2冷凍サイクル7,8の
冷却運転により次第に低下し、インバータ41の
出力周波数が次第に低下して最低周波数の30Hzに
なると、コントローラ18の出力により第2圧縮
機制御スイツチ44はオフし、第2圧縮機33の
運転は停止して第2冷凍サイクル8の冷却運転は
停止される。以後第1冷凍サイクル7の冷却運転
は継続され、インバータ41の出力周波数により
第1圧縮機25は制御されて運転を行い庫内温度
は略設定温度に保たれる。
時間が経過して除霜開始時刻T13より所定時間
前の時刻T14になるとT7のときと同様に第2圧縮
機33は運転を開始し、時刻T13になると第2冷
凍サイクル用スイツチ46は第2四方弁側接点4
6Aに切り換わり、第2蒸発器10の除霜運転が
開始される。そして、この除霜運転の間第1冷凍
サイクル7により冷却運転が行われ、除霜運転が
終了すると、第2冷凍サイクル用スイツチ46は
第2蒸発器用送風機側接点46Bに切り換わり、
第2冷凍サイクル8は冷却運転を開始する。以
後、同様に、第1蒸発器9と第2蒸発器10との
除霜運転が所定時間毎に交互に行われ、一方の蒸
発器の除霜運転中は他方の蒸発器を備えた冷凍サ
イクルにより冷却運転が行われる。又、第1、第
2冷凍サイクル7,8のうち第1冷凍サイクル7
による冷却運転が行われているとき、例えば低温
庫1への貯蔵商品の搬入、搬出作業のため、庫内
へ外気が侵入して庫内温度が次第に上昇し、第1
冷凍サイクル7の第1圧縮機25にインバータ4
1から最高回転出力の60Hzが出力されたとき、そ
れにもかかわらず庫内温度の上昇が継続している
とき、又は庫内温度が低下しないときに は、時刻T15にてコントローラ18の出力によ
り、第2冷凍サイクル8の第2圧縮機33は運転
を開始し、第1、第2冷凍サイクル7,8により
冷却運転が行われ、第1、第2圧縮機25,33
はインバータ41からの出力周波数により制御さ
れて運転を行い、庫内温度が低下すると時刻T16
にて第2圧縮機33の運転は停止され以後庫内温
度は略一定に保たれる。
従つて、庫内温度に応じて第1、第2圧縮機2
5,33はコントローラ18の出力による第1、
第2両圧縮機25,33の同時運転のときのイン
バータ41の出力周波数により制御されると共
に、コントローラ18の出力による第1、第2圧
縮機25,33のうちのいずれか一方の圧縮機の
運転のときのインバータ41出力周波数により制
御される。この結果、冷却装置5の冷却運転は第
1、第2両圧縮機25,33の最高周波数運転か
ら第1、第2圧縮機25,33のいずれか一方の
圧縮機の最低周波数運転までの広範囲にわたり、
このため冷却装置5の冷却能力は庫内温度の種々
の変化に対して変化し、庫内温度を設定温度迄短
時間で収斂させ、庫内温度をデフアレンシアルの
少ない状態に長時間維持でき、この結果、貯蔵さ
れている生鮮食品等の品質を長時間にわたり良好
に保つことができる。
又、第1、第2蒸発器9,10の除霜運転は所
定時間毎に交互行われ、いずれか一方の蒸発器が
除霜運転のときには他方の蒸発器により冷却運転
が行われているため、夫々の蒸発器の暖気と冷気
とが相殺され、このため除霜運転時の庫内温度の
上昇が発生する時間は短かく、且つ上昇がゆるや
かとなり、その結果貯蔵商品の品質低下を防止す
ることができる。
尚、上記実施例において、第1、第2冷凍サイ
クル7,8のうちいずれか一方の冷却サイクルに
より冷却運転が行われているとき、冷却運転の行
われてなかつた冷凍サイクルの除霜運転が行われ
た後、その冷凍サイクルにより冷却運転が行わ
れ、又、第1、第2蒸発器用送風機11,12は
連続して運転されていたが、第7図に図示したよ
うに冷却運転が行われた後に除霜運転が行われ、
除霜運転が行われているときには他方の冷凍サイ
クルによる冷却運転が開始されるようにしても同
様な作用効果を得ることができる。
(ト) 発明の効果 以上詳述したように本発明の低温庫の運転方法
によれば、コントローラによつて、2台の圧縮機
を同時に最高速運転から最低速運転まで可変速運
転制御する段階と、この段階の後いずれか一方の
圧縮機を最高速運転から最低速運転まで可変速運
転制御する段階とを、連続的に行うことができる
とともに、冷却装置の冷却能力の変化範囲を広く
とることができる。このため、庫内温度の大幅な
変化に対して、短時間で庫内温度を設定温度まで
引き下げることが可能となる。
また、各冷凍サイクルの除霜運転を所定時間毎
に交互に行うようにし、かつ、一方の除霜運転時
にあつて他方を冷却運転させていることから、除
霜運転に伴う庫内温度上昇を制御することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本発明の1実施例を示し、
第1図は冷却装置の概略運転回路図、第2図は冷
却装置を備えた低温庫の概略縦断面図、第3図及
び第4図は冷却装置の概略斜視図、第5図は冷却
装置の概略冷媒回路図、第6図は庫内温度変化に
伴なう冷却装置の運転状態を示した冷却装置運転
推移図、第7図は実施例として示した冷却装置運
転推移図である。 1……低温庫、5……冷却装置、7,8……第
1、第2冷凍サイクル、9,10……第1、第2
蒸発器、25,33……第1、第2圧縮機、41
……インバータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 圧縮機及び蒸発器を有し互いに独立した2系
    統の冷凍サイクルと、前記2台の圧縮機の運転を
    可変速制御するコントローラ及びインバータとを
    備えた冷却装置にて庫内温度を設定温度に維持す
    る低温庫において、前記コントローラは、庫内温
    度が設定温度を上回つているときには、前記両圧
    縮機を同時に最高速運転から運転開始させるとと
    もに庫内温度の低下に伴い徐々に両圧縮機の運転
    速度を同時に低下させつつ最低速運転まで制御
    し、両圧縮機の最低速運転時にあつて庫内温度が
    設定温度を下回つたときには、いずれか一方の圧
    縮機を停止させるとともに他方の圧縮機を最高速
    運転となした後庫内温度の低下に伴い徐々に運転
    速度を低下させるように制御することを特徴とす
    る低温庫の運転方法。 2 前記両冷凍サイクルに夫々設けられた蒸発器
    の除霜運転は、所定時間毎に交互に行われ、一方
    の冷凍サイクルにて除霜運転を行わせるときに
    は、他方の冷凍サイクルにて冷却運転を行わせる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の低
    温庫の運転方法。
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