JPH0461269B2 - - Google Patents

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JPH0461269B2
JPH0461269B2 JP60076978A JP7697885A JPH0461269B2 JP H0461269 B2 JPH0461269 B2 JP H0461269B2 JP 60076978 A JP60076978 A JP 60076978A JP 7697885 A JP7697885 A JP 7697885A JP H0461269 B2 JPH0461269 B2 JP H0461269B2
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refrigerator
temperature
compressor
refrigeration cycle
temperature inside
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JP60076978A
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Koichi Sato
Takeshi Aoki
Hirotaka Nakano
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は2系統の冷凍サイクルを構成する圧縮
機の運転をインバータにて可変速運転させる低温
庫の運転方法に関する。
(ロ) 従来の技術 例えば特公昭59−34936号公報には冷凍サイク
ルを構成する圧縮機の駆動用モータの電源とし
て、インバータ電源を用いて、能力調整つまみ等
の調整、および負荷の状態に応じてインバータの
入力電圧と出力周波数を係動可変して圧縮機モー
タを、設定の高速回転から最低速回転まで可変速
運転を可能とし、かつ、前記の可変速運転領域の
区間に、適宜ヒステリシスを有する段階制御領域
を有するインバータのコントロール手段を設けた
熱源装置が示されている。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 上記従来の技術において、圧縮機モータは負荷
の状態に応じて高速回転から最低速回転に変化さ
れるが、冷凍サイクルにおける圧縮機モータの回
転数制御には、夫々の圧縮機モータにより限界が
あり、庫内温度の大幅な変化に対して圧縮機モー
タの回転数制御が遅れ、庫内温度の変化を短時間
にて設定温度に復帰させることができないという
問題点が発生していた。又、圧縮機モータが最低
速回転になつたとき、季節の変化等による低温庫
の周囲温度の低下のために、前記圧縮機モータの
最低速回転にもかかわらず庫内の温度は次第に低
下して設定温度を大幅に下回ることになる。この
ため、冷凍能力が大き過ぎ冷却保存温度幅の狭い
生鮮食品等では、冷やし過ぎで氷結すると味覚が
失なわれ、品質の低下を招く問題点が発生した。
本発明は前記問題点を解決することを目的とす
る。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本発明は冷凍サイクルを構成する圧縮機の運転
をインバータにて可変速運転させ、庫内温度を制
御する低温庫の運転方法において、前記低温庫は
夫々独立した2系統の冷凍サイクルと、庫内空気
の加熱装置とを備え庫内温度が低下して前記夫々
の冷凍サイクルを構成する両圧縮機が、高速運転
から最低速運転になつた際に庫内温度が設定値を
下回つているときには、圧縮機のうち一方の運転
を停止させると共に、他方の圧縮機を高速運転か
ら庫内温度の低下に対応させて最低速運転まで変
化させ、さらに前記最低速運転時の庫内温度に基
づいて適宜前記加熱装置を動作させる低温庫の運
転方法にて上記問題点を解決するものである。
(ホ) 作用 2系統の独立した冷凍サイクルに夫々設けられ
た圧縮機のうち一方を庫内温度の低下に伴ない停
止させると共に、他方をインバータの出力周波数
変化により最高速運転から最低速運転まで変化さ
せ、さらに、前記他方の圧縮機の最低速運転時の
庫内温度に基づき加熱装置を適宜動作させ、庫内
空気を加熱して庫内温度を温度デフアレンシヤル
の狭い設定温度に維持する。
(ヘ) 実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
第2図の1は組立式冷蔵庫等の低温庫で、この
低温庫1の側壁2の上部には庫内側ユニツト3と
庫外側ユニツト4とから構成された冷却装置5が
設けられている。そして庫内側ユニツト3は夫々
独立した後述する第1、第2冷凍サイクル7,8
を構成する第1、第2蒸発器9,10及び、第
1、第2蒸発器用送風機11,12が設けられて
いる。又、第1、第2蒸発器9,10のうちの一
方例えば第2蒸発器10の空気入口側面には、庫
内空気の加熱装置として電熱線等のヒータHが設
けられている。尚、蒸発器用送風機11,12の
運転により庫内の冷気は第2図矢印にて示したよ
うに循環する。又、庫外側ユニツト4には、後述
する第1、第2冷凍サイクル7,8を構成する第
1、第2凝縮器13,14を一体に構成した凝縮
器15が設けられている。又、16は凝縮器用カ
バー、17は電装箱カバー、18はコントロー
ラ、19は圧縮機室、20は断熱仕切板、21は
第1系統用蒸発器露受皿、22は第2系統用蒸発
器露受皿である。
さらに、第6図は第1、第2冷凍サイクル7,
8の概略冷媒回路図を示し、第1冷凍サイクル7
は電動機で駆動されるロータリ式又はレシプロ式
等の第1圧縮機25、第1四方弁26、第1凝縮
器13、第1逆止弁27、キヤピラリ28、第1
蒸発器9、第1四方弁26、及び、アキユムレー
タ29等を環状に配管接続したもので第1逆止弁
27と並列にキヤピラリチユーブ30が配管さ
れ、キヤピラリ28と並列に第2逆止弁31が配
管されている。尚、32は常時運転されている凝
縮器用送風機である。又、第2冷凍サイクル8は
第1冷凍サイクル7と同様に、電動機で駆動され
るロータリ式又はレシプロ式等の第2圧縮機3
3、第2四方弁34、第2凝縮器14、第3逆止
弁35、キヤピラリ36、第2蒸発器10、第2
四方弁34、及びアキユムレータ38等を配管接
続したもので、第3逆止弁35と並列にキヤピラ
リチユーブ39が配管され、キヤピラリ36と並
列に第4逆止弁40が配管されている。尚、第
1、第2冷凍サイクル7,8において、第1、第
2四方弁26,34の切り換えにより、冷却運転
には実線矢印に示したように冷媒が流れ、除霜運
転時には鎖線矢印に示したように冷媒が流れる。
尚、キヤピラリ28,36は1本づつのものとし
たが2本づつのものとして、電磁弁により2本と
も開と1本開とに制御して冷凍能力の変化を一定
にするようにしても良い。
さらに、第1図は冷却装置5の概略運転回路を
示し、コントローラ18は庫内温度等に基づいて
後述するインバータ41の制御信号及び各スイツ
チの切り換え信号を出力する。又、Tは所定時間
例えば2時間毎にコントローラ18に出力するタ
イマ装置42はコントローラ18により切り換え
が制御されるスイツチ群である。スイツチ群42
は第1圧縮機制御スイツチ43、第2圧縮機制御
スイツチ44、第1冷凍サイクル除霜、冷却切換
えスイツチ(以下第1冷凍サイクル用スイツチと
いう)45、第2冷凍サイクル除霜、冷却切換え
スイツチ(以下第2冷凍サイクル用スイツチとい
う)46から構成され、第1冷凍サイクル用スイ
ツチ45は第1四方弁側接点45Aと第1蒸発器
用送風機側接点45Bとを備え、第2冷凍サイク
ル用スイツチ46は第2四方弁側接点46Aと第
2蒸発器用送風機側接点46Bとを備えている。
さらに、50は凝縮器用送風機、51は第1圧縮
機用リレー励磁コイル、52は第2圧縮機用リレ
ー励磁コイル、53は第1四方弁用コイル、11
は第1蒸発器用送風機、54は第2四方弁用コイ
ル、12は第2蒸発器用送風機である。又、第2
冷凍サイクル用スイツチ46と第2四方弁コイル
54とに並列に双方向性3端子サイリスタ(以下
商品名トライアツクという)70とヒータHとの
直列回路が接続され、トライアツク70はコント
ローラ18からの信号に基づいてオン、オフす
る。さらに、A,B,Cは夫々コントローラ18
に接続された庫内空気温度感知センサ、第1蒸発
器除霜終了感知センサ、及び第2蒸発器除霜終了
感知センサで、第2図に示したように、庫内空気
温度感知センサAは庫内側ユニツト3の空気入口
側適所に設けられ、第1、第2蒸発器除霜終了感
知センサB,Cは夫々、第5図に示したように、
第2、第4逆止弁31,器40の冷媒入口側パイ
プに設けられている。
55は3相交流電源56に接続された全波整流
ブリツジ回路で、このブリツジ回路55は平滑用
コンデンサ57、チヨークコイル58を介してイ
ンバータ41に接続されている。ここでインバー
タ41は複数のNPN型トランジスタ60及びダ
イオード61から構成され、インバータ41は第
1圧縮機用リレースイツチ62を介して第1圧縮
機25に接続されると共に、第2圧縮機用リレー
スイツチ63を介して第2圧縮機33に接続され
ている。尚、コントローラー18からの信号に基
づいてインバータ41は例えば30Hz〜60Hzの範囲
の電源周波数を出力する。
以下、上記の冷却装置5の動作について第7図
に基づいて説明する。
まず、冷却装置5に電源が投入されると、庫内
空気温度感知センサ(以下庫内温度センサとい
う)Aからの庫内温度信号に基づいてコントロー
ラ18はスイツチ群42へスイツチ制御信号を出
力する。そして、庫内温度が高いため、第1、第
2圧縮機制御スイツチ43,44はオンし、第
1、第2圧縮機用リレー励磁コイル51,52は
通電され、第1、第2圧縮機用リレースイツチ6
2,63は共にオンして第1、第2圧縮機25,
33は運転を開始する。このとき、コントローラ
18から庫内温度に基づくインバータ制御信号が
出力され、インバータ41は最高周波数である60
Hzの電源周波数を出力し、第1、第2圧縮機2
5,33は最高速運転を開始する。又、スイツチ
群42の第1、第2冷凍サイクル用スイツチ4
5,46は夫々、第1、第2蒸発器用送風機側接
点45B,46Bに切り換わり、第1、第2蒸発
器用送風機11,12は共に運転を開始して冷気
が庫内へ供給される。
庫内温度が次第に低下して例えば−1℃である
設定温度(Ts)プラス1.5degの温度まで低下す
ると、コントローラ18からインバータ41へ送
られるインバータ制御信号は変化し、庫内温度が
低下するのに伴ないインバータ41の出力する周
波数は次第に低下する。そして庫内温度が略設定
温度に安定してからは、庫内温度の設定温度から
の偏差、庫内温度の変化の傾き、及び庫内温度の
所定時間の設定温度からの偏差に基づいてコント
ローラ18はインバータ41へ制御信号を出力
し、インバータ41の出力は30〜60Hzの範囲で制
御され、第1、第2圧縮機25,33は同時に運
転制御され、庫内温度は略設定温度に保たれる。
尚、電源投入時から凝縮器用送風機50は継続し
て運転を行つている。
電源投入から予じめ設定された時間例えば2時
間が経過して時刻T1になると、タイマ装置Tの
動作によりコントローラ18は第1冷凍サイクル
用スイツチ45へ除霜信号を出力し、このスイツ
チ45は第1蒸発器用送風機側接点45Bから第
1四方弁側接点45Aに切り換わり、第1蒸発器
用送風機11は運転を停止すると共に第1四方弁
用コイル53は通電されて第1四方弁26は切り
換わり、第1圧縮機25の運転により第6図の第
1冷凍サイクル7に鎖線矢印にて示したように冷
媒は循環し、第1蒸発器9には高温高圧ガス冷媒
が流れ、第2蒸発器10に付着した霜を解かす除
霜運転が行われる。又、第2冷凍サイクル用スイ
ツチ46は切り換わらず、第2圧縮機33の運転
により第1冷凍サイクル7の除霜運転中も継続し
て冷却運転が行われ、第2蒸発器10から庫内へ
冷気が供給される。除霜運転が進み時刻T2にて
第1蒸発器除霜終了感知センサ(以降第1センサ
という)Bが、第1蒸発器9からの冷媒の温度上
昇により除霜終了温度を感知すると、第1センサ
Bからの温度信号に基づいてコントローラ18か
ら第1冷凍サイクル用スイツチ45へ与えられる
信号は切り換わる。そして、第1冷凍サイクル用
スイツチ45は第1蒸発器用送風機側接点45B
に切り換わり、第1蒸発器用送風機11は運転を
開始すると共に、第1四方弁26は切り換わり、
冷媒の循環方向は切り換わり、冷却運転が開始さ
れ庫内温度は次第に低下する。尚、第1、第2圧
縮機25,33は共に運転を継続している。
以後、第1、第2圧縮機25,33の運転はイ
ンバータ41からの出力周波数により制御され、
例えば庫内温度が低下したときにはインバータ1
8の出力周波数は低下し、庫内温度が上昇したと
きには出力周波数は増加して庫内温度は略設定温
度に保たれる。そして電源が投入されてから例え
ば4時間経過して時刻T3になるとタイマ装置T
は動作してコントローラ18は第2冷凍サイクル
用スイツチ46へ除霜信号を出力し、このスイツ
チ46は第2蒸発器用送風機側接点46Bから第
2四方弁側接点46Aに切り換わる。そして、第
2蒸発器用送風機12は運転を停止すると共に、
第2四方弁用コイル54は通電されて切り換わ
り、第2圧縮機33の運転により第5図の第2冷
凍サイクル8に鎖線矢印にて示したように冷媒は
循環し、第2蒸発器10には高温高圧ガス冷媒が
流れ、第2蒸発器10に付着した霜を解かす除霜
運転が行われる。又、第1冷凍サイクル用スイツ
チ45は切り換わらず、第1圧縮機25の運転に
より第2冷凍サイクル8の除霜運転中も継続して
冷却運転が行われ、第1蒸発器9から庫内へ冷気
が供給される。そして第2蒸発器10の除霜運転
中は僅かに庫内温度は上昇する。
除霜運転が進み時刻T4にて第2蒸発器除霜終
了感知センサ(以降第2センサという)Cが除霜
終了温度を感知すると、第2センサBからの温度
信号に基づいてコントローラ18から第2冷凍サ
イクル用スイツチ46へ与えられる信号は切り換
わる。そして、第2冷凍サイクル用スイツチ46
は第2蒸発器用送風機側接点45Bに切り換わ
り、第2蒸発器用送周機12は運転を開始すると
共に、第1四方弁26は切り換わり第2冷凍サイ
クル8の冷媒循環方向は第6図実線矢印のように
変わり、第2冷凍サイクル8も冷却運転を開始し
て庫内温度に次第に低下する。以後、第1、第2
圧縮機25,33は60Hz〜30Hzの間で変化するイ
ンバータ18からの出力周波数により制御され運
転を行い、庫内温度は略設定温度(Ts)に保た
れる。
冷却運転に伴ない時間が経過して電源が投入さ
れてから例えば6時間経過して時刻T5になると、
コントローラ18は第1冷凍サイクル用スイツチ
45へ除霜信号を出力し、上記と同様に第1四方
弁26は切り換わると共に第1蒸発器用送風機1
1は運転を停止し、第1蒸発器9の除霜運転が開
始される。尚、第1冷凍サイクル7が除霜運転の
ときには第2冷凍サイクル8は冷却運転を行つて
いる。
第1冷凍サイクル7の除霜運転が時刻T6にて
終了すると、以後、第1、第2冷凍サイクル7,
8は共にそのときの庫内温度に基づいたインバー
タ41の出力周波数にて冷却運転を行ない、庫内
温度は略設定温度に保たれる。そして庫内温度が
例えば冷却負荷の減少又は外気温度の低下等のた
め低下した際には、その温度低下をコントローラ
18は検出してコントローラ18からインバータ
41へ送られる制御信号は変化して、インバータ
41の出力周波数は次第に減少する。インバータ
41の出力周波数が減少しているにもかかわら
ず、庫内温度の低下は収まらず、時刻T7にてイ
ンバータ41の出力周波数が最低周波数である30
Hzまで低下し、第1、第2圧縮機25,33が共
に最低速運転になつたときに庫内温度が設定温度
(Ts)マイナス0.1degより低いときには、前回に
除霜運転が行なわれた冷凍サイクルここでは第1
冷凍サイクル7がインバータ41の出力周波数に
基づいて運転を継続し、又コントローラ18によ
り第2圧縮機制御スイツチ44はオフし、第2圧
縮機用コイル52は非通電になり、第2圧縮機用
リレースイツチ63はオフして第2圧縮機33は
停止する。そして、以後第2冷凍サイクル8は冷
却運転を停止し、第1冷凍サイクル7の第1圧縮
機25はインバータ41の出力周波数に基づいて
運転を行い、まずインバータ41は最高周波数で
ある60Hzを出力し、以後庫内温度が設定温度より
低いときにはインバータ41の出力周波数は徐々
に低くなり、第1圧縮機25の運転は最高速運転
から次第に低下して庫内温度は次第に上昇する。
尚、両冷凍サイクルの最低速運転時の冷却能力の
和より1つの冷凍サイクルの最高速運転時の冷却
能力の方が上回つているとき、例えばインバータ
41の出力が30Hz〜80Hzの間で制御されている場
合には、圧縮機の運転を最高速運転からではな
く、途中の周波数例えば70Hzの高速運転から開始
し次第に低下させるようにしてもよい。
庫内温度上昇に伴ないインバータ41の出力周
波数は変化して第1圧縮機25の運転も変化し、
庫内温度は設定温度になり以後略設定温度に保た
れる。
さらに時間が経過して電源投入から例えば8時
間経過するより例えば1分前の時刻T0になると
コントローラ18の出力により、第2圧縮機制御
スイツチ44はオンし、第2圧縮機33は運転を
開始する。そして第1、第2冷凍サイクル7,8
は除霜開始時刻まで同時に運転され、庫内温度は
僅かに低下する。時刻T0から予じめ設定された
時間である例えば1分経過して時刻T8になると、
コントローラ18の出力により第2冷凍サイクル
用スイツチ46は第2四方弁側接点46Aに切り
換わり、第2四方弁34は切り換わり、第2冷凍
サイクル7には第5図の鎖線矢印にて示したよう
な冷媒が循環し、第2蒸発器10の除霜運転が行
われる。尚、時刻T8から時刻T9までの除霜時間
第1冷凍システム7は冷却運転を継続している。
時刻T9にて第2蒸発器10の除霜運転が終了す
ると第2冷凍サイクル用スイツチ46は第2蒸発
器用送風機側接点46Bに切り換わり、第2冷凍
サイクル8は冷却運転を開始する。そして、第
1、第2冷凍サイクル7,8の冷却運転により、
除霜運転中に上昇した庫内温度は低下し、庫内温
度が略設定温度まで低下するとコントローラ18
の出力により第1圧縮機制御スイツチ51はオフ
して第1圧縮機25は運転を停止する。
以後、第2圧縮機33を含む第2冷凍サイクル
8の冷却運転により庫内温度は略設定温度に保た
れ、所定の除霜開始時刻T10より所定時間前の時
刻T11になるとコントローラ18の出力により第
1圧縮機制御スイツチ43はオンして第1圧縮機
25はインバータ41の出力周波数に基づいて運
転を開始して第1冷凍サイクル7は冷却運転を開
始する。そして、第1、第2冷凍サイクル7,8
は共に冷却運転を行い、庫内温度は僅かに低下す
る。時刻T10になるとコントローラ18の出力に
より第1冷凍サイクル用スイツチ45は第1四方
弁側接点45Aに切り換わり、第1冷凍サイクル
7を第5図鎖線矢印にて示したように冷媒は循環
し、第1蒸発器9の除霜運転が行われる。時刻
T12にて第1蒸発器9の除霜運転が終了すると、
コントローラ18の出力により、第1冷凍サイク
ル用スイツチ45は第1蒸発器用送風機側接点4
5Bに切り換わり、第1冷凍サイクル7は冷却運
転を開始する。そして除霜運転中に僅かに上昇し
た庫内温度は、第1、第2冷凍サイクル7,8の
冷却運転により次第に低下し、インバータ41の
出力周波数が次第に低下して最低周波数の30Hzに
なると、コントローラ18の出力により第2圧縮
機制御スイツチ44はオフし、第2圧縮機33の
運転は停止して第2冷凍サイクル8の冷却運転は
停止される。以後第1冷凍サイクル7の冷却運転
は継続され、インバータ41の出力周波数により
第1圧縮機25は制御されて運転を行い、庫内温
度は略設定温度に保たれる。
以後、インバータ41からの出力周波数に基づ
く第1圧縮機25は制御されて運転を行い、庫内
温度は略設定温度に保たれる。しかし乍ら、外気
温度の低下により庫外温度が設定温度より低くな
つたとき、又は冷却負荷の減少等により、インバ
ータ41の出力周波数は減少し、時刻15にてイ
ンバータ41からの出力が最低出力周波数になつ
たとき、庫内温度が設定温度マイナス0.1degより
低い際には、コントローラ18からトライアツク
70へ単位時間例えば6秒毎にオンオフ信号が出
力される。そして、トライアツク70のオン時間
ヒータHは通電され発熱する。ここでトライアツ
ク70の単位時間当りのオン時間は、設定温度と
庫内温度との差と比例する比例要素と、所定時間
の庫内温度の変化の割合に基づく微分要素と、所
定時間の庫内温度と設定温度との差の積み重ねで
ある積分要素とを加えた値に基づいて変化して前
記加えた値が大きいほど、単位時間当りのトライ
アツク70のオン時間は長くなり、発熱量は増加
する。第1冷凍サイクル7の冷却運転と共にヒー
タHの発熱により庫内空気は加熱され、庫内温度
は次第に上昇し、時刻T17にて庫内温度が設定温
度になる前にコントローラ18から出力によるト
ライアツク70のオン時間がゼロになつたとき、
又は庫内温度が設定温度になつたときには、トラ
イアツク70にはオン信号が与えられなくなり、
ヒータHへの通電は停止して発熱はなくなる。
時間が経過して除霜開始時刻T13より所定時間
前の時刻T14になると時刻T7のときと同様に第2
圧縮機33は運転を開始し、時刻T13になると第
2冷凍サイクル用スイツチ46は第2四方弁側接
点46Aに切り換わり、第2蒸発器10の除霜運
転が開始される。そして、この除霜運転の間第1
冷凍サイクル7により冷却運転が行われ、時刻
T18にて除霜運転が終了すると、第2冷凍サイク
ル用スイツチ46は切り換わり、第1冷凍サイク
ル7と共に第2冷凍サイクル8は冷却運転を開始
する。冷却運転により庫内温度は次第に低下して
時刻T19にて第1圧縮機25は運転を停止して第
2冷凍サイクル8のみの冷却運転になる。そし
て、時刻T20にて第2圧縮機33が最低速運転に
なつたとき、庫内温度が設定温度マイナス0.1deg
より低いと、コントローラ18からの出力により
トライアツク70はオンオフを繰り返し、ヒータ
Hに通電され発熱により庫内温度は次第に上昇す
る。以後庫内温度が設定温度−0.1deg以上になる
とヒータHへの通電は停止され、第2圧縮機33
の運転により庫内温度は略設定温度(Ts)に保
たれる。
従つて、庫内温度に応じて第1、第2圧縮機2
5,33はコントローラ18の出力による第1、
第2両圧縮機25,33の同時運転のときのイン
バータ41の出力周波数により制御されると共
に、コントローラ18の出力による第1、第2圧
縮機25,33のうちのいずれか一方の圧縮機の
運転のときのインバータ41出力周波数により制
御される。この結果冷却装置5の冷却運転は第
1、第2両圧縮機25,33の最高周波数運転か
ら第1、第2圧縮機25,33のいずれか一方の
圧縮機の最低周波数運転までの広範囲にわたり、
このため冷却装置5の冷却能力は庫内温度の種々
の変化に対して変化し、庫内温度を設定温度迄短
時間で収斂させ、庫内温度をデフアレンシヤルの
少ない状態に長時間維持でき、この結果、貯蔵さ
れている生鮮食品等の品質を長期間にわたり良好
に保つことができる。
又、第1、第2蒸発器9,10の除霜運転は所
定時間毎に交互に行われ、いずれか一方の蒸発器
が除霜運転のときには他方の蒸発器により冷却運
転が行われているため、夫々の蒸発器の暖気と冷
気とが相殺され、このため除霜運転時の庫内温度
の上昇が発生する時間は短かく、且つ上昇がゆる
やかとなり、その結果貯蔵商品の品質低下を防止
することができる。
又、季節の変化等による外気温度の低下、又は
冷却負荷の減少等のために、第1、第2圧縮機2
5,33のうちいずれか一方が運転されているの
みで、しかもその圧縮機がインバータ41からの
最低出力周波数により最低速運転になつたとき、
庫内温度が設定温度を下回つているときには、コ
ントローラ18の出力によりトライアツク70は
単位時間毎に所定時間出力し、いずれか一方の冷
凍サイクルの冷却運転と共にヒータHは通電され
発熱して庫内温度の上昇を図ることができ、この
結果、外気温度の変化又は冷却負荷の変化等に関
係なく、庫内温度を温度デフアレンシヤルの狭い
設定温度に保つことができ、このため、貯蔵食品
の味覚等を損ねることなく品質を一層長期間にわ
たり、良好に保つことができる。
(ト) 発明の効果 本発明は上記実施例にて説明したような低温庫
の運転制御方法であるから、夫々独立した2系統
の冷凍サイクルに設けられた圧縮機は、庫内温度
に基づいたインバータの出力周波数により制御さ
れ、両圧縮機の最高速運転から、一方の圧縮機の
最低速運転まで制御され、このため、冷却装置5
の冷却能力は庫内温度の種々の変化に対して変化
し、庫内温度を設定温度迄短時間にて収斂させ、
庫内温度をデフアレンシヤルの少ない直線的な温
度に保ち、略設定温度に長時間維持できるのは勿
論、季節の変化等による外気温度の低下、又は冷
却負荷の減少等のために、1圧縮機のみを最低速
運転になつた際、庫内温度が設定温度を下回つた
ときには、冷却、加熱併用運転してヒータにより
庫内空気を加熱して庫内温度を設定温度に復帰さ
せることができ、この結果、外気温度の変化又は
冷却負荷の変化等に関係なく庫内温度を一層温度
デフアレンシヤルの狭い設定温度に保つことがで
き、このため、貯蔵されている生鮮食品の味覚等
の品質を一層長期間にわたり良好な状態に保つこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本発明の一実施例を示し、
第1図は冷却装置の概略運転回路図、第2図は冷
却装置を備えた低温庫の概略縦断面図、第3図及
び第4図は冷却装置の概略斜視図、第5図は庫内
側ユニツトの概略縦断面図、第6図は冷却装置の
概略冷媒回路図、第7図は庫内温度変化に伴なう
冷却装置の運転状態を示した冷却装置運転推移図
である。 1……低温庫、5……冷却装置、7,8……第
1、第2冷凍サイクル、25,33……第1、第
2圧縮機、41……インバータ、H……ヒータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 冷凍サイクルを構成する圧縮機の運転をイン
    バータにて可変速運転させ、庫内温度を設定値に
    制御する低温庫の運転方法において、前記低温庫
    は夫々独立した2系統の冷凍サイクルと、庫内空
    気の加熱装置とを備え庫内温度の低下に伴ない前
    記夫々の冷凍サイクルを構成する両圧縮機が高速
    運転から最低速運転になつた際に庫内温度が前記
    設定値を下回つているとき、前記圧縮機のうち一
    方の運転を停止させると共に、他方の圧縮機の運
    転を高速運転から庫内温度の低下に対応させて最
    低速運転まで変化させ、さらに前記他方の圧縮機
    が最低速運転になつたときの庫内温度が前記設定
    値を下回つているときには前記加熱装置を動作さ
    せることを特徴とする低温庫の運転方法。
JP7697885A 1985-04-11 1985-04-11 低温庫の運転方法 Granted JPS61235664A (ja)

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