JPH0347195B2 - - Google Patents

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JPH0347195B2
JPH0347195B2 JP21291684A JP21291684A JPH0347195B2 JP H0347195 B2 JPH0347195 B2 JP H0347195B2 JP 21291684 A JP21291684 A JP 21291684A JP 21291684 A JP21291684 A JP 21291684A JP H0347195 B2 JPH0347195 B2 JP H0347195B2
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JP
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aluminum
graining
acid
aqueous solution
plate
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JP21291684A
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JPS6189892A (ja
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Haruo Nakanishi
Hirokazu Sakaki
Tooru Yamazaki
Yoshio Oogishi
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to US06/786,023 priority patent/US4678551A/en
Priority to EP85112926A priority patent/EP0177969A3/en
Publication of JPS6189892A publication Critical patent/JPS6189892A/ja
Publication of JPH0347195B2 publication Critical patent/JPH0347195B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41NPRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
    • B41N3/00Preparing for use and conserving printing surfaces
    • B41N3/03Chemical or electrical pretreatment
    • B41N3/038Treatment with a chromium compound, a silicon compound, a phophorus compound or a compound of a metal of group IVB; Hydrophilic coatings obtained by hydrolysis of organometallic compounds

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔発明の分野〕 本発明は、平版印刷版用支持体の製造方法に関
するものであり、特にアルミニウム板の表面を化
学的に砂目立てする工程を含む平版印刷版用支持
体の製造方法に関するものである。 〔従来技術〕 従来、平版印刷版用支持体としてアルミニウム
板が広く使用されているが、感光層との密着性を
良好にし非画線部に保水性を与えるためその表面
を粗面化処理する、所謂砂目立てすることが必要
で、この砂目立ては製版工程における適性や、製
版後オフセツト印刷機に取りつけて印刷する際の
耐刷力に大きな影響を及ぼすことから平版印刷版
を製造する上で重要な工程である。 かかる砂目立ての具体的手段としては、サンド
ブラスト、ボールグレイン、ワイヤーグレイン、
ナイロンブラシと研磨材/水スラリーを用いるブ
ラシグレインなどによる機械的砂目立て方法、特
開昭51−61304号公報に開示されている特殊なア
ルミニウム合金をアルカリエツチング処理する化
学的砂目立て方法、または、特開昭55−31187号
公報に開示されている、通常のアルミニウム(例
えばグレード1100)を、鉱酸のアルミニウム塩の
飽和水溶液により、エツチング処理する化学的砂
目立て方法、特開昭54−146234号公報及び特開昭
48−28123号公報に記載されている電気化学的砂
目立て方法、例えば特開昭53−123204号公報に記
載されている機械的砂目立て方法と電気化学的砂
目立て方法とを組合せた方法が知られている。 しかしながら、機械的砂目立て方法の代表的な
方法の1つであるボールグレイニングの場合には
ボールの材質、研磨材の種類、研磨の際の水分の
調整等、熟練を要する因子が多く、また作業を連
続的に行うことは不可能で一枚一枚仕上げる必要
があつた。又ワイヤーグレイニングしたものは、
砂目が不均一である。これに対してブラシグレイ
ニングは、これらの方法を改良したものである
が、一般的に単純な浅い砂目となり、印刷時に耐
刷力が弱いという欠点を有し回転ブラシ目が表面
に残つたり、砂目の方向性が出たりあるいは非画
線部が汚れ易いという欠点も有していた。 また特開昭51−61304号公報に開示されている
化学的砂目立て方法は、マンガンを1.6〜2.5%含
むアルミニウム合金板を使用しなければならない
ため材料の入手が困難であつたり、印刷条件によ
つて印刷物に汚れの発生が生じて品質上好ましく
ないという欠点があつた。 また、特開昭55−31187号公報に開示されてい
る鉱酸のアルミニウム塩の飽和水溶液をエツチン
グ液として化学的に砂目立てしたアルミニウム板
は耐刷力の低い平版印刷版しか得られないという
欠点のあることが判明した。 他方、電気化学的砂目立て方法は、適切な電解
条件を選択することにより、ボールグレイニン
グ、ブラシグレイニングなどの従来の機械的砂目
立て方法に比べ平均表面粗さの大きな均一な砂目
をつくることができるが、その条件がきわめてせ
まいという欠点があつた。即ち、電解液組成、そ
の温度、電流密度などの電気的条件などの諸条件
を一定にすれば製品のバラツキもさわめて少く均
一な性能を有するものが容易に得られるが、それ
等の電解条件が非常に狭く、それらの諸条件を適
当な範囲内に調整するのは、極めて困難であつ
た。しかも電気化学的砂目立て方法のみによりア
ルミニウム板の表面の粗面化を行つた場合、その
電力消費が大であり、製造原価に占める電力の割
合が極めて大きなものとなつてしまい経済的な見
地からも問題があつた。 これに対して、特開昭53−123204号公報に開示
されているブラシグレイニングと電気化学的砂目
立てとを組合せた方法では、砂目の方向性はなく
なり、均一な粗面が得られる上に消費電力も少な
くて済むが、同一のブラシを使つてブラシグレイ
ニングを長時間行なうと、ブラシの摩耗により、
一定品質のものが得られなくなること、また一定
のブラシの摩耗に到達すると、操業をそこでスト
ツプしなければならず、連続生産性に問題があつ
た。 〔発明の目的〕 従つて、本発明の目的は、以上のような従来技
術の問題点に鑑み、特殊なアルミニウム合金を用
いることなく、また、比較的容易に均一な粗面が
得られ、かつ長期連続生産性に優れ、しかも汚れ
のない、耐刷力の優れた平版印刷版を得ることが
できるような平版印刷版用支持体の製造方法を提
供することである。 〔発明の構成〕 本発明者等は、種々研究を重ねた結果、化学的
砂目立て、特に鉱酸および鉱酸のアルミニウム塩
を未飽和で含む水溶液によりアルミニウム板の少
なくとも一面をエツチング処理することにより、
上記目的が達成されることを見出した。即ち本発
明は、アルミニウム板の少なくとも一面を、エツ
チング液で化学的に砂目立てする工程を含む平版
印刷版用支持体の製造方法において、該エツチン
グ液が鉱酸および鉱酸のアルミニウム塩を含む水
溶液であつて、該アルミニウム塩がその飽和濃度
に対して40〜95重量%含有されていることを特徴
とする当該製造方法である。 以下、本発明について順を追つて詳しく説明す
る。 本発明に用いられるアルミニウム板には、純ア
ルミニウム板及びアルミニウム合金板が含まれ、
通常の連続鋳造によつて製造されたものが用いら
れる。アルミニウム合金としては種々のものが使
用でき、例えばけい素、銅、マンガン、マグネシ
ウム、クロム、亜鉛、鉛、ビスマス、ニツケルな
どの金属とアルミニウムの合金が用いられる。こ
れらの組成物は、いくらかの鉄およびチタンに加
えてその他無視し得る程度の量の不純物をも含む
ものである。 このようなアルミニウム板は、本発明に従つて
化学的に砂目立てされるが、必要に応じてその前
にアルミニウム板の表面に付着している油脂、さ
び、ごみなどを除去することを目的として清浄化
処理をしてもよい。この清浄化処理としては、例
えばトリクレンなどによる溶剤脱脂、或いは苛性
ソーダなどによるアルカリエツチング脱脂等が含
まれる。苛性ソーダのようなアルカリエツチング
脱脂をした場合にはスマツトが発生するので、こ
れを除去するためのデスマツナ処理(例えば10〜
30%の硝酸に浸漬する処理)が更に施されるのが
通例である。 上記のように、必要に応じて清浄化処理された
アルミニウム板は、化学的に砂目立てされる。こ
の化学的砂目立てに用いられるエツチング液は、
鉱酸および鉱酸のアルミニウム塩を含む水溶液で
ある。 鉱酸としては塩酸、硫酸、燐酸、硼酸および硝
酸などが適当であり、中でも塩酸が特に好まし
い。また鉱酸のアルミニウム塩としては、上記の
ような鉱酸のアルミニウム塩が適当であり、中で
も塩化アルミニウムが特に好ましい。 鉱酸は、エツチング液中に6〜35重量%で含有
されるのが適当であり、特に10〜25重量%がより
好ましい。鉱酸の濃度が6重量%より低くなる
と、砂目立てスピードは急激に緩慢になる傾向を
示し、他方鉱酸濃度が35重量%より高くなると、
酸による腐蝕反応が激しくなり、アルミニウムの
溶解量が多くなり、アルミニウム板厚の減少、排
液処理の負荷の増大となる。従つて、より好まし
い鉱酸の濃度は10〜25重量%の範囲である。 鉱酸のアルミニウム塩(以下、単にアルミニウ
ム塩と称す。)は、飽和濃度に対して40〜95重量
%の範囲で含有される必要があり、特に飽和濃度
に対して70〜95重量%の範囲がより好ましい。ア
ルミニウム塩の濃度が飽和濃度に対して40重量%
より低くなると、腐蝕作用が激しくアルミニウム
溶解が多くなるため好ましくなく、また中心線表
面粗さも、平版印刷版に不適な、高い値(1.3μm
以上)となり好ましくない。他方、アルミニウム
塩の濃度が飽和濃度に対して95重量%より高くな
ると、得られる平版印刷版の耐刷力が急激に低下
してしまい、本発明の目的が達成されない。 所で、特開昭55−31187号公報には鉱酸のアル
ミニウム塩(例えば塩化アルミニウム)の飽和水
溶液でアルミニウム板の表面を化学的に砂目立て
する方法が開示されており、この方法は塩化アル
ミニウムを飽和濃度で含むエツチング液を使用す
る点が重要であると説明されているが、本発明者
等が検討していたところ、塩化アルミニウムの飽
和水溶液で化学的に砂目立てしたアルミニウム板
は、本発明により製造された支持体に対して、
高々50%の耐刷力を有する平版印刷版しか得られ
ないという極めて意外な結果が得られた。従つ
て、本発明に使用されるエツチング液中に含まれ
るアルミニウム塩の濃度を飽和濃度に対して40〜
95重量%とすることは非常に重要である。 本発明において、上記のようなエツチング液で
化学的にエツチングする工程は、アルミニウム板
の被処理表面の中心線平均粗さが0.3〜1.3μmの
範囲となるように行なうことが好ましい。0.3μm
より小さくなるにつれて平版印刷版としての保水
性が低下していき、1.3μmより大きくなるにつれ
て平版印刷版の非画像部に汚れが発生するように
なる。このような表面粗さとする具体的処理条件
は、温度20〜100℃、処理時間が10〜120秒間の範
囲から選択するのが有利であり、例えばアルミニ
ウム板の表面にエツチング液をスプレーする方法
やアルミニウム板をエツチング液に浸漬する方法
などのアルミニウム板とエツチング液を接触させ
るいかなる手段をも採用することができる。 このようにして化学的に砂目立てされたアルミ
ニウム板の表面にはスマツトが生じるので、この
スマツトを除くためのデスマツト処理を施こすの
が好ましい。デスマツト処理は、酸またはアルカ
リの水溶液にアルミニウム表面を、例えばスプレ
ー処理や浸漬処理などの方法で接触させることに
より行なわれる。酸としては、燐酸、硫酸、クロ
ム酸などが含まれ、アルカリとしては、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、第三燐酸ナトリウ
ム、第三燐酸カリウム、アルミン酸ナトリウム、
メタ珪酸ナトリウム、炭酸ナトリウムなどが含ま
れる。これらの内でも特に後者のアルカリの水溶
液を使用する方法が処理速度が早いので好まし
い。これらの酸またはアルカリの0.5〜40重量%
水溶液を用い20〜100℃の液温で1〜300秒処理す
るのが一般的である。アルカリ水溶液を用いた場
合は、アルミニウム板の表面が溶解されて、アル
カリに溶解しない不溶解残渣が表面に生成するの
で、この場合には更に燐酸、硝酸、硫酸、クロム
酸またはこれらの2以上の酸を組合せた混酸で処
理して、この不溶解残渣がとり除かれる。 以上のような処理が施されたアルミニウム板
は、そのままか又は更に親水化処理を施して平版
印刷版用支持体として使用できるが、高耐刷力の
平版印刷版の作成に供される場合には、引き続い
て陽極酸化処理される。 陽極酸化処理は、この分野で従来より行なわれ
ている方法で行なうことができる。具体的には、
硫酸、りん酸、クロム酸、蓚酸、スルフアミン
酸、ベンゼンスルホン酸等あるいはこれらの二種
類以上を組み合せた水溶液又は非水溶液中でアル
ミニウムに直流または交流の電流を流すと、アル
ミニウム支持体表面に陽極酸化皮膜を形成させる
ことができる。 陽極酸化の処理条件は使用される電解液によつ
て種々変化するので一概には決定され得らいが一
般的には電解液の濃度が1〜80重量%、液温5〜
70℃、電流密度0.5〜60アンペア/dm2、電圧1
〜100V、電解時間10秒〜50分の範囲が適当であ
る。 これらの陽極酸化処理の内でも、特に英国特許
第1412768号明細書に記載されている発明で使用
されている、硫酸中で高電流密度で陽極酸化する
方法および米国特許第3511661号明細書に記載さ
れている燐酸を電解浴として陽極酸化する方法が
好ましい。 陽極酸化されたアルミニウム板は、更に米国特
許3181461号の各明細書に記されている様にアル
カリ金属シリケート、例えば珪酸ナトリウムの水
溶液で浸漬などの方法により処理したり、米国特
許第4153461号明細書に記されているようにポリ
ビニルホスホン酸で処理したり、米国特許第
3860426号明細書に記載されているように、水溶
性金属塩(例えば酢酸亜鉛など)を含む親水性セ
ルロース(例えば、カルボキシメチルセルロース
など)の下塗り層を設けることもできる。 本発明による平版印刷版用支持体の上には、
PS版の感光層として、従来より知られている感
光層を設けて、感光性平版印刷版(以下、PS版
と称す。)を得ることができ、これを製版処理し
て得た平版印刷版は、優れた性能を有している。 上記感光層の組成物としては(a)ジアゾ樹脂とバ
インダーからなるもの、(b)o−ナフトキノンジア
ジド化合物からなるもの、(c)アジド化合物とバイ
ンダーからなるもの、(d)エチレン性不飽和モノマ
ー、光重合開始剤及び高分子バインダーからなる
光重合性組成物、(e)重合体の主鎖又は側鎖に−
CH=CH−CO−基を有する光架橋性ポリマーか
らなるものなどが含まれ、これらの詳細は米国特
許第4238560号明細書に詳しく説明されている。
このような感光層は本発明により製造された支持
体に約0.1〜約7g/m2、より好ましくは0.5〜4
g/m2の被覆量となるように設けられる。 〔発明の効果〕 本発明の平版印刷版用支持体の製造方法によれ
ば、化学的な砂目立て工程が短時間で行なえる
上、均一な砂目形状をアルミニウム板の表面に形
成させることができる利点がある。 そして、本発明により製造された平版印刷用支
持体を使用して作成された平版印刷版は、従来の
化学的砂目立て方法あるいは機械的砂目立て方法
に比べて、良好な耐刷力を有するという大きな効
果が得られる。また、本発明法を用いた印刷版で
は機械的砂目立てによる場合より、非画線部が汚
れにくいという結果も得られた。 〔実施例〕 以下、実施例により本発明を更に詳しくに説明
する。なお、実施例中の%は、特に指定のない限
り重量%を示す。 実施例 1〜8 厚さ0.24mmのアルミニウム板(材質:
JISA1050)を塩酸と塩化アルミニウムを第1表
に示したような種々の濃度で含有する水溶液中で
40℃〜70℃の範囲で、中心線表面粗さが0.55μm
となるように浸漬処理して化学的に砂目立てし
た。次いで10%水酸化ナトリウム水溶液に50℃
で、10秒間浸漬して、上記砂目立てにより生成し
たスマツトを除去し、更に20%硝酸で中和洗浄し
て不溶解残渣を除去したのち水洗した。次に18%
硫酸水溶液中で酸化皮膜量が1.5g/m2になるよ
うに陽極酸化処理したのち、水洗し、乾燥して支
持体を用意した。 このようにして得られた各支持体に下記組成の
感光液を塗布し、乾燥して、感光層を設けた。感
光層の乾燥塗布量は1.5g/m2であつた。 感光液 ナフトキノン−1,2−ジアジド−5−スルフ
オニルクロライドとピロガロール−アセトン樹
脂とのエステル化合物(米国特許3635709号明
細書中の実施例1に記載されているもの。)
0.75g クレゾールボラツク樹脂 2.00g テトラヒドロ無水フタル酸 0.15g オイルブルー#603(オリエント化学製油溶性青
色染料) 0.04g オルトナフトキノンジアジド−4−スルホン酸
クロライド 0.04g エチレンジクロライド 16g 2−メトキシエチルアセテート 12g このようにして作成した感光性平版印刷版を
2KWのメタルハライドランプを光源として1m
の距離を隔てた位置に配置して60秒間ポジ透明画
を通して露光した後、下記の組成の現像液(液温
25℃)を用いて現象し、さらにガム引きした。 メタ珪酸ナトリウム 90g JIS 3号珪酸ナトリウム 4g 水 1000g このようにして製版された印刷版を通常の手順
で印刷した。その結果を後記の第1表に示した。 比較例 1〜2 化学的砂目立ての腐蝕液として、10%の塩酸
と、飽和濃度の塩化アルミニウムを含む水溶液を
使用した以外は実施例1又は4と全く同様にして
支持体〔A〕又は〔B〕を作成した。この支持体
を使用して感光層塗布、露光、現像、ガム引きか
ら印刷までは実施例1と同様に行なつた。その結
果を後記第1表に示した。 比較例 3 厚さ0.24m/mのアルミニウム板を400メツシ
ユのパミストン−水の懸濁液中で回転ナイロンブ
ラシにより、中心線表面粗さが0.55μmとなるよ
うに機械的に砂目立てした。この砂目立てされた
アルミニウムを10%の水酸化ナトリウム水溶液に
50℃で60秒間浸漬して、砂目立て処理時にアルミ
ニウム表面にくい込んだ研磨剤、アルミ屑等を除
去して表面を均斎化したのち流水で洗浄し、次い
で20%硝酸で中和洗浄して水洗した。次に18%硫
酸水溶液中で、酸化皮膜量が1.5g/cm2になるよ
うに陽極酸化したのち、水洗、乾燥して支持体
〔C〕を用意した。感光層塗布、露光、現像ガム
引きから印刷までは実施例1と同様に行なつた。
その結果を後記第1表に示した。
【表】
【表】 * ○…印刷条件が変動しても汚れを生
じない。
△…印刷条件の多少の変動で汚れが
発生する。
第1表の結果から本発明による支持体は、比較
例1、2及び3に比べて、非画線部の汚れにくさ
及び耐刷力の両者において優れた性能であること
が判る。特に塩化アルミニウムを飽和濃度で含む
エツチング液で化学的に砂目立てした支持体
〔A〕又は〔B〕は耐刷力が著しく低いことは注
目に値する。 実施例 9 厚さ0.24mmのアルミニウム板(材質
JISA1050)を、10%の塩酸と、塩化アルミニウ
ムを飽和濃度の65%(エツチング液の総重量に対
して約15%)含む水溶液中で、70℃で中心線表面
粗さが0.55μmとなるように、浸漬処理して化学
的に砂目立てした。次いで10%水酸化ナトリウム
水溶液に50℃で10秒間浸漬して、上記砂目立てに
より生成したスマツトを除去し、更に20%硝酸で
中和洗浄して不溶解残渣を除去したのち水洗し
た。次に18%硫酸水溶液中で酸化皮膜量が1.5
g/m2になるように陽極酸化処理したのち、水洗
し、2%珪酸ナトリウム水溶液に70℃で、1分間
浸漬し、水洗、乾燥して支持体
〔9〕を用意し
た。 このようにして得られた支持体に下記組成の感
光液を塗布し乾燥して感光層を設けた。感光層の
乾燥後の塗布量は、2.0g/m2であつた。 感光液 N−(4−ヒドロキシフエニル)メタクリルア
ミド/2−ヒドロキシエチルメタクリレート/
アクリロニトリル/メチルメタクリレート/メ
タクリル酸(=15:10:30:38:7モル比)共
重合体(平均分子量60000) 5.0g 4−ジアゾジフエニルアミンとホルムアルデヒ
ドの縮合物の六弗化燐酸塩 0.5g 亜燐酸 0.05g ビクトリアピユア−ブル−BOH(保士ケ谷化学
(株)社製) 0.1g 2−メトキシエタノール 100g このようにして作られた感光性平版印刷版は、
真空焼枠中で透明ネガテイブフイルムを通して、
1mの距離から3KWのメタルハライドランプに
より50秒間露光を行なつたのち、下記組成の現像
液で現像し、アラビアガム水溶液でガム引きして
平版印刷版とした。 現像液 亜硫酸ナトリウム 5g ベンジルアルコール 30g 炭酸ナトリウム 5g イソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム
12g 純 水 1000g このようにして製版された印刷版を、通常の手
順で印刷した。その結果を後記第2表に示した。 比較例 4 厚さ0.24mmのアルミニウム板(材質
JISA1050)を400メツシユのパミストン−水の懸
濁液中で回転ナイロンブラシにより、機械的に砂
目立てした。この砂目立てされたアルミニウムを
10%水酸化ナトリウム水溶液に50℃で60秒間浸漬
して、砂目立て処理時にアルミニウム表面にくい
込んだ研磨剤、アルミ屑等を除去して表面を均斎
化したのち流水で洗浄し、次いで20%硝酸で中和
洗浄して水洗した。次に18%硫酸水溶液中で、酸
化皮膜量が1.5g/m2になるように陽極酸化した
のち、水洗し、2%珪酸ナトリウム水溶液に70℃
で1分間浸漬し、水洗、乾燥して支持体〔D〕を
した。感光層塗布、露光、現像、ガム引きから印
刷までは、実施例9と全く同様に行なつた。その
結果を後記第2表に示した。
【表】 第2表の結果から、本発明による支持体は、比
較例4に比べて、非画線部の汚れにくい、良好な
性能であることが判る。 実施例 10 厚さ0.2mmのアルミニウム板(材質
JISA1050)を10%の塩酸と、塩化アルミニウム
を飽和濃度に対して80%含む水溶液中で、65℃で
中心線表面粗さが0.55μmとなるように浸漬処理
して化学的に砂目立てした。次いで10%水酸化ナ
トリウム水溶液に50℃で10秒間浸漬して上記の砂
目立てにより生成したスマツトを除去し、更に20
%硝酸で中和洗浄して不溶解残渣を除去したの
ち、十分水洗した。次いで1.5%珪酸ナトリウム
水溶液に70℃で30秒間浸漬し、水洗、乾燥して支
持体〔10〕を用意した。 この支持体〔10〕上に、下記組成の感光液を塗
布し、乾燥して、感光層を設けた。感光層の乾燥
塗布量は1.5g/m2であつた。 感光液 ナフトキノン−1,2−ジアジド−5−スルフ
オニルクロライドとピロガロール−アセトン樹
脂とのエステル化合物(米国特許3635709号明
細書中の実施例1に記載されているもの。)
0.75g クレゾールボラツク樹脂 2.00g テトラヒドロ無水フタル酸 0.15g オイルブル−#603(オリエント化学製) 0.04g オルトナフトキノンジアジド−4−スルホン酸
クロライド 0.04g エチレンジクロライド 16g 2−メトキシエチルアセテート 12g このようにして作成した感光性平版印刷版を
2KWのメタルハライドランプを光源として1m
の距離を隔てた位置に配置して60秒間ポジ透明画
を通して露光した後、下記の組成の現像液(液温
25℃)を用いて現像し、さらにガム引きした。 メタ珪酸ナトリウム 90g JIS 3号珪酸ナトリウム 4g 水 1000g この印刷版を用いて印刷し、耐刷枚数と非画像
部の汚れの程度を調べ、後記の第3表に結果を示
した。 比較例 5 化学的な砂目立てのエツチング液として10%の
塩酸と飽和濃度の塩化アルミニウムを含む水溶液
を使用した以外は、実施例3と全く同様にして支
持体〔E〕を作成した。この支持体を感光層塗布
露光、現像、ガム引きから印刷までは、実施例10
と同様に行なつた。その結果を後記の第3表に示
した。
【表】 * ○…印刷条件が変動しても汚れない。
第3表の結果から、本発明の支持体は、比較例
のものに比べて耐刷力が優れていることが判る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アルミニウム板の少なくとも一表面をエツチ
    ング液で化学的に砂目立てする工程を含む平版印
    刷版用支持体の製造方法において、該エツチング
    液が鉱酸および鉱酸のアルミニウム塩を含む水溶
    液であつて、該アルミニウム塩がその飽和濃度に
    対して40〜95重量%含有されていることを特徴と
    する該製造方法。 2 該化学的に砂目立てする工程を、中心線表面
    粗さが0.3〜1.3μmとなるように行なうことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の製造方法。 3 アルミニウム板の少なくとも一表面を、順に
    エツチング液で化学的に砂目立てし、陽極酸化す
    る各工程を含む平版印刷版用支持体の製造方法に
    おいて、該エツチング液が鉱酸および鉱酸のアル
    ミニウム塩を含む水溶液であつて、該アルミニウ
    ム塩がその飽和濃度に対して40〜95重量%含有さ
    れていることを特徴とする該製造方法。 4 該化学的に砂目立てする工程を、中心線表面
    粗さが0.3〜1.3μmとなるように行なうことを特
    徴とする特許請求の範囲第3項記載の製造方法。
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