JPH0345762Y2 - - Google Patents

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JPH0345762Y2
JPH0345762Y2 JP10244684U JP10244684U JPH0345762Y2 JP H0345762 Y2 JPH0345762 Y2 JP H0345762Y2 JP 10244684 U JP10244684 U JP 10244684U JP 10244684 U JP10244684 U JP 10244684U JP H0345762 Y2 JPH0345762 Y2 JP H0345762Y2
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JP
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shaft
frame
cutter body
hole
plate
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JP10244684U
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JPS6118802U (ja
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  • Milling, Drilling, And Turning Of Wood (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、カツタ胴を高速回転させて木材等を
切削するカンナに関する。
[従来の技術] カンナは、木材等の切削を行なつているが、カ
ツタ胴などの回転部分に振動が発生すると切削面
が荒れたり、破損を生じて使用できなくなるとい
つた問題を有している。
一般にカンナのカツタ胴は、カツタ胴に軸受の
ハウジングが形成されており、このハウジングに
軸受が嵌合され、この軸受に装着される短い軸が
外郭を形成するフレームに固定されるように構成
されている。
すなわち、フレームに軸受ハウジングを形成し
て軸受を装着するとフレームの軸受の部分の外径
が大きくなり、カツタ胴の外径に近くなる。
その様な構造では、カツタ胴の切削できる深さ
が制限されることにより、切削によつて段付を行
う相じやくり加工等の場合に不都合である。
従つて、カツタ胴にハウジングを形成して軸受
を嵌合し、カツタ胴側に軸受機構を構成すると、
軸受が不良になつた場合、軸が回転してフレーム
を摩耗させ、軸とフレームとの間に隙間ができる
ため振動を発生することになつた。
この様な不具合を防止するため、軸をフレーム
に圧入嵌合することが行われているが、フレーム
が樹脂で構成されるため、軸より熱膨張が大き
く、温度の上昇によつて軸の圧入の効果が少なく
なるため、しばしば軸がフレームとの間で回転す
ることがあつた。
さらに、この様な圧入の作業は、プレスや治具
を要することから組み立てが面倒になるといつた
問題をも生じた。
また、一方この様な圧入を避け、別の方法とし
て軸とフレームとの間の嵌合を軸の外径を四角形
などの非円形の形状に構成して回転しないように
構成することが試みられている。
しかしながら、軸の加工が容易ではなく、ま
た、組み立てた後、フレームに対して軸の芯が出
なく精度が悪くなるといつた問題を生じた。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は、この様な事情に鑑みてなされたもの
であり、軸受の不良に伴う軸の回転によつて振動
の発生等が生じない、また、製作が容易であつて
品質の良い、しかも相じやくりの性能が良いカン
ナを提供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、カツタ胴の他方に軸受を備えて軸の
一端を装着し、この軸の他端の外周をカツトして
断面D型のカツト部を形成し、カンナの外郭を形
成するフレームにこのカツト部に合致するととも
にこのカツト部に対応する部分がカツタ胴の露出
側に位置する穴を形成してこの軸を嵌合させるこ
とによつてカツタ胴の側面の露出部分の寸法を大
きくすることによつて問題点を解決している。
[作 用] 軸のカツト部が断面D型に形成されているので
一面の切削でよく、加工が容易であり、また、カ
ツト部によつて軸の回転が拘束されることにな
り、さらに、カツト部以外の断面円形の部分で芯
の精度が得られ、フレームとの位置関係の精度が
良くなる。
そして、組み立てられた軸は、カツト部が下
部、すなわちカツタ胴の露出部分に位置するた
め、フレームがカツタ胴の側面を大きく覆うこと
がなくカツタ胴の露出を大きくすることができ、
相じやくりの性能を高くすることができる。
[実施例] 本考案を図面に示された一実施例にもとづいて
説明すると、第1図は、本考案の一実施例を示す
カンナの要部縦断面図であり、第2図は、その構
造を示すために分解して示した斜視図である。
第1図および第2図において、カンナは、外周
に切削刃が取り付けられた円柱状のカツタ胴1が
形成されており、軸方向の一方に軸受ハウジング
が形成されて軸受2が嵌合されている。
そして、この軸受2には、軸3の一端3aが嵌
合されており、軸3の他端3bは、樹脂で構成さ
れカンナの外郭を形成するフレーム4に形成され
た穴4aに嵌合されている。
この穴4aは、第2図に示される通り、下部、
すなわちカツタ胴1の露出される部分で平面が形
成されるD型の開口で形成されており、軸3の他
端3bに形成されるカツト部3cと同じ形状に構
成されており、両者が密嵌されるように構成され
ている。
さらに、軸3の他端3bには、プレート5が嵌
合される周状の溝6が形成されており、プレート
5は、第2図に示されるように軸3の他端3bの
断面と同じ形状D型の透孔10が形成されてお
り、その形状が一致する部分でプレート5に軸3
の他端3bを貫通させるよう構成されている。
そして、透孔10に貫通された軸3の他端3b
と溝6とは、両者が一致する位置で軸3を回転さ
せ、軸3のカツト部3cがフレーム4のD型に形
成される平面の部分と一致する状態にしてフレー
ム4に軸3を取り付けできる様に構成されてい
る。
このとき、プレート5は、軸方向へ延出して形
成されているピン部7がフレーム4に形成された
貫通孔7aに挿通されるよう構成されている。
また、フレーム4には、プレート5の回転が規
制されように突起4b,4cが形成されており、
プレート5が回転して軸3の溝6から外れないよ
うに構成されている。
この様な突起4b,4c、は、夫々フレーム4
に形成された貫通孔7aにピン部7が貫通されて
プレート5が回転しないように規制される場合
は、必ずしも必要ではない。
プレート5のピン部7は、フレーム4の貫通孔
7aを貫通して、その先端部分にスプリング8が
取り付けられ、スプリング8は、カツタ胴1の側
面を覆うためのカバー9を付勢している。
この、カバー9のスプリング8による付勢は、
常時は、カバー9がカツタ胴1の側面を覆うよう
に構成され、切削される木材などがカツタ胴1の
側面にあるとき、スプリング8の付勢に抗じてカ
ツタ胴1から離れるように構成されている。
この様な構成において、カンナの組み立ては、
第2図に示される通り、軸3にプレート5を取り
付けるため、プレート5の透孔10に軸3の他端
3bを挿通する。
このとき、プレート5の透孔10が軸3の他端
3bの断面と同じ形状のため、形状の一致する部
分で挿通させる。
そして、プレート5が溝6の部分に位置する状
態で軸3あるいは、プレート5を回転させると透
孔10のD型に形成される直線部分が溝6に嵌合
した状態で回転できることになる。
このため、プレート5は、溝6に軸方向で拘束
されることになり、抜けなくなる。
そして、軸3の他端3bをフレーム4の穴4a
にその形状が一致する状態にして嵌合する。
このとき、プレート5のピン部7をフレーム4
の貫通孔7aに貫通させると、貫通孔7aによつ
て拘束されたプレート5は、回転できなくなる。
このように穴4aに嵌合される軸3の他端3b
は、D型の形状に拘束されて回転することができ
ず、また、プレート5によつて抜けなくなる。
さらに、組み立て後にプレート5のピン部7をフ
レーム4の外側で少し曲げるようにすれば、プレ
ート5がフレーム4から脱落しないようになるた
め、都合がよい。
そして、カツタ胴1に軸受2を装着して後、フ
レーム4に固定された軸3にカツタ胴1の軸受2
を装着するように組み立てる。
この様に組み立てると、カツタ胴1が組み立て
られる間、回転方向の姿勢を定めて軸3に組み立
てる必要がなく、軸受2に軸3が挿入されるよう
に単に軸方向に挿入すれば組み立てが容易にでき
る。
従つて、組み立ては安定して行なうことがで
き、品質の向上に良い効果が得られる。
[考案の効果] 本考案によれば、フレームに軸を回転方向およ
び軸方向に固定し、カツタ胴を軸に装着するた
め、組み立ての都合がよく、品質の安定や組み立
て作業の安定が得られ、また軸が回転しないよう
固定されるため、振動が発生しなく組み立て不良
もなくなることから、良質の組み立てができる。
そして、軸の周り止めのためのカツト部を利用
することにより相じやくりの性能を向上すること
ができ、カンナとして要求される性能をより向上
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示すカンナの要
部立て断面図であり、第2図は、その構造を示す
ため分解して示した斜視図である。 1……カツタ胴、2……軸受、3……軸、4…
…フレーム、5……プレート、6……溝、7……
ピン部、9……カバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カツタ胴の一方にプーリを備えベルトを介して
    電動機で駆動するカンナにおいて、カツタ胴の他
    方に軸受を備えて軸の一端を装着し、この軸の他
    端の外周をカツトして断面D型のカツト部を形成
    し、カンナの外郭を形成するフレームにこのカツ
    ト部に合致するとともにこのカツト部に対応する
    部分がカツタ胴の露出側に位置する穴を形成して
    この軸を嵌合させることによつてカツタ胴の側面
    の露出部分の寸法を大きくすることを特徴とする
    カンナ。
JP10244684U 1984-07-09 1984-07-09 カンナ Granted JPS6118802U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10244684U JPS6118802U (ja) 1984-07-09 1984-07-09 カンナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10244684U JPS6118802U (ja) 1984-07-09 1984-07-09 カンナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6118802U JPS6118802U (ja) 1986-02-03
JPH0345762Y2 true JPH0345762Y2 (ja) 1991-09-27

Family

ID=30661847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10244684U Granted JPS6118802U (ja) 1984-07-09 1984-07-09 カンナ

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JP (1) JPS6118802U (ja)

Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0323139Y2 (ja) * 1984-12-24 1991-05-21

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6118802U (ja) 1986-02-03

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