JPH0578156U - 回転電機 - Google Patents

回転電機

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JPH0578156U
JPH0578156U JP2421292U JP2421292U JPH0578156U JP H0578156 U JPH0578156 U JP H0578156U JP 2421292 U JP2421292 U JP 2421292U JP 2421292 U JP2421292 U JP 2421292U JP H0578156 U JPH0578156 U JP H0578156U
Authority
JP
Japan
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stator core
case
peripheral surface
inner peripheral
electric machine
Prior art date
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Pending
Application number
JP2421292U
Other languages
English (en)
Inventor
友明 井上
登 大槻
登喜雄 多胡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Filing date
Publication date
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  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】固定子鉄心の外周面をテーパー状に加工する必
要がなく、ケースの内周面と固定子鉄心の外周面の寸法
精度はラフでよく、部品加工コストを低減することがで
き、ケースに対する固定子鉄心の位置決め及び固定が簡
単で、組立工程の簡略化及び組立時間の短縮を図ること
ができる回転電機を得る。 【構成】回転電機の軸方向と平行に固定子鉄心20を貫
通して固定子鉄心20に複数のピン23を固定し、ケー
ス11の内側に軸方向に対し垂直な平面部16を設け、
平面部16にピン23の一端を嵌合させるピン穴13を
設け、ケース11の内周面12とこれに対向する固定子
鉄心20の外周面28との間に隙間18を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回転電機に関するもので、特にそのケースに対する固定子鉄心の固 定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
モータなどの回転電機において、固定子鉄心をケースに固定する従来一般的な 手段として焼き嵌めが用いられている。しかしながら、焼き嵌めによれば、部品 精度のばらつきによって組立精度がばらつくため、ケース内径の寸法精度と固定 子鉄心の外径の寸法精度を厳密に管理することが要求され、また、加熱工程と、 焼き嵌め後の冷却工程が必要なため、組立作業が面倒であり、組立工程上でのリ ードタイムが長くなるという難点がある。
【0003】 そこで、図4に示すような固定子鉄心のケースへの固定構造が提案されている 。回転電機のケースをダイキャストで作る場合、図4(a)に示すように、ケー ス30の内周面から金型を支障なく抜くことができるように、ケース30の内周 面に抜き勾配31をつけることが不可欠である。上記抜き勾配31があると、ケ ース30内に固定子鉄心を固定したとき、固定子鉄心の中心軸線とケース30の 中心線とを一致させようとする上で支障を来す。そこで、図4(b)に示すよう にケース30の内周面を切削加工して中心軸線と平行な内周面33とし、この内 周に固定子鉄心35を嵌め込み、固定子鉄心35を貫通した止めねじ36をケー ス30の内周側の凸部に形成したねじ孔32に螺入することによって固定子鉄心 35をケース30に固定するようにしている。
【0004】 しかし、図4(b)に示す例によれば、ケース30の抜き勾配31付きの内周 面を切削加工するには、心出しと浅い切削加工を注意深く行う必要があり、多く の工数を必要とするなどの難点がある。そこで、図4(c)に示すように、ケー ス30の内面の抜き勾配31は残したまま、固定子鉄心35の外周面38を上記 抜き勾配31の傾き角度に合わせた角度のテーパー面とし、このテーパー面をケ ース30の抜き勾配31付きの内周面に嵌め合わせ、止めねじ36で固定子鉄心 35をケース30に固定するようにしている。特開昭63−11037号公報に は、図4に示すような固定子の固定構造が記載されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
図4(c)に示すような固定子の固定構造によれば、固定子鉄心の外周をテー パ状に加工することが必要であるとともに、ケースの内周面と固定子鉄心の外周 面とを精度よく加工する必要があり、また、組立工程において周方向の位置を決 める作業が必要となるため、組立に時間がかかり、部品コスト、組立コストが高 いという問題点がある。
【0006】 本考案は、このような従来技術の問題点を解消するためになされたもので、固 定子鉄心の外周面をテーパー状に加工する必要がなく、かつ、ケースの内周面及 び固定子鉄心の外周面の寸法精度はラフでよく、仕上げのレース加工などは不要 で、部品加工コストを低減することができ、また、ケースに対する固定子鉄心の 位置決めおよび固定構造が簡単で、組立工程の簡略化及び組立時間の短縮を図る ことができる回転電機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、回転電機の軸方向と平行に固定子鉄心を 貫通して固定子鉄心に複数のピンを固定し、ケースの内側に軸方向に対し垂直な 平面部を設け、この平面部に上記ピンの一端を嵌合させるピン穴を設け、ケース の内周面とこれに対向する固定子鉄心の外周面との間に隙間を設けた。
【0008】
【作用】
固定子鉄心にこれを軸線方向に貫通して固定した複数のピンを、ケースの平面 部に設けたピン穴に嵌合させるだけでケースに対して固定子鉄心が位置決めされ る。あとは簡単なねじ止めその他適宜の手段によって固定子鉄心をケースに固定 するだけでよい。ケースの内周面とこれに対向する固定子鉄心の外周面との間に は隙間が設けられるため、ケースの内周面及び固定子鉄心の外周面の寸法精度は ラフでよい。
【0009】
【実施例】
以下、図1ないし図3を参照しながら本考案にかかる回転電機の実施例につい て説明する。図1ないし図3において、有底円筒状のケース11内には固定子鉄 心20が挿入されて固定されている。ケース11は、図2にも示すように、円筒 状の内周面12を有し、ケース11の底に近い部分には上記内周面12に複数の 突出部15が形成され、ケース11の開口部に面する上記各突出部15の端面は 、回転電機の軸方向に対して垂直な平面部16となっている。互いに隣あう突出 部15のうち一方の突出部には平面部16側からピン穴13が、他方の突出部1 5には平面部16側からねじ穴14が形成され、このようにして各突出部15に はそれぞれピン穴13とねじ穴14が交互に形成されている。
【0010】 上記固定子鉄心20は、図3にも示すように、外周が円筒状に形成され、内周 側には適宜の極数の突極が形成され、各突極には駆動コイル25が巻回されてい る。固定子鉄心20には、一定の間隔ごとに、固定子鉄心20を回転電機の軸方 向と平行な方向に貫通して複数のピン23が固定されている。また、これらのピ ン23の間にはねじ挿通孔24が固定子鉄心20を軸方向と平行な方向に貫通し て形成されている。固定子鉄心20をケース11内に挿入したとき、上記各ピン 23がケース11のピン穴13に対向し、各ねじ挿通孔24がケース11のねじ 穴14に対向するようになっている。また、ケース11の内周面12の径よりも 固定子鉄心20の外周面28の径が小さく、ケース11内に固定子鉄心20を挿 入して固定したとき、ケース11の内周面12とこれに対向する固定子鉄心20 の外周面28との間に隙間18ができるようになっている。
【0011】 そこで、図1に示すように、固定子鉄心20をケース11内に挿入し、固定子 鉄心20に固定されている複数のピン23の一端部を、ケース11の平面部16 に設けられているピン穴13に嵌合させ、ケース11に対し固定子鉄心20の回 転止めを行う。さらに、固定子鉄心20に設けられたねじ挿通孔24に止めねじ 26を通し、この止めねじ26を、ケース11の平面部16に設けられているね じ穴14に螺入し締め付けて、固定子鉄心20をケース11内に固定する。上に 述べたように、ケース11の内周面12の径よりも固定子鉄心20の外周面28 の径が小さいため、固定子鉄心20をケース11内に固定した状態では、固定子 鉄心20のケース11の内周面12と固定子鉄心20の外周面28との間に隙間 18が生じることになる。
【0012】 周知のように、固定子鉄心20の内周側には図示されない回転子が配置される 。回転子の軸は、ケース11及び端板等によって軸受を介し回転自在に支持され 、固定子鉄心20の各突極の内周面と回転子の外周面は適宜の間隙を介して対向 し、回転電機が構成されることになる。
【0013】 以上述べた実施例によれば、固定子鉄心20をケース11内に固定した状態で 、ケース11の内周面12と固定子鉄心20の外周面28との間に隙間18を設 けたため、ケース11の内周面12及び固定子鉄心20の外周面28の寸法精度 はラフでよく、加工コストを低減することができる。また、ピン23をピン穴1 3に嵌合して固定子鉄心20を位置決めするようにしたため、止めねじ26の締 め付けによる簡単な手段だけで、固定子鉄心20をケース11に固定することが でき、組立時間の短縮と、組立工程の簡略化によって、組立コストを低減するこ ともできる。
【0014】 ちなみに、従来の固定子鉄心のケースへの固定構造によれば、固定子鉄心の外 周面とケース内周面の寸法のばらつき、表面粗度等により組立精度にばらつきが 出るし、ケースのテーパ状内周面の加工精度が悪いと固定子鉄心の傾きなども生 じることがあるが、上記本考案の実施例によれば、ピン23をピン穴13に嵌合 するだけで自動的に、かつ、正確に固定子鉄心20を位置決めすることができた め、周方向の位置決め作業工程を設ける必要はないし、固定子鉄心の傾きもなく 、安定した組立精度が得られる。
【0015】 なお、図1に示す実施例では、固定子鉄心20は複数のコア板を用いた積層鉄 心になっている。このような積層鉄心の場合、各コア板を貫通してピン23が固 定されることにより、各コア板が一体となって散らばることがなく、一つの部品 としての取扱が容易になるという利点がある。もっとも、固定子鉄心20を複数 のコア板を用いて形成するかどうかは任意であり、一体成形品で構成しても差し 支えない。また、ケースへの固定子鉄心の固定手段としては、図1に示すような ねじ止めに限らず、ケース内面に嵌合固定した座金で固定子鉄心をケースに押し つけるようにしてもよく、接着するようにしてもよい。何れにせよ、ピンをピン 穴に嵌合させた上で固定すればよいので、簡単な固定手段で足りる。
【0016】
【考案の効果】
本考案によれば、ケース内に固定子鉄心を固定した状態で、ケースの内周面と 固定子鉄心の外周面との間に隙間ができるようにしたため、ケースの内周面及び 固定子鉄心の外周面の寸法精度はラフでよく、加工コストを低減することができ る。また、固定子鉄心のピンをケースのピン穴に嵌合させることにより、固定子 鉄心をケース内に位置決めすることができるため、簡単な固定手段で固定子鉄心 をケースに固定することができ、組立時間の短縮と、組立工程の簡略化によって 組立コストを低減することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる回転電機の実施例を示す正面断
面図。
【図2】同上実施例中のケースの平面図。
【図3】同上実施例中の固定子鉄心の平面図。
【図4】従来の回転電機の例を示す正面断面図。
【符号の説明】
11 ケース 12 ケースの内周面 13 ピン穴 16 平面部 18 隙間 20 固定子鉄心 23 ピン 28 外周面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に固定された固定子鉄心を有す
    る回転電機において、回転電機の軸方向と平行に上記固
    定子鉄心を貫通して上記固定子鉄心に複数のピンが固定
    され、上記ケースの内側に回転電機の軸方向に対し垂直
    な平面部が設けられ、この平面部には上記ピンの一端を
    嵌合させるピン穴が設けられ、上記ケースの内周面とこ
    れに対向する上記固定子鉄心の外周面との間に隙間が設
    けられてなる回転電機。
JP2421292U 1992-03-24 1992-03-24 回転電機 Pending JPH0578156U (ja)

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JP2421292U JPH0578156U (ja) 1992-03-24 1992-03-24 回転電機

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