JPH0640434Y2 - モ−タの回転検出用磁石取付具 - Google Patents

モ−タの回転検出用磁石取付具

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JPH0640434Y2
JPH0640434Y2 JP1985102181U JP10218185U JPH0640434Y2 JP H0640434 Y2 JPH0640434 Y2 JP H0640434Y2 JP 1985102181 U JP1985102181 U JP 1985102181U JP 10218185 U JP10218185 U JP 10218185U JP H0640434 Y2 JPH0640434 Y2 JP H0640434Y2
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JP
Japan
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magnet
rotary shaft
opening
diameter
rotation
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JP1985102181U
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正和 勝間田
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はモータの回転検出用磁石取付具の改良に関す
る。
[従来の技術] モータの回転を検出する方法には種々のものがあり、光
学式ロータリーエンコーダを用いるものが最も代表的な
例でもあるが、他の例として、回転軸に取付けられた磁
石がその回転軸と一体的に回転する際に生ずる磁界の変
化を検出することによってモータの回転を検出する方法
がある。その方法における前記磁石は円筒型のブッシュ
を介して回転軸に取付けられるのが一般的であった。す
なわち、前記磁石は中央に開孔を有する環状に形成され
ており、又、前記ブッシュは、その外径が磁石の開孔と
略同径であると共にその内径が回転軸の直径と略同径に
なっている。そして、前記磁石は、その開孔にブッシュ
が嵌合され、そのブッシュの孔に回転軸が嵌挿されるこ
とによって、回転軸に取付けられていた。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上述したブッシュでは、磁石と回転軸を確実
に固定するために、組付ける際に各接合面間に接着剤を
塗布する必要があり、しかも、接着剤を乾燥させる時間
を要し、その作業は非常に煩雑なものであった。
本考案は上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたも
ので、簡単且つ迅速に磁石を回転軸に固定できるモータ
の回転検出用磁石取付具を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本考案に係るモータの回転検
出用磁石取付具は、中央に開孔を有する磁石が取付具を
介して回転軸に取付けられ、前記回転軸と一体的に回転
する前記磁石により生ずる磁界の変化を検出することに
よって回転が検出されるモータの回転検出用磁石取付具
において、前記取付具は、前記回転軸の直径と同径乃至
わずか大なる径の挿通孔を有し、且つ前記磁石の開孔の
内径よりも大なる外径を有する基部と、前記基部の前記
挿通孔の周辺から前記開孔に内接可能に前記基部と離間
する方向に突設され、且つそれぞれの突出方向と直交す
る方向に弾性的に撓み得る複数の爪片と、前記各爪片の
内側面に設けられ、固定端から自由端に向けて、内側面
間の距離が徐々に狭くなり、自由端における内側面間の
距離が前記回転軸の直径よりも小さくなるように形成さ
れた挿通路と、によって構成し、前記回転軸を前記挿通
孔に対して前記爪片の反対側から挿通することによっ
て、前記各爪片の自由端が前記回転軸によって外側に押
し広げられると共に、その各自由端の外側面が前記磁石
の開孔内壁面に押圧され、前記磁石が回転軸に固定され
るようにしたものである。
[作用] 上記構成において、磁石の開孔に取付具を嵌合させ、回
転軸を取付具の挿通孔に対して爪片の反対側から挿通路
に向かって挿通させると、各爪片の自由端が押し広げら
れると共に前記磁石の開孔内壁面に押圧される。このと
き、各爪片の各自由端の外側面は、開孔の内壁面に圧接
すると共にその弾性復元力によって挿通路内の回転軸を
挟持するので、磁石が回転軸に確実に固定される。
[実施例] 以下、本考案を具体化した一実施例を図面に基づいて説
明する。
第2図は本考案に係る取付具34を備えたモータ10を一部
破談して示す全体図で、モータ10は、一端が塞がれた筒
状のモータケース12とそのモータケース12の他端側開孔
を塞ぐようにして嵌合される軸受台14によってその主た
る機枠を構成している。ロータ16は、回転軸18と一体化
されたコア20にコイル22が幾重にも巻回されて形成され
ており、軸受24,26を介して前記モータケース12および
軸受台14に回転可能に支持されている。前記モータケー
ス12の内壁には、一対のステータ28(一方のみ図示され
る)が保持されている。又、回転軸18には整流子30が設
けられており、その整流子30は軸受台14に一端を挟持さ
れた刷子32と習接するようになっている。そして、前記
刷子32と整流子30の接離に応じてローラ16の極性が切換
えられ、ローラ16とステータ28の相互作用によって回転
軸18が周知の態様にて回転される。
回転軸18の軸受台14側端部には取付具34を介して回転検
出用磁石36が固定されている。前記磁石36は、中央に開
孔36aを有する環状となっており、その外周壁において
N極とS極とが交互且つ均等に現れるように磁化されて
いる。
軸受台14の内壁面であって前記磁石36の外周に面する部
位には検出コイル38が配設されており、回転軸18と一体
的に回転される磁石36により生ずる磁界の変化、すなわ
り、前述した二つの磁極が交互に通過する際に生ずる磁
界の変化を前記検出コイル38が電流の変化として検出す
るので、モータ10の回転を電気信号として検出すること
が可能である。
ここで、第1図、第3図、及び第4図に基づいて取付具
34について詳しく説明する。
要部を分解し、且つ拡大断面によって示す第1図におい
て、基部34aと一対の爪片34bとから構成される取付具34
は、弾力を有する合成樹脂材料によって一体形成されて
いる。また、第1図の断面図に示されるように、基部34
aは、磁石36の開孔36aの内径より大なる外径の円板状に
形成されており、その中心において挿通孔34cを有して
いる。この挿通孔34cは、第1図によって明らかなよう
に、その入口部分の径が、回転軸18の直径より僅かに大
きく、内側部分の径が回転軸18の直径と殆ど等しくなる
ように、入口部分から内側部分にわたってテーパー状に
形成されている。基部34の前記挿通孔34cの周辺から突
設された平行する二枚の平板状の爪片34bは、第3図に
示すように、夫々の側端に位置する肩部34dが開孔36aに
内接可能であり、また、その各爪片34bの内側面には、
前記挿通孔34c側の固定端34eから自由端34fに向けて内
側面間の距離が徐々に狭くなり、自由端34fにおける内
側面間の距離が前記回転軸18の直径よりも小さくなるテ
ーパー状の挿通路34gが形成されている。
磁石36を回転軸18に組付ける場合には、先ず、磁石36の
開孔36aに取付具34の爪片34bを嵌合させ基部34aを磁石3
6の側面に当接させる。このとき、爪片34bは前述したよ
うに開孔36aに内接する程度の寸法であるので、無理の
ない嵌合が可能である。この状態を第3図に示す。次
に、回転軸18を基部34の挿通孔34cに対して爪片34bの反
対側から挿通する。挿通孔34cの入口部分は回転軸18の
直径よりもわずか大なる径なので、挿通の開始時には何
の抵抗もない。続けて回転軸18を前述したテーパー状の
挿通路34gに押し込むと、爪片34bの自由端34fが押し広
げられると共に肩部34dが開孔36aの内壁面に押圧され
る。このとき、挿通路34gがテーパー状であるために回
転軸18はスムーズに挿入される。又、前記挿入に伴い爪
片34bは回転軸18による挿入方向への力を受けるが、基
部34aが磁石36の側面に当接しているので前記挿入方向
への力は規制され、取付具34が磁石36に対して回転軸18
の軸線方向に相対的にずれることはない。回転軸18に取
付けたときの取付具34の状態を第4図に示す。同図から
明らかなように、爪片34bは、回転軸18の作用で弾性変
形されており、肩部34dが開孔36aの内壁面を圧接すると
共にその弾性復元力によって挿通路34g内の回転軸18を
挟持している。こうして磁石36は回転軸18に確実に固定
される。
尚、爪片34bは、本実施例のように二枚の平板状のもの
に限定されるものではなく、挿通孔34cの周囲に同様の
爪片を三枚以上、略均等に配設した場合でも、同様の作
用が得られることは明らかである。
[考案の効果] 以上詳述したように本考案に係る取付具は、その挿通路
に回転軸が挿通されて爪片の自由端が押し広げられると
共に磁石の開孔内壁面に押圧されることによって磁石が
回転軸に固定されるように作用するので、磁石の開孔に
取付具を嵌合させた状態で回転軸を挿通路に挿通するだ
けで組付けが完了し、簡単且つ迅速に磁石を回転軸に固
定することが可能となる。
また、爪片は複数に分割されると共に、挿通路は固定端
から自由端までのその全体をテーパー状とし、回転軸は
爪片のテーパー状の挿通路の広い側から狭い側に向かっ
て挿通されるため、その取付の際、取付具に回転軸を容
易に挿通することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を具体化した一実施例の拡大断面図、第
2図は本考案に係る取付具を備えたモータを一部破断し
て示す全体図、第3図は回転軸に取付ける前の取付具の
状態を示す拡大正面図、第4図は同じく取付け後の状態
を示す拡大正面図である。 図中、10はモータ、18は回転軸、34は取付具、34aは基
部、34bは爪片、34cは挿通孔、34eは固定端、34fは自由
端、34gは挿通路、36は磁石、36aは開孔である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央に開孔を有する磁石が取付具を介して
    回転軸に取付けられ、前記回転軸と一体的に回転する前
    記磁石により生ずる磁界の変化を検出することによって
    回転が検出されるモータの回転検出用磁石取付具におい
    て、 前記取付具は、 前記回転軸の直径と同径乃至わずか大なる径の挿通孔を
    有し、且つ前記磁石の開孔の内径よりも大なる外径を有
    する基部と、 前記基部の前記挿通孔の周辺から前記開孔に内接可能に
    前記基部と離間する方向に突設され、且つそれぞれの突
    出方向と直交する方向に弾性的に撓み得る複数の爪片
    と、 前記各爪片の内側面に設けられ、固定端から自由端に向
    けて、内側面間の距離が徐々に狭くなり、自由端におけ
    る内側面間の距離が前記回転軸の直径よりも小さくなる
    ように形成された挿通路と、 によって構成し、 前記回転軸を前記挿通孔に対して前記爪片の反対側から
    挿通することによって、前記各爪片の自由端が前記回転
    軸によって外側に押し広げられると共に、その各自由端
    の外側面が前記磁石の開孔内壁面に押圧され、前記磁石
    が回転軸に固定されることを特徴とするモータの回転検
    出用磁石取付具。
JP1985102181U 1985-07-03 1985-07-03 モ−タの回転検出用磁石取付具 Expired - Lifetime JPH0640434Y2 (ja)

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JPS6211374U JPS6211374U (ja) 1987-01-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS52141118U (ja) * 1976-04-22 1977-10-26
JPS5757501U (ja) * 1980-09-19 1982-04-05
JPS5813164B2 (ja) * 1980-09-24 1983-03-12 アキレス株式会社 射出成形靴の製造方法

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