JP5920025B2 - ロータの着磁装置及びロータの着磁方法 - Google Patents
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Description
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のロータの着磁装置において、前記各移動片における隣り合う前記移動片と対向する各周方向端面には、複数の凹部又は凸部が軸方向に間隔を空けて形成され、前記離間部材には、該離間部材が前記各移動片に対して軸方向に相対移動することにより前記凹部又は前記凸部と係合して該各移動片を互いに離間する方向に押圧する複数の凸部又は凹部が形成されたことを要旨とする。
図1に示すように、回転電機(電動モータ)1は、円筒状のケース2内に収容されたステータ3と、ステータ3の径方向内側において回転可能に支持されたロータ4とを備えたブラシレスモータとして構成されている。
図4に示す着磁装置31は、未着磁の永久磁石26をロータコア22の磁石挿入孔24に挿入した状態で着磁する。詳しくは、着磁装置31は、有底円筒状の着磁ケース32に固定された着磁ヨーク33を備えている。着磁ヨーク33は、円筒状の円筒部34と、円筒部34から径方向内側に向って放射状に延びる複数のティース35とを備えている。なお、本実施形態の着磁ヨーク33は、ロータ4の磁石磁極部27と同数のティース35を備えている。また、各ティース35には、複数(本実施形態では、10個)の着磁コイル36が巻装されている。なお、ティース35の先端部の周方向幅は、ロータ4の磁石磁極部27(図2参照)の周方向幅よりも小さく設定されている。そして、着磁装置31は、磁石磁極部27がティース35と径方向において対向するように着磁ヨーク33内にロータ4が配置された状態で、図示しない電源から着磁コイル36に着磁電流を供給することにより、ロータ4を介して隣り合うティース35間を結ぶ磁路を通過する磁束(着磁磁束)を作り、未着磁の永久磁石26を磁化するようになっている。なお、図4において、着磁磁束を破線によって模式的に示す。
先ずロータ4を、その磁石磁極部27が着磁ヨーク33のティース35と径方向において対向するように着磁装置31の着磁ケース32内に配置する。続いて、図6(a),(b)に示すように、ロータ4の各空隙23に、移動片43,44間に離間部材42を挟んだ状態の磁性体41を遊挿する。そして、磁性体41から軸方向一端側に突出した離間部材42の軸端部が着磁ケース32の底部(図示略)に当接することで、離間部材42が磁性体41に対して軸方向他端側に押圧される。すると、図7(a),(b)に示すように、凸部49が凹部47,48と係合することで、離間部材42が移動片43,44を互いに離間する方向に押圧し、移動片43,44が周方向に離間する。これにより、移動片43,44の外壁面43a,44aと、空隙23の内壁面23aとの間の隙間が小さくなる。ここで、本実施形態の外壁面43a,44aは内壁面23aに倣った形状となっているため、これら外壁面43a,44aと内壁面23aとの間の隙間がなくなる。そして、この状態で着磁コイル36に着磁電流を供給することで、未着磁の永久磁石26に着磁磁束を通過させ、永久磁石26を磁化する。なお、磁性体41は、永久磁石26の着磁後に空隙23から取り出される。
(1)空隙23内に磁性体41を遊挿し、離間部材42によって移動片43,44同士を周方向に離間させてこれらの外壁面43a,44aと空隙23の内壁面23aとの間の隙間を小さくすることで着磁磁束の磁路における磁気抵抗を十分に小さくしたため、着磁電流を小さくしても永久磁石26を十分に磁化させることができるようになる。また、磁性体41は移動片43,44同士が近接した状態で空隙23内に遊挿されることから、容易に空隙23に対して磁性体41を着脱することができる。そのため、着磁する際に磁性体41を用いることで着磁に係る作業効率が低下することを抑制できる。
・上記実施形態では、ティース35の先端部の周方向幅をロータ4の磁石磁極部27の周方向幅よりも小さく設定したが、ティース35の先端部の周方向幅を磁石磁極部27の周方向幅以上に設定してもよい。
・上記実施形態では、着磁ヨーク33にロータ4の磁石磁極部27と同数のティース35を形成したが、このティース35の数は、磁石磁極部27の数より少なくてもよい。なお、この場合には、ティース35と対向する磁石磁極部27を変更しながら、複数回に亘って着磁を行うことになる。
・上記実施形態において、着磁装置31により着磁されるロータ4は、その突極部28に空隙が形成されたものであってもよい。
(イ)ロータコアに形成された軸方向に延びる複数の空隙の周方向両側に配置された複数対の永久磁石を、該空隙を挟んで周方向において同一の極性が対向するように着磁するロータの着磁装置であって、周方向に並ぶ複数のティースを有する着磁ヨークと、前記ティースに巻装された着磁コイルと、前記空隙内に挿入される磁性体とを備えたことを特徴とするロータの着磁装置。上記構成によれば、空隙内に磁性体を挿入することで、着磁磁束の磁路における磁気抵抗を小さくすることが可能になる。したがって、着磁電流を小さくしても永久磁石を十分に磁化させることができるようになる。
Claims (5)
- ロータコアに形成された軸方向に延びる複数の空隙の周方向両側に配置された複数対の永久磁石を、該空隙を挟んで周方向において同一の極性が対向するように着磁するロータの着磁装置であって、
周方向に並ぶ複数のティースを有する着磁ヨークと、
前記ティースに巻装された着磁コイルと、
前記空隙内に遊挿される磁性体と、を備え、
前記磁性体は、離間部材によって互いに周方向に接離可能な複数の移動片を有することを特徴とするロータの着磁装置。 - 請求項1に記載のロータの着磁装置において、
前記各移動片における前記空隙の内壁面と対向する外壁面は、前記内壁面に倣った形状とされたことを特徴とするロータの着磁装置。 - 請求項1又は2に記載のロータの着磁装置において、
前記各移動片における隣り合う前記移動片と対向する各周方向端面には、複数の凹部又は凸部が軸方向に間隔を空けて形成され、
前記離間部材には、該離間部材が前記各移動片に対して軸方向に相対移動することにより前記凹部又は前記凸部と係合して該各移動片を互いに離間する方向に押圧する複数の凸部又は凹部が形成されたことを特徴とするロータの着磁装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のロータの着磁装置において、
前記ロータコアは、複数枚の電磁鋼板を積層することにより構成されるものであって、
前記各移動片は、複数枚の電磁鋼板を前記ロータコアの電磁鋼板の積層方向と直交する方向に積層することにより構成されたことを特徴とするロータの着磁装置。 - ロータコアに形成された軸方向に延びる複数の空隙の周方向両側に配置された複数対の永久磁石を、該空隙を挟んで周方向において同一の極性が対向するように着磁するロータの着磁方法であって、
互いに周方向に接離可能な複数の移動片を有する磁性体を前記空隙内に遊挿し、前記移動片同士を周方向に離間させてから、前記ロータコアの外周に配置された着磁ヨークのティースに巻装された着磁コイルに着磁電流を供給することを特徴とするロータの着磁方法。
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