JPH0345233Y2 - - Google Patents

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JPH0345233Y2
JPH0345233Y2 JP1981032266U JP3226681U JPH0345233Y2 JP H0345233 Y2 JPH0345233 Y2 JP H0345233Y2 JP 1981032266 U JP1981032266 U JP 1981032266U JP 3226681 U JP3226681 U JP 3226681U JP H0345233 Y2 JPH0345233 Y2 JP H0345233Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は複写紙案内機構、更に詳しくは加熱さ
れた高温複写紙の案内に特に適する複写紙案内機
構に関する。
〔従来の技術〕
例えばトナー像転写型の静電複写紙において
は、トナー像が転写された複写紙は、少なくとも
一方が加熱されている熱定着ローラ対等から構成
された熱定着機構に導かれてトナー像が熱定着さ
れる。次いでこの複写紙は、複写紙案内機構を通
して搬送され、機外へ排出される。そして、熱定
着機構からの複写紙を機外へ案内するための複写
紙案内機構としては、相互に対向して位置し、両
者間に複写紙移動径路を規定している下案内板と
上案内板を備える形式の複写紙案内機構が広く実
用化されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した形式の公知の複写紙案
内機構には、次の通りの解決すべく重要な問題が
存在する。
すなわち、熱定着機構においては複写紙が相当
高温に加熱されるので、熱定着機構から複写紙案
内機構に入る複写紙は相当な高温状態にある。こ
のような複写紙が複写紙案内機構の複写紙移動径
路、すなわち下案内板と上案内板との間に入る
と、複写紙から放散される熱によつて下案内板と
上案内板との間の空間が加熱される。このため、
下案内板の上面及び上案内板の下面に結露が生ず
る傾向がある。このような結露が生ずると、複写
紙案内機構を通る複写紙が露に付着する。
その結果、複写紙自体及び複写紙上に形成され
ているトナー像が劣化される。あるいは複写紙の
円滑な移動が阻害されて、いわゆる紙詰りが発生
することが少なくない。
一方前記複写紙案内機構は、また、前記問題点
(結露の問題点)を解決したものであることの他
に、更に複写紙をその移動径路に沿つて確実に搬
送できること、及び紙詰りの処理が容易であるこ
と(作業性が良いこと)等の、他の重要な要件を
も同時に満足したものであることが要望されてい
る。
以上の観点から従来技術をみると、例えば、特
開昭54−96049号公報及び特開昭54−65550号公報
には、上記結路を解消するための技術は開示され
てはいるものの、前記他の要件に関しては全く開
示されていない。
また実開昭51−161820号公報には、紙詰りの処
理を容易にするための装置(排紙ガイド)が開示
されている。しかしながら、はがしブレードを固
着した排紙ガイドの、可動支持台に対する着脱
は、L字形スリツトと頭付ピンとの組み合せによ
り行なわれるので、その着脱操作をスムーズかつ
迅速に行うことは困難である。また殊にその係合
操作は目測に頼らねばならず、容易であるとはい
い難い。したがつて紙詰りの処理作業性に問題が
ある。
しかしはがしブレードが定着ローラの一つに接
触しているため、紙詰り発生時の負荷により、は
がしブレードが定着ローラを損傷させる恐れがあ
る。
一方実開昭52−6629号公報には、紙詰り時に複
写紙除去作業を、機外から容易に行なえるような
機構が開示されている。同機構によれば、外装の
一部を形成する直立部をその外側端に一体的に形
成した可動上側案内板が上流端部において軸支さ
れ、同軸部を中心としてその下流端部側が、固定
下側案内板に対して上方へはね上げ可能となつて
いる。しかしながら、可動上側案内板の下流端部
側が、上方へはね上げられるのみで取り外しでき
ないので、その軸部の上流側寄りに紙詰りを生じ
た場合に、外装が邪魔となり、それを取り除くこ
とはきわめて困難である。
いずれにしても、従来技術においては、前記諸
条件を全て同時に満足するような複写紙案内機構
は未だに得られていない。
本考案は上記事実に基づいてなされたもので、
その目的は、上述した問題、すなわち結露発生の
問題、搬送の問題及び紙詰り処理作業性の問題を
全て解消するとともに、特に紙詰りの処理作業が
著しく容易である、改良された複写紙案内機構を
提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案によれば、相互に対向して位置する下案
内板と上案内板とを備え、該下案内板には複写紙
移動方向に延びる複数個の立上片が横方向に間隔
を置いて配設され、該上案内板には該複写移動方
向に延びる複数個の垂下片が横方向に間隔を置い
て配設され、該立上片の上縁と該垂下片の下縁と
が協働して複写紙移動径路を規定する複写紙案内
機構において; 該下案内板は上面から該立上片が立上がる主平
板部と有し、 該上案内板は下面から該垂下片が垂下する主平
板部を有し、該上案内板の該主平板部には開口が
形成され、 該下案内板の該主平板部と該上案内板の該主平
板部の各々の両側縁部には、それぞれ該複写紙移
動方向に延びる側板が配設され、 該下案内板の該側板には、実質的に水平に延び
る上縁がそれぞれ形成されるとともにその上流端
部には、該上縁から上流方向に、かつ下方に傾斜
して延びる切欠きがそれぞれ形成され、その下流
端部にはそれぞれピン又は切欠きからなる係合部
が設けられ、 該上案内板の該側板の上流端部には、それぞれ
外側に突出するピンが設けられ、その下流端部に
は、それぞれ、切欠き又はピンからなる係合部
と、該側板から突出する把持部とが形成され、 該上案内板は、該上案内板の該ピンを、該下案
内板の該上縁に乗せた状態で該上縁に沿つて該複
写紙移動方向に移動でき、かつ該移動により該ピ
ンは、該下案内板の該切欠きに対し、係合・離脱
でき、更に該上案内板の該ピンと該下案内板の該
切欠きとの係合状態において、該上案内板を該ピ
ンを軸として上下方向に回動させることにより、
該上案内板の該係合部は、該下案内板の該係合部
に対し係合・離脱できるよう構成されることによ
り、該上案内板は該下案内板に着脱自在に装着さ
れ、 該複写紙案内機構には、更に複写紙を該複写紙
移動径路に沿つて搬送するための少なくとも一組
のローラ対が設けられ、該ローラ対は被駆動ロー
ラと従動ローラとを含み、該従動ローラは、該上
案内板の該側板間に回転自在に支持されることに
より、該上案内板の該下案内板に対する該着脱に
応じて、該被駆動ローラに対して当接・離間する
よう構成された、ことを特徴とする複写紙案内機
構が提供される。
〔実施例〕
以下、本考案に従つて改良された複写紙案内機
構の一実施例を、添付図面を参照して説明する。
第1図ないし第4図において、全体を番号2で
示す複写紙案内機構は、下案内板4と上案内板6
を備えている。
第1図及び第3図に示すように、下案内板4
は、主平板部8と、この主平板部8の下流側(第
3図において左端)に続く湾曲部10と、この湾
曲部10から下方に延びる直立部12とを有す
る。主平板部8の両側縁に各々には、下方に垂下
する垂下部14が一体に形成されている。第4図
に示すように、複写機ハウジング内に横方向に間
隔を置いて配設されている一対の直立仕切板16
の各々の内面に、上記垂下部14の各々を止めね
じ18によつて固着することにより、下案内板4
が複写機ハウジング内の所要位置に固定される。
上記主平板部8の両側縁の各々の上面には、そ
こから実質上鉛直に立上る側板20が止めねじ2
2によつて固着されている。側板20は、それぞ
れ複写紙移動方向(第3図の左右方向)に延びて
おり、更に、第1図ないし第3図から明らかなよ
うに、実質的に水平に延びる上縁を備えている。
側板20の各々の上流端部(第3図におて右端
部)には、上縁から上流方向にかつ下方に傾斜し
て延びる、細長い傾斜溝形状の切欠き24が形成
されている。また、側板20の各々の下流端部に
は、ピン又は切欠きからなる係合部、すなわちこ
の実施例では、内側に突出するピン26が植設さ
れている。
一方、上案内板6は、主平板部28を有する。
この主平板部28の両側縁の各々には、そこから
実質上鉛直に垂下する側板30が一体に形成され
ている。側板30は、それぞれ複写紙移動方向に
延びている。側板30の各々の上流端部には、外
側に突出するピン32が植設されている。また、
側板30の各々の下流端部には、切欠き又はピン
からなる係合部、すなわちこの実施例では、下縁
から上方に延びる溝形状の切欠き34が形成され
ている。更に、側板30の各々の下流端には、下
流方向に突出する把持部36が形成されている。
上案内板6は、その各ピン32を、把持部36
を把持することにより、下案内板4の各上縁に乗
せた状態で各上縁に沿つて複写紙移動方向移動さ
せることができる。この移動により各ピン32
は、下案内板4の各切欠き24に対し係合・離脱
することができる。更に、この係合状態、すなわ
ち各ピン32が各切欠き24に係合した状態にお
いて、上案内板6の下流端側を、各ピン32を軸
として上下方向に回動させることができる。この
回動により、上案内板6の各係合部すなわち各切
欠き34は、下案内板4の各係合部すなわち各ピ
ン26に対し、係合・離脱することができる。
以上により、上案内板6は下案内板4に対して
その自重を利用して着脱自在に装着される。更に
上案内板6は、下案内板4から離脱させない状態
で、すなわち各ピン32を各切欠き24内に挿入
(係合)した状態で、その下流端側を各ピン32
を軸として上下動できる。
下案内板4の主平板部8の上面には、そこから
立上りかつ複写紙移動方向に延びる複数個の立上
片38が、横方向に間隔を置いて配設されてい
る。そしてこの立上片に対応して、上案内板6の
主平板部28の下面には、そこから垂下しかつ複
写紙移動方向に延びる複数個の垂下片40が、横
方向に間隔を置いて配設されている。
下案内板4の主平板部8の上面には、横方向に
適宜の間隔を置いて6個の立上片38が配設され
ている。この立上片38は、主平板部8の上面か
ら実質上鉛直に立上り、かつ複写紙移動方向に所
要の範囲に渡つて延びている。また、上案内板6
の主平板部28の下面には、横方向に適宜の間隔
を置いて、8個の垂下片40が配設されている。
この垂下片40は、主平板部28の下面から実質
上鉛直に垂下しかつ複写紙移動方向に、所要の範
囲に渡つて延びている。
上述した通りの立上片38と垂下片40は、相
互に協働して両者間に複写紙移動径路を規定す
る。すなわち、立上片38の上縁と垂下片40の
下縁が、相互に協働して両者間に複写紙移動径路
を規定し、複写紙案内機構2を通つて移動する複
写紙42(第1図及び第3図)は、立上片38の
上縁と垂下片40の下縁に案内されて複写紙案内
機構2を通過する。第3図に明確に図示するよう
に、立上片38の上縁の上流端部は、上流方向に
向つて下方に傾斜し、また垂下片40の下縁の上
流端部は、上流方向に向つて上方に傾斜してい
る。これにより立上片38の上縁と垂下片40の
下縁との間に進入する複写紙42が、確実かつ容
易に両者間に案内される。
複写紙案内機構2には、上述した通りの立上片
38と垂下片40が配設されていることに加え
て、上案内板6の主平板部28には開口44が形
成されている。
上案内板6の主平板部28の、垂下片40間の
部位及び垂下片40と側板30との間の部位の、
合計で8個の部位に、矩形の開口44が形成され
ている。
複写紙案内機構2には、更に、第3図に明確に
図示するように、立上片38の上縁と垂下片40
の下縁とによつて規定された、複写紙移動径路の
上流側に配設された搬入ローラ対48と、上記複
写紙移動径路の下流側に配設された搬出ローラ対
50とが設けられている。
搬入ローラ対48は、横方向の適宜の間隔を置
いて被駆動軸52に装着された複数個の被駆動ロ
ーラ54と、被駆動ローラ54の各々に対応して
従動軸56に装着された複数個の従動ローラ58
とから構成されている。
同様に、搬送ローラ対50は、横方向に適宜の
間隔を置いて被駆動軸60に装着された、複数個
の被駆動ローラ62と、被駆動ローラ62に対応
して従動軸64に装着された、複数個の従動ロー
ラ66とから構成されている。
搬送ローラ対50の被駆動軸60は、下案内板
4の湾曲部10の下方に位置しているが、この被
駆動軸60に装着されている被駆動ローラ62
は、第1図に示すように湾曲部10形成された切
欠きを通つて上方に突出している。搬入ローラ対
48の被駆動軸52と搬送ローラ対50の被駆動
軸60は、複写機ハウジング内に配設された上記
一対の直立仕切板16(第4図)間に、回転自在
に軸支されている。
一方、搬入ローラ対48の従動軸56と、搬送
ローラ対50の従動軸64は、それぞれ上案内板
6の上記側板30に形成されている、上下方向に
細長く延びた孔68及び70に、回転自在にかつ
上下動自在に挿入されている。したがつて、搬入
ローラ対48の従動ローラ58は被駆動ローラ5
4に自重により当接され、搬送ローラ対50の従
動ローラ66は被駆動ローラ62に自重により当
接される。
搬入ローラ対48の被駆動軸52と搬出ローラ
対50の被駆動軸60は、適宜の伝動機構(図示
せず)を介して、電動モータ等の適宜の駆動源
(図示せず)に駆動連結されている。搬入ローラ
対48と搬出ローラ対50は、上記駆動源の作用
によつて、第3図に矢印で示す方向に回転駆動さ
れる。
複写紙案内機構2には、更に、上案内板6の下
流端に、それ自身は周知の除電ブラシ部材72が
止めねじ74によつて固着されている。除電ブラ
シ部材72は、そのブラシ下端が上記搬出ローラ
対50の作用によつて複写紙案内機構2から搬出
される複写紙42の上面に接触ないし近接し、複
写紙42から残留電荷を除去する。
次に、本考案に従つて構成された上記の通りの
複写紙案内機構2の作用について説明する。
複写紙搬送作用 複写紙案内機構2は、それに限定されるもので
はないが、特に熱定着機構76(第3図)に隣接
してその下流側に配置され、熱定着機構76から
排出される複写紙42を案内して、複写機ハウジ
ング外へ導くのに好適に用いられる。
熱定着機構76は、例えば、少なくとも一方
は、その内部に設けられた電気抵抗加熱線のよう
な適宜の加熱源(図示せず)によつて加熱されて
いる、熱定着ローラ対78(第1図及び第3図)
を備えている。この熱定着ローラ対78の作用に
よつて複写紙42を幾分加圧すると共に加熱し、
複写紙42上に形成されているトナー像を定着さ
せる。
第3図に矢印で示す方向に回転駆動される熱定
着ローラ対78の搬送作用によつて、熱定着機構
76から排出される複写紙42は、第3図から容
易に理解される通り、複写紙案内機構2の搬入ロ
ーラ対48にニツプされ、その搬送作用によつて
複写紙案内機構2に搬入される。次いで、複写紙
42は、立上片38の上縁と垂下片40の下縁に
よつて規定される、複写紙移動径路を通して移動
させられる。そして、搬出ローラ対50にニツプ
され、この搬出ローラ対50の搬送作用によつて
複写紙案内機構2から搬出され、例えば複写機ハ
ウジングの端壁に形成されている排出口(図示せ
ず)を通して、複写機ハウジング外の受皿(図示
せず)に排出される。
結露防止作用 熱定着機構76においては、熱定着ローラ対7
8による加熱作用によつて複写紙42が相当高温
に加熱され、したがつて複写紙案内機構2に導入
される複写紙42は、相当な高温状態にある。こ
のような複写紙42が、複写紙案内機構2の下案
内板4と上案内板6との間に入ると、複写紙42
から放散される熱によつて、下案内板4と上案内
板6との間の空間が加熱される。複写紙案内機構
2の外側領域は一般に常温ないしそれに近い状態
にあるので、下案内板4の主平板部8の上面及び
上案内板6の主平板部28の下面等に、結露が発
生する傾向がある。
しかしながら、上案内板6の主平板部28には
開口44が形成され、そしてまた垂下片40にも
開口46が形成されているので、下案内板4と上
案内板6との間に入つた複写紙42から放散され
る熱は、上記開口46及び44を通つて、効果的
に複写紙案内機構2外へ散逸させられる。このた
め下案内板4の主平板部8の上面及び上案内板6
の主平板部28の下面等における結露の発生は効
果的に防止される。
それでも、下案内板4の主平板部8の上面及び
上案内板6の主平板部28の下面等に結露が発生
する場合も考えられる。しかし、下案内板4と上
案内板6との間を通る複写紙42は、立上片38
の上縁と垂下片40の下縁によつて規定される複
写紙移動径路を通つて移動するので、立上片38
の上縁と垂下片40の下縁との極く限定された部
位に接触し得るのみである。
したがつて、生成した露が複写紙42に付着す
る恐れがないので、露の付着により複写紙42自
体が劣化されることはなく、また複写紙42上に
形成されているトナー像が劣化されることもな
い。その結果、結露により複写紙42の円滑な移
動が阻害されて、いわゆる紙詰りが発生したりす
ることがない。
上案内板の着脱作用(紙詰りの処理作用) 複写紙案内機構2の下流端側に紙詰りが生じた
場合には、把持部36により、上案内板6の下流
端側をピン32を軸として上方に回動させる。上
案内板6の係合部すなわち切欠き34は、下案内
板4の係合部すなわちピン26から外れる。これ
により、下流端側には下案内板4との間に大きな
開口を形成でき、詰つた複写紙を取り除くことが
できる。
また、複写紙案内機構2の上流端側に紙詰りが
生じた場合には、上記操作の後、把持部36によ
り上案内板6を下流側に引くことにより、上案内
板6は、そのピン32が切欠き24から引き出さ
れる。そしてピン32が、下案内板4の側板20
の上縁に自重により乗つた状態で水平に移動し、
上案内板6は下案内板4に対し離脱される。下案
内板4の上面は、全面的に開放されるので、その
最上流端に詰つた複写紙を上方から除くことがで
きる。
上案内板6を下案内板4に装着する場合には、
上記と逆の操作を行なえばよい。すなわち、把持
部36を把持してそのピン32を、下案内板4の
側板20の上縁に乗せ、上流方向にかつ水平に押
し込めば、自重によりピン32が切欠き24内に
挿入(係合)される。次いで上案内板6をピン3
2まわりに下方に回動させる(自重で降す)こと
により、上案内板6の係合部である切欠き34が
下案内板4の係合部であるピン26と係合し、装
着は完了する。
以上の着脱操作は、紙詰りの場合のみならず、
メンテナンスその他必要に応じて行なわれる。
〔考案の効果〕
以上説明した本考案によれば、次のような効果
が達成できる。
(1) 下案内板の主平板部上面から立上がる立上片
と上案内板の主平板部下面から垂下する数下片
とが協働して複写紙移動径路を規定し、かつ上
案内板の主平板部に開口部が形成されているの
で、 結露の発生を実質的に防止できる。したがつ
て、複写紙及びトナー像の劣化を防止できると
ともに、それによる複写紙の紙詰りの発生をも
防止することができる。
(2) 上案内板は、そのピンを、下案内板の上縁に
乗せた状態で複写紙移動方向にでき、かつこの
移動により前記ピンは、下案内板の切欠きに対
し係合・離脱でき、この係合状態において、上
案内板を前記ピンを軸として上下方向に回動さ
せることにより、上案内板の係合部は下案内板
の係合部に対し係合・離脱できるよう構成され
ることにより、上案内板は下案内板に着脱自在
に装着されるので、 複写紙の紙詰りの処理作業を著しく容易に、
しかも迅速かつスムーズに行なうことができ
る。
すなわち、把持部を持つて、上案内板の下流
端側を持ち上げた後、引き出すだけの単純な操
作のみで、上案内板のピンが下案内板の上縁を
移動して、上案内板を下案内板から完全に離脱
でき、下案内板の上面が完全に開放される。
したがつて、複写紙案内機構の最奥部(最上
流端部)に紙詰りが発生しても、きわめて容易
に複写紙の除去作業を行うことができる。
また逆に上案内板を下案内板に装着する場合
には、把持部により上案内板を持つて、その側
板のピンを下案内板の上縁に乗せた後、そのま
ま押し込めば、ピンが上縁を移動して自重によ
り、下案内板の切欠きに係合する。この場合上
案内板のピンは、その側板から外側に突出して
おり、しかもこれを下案内板の上縁に乗せる操
作は、この上縁の下流端側で行なえるので、目
測を誤ることなくきわめて容易に行いうる。
次いで上案内板の下流端側に降ろすことによ
り、上案内板は下案内板に完全に装着される。
しかも、この離脱・装着操作において、上案
内板のピンが下案内板の上縁に乗せられ、移動
する間は、上案内板の重量の多くはピンを介し
て下案内板の上縁により支持されるので、作業
者の負担がほとんどなく、その操作がよりスム
ーズに行われる。
また上案内板のピンを下案内板の切欠きに係
合した状態で、上案内板の下流端側を持ち上げ
ることができるので、下案内板の下流端側だ
け、大きく開放することができる。
したがつて、複写紙案内機構の下流端側に紙
詰りが発生した場合には、上案内板を下案内板
からいちいち離脱することなく、簡単な持ち上
げ操作のみで、詰つた複写紙の除去作業を行う
こともできる。
以上要するに、本願考案においては複写紙案
内機構における紙詰りの状況に応じて、上案内
板の離脱操作を最適に選定できるとともに、そ
の離脱・装着操作をきわめて容易かつ迅速に、
しかも重量の負担なくスムーズに行うことがで
きるので、紙詰りの処理作業性及び上案内板の
離脱・装着操作性を、従来に較べて著しく改善
できる。
(3) 該複写紙案内機構には、更に複写紙を該複写
紙移動径路に沿つて搬送するための少なくとも
一組のーラ対が設けられ、該ローラ対は被駆動
ローラと従動ローラとを含み、該従動ローラ
は、該上案内板の該側板間に回転自在に支持さ
れることにより、該上案内板の該下案内板に対
する該着脱に応じて、該被駆動ローラに対して
当接・離脱するよう構成されているので、 複写紙を、その移動径路に沿つて確実に搬送
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に従つて構成された複写紙案
内機構の一実施例を、下案内板から上案内板を離
脱した状態で示す分解斜視図。第2図は、第1図
に示す複写紙案内機構を、下案内板に上案内板を
所要の通りに装着した状態で示す斜面図。第3図
は、第2図の線−における断面図。第4図
は、第3図の線−における断面図。 2……複写紙案内機構、4……下案内板、6…
…上案内板、8……下案内板の主平板部、20…
…下案内板に配設された側板、24……切欠き、
26……ピン、28……上案内板の主平板部、3
0……上案内板に配設された側板、32……ピ
ン、34……切欠き、38……立上片、40……
垂下片、42……複写紙、44……上案内板の主
平板部に形成された開口、46……垂下片に形成
された開口、76……熱定着機構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 相互に対向して位置する下案内板と上案内板と
    を備え、該下案内板には複写紙移動方向に延びる
    複数個の立上片が横方向に間隔を置いて配設さ
    れ、該上案内板には該複写紙移動方向に延びる複
    数個の垂下片が横方向に間隔を置いて配設され、
    該立上片の上縁と該垂下片の下縁とが協働して複
    写紙移動径路を規定する複写紙案内機構におい
    て; 該下案内板は上面から該立上片が立上がる主平
    板部を有し、 該上案内板は下面から該垂下片が垂下する主平
    板部を有し、該上案内板の該主平板部には開口が
    形成され、 該下案内板の該主平板部と該上案内板の該主平
    板部の各々の両側縁部には、それぞれ該複写紙移
    動方向に延びる側板が配設され、 該下案内板の該側板には、実質的に水平に延び
    る上縁がそれぞれ形成されるとともにその上流端
    部には、該上縁から上流方向に、かつ下方に傾斜
    して延びる切欠きがそれぞれ形成され、その下流
    端部にはそれぞれピン又は切欠きからなる係合部
    が設けられ、 該上案内板の該側板の上流端部には、それぞれ
    外側に突出するピンが設けられ、その下流端部に
    は、それぞれ、切欠き又はピンからなる係合部
    と、該側板から突出する把持部とが形成され、 該上案内板は、該上案内板の該ピンを、該下案
    内板の該上縁に乗せた状態で該上縁に沿つて該複
    写紙移動方向に移動でき、かつ該移動により該ピ
    ンは、該下案内板の該切欠きに対し、係合・離脱
    でき、更に該上案内板の該ピンと該下案内板の該
    切欠きとの係合状態において、該上案内板を該ピ
    ンを軸として上下方向に回動させることにより、
    該上案内板の該係合部は、該下案内板の該係合部
    に対し係合・離脱できるよう構成されることによ
    り、該上案内板は該下案内板に着脱自在に装着さ
    れ、 該複写紙案内機構には、更に複写紙を該複写紙
    移動径路に沿つて搬送するための少なくとも一組
    のローラ対が設けられ、該ローラ対は被駆動ロー
    ラと従動ローラとを含み、該従動ローラは、該上
    案内板の該側板間に回転自在に支持されることに
    より、該上案内板の該下案内板に対する該着脱に
    応じて、該被駆動ローラに対して当接・離間する
    よう構成された、ことを特徴とする複写紙案内機
    構。
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EP19850107953 EP0168690B1 (en) 1981-03-02 1982-03-01 Guiding device in a copying apparatus
DE8282301022T DE3272661D1 (en) 1981-03-02 1982-03-01 Improved paper feeding device and paper guiding device in a copying apparatus
EP82301022A EP0059631B1 (en) 1981-03-02 1982-03-01 Improved paper feeding device and paper guiding device in a copying apparatus
DE8585107953T DE3279232D1 (en) 1981-03-02 1982-03-01 Guiding device in a copying apparatus
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US06/691,372 US4879578A (en) 1981-03-02 1985-01-14 Paper feeding device and a paper guiding device in a copying apparatus

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