JPS63212629A - 複写機等の給紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、用紙トレイを用いた複写機等の給紙装置に関
し、特に、用紙トレイの用紙収容部と、給紙ローラ等の
給紙部材とを一体に構成し、用紙トレイを複写機本体か
ら引出す動作によって、給紙ローラの用紙に対する抑圧
を、自動的に解除出来るように構成してなる用紙トレイ
に関する。

（従来の技術） 一般の複写機等のカット紙を用いて複写を行う装置にお
いては、給紙カセット等のような給紙部材を複写機本体
に装着することによって、給紙を行うように構成されて
いることが多い。

これに対して、複写の枚数の非常に多い比較的大型の電
子写真複写機または、プリンター等の装置においては、
非常に多数枚のカット紙を収容可能な用紙トレイを用い
、該用紙トレイから給紙ローラ等の給紙部材を用いて、
用紙を送り出すような機構が用いられている。

このような用紙トレイを用いる給紙装置は、トレイの上
に多数枚の用紙を載置しておき、そのトレイを複写機本
体の給紙部に挿入することによって、給紙可能な状態に
セットできるようにするもので、一般の給紙装置におい
ては、その給紙部材として、給紙Ｏ−ラと用紙さばき機
構とを連接して設けている。

そして、複写機本体の前面から用紙トレイを挿入し、該
用紙トレイの横の部分から給紙を行うような機構を用い
ているために、給紙装置における用紙トレイの装着方向
と、用紙の給紙方向とが直角方向に異なる方向で作動さ
れるようになる。

上記用紙さばき機構としては、給紙カセットの場合には
スナツパ一方式が用いられており、用紙トレイに対して
は、フリクションリタード方式が一般に用いられている
が、このリタード方式の装置においては、送りＯ−ラと
、静止ローラまたは逆転されるローラ等を組合せて形成
される装置が用いられている。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記したような従来の複写機等の装置に
おける給紙装置においては、用紙さばき機構の部分等で
紙詰りが発生しやすいという問題を有している。そして
、その紙詰りが発生した場合には、用紙トレイを複写機
本体から取り出して、その空間に手を入れて、用紙さば
き機構に詰っている用紙を取出す動作を行うことが必要
となる。

また、用紙トレイの種類によっては、該用紙トレイに用
紙収容部と、給紙ローラとを設けておき、用紙トレイを
複写機本体に装着した際に、該給紙ローラの駆動軸が本
体の駆動部材に接続されて、用紙の送り出しの動作を行
い、複写機本体に設けた用紙さばき機構に対して用紙を
送り出すように構成した装置も用いられることがある。

しかし、上記したような用紙トレイに給紙ローラを設け
た装置においては、用紙さばき機構に用紙の先端部が挟
持されている用紙は、用紙トレイを引き出す際に、用紙
トレイに残っている部分が給紙ローうによって押圧され
た状態にあり、該用紙が用紙トレイとともに引き出され
るようになり、それによってその用紙は引きちぎられた
り、しわが生じたりする等の損傷を受けて、再使用がで
きないものとなりやすいという欠点を有している。

（発明の目的） 本発明は、上記したような従来より用いられている装置
の欠点を解消するもので、紙詰りが最も発生しやすい用
紙さばき機構と、給紙ローラとを用紙トレイに一体に設
け、これらの部材を用紙トレイとともに引き出し得るよ
うに構成するとともに、用紙トレイを複写機本体から引
き出す場合には、給紙ローラによる用紙への押圧を解除
出来るような装置を提供することを目的としている。

（問題点を解決するための手段および作用）本発明の装
置は、複写機等のカット紙を用いる装置において、複写
機の給紙部に用紙トレイを挿入し、給紙ローラ等の給紙
部材によって、該用紙トレイに収容されている用紙を給
紙するような装置に関する。

本発明の用紙トレイには、用紙収容部と給紙部材とを一
体に設け、該給紙部材には用紙トレイ本体に収容されて
いる用紙の上面に押圧され、該用紙を送り出すための給
紙ローラと、用紙さばき機構とを設けるとともに、給紙
ローラを支持するブラケットを用紙さばき機構の送りロ
ーラの軸に対して揺動可能に設け、両ローラな連動させ
るように構成する。

そして、該ブラケットを複写機本体に設けた本体側案内
板のガイド面によって揺動させるように構成し、用紙ト
レイを複写機本体の給紙部に出入させることによって、
ブラケットを介して給紙ローラを用紙に対して押圧させ
得るように構成している。

したがって、本発明の用紙トレイにおいては、用紙トレ
イを引き出す動作を行うことによって、給紙ローラの用
紙に対する押圧を自動的に解除出来ることになるので、
紙詰り等が発生した場合でも、先端が用紙さばき機構に
挟持された状態で、両部材を同時に引き出し得るので、
用紙を損傷したりすることが防止される。

これに加えて、本発明の複写機等の給紙装置においては
、用紙トレイを複写機から外した状態では、給紙ローラ
が用紙収容部に対して邪魔にならない位置にあるので、
用紙の補充等の作業を容易に行い得るものとなる。

（実施例） 図示された実施例に従って、本発明の複写機等の給紙装
置の構成を説明する。

第１図に示されるように、本発明の用紙トレイ１には、
本体部分を構成する用紙収容部と、その用紙送り出し側
の給紙側フレーム９とを設けている。

用紙収容部は、用紙２を載置するための底板３が、ピボ
ット４を中心にして揺動可能に設けられており、該底板
３を軸６に支持された押し上げ板５によって、送り出し
側の前方を上方に向けて付勢するように構成している。

また、本発明の用紙トレイ１の用紙送り出し側に設けら
れる給紙側フレーム９は、用紙２の上部に抑圧される給
紙ローラ１２と、送りローラ１３とさばきロー５１６と
によって構成される用紙さばきａｍ、および搬送ローラ
１７が設けられており、給紙ローラ１２によって送り出
される用紙２を用紙さばき機構でさばいて、搬送ローラ
１７を介して送り出すようにする。

また、本発明の用紙トレイは、複写機本体に装着する際
に、その両側に設けられたガイドレール２１．２１ａに
沿って案内されるようになっており、このガイドレール
２１を複写機本体の給紙装置に設けることによって、該
用紙トレイの移動を容易に行い得るように構成している
。

本発明の用紙トレイ１における給紙部材は、第３図に示
されるような構成のものとされており、矢印に方向に用
紙を搬送する給紙ローラ１２は、ブラケット１０に支持
され、該ブラケット１０とともに、送りロー５１３の駆
動軸１４に対して揺動可能に設けられている。

なお、眞記駆動軸１４は、用紙トレイ本体の側板２０に
設けた軸受によって支持されており、軸１４の端部は側
板２０の側部に突出される。そして、該ブラケット１０
には、給紙側フレーム９の所定の位置との間にスプリン
グ１１を設けて、軸１４を中心にして上方に（矢印Ｊ方
向に）付勢した状態に設けている。

また、本発明の給紙ロー５１２は、送りローラ１３の駆
動軸に対して、ベルト１５を介して連動されるように設
けられており、駆動軸１４が駆動されることによって、
送りＯ−ラ１３とともに給紙ローラ１２が駆動されるよ
うになっている。なお、本発明の駆動軸１４は、用紙ト
レイ１を複写機本体に装着することによって、本体の駆
動装置に接続されるように構成されているもので、その
機構としては従来公知の連動機構を用いることが出来る
。

第１図に示される本発明の実施例は、用紙トレイ１を複
写機本体の給紙部に装着した場合の例であり、第２図に
示される例は、用紙トレイ１を複写機本体から外した場
合の各部材の状態を示している。

つまり、本発明の用紙トレイ１を複写機本体から外した
場合には、ブラケット１０がスプリング１１によって軸
１４を中心にして回転されて、給紙ロー５１２が用紙か
ら離開されるようになる。

また、押し上げ板５は従来より用いられている用紙トレ
イまたは給紙カセットの場合と同様に、複写機本体に設
けた作動部材によって、底板３に対する動作を行うもの
で、複写機本体から外した場合には、非作動状態に置か
れる。

さらに、給紙側フレーム９には用紙ガイド１８を設け、
用紙さばき機構と搬送ローラ１７を通る用紙を案内する
ように構成している。

本発明の複写機本体には、第４図に示されるように、そ
の給紙部に本体側案内板２５を設け、該本体側案内板２
５の下面に形成したガイド面２６が、ブラケット１０に
対する抑圧の作用を行い得るように構成する。

したがって、用紙トレイ１を複写機本体に挿入する際に
は、その挿入の動作によって、ブラケット１０の上面が
本体側案内板２５のガイド面２６によって押圧され、次
第に下降されて、該用紙トレイ１が完全に給紙部にセッ
トされた場合には、給紙ローラ１２が用紙トレイ１に収
容された用紙２の上面に押圧される状態に設定される。

また、用紙トレイ１を複写機本体から引き出す際には、
該ブラケット１０がスプリング１１によって上方に回転
可能に設けられていることより、ガイド面２６の傾斜に
したがって、次第に持ち上げられるようになり、給紙ロ
ーラ１２を用紙から離間させるようになり、用紙トレイ
を複写機本体から完全に引き出した場合には、第２図に
示されるように、給紙ローラ１２が用紙収容部に対する
用紙の装着に支障が生じない位置に、揺動されて保持さ
れるようになる。

したがって、本発明の用紙トレイ１においては、用紙さ
ばき機構において紙詰り等が発生した場合でも、用紙ト
レイを引き出すことによって、該用紙さばき機構に詰っ
ている用紙とともに複写機本体から取り出すことが出来
るので、その詰った用紙の処理を容易に行うことが出来
るものとなる。

また、紙詰りが複写機本体の用紙搬送路で発生した場合
でも、用紙さばき機構を用紙トレイとともに外部に引き
出し得るので、用紙トレイを外した後の給紙部には、広
い空間が形成されるものとなり、用紙の処理を容易に行
い得ることになる。

なお、上記したような本発明の複写機等の給紙装置にお
いては、給紙ローラを保持するブラケットの形状、スプ
リングの位置、送りローラと給紙ローラの連動機構等は
、従来公知の他の機構を用いることが容易に出来るもの
であり、本体側案内板のガイド面の傾斜状態等の他の機
構についても、本発明の要旨の範囲であれば、任意に変
更することが出来ることは当然のことである。

さらに、上記した本発明の実施例においては、用紙トレ
イを複写機に対して装着する場合の例を示しているが、
本発明の用紙トレイは、複写機のみに使用されるもので
はなく、プリンターや、その他のカット紙を使用する他
の装置にも当然用いることが可能なものである。

（発明の効果） 本発明の複写機等の給紙装置は、上記したような構成を
有する用紙トレイを用いるものであるから、紙詰りの処
理や、新規に用紙を補充する作業が容易に出来るものと
なり、それによって・複写機の操作性を向上させ得るも
のとすることが可能になる。

さらに、本発明の複写機等の給紙装置は、給紙部材を用
紙トレイに一体に設けているものであるから、給紙ロー
ラや用紙さばき機構等のような点検修理等をおこなう頻
度の高い部材を複写機本体から外す手間が省け、メンテ
ナンスが容易に行い得るものとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の用紙トレイを複写機本体に装着した状
態を示す説明図、第２図は用紙トレイを機外に取出した
状態を示す説明図、第３図は用紙ｌ・レイに設けた給紙
部材の構成を示す斜視図であり、第４図は複写機本体の
本体側案内板とブラケットとの関係を示す説明図である
。 図中の符号 １・・・・・・用紙トレイ、２・・・・・・用紙、３・
・・・・・底板、４・・・・・・ピボット、５・・・・
・・押し上げ板、６・・・・・・軸、９・・・・・・給
紙側フレーム、１０・・・・・・ブラケット、１１・・
・・・・スプリング、１２・・・・・・給紙ローラ、１
３・・・・・・送りローラ、１４・・・・・・駆動軸、
１５・・・・・・ベルト、１６・・・・・・さばきロー
ラ、１７・・・・・・搬送ローラ、１８・・・・・・用
紙ガイド、２０・・・・・・側板、２１・・・・・・ガ
イドレール、２５・・・・・・本体側案内板、２６・・
・・・・ガイド面。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 複写機の給紙部に対して用紙トレイを挿入し、給紙ロー
   ラ等の給紙部材によって、該用紙トレイからの給紙を行
   うように構成してなる装置において、 用紙トレイの用紙収容部と、給紙部材とを一体に構成し
   、該給紙部材には、用紙トレイ本体に収容された用紙の
   上面に押圧され、該用紙を送り出すための給紙ローラと
   、用紙さばき機構とを設け、前記給紙ローラを用紙さば
   き機構の送りローラの軸に対して、ブラケットを介して
   揺動可能に設けるとともに、両ローラを連動部材を介し
   て連動可能に設け、 前記ブラケットは、複写機本体に設けた本体側案内板の
   ガイド面によって揺動されるように構成し、用紙トレイ
   を複写機の給紙部に出入させることによって、給紙ロー
   ラを用紙の離接させ得るように構成したことを特徴とす
   る複写機等の給紙装置。