JPH0345042B2 - - Google Patents

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JPH0345042B2
JPH0345042B2 JP10242982A JP10242982A JPH0345042B2 JP H0345042 B2 JPH0345042 B2 JP H0345042B2 JP 10242982 A JP10242982 A JP 10242982A JP 10242982 A JP10242982 A JP 10242982A JP H0345042 B2 JPH0345042 B2 JP H0345042B2
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JP
Japan
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ylmethyl
amino
benzodioxane
formula
acid
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JP10242982A
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Ryoji Kikumoto
Jiichi Fukami
Kenichiro Nakao
Mamoru Kanno
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Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、アルキレンジオキシベンゼン誘導体
又はその酸付加塩を有効成分とする血圧降下剤に
関する。 本発明における上記化合物は下記一般式()
で示される。 〔式中、mは1〜3の整数を示し、Xは、−Z
−(CH2o− {Zは−OCH2−、
【式】−NHCO −、−S(O)lCH2−(lは0、1又は2)又は
【式】を示す。ここで、Rは水素原子、炭 素数1〜3のアルキル基又はCOR′(R′は水素原
子又は炭素数1〜3のアルキル基)を示す。ま
た、nは2又は3を示す}; −(CH24−;
【式】
【式】 又は
【式】 なお、上記一般式()において、アミノアル
コキシ基のジオキシベンゼン環上の置換位置は特
に限定されない。 次に、一般式()で表わされる化合物の製造
法を以下に説明する。 〔A〕 一般式()において、Xが−Z−
(CH2o−{Zは−OCH2−、
【式】 −NHCO−、−S(O)lCH2−(lは0、1又は
2)又は
【式】を示す。ここでRは水素 原子、炭素数1〜3のアルキル基又は−
COR′(R′は水素原子又は炭素数1〜3のアル
キル基)を示す。またnは2又は3を示す。}、
−(CH24−、又は
【式】である場 合; 下記一般式() (上記一般式中mは一般式()におけるm
と同義であり、Yはハロゲン原子を示す。)で
表わされるハロゲノアルキレンジオキシベンゼ
ン誘導体と下記式() で表わされるアミンとの反応により得られる。 ハロゲノアルキレンジオキシベンゼン誘導体
とアミンとはそれぞれ1:1で反応するが、通
常アミンを過剰に使用する方が反応が円滑に進
行する。従つてアミンはハロゲノアルキレンジ
オキシベンゼン誘導体1モルに対し1〜10モル
使用される。 反応は無溶媒でも十分進行するが、反応を円
滑に進めるために、不活性溶媒を用いてもよ
い。溶媒としては水、ジオキサン、テトラヒド
ロフラン、ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド、低級アルコールまたはこれらの二
種以上の溶媒の混合物が用いられる。 反応温度は特に限定されないが通常−10℃か
ら150℃である。好ましくは0℃から室温であ
る。 反応時間は反応温度及び原料の反応性、溶媒
の種類により異なるが通常10分から20時間の範
囲である。 また反応により生ずるハロゲン化水素を捕集
して反応を促進させるために、塩基類を添加し
てもよい。塩基類としては、水酸化カリウム、
炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸水素ナ
トリウム、炭酸ナトリウム等の無機塩類、ピリ
ジン、トリエチルアミン等の第三級有機アミン
類等である。その使用量は一般式()のアミ
ン1モルに対し通常1〜5モルである。 望ましい酸付加塩を得るためには、反応終了
後過剰のアミン及び溶媒を蒸留あるいは水洗に
より除き、水酸化ナトリウムあるいは水酸化カ
リウム等の強塩基水溶液を加え、遊離のアルキ
レンジオキシベンゼン誘導体とし、その後エー
テル、クロロホルム、ベンゼン、トルエン等の
溶媒で本化合物を抽出する。さらに望ましい酸
を加えて中和すると目的とする酸化加塩が得ら
れる。 〔B〕 一般式()において、Xが
【式】である場合; 前記〔A〕の方法において、一般式()で
示される化合物に代えて、下記一般式() (式中mは一般式()におけるmと同義で
ある。)で示されるエポキシド類を用いる以外
は、同様な方法により得ることができる。 上記エポキシド類は、下記一般式() (上記式中mは一般式()におけるmと同
義であり、Mはアルカリ金属を示す)で示され
る化合物とエピクロロヒドリンをジメチルホル
ムアミドのような非プロトン性溶媒中で反応さ
せることによつて得られる。 〔C〕 一般式()において、Xが
【式】である場合; 上記〔A〕の方法によつて得られる一般式
() (式中、mは一般式()におけると同義で
ある)で表わされる化合物により得られる。 すなわち、上記一般視()で表わされる化
合物を、水あるいはメタノール、エタノール等
の低級アルコールまたはそれらの混合溶媒中で
そのままあるいは酸付加塩を中和して水素化硼
素ナトリウムなどの水素化金属塩で処理するこ
とにより得ることができる。 〔D〕 一般式()において、Xが−NHCH2
(CH2o−である場合; 上記〔A〕の方法によつて得られる一般式
() (式中、m、nは一般式()におけると同
義である)で表わされる化合物より得られる。 すなわち、一般式()で表わされる化合物
をテトラヒドロフランのような有機溶媒中で、
そのままあるいは酸付加塩を中和して水素化ア
ルミニウムリチウムで処理することにより得る
ことができる。 本発明において用いられる化合物の具体例を以
下に示す。 5−〔3−{1,4−ベンゾジオキサン−2−イ
ルメチル)アミノ}−2−ヒドロキシプロポキシ〕
−1,3−ベンゾジオキソール 6−〔3−{1,4−ベンゾジオキサン−2−イ
ルメチル)アミノ}−2−ヒドロキシプロポキシ〕
−1,4−ベンゾジオキサン 1−〔3−{1,4−ベンゾジオキサン−2−イ
ルメチル)アミノ}−2−ヒドロキシプロポキシ〕
−3,4−トリメチレンジオキシベンゼン 4−〔3−{1,4−ベンゾジオキサン−2−イ
ルメチル)アミノ}−2−ヒドロキシプロポキシ〕
−1,3−ベンゾジオキソール 5−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−イ
ルメチル)アミノ}−2−ヒドロキシプロポキシ〕
−1,4−ベンゾジオキサン 1−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}−2−ヒドロキシプロポキ
シ〕−2,3−トリメチレンジオキシベンゼン 5−〔3−〔(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ〕プロポキシ〕−1,3−ベ
ンゾジオキソール 5−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}ブトキシ〕−1,3−ベン
ゾジオキソール 4−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}プロポキシ〕−1,3−ベ
ンゾジオキソール 4−〔3−{1,4−ベンゾジオキサン−2−イ
ルメチル)アミノ}ブトキシ〕−1,3−ベンゾ
ジオキソール 6−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}プロポキシ〕−1,4−ベ
ンゾジオキサン 6−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}ブトキシ〕−1,4−ベン
ゾジオキサン 5−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}プロポキシ〕−1,4−ベ
ンゾジオキサン 5−〔3−{1,4−ベンゾジオキサン−2−イ
ルメチル)アミノ}ブトキシ〕−1,4−ベンゾ
ジオキサン 1−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}プロポキシ〕−3,4−ト
リメチレンジオキシベンゼン 1−〔3−{1,4−ベンゾジオキサン−2−イ
ルメチル)アミノ}ブトキシ〕−3,4−トリメ
チレンジオキシベンゼン 1−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}プロポキシ〕−2,3−ト
リメチレンジオキシベンゼン 1−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}ブトキシ〕−2,3−トリ
メチレンジオキシベンゼン 5−〔2−〔(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ〕アセチル〕−1,3−ベン
ゾジオキソール 5−〔2−〔(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ〕−1−ヒドロキシエチル〕−
1,3−ベンゾジオキソール 6−〔2−〔(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ〕アセチル〕−1,4−ベン
ゾジオキサン 6−〔2−〔(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ〕−1−ヒドロキシエチル〕−
1,4−ベンゾジオキサン 1−〔2−〔(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ〕アセチル〕−3,4−トリ
メチレンジオキシベンゼン 1−〔2−〔(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ〕−1−ヒドロキシエチル〕−
3,4−トリメチレンジオキシベンゼン 5−〔4−〔(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ〕ブチル〕−1,3−ベンゾ
ジオキソール 6−〔4−〔(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ〕ブチル〕−1,4−ベンゾ
ジオキサン 1−〔4−〔(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ〕ブチル〕−3,4−トリメ
チレンジオキシベンゼン N−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}プロピオニル〕−3,4−
メチレンジオキシアニリン N−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}プロピル〕−3,4−メチ
レンジオキシアニリン N−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}プロピオニル〕−3,4−
ジメチレンジオキシアニリン N−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}プロピル〕−3,4−ジメ
チレンジオキシアニリン N−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}プロピオニル〕−3,4−
トリメチレンジオキシアニリン N−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}プロピル〕−3,4−トリ
メチレンジオキシアニリン 6−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}プロピルチオ〕−1,4−
ベンゾジオキサン 1−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}プロピルチオ〕−3,4−
トリメチレンジオキシベンゼン また、上記の種々の化合物の酸付加塩も本発明
に係る薬剤の有効成分として包含される。付加塩
として用いられる酸としては、塩化水素酸、シユ
ウ化水素酸、硫酸、リン酸、硝酸等の無機酸、酢
酸、コハク酸、アジピン酸、プロピオン酸、酒石
酸、フマル酸、マレイン酸、シユウ酸、クエン
酸、安息香酸、トルエンスルホン酸、メタンスル
ホン酸等の有機酸が挙げられる。 本発明に係る薬剤はいかなる方法でも投与でき
るが、好適には以下のような方法が実施される。 すなわち、皮下注射、静脈内注射、筋肉注射、
腹腔内注射等の非経口投与もまた経口投与も可能
である。 投与量は患者の年令、健康状態、体重、同時処
理があるならば、その種類、処置頻度、所望の効
果の性質等により決定される。 一般的に有効成分の1日投与量は0.1〜100mg/
Kg体重、通常1〜30mg/Kg体重であり、1回ある
いはそれ以上投与される。 経口投与する場合は錠剤、カプセル剤、粉剤、
液剤、エリキシル剤等の形体で、また非経口投与
の場合は、液体あるいは懸濁等の殺菌した液体の
形体で用いられる。上述の様な形体で用いられる
場合、固体あるいは液体の毒性のない製剤的担体
が組成に含まれ得る。 固体担体の例としては、通常のゼラチンタイプ
のカプセルが用いられる。また、有効成分を補助
薬とともにあるいはそれなしに錠剤化、粉末包装
される。 これらのカプセル、錠剤、粉末は一般的に5〜
95%、好ましくは25〜90%重量の有効成分を含
む。 すなわち、これらの投与形式では5〜500mg、
好ましくは25〜250mgの有効成分を含有するのが
よい。 液状担体としては、水あるいは石油、ピーナツ
油、大豆油、ミネラル油、ゴマ油等の動植物起原
の、または合成の油等が用いられる。 また、一般に生理食塩水、デキストロースある
いは類似のシヨ糖溶液、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ポリエチレングリコール等
のグリコール類が液状担体として好ましく、とく
に生理食塩水を用いた注射液の場合には通常0.5
〜20%、好ましくは1〜10%重量の有効成分を含
むようにする。 経口投与の液剤の場合、0.5〜10重量の有効成
分を含む懸濁液あるいはシロツプがよい。 この場場合の担体としては香料、シロツプ、製
剤学的ミセル体等の水様賦形剤を用いる。 以下、実施例及び試験例によりさらに本発明を
詳細に説明する。 実施例 1 5−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}−2−ヒドロキシプロポキ
シ〕−1,3−ベンゾジオキソール塩酸塩 N,N−ジメチルホルムアミド500mlと50%水
素化ナトリウム50.4gの懸濁液に氷冷撹拌下、
N,N−ジメチルホルムアミド500mlに溶かした
3,4−メチレンジオキシフエノール138.1g溶
液を滴下する。 その後、一度にエピクロルヒドリン462.5gを
加え、氷浴をはずし、室温で4時間撹拌する。反
応溶媒を減圧留去し、残渣にベンゼン500mlと水
200mlを加え、水層分離し、更に水洗を行ない、
ベンゼン層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、ベン
ゼンを減圧留去する。 残渣を減圧蒸留し、bp130〜135℃/1mmHgの
エポキサイド151.1gを得る。(収率78%) 得られたエポキサイド5.0gに、メタノール30
mlと2−アミノメチル−1,4−ベンゾジオキサ
ン4.7gを加え、4時間撹拌下、加熱還流する。 反応溶媒を減圧留去し、残渣に酢酸エチル100
mlと水50mlを加え、水層分離し、酢酸エチル層を
無水硫酸ナトリウムで乾燥後、氷冷撹拌下、20%
塩酸−エタノール5.2mlを加える。 析出結晶を取し、エタノールより再結晶を行
ない、5−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−
2−イルメチル)アミノ}−2−ヒドロキシプロ
ポキシ〕−1,3−ベンゾジオキソール塩酸塩を
7.2g得る(収率71%)。 本化合物の物性は表−1のNo.1の欄に示す。 以下同様の方法で表−1のNo.2〜4の化合物を
製造し、得られた化合物の物性を上記化合物と併
せ表−1に示す。 実施例 2 5−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2
−イルメチル)アミノ}プロポキシ〕−1,3
−ベンゾジオキソール塩酸塩 水酸化カリウム(7.3g)を水(7ml)に溶解
し、t−ブタノール(120ml)を加えた溶液に、
3,4−メチレンジオキシフエノール(15g)お
よび1,3−ジブロモプロパン(88g)を加え、
加熱還流下3時間撹拌する。反応了後、溶媒を留
去し、ベンゼンを加え、水で洗浄する。ベンゼン
層を無水硫酸ソーダで乾燥後溶媒を留去後、減圧
蒸留し、5−(3−ブロモプロポキシ)−1,3−
ベンゾジオキソール(収量23g、沸点120℃/mm
Hg)を得る。 5−(3−ブロモプロポキシ)−1,3−ベンゾ
ジオキソール(5.0g)をDMF(30ml)に溶解し、
2−アミノメチル−1,4−ベンゾジオキサン
(3.1g)およびトリエチルアミン(3.0gを加え、
70℃で12時間撹拌する。反応終了後、水を加え、
エーテルで抽出する。抽出液を飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸ソーダで乾燥し、溶媒を留去後、残
渣をアルコールに溶解し、20%HCl/EtOHを加
える。生成した結晶を取し、アルコールで再結
晶することによつて5−〔3−{(1,4−ベンゾ
ジオキサン−2−イルメチル)アミノ}プロポキ
シ〕−1,3−ベンゾジオキソール塩酸塩(5.5
g、75%収率)を得る。 本化合物の物性は表−1のNo.5の欄に示す。 以下同様の方法で表−1のNo.6〜11の化合物を
製造し、得られた化合物の物性を上記化合物と併
せ表−1に示す。 実施例 3 5−〔2−〔(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ〕アセチル〕−1,3−ベ
ンゾジオキソール塩酸塩 5−(α−ブロモアセチル)−1,3−ベンゾジ
オキソール(2.0g)をテトラヒドロフラン(30
ml)に溶解し、2−アミノメチル−1,4−ベン
ゾジオキサン(1.4g)およびトリエチルアミン
(1.5ml)を加え、室温で5時間反応させる。反応
終了後、酢酸エチルを加え、飽和食塩水で二度洗
浄し、無水硫酸ソーダで乾燥した後、溶媒を留去
する。残渣をエタノールに溶解し、塩酸/エタノ
ールを加え、エチルエーテルを加え結晶させる。
結晶を取したのち、エタノールで再結晶し、5
−〔2−〔(1,4−ベンゾジオキサン−2−イル
メチル)アミノ〕アセチル〕−1,3−ベンゾジ
オキソール(2.2g、73%収率)を得る。 本化合物の物性は表−1のNo.12に記載されてい
る通りである。また同様にして表−1のNo.13、No.
14の化合物が得られ、表−1に記載されている通
りの物性を有する。 実施例 4 5−〔2−〔(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ〕−1−ヒドロキシエチル〕
−1,3−ベンゾジオキソール 実施例1の方法で得られた5−〔2−〔(1,4
−ベンゾジオキサン−2−イルメチル)アミノ〕
アセチル〕−1,3−ベンゾジオキソール塩酸塩
(1.0g)をメタノール(15ml)に溶解し、2N・
NaOH水溶液で中和し、水素化硼素ナトリウム
(100mg)を加え、室温で6時間撹拌させる。反応
終了後、溶媒を留去し、酢酸エチルに溶解し、飽
和食塩水で二度洗浄する。無水硫酸ソーダで乾燥
後、溶媒を留去し、水−アルコールから結晶化
し、5−〔(1,4−ベンゾジオキサン−2−イル
メチル)アミノ〕−ヒドロキシエチル〕−1,3−
ベンゾジオキソール(800mg、89%収率)を得る。 本化合物の物性は表−1のNo.20に記載されてい
る通りである。また、同様にして表−1のNo.21、
No.22の化合物も得られ、表−1に記載されている
通りの物性を有する。 実施例 5 1−〔4−〔(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ〕ブチル〕−3,4−トリ
メチレンジオキシベンゼン塩酸塩 1−(4−クロロブチル)−3,4−トリメチレ
ンジオキシベンゼン(9.8g)、(1,4−ベンゾ
ジオキサン−2−イルメチル)アミン(9.1g)
およびトリエチルアミン(8g)をジメチルホル
ムアミド(50ml)に溶解し、80℃で45時間加熱撹
拌する。反応終了後、溶媒を減圧下留去し、
2NNaOHを加え、エーテルで抽出する。エーテ
ル層を飽和食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥
後、溶媒を留去し、得られた残渣をエーテルに溶
解し、氷冷下20%HCl/酢酸エチルを加え、得ら
れた結晶を取し、エタノールから再結晶するこ
とによつて、1−〔4−〔(1,4−ベンゾジオキ
サン−2−イルメチル)アミノ〕ブチル〕−3,
4−トリメチレンジオキシベンゼン塩酸塩(10.9
g、61%収率)を得る。 本化合物の物性は表−1のNo.17に記載されてい
る通りである。 また、同様にして表−1のNo.15、No.16の化合物
も得られ、その物性は表−1に記載されていると
おりである。 実施例 6 N−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}プロピオニル〕−3,4
−メチレンジオキシアニリン塩酸塩 N−(3−クロロプロピオニル)−3,4−メチ
レンジオキシアニリン(10g)をジメチルホルム
アミド50mlに溶解し、これに1,4−ベンゾジオ
キサン−2−イルメチルアミン(8.7g)とトリ
メチルアミン(8.9g)を加え、混合物を20時間、
50℃で撹拌する。反応終了後、水を添加し、混合
物を酢酸エチルで抽出する。酢酸エチル層を飽和
食塩水で洗浄し、無水硫酸ソーダで乾燥し、溶媒
を留去する。残渣を酢酸エチルに溶解し、20%塩
酸/酢酸エチルを加える。生成する結晶を取
し、エタノールで再結晶させ、N−〔3−{(1,
4−ベンゾジオキサン−2−イルメチル)アミ
ノ}プロピオニル〕3,4−メチレンジオキシア
ニリン(13.7g、収率77%)を得る。 この化合物の物性を表−1のNo.18の化合物とし
て記載する。 実施例 7 N−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}プロピル〕−3,4−メ
チレンジオキシアニリン テトラヒドロフラン(50ml)に水素化アルミニ
ウムリチウム(1.5g)を懸濁させる。 実施例6の方法により得られたN−〔3−{(1,
4−ベンゾジオキサン−2−イルメチル)アミ
ノ}プロピオニル〕−3,4−メチレンジオキシ
アニリン(6.0g)をテトラヒドロフラン(10ml)
に溶解して、上記懸濁液に滴下する。滴下終了
後、混合物を4時間、50℃で撹拌する。反応終了
後、反応混合物を水素化リチウムアルミニウムに
対する後処理を常法によつて行ない、水酸化アル
ミニウムを含む生成沈殿物を過により除去す
る。液を濃縮し、次いで酢酸エチルに溶解し、
得られる溶液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ソ
ーダで乾燥する。 次に、20%塩酸/酢酸エチルを加え、生成する
結晶を取し、エタノールで再結晶させ、N−
〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−イルメ
チル)アミノ}プロピル〕−3,4−メチレンジ
オキシアニリン(5.6g、収率80%)を得る。 この化合物の物性を表−1のNo.19化合物として
記載する。 同様にして表−1のNo.25化合物を得、その物性
を表−1に示す。
【表】
【表】 * 比較例
次の化合物も上記実施例と同様にして得ること
ができる。 N−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}プロピル〕−N−メチル−
3,4−メチレンジオキシアニリン N−〔4−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}ブチル〕−N−プロピル−
3,4−トリメチレンジオキシアニリン N−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}プロピル〕−N−アセチル
−3,4−メチレンジオキシアニリン N−〔4−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}ブチル〕−N−ホルミル−
3,4−ジメチレンジオキシアニリン N−〔4−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}ブチル〕−3,4−メチレ
ンジオキシアニリン N−〔4−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}ブチリル〕−3,4−トリ
メチレンジオキシアニリン 1−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}プロピル〕スルフイニル−
3,4−トリメチレンジオキシベンゼン 1−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}プロピル〕スルフオニル−
3,4−トリメチレンジオキシベンゼン N−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}プロピル〕−N−メチル−
3,4−ジメチレンジオキシアニリン N−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}プロピル〕−N−メチル−
3,4−トリメチレンジオキシアニリン N−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}プロピル〕−N−アセチル
−3,4−ジメチレンジオキシアニリン N−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}プロピル〕−N−アセチル
−3,4−トリメチレンジオキシアニリン 6−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−
イルメチル)アミノ}プロピル〕スルフイニル−
1,4−ベンゾジオキサン 試験例 血圧降下作用及び急性毒性 本発明に係る薬剤の血圧降下作用は以下の方法
で検討した。すなわち、動物は自然発症高血圧ラ
ツト(SHR)(300〜370g、5〜7月令)を用
い、エーテル麻酔下に尾動脈より挿入したカテー
テルにより、無麻酔下で観血的に血圧および心拍
数を測定し、薬物投与前の平均血圧および心拍数
を求めた後、1時間ごとに薬物を1,3,10mg/
Kgを経口投与し、降圧作用を判定し、投与前値か
らの降下率で表わした。結果を表−2に示す。
【表】
【表】 また、急性毒性値(LD50)はマウスを用い、
リツチフイールド−ウイルコクソン(Litchfield
−Wilcoxon法により算出し、その結果を表−3
に示す。
【表】 の対応するNo.の欄に記載
されている。
本発明に係る薬剤は表−2に示すように、1
mg/Kg経口投与で十分な血圧降下作用を示し、薬
効の発現も速く、作用も持続的である。又、急性
毒性も比較的弱く、薬効の発現量を考慮すれば非
常に安全性の高い薬物であると推測される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式() 〔式中、mは1〜3の整数を示し、Xは、−Z
    −(CH2o− {Zは−OCH2−、【式】−NHCO −、−S(O)lCH2−(lは0、1又は2)又は
    【式】を示す。ここで、Rは水素原子、炭 素数1〜3のアルキル基又は−COR′(R′は水素
    原子又は炭素数1〜3のアルキル基)を示す。ま
    た、nは2又は3を示す。};−(CH24−; 【式】 【式】 又は【式】を示す〕 で表わされるアルキレンジオキシベンゼン誘導体
    またはその酸付加塩を有効成分とする血圧降下
    剤。
JP10242982A 1982-06-15 1982-06-15 血圧降下剤 Granted JPS58219114A (ja)

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