JPH0345036Y2 - - Google Patents

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JPH0345036Y2
JPH0345036Y2 JP1983149843U JP14984383U JPH0345036Y2 JP H0345036 Y2 JPH0345036 Y2 JP H0345036Y2 JP 1983149843 U JP1983149843 U JP 1983149843U JP 14984383 U JP14984383 U JP 14984383U JP H0345036 Y2 JPH0345036 Y2 JP H0345036Y2
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JP
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louver
corrugated fin
flat
flat part
curved portion
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JP1983149843U
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JPS6060588U (ja
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車等で使用されるラジエータ等
の熱交換器に於けるコルゲートフインの改良に関
するものである。
〔従来の技術〕
周知の如く、コルゲートフインを使用するタイ
プのラジエータに於ては、例えば冷却対象である
水を流す適当なパイプ又はチユーブと、適当な間
隔を以つてS字状に曲折せしめられたコルゲート
フインとを有し、前記パイプ又はユーブに前記コ
ルゲートフインの折曲部を接触させた構成となつ
ている。
従つて、冷却効果を高めるためには、前記パイ
プ又はチユーブとコルゲートフイン自体を熱伝導
性の高い材料によつて形成するのみならず、各部
材間の接触部分に於ける熱伝導の効率にも十分に
配慮する必要がある。
従来、斯かるコルゲートフインを使用したラジ
エータとしては、例えば実開昭57−127183号公報
等に於て開示されているものが知られている。
これを第1図に基づいて説明する。第1図には
ラジエータの一部分が示されている。コルゲート
フイン10は、チユーブ12,14間に挾持され
ている。このコルゲートフイン10の矢印から
見た図が、第2図に示され、−線に沿つた断
面の一部が、第3図に示されて、且つ第1図の矢
印から見た図が、第4図に示されている。
第1図乃至第4図に於て、チユーブ12,14
には、第1図の矢印F1の方向から高温の水が流
される。この水の熱は、チユーブ12の側面に接
触するコルゲートフイン10に伝導され、更に第
1図の矢印F2の方向から送られる冷却風に伝達
される。尚、第1図は、チユーブ12について説
明したが、チユーブ14にも同様に高温の水が流
される。
前記コルゲートフイン10は、湾曲部16及び
平坦部18を備え、平坦部18には複数のルーバ
20が形成されている。複数のルーバ20は、中
央部の平坦部分を境界部としてその開口部の向き
が逆と成るように形成されることによつて、左右
対称のルーバ群を形成している。該複数のルーバ
20は、アルミニウム等の平板に、適当なカツタ
ー等の手段で形成される。即ち、湾曲部16を形
成すると同時に、平板に所定の長さの切込みを形
成すると共に、該切込み間の短冊状の平板を平坦
部18の表裏方向に傾曲して屋根状のルーバ20
が形成される(第3図参照)。該切欠みの終端に
は、前記平坦部18と各ルーバ20の表20Aと
裏20Bの両端に、該平坦部18と連続している
肩部22が形成される(第2図参照)。体記ルー
バ20は、第1図の矢印F2の方向に対して所望
の傾斜を為している。
前記ルーバ20の幅、角度及び長さは、前記コ
ルゲートフイン10の放熱性能に大きく影響し、
一般にその限界があるにせよ、傾斜角度が大きい
程、長さが長い程、斯かる性能は高いとされてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
然し、前記ルーバ20の肩部22が前記湾曲部
16に達するように長くすると、前述した各ルー
バ20の肩部22に生ずる歪み力が非常に大とな
る。
他方、前記コルゲートフイン10には、前記チ
ユーブ12,14の側面と接触している前記湾曲
部16を介して熱が伝導されるが、第4図に示す
如く、該湾曲部16は全体に於て接触せず、接触
しているのは両端の一部分のみである。又、第5
図に示す如く、中央部付近でのみ前記コルゲート
フイン10の湾曲部16が前記チユーブ12,1
4の側面に接触する場合もある。斯かる該湾曲部
16の凹凸は、前記チユーブ12,14と前記コ
ルゲートフイン10との接触面積の低下を招き、
放熱性能の低下となつて表れる。
上述した如く、前記コルゲートフイン10の湾
曲部16に凹凸が生ずる原因は、前記ルーバ20
を湾曲部16に達するようにすることによつて各
肩部22に生ずる歪み力であろうと考えられてい
る。その他、前記ルーバ20は、前記平坦部18
の全面に亘つて形成されているものではなく、両
端部及び中央部分には、該ルーバ20の形成され
ていない部分がある。この部分に於ては、各ルー
バ20の形成に伴う歪み力は生じないため、前記
コルゲートフイン10の湾曲部16の形成時に生
ずる第2図の左右下方向の引張力に不均衡を生
じ、これによつて該湾曲部16に凹凸が生ずるこ
とも考えられる。他方、前記ルーバ20の肩部2
2に生ずる歪み力は、前記コルゲートフイン10
の放熱性能を大きくするために、各ルーバ20の
長さを長くしたり、該ルーバ20の角度を大きく
する程、大となる。長ち、前記コルゲートフイン
10の放熱性能の向上を図ろうとすると、該コル
ゲートフイン10の湾曲部16に生ずる凹凸の程
度も大となり、却つて放熱性能が低下することと
なる。
尚、特公昭50−22751号公報には、ルーバ成形
時の歪みを除去する技術が開示されている。
然し、特公昭50−22751号公報に開示されてい
る技術は、ルーバを設けた後に、ルーバ成形時に
於ける切り終わり側端部の表裏両側を押圧変形し
て歪み除去用押圧部を形成するものであるから、
ルーバ成形時に伸びた材料を押圧して再度成形し
ても、加工された材料が元通りに成り得ない。
従つて、コルゲートフインのチユーブ接着面の
変形を解消する手段としては、望ましくない。
本考案は斯かる従来の問題点を解決するために
為されたもので、その目的は、チユーブとの接触
部分が拡大し、放熱性能の優れたコルゲートフイ
ンを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係るコルゲートフインは、平坦部と、
この平坦部の両側に連続して形成される湾曲部と
を交互に有し、前記平坦部には該湾曲部を除く別
の両側方向に沿つて左右対称のルーバ群が設けら
れ、該左右対称のルーバ群は前記平坦部に複数の
切込み設けると同時に各切込みを該平坦部の表裏
方向に傾曲されるように起こすことによつて形成
されて成る複数のルーバを有し、前記左右対称の
ルーバ群に於ける左右の境界部にはルーバの形成
されない領域が設けられ、且つ、各ルーバは、該
ルーバの両側に位置すると共に前記平坦部と連続
している肩部を備えて成るコルゲートフインに於
て、前記湾曲部の少なくとも一方にはその頂部に
向かつてルーバ形成時の切込みが延設され、前記
各ルーバは前記平坦部の表裏の何れかに於て前記
切込みに対し肩部を形成することなく、連続して
形成されて成るものである。
〔作用〕
本考案に於ては、湾曲部付近に存在する肩部は
一方向のみであるから、これによつて湾曲部に作
用する歪み力乃至引張力は、肩部を形成した方向
にのみ生ずるが、これに対する反力は生せず、湾
曲部に掛かる引張力が変わることはない。肩部に
よつて生ずる歪みは、切込み部分に於て吸収され
るようになるため、湾曲部の形成時に於ける加圧
力が湾曲部に均一に加わることとなる。又、加圧
力の不均一も切込み部分によつて吸収されるよう
になる。
このため、湾曲部に凹凸が生ずることなく、湾
曲部は全体に亘つて良好にチユーブに接すること
となる。
更に、切込みが湾曲部の頂部付近まで設けられ
ているから、実質的にルーバの長さが増大するこ
ととなり、これによつて放熱性能の向上が図られ
る。
〔実施例〕
以下、本考案を第6図乃至第8図を参照しなが
ら詳細に説明する。
第6図には本考案の一実施例に係るコルゲート
フインの平面が示されている。この図の矢印か
ら見た側面が第7図に示されており、又、特に曲
折部分が拡大されて第8図に示されている。
図に於て、コルゲートフイン100の平坦部1
14に於ける一方の端縁102と、他方の端縁1
04との間には、複数の切込み108が形成され
ると同時に、各切込み108が前記平坦部114
の表裏方向に起こされて複数のルーバ106が複
数並列に形成されている。前記一方の端縁102
に於ては、前記切込み108間の短冊状の部分が
前記平坦部114の表裏方向に傾曲され、該切込
み108の終点から各ルーバ106の屋根に亘つ
て第7図の上下方向に肩部110が形成されてい
る。
前記他方の端縁104に於ては、前記切込み1
08間の短冊状の部分が前記平坦部114の表裏
方向に傾曲されているものの、その程度は弱く、
該切込み108の終点よりも内側に於て、第7図
の下方向に肩部110が形成されている。即ち、
第7図に示す如く、前記一方の端縁102に於て
は、従来技術と同様に上下平等に肩部110が形
成されているが、前記他方の端縁104側に於て
は、下方向にのみ肩部110が形成されて上側に
は形成されず、又、前記切込み108が湾曲部1
12に掛かるように延設されている。以上の如く
構成されたルーバ群が連続し、且つ、第1図に示
す如く曲折されている。尚、隣接するルーバ群間
に於て、各ルーバ106の傾曲の方向が異なつて
いる。即ち、前記平坦部114に形成される前記
ルーバ群は、中央のルーバが形成されない領域1
05を境として左右対称となつている。
次に、上記実施例の全体的作用について説明す
る。
第8図には、第1図に示す如く連続的に曲折さ
れたコルゲートフイン10と同様に連続的に曲折
されているコルゲートフイン100の一部分が示
されている。この図に於て、湾曲部112に着目
すると、切込み108は、平坦部114から湾曲
部112の頂部付近まで達している。又、該湾曲
部112付近に存在する肩部110は、一方向の
みであるから、これによつて該湾曲部112に作
用する歪み力乃至引張力は内側にのみ生ずるが、
これに対する反力は切込み108に吸収され、該
湾曲部112に引張力が掛かることがない。
このため、前記湾曲部112は、全体に凹凸が
生ずることがなく、該湾曲部112は全体に亘つ
て良好にチユーブに接することとなる。
更に、切込み108が湾曲部112の頂部付近
とで設けられているため、実効的に各ルーバ10
6の長さが増大することとなり、これによつて放
熱効率の向上が図られる。
尚、本考案は、何等上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば切込みを何れの端縁に於ても
形成することとしても良い。
〔考案の効果〕
以上説明した如く、本考案に係るコルゲートフ
インによれば、平坦部と各ルーバとの間に形成さ
れる肩部の1つを始めから形成しないで削除し、
該部分に於ては切込みを該平坦部と平坦部とを連
設するための湾曲部の頂部付近まで形成すること
としたので、ルーバを長くしても該湾曲部に於け
る凹凸の発生が防止され、チユーブとの接触部分
が減少せず、チユーブからコルゲートフインへの
熱伝導を確保し、コルゲートフインの放熱効果を
向上させるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のコルゲートフインを用いたラジ
エータの一部を示す斜視図である。第2図は第1
図の矢印から見たコルゲートフインの側面図で
ある。第3図は第1図の−線に沿つたコルゲ
ートフインの断面図である。第4図は第1図の矢
印から見た平面図である。第5図は第4図に対
応する他の平面図である。第6図は本考案に係る
コルゲートフインの1ブロツクを示す平面図であ
る。第7図は第6図の矢印から見た側面図であ
る。第8図はコルゲートフインの曲折部の一部分
を示す斜視図である。 主要な部分の符号の説明、100……コルゲー
トフイン、105……ルーバが形成されない領
域、106……ルーバ、108……切込み、11
0……肩部、112……湾曲部、114……平坦
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平坦部と、この平坦部の両側に連続して形成さ
    れる湾曲部とを交互に有し、前記平坦部には該湾
    曲部を除く別の両側方向に沿つて左右対称のルー
    バ群が設けられ、該左右対称のルーバ群は前記平
    坦部に複数の切込み設けると同時に各切込みを該
    平坦部の表裏方向に傾曲されるように起こすこと
    によつて形成されて成る複数のルーバを有し、前
    記左右対称のルーバ群に於ける左右の境界部には
    ルーバの形成されない領域が設けられ、且つ、各
    ルーバは、該ルーバの両側に位置すると共に前記
    平坦部と連続している肩部を備えて成るコルゲー
    トフインに於て、前記湾曲部の少なくとも一方に
    はその頂部に向かつてルーバ形成時の切込みが延
    設され、前記各ルーバは前記平坦部の表裏の何れ
    かに於て前記切込みに対し肩部を形成することな
    く、連続して形成されて成ることを特徴とするコ
    ルゲートフイン。
JP14984383U 1983-09-28 1983-09-28 コルゲ−トフイン Granted JPS6060588U (ja)

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JP14984383U JPS6060588U (ja) 1983-09-28 1983-09-28 コルゲ−トフイン

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JP14984383U JPS6060588U (ja) 1983-09-28 1983-09-28 コルゲ−トフイン

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JPS6060588U JPS6060588U (ja) 1985-04-26
JPH0345036Y2 true JPH0345036Y2 (ja) 1991-09-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5736794B2 (ja) * 2011-01-21 2015-06-17 ダイキン工業株式会社 熱交換器および空気調和機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5022751A (ja) * 1973-06-21 1975-03-11
JPS5567714A (en) * 1978-11-15 1980-05-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Optical fiber connector and production thereof

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