JP2547524Y2 - オイルクーラ - Google Patents

オイルクーラ

Info

Publication number
JP2547524Y2
JP2547524Y2 JP649391U JP649391U JP2547524Y2 JP 2547524 Y2 JP2547524 Y2 JP 2547524Y2 JP 649391 U JP649391 U JP 649391U JP 649391 U JP649391 U JP 649391U JP 2547524 Y2 JP2547524 Y2 JP 2547524Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
wave
oil cooler
inner fins
curved
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP649391U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04108173U (ja
Inventor
外治 田中
Original Assignee
東洋ラジエーター株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東洋ラジエーター株式会社 filed Critical 東洋ラジエーター株式会社
Priority to JP649391U priority Critical patent/JP2547524Y2/ja
Publication of JPH04108173U publication Critical patent/JPH04108173U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2547524Y2 publication Critical patent/JP2547524Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両用空冷オイルクーラ
の如く狭小な場所に配置される湾曲型オイルクーラに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のオイルクーラは一対の細長い皿状
プレートを逆向きに重ね合わせ、内部にインナーフィン
を配置してエレメントを構成する。それと共に、エレメ
ントの両端部に出入り口を設けたものである。そして、
このエレメントの内部にオイルを流通させ、エレメント
外面側に冷却風等を流通させて熱交換を行うものであっ
た。このようなオイルクーラのインナーフィンは、金属
板を台形波状又は矩形波状に曲折し、その各波の側面に
多数のL字状の切りおこしを形成し、そこに開口を設け
たものを用いていた。このようなインナーフィンはプレ
ス機械により条材を長手方向に連続的に成形することに
より、長尺なものとして製造され、それをエレメントの
形状に合わせて切断し、一対のプレート間に介装する。
そしてプレートとフィンとの間にろう材等を介装し、高
温の炉内でそれを溶融し、次いで固化させることにより
フィンとプレートとを一体化していた。従来、このよう
なインナーフィンはエレメントの長手方向にインナーフ
ィンの波の稜線が直交するように配置(クロスフロータ
イプ)していた。なお、オイルクーラが直線状に形成さ
れたものにおいてはインナーフィンの波の稜線がオイル
の流通方向に平行になるようにした(パラレルフロータ
イプ)ものも提案されていた。
【0003】
【解決しようとする課題】このような従来のオイルクー
ラは前者のクロスフロータイプにおいてはエレメントの
内部を流通するオイルの圧力損失が極めて高く、オイル
の円滑な流通を阻害する欠点があった。又、後者のパラ
レルフロータイプはオイルの圧力損失が小さいことにな
る。しかしながら、このようなインナーフィンを湾曲し
たオイルークラーに収納すると、オイルの流れに偏りが
生じ、結果として放熱性が低下する。即ち、インナーフ
ィンの波の稜線が直線状に形成されているから、稜線に
沿って流通するオイルは湾曲したエレメント内で次第に
エレメントの片側に寄せられて均一に流れない欠点があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案はオイル
の圧力損失が小さく且つ、エレメント全体にオイルがほ
ぼ均一に流通する放熱性の良いオイルクーラを提供する
ため、次の構成をとる。即ち、平面全体が細長く弧状に
湾曲された一対の皿状プレート1,1を互いに逆向きに
し、周縁を液密に接合すると共に、長手方向の両端部に
オイル出入り口2,2を設けて内部に偏平な流路を形成
し、エレメント3を構成する。そして、そのエレメント
3の偏平な流路に内装されるインナーフィン6は、その
稜線4の中心が直線状になるように金属板を台形波又は
矩形波状に曲折する。それと共に、その波の両側面に多
数のL字状切り起こし部5を波の稜線に沿って千鳥状に
形成する。そして、複数のインナーフィン6を前記弧状
方向に沿って直列にし、夫々のインナーフィン6はその
中央部の稜線4の両端が該インナーフィンの両端に配置
されように形成したものである。
【0005】
【作用】本オイルクーラによればエレメントの内部を流
通するオイルは、圧力損失の少ない波の稜線に沿って流
通し、しかも湾曲したエレメントの一部に偏ることな
く、分離した複数のインナーフィンの境毎に、オイルの
流通方向が方向変更され、全体として湾曲したエレメン
トに沿ってエレメント各部にほぼ均一に流れて放熱性が
促進される。
【0006】
【実施例】次に、図面に基づいて本考案の実施例につき
説明する。第1図は本オイルクーラのインナーフィンの
説明的斜視図であり、第2図は同インナーフィンを内装
したオイルクーラの内部平面図であり、第3図は同オイ
ルクーラの一部破断部分図である。このオイルクーラは
空冷オイルクーラであって、その全体的平面が湾曲され
たものである。このような湾曲型オイルクーラは取付ス
ペースが極めて限られた自動2輪車等の車両に使用され
るものである。このオイルクーラのエレメント3は、上
下一対の湾曲した皿状プレート1を互いに逆向きに重合
わせ内部に複数のインナーフィン6を収納したものであ
る。またエレメント3の長手方向両端部には夫々オイル
出入り口2が穿設されている。このようにしてなるエレ
メント3を1以上、オイル出入り口2を互いに整合し且
つその口縁に環状スペーサ9を介して積層し、各エレメ
ント3間に一例としてコルゲート型のアウターフィン7
を第3図の如く介装する。そして最外側に位置するエレ
メント3両端のオイル出入り口2にボス部8が夫々設け
られる。このようなオイルクーラに内装されるインナー
フィン6は、金属板を曲折して稜線の中心が直線方向に
伸びる波型に形成され、その波の両側面に多数のL字状
の切り起こし部5を波の稜線4に沿って千鳥状に形成し
たものである。このようなインナーフィンは通常プレス
機械により条材から連続的に成形される。
【0007】このように成形された後に、エレメント3
の内部形状に合わせてインナーフィン6の外周部が切断
される。この実施例では三つのインナーフィン6を弧状
方向に直列に配置したものからなる。そして、各インナ
ーフィンは夫々波の稜線の大部分が弧状の一端から他端
まで延在するように夫々扇型の一部として形成される。
このような部材を図の如く接続することにより、エレメ
ント内部を流通するオイルはインナーフィンの稜線4に
沿って流通し、分断された各インナーフィンの境界で方
向変更しつつ、おおよそエレメントの全体形状である弧
状に沿って流通する。そのためオイルがエレメントの湾
曲部の一方側に偏ることを防止できる。即ち、図2にお
いて左側のオイル出入り口2から流入したオイルはエレ
メント3内の各部をほぼ均一に流通して右側のオイル出
入り口2から流出することになる。なお、この実施例は
夫々のエレメント3がスペイサ9を介して3段に積層さ
れ、各エレメントのオイル出入り口2が互いに連通す
る。それと共に、エレメント3,3間にアウターフィン
7が介装される。そしてアウターフィン7,インナーフ
ィン6と各皿状プレート1の内外面とが、ろう付け又は
ハンダ付けにより一体的に固定される。更に、最も外側
のアウターフィン7にはプレートからなるサイドメンバ
10が固定され、このサイドメンバ10に突設された図示し
ない取付部を介し、オイルクーラが車両等に固定される
ものである。
【0008】
【考案の効果】本オイルクーラによればエレメントの内
部を流通するオイルは、圧力損失の少ない波の稜線に沿
って流通し、しかも湾曲したエレメントの一部に偏るこ
となく、分離した複数のインナーフィンの境毎に、オイ
ルの流通方向が方向変更され、全体として湾曲したエレ
メントに沿ってエレメント各部にほぼ均一に流れて放熱
性が促進される。従って、オイルの流通に伴う圧力損失
が少なく、熱交換性能の好いオイルクーラとなる。しか
も、インナーフィン6の波の稜線は直線状に形成された
ものであるから、製造し易く、量産性の優れたオイルク
ーラとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のオイルクーラに内装されるインナーフ
ィン6の説明的斜視図。
【図2】同オイルクーラの内部を示す平面的略図。
【図3】同オイルクーラの端部を示す一部破断説明図。
【符号の説明】
1 皿状プレート 2 オイル出入り口 3 エレメント 4 稜線 5 切り起こし部 6 インナーフィン 7 アウターフィン 8 ボス部 9 スペーサ 10 サイドメンバ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面全体が細長く弧状に湾曲された一対
    の皿状プレート(1),(1)を互いに逆向きにし、周
    縁を液密に接合すると共に、長手方向の両縁部に出入り
    口(2),(2)を設けて、内部に偏平な流路を形成し
    たエレメント(3)と、夫々の稜線(4)の中心が直線
    状となるように金属板を台形波又は矩形波状に曲折する
    と共に、その波の両側面に多数のL字状切り起こし部
    (5)が波の稜線に沿って千鳥状に形成されて前記偏平
    流路中に内装されたインナーフィン(6)とを具備し、
    複数の前記インナーフィン(6)を前記弧状方向に沿っ
    て直列にし、夫々の前記インナーフィンはその中央部の
    前記稜線(4)の両端が、該インナーフィンの両端に配
    置されるように構成したことを特徴とするオイルクー
    ラ。
JP649391U 1991-01-22 1991-01-22 オイルクーラ Expired - Lifetime JP2547524Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP649391U JP2547524Y2 (ja) 1991-01-22 1991-01-22 オイルクーラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP649391U JP2547524Y2 (ja) 1991-01-22 1991-01-22 オイルクーラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04108173U JPH04108173U (ja) 1992-09-18
JP2547524Y2 true JP2547524Y2 (ja) 1997-09-10

Family

ID=31898956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP649391U Expired - Lifetime JP2547524Y2 (ja) 1991-01-22 1991-01-22 オイルクーラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2547524Y2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2581740Y2 (ja) * 1991-10-25 1998-09-24 昭和アルミニウム株式会社 馬蹄形型二輪車用オイルクーラ
CA2471969A1 (en) * 2004-06-23 2005-12-23 Lionel Gerber Heat exchanger for use in an ice machine
EP2717893B1 (en) 2011-06-08 2019-05-08 Translate Bio, Inc. Lipid nanoparticle compositions and methods for mrna delivery
WO2014028487A1 (en) 2012-08-13 2014-02-20 Massachusetts Institute Of Technology Amine-containing lipidoids and uses thereof
CN105142676B (zh) 2013-03-14 2022-06-28 夏尔人类遗传性治疗公司 Cftr mrna组合物以及相关方法和用途
EP3060257B1 (en) 2013-10-22 2021-02-24 Translate Bio, Inc. Lipid formulations for delivery of messenger rna
PT3134506T (pt) 2014-04-25 2019-10-31 Translate Bio Inc Métodos de purificação de rna mensageiro

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04108173U (ja) 1992-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2786702B2 (ja) 複式一体型熱交換器
JP2555449B2 (ja) 熱交換器
US4081025A (en) Multiple fluid stacked plate heat exchanger
JP4314738B2 (ja) 積層冷却器
JP2547524Y2 (ja) オイルクーラ
JPH07167578A (ja) 積層型熱交換器
US5373895A (en) Heat exchanger
JPH09296989A (ja) 熱交換器用フィンおよびその製造方法並びに熱交換器
JP3125117B2 (ja) 熱交換器
JPS61193733A (ja) 熱交換器の製造方法
JP4317983B2 (ja) プレート型熱交換器
CN112146484B (zh) 板式换热器
US20180094877A1 (en) Heat exchanger
JPH0335989Y2 (ja)
JP2690272B2 (ja) 熱交換素子
JPH03204595A (ja) 凝縮器
JPH01174895A (ja) プレート式熱交換器
JPS6347742Y2 (ja)
JPH0133993Y2 (ja)
JPS6026300Y2 (ja) コルゲ−トフイン
JPS6042301Y2 (ja) 熱交換器
JP4616458B2 (ja) 半導体素子用放熱器
JPH0639502Y2 (ja) ヒートシンク
JPH0531428Y2 (ja)
JPH07260384A (ja) プレート式熱交換器