JPH0217724Y2 - - Google Patents

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JPH0217724Y2
JPH0217724Y2 JP1983165038U JP16503883U JPH0217724Y2 JP H0217724 Y2 JPH0217724 Y2 JP H0217724Y2 JP 1983165038 U JP1983165038 U JP 1983165038U JP 16503883 U JP16503883 U JP 16503883U JP H0217724 Y2 JPH0217724 Y2 JP H0217724Y2
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JP1983165038U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の技術分野 本考案は、自動車などで使用されるラジエータ
等の熱交換器に冷却フインとして用いられるコル
ゲートフイン成形ロールの改良に関するものであ
る。
(ロ) 技術の背景 コルゲートフインを使用するタイプのラジエー
タにおいては、例えば冷却対象である水を適当な
パイプないしはチユーブに流し、該チユーブにS
字状に曲折せしめかつ適当な間隔をもつて積層し
たコルゲートフインの曲折部を接触させた構成と
なつている。
従つて、冷却効果を高めるためには、チユー
ブ、コルゲートフイン自体を熱伝導性の高い材料
によつて形成するのみならず、各部材間の接触部
分における熱伝導の効率にも十分に配慮する必要
がある。この要請を満たすためには、コルゲート
フインの形成工程にも影響し、特にコルゲートフ
イン成形ロールについて格別の工夫が必要とされ
る。
(ハ) 従来技術と問題点 第1図には例えば実開昭57−127183号などで公
知のラジエータの一部分が示されている。コルゲ
ートフイン10はチユーブ12,14間に挟持さ
れている。このコルゲートフイン10の矢印か
ら見た図は、第2図に示されている。また、−
線に沿つた断面の一部は、第3図に示されてお
り、第1図の矢印からみた図が第4図に示され
ている。これら第1図ないし第4図において、チ
ユーブ12,14には、第1図の矢印F1の方向
から高温の水が流される。この水の熱は、チユー
ブ12の側面に接触するコルゲートフイン10に
伝達され、更に第1図の矢印F2の方向から送ら
れる冷却風に伝達される。
コルゲートフイン10は、わん曲部16及び平
坦部18を備え、平坦部18には複数のルーバー
20が形成されている。このルーバー20はアル
ミニウムなどの平板に、適当なカツターなどの手
段で形成される。すなわち、平板に所定の長さの
切り込みが形成されるとともに、該切り込み間の
短冊状の平板を傾曲して屋根状のルーバー20が
形成される(第3図参照)。該切り込みの終端に
は、平坦部18とルーバー20との間に肩部22
が形成される(第2図参照)。ルーバー20は、
第1図の矢印F2の方向に対して所望の傾斜をな
している。
第5図には上述したコルゲートフイン10を形
成するコルゲートフイン成形ロールが示されてお
り、第6図には該ロールの表面に形成された刃の
一例が示されている(例えば実開昭58−71413
号)。これら第5図及び第6図において、コルゲ
ートフイン成形ロール(以下単に「成形ロール」
という)30は、歯車状となつており、ロール3
2,34がかみ合い、該かみあい部分にアルミニ
ウムの平板36が送られる。平板36は波状に屈
曲するとともにルーバー20が形成される。この
ルーバー20を切り起こして形成する刃38,4
0は、ルーバー20の形成数に対応してロール3
2,34の巾方向に対しヘリカル状にかつ並列に
複数配列されている。すなわち、刃38,40は
ロール32,34の歯底42,44側では歯底4
2,44から若干の間隔を開け、一方、歯先46
側では歯先46から若干の間隔を開けて、肩4
8,50を張り出すように対称に形成されてい
る。しかし、ルーバー20が形成されるのはコル
ゲートフイン10の平坦部18であることに対応
して、歯底42,44及び歯先46の付近には刃
38,40のない部分が存在し、この部分によつ
てわん曲部18が形成される。
ところで、該ルーバー20の巾、角度及び長さ
は、コルゲートフイン10の放熱性能に大きく影
響し、一般に、その限界はあるにせよ傾斜角度が
大きいほど、長さが長いほど、かかる性能は高い
とされている。しかし、刃38,40の肩48,
50の張り出しの程度を大きくしてかかる要求を
満たすようにすると、本来は平板であるものにル
ーバー20を切り起こすため、ルーバー20の肩
部22に生ずる歪み力が非常に大きくなる。
他方、コルゲートフイン10には、チユーブ1
2,14の側面と接触しているわん曲部16を介
して熱が伝導されるが、第4図に示すように、わ
ん曲部16は全体において接触せず、両端の一部
分のみである。また、第7図に示すように中央部
付近でのみコルゲートフイン10のわん曲部16
がチユーブ12,14の側面に接触する場合もあ
る。このようなわん曲部16の凹凸は、チユーブ
12,14とコルゲートフイン10との接触面積
の低下を招き、放熱性能の抵下となつて表われ
る。
このように、わん曲部16に凹凸が生ずる原因
は、ルーバー20の形成によつて肩部22に生ず
る歪み力であろうと考えられている。その他、ル
ーバー20は平坦部18の全面にわたつて形成さ
れているものではなく、両端部及び中央部分に
は、ルーバー20の形成されていない部分があ
る。この部分においては、ルーバー20の形成に
伴う歪み力は生じないため、わん曲部16の形成
時に生ずる第2図の左右下方向の引張り力に不均
衡を生じ、これによつてわん曲部16に凹凸が生
ずることも考えられる。他方、該肩部22に生ず
る歪み力は、コルゲートフイン10の放熱性能を
大きくするほど大となる。すなわち、コルゲート
フイン10の放熱性能の向上を図ろうとすると、
わん曲部に生ずる凹凸の程度も大となり、かえつ
て放熱効果が低下することとなる。
(ニ) 考案の目的 本考案はかかる点に鑑みてなされたものであ
り、上述した従来技術の不都合を解消し、放熱性
能のすぐれたコルゲートフインを成形し得るコル
ゲートフイン成形ロールを提供することをその目
的とするものである。
(ホ) 考案の構成 本考案は上記目的を達成するために、両斜面に
刃をヘリカル状に切り起こした歯を、複数個並列
に配列してなるコルゲートフイン成形ロールにお
いて、前記一方側の刃が、その肩の一方が歯先始
端乃至歯先頂部の何れかの位置まで延長して切り
起こされるとともに、この延長された刃の肩の裾
が歯先始端乃至歯先頂部の何れかに位置し、上記
肩の他方が歯底始端近傍まで延長して切り起こさ
れるとともに、この延長された刃の肩の裾が歯底
始端近傍に位置し、かつ、前記他方側の刃が、そ
の肩の一方が歯底始端乃至歯底頂部の何れかの位
置まで延長して切り起こされるとともに、この延
長された刃の肩の裾が歯底始端乃至歯底頂部の何
れかに位置し、上記肩の他方が歯先始端近傍まで
延長して切り起こされるとともに、この延長され
た刃の肩の裾が歯先始端近傍に位置するように形
成されてなるものである。
(ヘ) 考案の実施例 以下、本考案を第8図ないし第11図を参照し
ながら詳細に説明する。
第8図には本考案にかかる成形ロールの刃面が
示されている。この図は第6図に対応する図であ
り、第5図において成形ロール32の歯1つに対
する−線に沿つた断面に対応する図である。
この図において、刃80,82は歯84の斜面に
形成されている。刃80の歯底86側の肩80A
は歯底86から若干の間隙をおいて形成されてお
り、従来と同様であるが、歯先頂部88側の肩8
0Bは歯先頂部88の近傍の歯先89にその裾が
至るように形成されている。刃82の歯先89側
の肩82Aは歯先頂部88から若干の間隙をおい
て形成されており、従来と同様であるが、歯底9
0側の肩82Bは歯底頂部91の近傍にその裾が
至るように形成されている。すなわち、刃80,
82は第8図の左右に対称ではなく。なお、刃8
0,82が複数個ヘリカル状に並列に形成されて
いる点は従来と同様である。
第9図には上述した刃80,82を有する成形
ローラによつて成形されたコルゲートフインの平
面が示されている。この間の矢印Xからみた側面
が第10図に示されており、また、特に曲折部分
が拡大されて第11図に示されている。
コルゲートフイン100の一の端縁102と、
他の端縁104との間には、切り込み108が形
成され、該切り込み108が開かれてルーバー1
06が複数並列に形成されている。一の端縁10
2においては、切り込み108間の短冊状の部分
が傾曲され、108の終点からルーバー106の
屋根にかけて第10図の上下方向に肩部110が
形成されている。
他方、他の端縁104においては、切り込み1
08間の短冊状の部分が傾曲されているものの、
その程度は弱く、切り込み108の終点より内側
において、第10図の下方向に肩部110が形成
されている。すなわち、第10図に示すように、
端縁102側においては、従来技術と同様に上下
平等に肩部110が形成されているが、端縁10
4側においては、下方向にのみ肩部110が形成
されて上側には形成されず、また、切り込み10
8がわん曲部にかかるように延設されている。以
上のように構成されたブロツクが連続し、かつ第
1図のように曲折される。なお、隣接するブロツ
ク間において、ルーバー106の傾曲の方向が異
なつている。
次に、上記実施例の全体的作用について説明す
る。第11図には第1図に示す如く曲折されたコ
ルゲートフイン100の一部分が示されている。
この図において、わん曲部112に着目すると、
上述したように刃80の肩80Bが歯先頂部88
の方に延設されるとともに、その裾が歯先頂部8
8の近傍に至り、また刃82の肩82Bが歯底9
0の方に延設されるとともに、その裾が歯底頂部
91の近傍に至るようになつているため、切り込
み108は平坦部114からわん曲部112の頂
部付近まで達するとともに、わん曲部112付近
に存在する肩部110は、一方向のみとなる。こ
れによつてわん曲部112に作用する歪み力ない
し引張力は内側にのみ生ずるが、これに対する反
力は切り込み108が吸収するため生ぜず、わん
曲部112には引張力がかからない。
このため、わん曲部112に凹凸が生ずること
なく、わん曲部112は、全体にわたつて良好に
チユーブに接することとなる。
更に、切り込み108がわん曲部112の頂部
付近まで設けられているため、実効的にルーバー
106の長さが増大することとなり、これによつ
ても放熱効率の向上が図られる。
なお、本考案は、何ら上記実施例に限定される
ものではなく、例えば切り込みがいずれの端縁に
おいても形成されるように刃の形状を変更しても
よい。また、連続するブロツクにおいて、同一端
縁に切り込みが形成されるようにする必要もな
く、一のわん曲部のいずれかに切り込みが含まれ
るようにすれば十分である。
(ト) 考案の効果 以上説明したように、本考案によるコルゲート
フイン成形ロールによれば、ルーバーを形成する
刃を、両斜面に刃をヘリカル状に切り起こした歯
を、複数個並列に配列してなるコルゲートフイン
成形ロールにおいて、前記一方側の刃が、その肩
の一方が歯先始端乃至歯先頂部の何れかの位置ま
で延長して切り起こされるとともに、この延長さ
れた刃の肩の裾が歯先始端乃至歯先頂部の何れか
に位置し、上記肩の他方が歯底始端近傍まで延長
して切り起こされるとともに、この延長された刃
の肩の裾が歯底始端近傍に位置し、かつ、前記他
方側の刃が、その肩の一方が歯底始端乃至歯底頂
部の何れかの位置まで延長して切り起こされると
ともに、この延長された刃の肩の裾が歯底始端乃
至歯底頂部の何れかに位置し、上記肩の他方が歯
先始端近傍まで延長して切り起こされるととも
に、この延長された刃の肩の裾が歯先始端近傍に
位置するように形成したので、コルゲートフイン
における平坦部とルーバーとの間に形成される肩
部の1つが削除され、該部分においては切り込み
がわん曲部の頂部付近まで形成されることとな
り、わん曲部における凹凸の発生が防止され、コ
ルゲートフインとチユーブとの接触部分が拡大
し、放熱効果が向上するのみならず、コルゲート
フイン自体の放熱効率も高めることができるとい
うすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のコルゲートフインを用いるラジ
エータの一部を示す斜視図、第2図は第1図の矢
印からみたコルゲートフインの側面図、第3図
は第1図の−線に沿つたコルゲートフインの
断面図、第4図は第1図の矢印から見た平面
図、第5図はコルゲートフインの成形ロールの一
例を示す一部省略した斜視図、第6図は成形ロー
ルの歯の断面図、第7図は第4図に対応する他の
平面図、第8図は本考案にかかる成形ロールの一
実施例における歯の断面図、第9図は本考案にか
かる成形ロールによつて成形されたコルゲートフ
インの一ブロツクを示す平面図、第10図は第9
図の矢印Xから見た側面図、第11図は曲折され
たコルゲートフインの一部分を示す斜視図であ
る。 80,82……刃、80A,80B,82A,
82B……肩、84……歯、86,90……歯
元、88……歯先頂部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両斜面に刃をヘリカル状に切り起こした歯を、
    複数個並列に配列してなるコルゲートフイン成形
    ロールにおいて、前記一方側の刃が、その肩の一
    方が歯先始端乃至歯先頂部の何れかの位置まで延
    長して切り起こされるとともに、この延長された
    刃の肩の裾が歯先始端乃至歯先頂部の何れかに位
    置し、上記肩の他方が歯底始端近傍まで延長して
    切り起こされるとともに、この延長された刃の肩
    の裾が歯底始端近傍に位置し、かつ、前記他方側
    の刃が、その肩の一方が歯底始端乃至歯底頂部の
    何れかの位置まで延長して切り起こされるととも
    に、この延長された刃の肩の裾が歯底始端乃至歯
    底頂部の何れかに位置し、上記肩の他方が歯先始
    端近傍まで延長して切り起こされるとともに、こ
    の延長された刃の肩の裾が歯先始端近傍に位置す
    るように形成されてなることを特徴とするコルゲ
    ートフイン成形ロール。
JP16503883U 1983-10-25 1983-10-25 コルゲ−トフイン成形ロ−ル Granted JPS6074807U (ja)

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JPS6074807U JPS6074807U (ja) 1985-05-25
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JP16503883U Granted JPS6074807U (ja) 1983-10-25 1983-10-25 コルゲ−トフイン成形ロ−ル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080179048A1 (en) * 2004-09-22 2008-07-31 Calsonic Kansei Corporation Louver Fin and Corrugation Cutter

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS562279A (en) * 1979-06-18 1981-01-10 Yamaha Motor Co Ltd Pedal mount construction of motorcycle

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