JPS6215667Y2 - - Google Patents

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JPS6215667Y2
JPS6215667Y2 JP4942382U JP4942382U JPS6215667Y2 JP S6215667 Y2 JPS6215667 Y2 JP S6215667Y2 JP 4942382 U JP4942382 U JP 4942382U JP 4942382 U JP4942382 U JP 4942382U JP S6215667 Y2 JPS6215667 Y2 JP S6215667Y2
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JP
Japan
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fin
louver
louvers
air
heat exchanger
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JP4942382U
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、熱交換器用フインの改良に関し、
特に、熱交換器用コルゲートフインに適用すると
好ましいフインに関する。
一般に、熱交換器の熱交換コア部は、第1図に
示すように液管1間にコルゲートフイン2を介装
している。
このコルゲートフイン2は、第2図に示すよう
にフインプレート3を全体的に波形状に屈曲して
作成されると共に、このコルゲートフイン2の平
坦部となるフイン基板4に多数のルーバrを、こ
のフイン基板4に対し交互に反対方向に突出する
ように切り起したものである。
すなわち、このルーバrの空気の流れ方向に直
交する両端部は、前記フイン基板4に連結され、
この両端部間は、前記フイン基板4との間に空気
流通空間が生じるように前記フイン基板4より離
間して立ち上げもので、第3図に示すように前記
フイン基板4に対し交互に反対方向に単に突出成
形したもの、第4図に示すようにこの突出成形し
たものをさらに風の流れ(矢印)に対し一定角
度、傾斜させたもの等がある(実公昭53−16678
号)。
(考案が解決しようとする問題点) ところが前者のルーバ(第3図のもの)ではル
ーバr間の間隔dが小さいと、第1ルーバr1によ
つて分岐された空気流と、このルーバr1の周りに
滞留している空気との境界、つまり空気流境界層
(点線図示)が発達し、第2ルーバr2が前記滞留
している空気内に隠れるようになり、第1ルーバ
r1の熱伝導率に対し次の第2ルーバr2の熱伝達率
が低下する恐れがある。
これに対し後者のルーバ(第4図のもの)は前
述した空気流境界層の影響は殆どなく、熱伝達率
の点では有利であるが、流通する空気流はこのコ
ルゲートフイン間を流れる間にルーバにより破線
矢印で示す方向に曲げられることになり、このル
ーバが直進しようとする空気流に対する抵抗体と
なるので、このようなコルゲートフインを使用し
た熱交換器では空気抵抗が大きくなり、熱交換効
率の高いものは得られない。
この考案は、上述した欠点、問題点に鑑みてな
されてもので、空気流境界層による影響もなく、
しかも空気抵抗が小さいルーバを備えた熱交換器
用フインを提供することを目的とするものであ
る。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) この目的を達成するために本考案では、液管相
互間を流過する空気の流通方向に沿つて設けたフ
イン基板に、このフイン基板より交互に反対方向
にルーバを突出し、このルーバの前記空気の流通
方向に直交する側の両端部は前記フイン基板に連
結し、この両端部間は前記フイン基板との間に空
気流通空間が生じるように前記フイン基板より離
間するように立ち上げた熱交換器用フインにおい
て、前記ルーバの内少なくとも前記フインの空気
流入側に設けられたルーバのそれぞれは、該ルー
バの空気の流れ方向後端部がフイン基板に近接す
るように傾斜しかつ前記フイン基板に対して上り
傾斜と下り傾斜とを交互に繰返すように構成した
ことを特徴とするものである。
(作用) このような手段を採用した本考案では、ルーバ
が空気の流れに対し交互に傾斜した状態となるの
で、空気流がルーバにより一方向に曲げられるこ
とがなく、蛇行しながらも全体としては概ね直線
的に流れ、これにより空気流境界層が発生せず、
空気抵抗が少なく、熱交換効率の高い熱交換器用
フインを得ることができる。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面につき説明す
る。
本実施例は、本考案を熱交換器用コルゲートフ
インに適用したものである。
第5図は熱交換器に組み込まれるこの考案に係
るコルゲートフインのフイン基板に沿う断面を示
したもので、第1〜4図に示す部材と同一部材に
は同一符号を付してある。
このコルゲートフイン10は液管相互間に介装
して用いるもので、フイン基板4より交互に反対
方向にルーバrを突出し、このルーバrの空気の
流れ方向に直交する面における両端部は前記フイ
ン基板4に連結され、この両端部間のルーバは前
記フイン基板4との間に空気流通空間Rが生じる
ように前記フイン基板4より離間するように立ち
上げている。
特に、本実施例では、このルーバrの内少なく
とも前記コルゲートフイン全長の空気流入側半分
に形成したルーバrのそれぞれを、該ルーバrの
空気の流れ方向後端部がフイン基板4に近接する
ように傾斜して構成し、フイン基板4に対して反
対方向に上り傾斜と下り傾斜とを交互に繰返すよ
うにしてある。すなわち、そのルーバrの傾斜角
度θを、下り傾斜、上り傾斜と交互に変えたもの
で、流入した空気流(矢印)が、蛇行しながらも
全体としては概ねフイン基板4に対し平行流とな
つて流通するようにしている。
さらに詳述すると、まず、第1ルーバr1はフイ
ン基板4に対し、5〜10゜下り傾斜し、第2ルー
バr2は傾斜状態が第1ルーバr1とは逆になり、5
〜10゜空気の流れ方向に対し上り傾斜している。
このように各フインの傾斜状態が交互に変わるよ
うにした第1の理由は空気が空気流通空間R内に
流入する場合の各ルーバ毎の開口部分Sを大きく
することができ、空気の流通抵抗を小さくするこ
とができる点にあり、第2の理由は流入した空気
が各ルーバに当り、蛇行しつつではあるが、フイ
ン基板4に対しほぼ平行に流出させることができ
る点である。
第3の理由は製作上の利点が大きいことであ
る。これは、コルゲートフインに限つて言えるこ
とであるが、コルゲートフインの成形は第6図に
示すような通常歯車状カツターG1,G2(図示の
ものは簡単のため−刃のみを示す)によつてなさ
れる。この歯車状カツターG1,G2によりフイン
基板4に対し交互に反対側にルーバを切り起し成
形すれば第7図に示すようになる。
しかして、この成形時の両歯車状カツターでは
そのエツジ部分でフイン基板4を切断しつつルー
バを切り起すが、この両歯車状カツターにおいて
相互に対向するエツジ部分が鋭角αと鈍角βとの
組み合せであれば、切断加工を行いやすく、成形
後にフインの歯車状カツターからのいわゆる型離
れが良くなり、加工性に優れたものとなる。した
がつて本考案では上述したように交互に傾斜角度
θを反対にして各エツジ部分が第7図に示すよう
な鋭角αと鈍角βの組み合せとなるようにしてい
る。この点第4図に示すルーバにおけるカツター
の噛み合い状態は第8図より明らかなように相互
に対向するエツジ部分が鋭角αと鋭角α、鈍角β
と鈍角βという組み合わせとなつており、型離れ
が悪く加工上本考案より劣つていることが分る。
なお、上述した実施例はコルゲートフインの空
気流入側の半分にルーバを形成したものである
が、フイン基板4のほぼ全長にわたつてルーバr
を切り起こしたものでもよい。このように構成す
れば、上述の効果が倍加して発揮されることにな
る。
又、前述の実施例は、コルゲートフインに本考
案と適用し場合であるが、本考案は、コルゲート
フインに限るものではなく、プレートフインであ
つても、製造方法の利点を除いては全く同様の作
用効果を発揮する。
[考案の効果] 以上の説明より明らかなように、本考案は前述
のような構成を有するので、空気抵抗の少ない熱
交換器用フインとなり、空気流が概ね直線的に流
れ、空気流境界層の発生しない熱交換効率の高い
熱交換器用フインを得ることができる。特に、本
考案を、コルゲートフインに適用した場合には、
コルゲートフインを製作する際も型離れの良い、
製作作業の容易なものとなるという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、一般的なコルゲートフインを使用し
た熱交換器の要部斜視図、第2図は、第1図のコ
ルゲートフインのみを示す拡大正面図、第3,4
図は、従来の熱交換器用フインを示す断面図、第
5図は、本考案の係る熱交換器用フインを示す断
面図、第6図は、コルゲート製作用の歯車カツタ
ーを示す要部斜視図、第7図は、第5図に示すコ
ルゲートフイン製作状態の断面図、第8図は、第
4図に示すコルゲートフインの製作状態の断面図
である。 4……フイン基板、10……コルゲートフイ
ン、r,r1,r2,r3……ルーバ、θ……ルーバ傾
斜角、R……空気流通空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 液管相互間を流通する空気の流通方向に沿つて
    設けたフイン基板に、このフイン基板より交互に
    反対方向にルーバを突出し、このルーバの前記空
    気の流通方向と直交する側の両端部は前記フイン
    基板に連結し、この両端部間は前記フイン基板と
    の間に空気流通空間が生じるように前記フイン基
    板より離間するように立ち上げた熱交換器用フイ
    ンにおいて、前記ルーバの内少なくとも前記フイ
    ンの空気流入側に設けられたルーバのそれぞれ
    は、該ルーバの空気の流れ方向後端部がフイン基
    板に近接するように傾斜しかつ前記フイン基板に
    対して上り傾斜と下り傾斜とを交互に繰返すよう
    に構成したことを特徴とする熱交換器用フイン。
JP4942382U 1982-04-07 1982-04-07 熱交換器用フィン Granted JPS58154382U (ja)

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JP4942382U JPS58154382U (ja) 1982-04-07 1982-04-07 熱交換器用フィン

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JP4942382U JPS58154382U (ja) 1982-04-07 1982-04-07 熱交換器用フィン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58154382U JPS58154382U (ja) 1983-10-15
JPS6215667Y2 true JPS6215667Y2 (ja) 1987-04-21

Family

ID=30060281

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JP4942382U Granted JPS58154382U (ja) 1982-04-07 1982-04-07 熱交換器用フィン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0743236B2 (ja) * 1987-07-10 1995-05-15 株式会社日立製作所 熱交換器
JP5257485B2 (ja) * 2011-05-13 2013-08-07 ダイキン工業株式会社 熱交換器

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JPS58154382U (ja) 1983-10-15

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