JPH0729410Y2 - 熱交換器用コルゲートフィン - Google Patents

熱交換器用コルゲートフィン

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JPH0729410Y2
JPH0729410Y2 JP12422689U JP12422689U JPH0729410Y2 JP H0729410 Y2 JPH0729410 Y2 JP H0729410Y2 JP 12422689 U JP12422689 U JP 12422689U JP 12422689 U JP12422689 U JP 12422689U JP H0729410 Y2 JPH0729410 Y2 JP H0729410Y2
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JP
Japan
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surface portion
louver
flat surface
heat exchanger
corrugated fin
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JPH0364370U (ja
Inventor
繁 秋葉
Original Assignee
カルソニック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ラジエータ等の熱交換器に使用される熱交換
器用コルゲートフィンに関する。
〔従来の技術〕
一般に、ラジエータ等の熱交換器では、例えば、実開昭
60−74807号公報に開示されるように、チューブとチュ
ーブとの間にコルゲートフィンを配置し、熱交換効率を
向上することが行なわれている。
すなわち、第5図に示すように、チューブ11とチューブ
11との間に、ルーバー13の形成されたコルゲートフィン
15を配置し、熱交換効率を向上することが行なわれてい
る。
第6図および第7図は、この種の熱交換器用コルゲート
フィンを示すもので、図において符号17は、例えば、ア
ルミニウムからなる金属製長尺状のフィン本体を示して
いる。
このフィン本体17の長手方向には、所定間隔を置いて複
数の曲面部19が形成され、これにより、フィン本体17
は、波状に折曲されている。
曲面部19と曲面部19との間には、平面部21が形成されて
おり、この平面部21には、第7図および第8図に示すよ
うに、幅方向に所定ピッチで複数のルーバー23が形成さ
れている。
なお、第8図の(A)は、第6図のVIII−VIII線に沿う
断面のA部断面を示しており、(B)はB部断面を示し
ているが、従来の熱交換器用コルゲートフィンでは、A
部とB部とは同一断面形状とされている。
このような、熱交換器用コルゲートフィンでは、フィン
本体17の平面部21にルーバー23を形成したので、熱交換
効率を向上とすることが可能となる。
一方、このような熱交換器用コルゲートフィンでは、従
来、ルーバー23の切り込み長さLを増大することによ
り、熱交換効率をより向上できることが知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の熱交換器用コルゲート
フィンでは、ルーバー23の切り込み長さLを曲面部19ま
で延長すると、一方の平面部21に形成されるルーバー23
の縁部25と、隣接する平面部21に形成されるルーバー23
の縁部27とが接近し、成形時におけるコルゲートカッタ
ーの剪断力の作用により、縁部25と縁部27との間が切断
され、これ等の縁部25,27が繋がり、ルーバー23を形成
することができなくなるという問題があった。
本考案はかかる従来の問題を解決するためになされたも
ので、一方の平面部のルーバーと、これに隣接する平面
部のルーバーとを繋げることなく、ルーバーを曲面部に
延在することのできる熱交換器用コルゲートフィンを提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案にかかわる熱交換器用コルゲートフィンは、金属
製長尺状のフィン本体を、長手方向に所定間隔を置いて
複数の曲面部を形成することにより波状に折曲し、前記
曲面部と曲面部との間の平面部に、幅方向に所定ピッチ
で複数のルーバーを形成してなる熱交換器用コルゲート
フィンにおいて、前記一の平面部に形成されるルーバー
の形成位置と、この平面部に隣接する平面部に形成され
るルーバーの形成位置とを、幅方向にずらすとともに、
前記平面部に形成されるルーバーを、前記曲面部に延在
して形成したものである。
〔作用〕
本考案においては、一の平面部に形成されるルーバーの
形成位置と、この平面部に隣接する平面部に形成される
ルーバーの形成位置とを、幅方向にずらしたので、平面
部に形成されるルーバーを、曲面部に延在して形成した
場合にも、一の平面部に形成されるルーバーの縁部と、
この平面部に隣接する平面部に形成されるルーバーの縁
部とが、常に、前記半ピッチに相当する距離だけずれる
ことになる。
〔実施例〕 以下、本考案の詳細を図面に示す一実施例について説明
する。
第1図および第2図は、本考案の熱交換器用コルゲート
フィンの一実施例を示すもので、図において符号31は、
例えば、アルミニウムからなる金属製長尺状のフィン本
体を示している。
このフィン本体31の長手方向には、所定間隔を置いて複
数の曲面部33が形成され、これにより、フィン本体31
は、波状に折曲されている。
曲面部33と曲面部33との間には、平面部35,36が形成さ
れており、この平面部35,36には、幅方向に所定ピッチ
で複数のルーバー37,38が形成されている。
しかして、この実施例では、一の平面部35に形成される
ルーバー37の形成位置と、この平面部35に隣接する平面
部36に形成されるルーバー38の形成位置とが、第2図お
よび第3図に示すように、幅方向に、ルーバー37,38の
ピッチPのほぼ半ピッチP/2ずらして形成されている。
そして、平面部35,36に形成されるルーバー37,38は、そ
の両縁部41を曲面部33にまで延在して形成されている。
なお、第3図の(C)は、第1図のIII−III線に沿う断
面のC部断面を、(D)はD部断面を、(E)はE部断
面を示している。
以上のように構成された熱交換器用コルゲートフィンで
は、一の平面部35に形成されるルーバー37の形成位置
と、この平面部35に隣接する平面部36に形成されるルー
バー38の形成位置とを、幅方向にほぼ半ピッチP/2ずら
したので、平面部35,36に形成されるルーバー37,38を、
曲面部33に延在して形成した場合にも、一の平面部35に
形成されるルーバー37の縁部41と、この平面部35に隣接
する平面部36に形成されるルーバー38の縁部41とが、第
4図に示すように、常に、半ピッチP/2に相当する距離
だけずれることになる。
従って、成形時におけるコルゲートカッターの剪断力の
作用により、縁部41と縁部41との間が切断され、これ等
の縁部41が繋がることがなくなり、一方の平面部35のル
ーバー37と、これに隣接する平面部36のルーバー38とを
繋げることなく、ルーバー37,38を曲面部33に延在する
ことが可能となる。
この結果、ルーバー37,38の切り込み長さLが従来より
大幅に増大し、熱交換効率を従来より大幅に向上するこ
とが可能となる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案の熱交換器用コルゲートフィ
ンでは、一の平面部に形成されるルーバーの形成位置
と、この平面部に隣接する平面部に形成されるルーバー
の形成位置とを、幅方向にずらすとともに、平面部に形
成されるルーバーを、曲面部に延在して形成したので、
一方の平面部のルーバーと、これに隣接する平面部のル
ーバーとを繋げることなく、ルーバーを曲面部に延在す
ることが可能となり、熱交換効率を従来より大幅に向上
することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の熱交換器用コルゲートフィンの一実施
例を示す側面図である。 第2図は第1図の上面図である。 第3図は第1図のIII−III線に沿うC部,D部,E部の横断
面図である。 第4図は第1図の要部の斜視図である。 第5図は従来の熱交換器用コルゲートフィンを示す斜視
図である。 第6図は従来の熱交換器用コルゲートフィンを示す側面
図である。 第7図は第6図の上面図である。 第8図は第6図のVIII−VIII線に沿うA部およびB部の
横断面図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 31…フィン本体 33…曲面部 35,36…平面部 37,38…ルーバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製長尺状のフィン本体を、長手方向に
    所定間隔を置いて複数の曲面部を形成することにより波
    状に折曲し、前記曲面部と曲面部との間の平面部に、幅
    方向に所定ピッチで複数のルーバーを形成してなる熱交
    換器用コルゲートフィンにおいて、前記一の平面部に形
    成されるルーバーの形成位置と、この平面部に隣接する
    平面部に形成されるルーバーの形成位置とを、幅方向に
    ずらすとともに、前記平面部に形成されるルーバーを、
    前記曲面部に延在して形成したことを特徴とする熱交換
    器用コルゲートフィン。
JP12422689U 1989-10-24 1989-10-24 熱交換器用コルゲートフィン Expired - Lifetime JPH0729410Y2 (ja)

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JPH0364370U JPH0364370U (ja) 1991-06-24
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