JPH04138568U - 熱交換器用コルゲートフイン - Google Patents

熱交換器用コルゲートフイン

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JPH04138568U
JPH04138568U JP5069191U JP5069191U JPH04138568U JP H04138568 U JPH04138568 U JP H04138568U JP 5069191 U JP5069191 U JP 5069191U JP 5069191 U JP5069191 U JP 5069191U JP H04138568 U JPH04138568 U JP H04138568U
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JP
Japan
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corrugated
waveform
corrugated fin
wall surface
fin
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Pending
Application number
JP5069191U
Other languages
English (en)
Inventor
選 村江
Original Assignee
東洋ラジエーター株式会社
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Publication date
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Priority to JP5069191U priority Critical patent/JPH04138568U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流れ抵抗の増加や伝熱性低下が抑制された波
形壁面を有する熱交換器用コルゲートフィンの提供。 【構成】 波形に折り曲げられたコルゲートフィン1の
各折り曲げ部2間の壁面3が、前記波形方向と直交する
波形を有する波形壁面4とされており、そしてその直交
する波形は台形の波形に形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、波形に折り曲げられたコルゲートフィンの各折り曲げ部間の壁面に 、前記波形方向と直交する波形を有する波形壁面が形成された熱交換器用コルゲ ートフィンの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車ラジエータや空調機器等の熱交換器にはコルゲートフィンが広く使用さ れている。そしてそのコルゲートフィンの折り返し曲折部が偏平チューブの平坦 部にろう付け又はハンダ付けされ、熱交換媒体用空気はその偏平チューブの断面 の長軸方向と平行に流される。 コルゲートフィンは伝熱性を向上する目的で、各折り曲げ部間の平坦な壁面に 多数のルーバを切り起し形成したり、または各折り曲げ部間の壁面をコルゲート フィン自体の波形方向と直交する波形に形成したりすることが多い。放熱効果の 点からは前者の切り込み方式が有利であるが、建設機械用熱交換器の如く、その コアに吸い込まれる空気中に塵等が多く、フィンに目詰まりを生じ易いような雰 囲気で使用される場合は、後者の波形壁面を有するものが採用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら本考案者の研究によれば、従来の波形壁面を有するコルゲートフ ィンは、各波形が三角波形であるため各谷部に空気停滞域を生じ、流通する空気 の流れ抵抗の増加、及び伝熱性の低下を生じさせることが判った。 そこで本考案は、このような従来の波形壁面を有するコルゲートフィンにおけ る問題点に鑑み、谷部における空気停滞域の発生を抑制し、流れ抵抗の増加及び 伝熱性の低下を生じないコルゲートフィンを提供することを課題とするものであ る。
【0004】
【課題を解決するための手段】 前記課題を解決するための本考案のコルゲートフィンは、波形に折り曲げられ たコルゲートフィンの各折り曲げ部間の壁面が、前記波形方向と直交する波形を 有する波形壁面とされており、そしてその直交する波形が台形の波形に形成され ていることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】
本考案のコルゲートフィンは波形壁面が台形の波形に形成されているので、従 来の三角波形のものに比べ、波形壁面に沿って流れる熱交換媒体である空気の停 滞域発生が大幅に抑制される。従って、流れ抵抗の増加や伝熱性低下等を生じる ことがない。
【0006】
【実施例】
次に、図面により本考案の実施例を説明する。 図1は本考案のコルゲートフィンの一例であって、その一部を破断して示した 部分斜視図であり、図2は図1のII−II断面図である。コルゲートフィン1は薄 い金属条材をその長手方向に波形に折り曲げられ、各折り曲げ部2間の平坦な壁 面3に前記波形と直交する台形の波形を有する波形壁面4が形成されている。 このコルゲートフィンはアルミニウム合金等の圧延板を成形し、従来と同様な 方法で一対の歯型等により曲折加工して作ることができる。また、図2に示す波 形壁面4のピッチpの寸法は、コルゲートフィン1の波形のピッチp0 に対して 2倍〜4倍、好ましくは3倍、台形の深さdは1/2 p0 程度が好ましい。
【0007】 次に、本考案及び従来のコルゲートフィンによる実験例を示す。 本考案のコルゲートフィンとして図1(及び図2)のような形状のものをアル ミニウム合金板により作成した。コルゲートフィン1の幅(折り曲げ部2の縁線 に沿った方向の長さ)32mm、コルゲートフィン1の振幅(折り曲げ部2間の 長さ)10mm、各折り曲げ部2を形成する波形のピッチp0 =2.5mm、波 形壁面4のピッチp及び深さdをそれぞれ7.50mm及び1.33mmとした 。 一方従来のコルゲートフィンとしては、波形壁面の台形部分をそのまま深さ方 向に延長した三角波形とする他は上記本考案のコルゲートフィンと同じ寸法のも のを作成した。 アルミニウム合金製の偏平チューブの平坦面に、コルゲートフィンの折り曲げ 部2をろう付け固定した。
【0008】 このようにして作成した2種の熱交換器のチューブにそれぞれ常温の水を一定 流量で流すと共に、コルゲートフィンの幅方向に室温の空気が流れるように熱交 換器を風胴中に配置し、8m/秒の速度で送風した。各コルゲートフィンの壁面 3間における入口部と出口部間の空気の圧力降下(ΔPa)及びコルゲートフィ ンとしての熱伝達率(αa)を測定した結果を表1に示す。なお、表1中の%は 従来のコルゲートフィンの各測定値を100%とたときの比率である。表1から 本考案のコルゲートフィンは、従来のものに比べて熱伝達率がほぼ同様であるに もかかわらず、空気の圧力降下は大幅に低減していることが判る。
【0009】
【表1】
【0010】 次に、上記実験条件における各コルゲートフィンの波形壁面間における空気の ベクトルコンター図(流れ模様図)及びサーマルコンター図(温度分布図)を図 3及び図4にそれぞれ示す。ここで空気流は、図において左端から流入して右へ 流通する。 図3における(a)は従来のコルゲートフィンであり、(b)は本考案のコル ゲートフィンである。これらの図のAは8〜13m/秒、Bは4.5〜8m/秒 、Cは1.0〜4.5m/秒の範囲の流速領域を示している。本考案のコルゲー トフィンは従来のものに比べて流速の低い滞留域が減少し、空気の本流がそれほ ど蛇行しないことが判る。 図4における(a)は従来のコルゲートフィンであり、(b)は本考案のコル ゲートフィンである。これらの図のDは20〜21℃、Eは21〜25.5℃、 Fは25.5〜30℃、Gは30〜38℃、Hは30〜40℃の範囲の温度領域 である。本考案のコルゲートフィンは、従来のものに比べて空気温度分布におけ る低温領域が多いことが判る。
【0011】
【考案の効果】
本考案のコルゲートフィンは以上のように、その波形壁面が台形の波形に形成 されているので、従来の三角波形のものに比べて波形壁面に沿って流れる熱交換 媒体である空気の停滞域発生が大幅に抑制される。そして、流れ抵抗が大幅に減 ずると共に、伝熱性低下をほとんど生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のコルゲートフィンの一部を破断して示
した部分斜視図。
【図2】図1のII−II断面図。
【図3】本考案及び従来のコルゲートフィンのベクトル
コンター図。
【図4】本考案及び従来のコルゲートフィンの温度コン
ター図。
【符号の説明】
1 コルゲートフィン 2 折り曲げ部 3 壁面 4 波形壁面 p 波形壁面のピッチ d 波形壁面の深さ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波形に折り曲げられたコルゲートフィン
    1の各折り曲げ部2間の壁面3に、前記波形方向と直交
    する波形を有する波形壁面4が形成された熱交換器用コ
    ルゲートフィンにおいて、前記直交する波形が台形の波
    形とされていることを特徴とする熱交換器用コルゲート
    フィン。
JP5069191U 1991-06-04 1991-06-04 熱交換器用コルゲートフイン Pending JPH04138568U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000052409A1 (fr) * 1999-02-26 2000-09-08 Bosch Automotive Systems Corporation Echangeur de chaleur et procede de fabrication d'un tube pour cet echangeur de chaleur
JP2015513064A (ja) * 2012-04-11 2015-04-30 ベール ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー 波形リブおよび波形リブを製造するための方法
JP2018132247A (ja) * 2017-02-15 2018-08-23 富士電機株式会社 自動販売機

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US10126073B2 (en) 2012-04-11 2018-11-13 Mahle International Gmbh Corrugated fin and method for producing it
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