JP4173959B2 - 一体型熱交換器のコア部構造 - Google Patents

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    • F28D1/04Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F2215/00Fins
    • F28F2215/02Arrangements of fins common to different heat exchange sections, the fins being in contact with different heat exchange media

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、第1の熱交換器のコルゲートフィンと第2の熱交換器のコルゲートフィンとを一体的に形成してなる一体型熱交換器のコア部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、第1の熱交換器のコルゲートフィンと第2の熱交換器のコルゲートフィンとを一体的に形成してなる一体型熱交換器のコア部構造として、例えば、特開平10−231724号公報,特開平11−294984号公報等に開示されるものが知られている。
【0003】
図17は、特開平10−231724号公報に開示される一体型熱交換器のコア部構造を示すもので、このコア部構造では、第1の熱交換器の第1熱交換器用チューブ1と、第2の熱交換器の第2熱交換器用チューブ2とが、通風方向に前後2列に配置されている。
そして、第1熱交換器用チューブ1の間および第2熱交換器用チューブ2の間には、コルゲートフィン3が配置されている。
【0004】
このコルゲートフィン3は、接続部3aを介して一体的に形成され、第1熱交換器用チューブ1側および第2熱交換器用チューブ2側には、それぞれルーバ3b,3cが形成されている。
そして、接続部3aには、切欠部3dおよびルーバ3eが形成されている。
この一体型熱交換器のコア部構造では、接続部3aに、切欠部3dおよびルーバ3eを形成したので、コルゲートフィン3の熱伝導が切欠部3dおよびルーバ3eにより妨げられ、例えば、高温側の第2熱交換器用チューブ2から低温側の第1熱交換器用チューブ1に、コルゲートフィン3を介して熱が伝達される熱干渉を低減することができる。
【0005】
図18は、特開平11−294984号公報に開示される一体型熱交換器のコア部構造を示すもので、このコア部構造では、第1の熱交換器の第1熱交換器用チューブ4と、第2の熱交換器の第2熱交換器用チューブ5とが、通風方向に前後2列に配置されている。
そして、第1熱交換器用チューブ4の間および第2熱交換器用チューブ5の間には、コルゲートフィン6が配置されている。
【0006】
このコルゲートフィン6は、接続部6aを介して一体的に形成され、第1熱交換器用チューブ4側および第2熱交換器用チューブ5側には、それぞれルーバ6b,6cが形成されている。
そして、接続部6aには、ルーバ6dが形成されている。
この一体型熱交換器のコア部構造では、接続部6aに、ルーバ6dを形成したので、コルゲートフィン6の熱伝導がルーバ6dにより妨げられ、例えば、高温側の第2熱交換器用チューブ5から低温側の第1熱交換器用チューブ4に、コルゲートフィン6を介して熱が伝達される熱干渉を低減することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の一体型熱交換器のコア部構造では、接続部3a,6aに、切欠部3dあるいはルーバ3e,6dを形成し、この切欠部3dあるいはルーバ3e,6dにより、コルゲートフィン3,6の熱伝導を妨げているため、接続部3a,6aに流入する熱量が少なくなり、接続部3a,6aにおける放熱を有効に行うことが困難になるという問題があった。
【0008】
また、接続部3a,6aに必要以上にルーバ3e,6dを形成すると、空気抵抗が無駄に増大し、風量が低下し、熱交換性能が低下することになる。
本発明は、かかる従来の問題を解決するためになされたもので、第1熱交換器用チューブと第2熱交換器用チューブとの間の熱干渉を低減することができるとともに、接続部において第2の熱交換器の放熱性能を向上することができる一体型熱交換器のコア部構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の一体型熱交換器のコア部構造は、第1の熱交換器の第1熱交換器用チューブと第2の熱交換器の第2熱交換器用チューブとを冷却空気の通風方向に直列に配置するとともに、前記第1熱交換器用チューブの間および前記第2熱交換器用チューブの間に延在してコルゲートフィンを配置し、前記第1熱交換器用チューブおよび第2熱交換器用チューブの接合部を前記コルゲートフィンに接合してなる一体型熱交換器のコア部構造において、前記コルゲートフィンにおける前記第1熱交換器用チューブの接合部が位置する第1接合領域に、通風方向に直角な方向にチューブ近傍まで切り込まれる性能向上用ルーバと、前記コルゲートフィンにおける前記第2熱交換器用チューブの接合部が位置する第2接合領域に、通風方向に直角な方向にチューブ近傍まで切り込まれる性能向上用ルーバと、前記コルゲートフィンにおける前記第1接合領域の内側端より内側となる領域に前記性能向上用ルーバに連続して形成され、通風方向に直角な方向にチューブ近傍まで切り込まれる伝熱防止用ルーバと、前記第1接合領域の前記性能向上用ルーバの数に前記伝熱防止用ルーバの数を加えた数を、前記第2接合領域の前記性能向上用ルーバの数と異ならせるとともに、前記伝熱防止用ルーバと前記第2接合領域との間の領域に、前記コルゲートフィンの中心線から前記ルーバの数が少ない側に偏らせて、前記第2熱交換器用チューブからの熱伝導を大きく阻害することなく放熱を行う複数の放熱部を形成してなることを特徴とする一体型熱交換器のコア部構造。
【0010】
請求項2の一体型熱交換器のコア部構造は、請求項1記載の一体型熱交換器のコア部構造において、前記伝熱防止用ルーバとこの伝熱防止用ルーバに隣接する前記第1接合領域の前記性能向上用ルーバとの間隔を、前記第1接合領域の前記性能向上用ルーバの間隔より大きくしてなることを特徴とする。
請求項3の一体型熱交換器のコア部構造は、請求項1または請求項2記載の一体型熱交換器のコア部構造において、前記第1熱交換器用チューブおよび前記第2熱交換器用チューブのうち、一方が冷却空気の風上側に位置する低温側の熱交換器用チューブであり、他方が冷却空気の風下側に位置する高温側の熱交換器用チューブであることを特徴とする。
【0011】
請求項4の一体型熱交換器のコア部構造は、請求項3記載の一体型熱交換器のコア部構造において、前記低温側の熱交換器用チューブは、コンデンサ用のチューブであり、前記高温側の熱交換器用チューブは、ラジエータ用のチューブであることを特徴とする。
【0012】
請求項5の一体型熱交換器のコア部構造は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の一体型熱交換器のコア部構造において、前記伝熱防止用ルーバまで前記第2接合領域から連続する平坦状伝熱部の長さが、12mm以下であり、前記所定距離がルーバ間ピッチ寸法以上であることを特徴とする。
請求項6の一体型熱交換器のコア部構造は、請求項1ないし請求項5のいずれか1項記載の一体型熱交換器のコア部構造において、前記平坦状接続部の長さが、前記第1接合領域と前記第2接合領域との間の接合領域間の長さと略等しいことを特徴とする。
【0013】
請求項7の一体型熱交換器のコア部構造は、請求項1ないし請求項6のいずれか1項記載の一体型熱交換器のコア部構造において、前記コルゲートフィンの通風方向のルーバが、平坦状接続部の両側に対称に形成されていることを特徴とする。
請求項8の一体型熱交換器のコア部構造は、請求項7記載の一体型熱交換器のコア部構造において、前記コルゲートフィンの中心線が、前記平坦状接続部の中央に位置されていることを特徴とする。
【0014】
請求項9の一体型熱交換器のコア部構造は、請求項1ないし請求項6のいずれか1項記載の一体型熱交換器のコア部構造において、前記第1熱交換器用チューブと第2熱交換器用チューブの幅が異なる幅に形成されていることを特徴とする。
請求項10の一体型熱交換器のコア部構造は、請求項9記載の一体型熱交換器のコア部構造において、前記コルゲートフィンの通風方向のルーバの数が、前記平坦状接続部の両側において異なる数とされていることを特徴とする。
【0017】
請求項11の一体型熱交換器のコア部構造は、請求項1ないし請求項10のいずれか1項記載の一体型熱交換器のコア部構造において、前記放熱部は、前記コルゲートフィンに形成される通風方向に直角な方向にチューブ近傍まで切り込まれるルーバより長さの短い放熱補助ルーバからなることを特徴とする。
請求項12の一体型熱交換器のコア部構造は、請求項11記載の一体型熱交換器のコア部構造において、前記放熱補助ルーバは、通風方向に直角な方向に間隔を置いて複数形成されていることを特徴とする。
【0018】
請求項13の一体型熱交換器のコア部構造は、請求項1ないし請求項10のいずれか1項記載の一体型熱交換器のコア部構造において、前記放熱部は、前記第1接合領域と第2接合領域との間の領域に一体形成される突出部からなることを特徴とする。
請求項14の一体型熱交換器のコア部構造は、請求項1ないし請求項10のいずれか1項記載の一体型熱交換器のコア部構造において、前記放熱部は、前記第1接合領域と第2接合領域との間の領域を切り起こして形成されるフィン部からなることを特徴とする。
【0019】
請求項15の一体型熱交換器のコア部構造は、請求項1ないし請求項10のいずれか1項記載の一体型熱交換器のコア部構造において、前記第1接合領域と前記第2接合領域との間の間隔が、12mm以下であることを特徴とする。
【0021】
(作用)
請求項1の一体型熱交換器のコア部構造では、第1接合領域の内側端より内側となる領域に伝熱防止用ルーバを性能向上用ルーバに連続して形成したので、伝熱防止用ルーバにより平坦状接続部からの熱が第1熱交換器用チューブ側に流入すること、または、第1熱交換器用チューブ側からの熱が平坦状接続部を通じて第2熱交換器用チューブ側へ流入することが低減され、第1熱交換器用チューブと第2熱交換器用チューブとの間の熱干渉が低減される。
また、第1接合領域と第2接合領域との間の領域に、第2熱交換器用チューブからの熱伝導を大きく阻害することなく放熱を行う複数の放熱部が形成される。
そして、第2熱交換器用チューブからの熱が、放熱部により熱伝導を大きく阻害されることなく第1接合領域と第2接合領域との間の領域を伝導され、複数の放熱部から効率的に放熱される。
そして、平坦状接続部に、放熱部を、コルゲートフィンの中心線からルーバの数が少ない側に偏らせて形成したので、加工のアンバランスにより生じるコルゲートフィンの曲がりが低減される。
【0022】
請求項2の一体型熱交換器のコア部構造では、伝熱防止用ルーバとこの伝熱防止用ルーバに隣接する第1接合領域の前記性能向上用ルーバとの間隔が、第1接合領域の性能向上用ルーバの間隔より大きくされる。
従って、コルゲートフィンの加工時に伝熱防止用ルーバの位置が所定位置からずれ、あるいは、チューブの間への組み込み時にチューブに対する伝熱防止用ルーバの位置がずれた場合にも、伝熱防止用ルーバが第1接合領域の内側端より内側に確実に位置される。
【0023】
請求項3の一体型熱交換器のコア部構造では、第1熱交換器用チューブおよび第2熱交換器用チューブのうち、一方が冷却空気の風上側に位置する低温側の熱交換器用チューブとされ、他方が冷却空気の風下側に位置する高温側の熱交換器用チューブとされる。
請求項4の一体型熱交換器のコア部構造では、低温側の熱交換器用チューブが、コンデンサ用のチューブとされ、高温側の熱交換器用チューブが、ラジエータ用のチューブとされる。
【0024】
そして、コンデンサ用のチューブとラジエータ用のチューブとの間の熱干渉が低減され、また、平坦状接続部によりラジエータ、または、コンデンサの放熱性能が向上される。
請求項5の一体型熱交換器のコア部構造では、伝熱防止用ルーバまで第2接合領域から連続する平坦状伝熱部の長さが、12mm以下とされ、所定距離がルーバ間ピッチ寸法以上とされる。
【0025】
請求項6の一体型熱交換器のコア部構造では、平坦状接続部の長さが、第1接合領域と第2接合領域との間の接合領域間の長さと略等しくされる。
請求項7の一体型熱交換器のコア部構造では、コルゲートフィンの通風方向のルーバが、平坦状接続部の両側に対称に形成される。
そして、これにより、コルゲートフィンの加工時に生じるコルゲートフィンの変形が低減される。
【0026】
請求項8の一体型熱交換器のコア部構造では、コルゲートフィンの中心線が、平坦状接続部の中央に位置され、これにより、コルゲートフィンの通風方向のルーバが、コルゲートフィンの中心線の両側に対称に形成され、また、第1平坦部と第2平坦部の長さが同一の長さになる。
従って、コルゲートフィンが、中心線を中心にして対称形状になり、コルゲートフィンの加工時に生じるコルゲートフィンの変形がより低減される。
【0027】
請求項9の一体型熱交換器のコア部構造では、第1熱交換器用チューブと第2熱交換器用チューブの幅が異なる幅に形成される。
そして、これにより、第1の熱交換器と第2の熱交換器それぞれの必要性能に応ずることができる。
請求項10の一体型熱交換器のコア部構造では、コルゲートフィンの通風方向のルーバの数が、平坦状接続部の両側において異なる数とされる。
【0028】
そして、これにより、第1の熱交換器と第2の熱交換器の異なるチューブ幅に対応することができる。
【0030】
請求項11の一体型熱交換器のコア部構造では、放熱部が、コルゲートフィンに形成される通風方向に直角な方向にチューブ近傍まで切り込まれるルーバより長さの短い放熱補助ルーバとされ、放熱補助ルーバから放熱が行われる。
【0031】
請求項12の一体型熱交換器のコア部構造では、放熱補助ルーバが、通風方向に直角な方向に間隔を置いて複数形成される。
請求項13の一体型熱交換器のコア部構造では、放熱部が、第1接合領域と第2接合領域との間の領域に一体形成される突出部とされ、突出部から放熱が行われる。
【0032】
請求項14の一体型熱交換器のコア部構造では、放熱部が、第1接合領域と第2接合領域との間の領域を切り起こして形成されるフィン部とされ、フィン部から放熱が行われる。
請求項15の一体型熱交換器のコア部構造では、第1接合領域と第2接合領域との間の間隔が、12mm以下とされる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の一体型熱交換器のコア部構造の第1の実施形態を示している。
この一体型熱交換器のコア部構造では、第1の熱交換器の第1熱交換器用チューブ11の間および第2の熱交換器の第2熱交換器用チューブ13の間に延在してコルゲートフィン15が配置されている。
【0034】
そして、第1の熱交換器が自動車用のコンデンサとされ、第2の熱交換器が自動車用のラジエータとされている。
また、第1の熱交換器が冷却空気の風上側に配置され、第2の熱交換器が冷却空気の風下側に配置される。
第1熱交換器用チューブ11および第2熱交換器用チューブ13は、例えば、アルミニウムからなる扁平チューブとされており、その横断面の長手方向の両側に円弧部11a,13aが形成されている。
【0035】
また、その横断面の短径方向の厚さは、例えば、1.7mmとされ、両側に平面状の接合部11b、13bが形成されている。
そして、この接合部11b,13bが、例えば、アルミニウムからなるコルゲートフィン15の折曲部にろう付けにより接合されている。
【0036】
この実施形態では、コルゲートフィン15における第1熱交換器用チューブ11の接合部11bが位置する領域が第1接合領域15aとされている。
そして、この第1接合領域15aには、複数の性能向上用ルーバ15cが、例えば、ピッチが1mmの間隔で連続して形成されている。
また、第1接合領域15aの内側端15dより内側となる領域には、単数の伝熱防止用ルーバ15eが、性能向上用ルーバ15cと同一のピッチで連続して形成されている。
【0037】
一方、コルゲートフィン15における第2熱交換器用チューブ13の接合部13bが位置する領域が第2接合領域15bとされている。
そして、この第2接合領域15bには、その内側端15fから所定距離X内に存在する領域を除いた部分に、複数の性能向上用ルーバ15hが連続して形成されている。
【0038】
なお、所定距離Xは、後述する平坦状伝熱部の長さL2にもよるが、ルーバ間ピッチ寸法以上、好ましくは2mm以下の寸法、例えば、1mmにするのが望ましい。
そして、コルゲートフィン15における伝熱防止用ルーバ15eと第2接合領域15b側の性能向上用ルーバ15hとの間が、ルーバ,切欠部等が何ら形成されない無垢状態の平坦状接続部15jとされている。
【0039】
なお、この平坦状接続部15jには、片ルーバとなる部分が含まれる。
また、伝熱防止用ルーバ15eまで第2接合領域15bから連続する平坦状伝熱部15nの長さL2が、12mm以下、好ましくは、8mm以下とされる。
なお、この実施形態では、コルゲートフィン15の第1接合領域15aおよび第2接合領域15bの外側には、内側端部の片ルーバ以外にはルーバの形成されない第1平坦部15kおよび第2平坦部15mが形成されている。
【0040】
そして、コルゲートフィン15には、図1の(b)に示すように、その中心線Cの両側に対称にルーバ15c,15e,15hが形成されている。
上述した一体型熱交換器のコア部構造では、第2接合領域15bの内側端15fから所定距離X内に存在する領域を除いて性能向上用ルーバ15hを連続して形成したので、第2熱交換器用チューブ13からの熱が、第2接合領域15bの内側端15fから所定距離X内に存在する領域から平坦状接続部15jに確実に伝達される。
【0041】
そして、平坦状接続部15jに流入した熱が、平坦状接続部15jにおいて、コルゲートフィン15を通過する空気中に有効に放熱される。
また、第1接合領域15aの内側端15dより内側となる領域に伝熱防止用ルーバ15eを性能向上用ルーバ15cに連続して形成したので、伝熱防止用ルーバ15eにより平坦状接続部15jからの熱が第1熱交換器用チューブ11側に流入することが低減され、第1熱交換器用チューブ11と第2熱交換器用チューブ13との間の熱干渉が低減される。
【0042】
すなわち、上述した一体型熱交換器のコア部構造では、第1接合領域15aの内側端15dより内側となる領域に伝熱防止用ルーバ15eを性能向上用ルーバ15cに連続して形成するとともに、第2接合領域15bの内側端15fから所定距離X内に存在する領域を除いて性能向上用ルーバ15hを連続して形成し、伝熱防止用ルーバ15eと第2接合領域15b側の性能向上用ルーバ15hとの間を、ルーバの形成されない平坦状接続部15jとしたので、第1熱交換器用チューブ11と第2熱交換器用チューブ13との間の熱干渉を低減することができるとともに、平坦状接続部15jにおいて第2の熱交換器の放熱性能を向上することができる。
【0043】
また、上述した一体型熱交換器のコア部構造では、平坦状伝熱部15nの長さL2を、12mm以下とし、所定距離Xをルーバ間ピッチ寸法以上にしたので、平坦状接続部15jにおいて放熱を有効に行うことができる。
【0044】
すなわち、所定距離Xがルーバ間ピッチ寸法に満たない場合には、平坦状接続部15jを活用するに足る熱が伝達できない。しかしながら、所定距離Xが2mmを越える場合には、性能向上用ルーバ15hによる熱交換器性能が損なわれるため、2mm以下の寸法が望ましい。
一方、平坦状伝熱部15nの長さが12mmを越える場合には、12mmを越えた部分では、熱の伝達が殆どなくなり、放熱に寄与しなくなる。
【0045】
従って、好ましくは、8mm以下の寸法にするのが望ましい。
図2は、熱交換器性能の基本式に基づいてシミュレイション解析された、コルゲートフィン15の局所熱伝達量QLと平坦状伝熱部15nの長さL2との関係を示すもので、平坦状伝熱部15nの長さL2が12mmを越えた部分では、熱伝達量が殆ど無くなることがわかる。
【0046】
なお、上述した基本式は、局所熱伝達量をQLとすると、
L=αLA(TfL−TaL
で表される。
ここで、αLは局所熱伝達率、Aは局所放熱面積、TfLはフィン温度、TaLは空気温度である。
【0047】
そして、上述した一体型熱交換器のコア部構造では、コルゲートフィン15の中心線Cの両側に対称にルーバ15c,15e,15hを形成したので、コルゲートフィン15をバランス良く確実に製造することができる。
さらに、上述した一体型熱交換器のコア部構造では、第1接合領域15aの内側端15dより内側となる領域に、単数の伝熱防止用ルーバ15eを形成したので、平坦状接続部15jの長さL1を充分に確保することが可能になり、放熱を確実に行うことができる。
【0048】
なお、上述した実施形態では、第1接合領域15aの内側端15dより内側となる領域に、単数の伝熱防止用ルーバ15eを形成した例について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、複数の伝熱防止用ルーバを形成するようにしても良い。
図3は、本発明の一体型熱交換器のコア部構造の第2の実施形態を示すもので、この実施形態では、第1熱交換器用チューブ11と第2熱交換器用チューブ13の外形の寸法が同一とされ、第1接合領域15aと第2接合領域15bの長さが同一の長さとされている。
【0049】
また、平坦状接続部15jの長さL1が、接合領域間の長さL3と同一の長さとされている。
そして、コルゲートフィン15の通風方向のルーバ15c,15e,15hが、コルゲートフィン15の中心線Cの両側に対称に形成されている。
また、ルーバ15c,15e,15hのピッチが、全て同一のピッチPとされている。
【0050】
この実施形態の一体型熱交換器のコア部構造では、平坦状接続部15jの長さを、接合領域間の長さと等しくしたので、図4に示す基本配置から、コルゲートフィン15の位置をずらすことにより、伝熱防止用ルーバ15eおよび所定距離Xを容易に形成することができる。
すなわち、図4に示す基本配置では、コルゲートフィン15の中心線Cが、第1熱交換器用チューブ11と第2熱交換器用チューブ13との中央に位置され、第1接合領域15aおよび第2接合領域15bに性能向上用ルーバ15c,15hが連続して形成されている。
【0051】
そして、第1接合領域15aの内側端15dおよび第2接合領域15bの内側端15fとなる位置に性能向上用ルーバ15c、15hが形成されている。
従って、この基本配置の状態から、コルゲートフィン15の中心線Cを、第2熱交換器用チューブ13側に1ピッチPずらすことにより、図3に示したように、第1熱交換器用チューブ11側に伝熱防止用ルーバ15eが形成され、第2熱交換器用チューブ13側に所定距離Xが形成される一体型熱交換器のコア部構造を容易に得ることが可能になる。
【0052】
一方、図4に示した基本配置の状態から、コルゲートフィン15の中心線Cを、第1熱交換器用チューブ11側に1ピッチPずらすことにより、図5に第3の実施形態として示すように、第2熱交換器用チューブ13側に伝熱防止用ルーバ15eが形成され、第1熱交換器用チューブ11側に所定距離Xが形成される一体型熱交換器のコア部構造を容易に得ることが可能になる。
【0053】
そして、この場合には、低温側の第1の熱交換器、すなわち、コンデンサ側の放熱性能をより向上することができる。
図6は、本発明の一体型熱交換器のコア部構造の第4の実施形態を示すもので、この実施形態では、第1熱交換器用チューブ11の第1接合領域15aと第2熱交換器用チューブ13の第2接合領域15bの長さが同一の長さに形成されている。
【0054】
そして、コルゲートフィン15の通風方向のルーバ15c,15e,15hが、平坦状接続部15jの両側に対称に形成され、コルゲートフィン15の両側に、ルーバの形成されない第1平坦部15kおよび第2平坦部15mが形成されている。
また、第1平坦部15kと第2平坦部15mの長さが異なる長さL4,L5に形成され、第1平坦部15kおよび第2平坦部15mが、第1接合領域15aおよび第2接合領域15bから同一の寸法L6だけ突出されている。
【0055】
そして、この実施形態では、第1熱交換器用チューブ11側に、伝熱防止用ルーバ15eが形成され、第1平坦部15kの長さL4が、第2平坦部15mの長さL5より大きくされている。
なお、この実施形態において第1の実施形態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0056】
この実施形態の一体型熱交換器のコア部構造では、コルゲートフィン15の通風方向のルーバ15c,15e,15hを、平坦状接続部15jの両側に対称に形成したので、コルゲートフィン15の加工時に生じるコルゲートフィン15の変形を低減することができる。
また、第1平坦部15kと第2平坦部15mの長さを異なる長さにして、第1平坦部15kおよび第2平坦部15mを、第1接合領域15aおよび第2接合領域15bから同一の寸法だけ突出したので、第1熱交換器用チューブ11と第2熱交換器用チューブ13との間にコルゲートフィン15をバランス良く配置することができる。
【0057】
図7は、本発明の一体型熱交換器のコア部構造の第5の実施形態を示すもので、この実施形態では、第2熱交換器用チューブ13側に、伝熱防止用ルーバ15eが形成され、第2平坦部15mの長さL4が、第1平坦部15kの長さL5より大きくされている。
この実施形態においても、第4の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0058】
図8は、本発明の一体型熱交換器のコア部構造の第6の実施形態を示すもので、この実施形態では、第1熱交換器用チューブ11の第1接合領域15aと第2熱交換器用チューブ13の第2接合領域15bの長さが異なる長さに形成され、第1接合領域15aの長さが、第2接合領域15bの長さより大きくされている。
そして、コルゲートフィン15の通風方向のルーバ15c,15e,15hが、コルゲートフィン15の中心線Cの両側に対称に形成され、コルゲートフィン15の両側に、ルーバの形成されない第1平坦部15kおよび第2平坦部15mが形成されている。
【0059】
また、第1平坦部15kと第2平坦部15mの長さL7が同一の長さに形成され、第1平坦部15kおよび第2平坦部15mが、第1接合領域15aおよび第2接合領域15bから同一の寸法L6だけ突出されている。
【0060】
そして、この実施形態では、第2熱交換器用チューブ13側に、伝熱防止用ルーバ15eが形成されている。
なお、この実施形態において第1の実施形態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この実施形態の一体型熱交換器のコア部構造では、コルゲートフィン15の通風方向のルーバ15c,15e,15hを、コルゲートフィン15の中心線Cの両側に対称に形成したので、コルゲートフィン15の加工時に生じるコルゲートフィン15の変形をより低減することができる。
【0061】
また、第1熱交換器用チューブ11と第2熱交換器用チューブ13の幅を異なる幅に形成し、第1平坦部15kおよび第2平坦部15mを、第1接合領域15aおよび第2接合領域15bから同一の寸法だけ突出したので、第1熱交換器用チューブ11と第2熱交換器用チューブ13との間にコルゲートフィン15をバランス良く配置することができる。
【0062】
なお、上述した第1の実施形態も、この第6の実施形態と同様の思想で構成され、第1の実施形態では、第2接合領域15bの長さが、第1接合領域15aの長さより大きくされている。
そして、第1熱交換器用チューブ11側に、伝熱防止用ルーバ15eが形成されている。
【0063】
従って、第1の実施形態においても、第6の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図9は、本発明の一体型熱交換器のコア部構造の第7の実施形態を示すもので、この実施形態では、第1熱交換器用チューブ11の第1接合領域15aと第2熱交換器用チューブ13の第2接合領域15bの長さが同一の長さに形成されている。
【0064】
そして、コルゲートフィン15の通風方向のルーバ15c,15e,15hの数が、平坦状接続部15jの両側において異なる数とされている。
すなわち、この実施形態では、第1熱交換器用チューブ11側のルーバの数が1つだけ多くされ、第1熱交換器用チューブ11側に伝熱防止用ルーバ15eが形成されている。
【0065】
そして、第1平坦部15kと第2平坦部15mの長さが同一の長さL7に形成され、第1平坦部15kおよび第2平坦部15mが、第1接合領域15aおよび第2接合領域15bから同一の寸法L6だけ突出されている。
なお、この実施形態において第1の実施形態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0066】
この実施形態の一体型熱交換器のコア部構造では、コルゲートフィン15の通風方向のルーバ15c,15e,15hの数を、平坦状接続部15jの両側において異なる数とし、第1平坦部15kおよび第2平坦部15mを、第1接合領域15aおよび第2接合領域15bから同一の寸法だけ突出したので、第1熱交換器用チューブ11と第2熱交換器用チューブ13との間にコルゲートフィン15をバランス良く配置することができる。
【0067】
図10は、本発明の一体型熱交換器のコア部構造の第8の実施形態を示すもので、この実施形態では、第2熱交換器用チューブ13側に、伝熱防止用ルーバ15eが形成され、第1平坦部15kおよび第2平坦部15mが、第1接合領域15aおよび第2接合領域15bから同一の寸法L6だけ突出されている。
この実施形態においても第7の実施形態と同一の効果を得ることができる。
【0068】
図11は、本発明の一体型熱交換器のコア部構造の第9の実施形態を示すもので、この実施形態では、平坦状接続部15jに、第2熱交換器用チューブ13からの熱伝導を大きく阻害することなく放熱を行う複数の放熱部が形成されている。
そして、この実施形態では、放熱部は、性能向上用ルーバ15c,15hおよび伝熱防止用ルーバ15eより長さの短い放熱補助ルーバ21とされている。
【0069】
この実施形態では、第2熱交換器用チューブ13からの熱が、放熱補助ルーバ21により熱伝導を大きく阻害されることなく平坦状接続部15jを伝導され、複数の放熱補助ルーバ21から効率的に放熱される。
そして、この実施形態では、放熱部を、性能向上用ルーバ15c,15hおよび伝熱防止用ルーバ15eより長さの短い放熱補助ルーバ21としたので、平坦状接続部15jの熱伝導を大きく阻害することなく放熱性能を向上することができ、また、第1熱交換器用チューブ11と第2熱交換器用チューブ13との間の熱干渉を低減することができる。
【0070】
図12は、本発明の一体型熱交換器のコア部構造の第10の実施形態を示すもので、この実施形態では、放熱部を形成する放熱補助ルーバ23が、通風方向に直角な方向に間隔を置いて複数形成されている。
この実施形態では、放熱補助ルーバ23を、通風方向に直角な方向に間隔を置いて複数形成したので、放熱性能をより向上することができる。
【0071】
また、この実施形態では、第2熱交換器用チューブ13の近傍にも放熱補助ルーバ23を形成しているが、本発明は、かかる実施形態に限定されることなく、第2熱交換器用チューブ13の近傍に放熱補助ルーバ23を形成しないで、第2熱交換器用チューブ13からの熱を第2熱交換器用チューブ13から離れた場所へ伝導して放熱する、あるいは第2熱交換器用チューブ13から離れるにしたがって放熱補助ルーバ23を数多く形成することにより、第2熱交換器用チューブ13からの熱をより均一に放熱補助ルーバ23に伝えて効率よく放熱することができる。
【0072】
図13は、本発明の一体型熱交換器のコア部構造の第11の実施形態を示すもので、この実施形態では、放熱部が、平坦状接続部15jに一体形成される突出部25とされている。
【0073】
そして、突出部25が4角錐状に形成されている。
この実施形態では、放熱部を、平坦状接続部15jに一体形成される突出部25としたので、平坦状接続部15jの熱伝導を大きく阻害することなく放熱性能を向上することができる。
また、この実施形態では、突出部25を性能向上用ルーバ15c,15hの切り込み方向に対して重ならないように配置したので、コルゲートフィンをバランス良く、すなわち、フィン材の伸びの違いをバランス良く吸収して成形することができる。
【0074】
なお、この実施形態では、突出部25を4角錐状に形成したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、円錐状,3角錐状等に形成しても良い。
図14は、本発明の一体型熱交換器のコア部構造の第12の実施形態を示すもので、この実施形態では、放熱部が、平坦状接続部15jを切り起こして形成されるフィン部27とされている。
【0075】
そして、フィン部27が3角形状に形成されている。
この実施形態では、放熱部を、平坦状接続部15jを切り起こして形成されるフィン部27としたので、平坦状接続部15jの熱伝導を大きく阻害することなく放熱性能を向上することができる。
なお、この実施形態では、フィン部27を3角形状に形成したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、矩形状等に形成しても良い。
【0076】
図15は、本発明の一体型熱交換器のコア部構造の第13の実施形態を示すもので、この実施形態では、第1接合領域15aと第2接合領域15bの長さが同一の長さとされている。
そして、第1接合領域15aの性能向上用ルーバ15cの数に伝熱防止用ルーバ15eの数を加えた数が15とされ、一方、第2接合領域15bの性能向上用ルーバ15hの数が14とされている。
【0077】
すなわち、コルゲートフィン15の中心線Cから第1接合領域15a側には、15のルーバが形成され、第2接合領域15b側には、14のルーバが形成されている。
また、性能向上用ルーバ15c,15hおよび伝熱防止用ルーバ15eが、同一の間隔(ピッチ)で形成されている。
【0078】
そして、平坦状接続部15jには、放熱部となる4角錐状の突出部25が形成されている。
この突出部25は、コルゲートフィン15の中心線Cから、ルーバの数が少ない側、すなわち、第2接合領域15b側に距離L5だけ偏らせて形成されている。
この実施形態では、平坦状接続部15jに、放熱部である突出部25を、コルゲートフィン15の中心線Cからルーバの数が少ない側に偏らせて形成したので、加工のアンバランスにより生じるコルゲートフィン15の曲がりを低減することができる。
【0079】
なお、このような加工のアンバランスにより生じるコルゲートフィン15の曲がりとして、例えば、特開2000−220983号公報に開示されるものが知られている。
図16は、本発明の一体型熱交換器のコア部構造の第14の実施形態を示すもので、この実施形態では、伝熱防止用ルーバ15eとこの伝熱防止用ルーバ15eに隣接する第1接合領域15aの性能向上用ルーバ15cとの間隔L8が、第1接合領域15aの性能向上用ルーバ15cの間隔L9より大きくされている。
【0080】
なお、この実施形態において他の構成は、第13の実施形態と同一であるため、第13の実施形態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この実施形態の一体型熱交換器のコア部構造では、伝熱防止用ルーバ15eとこの伝熱防止用ルーバ15eに隣接する第1接合領域15aの前記性能向上用ルーバ15cとの間隔を、第1接合領域15aの性能向上用ルーバ15cの間隔より大きくしたので、伝熱防止用ルーバ15eを第1接合領域15aの内側端15dより内側に確実に位置させることができる。
【0081】
すなわち、このような一体型熱交換器のコア部構造では、コルゲートフィン15の加工時に伝熱防止用ルーバ15eの位置が所定位置からずれ、あるいは、チューブ11,13の間への組み込み時にチューブ11に対する伝熱防止用ルーバ15eの位置がずれる場合がある。
そして、ずれが大きい場合には、伝熱防止用ルーバ15eが第1接合領域15aの内側端15dより内側に位置する場合が生じるが、この実施形態の一体型熱交換器のコア部構造では、伝熱防止用ルーバ15eとこの伝熱防止用ルーバ15eに隣接する第1接合領域15aの性能向上用ルーバ15cとの間隔を、第1接合領域15aの性能向上用ルーバ15cの間隔より大きくしたので、伝熱防止用ルーバ15eを第1接合領域15aの内側端15dより内側に確実に位置させることができる。
【0082】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1の一体型熱交換器のコア部構造では、第1接合領域の内側端より内側となる領域に伝熱防止用ルーバを性能向上用ルーバに連続して形成したので、第1熱交換器用チューブと第2熱交換器用チューブとの間の熱干渉を低減することができるとともに、接続部において第2の熱交換器の放熱性能を向上することができる。
また、平坦状接続部に、第1または第2熱交換器用チューブからの熱伝導を大きく阻害することなく放熱を行う複数の放熱部を形成したので、平坦状接続部における放熱性能をより向上することができるとともに、それにより第1の熱交換器用チューブと第2の熱交換器用チューブとの間の熱干渉を低減することができる。
そして、平坦状接続部に、放熱部を、コルゲートフィンの中心線からルーバの数が少ない側に偏らせて形成したので、加工のアンバランスにより生じるコルゲートフィンの曲がりを低減することができる。
【0083】
請求項2の一体型熱交換器のコア部構造では、伝熱防止用ルーバとこの伝熱防止用ルーバに隣接する第1接合領域の前記性能向上用ルーバとの間隔を、第1接合領域の性能向上用ルーバの間隔より大きくしたので、伝熱防止用ルーバを第1接合領域の内側端より内側に確実に位置することができる。
請求項3の一体型熱交換器のコア部構造では、冷却空気の風上側に低温側の熱交換器用チューブを位置させたので、低温側の熱交換器用チューブ内の流体を充分に冷却することができる。
【0084】
請求項4の一体型熱交換器のコア部構造では、コンデンサ用のチューブとラジエータ用のチューブとの間の熱干渉を低減し、同時に、ラジエータまたはコンデンサの放熱性能を向上することができる。
請求項5の一体型熱交換器のコア部構造では、平坦状伝熱部の長さを、12mm以下とし、所定距離をルーバ間ピッチ寸法以上にしたので、平坦状接続部において放熱を有効に行うことができる。
【0085】
請求項6の一体型熱交換器のコア部構造では、平坦状接続部の長さを、平坦状伝熱部の長さと略等しくしたので、コルゲートフィンの位置をずらすことにより、伝熱防止用ルーバを容易に形成することができるとともに、平坦状接続部において放熱を有効に行うことができる。
請求項7の一体型熱交換器のコア部構造では、コルゲートフィンの通風方向のルーバを、平坦状接続部の両側に対称に形成したので、コルゲートフィンの加工時に生じるコルゲートフィンの変形を低減することができる。
【0086】
請求項8の一体型熱交換器のコア部構造では、コルゲートフィンの通風方向のルーバを、コルゲートフィンの中心線の両側に対称に形成したので、コルゲートフィンの加工時に生じるコルゲートフィンの変形をより低減することができる。請求項9の一体型熱交換器のコア部構造では、第1熱交換器用チューブと第2熱交換器用チューブの幅を異なる幅に形成し、第1平坦部および第2平坦部を、第1接合領域および第2接合領域から同一の寸法だけ突出したので、第1熱交換器用チューブと第2熱交換器用チューブとの間にコルゲートフィンをバランス良く配置することができる。
【0087】
請求項10の一体型熱交換器のコア部構造では、コルゲートフィンの通風方向のルーバの数を、平坦状接続部の両側において異なる数としたので、第1の熱交換器と第2の熱交換器の異なるチューブ幅に対応することができる。
【0089】
請求項11の一体型熱交換器のコア部構造では、放熱部を、性能向上用ルーバおよび伝熱防止用ルーバより長さの短い放熱補助ルーバとしたので、第1接合領域と第2接合領域との間の領域の熱伝導を大きく阻害することなく放熱性能を向上することができるとともに、それにより第1の熱交換器用チューブと第2の熱交換器用チューブとの間の熱干渉を低減することができる。
【0090】
請求項12の一体型熱交換器のコア部構造では、ルーバを、通風方向に直角な方向に間隔を置いて複数形成したので、放熱性能をより向上することができるとともに、それにより第1の熱交換器用チューブと第2の熱交換器用チューブとの間の熱干渉を低減することができる。
請求項13の一体型熱交換器のコア部構造では、放熱部を、第1接合領域と第2接合領域との間の領域に一体形成される突出部としたので、平坦状接続部の熱伝導を大きく阻害することなく放熱性能を向上することができるとともに、それにより第1の熱交換器用チューブと第2の熱交換器用チューブとの間の熱干渉を低減することができる。
【0091】
請求項14の一体型熱交換器のコア部構造では、放熱部を、第1接合領域と第2接合領域との間の領域を切り起こして形成されるフィン部としたので、第1接合領域と第2接合領域との間の領域の熱伝導を大きく阻害することなく放熱性能を向上することができるとともに、それにより第1の熱交換器用チューブと第2の熱交換器用チューブとの間の熱干渉を低減することができる。
請求項15の一体型熱交換器のコア部構造では、第1接合領域と第2接合領域との間の間隔を12mm以下としたので、第1接合領域と第2接合領域との間において放熱を有効に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一体型熱交換器のコア部構造の第1の実施形態を示す説明図である。
【図2】コルゲートフィンの熱伝達量と平坦状伝熱部の長さとの関係を示す説明図である。
【図3】本発明の一体型熱交換器のコア部構造の第2の実施形態を示す説明図である。
【図4】一体型熱交換器のコア部の基本配置を示す説明図である。
【図5】本発明の一体型熱交換器のコア部構造の第3の実施形態を示す説明図である。
【図6】本発明の一体型熱交換器のコア部構造の第4の実施形態を示す説明図である。
【図7】本発明の一体型熱交換器のコア部構造の第5の実施形態を示す説明図である。
【図8】本発明の一体型熱交換器のコア部構造の第6の実施形態を示す説明図である。
【図9】本発明の一体型熱交換器のコア部構造の第7の実施形態を示す説明図である。
【図10】本発明の一体型熱交換器のコア部構造の第8の実施形態を示す説明図である。
【図11】本発明の一体型熱交換器のコア部構造の第9の実施形態を示す説明図である。
【図12】本発明の一体型熱交換器のコア部構造の第10の実施形態を示す説明図である。
【図13】本発明の一体型熱交換器のコア部構造の第11の実施形態を示す説明図である。
【図14】本発明の一体型熱交換器のコア部構造の第12の実施形態を示す説明図である。
【図15】本発明の一体型熱交換器のコア部構造の第13の実施形態を示す説明図である。
【図16】本発明の一体型熱交換器のコア部構造の第14の実施形態を示す説明図である。
【図17】従来の一体型熱交換器のコア部構造の一例を示す説明図である。
【図18】従来の一体型熱交換器のコア部構造の他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
11 第1熱交換器用チューブ
11b 接合部
13 第2熱交換器用チューブ
13b 接合部
15 コルゲートフィン
15a 第1接合領域
15b 第2接合領域
15c 性能向上用ルーバ
15d 内側端
15e 伝熱防止用ルーバ
15f 内側端
15h 性能向上用ルーバ
15j 平坦状接続部
15n 平坦状伝熱部
21,23 ルーバ
25 突出部
27 フィン部

Claims (15)

  1. 第1の熱交換器の第1熱交換器用チューブ(11)と第2の熱交換器の第2熱交換器用チューブ(13)とを冷却空気の通風方向に直列に配置するとともに、前記第1熱交換器用チューブ(11)の間および前記第2熱交換器用チューブ(13)の間に延在してコルゲートフィン(15)を配置し、前記第1熱交換器用チューブ(11)および第2熱交換器用チューブ(13)の接合部(11b,13b)を前記コルゲートフィン(15)に接合してなる一体型熱交換器のコア部構造において、
    前記コルゲートフィン(15)における前記第1熱交換器用チューブ(11)の接合部(11b)が位置する第1接合領域(15a)に、通風方向に直角な方向にチューブ近傍まで切り込まれる性能向上用ルーバ(15c)と、
    前記コルゲートフィン(15)における前記第2熱交換器用チューブ(13)の接合部(13b)が位置する第2接合領域(15b)に、通風方向に直角な方向にチューブ近傍まで切り込まれる性能向上用ルーバ(15h)と、
    前記コルゲートフィン(15)における前記第1接合領域(15a)の内側端(15d)より内側となる領域に前記性能向上用ルーバ(15c)に連続して形成され、通風方向に直角な方向にチューブ近傍まで切り込まれる伝熱防止用ルーバ(15e)と、
    前記第1接合領域(15a)の前記性能向上用ルーバ(15c)の数に前記伝熱防止用ルーバ(15e)の数を加えた数を、前記第2接合領域(15b)の前記性能向上用ルーバ(15h)の数と異ならせるとともに、前記伝熱防止用ルーバ(15e)と前記第2接合領域(15b)との間の平坦状接続部(15j)に、前記コルゲートフィン(15)の中心線(C)から前記ルーバ(15c,15e,15h)の数が少ない側に偏らせて、前記第2熱交換器用チューブ(13)からの熱伝導を大きく阻害することなく放熱を行う複数の放熱部(25)を形成してなることを特徴とする一体型熱交換器のコア部構造。
  2. 請求項1記載の一体型熱交換器のコア部構造において、
    前記伝熱防止用ルーバ(15e)とこの伝熱防止用ルーバ(15e)に隣接する前記第1接合領域(15a)の前記性能向上用ルーバ(15c)との間隔(L8)を、前記第1接合領域(15a)の前記性能向上用ルーバ(15c)の間隔(L9)より大きくしてなることを特徴とする一体型熱交換器のコア部構造。
  3. 請求項1または請求項2記載の一体型熱交換器のコア部構造において、
    前記第1熱交換器用チューブ(11)または前記第2熱交換器用チューブ(13)のうち、一方が冷却空気の風上側に位置する低温側の熱交換器用チューブであり、他方が冷却空気の風下側に位置する高温側の熱交換器用チューブであることを特徴とする一体型熱交換器のコア部構造。
  4. 請求項3記載の一体型熱交換器のコア部構造において、
    前記低温側の熱交換器用チューブは、コンデンサ用のチューブであり、前記高温側の熱交換器用チューブは、ラジエータ用のチューブであることを特徴とする一体型熱交換器のコア部構造。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の一体型熱交換器のコア部構造において、
    前記伝熱防止用ルーバ(15e)まで前記第2接合領域(15b)から連続する平坦状伝熱部(15n)の長さ(L2)が12mm以下であり、前記所定距離(X)がルーバ間ピッチ寸法以上であることを特徴とする一体型熱交換器のコア部構造。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項記載の一体型熱交換器のコア部構造において、
    前記平坦状接続部(15j)の長さ(L1)が、前記第1接合領域(15a)と前記第2接合領域(15b)との間の接合領域間の長さ(L3)と略等しいことを特徴とする一体型熱交換器のコア部構造。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項記載の一体型熱交換器のコア部構造において、
    前記コルゲートフィン(15)の通風方向のルーバ(15c,15e,15h)が、平坦状接続部(15j)の両側に対称に形成されていることを特徴とする一体型熱交換器のコア部構造。
  8. 請求項7記載の一体型熱交換器のコア部構造において、
    前記コルゲートフィン(15)の中心線(C)が、前記平坦状接続部(15j)の中央に位置されていることを特徴とする一体型熱交換器のコア部構造。
  9. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項記載の一体型熱交換器のコア部構造において、
    前記第1熱交換器用チューブ(11)と第2熱交換器用チューブ(13)の幅が異なる幅に形成されていることを特徴とする一体型熱交換器のコア部構造。
  10. 請求項9記載の一体型熱交換器のコア部構造において、
    前記コルゲートフィン(15)の通風方向のルーバ(15c,15e,15h)の数が、前記平坦状接続部(15j)の両側において異なる数とされていることを特徴とする一体型熱交換器のコア部構造。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれか1項記載の一体型熱交換器のコア部構造において、
    前記放熱部は、前記コルゲートフィン(15)に形成される通風方向に直角な方向にチューブ近傍まで切り込まれるルーバ(15c,15h,15e)より長さの短い放熱補助ルーバ(21,23)からなることを特徴とする一体型熱交換器のコア部構造。
  12. 請求項11記載の一体型熱交換器のコア部構造において、
    前記放熱補助ルーバ(23)は、通風方向に直角な方向に間隔を置いて複数形成されていることを特徴とする一体型熱交換器のコア部構造。
  13. 請求項1ないし請求項10のいずれか1項記載の一体型熱交換器のコア部構造において、
    前記放熱部は、前記第1接合領域(15a)と第2接合領域(15b)との間の領域に一体形成される突出部(25)からなることを特徴とする一体型熱交換器のコア部構造。
  14. 請求項1ないし請求項10のいずれか1項記載の一体型熱交換器のコア部構造において、
    前記放熱部は、前記第1接合領域(15a)と第2接合領域(15b)との間の領域を切り起こして形成されるフィン部(27)からなることを特徴とする一体型熱交換器のコア部構造。
  15. 請求項1ないし請求項10のいずれか1項記載の一体型熱交換器のコア部構造において、
    前記第1接合領域(15a)と前記第2接合領域(15b)との間の間隔が、12mm以下であることを特徴とする一体型熱交換器のコア部構造。
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