JP2009186108A - 熱交換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】省スペース化を図りつつ、コア部の熱交換効率が低下するのを抑制できる熱交換器を提供する。
【解決手段】コルゲートフィンとチューブから成るラジーエータなどの熱交換器本体のコア部6の通風後面を塞がずに、当該コア部を流通してきた風を逃がすことができるようにファンの取付座33をコア部の通風後面から離間させて取り付ける。コア部にファンの取付座を取り付けることで省スペースを図った構造でありながら、ファンの取付座に対応する領域においてもコア部に風が流通するため、コア部の放熱性能を低下させずにすむ。
【選択図】図6
【解決手段】コルゲートフィンとチューブから成るラジーエータなどの熱交換器本体のコア部6の通風後面を塞がずに、当該コア部を流通してきた風を逃がすことができるようにファンの取付座33をコア部の通風後面から離間させて取り付ける。コア部にファンの取付座を取り付けることで省スペースを図った構造でありながら、ファンの取付座に対応する領域においてもコア部に風が流通するため、コア部の放熱性能を低下させずにすむ。
【選択図】図6
Description
本発明は熱交換器に関する。
特許文献1には、熱交換器本体のコア部に通風方向に貫通する開口部を形成し、この開口部にファンの取付座(ステー)を配置して、ファンを取り付けた熱交換器が開示されている。
特開平2−45611号公報(第2頁、第3図)
かかる従来の熱交換器では、熱交換器本体のコア部自体にファンが取り付けられるので、例えばエンジンルーム内など限られたスペース内での省スペース化を達成できる。しかしながら、ファンの取付座を取り付けるためにコア部に形成した開口部は、コア部の有効面積を削減するものであり、熱交換率の低下に繋がるものである。
そこで、本発明は、省スペース化を図りつつ、熱交換率の低下を抑制できる熱交換器を提供するものである。
本発明は、熱交換器本体のコア部を流通してきた風を逃がすことができるようにファンの取付座をコア部の通風後面から離間させて取り付けたことを要旨とする。
本発明によれば、コア部にファンの取付座を取り付けることで省スペース化を図った構造でありながら、ファンの取付座に対応する領域においてもコア部に風が流通するため、コア部の放熱性能を低下させずにすむ。従って、本発明の熱交換器は、省スペース化を図りしつつも、熱交換率の低下を抑制できる熱交換器となる。
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
第1〜5実施形態は、いずれも本発明の熱交換器を、図1、2に示すように車両前端に配置されエンジン冷却水を冷却するラジエータに適用した例である。
まず、ラジエータ1が配置される車体前部の構造を簡単に説明する。図1、2に示すように、本実施形態の熱交換器としてのラジエータ1は、車両前端部のエンジンルーム内において、その上端部がラジェータコアサポートアッパ105aに固定され、その下端部がラジエータコアサポートロア105bに固定されている。ラジェータコアサポートアッパ105aは、車幅方向に延在し且つエンジンルームの左右上部のフードレッジ(図示せぬ)の前端部の間に架設されており、一方、ラジエータコアサポートロア105bは、車幅方向に延在し且つエンジンルームの左右下部のフロントサイドメンバ(図示せぬ)の前端部の間に架設されている。
ラジエータコアサポート105に取り付けられたラジエータ1の後方には、エンジン(図示せぬ)が配置され、当該エンジンは左右のフロントサイドメンバに、エンジンマウント(図示せぬ)を介して取り付けられている。
一方、ラジエータ1を取り付けたラジエータコアサポート105の前方には、車両100の前端を構成するフロントバンパー101が設けられ、このフロントバンパー101の中央部に形成された車幅方向に延びる外気取入口(フロントグリル)103からエンジンルーム内に導入される走行風がラジエータ1に送風されるようになっている。なお、フロントバンパー101は、左右の支持ステ−(図示せぬ)を介して左右のフロントサイドメンバ(図示せぬ)に固定されている。
ここで、本実施形態のラジエータ1は後述するように熱交換器本体2に対して強制的に風を送風するファンを備えて構成されている。以下、ラジエータ1の構造を各実施形態ごとにより詳しく説明する。
(第1実施形態)
図3〜図7は第1実施形態のラジエータを示し、図3はラジエータの分解斜視図、図4はラジエータの組付け状態を示す斜視図、図5は熱交換器本体のコア部に対してファンの取付座を取り付けた状態を示す斜視図である。また、図6は図3中VI−VI線に沿った要部拡大断面図、図7は図3中VII−VII線に沿った要部拡大断面図である。
図3〜図7は第1実施形態のラジエータを示し、図3はラジエータの分解斜視図、図4はラジエータの組付け状態を示す斜視図、図5は熱交換器本体のコア部に対してファンの取付座を取り付けた状態を示す斜視図である。また、図6は図3中VI−VI線に沿った要部拡大断面図、図7は図3中VII−VII線に沿った要部拡大断面図である。
図3および図4に示すように、本実施形態のラジエータ1は、熱交換器本体2と、この熱交換器本体2の通風後面側に配置するファン3と、熱交換器本体2の通風後面およびファン3を覆うファンシュラウド4と、を備えて構成されている。
熱交換器本体2は、所定間隔を設けて対向配置した一対のヘッダタンク5、5Aの間に、主に熱交換を行うコア部6を備えて構成されている。コア部6は、図6に示すように、一対のヘッダタンク5、5Aにそれぞれ所定間隔をもって連通した複数のチューブ61、61…と、これら複数のチューブ61、61…間にそれぞれ介挿したコルゲートフィン62、62…と、によって構成される。
一方のヘッダタンク5に導入した高温のエンジン冷却水は、コア部6のチューブ61、61…を通過して他方のヘッダタンク5Aに流入し、そのヘッダタンク5Aからエンジンへと戻される。このとき、エンジン冷却水がコア部6のチューブ61、61…を通過する際に、コア部6のコルゲートフィン62、62…を通過する冷却風との間で熱交換されて、エンジン冷却水を冷却できるようになっている。
この熱交換器本体2に対して強制的に送風するためのファン3は、ファンモータ31と、このファンモータ31によって回転するファンブレード32と、ファンモータ31を熱交換器本体2のコア部6に取り付けるための平板状の取付座33と、を備えて構成されている。当該平板状の取付座33には、その略中央部にファンモータ31を取り付けるためのスタットボルト34が突設されており、このスタットボルト34を介して取付座33とファンモータ31とが一体に固定される。
ファンシュラウド4は、周縁部を一対のヘッダタンク5、5Aに固定するようにしてコア部6の通風後面を覆うとともに、その中央部が後方に扁平な四角錐状に膨出した形状をしている。そして、その四角錐状の頂部となる中央部にファンブレード32の外径にほぼ沿った通風口41が形成されており、図4に示すように、ラジエータ1を組付け完了した状態で、通風口41内にファンブレード32が臨むようになっている。
ここで本実施形態では、熱交換器本体2のコア部6の通風後面を塞がずに当該コア部6を流通してきた風をそのまま逃がすことができるように、ファン3の取付座33をコア部6の通風後面から離間させて取り付ける構造となっている。より具体的には、コア部6の通風後面とファン3の取付座33との間に、ファンの取付座33をコア部6の通風後面から離間させた状態で取り付けるようにする離間取付部7が、設けられている。
本実施形態では、離間取付部7は、コア部6の中央部の所定の範囲においてコルゲートフィン62、62…をコア部6の通風後面の一般面から後方に連続して突出したフィン延長部63として構成されおり、この離間取付部7としてのフィン延長部63に、前記ファン3の取付座33が取り付けられるようになっている。
フィン延長部63は、図6に示すように、全体としてみると、平面視で矩形状に突設するとともに、図7に示すように、側面視で台形状に突設している。フィン延長部63の先端形状は、取付座33の形状とほぼ一致するように矩形状となっており、そのフィン延長部63の突出先端部に取付座33がロー付けにより接合される。
なお、ファン3の取付座33の上端部には、フィン延長部63の突出端部の上側角部Cに合致する折曲部33Kが形成されている。そのため、取付座33をフィン延長部63に取り付ける際に、折曲部33Kをフィン延長部63の上側角部Cに当てがうようにして取り付けられる。
ここで、取付座33によってフィン延長部63の先端面(後端面)が閉塞されることになるものの、フィン延長部63では、隣り合うコルゲートフィン62、62…間の隙間δ1(通風経路)を伝って風がチューブ61の長手方向(上下方向)に抜けていくことになる。これにより、取付座33によってフィン延長部63の先端面を閉塞した場合にも、コア部6の取付座33に対応する部分(コア部6の中央部)および当該フィン延長部63の通風機能(放熱機能)が確保される。
本実施形態では、このコア部6の取付座33に対応する領域(コア部6の中央部)の通風量をより多くするために、図5〜7に示すように、フィン延長部63に、コルゲートフィン62、62…の積層方向に向けて貫通する空気逃がし経路71(通風経路)が形成されている。本実施形態では、空気逃がし経路71は、フィン延長部63の突出端(後端)の上下中央部を、所定幅Wに亘って、コルゲートフィン62、62…の積層方向に切欠くようにして溝状に形成されている。そのため、コア部6からフィン延長部63に流れてきた風は、ファン3の取付座33にぶつかると、前記隙間δ1を通じてフィン延長部63の上方(図7中の紙面と直交する方向)に抜けていくとともに、空気逃がし経路71を通じてフィン延長部63の側方(図7中の左右方向)に抜けていくこととなる。
以上の構成により、本実施形態によれば以下の効果を奏する。
本実施形態によれば、コア部6にファン3の取付座33を取り付ける構造でありながら、取付座33をコア部6の通風後面から離間させて取り付けて、取付座33に対応する領域においてもコア部6に風が流通するように構成されている。そのため、本実施形態によれば、ファン3をコア部6に取り付けたことにより省スペース化できる構造でありながらも、コア部6の放熱性能(つまり熱交換器の熱交換率)の低下を抑制できる。
また、本実施形態によれば、ファン3の取付座33をコア部6の通風後面から離間させる離間取付部7は、コア部6を構成するコルゲートフィン62、62のフィン延長部63である。そのため、コルゲートフィン62、62…を有効利用して離間取付部7を形成することができる。また、離間取付部7がコア部6と一体であるため、部品点数が増えずに取り扱い性に優れる。
なお、この実施形態では、離間取付部7としてのフィン延長部63において、コア部6からの風を逃がす通風経路は、隣接するコルゲートフィン62、62…同士の間に隙間δ1により構成されている。
また、本実施形態によれば、隙間δ1(通風経路)に加えて、フィン延長部63(離間取付部7)に、コルゲートフィン62、62…の積層方向に貫通する空気逃がし経路71(通風経路)がさらに形成されている。そのため、コア部6からフィン延長部63内に流れ込んでくる風は、隙間δ1に加えて、空気逃がし経路71から放出されるため、通風抵抗が低下して、コア部6およびフィン延長部63での放熱効果をより向上できる。
また、本実施形態によれば、ファン3の取付座33には、フィン延長部63の突出先端面の上側角部Cに合致する折曲部33Kを形成してある。これにより、ファン3の取り付け時に折曲部33Kをフィン延長部63の上側角部Cに引っ掛けることにより、取付座33の位置決めや仮止めを簡単に行うことができ、ファン3のコア部6への取付作業性を向上することができる。
(第2実施形態)
図8は本発明の第2実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとする。図8は第2実施形態の離間取付部の横断面図である。
図8は本発明の第2実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとする。図8は第2実施形態の離間取付部の横断面図である。
図8に示すように、本実施形態のラジエータでは、基本的に第1実施形態と同様に、ファン3に設けた取付座33とコア部6との間に離間取付部7が設けられている。そして、本実施形態が第1実施形態と主に異なる点は、離間取付部7が、コア部6のチューブ61、61…を通風後面から連続して突出したチューブ延長部64により構成されていることにある。チューブ延長部64は、コア部6の略中央部においてチューブ61、61…を部分的に膨出し、それら膨出部分を集合させて平面視で矩形状に突設するとともに、側面視で台形状に突設したものである。そして、チューブ延長部64の先端形状は、取付座33の形状とほぼ一致するように矩形状となっており、そのチューブ延長部64の突出先端部に取付座33がロー付けにより接合されるようになっている。
なお、本実施形態では、チューブ延長部64に流れ込んできた風を逃がす通風経路は、隣接するチューブ61、61…間の隙間δ2によって構成される。
以上の構成により、本第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、取付座33をコア部6の通風後面から離間させて取り付けた構造であるため、第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
なお、本実施形態にあっても、チューブ延長部64にチューブ61、61…の積層方向に貫通する空気逃がし経路(通風経路)を形成することが好ましい。更に、ファン3の取付座33に、チューブ延長部64の突出端部の上側角部に合致する折曲部を形成することが好ましい。
(第3実施形態)
図9は本発明の第3実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとする。図9は第3実施形態の離間取付部の横断面図である。
図9は本発明の第3実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとする。図9は第3実施形態の離間取付部の横断面図である。
図9に示すように、本実施形態のラジエータでは、基本的に第1実施形態と同様に、ファン3の取付座33とコア部6の通風後面との間に離間取付部7が設けられている。そして、本実施形態が第1実施形態と主に異なる点は、離間取付部7を、コア部6のコルゲートフィン62およびチューブ61を通風後面側に連続して突出したコア延長部65として構成されていることにある。
コア延長部65は、第1実施形態のフィン延長部63と同様に、コルゲートフィン62およびチューブ61、61…の途中を突出し、それら突出部分を平面視で矩形状に突設するとともに、側面視で台形状に突設したものである。そして、コア延長部65の先端形状は、取付座33の形状とほぼ一致するように矩形状となっており、そのコア延長部65の突出先端部に取付座33がロー付けにより接合されるようになっている。
なお、コア延長部65には、コルゲートフィン62、62…に公知のルーバー73が形成されており、このルーバー73がチューブ延長部64に流れ込んできた風を逃がす通風経路となっている。つまり、ルーバー73とは、コルゲートフィン62、62…の各側面を切り起こした部分であり、その切り起こしにより形成されるスリット状の開口部を通して風を流通させることができる。なお、ルーバー73は、チューブ延長部64のみに限らずコア部6を含めてコルゲートフィン62の全体に設けてあってもよい。
以上の構成により、第3実施形態によれば、第1実施形態と同様に、取付座33をコア部6の通風後面から離間させて取り付けた構造であるため、第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
なお、本実施形態にあっても、コア延長部65の突出端部にチューブ61、61…およびコルゲートフィン62、62…の積層方向に貫通する空気逃がし経路(通風経路)を形成することが好ましい。更に、ファン3の取付座33に、コア延長部65の突出端部の上側角部に合致する折曲部を形成することが好ましい。
(第4実施形態)
図10〜図12は本発明の第4実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとする。図10は第4実施形態の離間取付部の横断面図、図11は離間取付部の側面図、図12はガイドリブを設けた取付座の側面図である。
図10〜図12は本発明の第4実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとする。図10は第4実施形態の離間取付部の横断面図、図11は離間取付部の側面図、図12はガイドリブを設けた取付座の側面図である。
図10に示すように、本第4実施形態では、基本的に第1実施形態と同様に、離間取付部7としてのフィン延長部63で形成され、当該フィン延長部63に、コルゲートフィン62、62…の積層方向に貫通する空気逃がし経路71(通風経路)が形成されている。そして、本実施形態が第1実施形態と主に異なる点は、図10に示すように、ファン3の取付座33から突出して、フィン延長部63の隣接するコルゲートフィン62、62…間の隙間δ1に挿入される櫛歯状のガイドリブ35を備えることにある。
このガイドリブ35は、フィン延長部63と組み合わされて当該フィン延長部63とともに離間取付部7を構成する。即ち、ガイドリブ35は、取付座33のコア部6側の面からフィン延長部63の各隙間δ1に対応して、チューブ61とほぼ同一厚さをもって櫛歯状に複数突設されている。
そして、取付座33をフィン延長部63に取り付ける際に、ガイドリブ35をフィン延長部63の隙間δ1に差込み、その差込み完了時点で取付座33がフィン延長部63の突出先端面に当接するようになっている。この状態で取付座33とフィン延長部63の突出先端面がロー付けされ、ガイドリブ35とコルゲートフィン62がロー付けされる。
この場合、コルゲートフィン62、62…間の隙間δ1がガイドリブ35によって閉塞されることになるが、フィン延長部63およびガイドリブ35にその積層方向に貫通する空気逃がし経路71(通風経路)が形成されており、この通風経路としての空気逃がし経路71を通じて、コア部6から流れ込んできた風を離間取付部7から逃がすことができるようになっている。つまり、本実施形態では、上述の第1実施形態と同様に、フィン延長部63に溝状の空気逃がし経路71(通風経路)が形成されるとともに、図12に示すように、このフィン延長部63の空気逃がし経路71に一致するようにガイドリブ35の取付座33への取付基部に、溝状の空気逃がし経路36(通風経路)が形成されている。
以上の構成により、本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、取付座33をコア部6の通風後面から離間させて取り付けた構造であるため、第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、本実施形態では、取付座33から突設したガイドリブ35をフィン延長部63の隙間δ1に差し込むようにしたので、ファン3のフィン延長部63への位置決めが容易になるとともに、ファン3とフィン延長部63との結合強度を高めることができる。
なお、本実施形態にようにガイドリブ35を隙間δ1に差し込んだ場合にあっても、空気逃がし経路71を設けずに、第3実施形態と同様にフィン延長部63のコルゲートフィン62、62…にルーバー73を形成することにより、通風経路を確保してもよい。
(第5実施形態)
図13は本発明の第5実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとする。図13は第5実施形態の離間取付部の横断面図である。
図13は本発明の第5実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとする。図13は第5実施形態の離間取付部の横断面図である。
図13に示すように、本第5実施形態では、基本的に第1実施形態と同様に、ファン3の取付座33とコア部6の通風後面との間に離間取付部7が設けられている。そして、本実施形態が第1実施形態と主に異なる点は、離間取付部7が、ファン3の取付座33からコア部6のチューブ61に対応して櫛歯状に突出された櫛歯状突出部37であることにある。
この櫛歯状突出部37は、チューブ61、61…のピッチとほぼ等しいピッチで取付座33から突設した複数の突起部37aによって形成されている。そして、取付座33をコア部に取り付ける際には、櫛歯状突出部37の各突起部37aの先端が、チューブ61の通風後面側端にロー付けされるようになっている。なお、コア部6から離間取付部としての櫛歯状突出部37に流れ込んできた風を逃がす通風経路は、櫛歯状突出部37の各突起部37a間の隙間δ3により構成されている。
以上の構成により、本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、取付座33をコア部6の通風後面から離間させて取り付けた構造であるため、第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、離間取付部7を構成する櫛歯状突出部37が、チューブ61とほぼ等しいピッチをもって突出した複数の突起部37aによって構成されているため、隣接する突起部37a間に形成される隙間3が比較的大きく、そのため、放熱性能を高く維持するのに好適である。
また、離間取付部7がファン3の取付座33と一体に設けられた部分(櫛歯状突出部37)であるため、熱交換器本体2側に形状変更を加えることなく、既存の熱交換器本体を流用できる利点がある。
ところで、本発明を上述の第1〜第5実施形態に例をとって説明したが、これら実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。勿論、本実施形態の熱交換器は、ラジエータに限ることなく、コンデンサやエバポレータやその他の熱交換器にも用いることができるし、また車両用に限られず、様々な用途に用いることができることは言うまでもない。
1 ラジエータ(熱交換器)
2 熱交換器本体
3 ファン
6 コア部
7 離間取付部
31 ファンモータ
32 ファンブレード
33 取付座
33K 折曲部
35 ガイドリブ
36 空気逃がし経路(通風経路)
37 櫛歯状突出部
61 チューブ
62 コルゲートフィン
63 フィン延長部
64 チューブ延長部
65 コア延長部
71 空気逃がし経路(通風経路)
73 ルーバ(通風経路)
δ1 隙間(通風経路)
δ2 隙間(通風経路)
δ3 隙間(通風経路)
2 熱交換器本体
3 ファン
6 コア部
7 離間取付部
31 ファンモータ
32 ファンブレード
33 取付座
33K 折曲部
35 ガイドリブ
36 空気逃がし経路(通風経路)
37 櫛歯状突出部
61 チューブ
62 コルゲートフィン
63 フィン延長部
64 チューブ延長部
65 コア延長部
71 空気逃がし経路(通風経路)
73 ルーバ(通風経路)
δ1 隙間(通風経路)
δ2 隙間(通風経路)
δ3 隙間(通風経路)
Claims (8)
- 複数多段に配置され内部に熱交換媒体を流通させるチューブと、当該チューブの間に配置されるフィンと、を交互に積層してなるコア部を有する熱交換器本体と、
前記コア部の通風後面側に取り付けられる取付座を有するファンと、
を備えた熱交換器であって、
前記コア部を流通してきた風を逃がすことができるように前記ファンの取付座を前記コア部の通風後面から離間させた状態で取り付ける離間取付部を、前記コア部の通風後面と前記ファンの取付座との間に設けたことを特徴とする熱交換器。 - 請求項1に記載の熱交換器であって、
前記離間取付部は、前記コア部のフィンを当該コア部の通風後面から連続して突出したフィン延長部であることを特徴とする熱交換器。 - 請求項1に記載の熱交換器であって、
前記離間取付部は、前記コア部のチューブを当該コア部の通風後面から連続して突出したチューブ延長部であることを特徴とする熱交換器。 - 請求項1に記載の熱交換器であって、
前記離間取付部は、前記コア部のフィンおよびチューブを当該コア部の通風後面から連続して突出したコア延長部であることを特徴とする熱交換器。 - 請求項2に記載の熱交換器であって、
前記離間取付部は、前記ファンの取付座から突出し前記フィン延長部の隣接するフィン間の隙間に挿入されるガイドリブを備えることを特徴とする熱交換器。 - 請求項1に記載の熱交換器であって、
前記離間取付部は、前記ファンの取付座から前記コア部のチューブに対応して櫛歯状に突出し、その突出端部が前記チューブに接合される櫛歯状突出部であることを特徴とする熱交換器。 - 請求項1〜6のいずれか1つに記載の熱交換器であって、
前記離間取付部は、チューブおよび/またはフィンの積層方向に貫通する空気逃がし経路を備えたことを特徴とする熱交換器。 - 請求項1〜7のいずれか1つに記載の熱交換器であって、
前記ファンの取付座は、前記離間取付部の突出端部の角部に合致する折曲部を有することを特徴とする熱交換器。
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---|---|
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5915761B2 (ja) * | 2012-09-21 | 2016-05-11 | 日産自動車株式会社 | 車両用空気調和装置 |
JP2017227342A (ja) * | 2016-06-20 | 2017-12-28 | 株式会社ティラド | コルゲートフィン型熱交換器 |
-
2008
- 2008-02-07 JP JP2008027520A patent/JP2009186108A/ja active Pending
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