JP2017227342A - コルゲートフィン型熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、放熱性能と、軽量化と、強度上の問題を同時に解決するコルゲートフィン型熱交換器を提供することを課題とする。【解決手段】 コアの中央部に電動ファンを配置したコルゲートフィン型熱交換器において、コアの幅B,コアの高さAとするとき、B>A×1.5であり且つ、電動ファンによるコアの中央領域aが略コア高さAに等しく、その中央領域aの両側に側部領域b=A×(0.1〜0.4)が存在し、中央領域aにフィンピッチを2.5mm/2の第1コルゲートフィン2aが配置され、側部領域bにフィンピッチを3.0mm/2または4.0mm/2の第2コルゲートフィン2bを配置したコルゲートフィン型熱交換器である。【選択図】図1

Description

本発明は、コルゲートフィン型熱交換器に関する。
図3は、広く用いられている従来型のコルゲートフィン型熱交換器の正面図であり、偏平チューブ1とコルゲートフィン2とを交互に定間隔に配置してコア10を構成する。そして、各偏平チューブ1の両端を上タンク3と下タンク4とに連通し、コア10の中央部に電動ファン8と、その外周を被嵌するシュラウド9を配置したものである。一般的にコア10の各部におけるコルゲートフィン2のピッチは等しいと共に、偏平チューブ1の配置ピッチも等しい。
次に、下記特許文献1に記載のラジエータは、チューブとフィンとからなるコアに対向し冷却ファンが配置されたものにおいて、風速が大なる部分におけるフィンピッチを細かくし、風速が小なる部分において、フィンのビッチを粗くしたものである。
このようにフィンピッチを風速の大小に応じて変えることにより、冷却器の冷却効率を増大し、ラジエータの冷却性能の向上を図るとしている。
さらに、引用文献2に記載の熱交換器は、ファンを上部タンクに設けられたインレットパイプに近づけて設け、ファンが配置されている対応コア部分及びその近傍部分のチューブピッチ及びフィンピッチを密にし、それから遠く離れた部分のフィンピッチ及びチューブピッチを粗にしたことを特徴とする。
このようにファンによる強制冷却部分の表面積を増大させる。同時に熱い冷却液が流れこむコア部分を積極的に冷却することによって、十分な冷却効果が得られる熱交換器を提供する。また、ファンによる流速が小さい部分では、冷却面積を小さくして、流通抵抗を少なくすると記載されている。
実開昭59−134770号公報 実開昭59−32865号公報
上記各引用文献においては、ファンが対向する強い送風位置ではフィンピッチを小さくし、それから遠ざかった位置においてはフィンピッチを大きくして、熱交換性能の向上と、送風抵抗の低下を図るとしている。
しかしながら、フィンピッチの大きな部分と小さな部分との差異をどの程度にすべきか、詳細な考察がされていない。
本発明者の実験によれば、フィンピッチの大なる部分と、フィンピッチの小なる部分とには、複合的な要素から定まる最適な範囲が存在することが判った。とくに、熱交換器の軽量化と放熱量のバランスが重要な要素である。
即ち、ファンに対向しない位置においては、フィンピッチを大きくして通風抵抗を少なくし、熱交換器の軽量化を図ったとしても、ラジエータ全体としての熱交換量が低下しては熱交換器として、好ましくない。
さらには、熱交換器は、コアの中央位置と端部位置では、放熱性能やチューブの熱膨張が異なる。そこで、それに応じた強度設計が必要である。従来型熱交換器では、各部でフィンピッチを変える場合、軽量化や、強度的配慮を欠いていた。
そこで、本発明は、放熱性能と、軽量化と、強度上の問題を同時に解決するコルゲートフィン型熱交換器を提供することを目的とする。
請求項1に記載の本発明は、偏平チューブ(1)とコルゲートフィンとが交互に配置されて、熱交換器コアが形成され、上下に離間して一対の上タンク(3),下タンク(4)が配置され、各タンク(3)(4)に偏平チューブ(1)の両端が連通され、コア(5)に対向してシュラウド(9)付きの電動モータを有するファン(8)が配置され、入口パイプ(6)から出口パイプ(7)に各偏平チューブ(1)を介してエンジン冷却水が流通すると共に、コア(5)の中央部に電動ファンによる起風が流通するコルゲートフィン型熱交換器において、
コアの幅(B)と、コアの高さ(A)が、B>A×1.5であり、電動ファンによるコアの中央領域(a)が略コアの高さ(A)に等しく、その中央領域(a)の両側に側部領域(b)=A×(0.1〜0.4)が存在し、
前記中央領域(a)にフィンピッチ2.5mm/2の第1コルゲートフィン(2a)が配置され、
前記側部領域(b)にフィンピッチ3.0mm/2または、フィンピッチ4.0mm/2の第2コルゲートフィン(2b)が配置されたコルゲートフィン型熱交換器である。
本件発明は、中央領域aにフィンピッチ2.5mm/2の第1コルゲートフィン2aが配置され、側部領域bにフィンピッチ3.0mm/2または、フィンピッチ4.0mm/2の第2コルゲートフィン2bが配置されたものである。そのため、側部領域bのいずれのフィンピッチにおいても、放熱性能の低下を2.0%以内に抑えつつ、熱交換器の軽量化を3.0〜8.3%達成することができる。即ち、図2に示すごとく、全体として放熱性能の低下を殆ど起こすことなく、熱交換器の軽量化を達成できる。
また、コアの幅方向の両側に対称にフィンピッチを大きくすることにより、ファンの起風による放熱性が期待できないコア部分を輻射により冷却する。さらに、側部領域bをコアの両端部に対称に配置することにより、コア両端部の熱膨張を抑えて、熱交換器全体の強度バランスを向上することができる。
なお、上記において、フィンピッチ2.5mm/2とは、コルゲート状(波型)に曲折されたフィンの半ピッチ分をいう。
本発明のコルゲートフィン型熱交換器の正面図。 同熱交換器の主コア部の中央領域a及び副コア部の側部領域bにおける各フィンと熱交換量との関係を、従来型のそれに対して比較したもの。 従来型の熱交換器の正面図。
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態につき説明する。
図1は本発明のコルゲートフィン型熱交換器の正面図である。
この熱交換器が、図3の従来型の熱交換器と異なる点は、コア5が、幅方向に中央領域aとその両側に配置された側部領域bとに分けられ、中央領域aに対向してファン8とその外周を覆うシュラウド9とが被嵌されている。そして、中央領域aには第1コルゲートフィン2aが配置され、側部領域bには第2コルゲートフィン2bが配置されている。
この例ではコアの高さAが一例として400であり、コアの幅Bが760である。なお、コアの幅Bはコアの高さAの1.5倍以内とすることが好ましい。そして、中央領域aにおける第1コルゲートフィン2aのフィンピッチFpは2.5mm/2であり、側部領域bにおける、第2コルゲートフィン2bのフィンピッチFpは3.0mm/2または、フィンピッチFp=4.0mm/2である。
ここに、各フィンピッチFPを1/2で除したのは、本来のフィンピッチにおけるサイクルの1/2を代表寸法とする意味である。逆に言うと、本来の1サイクルにおけるフィンピッチは、第1コルゲートフィン2aでは2.5mmであり、第2コルゲートフィン2bでは3.0mmまたは4.0mmである。
また、この例はアルミニウム製の熱交換器であり、偏平チューブ1及び第1コルゲートフィン2a,第2コルゲートフィン2b並びに上タンク3,下タンク4はアルミニウム材またはアルミニウム合金からなる。そして、偏平チューブ1の横断面の長径16.25mm、短径は1.4mm、厚みは0.25mmである。
また、第2コルゲートフィン2b,第1コルゲートフィン2aの板厚は、夫々0.06mmである。
図1において、中央領域aはシュラウド9の開口及びファン8の直径に略等しい。また、側部領域bは中央領域aの両側に一例として180mmである。そして、第2コルゲートフィン2bの第1実施例はそのフィンピッチが3.0mm/2である。このとき、従来型の熱交換器を100としたとき、第1実施例の放熱量の低下は図2に示す如く1%程度であった。
次に、その第2コルゲートフィン2bのフィンピッチを4.0mm/2とした場合には、従来型の熱交換器に比べて放熱量は、同図右側の棒グラフにあるように2%の低下であった。
これに対して、第2コルゲートフィン2bのフィンピッチが3.0mm/2としたときのアルミニウム材の軽量化は3.0%であった。
また、第2コルゲートフィン2bのフィンピッチを4.0mm/2とした場合には、8.3%のアルミニウム材の軽量化ができた。
なお、この例では中央領域aの幅を380mmとしたが、コアの高さAの0.8〜0.9倍とすることもできる。
また、側部領域bの幅はコアの高さAの0.1〜0.4倍とすることができる。その範囲において、熱交換量の低下を従来型熱交換器に比べて1%〜2%とし、軽量化を3.0〜8.3%達成することができる。
なお、偏平チューブ1はA3003の芯材にA4343合金を皮材として外側に被覆したものを用いることができる。さらには、芯材の内側にはA7072の皮剤を被覆することができる。
上タンク3,下タンク4は、その本体が合成樹脂の成形体から構成することができる。そして、その本体を各偏平チューブ1が挿通されたチューブプレート11に、図示しないゴムシール材を介して接続することができる。
1 偏平チューブ
a 中央領域
b 側部領域
2 コルゲートフィン
2a 第1コルゲートフィン
2b 第2コルゲートフィン
3 上タンク
4 下タンク
5 コア
6 入口パイプ
7 出口パイプ
8 ファン
9 シュラウド
10 コア
11 チューブプレート
A コアの高さ
B コアの幅

Claims (1)

  1. 偏平チューブ(1)とコルゲートフィンとが交互に配置されて、熱交換器コアが形成され、上下に離間して一対の上タンク(3),下タンク(4)が配置され、各タンク(3)(4)に偏平チューブ(1)の両端が連通され、コア(5)に対向してシュラウド(9)付きの電動モータを有するファン(8)が配置され、入口パイプ(6)から出口パイプ(7)に各偏平チューブ(1)を介してエンジン冷却水が流通すると共に、コア(5)の中央部に電動ファンによる起風が流通するコルゲートフィン型熱交換器において、
    コアの幅(B)と、コアの高さ(A)が、B>A×1.5であり、電動ファンによるコアの中央領域(a)が略コアの高さ(A)に等しく、その中央領域(a)の両側に側部領域(b)=A×(0.1〜0.4)が存在し、
    前記中央領域(a)にフィンピッチ2.5mm/2の第1コルゲートフィン(2a)が配置され、
    前記側部領域(b)にフィンピッチ3.0mm/2または、フィンピッチ4.0mm/2の第2コルゲートフィン(2b)が配置されたコルゲートフィン型熱交換器。
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