JP2002350077A - 一体型熱交換器のコア部構造 - Google Patents
一体型熱交換器のコア部構造Info
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Abstract
ンと第2の熱交換器のコルゲートフィンとを一体的に形
成してなる一体型熱交換器のコア部構造に関し、チュー
ブ間の熱干渉を低減し、同時に接続部において第2の熱
交換器の放熱性能を向上することを目的とする。 【解決手段】 第1接合領域15aの内側端15dより
内側となる領域に伝熱防止用ルーバ15eを性能向上用
ルーバ15cに連続して形成し、第2接合領域15bの
内側端15fから所定距離X内に存在する領域を除いて
性能向上用ルーバ15hを形成し、コルゲートフィン1
5における伝熱防止用ルーバ15eと第2接合領域15
b側の性能向上用ルーバ15hとの間を、ルーバの形成
されない平坦状接続部15jとしてなることを特徴とす
る。
Description
コルゲートフィンと第2の熱交換器のコルゲートフィン
とを一体的に形成してなる一体型熱交換器のコア部構造
に関する。
ンと第2の熱交換器のコルゲートフィンとを一体的に形
成してなる一体型熱交換器のコア部構造として、例え
ば、特開平10−231724号公報,特開平11−2
94984号公報等に開示されるものが知られている。
報に開示される一体型熱交換器のコア部構造を示すもの
で、このコア部構造では、第1の熱交換器の第1熱交換
器用チューブ1と、第2の熱交換器の第2熱交換器用チ
ューブ2とが、通風方向に前後2列に配置されている。
そして、第1熱交換器用チューブ1の間および第2熱交
換器用チューブ2の間には、コルゲートフィン3が配置
されている。
介して一体的に形成され、第1熱交換器用チューブ1側
および第2熱交換器用チューブ2側には、それぞれルー
バ3b,3cが形成されている。そして、接続部3aに
は、切欠部3dおよびルーバ3eが形成されている。こ
の一体型熱交換器のコア部構造では、接続部3aに、切
欠部3dおよびルーバ3eを形成したので、コルゲート
フィン3の熱伝導が切欠部3dおよびルーバ3eにより
妨げられ、例えば、高温側の第2熱交換器用チューブ2
から低温側の第1熱交換器用チューブ1に、コルゲート
フィン3を介して熱が伝達される熱干渉を低減すること
ができる。
報に開示される一体型熱交換器のコア部構造を示すもの
で、このコア部構造では、第1の熱交換器の第1熱交換
器用チューブ4と、第2の熱交換器の第2熱交換器用チ
ューブ5とが、通風方向に前後2列に配置されている。
そして、第1熱交換器用チューブ4の間および第2熱交
換器用チューブ5の間には、コルゲートフィン6が配置
されている。
介して一体的に形成され、第1熱交換器用チューブ4側
および第2熱交換器用チューブ5側には、それぞれルー
バ6b,6cが形成されている。そして、接続部6aに
は、ルーバ6dが形成されている。この一体型熱交換器
のコア部構造では、接続部6aに、ルーバ6dを形成し
たので、コルゲートフィン6の熱伝導がルーバ6dによ
り妨げられ、例えば、高温側の第2熱交換器用チューブ
5から低温側の第1熱交換器用チューブ4に、コルゲー
トフィン6を介して熱が伝達される熱干渉を低減するこ
とができる。
一体型熱交換器のコア部構造では、接続部3a,6a
に、切欠部3dあるいはルーバ3e,6dを形成し、こ
の切欠部3dあるいはルーバ3e,6dにより、コルゲ
ートフィン3,6の熱伝導を妨げているため、接続部3
a,6aに流入する熱量が少なくなり、接続部3a,6
aにおける放熱を有効に行うことが困難になるという問
題があった。
バ3e,6dを形成すると、空気抵抗が無駄に増大し、
風量が低下し、熱交換性能が低下することになる。本発
明は、かかる従来の問題を解決するためになされたもの
で、第1熱交換器用チューブと第2熱交換器用チューブ
との間の熱干渉を低減することができるとともに、接続
部において第2の熱交換器の放熱性能を向上することが
できる一体型熱交換器のコア部構造を提供することを目
的とする。
器のコア部構造は、第1の熱交換器の第1熱交換器用チ
ューブと第2の熱交換器の第2熱交換器用チューブとを
冷却空気の通風方向に直列に配置するとともに、前記第
1熱交換器用チューブの間および前記第2熱交換器用チ
ューブの間に延在してコルゲートフィンを配置し、前記
第1熱交換器用チューブおよび第2熱交換器用チューブ
の接合部を前記コルゲートフィンに接合してなる一体型
熱交換器のコア部構造において、前記コルゲートフィン
における前記第1熱交換器用チューブの接合部が位置す
る第1接合領域に、通風方向に直角な方向にチューブ近
傍まで切り込まれる性能向上用ルーバを形成するととも
に、前記第1接合領域の内側端より内側となる領域に、
通風方向に直角な方向にチューブ近傍まで切り込まれる
伝熱防止用ルーバを前記性能向上用ルーバに連続して形
成し、前記コルゲートフィンにおける前記第2熱交換器
用チューブの接合部が位置する第2接合領域に、第2接
合領域の内側端から所定距離内に存在する領域を除い
て、通風方向に直角な方向にチューブ近傍まで切り込ま
れる性能向上用ルーバを形成し、前記コルゲートフィン
における前記伝熱防止用ルーバと前記第2接合領域側の
性能向上用ルーバとの間を、通風方向に直角な方向にチ
ューブ近傍まで切り込まれるルーバの形成されない平坦
状接続部としてなることを特徴とする。
は、請求項1記載の一体型熱交換器のコア部構造におい
て、前記伝熱防止用ルーバとこの伝熱防止用ルーバに隣
接する前記第1接合領域の前記性能向上用ルーバとの間
隔を、前記第1接合領域の前記性能向上用ルーバの間隔
より大きくしてなることを特徴とする。請求項3の一体
型熱交換器のコア部構造は、請求項1または請求項2記
載の一体型熱交換器のコア部構造において、前記第1熱
交換器用チューブおよび前記第2熱交換器用チューブの
うち、一方が冷却空気の風上側に位置する低温側の熱交
換器用チューブであり、他方が冷却空気の風下側に位置
する高温側の熱交換器用チューブであることを特徴とす
る。
は、請求項3記載の一体型熱交換器のコア部構造におい
て、前記低温側の熱交換器用チューブは、コンデンサ用
のチューブであり、前記高温側の熱交換器用チューブ
は、ラジエータ用のチューブであることを特徴とする。
は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の一体
型熱交換器のコア部構造において、前記伝熱防止用ルー
バまで前記第2接合領域から連続する平坦状伝熱部の長
さが、12mm以下であり、前記所定距離がルーバ間ピ
ッチ寸法以上であることを特徴とする。請求項6の一体
型熱交換器のコア部構造は、請求項1ないし請求項5の
いずれか1項記載の一体型熱交換器のコア部構造におい
て、前記平坦状接続部の長さが、前記第1接合領域と前
記第2接合領域との間の接合領域間の長さと略等しいこ
とを特徴とする。
は、請求項1ないし請求項6のいずれか1項記載の一体
型熱交換器のコア部構造において、前記コルゲートフィ
ンの通風方向のルーバが、平坦状接続部の両側に対称に
形成されていることを特徴とする。請求項8の一体型熱
交換器のコア部構造は、請求項7記載の一体型熱交換器
のコア部構造において、前記コルゲートフィンの中心線
が、前記平坦状接続部の中央に位置されていることを特
徴とする。
は、請求項1ないし請求項6のいずれか1項記載の一体
型熱交換器のコア部構造において、前記第1熱交換器用
チューブと第2熱交換器用チューブの幅が異なる幅に形
成されていることを特徴とする。請求項10の一体型熱
交換器のコア部構造は、請求項9記載の一体型熱交換器
のコア部構造において、前記コルゲートフィンの通風方
向のルーバの数が、前記平坦状接続部の両側において異
なる数とされていることを特徴とする。
は、第1の熱交換器の第1熱交換器用チューブと第2の
熱交換器の第2熱交換器用チューブとを冷却空気の通風
方向に直列に配置するとともに、前記第1熱交換器用チ
ューブの間および前記第2熱交換器用チューブの間に延
在してコルゲートフィンを配置し、前記第1熱交換器用
チューブおよび第2熱交換器用チューブの接合部を前記
コルゲートフィンに接合してなる一体型熱交換器のコア
部構造において、前記コルゲートフィンにおける前記第
1熱交換器用チューブの接合部が位置する第1接合領域
と、前記コルゲートフィンにおける前記第2熱交換器用
チューブの接合部が位置する第2接合領域との間の領域
に、前記第2熱交換器用チューブからの熱伝導を大きく
阻害することなく放熱を行う複数の放熱部を形成してな
ることを特徴とする。
は、請求項1または請求項2記載の一体型熱交換器のコ
ア部構造において、前記第1接合領域の前記性能向上用
ルーバの数に前記伝熱防止用ルーバの数を加えた数を、
前記第2接合領域の前記性能向上用ルーバの数と異なら
せるとともに、前記平坦状接続部に、前記コルゲートフ
ィンの中心線から前記ルーバの数が少ない側に偏らせ
て、前記第2熱交換器用チューブからの熱伝導を大きく
阻害することなく放熱を行う複数の放熱部を形成してな
ることを特徴とする。
は、請求項11または請求項12記載の一体型熱交換器
のコア部構造において、前記放熱部は、前記コルゲート
フィンに形成される通風方向に直角な方向にチューブ近
傍まで切り込まれるルーバより長さの短い放熱補助ルー
バからなることを特徴とする。請求項14の一体型熱交
換器のコア部構造は、請求項13記載の一体型熱交換器
のコア部構造において、前記放熱補助ルーバは、通風方
向に直角な方向に間隔を置いて複数形成されていること
を特徴とする。
は、請求項11または請求項12記載の一体型熱交換器
のコア部構造において、前記放熱部は、前記第1接合領
域と第2接合領域との間の領域に一体形成される突出部
からなることを特徴とする。請求項16の一体型熱交換
器のコア部構造は、請求項11または請求項12記載の
一体型熱交換器のコア部構造において、前記放熱部は、
前記第1接合領域と第2接合領域との間の領域を切り起
こして形成されるフィン部からなることを特徴とする。
は、請求項11または請求項12記載の一体型熱交換器
のコア部構造において、前記第1接合領域と前記第2接
合領域との間の間隔が、12mm以下であることを特徴
とする。
部構造では、第2接合領域の内側端から所定距離内に存
在する領域を除いて性能向上用ルーバを形成したので、
第2熱交換器用チューブからの熱が、第2接合領域の内
側端から所定距離内に存在する領域から平坦状接続部に
確実に伝達される。
坦状接続部において空気中に有効に放熱され、第2の熱
交換器の放熱性能が向上する。また、第1接合領域の内
側端より内側となる領域に伝熱防止用ルーバを性能向上
用ルーバに連続して形成したので、伝熱防止用ルーバに
より平坦状接続部からの熱が第1熱交換器用チューブ側
に流入すること、または、第1熱交換器用チューブ側か
らの熱が平坦状接続部を通じて第2熱交換器用チューブ
側へ流入することが低減され、第1熱交換器用チューブ
と第2熱交換器用チューブとの間の熱干渉が低減され
る。
は、伝熱防止用ルーバとこの伝熱防止用ルーバに隣接す
る第1接合領域の前記性能向上用ルーバとの間隔が、第
1接合領域の性能向上用ルーバの間隔より大きくされ
る。従って、コルゲートフィンの加工時に伝熱防止用ル
ーバの位置が所定位置からずれ、あるいは、チューブの
間への組み込み時にチューブに対する伝熱防止用ルーバ
の位置がずれた場合にも、伝熱防止用ルーバが第1接合
領域の内側端より内側に確実に位置される。
は、第1熱交換器用チューブおよび第2熱交換器用チュ
ーブのうち、一方が冷却空気の風上側に位置する低温側
の熱交換器用チューブとされ、他方が冷却空気の風下側
に位置する高温側の熱交換器用チューブとされる。請求
項4の一体型熱交換器のコア部構造では、低温側の熱交
換器用チューブが、コンデンサ用のチューブとされ、高
温側の熱交換器用チューブが、ラジエータ用のチューブ
とされる。
ータ用のチューブとの間の熱干渉が低減され、また、平
坦状接続部によりラジエータ、または、コンデンサの放
熱性能が向上される。請求項5の一体型熱交換器のコア
部構造では、伝熱防止用ルーバまで第2接合領域から連
続する平坦状伝熱部の長さが、12mm以下とされ、所
定距離がルーバ間ピッチ寸法以上とされる。
は、平坦状接続部の長さが、第1接合領域と第2接合領
域との間の接合領域間の長さと略等しくされる。請求項
7の一体型熱交換器のコア部構造では、コルゲートフィ
ンの通風方向のルーバが、平坦状接続部の両側に対称に
形成される。そして、これにより、コルゲートフィンの
加工時に生じるコルゲートフィンの変形が低減される。
は、コルゲートフィンの中心線が、平坦状接続部の中央
に位置され、これにより、コルゲートフィンの通風方向
のルーバが、コルゲートフィンの中心線の両側に対称に
形成され、また、第1平坦部と第2平坦部の長さが同一
の長さになる。従って、コルゲートフィンが、中心線を
中心にして対称形状になり、コルゲートフィンの加工時
に生じるコルゲートフィンの変形がより低減される。
は、第1熱交換器用チューブと第2熱交換器用チューブ
の幅が異なる幅に形成される。そして、これにより、第
1の熱交換器と第2の熱交換器それぞれの必要性能に応
ずることができる。請求項10の一体型熱交換器のコア
部構造では、コルゲートフィンの通風方向のルーバの数
が、平坦状接続部の両側において異なる数とされる。
2の熱交換器の異なるチューブ幅に対応することができ
る。請求項11の一体型熱交換器のコア部構造では、第
1接合領域と第2接合領域との間の領域に、第2熱交換
器用チューブからの熱伝導を大きく阻害することなく放
熱を行う複数の放熱部が形成される。
が、放熱部により熱伝導を大きく阻害されることなく第
1接合領域と第2接合領域との間の領域を伝導され、複
数の放熱部から効率的に放熱される。請求項12の一体
型熱交換器のコア部構造では、第2熱交換器用チューブ
からの熱が、放熱部により熱伝導を大きく阻害されるこ
となく平坦状接続部を伝導され、複数の放熱部から効率
的に放熱される。
ゲートフィンの中心線からルーバの数が少ない側に偏ら
せて形成したので、加工のアンバランスにより生じるコ
ルゲートフィンの曲がりが低減される。請求項13の一
体型熱交換器のコア部構造では、放熱部が、コルゲート
フィンに形成される通風方向に直角な方向にチューブ近
傍まで切り込まれるルーバより長さの短い放熱補助ルー
バとされ、放熱補助ルーバから放熱が行われる。
では、放熱補助ルーバが、通風方向に直角な方向に間隔
を置いて複数形成される。請求項15の一体型熱交換器
のコア部構造では、放熱部が、第1接合領域と第2接合
領域との間の領域に一体形成される突出部とされ、突出
部から放熱が行われる。
では、放熱部が、第1接合領域と第2接合領域との間の
領域を切り起こして形成されるフィン部とされ、フィン
部から放熱が行われる。請求項17の一体型熱交換器の
コア部構造では、第1接合領域と第2接合領域との間の
間隔が、12mm以下とされる。
に説明する。図1は、本発明の一体型熱交換器のコア部
構造の第1の実施形態を示している。この一体型熱交換
器のコア部構造では、第1の熱交換器の第1熱交換器用
チューブ11の間および第2の熱交換器の第2熱交換器
用チューブ13の間に延在してコルゲートフィン15が
配置されている。
デンサとされ、第2の熱交換器が自動車用のラジエータ
とされている。また、第1の熱交換器が冷却空気の風上
側に配置され、第2の熱交換器が冷却空気の風下側に配
置される。第1熱交換器用チューブ11および第2熱交
換器用チューブ13は、例えば、アルミニウムからなる
扁平チューブとされており、その横断面の長手方向の両
側に円弧部11a,13aが形成されている。
えば、1.7mmとされ、両側に平面状の接合部11
b、13bが形成されている。そして、この接合部11
b,13bが、例えば、アルミニウムからなるコルゲー
トフィン15の折曲部にろう付けにより接合されてい
る。
における第1熱交換器用チューブ11の接合部11bが
位置する領域が第1接合領域15aとされている。そし
て、この第1接合領域15aには、複数の性能向上用ル
ーバ15cが、例えば、ピッチが1mmの間隔で連続し
て形成されている。また、第1接合領域15aの内側端
15dより内側となる領域には、単数の伝熱防止用ルー
バ15eが、性能向上用ルーバ15cと同一のピッチで
連続して形成されている。
熱交換器用チューブ13の接合部13bが位置する領域
が第2接合領域15bとされている。そして、この第2
接合領域15bには、その内側端15fから所定距離X
内に存在する領域を除いた部分に、複数の性能向上用ル
ーバ15hが連続して形成されている。
部の長さL2にもよるが、ルーバ間ピッチ寸法以上、好
ましくは2mm以下の寸法、例えば、1mmにするのが
望ましい。そして、コルゲートフィン15における伝熱
防止用ルーバ15eと第2接合領域15b側の性能向上
用ルーバ15hとの間が、ルーバ,切欠部等が何ら形成
されない無垢状態の平坦状接続部15jとされている。
ーバとなる部分が含まれる。また、伝熱防止用ルーバ1
5eまで第2接合領域15bから連続する平坦状伝熱部
15nの長さL2が、12mm以下、好ましくは、8m
m以下とされる。なお、この実施形態では、コルゲート
フィン15の第1接合領域15aおよび第2接合領域1
5bの外側には、内側端部の片ルーバ以外にはルーバの
形成されない第1平坦部15kおよび第2平坦部15m
が形成されている。
の(b)に示すように、その中心線Cの両側に対称にル
ーバ15c,15e,15hが形成されている。上述し
た一体型熱交換器のコア部構造では、第2接合領域15
bの内側端15fから所定距離X内に存在する領域を除
いて性能向上用ルーバ15hを連続して形成したので、
第2熱交換器用チューブ13からの熱が、第2接合領域
15bの内側端15fから所定距離X内に存在する領域
から平坦状接続部15jに確実に伝達される。
が、平坦状接続部15jにおいて、コルゲートフィン1
5を通過する空気中に有効に放熱される。また、第1接
合領域15aの内側端15dより内側となる領域に伝熱
防止用ルーバ15eを性能向上用ルーバ15cに連続し
て形成したので、伝熱防止用ルーバ15eにより平坦状
接続部15jからの熱が第1熱交換器用チューブ11側
に流入することが低減され、第1熱交換器用チューブ1
1と第2熱交換器用チューブ13との間の熱干渉が低減
される。
部構造では、第1接合領域15aの内側端15dより内
側となる領域に伝熱防止用ルーバ15eを性能向上用ル
ーバ15cに連続して形成するとともに、第2接合領域
15bの内側端15fから所定距離X内に存在する領域
を除いて性能向上用ルーバ15hを連続して形成し、伝
熱防止用ルーバ15eと第2接合領域15b側の性能向
上用ルーバ15hとの間を、ルーバの形成されない平坦
状接続部15jとしたので、第1熱交換器用チューブ1
1と第2熱交換器用チューブ13との間の熱干渉を低減
することができるとともに、平坦状接続部15jにおい
て第2の熱交換器の放熱性能を向上することができる。
造では、平坦状伝熱部15nの長さL2を、12mm以
下とし、所定距離Xをルーバ間ピッチ寸法以上にしたの
で、平坦状接続部15jにおいて放熱を有効に行うこと
ができる。
法に満たない場合には、平坦状接続部15jを活用する
に足る熱が伝達できない。しかしながら、所定距離Xが
2mmを越える場合には、性能向上用ルーバ15hによ
る熱交換器性能が損なわれるため、2mm以下の寸法が
望ましい。一方、平坦状伝熱部15nの長さが12mm
を越える場合には、12mmを越えた部分では、熱の伝
達が殆どなくなり、放熱に寄与しなくなる。
するのが望ましい。図2は、熱交換器性能の基本式に基
づいてシミュレイション解析された、コルゲートフィン
15の局所熱伝達量QLと平坦状伝熱部15nの長さL
2との関係を示すもので、平坦状伝熱部15nの長さL
2が12mmを越えた部分では、熱伝達量が殆ど無くな
ることがわかる。
QLとすると、 QL=αLA(TfL−TaL) で表される。ここで、αLは局所熱伝達率、Aは局所放
熱面積、TfLはフィン温度、TaLは空気温度である。
構造では、コルゲートフィン15の中心線Cの両側に対
称にルーバ15c,15e,15hを形成したので、コ
ルゲートフィン15をバランス良く確実に製造すること
ができる。さらに、上述した一体型熱交換器のコア部構
造では、第1接合領域15aの内側端15dより内側と
なる領域に、単数の伝熱防止用ルーバ15eを形成した
ので、平坦状接続部15jの長さL1を充分に確保する
ことが可能になり、放熱を確実に行うことができる。
域15aの内側端15dより内側となる領域に、単数の
伝熱防止用ルーバ15eを形成した例について説明した
が、本発明はかかる実施形態に限定されるものではな
く、複数の伝熱防止用ルーバを形成するようにしても良
い。図3は、本発明の一体型熱交換器のコア部構造の第
2の実施形態を示すもので、この実施形態では、第1熱
交換器用チューブ11と第2熱交換器用チューブ13の
外形の寸法が同一とされ、第1接合領域15aと第2接
合領域15bの長さが同一の長さとされている。
接合領域間の長さL3と同一の長さとされている。そし
て、コルゲートフィン15の通風方向のルーバ15c,
15e,15hが、コルゲートフィン15の中心線Cの
両側に対称に形成されている。また、ルーバ15c,1
5e,15hのピッチが、全て同一のピッチPとされて
いる。
造では、平坦状接続部15jの長さを、接合領域間の長
さと等しくしたので、図4に示す基本配置から、コルゲ
ートフィン15の位置をずらすことにより、伝熱防止用
ルーバ15eおよび所定距離Xを容易に形成することが
できる。すなわち、図4に示す基本配置では、コルゲー
トフィン15の中心線Cが、第1熱交換器用チューブ1
1と第2熱交換器用チューブ13との中央に位置され、
第1接合領域15aおよび第2接合領域15bに性能向
上用ルーバ15c,15hが連続して形成されている。
dおよび第2接合領域15bの内側端15fとなる位置
に性能向上用ルーバ15c、15hが形成されている。
従って、この基本配置の状態から、コルゲートフィン1
5の中心線Cを、第2熱交換器用チューブ13側に1ピ
ッチPずらすことにより、図3に示したように、第1熱
交換器用チューブ11側に伝熱防止用ルーバ15eが形
成され、第2熱交換器用チューブ13側に所定距離Xが
形成される一体型熱交換器のコア部構造を容易に得るこ
とが可能になる。
コルゲートフィン15の中心線Cを、第1熱交換器用チ
ューブ11側に1ピッチPずらすことにより、図5に第
3の実施形態として示すように、第2熱交換器用チュー
ブ13側に伝熱防止用ルーバ15eが形成され、第1熱
交換器用チューブ11側に所定距離Xが形成される一体
型熱交換器のコア部構造を容易に得ることが可能にな
る。
交換器、すなわち、コンデンサ側の放熱性能をより向上
することができる。図6は、本発明の一体型熱交換器の
コア部構造の第4の実施形態を示すもので、この実施形
態では、第1熱交換器用チューブ11の第1接合領域1
5aと第2熱交換器用チューブ13の第2接合領域15
bの長さが同一の長さに形成されている。
のルーバ15c,15e,15hが、平坦状接続部15
jの両側に対称に形成され、コルゲートフィン15の両
側に、ルーバの形成されない第1平坦部15kおよび第
2平坦部15mが形成されている。また、第1平坦部1
5kと第2平坦部15mの長さが異なる長さL4,L5
に形成され、第1平坦部15kおよび第2平坦部15m
が、第1接合領域15aおよび第2接合領域15bから
同一の寸法L6だけ突出されている。
用チューブ11側に、伝熱防止用ルーバ15eが形成さ
れ、第1平坦部15kの長さL4が、第2平坦部15m
の長さL5より大きくされている。なお、この実施形態
において第1の実施形態と同一の部材には、同一の符号
を付して詳細な説明を省略する。
造では、コルゲートフィン15の通風方向のルーバ15
c,15e,15hを、平坦状接続部15jの両側に対
称に形成したので、コルゲートフィン15の加工時に生
じるコルゲートフィン15の変形を低減することができ
る。また、第1平坦部15kと第2平坦部15mの長さ
を異なる長さにして、第1平坦部15kおよび第2平坦
部15mを、第1接合領域15aおよび第2接合領域1
5bから同一の寸法だけ突出したので、第1熱交換器用
チューブ11と第2熱交換器用チューブ13との間にコ
ルゲートフィン15をバランス良く配置することができ
る。
構造の第5の実施形態を示すもので、この実施形態で
は、第2熱交換器用チューブ13側に、伝熱防止用ルー
バ15eが形成され、第2平坦部15mの長さL4が、
第1平坦部15kの長さL5より大きくされている。こ
の実施形態においても、第4の実施形態と同様の効果を
得ることができる。
構造の第6の実施形態を示すもので、この実施形態で
は、第1熱交換器用チューブ11の第1接合領域15a
と第2熱交換器用チューブ13の第2接合領域15bの
長さが異なる長さに形成され、第1接合領域15aの長
さが、第2接合領域15bの長さより大きくされてい
る。そして、コルゲートフィン15の通風方向のルーバ
15c,15e,15hが、コルゲートフィン15の中
心線Cの両側に対称に形成され、コルゲートフィン15
の両側に、ルーバの形成されない第1平坦部15kおよ
び第2平坦部15mが形成されている。
mの長さL7が同一の長さに形成され、第1平坦部15
kおよび第2平坦部15mが、第1接合領域15aおよ
び第2接合領域15bから同一の寸法L6だけ突出され
ている。
用チューブ13側に、伝熱防止用ルーバ15eが形成さ
れている。なお、この実施形態において第1の実施形態
と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省
略する。この実施形態の一体型熱交換器のコア部構造で
は、コルゲートフィン15の通風方向のルーバ15c,
15e,15hを、コルゲートフィン15の中心線Cの
両側に対称に形成したので、コルゲートフィン15の加
工時に生じるコルゲートフィン15の変形をより低減す
ることができる。
熱交換器用チューブ13の幅を異なる幅に形成し、第1
平坦部15kおよび第2平坦部15mを、第1接合領域
15aおよび第2接合領域15bから同一の寸法だけ突
出したので、第1熱交換器用チューブ11と第2熱交換
器用チューブ13との間にコルゲートフィン15をバラ
ンス良く配置することができる。
6の実施形態と同様の思想で構成され、第1の実施形態
では、第2接合領域15bの長さが、第1接合領域15
aの長さより大きくされている。そして、第1熱交換器
用チューブ11側に、伝熱防止用ルーバ15eが形成さ
れている。
の実施形態と同様の効果を得ることができる。図9は、
本発明の一体型熱交換器のコア部構造の第7の実施形態
を示すもので、この実施形態では、第1熱交換器用チュ
ーブ11の第1接合領域15aと第2熱交換器用チュー
ブ13の第2接合領域15bの長さが同一の長さに形成
されている。
のルーバ15c,15e,15hの数が、平坦状接続部
15jの両側において異なる数とされている。すなわ
ち、この実施形態では、第1熱交換器用チューブ11側
のルーバの数が1つだけ多くされ、第1熱交換器用チュ
ーブ11側に伝熱防止用ルーバ15eが形成されてい
る。
5mの長さが同一の長さL7に形成され、第1平坦部1
5kおよび第2平坦部15mが、第1接合領域15aお
よび第2接合領域15bから同一の寸法L6だけ突出さ
れている。なお、この実施形態において第1の実施形態
と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省
略する。
造では、コルゲートフィン15の通風方向のルーバ15
c,15e,15hの数を、平坦状接続部15jの両側
において異なる数とし、第1平坦部15kおよび第2平
坦部15mを、第1接合領域15aおよび第2接合領域
15bから同一の寸法だけ突出したので、第1熱交換器
用チューブ11と第2熱交換器用チューブ13との間に
コルゲートフィン15をバランス良く配置することがで
きる。
部構造の第8の実施形態を示すもので、この実施形態で
は、第2熱交換器用チューブ13側に、伝熱防止用ルー
バ15eが形成され、第1平坦部15kおよび第2平坦
部15mが、第1接合領域15aおよび第2接合領域1
5bから同一の寸法L6だけ突出されている。この実施
形態においても第7の実施形態と同一の効果を得ること
ができる。
部構造の第9の実施形態を示すもので、この実施形態で
は、平坦状接続部15jに、第2熱交換器用チューブ1
3からの熱伝導を大きく阻害することなく放熱を行う複
数の放熱部が形成されている。そして、この実施形態で
は、放熱部は、性能向上用ルーバ15c,15hおよび
伝熱防止用ルーバ15eより長さの短い放熱補助ルーバ
21とされている。
ブ13からの熱が、放熱補助ルーバ21により熱伝導を
大きく阻害されることなく平坦状接続部15jを伝導さ
れ、複数の放熱補助ルーバ21から効率的に放熱され
る。そして、この実施形態では、放熱部を、性能向上用
ルーバ15c,15hおよび伝熱防止用ルーバ15eよ
り長さの短い放熱補助ルーバ21としたので、平坦状接
続部15jの熱伝導を大きく阻害することなく放熱性能
を向上することができ、また、第1熱交換器用チューブ
11と第2熱交換器用チューブ13との間の熱干渉を低
減することができる。
部構造の第10の実施形態を示すもので、この実施形態
では、放熱部を形成する放熱補助ルーバ23が、通風方
向に直角な方向に間隔を置いて複数形成されている。こ
の実施形態では、放熱補助ルーバ23を、通風方向に直
角な方向に間隔を置いて複数形成したので、放熱性能を
より向上することができる。
チューブ13の近傍にも放熱補助ルーバ23を形成して
いるが、本発明は、かかる実施形態に限定されることな
く、第2熱交換器用チューブ13の近傍に放熱補助ルー
バ23を形成しないで、第2熱交換器用チューブ13か
らの熱を第2熱交換器用チューブ13から離れた場所へ
伝導して放熱する、あるいは第2熱交換器用チューブ1
3から離れるにしたがって放熱補助ルーバ23を数多く
形成することにより、第2熱交換器用チューブ13から
の熱をより均一に放熱補助ルーバ23に伝えて効率よく
放熱することができる。
部構造の第11の実施形態を示すもので、この実施形態
では、放熱部が、平坦状接続部15jに一体形成される
突出部25とされている。
ている。この実施形態では、放熱部を、平坦状接続部1
5jに一体形成される突出部25としたので、平坦状接
続部15jの熱伝導を大きく阻害することなく放熱性能
を向上することができる。また、この実施形態では、突
出部25を性能向上用ルーバ15c,15hの切り込み
方向に対して重ならないように配置したので、コルゲー
トフィンをバランス良く、すなわち、フィン材の伸びの
違いをバランス良く吸収して成形することができる。
角錐状に形成したが、本発明は、かかる実施形態に限定
されるものではなく、円錐状,3角錐状等に形成しても
良い。図14は、本発明の一体型熱交換器のコア部構造
の第12の実施形態を示すもので、この実施形態では、
放熱部が、平坦状接続部15jを切り起こして形成され
るフィン部27とされている。
れている。この実施形態では、放熱部を、平坦状接続部
15jを切り起こして形成されるフィン部27としたの
で、平坦状接続部15jの熱伝導を大きく阻害すること
なく放熱性能を向上することができる。なお、この実施
形態では、フィン部27を3角形状に形成したが、本発
明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、矩形
状等に形成しても良い。
部構造の第13の実施形態を示すもので、この実施形態
では、第1接合領域15aと第2接合領域15bの長さ
が同一の長さとされている。そして、第1接合領域15
aの性能向上用ルーバ15cの数に伝熱防止用ルーバ1
5eの数を加えた数が15とされ、一方、第2接合領域
15bの性能向上用ルーバ15hの数が14とされてい
る。
Cから第1接合領域15a側には、15のルーバが形成
され、第2接合領域15b側には、14のルーバが形成
されている。また、性能向上用ルーバ15c,15hお
よび伝熱防止用ルーバ15eが、同一の間隔(ピッチ)
で形成されている。
となる4角錐状の突出部25が形成されている。この突
出部25は、コルゲートフィン15の中心線Cから、ル
ーバの数が少ない側、すなわち、第2接合領域15b側
に距離L5だけ偏らせて形成されている。この実施形態
では、平坦状接続部15jに、放熱部である突出部25
を、コルゲートフィン15の中心線Cからルーバの数が
少ない側に偏らせて形成したので、加工のアンバランス
により生じるコルゲートフィン15の曲がりを低減する
ことができる。
り生じるコルゲートフィン15の曲がりとして、例え
ば、特開2000−220983号公報に開示されるも
のが知られている。図16は、本発明の一体型熱交換器
のコア部構造の第14の実施形態を示すもので、この実
施形態では、伝熱防止用ルーバ15eとこの伝熱防止用
ルーバ15eに隣接する第1接合領域15aの性能向上
用ルーバ15cとの間隔L8が、第1接合領域15aの
性能向上用ルーバ15cの間隔L9より大きくされてい
る。
第13の実施形態と同一であるため、第13の実施形態
と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省
略する。この実施形態の一体型熱交換器のコア部構造で
は、伝熱防止用ルーバ15eとこの伝熱防止用ルーバ1
5eに隣接する第1接合領域15aの前記性能向上用ル
ーバ15cとの間隔を、第1接合領域15aの性能向上
用ルーバ15cの間隔より大きくしたので、伝熱防止用
ルーバ15eを第1接合領域15aの内側端15dより
内側に確実に位置させることができる。
ア部構造では、コルゲートフィン15の加工時に伝熱防
止用ルーバ15eの位置が所定位置からずれ、あるい
は、チューブ11,13の間への組み込み時にチューブ
11に対する伝熱防止用ルーバ15eの位置がずれる場
合がある。そして、ずれが大きい場合には、伝熱防止用
ルーバ15eが第1接合領域15aの内側端15dより
内側に位置する場合が生じるが、この実施形態の一体型
熱交換器のコア部構造では、伝熱防止用ルーバ15eと
この伝熱防止用ルーバ15eに隣接する第1接合領域1
5aの性能向上用ルーバ15cとの間隔を、第1接合領
域15aの性能向上用ルーバ15cの間隔より大きくし
たので、伝熱防止用ルーバ15eを第1接合領域15a
の内側端15dより内側に確実に位置させることができ
る。
交換器のコア部構造では、第1接合領域の内側端より内
側となる領域に伝熱防止用ルーバを性能向上用ルーバに
連続して形成するとともに、第2接合領域の内側端から
所定距離内に存在する領域を除いて性能向上用ルーバを
形成し、伝熱防止用ルーバと第2接合領域側の性能向上
用ルーバとの間を、ルーバの形成されない平坦状接続部
としたので、第1熱交換器用チューブと第2熱交換器用
チューブとの間の熱干渉を低減することができるととも
に、接続部において第2の熱交換器の放熱性能を向上す
ることができる。
は、伝熱防止用ルーバとこの伝熱防止用ルーバに隣接す
る第1接合領域の前記性能向上用ルーバとの間隔を、第
1接合領域の性能向上用ルーバの間隔より大きくしたの
で、伝熱防止用ルーバを第1接合領域の内側端より内側
に確実に位置することができる。請求項3の一体型熱交
換器のコア部構造では、冷却空気の風上側に低温側の熱
交換器用チューブを位置させたので、低温側の熱交換器
用チューブ内の流体を充分に冷却することができる。
は、コンデンサ用のチューブとラジエータ用のチューブ
との間の熱干渉を低減し、同時に、ラジエータまたはコ
ンデンサの放熱性能を向上することができる。請求項5
の一体型熱交換器のコア部構造では、平坦状伝熱部の長
さを、12mm以下とし、所定距離をルーバ間ピッチ寸
法以上にしたので、平坦状接続部において放熱を有効に
行うことができる。
は、平坦状接続部の長さを、平坦状伝熱部の長さと略等
しくしたので、コルゲートフィンの位置をずらすことに
より、伝熱防止用ルーバを容易に形成することができる
とともに、平坦状接続部において放熱を有効に行うこと
ができる。請求項7の一体型熱交換器のコア部構造で
は、コルゲートフィンの通風方向のルーバを、平坦状接
続部の両側に対称に形成したので、コルゲートフィンの
加工時に生じるコルゲートフィンの変形を低減すること
ができる。
は、コルゲートフィンの通風方向のルーバを、コルゲー
トフィンの中心線の両側に対称に形成したので、コルゲ
ートフィンの加工時に生じるコルゲートフィンの変形を
より低減することができる。請求項9の一体型熱交換器
のコア部構造では、第1熱交換器用チューブと第2熱交
換器用チューブの幅を異なる幅に形成し、第1平坦部お
よび第2平坦部を、第1接合領域および第2接合領域か
ら同一の寸法だけ突出したので、第1熱交換器用チュー
ブと第2熱交換器用チューブとの間にコルゲートフィン
をバランス良く配置することができる。
では、コルゲートフィンの通風方向のルーバの数を、平
坦状接続部の両側において異なる数としたので、第1の
熱交換器と第2の熱交換器の異なるチューブ幅に対応す
ることができる。
では、第1接合領域と第2接合領域との間の領域に、第
1または第2熱交換器用チューブからの熱伝導を大きく
阻害することなく放熱を行う複数の放熱部を形成したの
で、第1接合領域と第2接合領域との間の領域における
放熱性能をより向上することができるとともに、それに
より第1の熱交換器用チューブと第2の熱交換器用チュ
ーブとの間の熱干渉を低減することができる。
では、平坦状接続部に、放熱部を、コルゲートフィンの
中心線からルーバの数が少ない側に偏らせて形成したの
で、加工のアンバランスにより生じるコルゲートフィン
の曲がりを低減することができる。請求項13の一体型
熱交換器のコア部構造では、放熱部を、性能向上用ルー
バおよび伝熱防止用ルーバより長さの短い放熱補助ルー
バとしたので、第1接合領域と第2接合領域との間の領
域の熱伝導を大きく阻害することなく放熱性能を向上す
ることができるとともに、それにより第1の熱交換器用
チューブと第2の熱交換器用チューブとの間の熱干渉を
低減することができる。
では、ルーバを、通風方向に直角な方向に間隔を置いて
複数形成したので、放熱性能をより向上することができ
るとともに、それにより第1の熱交換器用チューブと第
2の熱交換器用チューブとの間の熱干渉を低減すること
ができる。請求項15の一体型熱交換器のコア部構造で
は、放熱部を、第1接合領域と第2接合領域との間の領
域に一体形成される突出部としたので、平坦状接続部の
熱伝導を大きく阻害することなく放熱性能を向上するこ
とができるとともに、それにより第1の熱交換器用チュ
ーブと第2の熱交換器用チューブとの間の熱干渉を低減
することができる。
では、放熱部を、第1接合領域と第2接合領域との間の
領域を切り起こして形成されるフィン部としたので、第
1接合領域と第2接合領域との間の領域の熱伝導を大き
く阻害することなく放熱性能を向上することができると
ともに、それにより第1の熱交換器用チューブと第2の
熱交換器用チューブとの間の熱干渉を低減することがで
きる。請求項17の一体型熱交換器のコア部構造では、
第1接合領域と第2接合領域との間の間隔を12mm以
下としたので、第1接合領域と第2接合領域との間にお
いて放熱を有効に行うことができる。
実施形態を示す説明図である。
長さとの関係を示す説明図である。
実施形態を示す説明図である。
図である。
実施形態を示す説明図である。
実施形態を示す説明図である。
実施形態を示す説明図である。
実施形態を示す説明図である。
実施形態を示す説明図である。
の実施形態を示す説明図である。
の実施形態を示す説明図である。
0の実施形態を示す説明図である。
1の実施形態を示す説明図である。
2の実施形態を示す説明図である。
3の実施形態を示す説明図である。
4の実施形態を示す説明図である。
示す説明図である。
を示す説明図である。
Claims (17)
- 【請求項1】 第1の熱交換器の第1熱交換器用チュー
ブ(11)と第2の熱交換器の第2熱交換器用チューブ
(13)とを冷却空気の通風方向に直列に配置するとと
もに、前記第1熱交換器用チューブ(11)の間および
前記第2熱交換器用チューブ(13)の間に延在してコ
ルゲートフィン(15)を配置し、前記第1熱交換器用
チューブ(11)および第2熱交換器用チューブ(1
3)の接合部(11b,13b)を前記コルゲートフィ
ン(15)に接合してなる一体型熱交換器のコア部構造
において、 前記コルゲートフィン(15)における前記第1熱交換
器用チューブ(11)の接合部(11b)が位置する第
1接合領域(15a)に、通風方向に直角な方向にチュ
ーブ近傍まで切り込まれる性能向上用ルーバ(15c)
を形成するとともに、前記第1接合領域(15a)の内
側端(15d)より内側となる領域に、通風方向に直角
な方向にチューブ近傍まで切り込まれる伝熱防止用ルー
バ(15e)を前記性能向上用ルーバ(15c)に連続
して形成し、 前記コルゲートフィン(15)における前記第2熱交換
器用チューブ(13)の接合部(13b)が位置する第
2接合領域(15b)に、第2接合領域(15b)の内
側端(15f)から所定距離(X)内に存在する領域を
除いて、通風方向に直角な方向にチューブ近傍まで切り
込まれる性能向上用ルーバ(15h)を形成し、前記コ
ルゲートフィン(15)における前記伝熱防止用ルーバ
(15e)と前記第2接合領域(15b)側の性能向上
用ルーバ(15h)との間を、通風方向に直角な方向に
チューブ近傍まで切り込まれるルーバの形成されない平
坦状接続部(15j)としてなることを特徴とする一体
型熱交換器のコア部構造。 - 【請求項2】 請求項1記載の一体型熱交換器のコア部
構造において、 前記伝熱防止用ルーバ(15e)とこの伝熱防止用ルー
バ(15e)に隣接する前記第1接合領域(15a)の
前記性能向上用ルーバ(15c)との間隔(L8)を、
前記第1接合領域(15a)の前記性能向上用ルーバ
(15c)の間隔(L9)より大きくしてなることを特
徴とする一体型熱交換器のコア部構造。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の一体型熱
交換器のコア部構造において、 前記第1熱交換器用チューブ(11)または前記第2熱
交換器用チューブ(13)のうち、一方が冷却空気の風
上側に位置する低温側の熱交換器用チューブであり、他
方が冷却空気の風下側に位置する高温側の熱交換器用チ
ューブであることを特徴とする一体型熱交換器のコア部
構造。 - 【請求項4】 請求項3記載の一体型熱交換器のコア部
構造において、 前記低温側の熱交換器用チューブは、コンデンサ用のチ
ューブであり、前記高温側の熱交換器用チューブは、ラ
ジエータ用のチューブであることを特徴とする一体型熱
交換器のコア部構造。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか1項
記載の一体型熱交換器のコア部構造において、 前記伝熱防止用ルーバ(15e)まで前記第2接合領域
(15b)から連続する平坦状伝熱部(15n)の長さ
(L2)が12mm以下であり、前記所定距離(X)が
ルーバ間ピッチ寸法以上であることを特徴とする一体型
熱交換器のコア部構造。 - 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれか1項
記載の一体型熱交換器のコア部構造において、 前記平坦状接続部(15j)の長さ(L1)が、前記第
1接合領域(15a)と前記第2接合領域(15b)と
の間の接合領域間の長さ(L3)と略等しいことを特徴
とする一体型熱交換器のコア部構造。 - 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれか1項
記載の一体型熱交換器のコア部構造において、 前記コルゲートフィン(15)の通風方向のルーバ(1
5c,15e,15h)が、平坦状接続部(15j)の
両側に対称に形成されていることを特徴とする一体型熱
交換器のコア部構造。 - 【請求項8】 請求項7記載の一体型熱交換器のコア部
構造において、 前記コルゲートフィン(15)の中心線(C)が、前記
平坦状接続部(15j)の中央に位置されていることを
特徴とする一体型熱交換器のコア部構造。 - 【請求項9】 請求項1ないし請求項6のいずれか1項
記載の一体型熱交換器のコア部構造において、 前記第1熱交換器用チューブ(11)と第2熱交換器用
チューブ(13)の幅が異なる幅に形成されていること
を特徴とする一体型熱交換器のコア部構造。 - 【請求項10】 請求項9記載の一体型熱交換器のコア
部構造において、 前記コルゲートフィン(15)の通風方向のルーバ(1
5c,15e,15h)の数が、前記平坦状接続部(1
5j)の両側において異なる数とされていることを特徴
とする一体型熱交換器のコア部構造。 - 【請求項11】 第1の熱交換器の第1熱交換器用チュ
ーブ(11)と第2の熱交換器の第2熱交換器用チュー
ブ(13)とを冷却空気の通風方向に直列に配置すると
ともに、前記第1熱交換器用チューブ(11)の間およ
び前記第2熱交換器用チューブ(13)の間に延在して
コルゲートフィン(15)を配置し、前記第1熱交換器
用チューブ(11)および第2熱交換器用チューブ(1
3)の接合部(11b,13b)を前記コルゲートフィ
ン(15)に接合してなる一体型熱交換器のコア部構造
において、 前記コルゲートフィン(15)における前記第1熱交換
器用チューブ(11)の接合部(11b)が位置する第
1接合領域(15a)と、前記コルゲートフィン(1
5)における前記第2熱交換器用チューブ(13)の接
合部(13b)が位置する第2接合領域(15b)との
間の領域に、前記第2熱交換器用チューブ(13)から
の熱伝導を大きく阻害することなく放熱を行う複数の放
熱部(21,23,25,27)を形成してなることを
特徴とする一体型熱交換器のコア部構造。 - 【請求項12】 請求項1または請求項2記載の一体型
熱交換器のコア部構造において、 前記第1接合領域(15a)の前記性能向上用ルーバ
(15c)の数に前記伝熱防止用ルーバ(15e)の数
を加えた数を、前記第2接合領域(15b)の前記性能
向上用ルーバ(15h)の数と異ならせるとともに、前
記平坦状接続部(15j)に、前記コルゲートフィン
(15)の中心線(C)から前記ルーバ(15c,15
e,15h)の数が少ない側に偏らせて、前記第2熱交
換器用チューブ(13)からの熱伝導を大きく阻害する
ことなく放熱を行う複数の放熱部(25)を形成してな
ることを特徴とする一体型熱交換器のコア部構造。 - 【請求項13】 請求項11または請求項12記載の一
体型熱交換器のコア部構造において、 前記放熱部は、前記コルゲートフィン(15)に形成さ
れる通風方向に直角な方向にチューブ近傍まで切り込ま
れるルーバ(15c,15h,15e)より長さの短い
放熱補助ルーバ(21,23)からなることを特徴とす
る一体型熱交換器のコア部構造。 - 【請求項14】 請求項13記載の一体型熱交換器のコ
ア部構造において、前記放熱補助ルーバ(23)は、通
風方向に直角な方向に間隔を置いて複数形成されている
ことを特徴とする一体型熱交換器のコア部構造。 - 【請求項15】 請求項11または請求項12記載の一
体型熱交換器のコア部構造において、 前記放熱部は、前記第1接合領域(15a)と第2接合
領域(15b)との間の領域に一体形成される突出部
(25)からなることを特徴とする一体型熱交換器のコ
ア部構造。 - 【請求項16】 請求項11または請求項12記載の一
体型熱交換器のコア部構造において、 前記放熱部は、前記第1接合領域(15a)と第2接合
領域(15b)との間の領域を切り起こして形成される
フィン部(27)からなることを特徴とする一体型熱交
換器のコア部構造。 - 【請求項17】 請求項11または請求項12記載の一
体型熱交換器のコア部構造において、 前記第1接合領域(15a)と前記第2接合領域(15
b)との間の間隔が、12mm以下であることを特徴と
する一体型熱交換器のコア部構造。
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