JPH0942883A - 放熱フィンおよびその製造方法 - Google Patents
放熱フィンおよびその製造方法Info
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- JPH0942883A JPH0942883A JP19040995A JP19040995A JPH0942883A JP H0942883 A JPH0942883 A JP H0942883A JP 19040995 A JP19040995 A JP 19040995A JP 19040995 A JP19040995 A JP 19040995A JP H0942883 A JPH0942883 A JP H0942883A
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- F28F3/02—Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations
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- H—ELECTRICITY
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- H01L23/00—Details of semiconductor or other solid state devices
- H01L23/34—Arrangements for cooling, heating, ventilating or temperature compensation ; Temperature sensing arrangements
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- H01L23/367—Cooling facilitated by shape of device
- H01L23/3672—Foil-like cooling fins or heat sinks
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
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- H01L2924/0001—Technical content checked by a classifier
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- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構造で冷却効率を向上し、高性能化を
図ることのできる放熱フィンを提供すること。 【手段】 基板5にそれぞれ冷却流体の流通方向に沿っ
て延在する複数枚の略平板状をなすフィン体6を流通方
向に対して直交する方向に整列配置するとともに、各フ
ィン体6に、流通方向に間隔Pを置いて同一平面内にそ
れぞれ位置するように配置された複数の第1フィン部6
aと、流通方向において各第1フィン部6aが存在しな
い部位にそれぞれ位置するようにして各第1フィン部6
aに対し流通方向と直交する方向に離間している同一平
面内にそれぞれ位置するようにオフセット配置された複
数の第2フィン部6bとを一体成形したことを特徴とし
ている。
図ることのできる放熱フィンを提供すること。 【手段】 基板5にそれぞれ冷却流体の流通方向に沿っ
て延在する複数枚の略平板状をなすフィン体6を流通方
向に対して直交する方向に整列配置するとともに、各フ
ィン体6に、流通方向に間隔Pを置いて同一平面内にそ
れぞれ位置するように配置された複数の第1フィン部6
aと、流通方向において各第1フィン部6aが存在しな
い部位にそれぞれ位置するようにして各第1フィン部6
aに対し流通方向と直交する方向に離間している同一平
面内にそれぞれ位置するようにオフセット配置された複
数の第2フィン部6bとを一体成形したことを特徴とし
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放熱フィンおよび
その製造方法に係り、特に、ファン等によって流動する
空気等の冷却流体により各種の発熱部位を強制冷却する
ことのできる放熱フィンおよびその製造方法に関する。
その製造方法に係り、特に、ファン等によって流動する
空気等の冷却流体により各種の発熱部位を強制冷却する
ことのできる放熱フィンおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、熱交換機、工作機械およびイン
バータ、サイリスタ、LSI等の電気部品等の各種の発
熱部位には、ヒートシンク等と称される放熱フィンを設
け、その放熱フィンにファン等により空気等の冷却流体
を強制的に流通させて冷却するようにしたものが知られ
ている。
バータ、サイリスタ、LSI等の電気部品等の各種の発
熱部位には、ヒートシンク等と称される放熱フィンを設
け、その放熱フィンにファン等により空気等の冷却流体
を強制的に流通させて冷却するようにしたものが知られ
ている。
【0003】図10はこのような放熱フィンの一般的な
ものの要部を示すものであり、従来の放熱フィン1は、
各種の発熱部に固着される平面略矩形形状の基板2と、
基板2上に立設されている平板状の複数のフィン体3と
から形成されている。
ものの要部を示すものであり、従来の放熱フィン1は、
各種の発熱部に固着される平面略矩形形状の基板2と、
基板2上に立設されている平板状の複数のフィン体3と
から形成されている。
【0004】そして、各フィン体3は、各側面を相互に
対向するようにして、ファン(図示せず)等により強制
的に送風されて流動する空気等の冷却流体の図10にお
いて矢印Aにて示す流通方向に対して所望の間隔Gを隔
てて略平行に整列配置されている。
対向するようにして、ファン(図示せず)等により強制
的に送風されて流動する空気等の冷却流体の図10にお
いて矢印Aにて示す流通方向に対して所望の間隔Gを隔
てて略平行に整列配置されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の工業
界では、種々の製品の高性能化が図られており、従来の
放熱フィン1においても高性能化が求められている。そ
して、放熱フィン1の高性能化を図るには、冷却に寄与
するフィン体3の表面積を拡大するように、各フィン体
3の間隔Gを狭くしてフィン体3の数を増加させてフィ
ン体3を高密度配置する構成とすればよいが、このよう
な構成においては、フィン体3の数を増加させるには限
界があるとともに、各フィン体3の間隔Gを狭くする
と、各フィン体3の間隔Gを通過する空気等の冷却流体
の通風抵抗(圧力損失)が大きくなり、結果として風量
が減少して冷却効率を向上させることができないという
問題点があった。
界では、種々の製品の高性能化が図られており、従来の
放熱フィン1においても高性能化が求められている。そ
して、放熱フィン1の高性能化を図るには、冷却に寄与
するフィン体3の表面積を拡大するように、各フィン体
3の間隔Gを狭くしてフィン体3の数を増加させてフィ
ン体3を高密度配置する構成とすればよいが、このよう
な構成においては、フィン体3の数を増加させるには限
界があるとともに、各フィン体3の間隔Gを狭くする
と、各フィン体3の間隔Gを通過する空気等の冷却流体
の通風抵抗(圧力損失)が大きくなり、結果として風量
が減少して冷却効率を向上させることができないという
問題点があった。
【0006】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、簡単な構造で冷却効率を向上し、高性能化を図
ることのできる放熱フィンを提供することおよびこの冷
却効率に優れた放熱フィンを容易に製造する製造方法を
提供することを目的としている。
であり、簡単な構造で冷却効率を向上し、高性能化を図
ることのできる放熱フィンを提供することおよびこの冷
却効率に優れた放熱フィンを容易に製造する製造方法を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴は、
特許請求の範囲の請求項1に記載したように、基板にそ
れぞれ冷却流体の流通方向に沿って延在する複数枚の略
平板状をなすフィン体を前記流通方向に対して直交する
方向に整列配置するとともに、前記各フィン体に、前記
流通方向に間隔を置いて同一平面内にそれぞれ位置する
ように配置された複数の第1フィン部と、前記流通方向
において前記各第1フィン部が存在しない部位にそれぞ
れ位置するようにして前記各第1フィン部に対し前記流
通方向と直交する方向に離間している同一平面内にそれ
ぞれ位置するようにオフセット配置された複数の第2フ
ィン部とを一体成形した構成とした点にある。
特許請求の範囲の請求項1に記載したように、基板にそ
れぞれ冷却流体の流通方向に沿って延在する複数枚の略
平板状をなすフィン体を前記流通方向に対して直交する
方向に整列配置するとともに、前記各フィン体に、前記
流通方向に間隔を置いて同一平面内にそれぞれ位置する
ように配置された複数の第1フィン部と、前記流通方向
において前記各第1フィン部が存在しない部位にそれぞ
れ位置するようにして前記各第1フィン部に対し前記流
通方向と直交する方向に離間している同一平面内にそれ
ぞれ位置するようにオフセット配置された複数の第2フ
ィン部とを一体成形した構成とした点にある。
【0008】そして、このような構成とすることによ
り、フィン体の長手方向にそれぞれ交互に位置する複数
の第1フィン部および第2フィン部を2列状にオフセッ
ト配置することができる。そして、このフィン体を基板
に整列配置することにより、フィン体を基板に高密度配
置することができるので、冷却効率を向上させて高性能
化を図ることができるというものである。
り、フィン体の長手方向にそれぞれ交互に位置する複数
の第1フィン部および第2フィン部を2列状にオフセッ
ト配置することができる。そして、このフィン体を基板
に整列配置することにより、フィン体を基板に高密度配
置することができるので、冷却効率を向上させて高性能
化を図ることができるというものである。
【0009】また、本発明の第2の特徴は、特許請求の
範囲の請求項2に記載したように、第1フィン部および
第2フィン部の少なくとも前記流通方向の末尾側に厚さ
が漸減するテーパ部を設けた構成とした点にある。
範囲の請求項2に記載したように、第1フィン部および
第2フィン部の少なくとも前記流通方向の末尾側に厚さ
が漸減するテーパ部を設けた構成とした点にある。
【0010】そして、このような構成とすることによ
り、少なくとも冷却流体の流通方向の末尾側にテーパ部
を設けることができ、このテーパ部は、冷却流体がオフ
セット配置した第1フィン部および第2フィン部を通過
する際の流通抵抗の増加を防止することができるという
ものである。
り、少なくとも冷却流体の流通方向の末尾側にテーパ部
を設けることができ、このテーパ部は、冷却流体がオフ
セット配置した第1フィン部および第2フィン部を通過
する際の流通抵抗の増加を防止することができるという
ものである。
【0011】また、本発明の第3の特徴は、特許請求の
範囲の請求項3に記載したように、フィン体がアルミニ
ウムまたはアルミニウム合金で形成した構成とした点に
ある。
範囲の請求項3に記載したように、フィン体がアルミニ
ウムまたはアルミニウム合金で形成した構成とした点に
ある。
【0012】そして、このような構成とすることによ
り、放熱フィンの軽量化を図ることができるというもの
である。
り、放熱フィンの軽量化を図ることができるというもの
である。
【0013】また、本発明の第4の特徴は、特許請求の
範囲の請求項4に記載したように、略平板状をなす金属
板の長手方向の複数箇所を塑性変形してこの金属板の板
部と平行でこの板部から板部の肉厚方向に離間しかつこ
の金属板と金属板の長手方向縁の近傍においてのみ接続
されている複数の第2フィン部を金属板の長手方向にお
いて間隔を隔てて設けるとともに、金属板の長手方向に
おいて前記各第2フィン部が存在しない部位の前記金属
板の板部を複数の第1フィン部としてフィン体を形成
し、複数枚のフィン体をそれぞれ冷却流体の流通方向に
沿って延在するように基板に整列配置した構成とした点
にある。
範囲の請求項4に記載したように、略平板状をなす金属
板の長手方向の複数箇所を塑性変形してこの金属板の板
部と平行でこの板部から板部の肉厚方向に離間しかつこ
の金属板と金属板の長手方向縁の近傍においてのみ接続
されている複数の第2フィン部を金属板の長手方向にお
いて間隔を隔てて設けるとともに、金属板の長手方向に
おいて前記各第2フィン部が存在しない部位の前記金属
板の板部を複数の第1フィン部としてフィン体を形成
し、複数枚のフィン体をそれぞれ冷却流体の流通方向に
沿って延在するように基板に整列配置した構成とした点
にある。
【0014】そして、このような構成とすることによ
り、特許請求の範囲の請求項1に記載した放熱フィンを
容易に製造することができるというものである。
り、特許請求の範囲の請求項1に記載した放熱フィンを
容易に製造することができるというものである。
【0015】また、本発明の第5の特徴は、特許請求の
範囲の請求項5に記載したように、略平板状をなす金属
板の長手方向の複数箇所を塑性変形してこの金属板の板
部と平行でこの板部から板部の肉厚方向に離間しかつこ
の金属板と金属板の長手方向縁の近傍においてのみ接続
されている複数の第1フィン部を金属板の長手方向にお
いて間隔を隔てて設けるとともに、前記各第1フィン部
が存在しない部位にそれぞれ位置するようにして金属板
の板部と平行でこの板部から板部の肉厚方向に前記各第
1フィン部と反する方向に離間しかつこの金属板と金属
板の長手方向縁の近傍において接続されている複数の第
2フィン部を設けてフィン体を形成し、複数枚のフィン
体をそれぞれ冷却流体の流通方向に沿って延在するよう
に基板に整列配置した構成とした点にある。
範囲の請求項5に記載したように、略平板状をなす金属
板の長手方向の複数箇所を塑性変形してこの金属板の板
部と平行でこの板部から板部の肉厚方向に離間しかつこ
の金属板と金属板の長手方向縁の近傍においてのみ接続
されている複数の第1フィン部を金属板の長手方向にお
いて間隔を隔てて設けるとともに、前記各第1フィン部
が存在しない部位にそれぞれ位置するようにして金属板
の板部と平行でこの板部から板部の肉厚方向に前記各第
1フィン部と反する方向に離間しかつこの金属板と金属
板の長手方向縁の近傍において接続されている複数の第
2フィン部を設けてフィン体を形成し、複数枚のフィン
体をそれぞれ冷却流体の流通方向に沿って延在するよう
に基板に整列配置した構成とした点にある。
【0016】そして、このような構成とすることによ
り、特許請求の範囲の請求項1に記載した放熱フィンを
容易に製造することができるとともに、第1フィン部と
各第2フィン部とのオフセット量をより容易に大きくす
ることができるというものである。
り、特許請求の範囲の請求項1に記載した放熱フィンを
容易に製造することができるとともに、第1フィン部と
各第2フィン部とのオフセット量をより容易に大きくす
ることができるというものである。
【0017】また、本発明の第6の特徴は、特許請求の
範囲の請求項6に記載したように、略平板状をなす金属
板の長手方向の複数箇所を塑性変形して前記フィン体の
第1フィン部および第2フィン部を形成する際に、この
第1フィン部および第2フィン部の少なくとも冷却流体
の流通方向の末尾側に厚さが漸減するテーパ部を同時に
設けた構成とした点にある。
範囲の請求項6に記載したように、略平板状をなす金属
板の長手方向の複数箇所を塑性変形して前記フィン体の
第1フィン部および第2フィン部を形成する際に、この
第1フィン部および第2フィン部の少なくとも冷却流体
の流通方向の末尾側に厚さが漸減するテーパ部を同時に
設けた構成とした点にある。
【0018】そして、このような構成とすることによ
り、冷却流体がオフセット配置した第1フィン部および
第2フィン部を通過する際の流通抵抗の増加を防止する
テーパ部を容易に形成することができるというものであ
る。
り、冷却流体がオフセット配置した第1フィン部および
第2フィン部を通過する際の流通抵抗の増加を防止する
テーパ部を容易に形成することができるというものであ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
により説明する。
【0020】図1から図5は本発明に係る放熱フィンの
実施の形態の一例を示すものであり、図1は全体の構成
を示す斜視図であり、図2は図1の一部拡大横断面図で
あり、図3はフィン体の正面図であり、図4は図3のB
−B線に沿った拡大縦断面図であり、図5は図3のC−
C線に沿った拡大横断面図である。
実施の形態の一例を示すものであり、図1は全体の構成
を示す斜視図であり、図2は図1の一部拡大横断面図で
あり、図3はフィン体の正面図であり、図4は図3のB
−B線に沿った拡大縦断面図であり、図5は図3のC−
C線に沿った拡大横断面図である。
【0021】図1および図2に示すように、本実施の形
態の放熱フィン4は、発熱部位(図示せず)に固着され
る幅寸法BWが200〜400mm程度、本実施の形態
においては300mm、長さ寸法BLが300〜360
mm程度、本実施の形態においては330mm、高さ寸
法BHが8〜12mm程度、本実施の形態においては1
1mmの平面略正方形形状の基板5を有しており、基板
5の上面には、略平板状に形成された複数のフィン体6
が立設されている。そして、各フィン体6は、それぞれ
が矢印Aにて示す流通方向に対して略平行となるように
(流通方向に沿うように)、各フィン体6の側面を相互
に対向するようにして所望の間隔G、本実施の形態にお
いては4mm程度を隔てて平行に整列配置されている。
態の放熱フィン4は、発熱部位(図示せず)に固着され
る幅寸法BWが200〜400mm程度、本実施の形態
においては300mm、長さ寸法BLが300〜360
mm程度、本実施の形態においては330mm、高さ寸
法BHが8〜12mm程度、本実施の形態においては1
1mmの平面略正方形形状の基板5を有しており、基板
5の上面には、略平板状に形成された複数のフィン体6
が立設されている。そして、各フィン体6は、それぞれ
が矢印Aにて示す流通方向に対して略平行となるように
(流通方向に沿うように)、各フィン体6の側面を相互
に対向するようにして所望の間隔G、本実施の形態にお
いては4mm程度を隔てて平行に整列配置されている。
【0022】なお、基板5の形状は、発熱部の形状に応
じて平面正方形形状、平面楕円形状、平面円形形状、H
型形状、角筒形状等の各種の形状から必要に応じて選択
すればよく、特に、本実施の形態の形状に限定されるも
のではない。また、基板5の寸法も、発熱部の形状に応
じて設定すればよく、特に、本実施の形態に限定される
ものではない。
じて平面正方形形状、平面楕円形状、平面円形形状、H
型形状、角筒形状等の各種の形状から必要に応じて選択
すればよく、特に、本実施の形態の形状に限定されるも
のではない。また、基板5の寸法も、発熱部の形状に応
じて設定すればよく、特に、本実施の形態に限定される
ものではない。
【0023】図3から図5に示すように、フィン体6
は、ファン(図示せず)等により強制的に送風される空
気等の冷却流体の図において矢印Aにて示す流通方向に
対して直交する方向に位置する厚さ(肉厚)寸法Tが
0.8mm程度、流通方向に対して平行する方向に位置
する長さL寸法が330mm程度、基板5の高さ方向に
位置する幅寸法Wが75mm程度の略平板状に形成され
ている。
は、ファン(図示せず)等により強制的に送風される空
気等の冷却流体の図において矢印Aにて示す流通方向に
対して直交する方向に位置する厚さ(肉厚)寸法Tが
0.8mm程度、流通方向に対して平行する方向に位置
する長さL寸法が330mm程度、基板5の高さ方向に
位置する幅寸法Wが75mm程度の略平板状に形成され
ている。
【0024】そして、各フィン体6には、フィン体6の
長手方向に所望の間隔P、本実施の形態においては30
mm程度をおいて直線状に配置された複数の第1フィン
部6aと、この第1フィン部6aと隣位するようにして
各第1フィン部6aの配列方向に対して4mm程度のオ
フセット量OSをもって平行に延在するようにしてオフ
セット配置された複数の第2フィン部6bとが形成され
ている。さらに、フィン体6の長手方向の両端に第2フ
ィン部6bが配置されるとともに、矢印Aにて示す冷却
流体の流通方向の先頭側から順に第2フィン部6bと第
1フィン部6aとが交互に繰り返すようにして配置され
ている。
長手方向に所望の間隔P、本実施の形態においては30
mm程度をおいて直線状に配置された複数の第1フィン
部6aと、この第1フィン部6aと隣位するようにして
各第1フィン部6aの配列方向に対して4mm程度のオ
フセット量OSをもって平行に延在するようにしてオフ
セット配置された複数の第2フィン部6bとが形成され
ている。さらに、フィン体6の長手方向の両端に第2フ
ィン部6bが配置されるとともに、矢印Aにて示す冷却
流体の流通方向の先頭側から順に第2フィン部6bと第
1フィン部6aとが交互に繰り返すようにして配置され
ている。
【0025】さらに説明すると、略平板状をなすフィン
体6の表面にフィン体6の幅方向の両端を接続した状態
でフィン体6の長手方向に30mm程度の間隔Pをもっ
て表面から4mm程度突出した図3において上下方向に
長手方向が位置する正面略矩形形状の突出部7を設ける
ことにより、フィン体6の表面が30mm程度の間隔を
おいて直線状に配置された略矩形形状の複数の第1フィ
ン部6aとされ、フィン体6の表面から突出した突出部
7が第1フィン部6aに隣位するようにして交互に配置
されるとともに各第1フィン部6aの配列方向に対して
4mm程度のオフセット量OSをもって平行に延在する
ようにしてオフセット配置された複数の第2フィン部6
bとされている。
体6の表面にフィン体6の幅方向の両端を接続した状態
でフィン体6の長手方向に30mm程度の間隔Pをもっ
て表面から4mm程度突出した図3において上下方向に
長手方向が位置する正面略矩形形状の突出部7を設ける
ことにより、フィン体6の表面が30mm程度の間隔を
おいて直線状に配置された略矩形形状の複数の第1フィ
ン部6aとされ、フィン体6の表面から突出した突出部
7が第1フィン部6aに隣位するようにして交互に配置
されるとともに各第1フィン部6aの配列方向に対して
4mm程度のオフセット量OSをもって平行に延在する
ようにしてオフセット配置された複数の第2フィン部6
bとされている。
【0026】このような構成とすることにより、フィン
体6に第1フィン部6aと第2フィン部6bとが長手方
向に交互に繰り返すようにして一体に形成されるように
なっている。
体6に第1フィン部6aと第2フィン部6bとが長手方
向に交互に繰り返すようにして一体に形成されるように
なっている。
【0027】すなわち、本実施の形態においては、基板
5に、それぞれ冷却流体の流通方向に沿って延在する複
数枚の略平板状をなすフィン体6を、矢印Aにて示す流
通方向に対して直交する方向に整列配置するとともに、
各フィン体6に、流通方向に間隔Pを置いて同一平面内
にそれぞれ位置するように配置された複数の第1フィン
部6aと、流通方向において各第1フィン部6aが存在
しない部位にそれぞれ位置するようにして各第1フィン
部6aに対し流通方向と直交する方向に離間している同
一平面内にそれぞれ位置するようにオフセット配置され
た複数の第2フィン部6bとが一体成形されている。
5に、それぞれ冷却流体の流通方向に沿って延在する複
数枚の略平板状をなすフィン体6を、矢印Aにて示す流
通方向に対して直交する方向に整列配置するとともに、
各フィン体6に、流通方向に間隔Pを置いて同一平面内
にそれぞれ位置するように配置された複数の第1フィン
部6aと、流通方向において各第1フィン部6aが存在
しない部位にそれぞれ位置するようにして各第1フィン
部6aに対し流通方向と直交する方向に離間している同
一平面内にそれぞれ位置するようにオフセット配置され
た複数の第2フィン部6bとが一体成形されている。
【0028】したがって、本実施の形態においては、図
2に示すように、基板5に第1フィン部6aおよび第2
フィン部6bが2列状をなすようにしてオフセット配置
された構成になっている。
2に示すように、基板5に第1フィン部6aおよび第2
フィン部6bが2列状をなすようにしてオフセット配置
された構成になっている。
【0029】なお、フィン体6としては、フィン体6の
幅方向の一端を接続した状態で第1フィン部6aと第2
フィン部6bとが接続された形状、つまり、櫛の如く、
一端を接続した状態で第1フィン部6aと第2フィン部
6bとを長手方向に交互に繰り返すように配設したもの
(図示せず)でもよく、特に、本実施の形態の形状に限
定されるものではない。
幅方向の一端を接続した状態で第1フィン部6aと第2
フィン部6bとが接続された形状、つまり、櫛の如く、
一端を接続した状態で第1フィン部6aと第2フィン部
6bとを長手方向に交互に繰り返すように配設したもの
(図示せず)でもよく、特に、本実施の形態の形状に限
定されるものではない。
【0030】図5に示すように、第1フィン部6aおよ
び第2フィン部6bの図5において矢印Aにて示す冷却
流体の流通方向の先頭側および末尾側には、所望の傾き
角度θを有するテーパ部8が形成されている。このテー
パ部8は、矢印Aにて示す流通方向に対して先頭側に位
置するテーパ部8Aと末部側に位置するテーパ部8Bと
が、第1フィン部6aにおいては図5において上方に示
す外側の側面に、第2フィン部6bにおいては図5にお
いて上方に示す突出方向内側の側面に形成されている。
び第2フィン部6bの図5において矢印Aにて示す冷却
流体の流通方向の先頭側および末尾側には、所望の傾き
角度θを有するテーパ部8が形成されている。このテー
パ部8は、矢印Aにて示す流通方向に対して先頭側に位
置するテーパ部8Aと末部側に位置するテーパ部8Bと
が、第1フィン部6aにおいては図5において上方に示
す外側の側面に、第2フィン部6bにおいては図5にお
いて上方に示す突出方向内側の側面に形成されている。
【0031】そして、矢印Aにて示す流通方向の先頭側
に位置するテーパ部8Aは、図5において矢印Aにて示
す冷却流体の流通方向に対してその厚さTが漸増するよ
うに形成されており、流通方向の末尾側に位置するテー
パ部8Bは、図5において矢印Aにて示す冷却流体の流
通方向に対してその厚さTが漸減するように形成されて
いる。
に位置するテーパ部8Aは、図5において矢印Aにて示
す冷却流体の流通方向に対してその厚さTが漸増するよ
うに形成されており、流通方向の末尾側に位置するテー
パ部8Bは、図5において矢印Aにて示す冷却流体の流
通方向に対してその厚さTが漸減するように形成されて
いる。
【0032】さらに、図5に示すように、各テーパ部8
の傾き角度θは、本実施の形態においては、流通方向に
対して20度程度とされている。このテーパ部8の傾き
角度θは、矢印Aにて示す流通方向に平行する方向に対
して5〜60度の範囲、好ましくは15〜45度の範囲
とすればよく、特に、本実施の形態の傾き角度θに限定
されるものではない。
の傾き角度θは、本実施の形態においては、流通方向に
対して20度程度とされている。このテーパ部8の傾き
角度θは、矢印Aにて示す流通方向に平行する方向に対
して5〜60度の範囲、好ましくは15〜45度の範囲
とすればよく、特に、本実施の形態の傾き角度θに限定
されるものではない。
【0033】また、矢印Aにて示す流通方向に対して先
頭側に位置するテーパ部8Aの傾き角度θと末尾側に位
置するテーパ部8Bの傾き角度θとを、必要に応じて異
ならせた構成としてもよい。
頭側に位置するテーパ部8Aの傾き角度θと末尾側に位
置するテーパ部8Bの傾き角度θとを、必要に応じて異
ならせた構成としてもよい。
【0034】さらにまた、テーパ部8は、図6(a)に
示すように、第1フィン部6aおよび第2フィン部6b
のそれぞれの長さ方向における中央面を対称面として略
面対称に形成した構成や、図6(b)に示すように、第
1フィン部6aにおいては下方に示す内側の側面に、第
2フィン部6bにおいては下方に示す突出方向外側の側
面に形成した構成を用いてもよく、特に、本実施の形態
に限定されるものではない。
示すように、第1フィン部6aおよび第2フィン部6b
のそれぞれの長さ方向における中央面を対称面として略
面対称に形成した構成や、図6(b)に示すように、第
1フィン部6aにおいては下方に示す内側の側面に、第
2フィン部6bにおいては下方に示す突出方向外側の側
面に形成した構成を用いてもよく、特に、本実施の形態
に限定されるものではない。
【0035】なお、テーパ部8は、矢印Aにて示す流通
方向に対して末尾側に設ければよく、特に、本実施の形
態に限定されるものではない。
方向に対して末尾側に設ければよく、特に、本実施の形
態に限定されるものではない。
【0036】つぎに、本実施の形態の放熱フィン4の製
造方法の実施の形態の一例について図7により説明す
る。
造方法の実施の形態の一例について図7により説明す
る。
【0037】図7は本発明に係る放熱フィンの製造方法
の実施の形態の一例を示すブロック図である。
の実施の形態の一例を示すブロック図である。
【0038】図7に示すように、本実施の形態の放熱フ
ィン4の製造方法は、それぞれ個別に行われる基板形成
工程9およびフィン体6を形成するフィン体形成工程1
0と、基板形成工程9により形成された基板5にフィン
体形成工程10により形成されたフィン体6を接合する
接合工程11とを有している。
ィン4の製造方法は、それぞれ個別に行われる基板形成
工程9およびフィン体6を形成するフィン体形成工程1
0と、基板形成工程9により形成された基板5にフィン
体形成工程10により形成されたフィン体6を接合する
接合工程11とを有している。
【0039】前記各工程についてさらに詳しく説明す
る。
る。
【0040】前記基板形成工程9は、基板5を形成する
ものであり、アルミニウムまたはアルミニウム合金から
なる金属素材に、所定形状の金型(図示せず)を用いて
周知の押出加工、鍛造加工等の塑性加工を施すことによ
りにより、幅寸法BWが200〜400mm程度、本実
施の形態においては300mm、長さ寸法BLが300
〜360mm程度、本実施の形態においては330m
m、高さ寸法BHが8〜12mm程度、本実施の形態に
おいては11mmの平面略正方形形状の完成品(基板
5)を得るようになっている。なお、必要に応じて各種
の機械加工(切削加工、研削加工等)を施してもよい。
ものであり、アルミニウムまたはアルミニウム合金から
なる金属素材に、所定形状の金型(図示せず)を用いて
周知の押出加工、鍛造加工等の塑性加工を施すことによ
りにより、幅寸法BWが200〜400mm程度、本実
施の形態においては300mm、長さ寸法BLが300
〜360mm程度、本実施の形態においては330m
m、高さ寸法BHが8〜12mm程度、本実施の形態に
おいては11mmの平面略正方形形状の完成品(基板
5)を得るようになっている。なお、必要に応じて各種
の機械加工(切削加工、研削加工等)を施してもよい。
【0041】また、基板5に用いる金属素材としては、
熱伝導性に優れた素材、例えば銅、銅合金、マグネシウ
ム、マグネシウム合金を用いてもよい。
熱伝導性に優れた素材、例えば銅、銅合金、マグネシウ
ム、マグネシウム合金を用いてもよい。
【0042】なお、基板5を形成する他の方法として
は、所定形状の鋳型(図示せず)に溶融状態としたアル
ミニウムまたはアルミニウム合金からなる金属素材を注
入してダイカストあるいはスクイーズキャスト等の鋳造
加工により鋳物を形成し、必要に応じて各種の機械加工
(切削加工、研削加工等)を施す方法を例示することが
できる。
は、所定形状の鋳型(図示せず)に溶融状態としたアル
ミニウムまたはアルミニウム合金からなる金属素材を注
入してダイカストあるいはスクイーズキャスト等の鋳造
加工により鋳物を形成し、必要に応じて各種の機械加工
(切削加工、研削加工等)を施す方法を例示することが
できる。
【0043】前記フィン体形成工程10は、アルミニウ
ムまたはアルミニウム合金からなる金属素材に、所定形
状の金型(図示せず)を用いて周知の押出加工、鍛造加
工、プレス加工等の塑性加工や、各種の機械加工(切断
加工等)を施すことによりにより、厚さ寸法Tが0.8
mm程度、長さ寸法Lが330mm程度、幅寸法Wが7
5mm程度の平板状の素材(ワーク)を得、このワーク
に対してプレス金型(図示せず)を用いてプレス加工等
の塑性加工を施すことにより、第1フィン部6a、第2
フィン部6bおよび各テーパ部8を同時に形成すること
により完成品(フィン体6)を得るようになっている。
ムまたはアルミニウム合金からなる金属素材に、所定形
状の金型(図示せず)を用いて周知の押出加工、鍛造加
工、プレス加工等の塑性加工や、各種の機械加工(切断
加工等)を施すことによりにより、厚さ寸法Tが0.8
mm程度、長さ寸法Lが330mm程度、幅寸法Wが7
5mm程度の平板状の素材(ワーク)を得、このワーク
に対してプレス金型(図示せず)を用いてプレス加工等
の塑性加工を施すことにより、第1フィン部6a、第2
フィン部6bおよび各テーパ部8を同時に形成すること
により完成品(フィン体6)を得るようになっている。
【0044】すなわち、本実施の形態においては、略平
板状をなす金属板の長手方向の複数箇所を塑性変形して
この金属板の板部と平行でこの板部から板部の肉厚方向
に離間しかつこの金属板と金属板の長手方向縁の近傍に
おいてのみ接続されている複数の第2フィン部6bを金
属板の長手方向において間隔を隔てて設け、金属板の長
手方向において前記各第2フィン部6bが存在しない部
位の前記金属板の板部を複数の第1フィン部6aとして
フィン体6を形成するとともに、略平板状をなす金属板
の長手方向の複数箇所を塑性変形してフィン体6の第1
フィン部6aおよび第2フィン部6bを形成する際に、
この第1フィン部6aおよび第2フィン部6bの少なく
とも冷却流体の流通方向の末尾側に厚さが漸減するテー
パ8部を同時に設けることによりフィン体6を形成し、
複数枚のフィン体6をそれぞれ冷却流体の流通方向に沿
って延在するように基板5に整列配置することにより完
成品(放熱フィン4)を得るようになっている。
板状をなす金属板の長手方向の複数箇所を塑性変形して
この金属板の板部と平行でこの板部から板部の肉厚方向
に離間しかつこの金属板と金属板の長手方向縁の近傍に
おいてのみ接続されている複数の第2フィン部6bを金
属板の長手方向において間隔を隔てて設け、金属板の長
手方向において前記各第2フィン部6bが存在しない部
位の前記金属板の板部を複数の第1フィン部6aとして
フィン体6を形成するとともに、略平板状をなす金属板
の長手方向の複数箇所を塑性変形してフィン体6の第1
フィン部6aおよび第2フィン部6bを形成する際に、
この第1フィン部6aおよび第2フィン部6bの少なく
とも冷却流体の流通方向の末尾側に厚さが漸減するテー
パ8部を同時に設けることによりフィン体6を形成し、
複数枚のフィン体6をそれぞれ冷却流体の流通方向に沿
って延在するように基板5に整列配置することにより完
成品(放熱フィン4)を得るようになっている。
【0045】また、本実施の形態においては、プレス金
型のキャビティの形状を変更することにより、テーパ部
8の有無および位置並びに形状等を容易に制御すること
ができるようになっている。
型のキャビティの形状を変更することにより、テーパ部
8の有無および位置並びに形状等を容易に制御すること
ができるようになっている。
【0046】さらにまた、フィン体6に用いる金属素材
としては、熱伝導性に優れた素材、例えば銅、銅合金、
マグネシウム、マグネシウム合金を用いてもよい。
としては、熱伝導性に優れた素材、例えば銅、銅合金、
マグネシウム、マグネシウム合金を用いてもよい。
【0047】なお、フィン体6を形成する他の方法とし
ては、所定形状の鋳型(図示せず)に溶融状態としたア
ルミニウムまたはアルミニウム合金からなる金属素材を
注入してダイカストあるいはスクイーズキャスト等の鋳
造加工により鋳物を形成し、必要に応じて各種の機械加
工(切削加工、研削加工等)を施す方法を例示すること
ができる。
ては、所定形状の鋳型(図示せず)に溶融状態としたア
ルミニウムまたはアルミニウム合金からなる金属素材を
注入してダイカストあるいはスクイーズキャスト等の鋳
造加工により鋳物を形成し、必要に応じて各種の機械加
工(切削加工、研削加工等)を施す方法を例示すること
ができる。
【0048】さらにまた、本実施の形態においては、ワ
ークの形成と、ワークに対する第1フィン部6a、第2
フィン部6bおよび各テーパ部8の形成とを別工程とし
たが、すべてを同一工程により形成してもよい。
ークの形成と、ワークに対する第1フィン部6a、第2
フィン部6bおよび各テーパ部8の形成とを別工程とし
たが、すべてを同一工程により形成してもよい。
【0049】そして、フィン体6は、フープ材またはス
ケッチ材等を用いてプレス加工を施すことにより形成し
てもよい。
ケッチ材等を用いてプレス加工を施すことにより形成し
てもよい。
【0050】前記接合工程11は、基板5の所定位置に
複数のフィン体6をろう接等の溶接加工により冷却流体
の流通方向に沿って整列配置するように接合することに
より完成品(放熱フィン4)を得るようになっている。
複数のフィン体6をろう接等の溶接加工により冷却流体
の流通方向に沿って整列配置するように接合することに
より完成品(放熱フィン4)を得るようになっている。
【0051】そして、本実施の形態においては、基板5
に複数のフィン体6を接合する際に、各フィン体6の第
1フィン部6aおよび第2フィン部6bどうしが隣位す
るようにして各フィン体6の側面が相互に対向するよう
に、各フィン体6の第1フィン部6aと第2フィン部6
bのオフセット量OS(OS=4)と同一寸法の間隔G
(G=4)を隔てて平行に整列配置されるようになって
いる。つまり、第1フィン部6aおよび第2フィン部6
bのそれぞれが隣位するフィン体6の第1フィン部6a
および第2フィン部6bに対してオフセット量OSの2
倍の隙間をもって全体としてもオフセット配置されてい
る。
に複数のフィン体6を接合する際に、各フィン体6の第
1フィン部6aおよび第2フィン部6bどうしが隣位す
るようにして各フィン体6の側面が相互に対向するよう
に、各フィン体6の第1フィン部6aと第2フィン部6
bのオフセット量OS(OS=4)と同一寸法の間隔G
(G=4)を隔てて平行に整列配置されるようになって
いる。つまり、第1フィン部6aおよび第2フィン部6
bのそれぞれが隣位するフィン体6の第1フィン部6a
および第2フィン部6bに対してオフセット量OSの2
倍の隙間をもって全体としてもオフセット配置されてい
る。
【0052】なお、本実施の形態の製造方法は、基板5
とフィン体6とを個別に形成し、その後基板5とフィン
体6とを接合することにより放熱フィン4を形成した
が、他の製造方法として、放熱フィン4の形状に対応す
るキャビティを有する鋳型(図示せず)に溶融状態とし
たアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる金属素
材を注入してダイカストあるいはスクイーズキャスト等
の鋳造加工により基板5とフィン体6とを一体とした鋳
物を形成し、必要に応じて各種の機械加工(切削加工、
研削加工等)を施す方法を例示することができる。
とフィン体6とを個別に形成し、その後基板5とフィン
体6とを接合することにより放熱フィン4を形成した
が、他の製造方法として、放熱フィン4の形状に対応す
るキャビティを有する鋳型(図示せず)に溶融状態とし
たアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる金属素
材を注入してダイカストあるいはスクイーズキャスト等
の鋳造加工により基板5とフィン体6とを一体とした鋳
物を形成し、必要に応じて各種の機械加工(切削加工、
研削加工等)を施す方法を例示することができる。
【0053】つぎに、前述した構成からなる本実施の形
態の作用について説明する。
態の作用について説明する。
【0054】本実施の形態の放熱フィン4は、複数の第
1フィン部6aおよび第2フィン部6bが交互にオフセ
ット配置されて2列状とされた複数のフィン体6を基板
5に整列配置されており、各フィン体の第1フィン部6
aおよび第2フィン部6bをオフセット配置することに
より、基板5に対するフィン体6の高密度配置を容易に
行うことができるとともに、従来の放熱フィン1に比べ
て冷却効率を確実に向上させることができる。
1フィン部6aおよび第2フィン部6bが交互にオフセ
ット配置されて2列状とされた複数のフィン体6を基板
5に整列配置されており、各フィン体の第1フィン部6
aおよび第2フィン部6bをオフセット配置することに
より、基板5に対するフィン体6の高密度配置を容易に
行うことができるとともに、従来の放熱フィン1に比べ
て冷却効率を確実に向上させることができる。
【0055】さらに具体的に説明すると、本実施の形態
の放熱フィン4においては、フィン体6の表面積を従来
のフィン体3と同一とした場合(列の数は2倍になる)
に、固体(放熱フィン5のフィン体6)から流体(冷却
流体)への熱移動の大小を示す熱伝達係数K(W/m2
K)の値が、従来の単なる平板状のフィン体3を用いた
放熱フィン1に比べて1.2〜1.5倍程度増加するこ
とを実験により確認することができた。この熱伝達係数
kは、単に固体の表面積を増加させることにより増加さ
せることができるが、単に固体の表面積を増加させるの
では従来と同様の不都合を生じてしまう。
の放熱フィン4においては、フィン体6の表面積を従来
のフィン体3と同一とした場合(列の数は2倍になる)
に、固体(放熱フィン5のフィン体6)から流体(冷却
流体)への熱移動の大小を示す熱伝達係数K(W/m2
K)の値が、従来の単なる平板状のフィン体3を用いた
放熱フィン1に比べて1.2〜1.5倍程度増加するこ
とを実験により確認することができた。この熱伝達係数
kは、単に固体の表面積を増加させることにより増加さ
せることができるが、単に固体の表面積を増加させるの
では従来と同様の不都合を生じてしまう。
【0056】また、第1フィン部6aおよび第2フィン
部6bをオフセット配置することにより、冷却流体が第
1フィン部6aおよび第2フィン部6bを通過する際の
通風抵抗が増加することになるが、第1フィン部6aお
よび第2フィン部6bの矢印aにて示す冷却流体の流通
方向の末尾側にテーパ部8bを設けることにより通風抵
抗の増加を防止することができるので、基板5に対する
フィン体6の高密度配置をより高密度化することができ
る。
部6bをオフセット配置することにより、冷却流体が第
1フィン部6aおよび第2フィン部6bを通過する際の
通風抵抗が増加することになるが、第1フィン部6aお
よび第2フィン部6bの矢印aにて示す冷却流体の流通
方向の末尾側にテーパ部8bを設けることにより通風抵
抗の増加を防止することができるので、基板5に対する
フィン体6の高密度配置をより高密度化することができ
る。
【0057】すなわち、本実施の形態によれば、フィン
体6にオフセット配置した第1フィン部6aおよび第2
フィン部6bを設けることにより、放熱フィン4の冷却
効率を向上させて高性能化を確実に図ることができる。
そして、フィン体6の第1フィン部6aおよび第2フィ
ン部6bの少なくとも流通方向の末尾側に設けたテーパ
部8bにより、オフセット配置したことにより生じる流
通抵抗の増加を確実に防止し、基板5に対するフィン体
6のより一層の高密度化配置を可能とすることができ
る。
体6にオフセット配置した第1フィン部6aおよび第2
フィン部6bを設けることにより、放熱フィン4の冷却
効率を向上させて高性能化を確実に図ることができる。
そして、フィン体6の第1フィン部6aおよび第2フィ
ン部6bの少なくとも流通方向の末尾側に設けたテーパ
部8bにより、オフセット配置したことにより生じる流
通抵抗の増加を確実に防止し、基板5に対するフィン体
6のより一層の高密度化配置を可能とすることができ
る。
【0058】なお、テーパ部8は、冷却流体がフィン体
6の第1フィン部6aおよび第2フィン部6bを通過す
る際の通風抵抗が増加する場合に設ければよく、通風抵
抗の増加が生じない場合には設けなくてもよい。
6の第1フィン部6aおよび第2フィン部6bを通過す
る際の通風抵抗が増加する場合に設ければよく、通風抵
抗の増加が生じない場合には設けなくてもよい。
【0059】さらに、本実施の形態においては、フィン
体6の第1フィン部6aおよび第2フィン部6bの流通
方向の先頭側および末尾側の両者にテーパ部8を設けて
いるので、フィン体8を基板5に接合する際に、フィン
体8の長手方向の前後を間違えた場合においても機能を
発揮させることができる。
体6の第1フィン部6aおよび第2フィン部6bの流通
方向の先頭側および末尾側の両者にテーパ部8を設けて
いるので、フィン体8を基板5に接合する際に、フィン
体8の長手方向の前後を間違えた場合においても機能を
発揮させることができる。
【0060】また、放熱フィン4の大きさにより、第1
フィン部6aおよび第2フィン部6bの流通方向への長
さである間隔P、相互に隣位する各フィン体6の間隔G
である第1フィン部6aおよび第2フィン部6bのオフ
セット量OS(G=OS)およびフィン体6の厚さ寸法
Tに対する最適値(冷却効率が最大となる値)の存在を
実験により見い出すことができた。本実施の形態におけ
る最適値は、間隔Pを10〜40mm程度、オフセット
量OSを2〜6mm程度、厚さ寸法Tを0.6〜1.2
mm程度とした場合に、P/OSの値を6〜12とする
ことが冷却効率を向上させるのに最も有効な範囲であっ
た。
フィン部6aおよび第2フィン部6bの流通方向への長
さである間隔P、相互に隣位する各フィン体6の間隔G
である第1フィン部6aおよび第2フィン部6bのオフ
セット量OS(G=OS)およびフィン体6の厚さ寸法
Tに対する最適値(冷却効率が最大となる値)の存在を
実験により見い出すことができた。本実施の形態におけ
る最適値は、間隔Pを10〜40mm程度、オフセット
量OSを2〜6mm程度、厚さ寸法Tを0.6〜1.2
mm程度とした場合に、P/OSの値を6〜12とする
ことが冷却効率を向上させるのに最も有効な範囲であっ
た。
【0061】さらに、本実施の形態の製造方法により形
成される放熱フィン4のフィン体6は、オフセット配置
された第1フィン部6aおよび第2フィン部6bを有し
ているので、1つのフィン体6で従来の放熱フィン1の
フィン体3の2列分を構成することができ、接合作業の
効率を確実に向上させて接合作業に要する労力を確実に
低減することができる。
成される放熱フィン4のフィン体6は、オフセット配置
された第1フィン部6aおよび第2フィン部6bを有し
ているので、1つのフィン体6で従来の放熱フィン1の
フィン体3の2列分を構成することができ、接合作業の
効率を確実に向上させて接合作業に要する労力を確実に
低減することができる。
【0062】また、本実施の形態の放熱フィンは、アル
ミニウムまたはアルミニウム合金を素材としているの
で、軽量化を図ることができる。
ミニウムまたはアルミニウム合金を素材としているの
で、軽量化を図ることができる。
【0063】図8および図9は本実施の形態の放熱フィ
ンの他の例を示すものであり、本実施の形態の放熱フィ
ン4Aのフィン体6Aは、略平板状をなすフィン体6A
の表面の一方にフィン体6Aの幅方向の両端を接続した
状態でフィン体6Aの長手方向に30mm程度の間隔P
をもって表面から2mm程度突出した図8において上下
方向に長手方向が位置する正面略矩形形状の突出部7a
を設けることにより、フィン体6Aの一方の表面から突
出した突出部7aが30mm程度の間隔をおいて直線状
に配置された略矩形形状の複数の第1フィン部6aとさ
れている。
ンの他の例を示すものであり、本実施の形態の放熱フィ
ン4Aのフィン体6Aは、略平板状をなすフィン体6A
の表面の一方にフィン体6Aの幅方向の両端を接続した
状態でフィン体6Aの長手方向に30mm程度の間隔P
をもって表面から2mm程度突出した図8において上下
方向に長手方向が位置する正面略矩形形状の突出部7a
を設けることにより、フィン体6Aの一方の表面から突
出した突出部7aが30mm程度の間隔をおいて直線状
に配置された略矩形形状の複数の第1フィン部6aとさ
れている。
【0064】そして、略平板状をなすフィン体6Aの表
面の他方にフィン体6Aの幅方向の両端を接続した状態
でフィン体6Aの長手方向に30mm程度の間隔Pをも
って他方の方面から第1フィン部6aと反対方向に2m
m程度突出した図8において上下方向に長手方向が位置
する正面略矩形形状の突出部7bを設けることにより、
フィン体6Aの他方の表面から突出した突出部7bが3
0mm程度の間隔をおいて直線状に配置された略矩形形
状の複数の第2フィン部6bとされている。
面の他方にフィン体6Aの幅方向の両端を接続した状態
でフィン体6Aの長手方向に30mm程度の間隔Pをも
って他方の方面から第1フィン部6aと反対方向に2m
m程度突出した図8において上下方向に長手方向が位置
する正面略矩形形状の突出部7bを設けることにより、
フィン体6Aの他方の表面から突出した突出部7bが3
0mm程度の間隔をおいて直線状に配置された略矩形形
状の複数の第2フィン部6bとされている。
【0065】これにより、フィン体6Aの一方に突出し
た突出部7aからなる第1フィン部6aと、フィン体6
Aの他方に突出した突出部7bからなる第2フィン部6
bとが長手方向に交互に配置されるとともに、各第1フ
ィン部6aと各第2フィン部6bとが配列方向に対して
4mm程度のオフセット量OSをもって平行に延在する
ようにしてオフセット配置されることになる。その他の
構成は前述した実施の形態と同様とされている。
た突出部7aからなる第1フィン部6aと、フィン体6
Aの他方に突出した突出部7bからなる第2フィン部6
bとが長手方向に交互に配置されるとともに、各第1フ
ィン部6aと各第2フィン部6bとが配列方向に対して
4mm程度のオフセット量OSをもって平行に延在する
ようにしてオフセット配置されることになる。その他の
構成は前述した実施の形態と同様とされている。
【0066】すなわち、本実施の形態の放熱フィン4A
は、略平板状をなす金属板の長手方向の複数箇所を塑性
変形してこの金属板の板部と平行でこの板部から板部の
肉厚方向に離間しかつこの金属板と金属板の長手方向縁
の近傍においてのみ接続されている複数の第1フィン部
6aを金属板の長手方向において間隔を隔てて設けると
ともに、前記各第1フィン部6aが存在しない部位にそ
れぞれ位置するようにして金属板の板部と平行でこの板
部から板部の肉厚方向に前記各第1フィン部6aと反す
る方向に離間しかつこの金属板と金属板の長手方向縁の
近傍において接続されている複数の第2フィン部6bを
設けてフィン体6Aを形成し、複数枚のフィン体6Aを
それぞれ冷却流体の流通方向に沿って延在するように基
板5に整列配置することにより形成されている。
は、略平板状をなす金属板の長手方向の複数箇所を塑性
変形してこの金属板の板部と平行でこの板部から板部の
肉厚方向に離間しかつこの金属板と金属板の長手方向縁
の近傍においてのみ接続されている複数の第1フィン部
6aを金属板の長手方向において間隔を隔てて設けると
ともに、前記各第1フィン部6aが存在しない部位にそ
れぞれ位置するようにして金属板の板部と平行でこの板
部から板部の肉厚方向に前記各第1フィン部6aと反す
る方向に離間しかつこの金属板と金属板の長手方向縁の
近傍において接続されている複数の第2フィン部6bを
設けてフィン体6Aを形成し、複数枚のフィン体6Aを
それぞれ冷却流体の流通方向に沿って延在するように基
板5に整列配置することにより形成されている。
【0067】このような構成とすることにより、本実施
の形態は前述した実施の形態と同様の効果を奏すること
ができるとともに、第1フィン部6aと第2フィン部6
bとのオフセット量OSをより容易に大きくすることが
できる。なお、第1フィン部6aと第2フィン部6bと
のオフセット量OSを前述した実施の形態と同様に4m
m程度とした場合には、金属板に対する変形箇所が2倍
となるものの、金属板の長手方向縁の近傍において接続
されているそれぞれの第1フィン部6aおよび第2フィ
ン部6bの接続部位に対する塑性変形の量および塑性変
形に必要な負荷を低減することができる。
の形態は前述した実施の形態と同様の効果を奏すること
ができるとともに、第1フィン部6aと第2フィン部6
bとのオフセット量OSをより容易に大きくすることが
できる。なお、第1フィン部6aと第2フィン部6bと
のオフセット量OSを前述した実施の形態と同様に4m
m程度とした場合には、金属板に対する変形箇所が2倍
となるものの、金属板の長手方向縁の近傍において接続
されているそれぞれの第1フィン部6aおよび第2フィ
ン部6bの接続部位に対する塑性変形の量および塑性変
形に必要な負荷を低減することができる。
【0068】なお、本発明は、前記各実施の形態に限定
されるものではなく、必要に応じて変更することができ
る。
されるものではなく、必要に応じて変更することができ
る。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明の放熱フィン
によれば、放熱フィンにオフセット配置した第1フィン
部および第2フィン部を設けることにより、冷却効率を
向上させて高性能化を確実に図ることができるという極
めて優れた効果を奏する。
によれば、放熱フィンにオフセット配置した第1フィン
部および第2フィン部を設けることにより、冷却効率を
向上させて高性能化を確実に図ることができるという極
めて優れた効果を奏する。
【0070】また、本発明の放熱フィンの製造方法によ
れば、冷却効率を向上させた放熱フィンを容易に製造す
ることができるという極めて優れた効果を奏する。
れば、冷却効率を向上させた放熱フィンを容易に製造す
ることができるという極めて優れた効果を奏する。
【図1】本発明に係る放熱フィンの実施の形態の一例の
全体の構成を示す斜視図
全体の構成を示す斜視図
【図2】図1の一部拡大横断面図
【図3】図1のフィン体の正面図
【図4】図3のB−B線に沿った拡大縦断面図
【図5】図3のC−C線に沿った拡大横断面図
【図6】(a)および(b)はテーパ部の配置状態の変
形例を示す拡大横断面図
形例を示す拡大横断面図
【図7】本発明に係る放熱フィンの製造方法の実施の形
態の一例を示すブロック図
態の一例を示すブロック図
【図8】本発明に係る放熱フィンのフィン体の実施の形
態の他の例を示す図4と同様の図
態の他の例を示す図4と同様の図
【図9】本発明に係る放熱フィンのフィン体の実施の形
態の他の例を示す図5と同様の図
態の他の例を示す図5と同様の図
【図10】従来の放熱フィンを示す斜視図
4、4A 放熱フィン 5 基板 6、6A フィン体 6a 第1フィン部 6b 第2フィン部 7、7b (第2フィン部としての)突出部 7a (第1フィン部としての)突出部 8 テーパ部 8B (冷却流体の流通方向の末尾側に形成された)テ
ーパ部 9 基板形成工程 10 フィン体形成工程 11 接合工程
ーパ部 9 基板形成工程 10 フィン体形成工程 11 接合工程
Claims (6)
- 【請求項1】 基板にそれぞれ冷却流体の流通方向に沿
って延在する複数枚の略平板状をなすフィン体を前記流
通方向に対して直交する方向に整列配置するとともに、
前記各フィン体に、前記流通方向に間隔を置いて同一平
面内にそれぞれ位置するように配置された複数の第1フ
ィン部と、前記流通方向において前記各第1フィン部が
存在しない部位にそれぞれ位置するようにして前記各第
1フィン部に対し前記流通方向と直交する方向に離間し
ている同一平面内にそれぞれ位置するようにオフセット
配置された複数の第2フィン部とを一体成形したことを
特徴とする放熱フィン。 - 【請求項2】 前記第1フィン部および第2フィン部の
少なくとも前記流通方向の末尾側に厚さが漸減するテー
パ部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の放熱フ
ィン。 - 【請求項3】 前記フィン体がアルミニウムまたはアル
ミニウム合金であることを特徴とする請求項1または請
求項2に記載の放熱フィン。 - 【請求項4】 略平板状をなす金属板の長手方向の複数
箇所を塑性変形してこの金属板の板部と平行でこの板部
から板部の肉厚方向に離間しかつこの金属板と金属板の
長手方向縁の近傍においてのみ接続されている複数の第
2フィン部を金属板の長手方向において間隔を隔てて設
けるとともに、金属板の長手方向において前記各第2フ
ィン部が存在しない部位の前記金属板の板部を複数の第
1フィン部としてフィン体を形成し、複数枚のフィン体
をそれぞれ冷却流体の流通方向に沿って延在するように
基板に整列配置したことを特徴とする放熱フィンの製造
方法。 - 【請求項5】 略平板状をなす金属板の長手方向の複数
箇所を塑性変形してこの金属板の板部と平行でこの板部
から板部の肉厚方向に離間しかつこの金属板と金属板の
長手方向縁の近傍においてのみ接続されている複数の第
1フィン部を金属板の長手方向において間隔を隔てて設
けるとともに、前記各第1フィン部が存在しない部位に
それぞれ位置するようにして金属板の板部と平行でこの
板部から板部の肉厚方向に前記各第1フィン部と反する
方向に離間しかつこの金属板と金属板の長手方向縁の近
傍において接続されている複数の第2フィン部を設けて
フィン体を形成し、複数枚のフィン体をそれぞれ冷却流
体の流通方向に沿って延在するように基板に整列配置し
たことを特徴とする放熱フィンの製造方法。 - 【請求項6】 略平板状をなす金属板の長手方向の複数
箇所を塑性変形して前記フィン体の第1フィン部および
第2フィン部を形成する際に、この第1フィン部および
第2フィン部の少なくとも冷却流体の流通方向の末尾側
に厚さが漸減するテーパ部を同時に設けたことを特徴と
する請求項4または請求項5に記載の放熱フィンの製造
方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19040995A JPH0942883A (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 放熱フィンおよびその製造方法 |
DE1996611489 DE69611489T2 (de) | 1995-07-26 | 1996-03-22 | Strahlungsrippen und Verfahren zu deren Herstellung |
EP19960301976 EP0757220B1 (en) | 1995-07-26 | 1996-03-22 | Radiating fins and method for manufacturing the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19040995A JPH0942883A (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 放熱フィンおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0942883A true JPH0942883A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16257669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19040995A Pending JPH0942883A (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 放熱フィンおよびその製造方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0757220B1 (ja) |
JP (1) | JPH0942883A (ja) |
DE (1) | DE69611489T2 (ja) |
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CN103548134B (zh) * | 2011-05-17 | 2017-04-12 | 开利公司 | 用于冷却电力电子设备的散热器 |
JP7266034B2 (ja) * | 2018-07-03 | 2023-04-27 | 日本軽金属株式会社 | ヒートシンク |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US5464054A (en) * | 1993-08-09 | 1995-11-07 | Thermalloy, Inc. | Spring clamp and heat sink assembly |
US5435384A (en) * | 1994-07-20 | 1995-07-25 | Wu; Chung | Heat dissipating plate |
-
1995
- 1995-07-26 JP JP19040995A patent/JPH0942883A/ja active Pending
-
1996
- 1996-03-22 DE DE1996611489 patent/DE69611489T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-03-22 EP EP19960301976 patent/EP0757220B1/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE69611489T2 (de) | 2001-08-23 |
EP0757220A1 (en) | 1997-02-05 |
DE69611489D1 (de) | 2001-02-15 |
EP0757220B1 (en) | 2001-01-10 |
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