JP3421883B2 - 放熱器 - Google Patents

放熱器

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JP3421883B2
JP3421883B2 JP31328794A JP31328794A JP3421883B2 JP 3421883 B2 JP3421883 B2 JP 3421883B2 JP 31328794 A JP31328794 A JP 31328794A JP 31328794 A JP31328794 A JP 31328794A JP 3421883 B2 JP3421883 B2 JP 3421883B2
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哲也 立髪
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は放熱器、さらに詳しく
は、一面に発熱体取付部が設けられた本体の他面側に前
後方向に伸びる冷却空気通路を有する放熱フィンが設け
られており、送風機によって冷却空気が放熱フィンの冷
却空気通路内に流され、これにより発熱体取付部に取付
けられた、たとえばトランジスタ、サイリスタ等の半導
体素子の熱を放熱するための放熱器に関する。
【0002】この明細書において、「アルミニウム」と
いう語には、純アルミニウムの他にアルミニウム合金を
含むものとする。また、この明細書において、図1、図
4および図6の右側をそれぞれ前、これと反対側をそれ
ぞれ後というものとする。また、図2、図3、図5およ
び図7の左右を、それぞれ左右というものとする。
【0003】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】この種放
熱器として、従来、放熱フィンの高さおよび放熱面積
が、冷却空気の入口側から同出口側にかけて等しくなっ
ているものが用いられていた。そして、本体の一面に冷
却空気入口側から同出口側に並んで複数の発熱体取付部
が設けられ、各発熱体取付部に発熱体が取付けられるよ
うになっていた。
【0004】しかしながら、この放熱器では、次のよう
な問題があった。すなわち、送風機により放熱器の冷却
空気通路内に送り込まれた冷却空気の温度は、冷却空気
入口側から同出口側に進むにしたがって高くなってい
く。その結果、冷却空気出口側の発熱体取付部に取付け
られた発熱体からの放熱効率は、冷却空気入口側の発熱
体取付部に取付けられた発熱体からの放熱効率よりも悪
くなる。したがって、放熱フィンの高さおよび放熱面積
は、冷却空気出口側の発熱体取付部に取付けられた発熱
体からの放熱量が所要量となるように設定する必要があ
る。そのため、冷却空気入口側の放熱フィンの高さおよ
び放熱面積が過剰になり、放熱フィンが大型化するとと
もに重量が大きくなる。しかも、冷却空気入口側の放熱
フィンの高さおよび放熱面積が過剰になるため、送風機
により送られる冷却空気の圧力損失が大きくなり、送風
機の能力を高くする必要があってコストが高くなる。
【0005】そこで、このような問題を解決するため
に、一面に発熱体取付部が設けられた水平板状本体の他
面側に前後方向に伸びる冷却空気通路を有する放熱フィ
ンが設けられており、放熱フィンが、本体にろう付され
かつ前後方向に伸びる複数の垂直プレート状フィン部材
により形成され、フィン部材の高さが、冷却空気入口側
から同出口側に向かって段階的に高くなっている放熱器
が提案された(特開昭60−22398号参照)。
【0006】しかしながら、この放熱器では、複数のプ
レート状フィン部材を本体の他面側に立てた状態でろう
付しなければならないので、製造作業がきわめて面倒で
あるという問題がある。
【0007】この発明の目的は、上記問題を解決した放
熱器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による
熱器は、一面に発熱体取付部が設けられた本体の他面側
に前後方向に伸びる冷却空気通路を有する放熱フィンが
設けられており、送風機によって冷却空気が放熱フィン
の冷却空気通路内に流されるようになされている放熱器
において、放熱フィンが、複数のコルゲート状フィン部
材を備えており、放熱フィンの高さが、冷却空気入口側
から同出口側に向かって段階的に高くなっているもので
ある。請求項2の発明による放熱器は、請求項1の発明
において、上下に隣接するコルゲート状フィン部材が、
ブレージングシートにより相互にろう付されているもの
である。 請求項3の発明による放熱器は、請求項1また
は2の発明において、冷却空気出口側のコルゲート状フ
ィン部材における波頭部と波底部とを結ぶ壁部分どうし
の間隔が、冷却空気入口側のコルゲート状フィン部材に
おける波頭部と波底部とを結ぶ壁部分どうしの間隔より
も狭くなっているものである。
【0009】請求項4の発明による放熱器は、一面に発
熱体取付部が設けられた本体の他面側に前後方向に伸び
る冷却空気通路を有する放熱フィンが設けられており、
送風機によって冷却空気が放熱フィンの冷却空気通路内
に流されるようになされている放熱器において、放熱フ
ィンが、相互にろう付された複数のアルミニウム押出形
材製フィン部材を備えており、放熱フィンの高さが、冷
却空気入口側から同出口側に向かって段階的に高くなっ
ているものである。請求項5の発明による放熱器は、請
求項4の発明において、アルミニウム押出形材製フィン
部材が略逆U字状であり、冷却空気出口側のアルミニウ
ム押出形材製フィン部材における対向壁部どうしの間隔
が、冷却空気入口側のアルミニウム押出形材製フィン部
材における対向壁部どうしの間隔よりも狭くなっている
ものである。
【0010】
【作用】放熱フィンが、相互にろう付された複数のコル
ゲート状フィン部材または押出形材製フィン部材を備え
ていると、製造作業が簡単になる。
【0011】放熱フィンの高さが、冷却空気入口側から
同出口側に向かって段階的に高くなっていると、高い放
熱効率を必要とする冷却空気出口側の放熱フィンの放熱
面積を大きくし、低い放熱効率でよい冷却空気入口側の
放熱フィンの放熱面積を必要最小限とすることができ
る。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を、図面を参照して
説明する。
【0013】実施例1 この実施例は図1および図2に示すものである。
【0014】図1および図2において、放熱器(1) は、
下面に前後方向に間隔をおいて複数、たとえば3つの発
熱体(S) を取付ける発熱体取付部が設けられたアルミニ
ウム製方形水平板状本体(2) と、本体(2) 上面に設けら
れかつ前後方向に伸びる冷却空気通路(4)(5)(6) を有す
るとともに、冷却空気入口側から同出口側に向かって段
階的に高くなった放熱フィン(3) とよりなる。
【0015】放熱フィン(3) は、本体(2) の上面にその
全長にわたって載せられたアルミニウム製下部コルゲー
ト状フィン部材(7) と、下部フィン部材(7) の上側およ
び左右両側を覆うアルミニウムブレージングシート製下
部カバー(8) と、下部カバー(8) の上に、その前側2/
3の部分に載せられたアルミニウム製中間部コルゲート
状フィン部材(9) と、中間部フィン部材(9) の上側およ
び左右両側を覆うアルミニウムブレージングシート製中
間部カバー(10)と、中間部カバー(10)の上に、その前側
2/3の部分に載せられたアルミニウム製上部コルゲー
ト状フィン部材(11)と、上部フィン部材(11)の上側およ
び左右両側を覆うアルミニウムブレージングシート製上
部カバー(12)とよりなる。各コルゲート状フィン部材
(7)(9)(11)はアルミニウム板を曲げることにより形成さ
れており、その波底部(7a)(9a)(11a) と波頭部(7b)(9b)
(11b) とを結ぶ互いに平行な平坦壁部分(7c)(9c)(11c)
が垂直となりかつ前後方向を向くように配置されてい
る。
【0016】下部フィン部材(7) は、その波底部(7a)が
図示しないシート状ろう材を介して本体(2) にろう付さ
れるとともに、その波頭部(7b)が下部カバー(8) にろう
付されている。中間部フィン部材(9) は、その波底部(9
a)が下部カバー(8) にろう付さるとともに、その波頭部
(9b)が中間部カバー(10)にろう付されている。上部フィ
ン部材(11)は、その波底部(11a) が中間部カバー(10)に
ろう付されるとともに、その波頭部(11b) が上部カバー
(12)にろう付されている。そして、下部フィン部材(7)
と本体(2) と下部カバー(8) とにより前後方向に伸びる
複数の冷却空気通路(4) が左右方向に並んで形成され、
中間部フィン部材(9) と下部カバー(8)と中間部カバー
(10)とにより前後方向に伸びる複数の冷却空気通路(5)
が左右方向に並んで形成され、上部フィン部材(11)と中
間部カバー(10)と上部カバー(12)とにより前後方向に伸
びる複数の冷却空気通路(6) が左右方向に並んで形成さ
れている。
【0017】図示は省略したが、放熱器(1) は、本体
(2) 、シート状ろう材、下部フィン部材(7) 、下部カバ
ー(8) 、中間部フィン部材(9) 、中間部カバー(10)、上
部フィン部材(11)、および上部カバー(12)を組合わせ、
これらを一括してろう付することにより製造される。
【0018】このような放熱器(1) において、放熱器
(1) の前方に送風機(F) が配置され、送風機(F) により
後方から前方に向かって冷却空気が送られる。この冷却
空気は放熱フィン(3) に当たり、冷却空気通路(4)(5)
(6) に入る。そして、まず後端の発熱体(S) の熱は下端
の冷却空気通路(4) 内を流れる冷却空気に奪われる。前
後の中間の発熱体(S) の熱は、後端の発熱体(S) の熱を
奪った後下端の冷却空気通路(4) 内を流れてきた温度が
上昇している冷却空気と、中間部の冷却空気通路(5) 内
に入った低温の冷却空気とにより奪われる。前端の発熱
体(S) の熱は、後端および中間の発熱体(S) の熱を奪っ
た後下端の冷却空気通路(4) 内を流れてきた温度が上昇
している冷却空気と、中間の発熱体(S) の熱を奪った後
中間部の冷却空気通路(5) 内を流れてきた温度が上昇し
ている冷却空気と、上端の冷却空気通路(6) に入った低
温の冷却空気とにより奪われる。
【0019】実施例2 この実施例は図3に示すものである。
【0020】図3において、放熱器(20)の放熱フィン(2
1)は、本体(2) の上面にその全長にわたって載せられた
アルミニウム押出形材製下部フィン部材(22)と、下部フ
ィン部材(22)の上に、その前側2/3の部分に載せられ
たアルミニウム押出形材製中間部フィン部材(23)と、中
間部フィン部材(23)の上に、その前側2/3の部分に載
せられたアルミニウム押出形材製上部フィン部材(24)と
よりなる。なお、放熱器(20)を側面から見た形状は、実
施例1の放熱器(1) と同様である。各フィン部材(22)(2
3)(24)は横断面櫛状であって、その歯部(22a)(23a)(24
a) を下方に向けて配置されている。
【0021】下部フィン部材(22)は、その歯部(22a) が
図示しないシート状ろう材を介して本体(2) にろう付さ
れている。中間部フィン部材(23)は、その歯部(23a) が
図示しないシート状ろう材を介して下部フィン部材(22)
にろう付されている。上部フィン部材(24)は、その歯部
(24a) が図示しないシート状ろう材を介して中間部フィ
ン部材(23)にろう付されている。そして、下部フィン部
材(22)と本体(2) とにより前後方向に伸びる複数の冷却
空気通路(25)が左右方向に並んで形成され、中間部フィ
ン部材(23)と下部フィン部材(22)とにより前後方向に伸
びる複数の冷却空気通路(26)が左右方向に並んで形成さ
れ、上部フィン部材(24)と中間部フィン部材(23)とによ
り前後方向に伸びる複数の冷却空気通路(27)が左右方向
に並んで形成されている。
【0022】図示は省略したが、放熱器(20)は、本体
(2) 、シート状ろう材、下部フィン部材(22)、中間部フ
ィン部材(23)、および上部フィン部材(24)を組合わせ、
これらを一括してろう付することにより製造される。
【0023】この放熱器(20)による発熱体(S) からの放
熱は、上記実施例1の放熱器(1) の場合と同様である。
【0024】実施例3 この実施例は図4および図5に示すものである。
【0025】図4および図5において、放熱器(30)の本
体(2) には、その下面に前後方向に間隔をおいて複数、
たとえば2つの発熱体(S) を取付ける発熱体取付部が設
けられている。
【0026】放熱フィン(31)は、本体(2) の上面の後部
に上下に積層状に重ね合わされた複数のアルミニウム製
後部コルゲート状フィン部材(32)と、上下に隣接する後
部フィン部材(32)間に介在させられたアルミニウムブレ
ージングシート製仕切り板(33)と、上端の後部フィン部
材(32)の上側を覆うアルミニウムブレージングシート製
後部カバー(34)と、本体(2) 上面の前部に上下に積層状
に重ね合わされた複数のアルミニウム製前部コルゲート
状フィン部材(35)と、上下に隣接する前部フィン部材(3
5)間に介在させられたアルミニウムブレージングシート
製仕切り板(36)と、上端の前部フィン部材(35)の上側を
覆う前部カバー(37)とにより構成されている。前部フィ
ン部材(35)の積層高さは、後部フィン部材(32)の積層高
さのほぼ2倍となっている。各コルゲート状フィン部材
(32)(35)はアルミニウム板を曲げることにより形成され
ており、その波底部(32a)(35a)と波頭部(32b)(35b)とを
結ぶ互いに平行な壁部分(32c)(35c)が垂直となりかつ前
後方向を向くように配置されている。前部フィン部材(3
5)の隣接する壁部分(35c) どうしの間隔は、後部フィン
部材(32)の隣接する壁部分(32c) どうしの間隔よりも狭
くなっている。
【0027】下端の前部および後部フィン部材(35)(32)
は、その波底部(35a)(32a)がそれぞれ図示しないシート
状ろう材により本体(2) にろう付されるとともに、その
波頭部(35b)(32b)がそれぞれ仕切り板(36)(33)にろう付
されている。上端の前部および後部フィン部材(35)(32)
は、その波頭部(35b)(32b)がそれぞれカバー(37)(34)に
ろう付されるとともに、その波底部(35a)(32a)がそれぞ
れ仕切り板(36)(33)にろう付されている。他の前部およ
び後部フィン部材(35)(32)は、その波頭部(35b)(32b)お
よび波底部(35a)(32a)がそれぞれ上下の仕切り板(36)(3
3)にろう付されている。そして、下端の後部フィン部材
(32)と本体(2) とその上側の仕切り板(33)、上端の後部
フィン部材(32)とカバー(34)とその下側の仕切り板(3
3)、およびその他の後部フィン部材(32)と上下の仕切り
板(33)とにより前後方向に伸びる複数の冷却空気通路(3
8)が左右方向に並びかつ上下3段に形成されている。す
べての冷却空気通路(38)の左右方向の幅は互いに等しく
なっている。また、下端の前部フィン部材(35)と本体
(2) とその上側の仕切り板(36)、上端の前部フィン部材
(35)とカバー(37)とその下側の仕切り板(36)、およびそ
の他の前部フィン部材(35)と上下の仕切り板(36)とによ
り前後方向に伸びる複数の冷却空気通路(39A)(39B)が左
右方向に並びかつ上下6段に形成されている。なお、前
部フィン部材(35)を用いて形成される上下6段の冷却通
路のうち上側3段のものを(39A) で示し、下側3段のも
のを(39B) で示す。
【0028】図示は省略したが、放熱器(30)は、本体
(2) 、シート状ろう材、前部および後部フィン部材(35)
(32)、アルミニウムブレージングシート製仕切り板(36)
(33)、ならびにアルミニウムブレージングシート製カバ
ー(37)(34)を組合わせ、これらを一括してろう付するこ
とにより製造される。
【0029】このような放熱器(30)において、放熱器(3
0)の前方に送風機(F) が配置され、送風機(F) により後
方から前方に向かって冷却空気が送られる。この冷却空
気は放熱フィン(31)に当たり、まず冷却空気通路(38)に
入る。そして、後側の発熱体(S) の熱は冷却空気通路(3
8)内を流れる冷却空気に奪われる。前側の発熱体(S)の
熱は、後側の発熱体(S) の熱を奪った後冷却空気通路(3
9B) 内に流入してきた温度が上昇している冷却空気と、
冷却空気通路(39A) 内に入った低温の冷却空気とにより
奪われる。
【0030】実施例4 この実施例は図6および図7に示すものである。
【0031】図6および図7において、放熱器(50)の本
体(2) には、その下面に前後方向に間隔をおいて複数、
たとえば2つの発熱体(S) を取付ける発熱体取付部が設
けられている。
【0032】放熱フィン(51)は、本体(2) の上面の後部
に左右方向に並んで載せられたアルミニウム押出形材製
後部フィン部材(52)と、本体(2) の上面の前部に左右方
向に並びかつ上下2段に載せられたアルミニウム押出形
材製前部フィン部材(53)とよりなる。各フィン部材(52)
(53)は横断面略逆U字状であって、その対向壁部(52a)
(53a)を下方に向けて配置されている。また、各フィン
部材(52)(53)の連結壁部(52b)(53b)の左右両側縁部は、
対向壁部(52a)(53a)間の間隔の1/2に等しい長さだけ
対向壁部(52a)(53a)よりも左右方向外方に突出してい
る。また、各フィン部材(52)(53)の高さは等しくなって
いる。
【0033】後部フィン部材(52)および下段の前部フィ
ン部材(53)は、その対向壁部(52a)(53a)が図示しないシ
ート状ろう材を介して本体(2) にろう付されている。上
段の前部フィン部材(53)は、その対向壁部(53a) が図示
しないシート状ろう材を介して下段の前部フィン部材(5
3)にろう付されている。前部フィン部材(53)の対向壁部
(53a) どうしの間隔は後部フィン部材(52)の対向壁部(5
2a) どうしの間隔よりも狭くなっており、その結果上下
各段の前部フィン部材(53)の数は後部フィン部材(52)の
数よりも多くなっている。そして、後部フィン部材(52)
と本体(2) とにより前後方向に伸びる複数の冷却空気通
路(54)が左右方向に並んで形成され、下段の前部フィン
部材(53)と本体(2) とにより前後方向に伸びる複数の冷
却空気通路(55)が左右方向に並んで形成され、上段の前
部フィン部材(53)と下段の前部フィン部材(53)とにより
前後方向に伸びる複数の冷却空気通路(56)が左右方向に
並んで形成されている。
【0034】図示は省略したが、放熱器(50)は、本体
(2) 、シート状ろう材、後部フィン部材(52)、および前
部フィン部材(53)を組合わせ、これらを一括してろう付
することにより製造される。
【0035】この放熱器による発熱体(S) からの放熱
は、上記実施例3の放熱器(30)の場合と同様である。
【0036】
【発明の効果】この発明の放熱器によれば、放熱フィン
が、複数のコルゲート状フィン部材または押出形材製フ
ィン部材を備えているので、製造作業が簡単になる。し
たがって、製造コストも安くなる。
【0037】また、放熱フィンの高さが、冷却空気入口
側から同出口側に向かって段階的に高くなっているの
で、高い放熱効率を必要とする冷却空気出口側の放熱フ
ィンの放熱面積を大きくし、低い放熱効率でよい冷却空
気入口側の放熱フィンの放熱面積を必要最小限とするこ
とができる。したがって、放熱フィンの小型軽量化を図
ることができる。しかも、圧力損失も小さくなり、送風
機の能力を高くする必要がなくなってコストが安くな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の放熱器の実施例1を示す側面図であ
る。
【図2】同じく一部切欠き背面図である。
【図3】この発明の放熱器の実施例2を示す一部切欠き
背面図である。
【図4】この発明の放熱器の実施例3を示す側面図であ
る。
【図5】同じく一部切欠き背面図である。
【図6】この発明の放熱器の実施例4を示す側面図であ
る。
【図7】同じく一部切欠き背面図である。
【符号の説明】
(1) 放熱器 (2) 本体 (3) 放熱フィン (4) 冷却空気通路 (5) 冷却空気通路 (6) 冷却空気通路 (7) コルゲート状フィン部材 (9) コルゲート状フィン部材 (11) コルゲート状フィン部材 (20) 放熱器 (21) 放熱フィン (22) アルミニウム押出形材製フィン部材 (23) アルミニウム押出形材製フィン部材 (24) アルミニウム押出形材製フィン部材 (25) 冷却空気通路 (26) 冷却空気通路 (27) 冷却空気通路 (30) 放熱器 (31) 放熱フィン (32) コルゲート状フィン部材 (35) コルゲート状フィン部材 (38) 冷却空気通路 (39A) 冷却空気通路 (39B) 冷却空気通路 (50) 放熱器 (51) 放熱フィン (52) アルミニウム押出形材製フィン部材 (53) アルミニウム押出形材製フィン部材 (54) 冷却空気通路 (55) 冷却空気通路 (56) 冷却空気通路 (S) 発熱体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−173245(JP,U) 実開 昭61−12246(JP,U) 実開 昭63−50137(JP,U) 実開 平4−63149(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/34 - 23/473

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面に発熱体取付部が設けられた本体の
    他面側に前後方向に伸びる冷却空気通路を有する放熱フ
    ィンが設けられており、送風機によって冷却空気が放熱
    フィンの冷却空気通路内に流されるようになされている
    放熱器において、 放熱フィンが、複数のコルゲート状フィン部材を備えて
    おり、放熱フィンの高さが、冷却空気入口側から同出口
    側に向かって段階的に高くなっている放熱器。
  2. 【請求項2】 上下に隣接するコルゲート状フィン部材
    が、ブレージングシートにより相互にろう付されている
    請求項1記載の放熱器
  3. 【請求項3】 冷却空気出口側のコルゲート状フィン部
    材における波頭部と波底部とを結ぶ壁部分どうしの間隔
    が、冷却空気入口側のコルゲート状フィン部材における
    波頭部と波底部とを結ぶ壁部分どうしの間隔よりも狭く
    なっている請求項1または2記載の放熱器
  4. 【請求項4】 一面に発熱体取付部が設けられた本体の
    他面側に前後方向に伸びる冷却空気通路を有する放熱フ
    ィンが設けられており、送風機によって冷却空気が放熱
    フィンの冷却空気通路内に流されるようになされている
    放熱器において、 放熱フィンが、相互にろう付された複数のアルミニウム
    押出形材製フィン部材を備えており、放熱フィンの高さ
    が、冷却空気入口側から同出口側に向かって段階的に高
    くなっている放熱器。
  5. 【請求項5】 アルミニウム押出形材製フィン部材が略
    逆U字状であり、冷却空気出口側のアルミニウム押出形
    材製フィン部材における対向壁部どうしの間隔が、冷却
    空気入口側のアルミニウム押出形材製フィン部材におけ
    る対向壁部どうしの間隔よりも狭くなっている請求項4
    記載の放熱器
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