JPH0342669Y2 - - Google Patents

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JPH0342669Y2
JPH0342669Y2 JP4398185U JP4398185U JPH0342669Y2 JP H0342669 Y2 JPH0342669 Y2 JP H0342669Y2 JP 4398185 U JP4398185 U JP 4398185U JP 4398185 U JP4398185 U JP 4398185U JP H0342669 Y2 JPH0342669 Y2 JP H0342669Y2
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JP
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dielectric
internal electrodes
internal electrode
end surface
dielectric material
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、積層形セラミツクコンデンサに関す
る。
(従来の技術) 従来の積層形セラミツクコンデンサは、第6図
及び第7図に示すように、セラミツク誘電体aと
内部電極bとこれに連なる外部電極cとから成つ
ている。
内部電極bはPd,Ni等の金属を主成分とする
数μmの導電層から成り、誘電体aの内部に例え
ば十数μmの厚さの誘電体層を介して数十層積層
されており、その一端dは交互に誘電体aの一方
の端面e及び他方の端面fに交互に導出されてい
る。そしてその側縁gと誘電体aの側面hとの間
隔i(一般にこの間隔iをサイドマージンといつ
ている。)をすべての内部電極bについてほぼ一
定にしている。
外部電極cはAg−Pd,Ag,Ni等の金属を主
成分とする数十μmの導電層から成り、誘電体a
の両端面e,f及びこれに連なる近傍の周面に形
成されて内部電極bと接続されている。
(考案の解決しようとする問題点) 上記の構成を有する従来の積層形セラミツクコ
ンデンサは、未焼結誘電体の薄層と内部電極とし
ての導電層とを交互に数十枚積層して焼結し一体
化したものであり、焼結後、デラミネーシヨンと
呼ばれる空白部が誘電体薄層と内部電極の導電層
の縁端部との間にしばしば生じた。このデラミネ
ーシヨンのある積層形セラミツクコンデンサは漸
次絶縁抵抗が低下して耐圧不良による故障を生ず
る等の問題があつた。
本考案は、デラミネーシヨンが入つていず、そ
のため絶縁抵抗が漸次低下して耐圧不良による故
障等を生ずることなく信頼性の高い積層形セラミ
ツクコンデンサを提供することをその目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、誘電体層を介して積層形成された内
部電極が誘電体の一方の端面と他方の端面に交互
に導出され両端面で外部電極と接続しているもの
において、内部電極の側縁と誘電体の側面とのそ
れぞれの間隔が交互に異ることを特徴とする。
(実施例) 本考案の実施例を図面につき説明する。
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示す。
図面において、1は例えば長さ3.2mm、幅2.5
mm、厚さ1.2mmの大きさのセラミツク誘電体、2
A,2Bは内部電極である。内部電極2Aはその
一端を誘電体1の左側の縁端に合わせ、その一側
縁側のサイドマージンgAを0.35mmとしたもの、
内部電極2Bはその一端を誘電体1の右側の縁端
に合わせ、内部電極2Aと同じ側のサイドマージ
ンgBを0.25mmとしたもので、この内部電極2A
と2Bは交互に16μmの厚さの誘電体層を介して
43枚積層した。
3は内部電極2A,2Bに接続される外部電極
である。
第4図及び第5図は本考案の他の実施例であ
る。内部電極2Cは幅2.1mm、長さ2.8mmの大きさ
で、サイドマージンgCを0.2mmとしたもの、内部
電極2Dは幅1.6mm、長さ2.8mmの大きさで、サイ
ドマージンgDを0.45mmとしたもので、内部電極
2Cと2Dを交互に積層した。
それ以外の条件及び方法は前記実施例と同じで
ある。2つの実施例についてそれぞれ1000個作製
し、研摩観察したが、すべてのものにデラミネー
シヨンがなかつた。
(作用) 積層形セラミツクコンデンサは未焼結誘電体の
薄層と内部電極である導電層とを積層して焼結し
たものであり、その焼結時に誘電体層と導電層と
の熱膨脹率及び収縮率の差により歪が生じ、この
歪は導電層の縁端で最も大きく表われる。互いに
隣接する導電層の縁端が近接しているとこの各層
の歪が互いに影響し合い、誘電体薄層と導電層の
縁端部との間にデラミネーシヨンが生ずる。
本考案によれば、隣接する内部電極である導電
層の縁端が相互にずれているので、それぞれの導
電層における最も歪の大きい部分は互い離れて相
互に影響を及ぼさなくなり、その結果デラミネー
シヨンが生じない。
(考案の効果) 本考案によれば、デラミネーシヨンの発生がな
く、その結果絶縁抵抗値が漸次低下することがな
い信頼性の高いものが得られる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の一部截除した拡大
斜面図、第2図は第1図のA−A線截断面図、第
3図は内部電極2A,2Bの配置関係を示す平面
図、第4図は本考案の他の実施例の截断面図、第
5図はその内部電極2C,2Dの配置関係を示す
平面図、第6図は従来例の一部截除した拡大斜面
図、第7図は第6図のB−B線截断面図である。 1……誘電体、2A,2B,2C,2D……内
部電極、3……外部電極。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 誘電体層を介して積層形成された内部電極が誘
    電体の一方の端面と他方の端面に交互に導出され
    両端面で外部電極と接続しているものにおいて、
    内部電極の側縁と誘電体の側面とのそれぞれの間
    隔が交互に異ることを特徴とする積層形セラミツ
    クコンデンサ。
JP4398185U 1985-03-28 1985-03-28 Expired JPH0342669Y2 (ja)

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JP4398185U JPH0342669Y2 (ja) 1985-03-28 1985-03-28

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JPS61162037U JPS61162037U (ja) 1986-10-07
JPH0342669Y2 true JPH0342669Y2 (ja) 1991-09-06

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09266130A (ja) * 1996-03-27 1997-10-07 Taiyo Yuden Co Ltd 積層コンデンサ
KR101548771B1 (ko) * 2011-06-23 2015-09-01 삼성전기주식회사 칩 타입 적층 커패시터
JP6522549B2 (ja) 2016-06-07 2019-05-29 太陽誘電株式会社 積層セラミックコンデンサ
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JPS61162037U (ja) 1986-10-07

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