JPH0341110Y2 - - Google Patents
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- JPH0341110Y2 JPH0341110Y2 JP1982029300U JP2930082U JPH0341110Y2 JP H0341110 Y2 JPH0341110 Y2 JP H0341110Y2 JP 1982029300 U JP1982029300 U JP 1982029300U JP 2930082 U JP2930082 U JP 2930082U JP H0341110 Y2 JPH0341110 Y2 JP H0341110Y2
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- Japan
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- fuel
- pump chamber
- small hole
- motor
- pump
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Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M37/00—Apparatus or systems for feeding liquid fuel from storage containers to carburettors or fuel-injection apparatus; Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
- F02M37/04—Feeding by means of driven pumps
- F02M37/08—Feeding by means of driven pumps electrically driven
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、自動車用バツテリ等の直流電源によ
つて動作し、燃料タンク内に装着されるモータ式
燃料ポンプの構造に関し、特に再生ポンプを採用
したポンプ室内部の燃料通路の形状の改良に関す
るものである。
つて動作し、燃料タンク内に装着されるモータ式
燃料ポンプの構造に関し、特に再生ポンプを採用
したポンプ室内部の燃料通路の形状の改良に関す
るものである。
従来、再生ポンプを採用したポンプで、燃料の
吐出通路をモータ外部に設けた構造においては、
モータの冷却、ブラシ、コンミテータの洗浄等を
行うために、モータ内部への循環用として、ポン
プ室内部からモータ内部へ連通する小孔を設けて
いる。そして、ポンプ室内部からモータ内部へ連
通する小孔は、燃料通路に対して、垂直方向に設
けられていた。
吐出通路をモータ外部に設けた構造においては、
モータの冷却、ブラシ、コンミテータの洗浄等を
行うために、モータ内部への循環用として、ポン
プ室内部からモータ内部へ連通する小孔を設けて
いる。そして、ポンプ室内部からモータ内部へ連
通する小孔は、燃料通路に対して、垂直方向に設
けられていた。
上記の従来技術では、小孔は、燃料通路に対し
て垂直に設けられるだけであつたため、下記のよ
うな問題点が生じる。
て垂直に設けられるだけであつたため、下記のよ
うな問題点が生じる。
ポンプの吐出圧力を減少させて、吐出流量を増
大させた場合（ポンプの吐出側の負荷が少なく、
流量が多く流れた時）には、燃料通路内流速が大
となるため、（流速に対し、静圧側に設けた小孔
部の圧力が小となり、）燃料通路の小孔部の圧力
と、モータ内部の圧力差が少なくなる。そのため
流速にたいし静圧の方向に設けた前記小孔への燃
料の流れが極端に少なくなつて、モータ内部へ燃
料が流入しにくくなり、モータの冷却、ブラシ、
コンミテータの洗浄が出来なくなる。又、流速が
あまりにも大きくなると、小孔内部の圧力が負圧
となり、モータ内部の燃料がポンプ室内に逆流す
る。又、ポンプの上端より低い液面となつた場合
その小孔部からモータ内部の空気をポンプ室へ吸
い込むことさえある。故に、従来の小孔では、あ
る条件で、モータ内部への燃料導入が出来なくな
り、逆に、モータ内部の空気を小孔から吸い込む
という欠点がある。
大させた場合（ポンプの吐出側の負荷が少なく、
流量が多く流れた時）には、燃料通路内流速が大
となるため、（流速に対し、静圧側に設けた小孔
部の圧力が小となり、）燃料通路の小孔部の圧力
と、モータ内部の圧力差が少なくなる。そのため
流速にたいし静圧の方向に設けた前記小孔への燃
料の流れが極端に少なくなつて、モータ内部へ燃
料が流入しにくくなり、モータの冷却、ブラシ、
コンミテータの洗浄が出来なくなる。又、流速が
あまりにも大きくなると、小孔内部の圧力が負圧
となり、モータ内部の燃料がポンプ室内に逆流す
る。又、ポンプの上端より低い液面となつた場合
その小孔部からモータ内部の空気をポンプ室へ吸
い込むことさえある。故に、従来の小孔では、あ
る条件で、モータ内部への燃料導入が出来なくな
り、逆に、モータ内部の空気を小孔から吸い込む
という欠点がある。
本考案は、上記問題点を解決し、ポンプの吐出
流量が多く、吐出圧力が低い場合のモータ内部へ
の燃料の導入不足や、空気吸込み現象が発生する
心配のないモータ式燃料ポンプを提供することを
目的とする。
流量が多く、吐出圧力が低い場合のモータ内部へ
の燃料の導入不足や、空気吸込み現象が発生する
心配のないモータ式燃料ポンプを提供することを
目的とする。
本考案は上記目的を達成するために、
燃料タンク内に配置され、内周に回転子を回転
自在に配置したモータハウジングと、 このモータハウジングの軸方向一端に形成され
るポンプ室と、 前記ポンプ室内に配置され、前記回転子ととも
に回転するインペラと、 前記インペラの回転により、前記ポンプ室内に
燃料が吸入される吸入口と、 前記インペラの回転により、前記ポンプ室から
燃料が吐出される吐出口と、 前記吸入口から前記吐出口への間の前記ポンプ
室の壁面に向けて垂直に形成され、前記ポンプ室
内部から前記モータハウジング内部へ連通し、前
記ポンプ室から前記モータハウジングの内部に前
記燃料の一部を直接導入する前記モータ内部への
燃料循環用の小孔とを備え、 前記ポンプ室の壁面から前記小孔への通路が、 前記ポンプ室における燃料の流れ方向の前記小
孔より上流側の位置に、前記ポンプ室の壁面より
凹んで形成され、前記上流側の前記ポンプ室の壁
面から前記小孔に向けて傾斜し、前記小孔より上
流側から前記小孔へ向けて燃料を流入させる傾斜
面と、 前記小孔の壁面に続く壁面であつて、前記ポン
プ室における燃料の流れ方向の前記傾斜面より下
流側に位置し、前記燃料の流れ方向にほぼ垂直な
垂直面と を備えることを特徴とするモータ式燃料ポンプ
という技術的手段を採用する。
自在に配置したモータハウジングと、 このモータハウジングの軸方向一端に形成され
るポンプ室と、 前記ポンプ室内に配置され、前記回転子ととも
に回転するインペラと、 前記インペラの回転により、前記ポンプ室内に
燃料が吸入される吸入口と、 前記インペラの回転により、前記ポンプ室から
燃料が吐出される吐出口と、 前記吸入口から前記吐出口への間の前記ポンプ
室の壁面に向けて垂直に形成され、前記ポンプ室
内部から前記モータハウジング内部へ連通し、前
記ポンプ室から前記モータハウジングの内部に前
記燃料の一部を直接導入する前記モータ内部への
燃料循環用の小孔とを備え、 前記ポンプ室の壁面から前記小孔への通路が、 前記ポンプ室における燃料の流れ方向の前記小
孔より上流側の位置に、前記ポンプ室の壁面より
凹んで形成され、前記上流側の前記ポンプ室の壁
面から前記小孔に向けて傾斜し、前記小孔より上
流側から前記小孔へ向けて燃料を流入させる傾斜
面と、 前記小孔の壁面に続く壁面であつて、前記ポン
プ室における燃料の流れ方向の前記傾斜面より下
流側に位置し、前記燃料の流れ方向にほぼ垂直な
垂直面と を備えることを特徴とするモータ式燃料ポンプ
という技術的手段を採用する。
本考案の構成によると、モータの回転子の回転
とともにインペラが回転し、ポンプ室には吸入口
から燃料が吸入され、燃料が吸入口から吐出口へ
向けて流れ、燃料が吐出口から吐出される。そし
て、吸入口から吐出口へ向けて流れる燃料の一部
は、ポンプ室から通路を経て小孔に流入する。こ
のとき、燃料はポンプ室から、通路の傾斜面に沿
つて小孔へ向けて流入し、垂直面に衝突して小孔
に流入する。これにより、燃料は、ポンプ室から
モータハウジング内部へ直接導入される。
とともにインペラが回転し、ポンプ室には吸入口
から燃料が吸入され、燃料が吸入口から吐出口へ
向けて流れ、燃料が吐出口から吐出される。そし
て、吸入口から吐出口へ向けて流れる燃料の一部
は、ポンプ室から通路を経て小孔に流入する。こ
のとき、燃料はポンプ室から、通路の傾斜面に沿
つて小孔へ向けて流入し、垂直面に衝突して小孔
に流入する。これにより、燃料は、ポンプ室から
モータハウジング内部へ直接導入される。
従つて、ポンプが高吐出圧、小流量の時には静
圧力で燃料の一部がモータ内部に連続的に流出す
る。しかも、ポンプが低吐出圧、大流量の時に
は、ポンプ室内の燃料流れの一部が、ポンプ室の
壁面より凹んで形成された傾斜面に沿つて流れ、
垂直面に衝突して、燃料の流速を低下させて動圧
で燃料の一部がモータ内部に連続的に流出する。
このため、ポンプが高吐出圧、小流量の時から、
低吐出圧、大流量の時までの広い範囲にわたり燃
料がモータ部に連続的に流出する。
圧力で燃料の一部がモータ内部に連続的に流出す
る。しかも、ポンプが低吐出圧、大流量の時に
は、ポンプ室内の燃料流れの一部が、ポンプ室の
壁面より凹んで形成された傾斜面に沿つて流れ、
垂直面に衝突して、燃料の流速を低下させて動圧
で燃料の一部がモータ内部に連続的に流出する。
このため、ポンプが高吐出圧、小流量の時から、
低吐出圧、大流量の時までの広い範囲にわたり燃
料がモータ部に連続的に流出する。
以下、本考案を図に示す実施例について説明す
る。第１図は本考案を実施したモータ式燃料ポン
プ、特に再生ポンプの縦断面図、第２図は第１図
図示のポンプを下方より見た一部切断側面図、第
３図は第１図図示のＡ−Ａ線に沿う横断面図、第
４図は第１図図示のＢ−Ｂ線に沿う縦断面図で、
本考案になる小孔部の一実施例の構成を成す要部
拡大図である。
る。第１図は本考案を実施したモータ式燃料ポン
プ、特に再生ポンプの縦断面図、第２図は第１図
図示のポンプを下方より見た一部切断側面図、第
３図は第１図図示のＡ−Ａ線に沿う横断面図、第
４図は第１図図示のＢ−Ｂ線に沿う縦断面図で、
本考案になる小孔部の一実施例の構成を成す要部
拡大図である。
１はポンプハウジングであり吸入口２を有して
いる。３は閉羽根式の再生ポンプを構成するイン
ペラであり、アーマチユア本体１１の出力軸５に
連結されて第２図の矢印Ｄ方向に回転する。６は
第１モータハウジング、７は第２モータハウジン
グとなるブラシハウジングである、モータ本体の
界磁を成すマグネツト９の外周に設けられた金属
製の第３モータハウジングとなるヨークである。
そして、このヨーク８の下端はポンプハウジング
１の下部に位置する絞着部８ａを持つている。
いる。３は閉羽根式の再生ポンプを構成するイン
ペラであり、アーマチユア本体１１の出力軸５に
連結されて第２図の矢印Ｄ方向に回転する。６は
第１モータハウジング、７は第２モータハウジン
グとなるブラシハウジングである、モータ本体の
界磁を成すマグネツト９の外周に設けられた金属
製の第３モータハウジングとなるヨークである。
そして、このヨーク８の下端はポンプハウジング
１の下部に位置する絞着部８ａを持つている。
１０は出力軸５をモータハウジング６に支持さ
せるベアリングである。１１はアーマチユア、１
２は平面状コンミテータ、１３がアーマチユア本
体の出力軸の他方を軸支するベアリングである。
１４はブラシであり、外部リード線１５に接続さ
れている。１６もブラシであり図示せぬ他方の外
部リード線から給電される。１７はポンプ室１８
内とモータハウジング６内とを連通する小孔であ
り、３３は、その小孔へ通じる傾斜形状にした通
路であり、ポンプ室１８内の燃料の一部をアーマ
チユア１１側に送り、アーマチユア１１およびブ
ラシ１４，１６、コンミテータ１２を冷却及び洗
浄して絶縁カバー２０の設けた図示せぬ他方の小
孔から燃料を、このポンプが収納されている燃料
タンク内に戻している。
せるベアリングである。１１はアーマチユア、１
２は平面状コンミテータ、１３がアーマチユア本
体の出力軸の他方を軸支するベアリングである。
１４はブラシであり、外部リード線１５に接続さ
れている。１６もブラシであり図示せぬ他方の外
部リード線から給電される。１７はポンプ室１８
内とモータハウジング６内とを連通する小孔であ
り、３３は、その小孔へ通じる傾斜形状にした通
路であり、ポンプ室１８内の燃料の一部をアーマ
チユア１１側に送り、アーマチユア１１およびブ
ラシ１４，１６、コンミテータ１２を冷却及び洗
浄して絶縁カバー２０の設けた図示せぬ他方の小
孔から燃料を、このポンプが収納されている燃料
タンク内に戻している。
ここで、小孔１７はポンプ室１８の壁面に向け
て垂直に形成されている。また、小孔１７への傾
斜形状の通路３３は、ポンプ室の壁面に溝状に形
成されている。この通路３３は、ポンプ室内の燃
料流れに対して小孔１７より上流側の位置に、ポ
ンプ室１８の壁面より凹んで形成され、ポンプ室
１８の壁面から小孔１７に向けて傾斜した傾斜面
３４と、この傾斜面３４よし下流側に形成され、
ポンプ室内の燃料流れに対してほぼ垂直で、小孔
１７の壁面に続く垂直面３５とを有している。
て垂直に形成されている。また、小孔１７への傾
斜形状の通路３３は、ポンプ室の壁面に溝状に形
成されている。この通路３３は、ポンプ室内の燃
料流れに対して小孔１７より上流側の位置に、ポ
ンプ室１８の壁面より凹んで形成され、ポンプ室
１８の壁面から小孔１７に向けて傾斜した傾斜面
３４と、この傾斜面３４よし下流側に形成され、
ポンプ室内の燃料流れに対してほぼ垂直で、小孔
１７の壁面に続く垂直面３５とを有している。
このため、傾斜面３４は、ポンプ室１８の断面
積をポンプ室１８内における燃料の流れ方向上流
側から小孔１７に向けて、小孔１７に近づくにつ
れて拡大する。
積をポンプ室１８内における燃料の流れ方向上流
側から小孔１７に向けて、小孔１７に近づくにつ
れて拡大する。
２１は燃料圧送間隙でありポンプ室１８の内周
壁２２とインペラ３の外周端２３との間に形成さ
れ吸入口２から吐出口２４に至る略Ｃ字形状を有
し、かつインペラ３の中心２６を中心とする円形
に沿つている。
壁２２とインペラ３の外周端２３との間に形成さ
れ吸入口２から吐出口２４に至る略Ｃ字形状を有
し、かつインペラ３の中心２６を中心とする円形
に沿つている。
２７は漏れ防止壁であり、この壁２７とインペ
ラ３の外周端２３との間の寸法間隙はきわめて小
さくしてありインペラ３の回転を阻止せず、かつ
燃料が吐出口２４側から吸入口２側へ極力漏れな
いようにしている。
ラ３の外周端２３との間の寸法間隙はきわめて小
さくしてありインペラ３の回転を阻止せず、かつ
燃料が吐出口２４側から吸入口２側へ極力漏れな
いようにしている。
３０は吐出口２４の下流に形成された直線部で
あり燃料の流れの上流側から下流側へ至るに従つ
て流路断面積が拡開されている。また、この直線
部３０を実質的にインペラ３の中心２６を中心と
する円の接線方向に伸び出しており、燃料圧送完
下の２１と吐出パイプ３１とを結んでいる。
あり燃料の流れの上流側から下流側へ至るに従つ
て流路断面積が拡開されている。また、この直線
部３０を実質的にインペラ３の中心２６を中心と
する円の接線方向に伸び出しており、燃料圧送完
下の２１と吐出パイプ３１とを結んでいる。
吐出パイプ３１はアーマチユア本体１１の軸方
向に沿つて立ち上がつており、モータハウジング
の一部を成すヨーク８から少し離れて設けられて
いる。３２は吐出パイプ３１内に設けられた逆止
弁である。
向に沿つて立ち上がつており、モータハウジング
の一部を成すヨーク８から少し離れて設けられて
いる。３２は吐出パイプ３１内に設けられた逆止
弁である。
又、漏れ防止壁２７の吐出側の鋭角状先端部に
面取り部が設けられている。又、吐出パイプ３１
と直線部３０との交点は屈曲部３０ａとなつてお
り、この部分３０ａはできるだけなめらかに屈曲
するように曲げ半径は大きい方が良い。
面取り部が設けられている。又、吐出パイプ３１
と直線部３０との交点は屈曲部３０ａとなつてお
り、この部分３０ａはできるだけなめらかに屈曲
するように曲げ半径は大きい方が良い。
次に、上記構成になる本考案ポンプ式燃料ポン
プの作用を説明する。
プの作用を説明する。
アーマチユア本体１１の出力軸５と共にインペ
ラ３が第２図図示のＤ矢印方向に回転すると、吸
入口２から吸い込まれた燃料はインペラ３の外周
に放射状に設けられた溝３６の回転力で燃料圧送
間隙２１を進行しながら、しだいに圧力を増し、
直線部３０に流れこむ。
ラ３が第２図図示のＤ矢印方向に回転すると、吸
入口２から吸い込まれた燃料はインペラ３の外周
に放射状に設けられた溝３６の回転力で燃料圧送
間隙２１を進行しながら、しだいに圧力を増し、
直線部３０に流れこむ。
燃料圧送間隙２１に沿つて円弧状に流れた燃料
は吐出口２４に於いて接線方向に飛び出すため、
流路の流れ方向変更による損失が少なくポンプ効
率の向上に寄与し、また接線方向とすることによ
りポンプ室を形成する材料１ａの量が少なくてす
む。又、直線部３０に達した燃料は流路断面積が
拡大するため流速が低下する。なお、直線部３０
がしだいに流路面積が拡開しており、燃料流速が
しだいに低下するようにして速度エネルギーを圧
力エネルギーに効率良く変換し、吐出口２４下流
側での損失を減らすようになつている。
は吐出口２４に於いて接線方向に飛び出すため、
流路の流れ方向変更による損失が少なくポンプ効
率の向上に寄与し、また接線方向とすることによ
りポンプ室を形成する材料１ａの量が少なくてす
む。又、直線部３０に達した燃料は流路断面積が
拡大するため流速が低下する。なお、直線部３０
がしだいに流路面積が拡開しており、燃料流速が
しだいに低下するようにして速度エネルギーを圧
力エネルギーに効率良く変換し、吐出口２４下流
側での損失を減らすようになつている。
一方、燃料の一部は、ポンプ室１８から通路３
３、小孔１７を通してモータ内部へ導入される。
この燃料は、ポンプの高圧、小流量時には、静圧
力でポンプ室１８から小孔１７を通してモータ内
部へ連続して導入される。また、燃料の一部が、
通路３３の傾斜面３４に沿つて流れるため、ポン
プの低圧、大流量時には傾斜面３４に沿つて流れ
てきた燃料が、小孔１７の壁面からつながる垂直
面３５に衝突して減速して流れ動圧でポンプ室１
８から小孔１７を通してモータ内部へ連続して導
入される。このようにポンプの高圧、小流量時か
ら低圧、大流量時までの広い範囲にわたり、モー
タ内部へ燃料を常に導入し、モータの冷却、ブラ
シ、コンミテータの洗浄を行い、モータ寿命を延
ばすことができる。また、モータの冷却、ブラ
シ、コンミテータの洗浄を行つた後、モータ内部
から外部へ導出された燃料は燃料タンク内に戻さ
れて有効に循環される。また、傾斜形状の通路３
３を設けたことにより、ポンプ室内の空気をより
容易にモータ内部に排出させる効果もある。
３、小孔１７を通してモータ内部へ導入される。
この燃料は、ポンプの高圧、小流量時には、静圧
力でポンプ室１８から小孔１７を通してモータ内
部へ連続して導入される。また、燃料の一部が、
通路３３の傾斜面３４に沿つて流れるため、ポン
プの低圧、大流量時には傾斜面３４に沿つて流れ
てきた燃料が、小孔１７の壁面からつながる垂直
面３５に衝突して減速して流れ動圧でポンプ室１
８から小孔１７を通してモータ内部へ連続して導
入される。このようにポンプの高圧、小流量時か
ら低圧、大流量時までの広い範囲にわたり、モー
タ内部へ燃料を常に導入し、モータの冷却、ブラ
シ、コンミテータの洗浄を行い、モータ寿命を延
ばすことができる。また、モータの冷却、ブラ
シ、コンミテータの洗浄を行つた後、モータ内部
から外部へ導出された燃料は燃料タンク内に戻さ
れて有効に循環される。また、傾斜形状の通路３
３を設けたことにより、ポンプ室内の空気をより
容易にモータ内部に排出させる効果もある。
上述のように本考案によると、ポンプが高吐出
圧、小流量の時には静圧力で燃料の一部をモータ
内部に連続的に流出させ、ポンプが低吐出圧、大
流量の時には、ポンプ室内の燃料流れの一部を、
燃料の流路面積を拡大する傾斜面の沿つて流し、
垂直面に衝突させ、燃料の流速を低下させて動圧
で燃料の一部をモータ内部に連続的に流出させる
ため、ポンプが高吐出圧、小流量の時から、低吐
出圧、大流量の時までの広い範囲にわたり、常に
燃料をモータ部に連続的に流出させることでで
き、モータ内部への燃料の導入不足や、空気吸込
み現象が発生する心配なく、モータ冷却、ブラ
シ、コンミテータの洗浄を行い、モータ寿命を延
ばすことができる。
圧、小流量の時には静圧力で燃料の一部をモータ
内部に連続的に流出させ、ポンプが低吐出圧、大
流量の時には、ポンプ室内の燃料流れの一部を、
燃料の流路面積を拡大する傾斜面の沿つて流し、
垂直面に衝突させ、燃料の流速を低下させて動圧
で燃料の一部をモータ内部に連続的に流出させる
ため、ポンプが高吐出圧、小流量の時から、低吐
出圧、大流量の時までの広い範囲にわたり、常に
燃料をモータ部に連続的に流出させることでで
き、モータ内部への燃料の導入不足や、空気吸込
み現象が発生する心配なく、モータ冷却、ブラ
シ、コンミテータの洗浄を行い、モータ寿命を延
ばすことができる。
第１図は本考案を実施したモータ式燃料ポン
プ、特に再生ポンプの縦断面図、第２図は第１図
図示のポンプを下方より見た一部切断側面図、第
３図は第１図図示のＡ−Ａ線に沿う横断面図、第
４図は、第１図図示のＢ−Ｂ線に沿う縦断面図
で、本考案になる小孔部の一実施例の構成を成す
要部拡大図である。 １……ポンプハウジング、２……吸入口、３…
…インペラ、１１……アーマチユア本体、１８…
…ポンプ室、２４……吐出口、６……第１モータ
ハウジング、１７……小孔、２１……燃料圧送間
隙、３１……吐出パイプ、３３……小孔へ通じる
通路、３４……傾斜面、３５……垂直面。
プ、特に再生ポンプの縦断面図、第２図は第１図
図示のポンプを下方より見た一部切断側面図、第
３図は第１図図示のＡ−Ａ線に沿う横断面図、第
４図は、第１図図示のＢ−Ｂ線に沿う縦断面図
で、本考案になる小孔部の一実施例の構成を成す
要部拡大図である。 １……ポンプハウジング、２……吸入口、３…
…インペラ、１１……アーマチユア本体、１８…
…ポンプ室、２４……吐出口、６……第１モータ
ハウジング、１７……小孔、２１……燃料圧送間
隙、３１……吐出パイプ、３３……小孔へ通じる
通路、３４……傾斜面、３５……垂直面。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 燃料タンク内に配置され、内周に回転子を回転
自在に配置したモータハウジング６，７，８と、 このモータハウジングの軸方向一端に形成され
るポンプ室１８と、 前記ポンプ室内に配置され、前記回転子ととも
に回転するインペラ３と、 前記インペラの回転により、前記ポンプ室内に
燃料が吸入される吸入口２と、 前記インペラの回転により、前記ポンプ室から
燃料が吐出される吐出口２４と、 前記吸入口から前記吐出口への間の前記ポンプ
室の壁面に向けて垂直に形成され、前記ポンプ室
内部から前記モータハウジング内部へ連通し、前
記ポンプ室から前記モータハウジングの内部に前
記燃料の一部を直接導入する前記モータ内部への
燃料循環用の小孔１７とを備え、 前記ポンプ室の壁面から前記小孔への通路３３
が、 前記ポンプ室における燃料の流れ方向の前記小
孔より上流側の位置に、前記ポンプ室の壁面より
凹んで形成され、前記上流側の前記ポンプ室の壁
面から前記小孔に向けて傾斜し、前記小孔より上
流側から前記小孔へ向けて燃料を流入させる傾斜
面３４と、 前記小孔の壁面に続く壁面であつて、前記ポン
プ室における燃料の流れ方向の前記傾斜面より下
流側に位置し、前記燃料の流れ方向にほぼ垂直な
垂直面３５と を備えることを特徴とするモータ式燃料ポンプ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1982029300U JPS58132161U (ja) | 1982-03-01 | 1982-03-01 | モ−タ式燃料ポンプ |
| US06/470,542 US4538968A (en) | 1982-03-01 | 1983-02-28 | Motor driven fuel pump |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1982029300U JPS58132161U (ja) | 1982-03-01 | 1982-03-01 | モ−タ式燃料ポンプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58132161U JPS58132161U (ja) | 1983-09-06 |
| JPH0341110Y2 true JPH0341110Y2 (ja) | 1991-08-29 |
Family
ID=12272378
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1982029300U Granted JPS58132161U (ja) | 1982-03-01 | 1982-03-01 | モ−タ式燃料ポンプ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4538968A (ja) |
| JP (1) | JPS58132161U (ja) |
Families Citing this family (10)
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|---|---|---|---|---|
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| JPH051674Y2 (ja) * | 1987-01-30 | 1993-01-18 | ||
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-
1982
- 1982-03-01 JP JP1982029300U patent/JPS58132161U/ja active Granted
-
1983
- 1983-02-28 US US06/470,542 patent/US4538968A/en not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58132161U (ja) | 1983-09-06 |
| US4538968A (en) | 1985-09-03 |
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