JPH0340381B2 - - Google Patents

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JPH0340381B2
JPH0340381B2 JP19455382A JP19455382A JPH0340381B2 JP H0340381 B2 JPH0340381 B2 JP H0340381B2 JP 19455382 A JP19455382 A JP 19455382A JP 19455382 A JP19455382 A JP 19455382A JP H0340381 B2 JPH0340381 B2 JP H0340381B2
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/022Quinonediazides
    • G03F7/023Macromolecular quinonediazides; Macromolecular additives, e.g. binders

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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、平版印刷版の製造に適する感光性組
成物に関するものである。更に詳しくは、o−キ
ノンジアジド化合物を感光性成分として含む感光
性組成物に関するものである。 平版印刷は水と油とが本質的に混り合わない性
質を巧みに利用した印刷方式であり、印刷版面は
水を受容して油性インキを反撥する領域と水を反
撥して油性インキを受容する性質が要求されこの
ような性質が強いもの程良質の印刷物が作り易
い。従来かかる性質を良化せしめるため露光後の
製版工程において画像表面に現像インキを塗つて
インキ受容性(感脂性)を改善する方式が行われ
てきた。しかしその方法は製版工程を複雑にし、
現像インキで被覆するため時間と手数がかかつ
た。 この目的のためにo−キノンジアジド化合物を
含有する感光性組成物中に置換フエノールアルデ
ヒド樹脂を特にターシヤーリーブチルフエノー
ル・ホルムアルデヒド樹脂を添加する方法が特開
昭50−125806号公報に示された。ターシヤーリー
ブチルフエノール・ホルムアルデヒド樹脂を添加
することによつてたしかに無添加の場合と比較し
て画像部の感脂性は向上したが反面現像後の非画
像部に感光性組成物の一部が残り易くなつた。特
に脱脂綿、スポンジ等に、現像液をしみ込ませ印
刷版をこすつて現像する場合は、非画像部に部分
的に感光性組成物が残り、外観をそこねるばかり
でなく、しばしばスカミングが発生した。かかる
欠点を解決する方法として特開昭50−36206号公
報にターシヤリーブチルフエノール・ホルムアル
デヒド樹脂等のアルカリ水溶液に不溶の樹脂とo
−キノンジアジドのスルホニルクロライドとを縮
合させて得られる感光性樹脂を用いる方法が提案
された。しかしながら、o−キノンジアジドのス
ルホニルクロライドと縮合させる樹脂がアルカリ
水溶液に不溶のため、感度が低下する等の問題が
あつた。 従つて本発明の目的はインキ受容性(感脂性)
の富んだ画像を与える感光性組成物を提供するこ
とである。本発明の他の目的は、感度が高く、現
像後、非画像部に感光性組成物が残りにくく、ス
カミングの生じにくい感光性組成物を提供するこ
とである。 本発明者らは、上記目的を達成するため種々研
究を重ねた結果、o−キノンジアジドのスルホニ
ルクロライドの如きスルホニルハライドと下記一
般式()または一般式()で示される構造を
有する高分子化合物との縮合生成物を含有するこ
とを特徴とする感光性組成物が上記目的を達成し
得ることを見出した。 (式中、R1,R2,R3は各々水素原子又は、炭
素数1〜4個の低級アルキル基、R4は炭素数4
〜15のアルキル基又は炭素数4〜15のシクロアル
キル基、R5,R6は各々水素原子、炭素数1〜3
個の低級アルキル基又はハロゲン原子を示し、x
は10〜90モル%を示す。) 一般式()または一般式()で示される高
分子化合物は、
【式】または
【式】で示される構成成分のた め現像液(アルカリ水溶液)に溶解するので本発
明は、前記の特開昭50−36206号公報の発明とは
本質的に異なる。また、特公昭49−24361号公報
にはフエノール、クレゾールおよびキシレノール
の中から選ばれた低級フエノールの少くとも一種
と一般式
【式】(式中、Rは10〜20の 炭化水素基)で表わされる高級フエノールの少く
とも一種とホルムアルデヒドとの共縮合物にo−
キノンジアジド化合物を反応させて得た感光性樹
脂を含む感光性組成物が開示されている。しかし
ながら該発明は同一ベンゼン環に2つ水酸基を有
する多価フエノール類についた炭化水素基が、高
級(炭素数10〜20)である所に特徴があり、本発
明は同一ベンゼン環に1つ水酸基を有するフエノ
ール類に・比較的高級な炭化水素基がある所に特
徴がある。さらに両発明の目的とする所も異なつ
ているので本質的に両発明は異なつたものといえ
る。 前記、一般式()および一般式()におい
てR1,R2,R3は各々水素原子又は炭素数1〜4
個の低級アルキル基であるが好ましくは水素原
子、メチル基、エチル基、より好ましくは水素原
子である。R4は炭素数4〜15のアルキル基又は
炭素数4〜15のシクロアルキル基であるが好まし
い例としてターシヤリーブチル基,ターシヤリー
オクチル基、ノルマルオクチル基,シクロヘキシ
ル基,ペンタデシル基等が挙げられる。R5,R6
は、水素原子,炭素数1〜3個の低級アルキル基
又はハロゲン原子であり、好ましくはメチル基,
エチル基,塩素原子,水素原子であるが、より好
ましくは水素原子である。xは10〜90モル%であ
るが好ましくは20〜70モル%である。また一般式
()および一般式()で示される高分子化合
物の分子量は本発明の目的とする使途に有効に供
するためには分子量が約500〜10000のものが使用
可能であるが好ましくは、約800〜4000のものが
適当である。 本発明における一般式()または一般式
()で示される高分子化合物はつぎのようにし
て合成される。すなわち、カテコール,4−メチ
ルカテコール,4−t−ブチルカテコール等のカ
テコール類(一般式()の場合)またはハイド
ロキノン,2−メチルハイドロキノン、2−エチ
ルハイドロキノン等のハイドロキノン類(一般式
()の場合)等の如き多価フエノール類とP−
t−ブチルフエノール,P−n−オクチルフエノ
ール,P−n−ペンタデシルフエノール等のフエ
ノール類をモル比で1対9から9対1の比率で混
合したものとホルムアルデヒド、アセトン、アセ
トアルデヒド、メチルエチルケトン等のアルデヒ
ド・ケトン類を単独もしくはアルコール,ジオキ
サン等の溶媒に溶解し、塩酸・しゆう酸等の酸ま
たは水酸化ナトリウム,アンモニア水等のアルカ
リを触媒としてアルデヒド又はケトン類の量を多
価フエノール類とフエノール類の混合物1モル部
に対し0.8〜1.0モル部を用いて縮合させることに
より目的の高分子化合物が得られる。この際多価
フエノール類,フエノール類及びアルデヒド・ケ
トン類は相互に組合せ自由であり、さらに2種以
上を混ぜて共縮合させても良い。 本発明に使用されるo−キノンジアジドのスル
ホニルクロライド化合物としては、例えば1,2
−ベンゾキノン−2−ジアジド−4−スルホニル
クロライド,1,2−ナフトキノン−2−ジアジ
ド−4−スルホニルクロライド,1,2−ナフト
キノン−2−ジアジド−5−スルホニルクロライ
ドなどがある。 o−キノンジアジドのスルホニルクロライドの
如きスルホニルハライドと前記一般式()また
は一般式()で示される高分子化合物との縮合
生成物は次のようにして合成される。すなわち、
o−キノンジアジドの例えばスルホニルクロライ
ドと該高分子化合物とを、ジオキサン,メチルエ
チルケトン,テトラヒドロフラン,ジメチルホル
ムアミド(DMF)のような溶剤に溶解し、室温
あるいは40〜50℃に加熱撹拌下、炭酸ナトリウム
等のアルカリを加えることによつて容易にエステ
ル化される。一般式()または一般式()で
表わされる高分子化合物に対する酸クロライドの
反応比率は重量比で1:0.1〜1:2の割合のも
のが使用可能であるが、最適の比率は1:0.3〜
1:1である。 次に、本発明におけるo−キノンジアジド化合
物と一般式()または()で表わされる高分
子化合物との縮合生成物の代表的な合成例を示
す。 合成例 1 カテコール55g,P−t−ブチルフエノール
225gを1,4−ジオキサン500mlに溶解し、これ
に37%ホルマリン162gを撹拌しながら添加した。
更に触媒として5N塩酸1mlを加え、突沸しない
ように注意しながら、ゆるやかに加熱還流させ
た。5時間後、反応混合物を冷水3に投入し、
析出した淡黄色樹脂を別,乾燥した結果、260
gが得られた。光散乱法により、この樹脂の分子
量を測定したところ約2200であつた。 この樹脂15.2gをメチルエチルケトン/DMF
(5/1)60mlに溶解させ、別途用意した1,2
−ナフトキノン−2−ジアジド−5−スルホニル
クロライド14.2gのメチルエチルケトン/DMF
(5/1)90ml溶液に添加した。1時間、室温に
て撹拌した後トリエチルアミンを5.3g滴下し、
更に水5mlを加え、トリエチルアミンにて反応系
のPHを6.0〜6.5に調整した。この反応溶液を撹拌
しながら、冷水1.2に投入し、析出した黄色粉
末を取した。再沈にて精製した後、乾燥した結
果、23.9gが得られた。UVスペクトルより算出
した樹脂の単位骨格当りのエステル化率は40%で
あつた。 合成例 2 ハイドロキノン110g,P−n−オクチルフエ
ノール206gを1,4−ジオキサン500mlに溶解
し、これに37%ホルマリン162gを撹拌しながら
添加した。更に触媒として5N塩酸1mlを加え、
突沸しないように注意しながらゆるやかに加熱還
流させた。5時間後、反応混合物を冷水3に投
入し、析出した淡黄色樹脂を別,乾燥した結
果、275gが得られた。光散乱法により、この樹
脂の分子量を測定したところ約1900であつた。 この樹脂17gをメチルエチルケトン/DMF
(5/1)60mlに溶解させ、別途用意した1,2
−ナフトキノン−2−ジアジド−5−スルホニル
クロライド17gのメチルエチルケトン/DMF
(5/1)90ml溶液に添加した。1時間室温にて
撹拌した後、トリエチルアミンを6.4g滴下し、
更に水5mlを加え、トリエチルアミンにて反応系
のPHを6.0〜6.5に調整した。この反応溶液を撹拌
しながら、冷水1.2に投入し、析出した黄色粉
末を取した。再沈にて精製した後、乾燥した結
果、19gが得られた。UVスペクトルより算出し
た樹脂の単位骨格当りのエステル化率は50%であ
つた。 合成例 3 4−メチルカテコール99g,P−t−ブチルフ
エノール180gを1,4−ジオキサン500mlに溶解
し、これに37%ホルマリン162gを撹拌しながら、
添加した。更に触媒として、5N塩酸1mlを加え、
突沸しないように注意しながら、ゆるやかに加熱
還流させた。5時間後、反応混合物を冷水3に
投入し、析出した淡黄色樹脂を別,乾燥した結
果、278gが得られた。光散乱法により、この樹
脂の分子量を測定したところ約2300であつた。 この樹脂15.2gをメチルエチルケトン/DMF
(5/1)60mlに溶解させ、別途用意した1,2
−ナフトキノン−2−ジアジド−5−スルホニル
クロライド14.2gのメチルエチルケトン/DMF
(5/1)90ml溶液に添加した。1時間室温にて
撹拌した後、トリエチルアミンを5.3g滴下し、
更に水5mlを加え、トリエチルアミンにて反応系
のPHを6.0〜6.5に調整した。この反応溶液を撹拌
しながら、冷水1.2に投入し、析出した黄色粉
末を取した。再沈にて精製した後、乾燥した結
果、24.5gが得られた。UVスペクトルより算出
した樹脂の単位骨格当りのエステル化率は39%で
あつた。 合成例 4 2−メチルハイドロキノン124g,P−n−オ
クチルフエノール206gを1,4ジオキサン500ml
に溶解し、これに37%ホルマリン162gを撹拌し
ながら添加した。更に触媒として、5N塩酸1ml
を加え、突沸しないように注意しながら、ゆるや
かに加熱還流させた。5時間後反応混合物を冷水
3に投入し、析出した淡黄色樹脂を別,乾燥
した結果、281gが得られた。光散乱法により、
この樹脂の分子量を測定したところ、約1700であ
つた。 この樹脂17.7gをメチルエチルケトン/DMF
(5/1)60mlに溶解させ、別途用意した1,2
−ナフトキノン−2−ジアジド−5−スルホニル
クロライド16.6gのメチルエチルケトン/DMF
(5/1)90ml溶液に添加した。1時間室温にて
撹拌した後、トリエチルアミンを6.2g滴下し、
更に水5mlを加え、トリエチルアミンにて反応系
のPHを6.0〜6.5に調整した。この反応溶液を撹拌
しながら、冷水1.2に投入し、析出した黄色粉
末を取した。再沈にて精製した後、乾燥した結
果20gが得られた。UVスペクトルより算出した
樹脂の単位骨格当りのエステル化率は51%であつ
た。 本発明におけるo−キノンジアジド化合物の感
光性組成物中に占める量は0.1〜50重量%でより
好ましくは0.5〜20重量%であり、最も好ましく
は0.5〜5重量%である。 本発明の感光性組成物中には感光性成分として
本発明におけるo−キノンジアジド化合物だけを
用いても良いが、公知のo−ナフトキノンジアジ
ド化合物とともに用いた方が好ましい。 公知のo−ナフトキノンジアジド化合物として
は、特公昭43−28403号公報に記載されている1,
2−ナフトキノン−2−ジアジド−5−スルホニ
ルクロライドとピロガロール−アセトン樹脂との
エステルであるものが最も好ましい。その他の好
適な公知のオルトキノンジアジド化合物として
は、米国特許第3046120号および同第3188210号明
細書中に記載されている1,2−ナフトキノン−
2−ジアジド−5−スルホニルクロライドとフエ
ノール−ホルムアルデヒド樹脂とのエステルがあ
る。その他本発明に使用できる公知のo−ナフト
キノンジアジド化合物としては、特開昭47−5303
号、同昭48−63802号、同昭48−63803号、同昭48
−96575号、同昭49−38701号、同昭48−13354号、
特公昭41−11222号、同昭45−9610号、同昭49−
17481号などの公報、米国特許第2797213号、同第
3454400号、同第3544323号、同第3573917号、同
第3674495号、同第3785825号、英国特許第
1227602号、同第1251345号、同第1267005号、同
第1329888号、同第1330932号、ドイツ特許第
854890号などの各明細書中に記載されているもの
をあげることができる。 本発明の感光性組成物中に占めるo−キノンジ
アジド化合物の量は公知のものと本発明における
ものとの合計で10〜50重量%でより好ましくは20
〜40重量%である。 本発明の組成物中には、フエノールホルムアル
デヒド樹脂、クレゾールホルムアルデヒド樹脂、
フエノール変性キシレン樹脂、ポリヒドロキシス
チレン、ポリハロゲン化ヒドロキシスチレン等、
公知のアルカリ可溶性の高分子化合物を含有させ
ることができる。かかるアルカリ可溶性の高分子
化合物は全組成物の90重量%以下の添加量で用い
られる。 本発明の組成物中には、感度を高めるために環
状酸無水物、露光後直ちに可視像を得るための焼
出し剤、画像着色剤として染料やその他のフイラ
ーなどを加えることができる。環状酸無水物とし
ては米国特許第4115128号明細書に記載されてい
るように無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル
酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、3,6−エンド
オキシ−Δ4−テトラヒドロ無水フタル酸、テト
ラクロル無水フタル酸、無水マレイン酸、クロル
無水マレイン酸、α−フエニル無水マレイン酸、
無水コハク酸、ピロメリツト酸等がある。これら
の環状酸無水物を全組成物中の1から15重量%含
有させることによつて感度を最大3倍程度に高め
ることができる。露光後直ちに可視像を得るため
の焼出し剤としては露光によつて酸を放出する感
光性化合物と塩を形成し得る有機染料の組合せを
代表としてあげることができる。具体的には特開
昭50−36209号公報、特開昭53−8128号公報に記
載されているo−ナフトキノンジアジド−4−ス
ルホン酸ハロゲニドと塩形成性有機染料の組合せ
や特開昭53−36223号公報、特開昭54−74728号公
報に記載されているトリハロメチル化合物と塩形
成性有機染料の組合せをあげることができる。画
像の着色剤として前記の塩形成性有機染料以外に
他の染料も用いることができる。塩形成性有機染
料を含めて好適な染料として油溶性染料および塩
基染料をあげることができる。具体的には、オイ
ルイエロー#101、オイルイエロー#130、オイル
ピンク#312、オイルグリーンBG、オイルブル
ーBOS、オイルブルー#603、オイルブラツク
BY、オイルブラツクBS、オイルブラツクT−
505(以上、オリエント化学工業株式会社製)、ク
リスタルバイオレツト(CI42555)、メチルバイ
オレツト(CI42535)、ローダミンB(CI45170B)、
マラカイトグリーン(CI42000)、メチレンブル
ー(CI52015)などをあげることができる。 本発明の組成物は、上記各成分を溶解する溶媒
に溶かして支持体上に塗布する。ここで使用する
溶媒としては、エチレンジクロライド、シクロヘ
キサノン、メチルエチルケトン、エチレングリコ
ールモノメチルエーテル、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル、2−メトキシエチルアセテー
ト、トルエン、酢酸エチルなどがあり、これらの
溶媒を単独あるいは混合して使用する。そして、
上記成分中の濃度(固形分)は、2〜50重量%で
ある。また、塗布量は用途により異なるが、例え
ば感光性平版印刷版についていえば一般的に固形
分として0.5〜3.0g/m2が好ましい。塗布量が少
くなるにつれ感光性は大になるが、感光膜の物性
は低下する。 本発明の感光性組成物を用いて平版印刷版を製
造する場合、その支持体としては、親水化処理し
たアルミニウム板、たとえばシリケート処理アル
ミニウム板、陽極酸化アルミニウム板、砂目立て
したアルミニウム板、シリケート電着したアルミ
ニウム板があり、その他亜鉛板、ステンレン板、
クローム処理鋼板、親水化処理したプラスチツク
フイルムや紙を上げることができる。 本発明の感光性組成物にたいする現像液として
は、珪酸ナトリウム、珪酸カリウム、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、第三
リン酸ナトリウム、第二リン酸ナトリウム、第三
リン酸アンモニウム、第二リン酸アンモニウム、
メタ珪酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、アンモ
ニア水などのような無機アルカリ剤の水溶液が適
当であり、それらの濃度が0.1〜10重量%、好ま
しくは0.5〜5重量%になるように添加される。 また、該アルカリ性水溶液には、必要に応じ界
面活性剤やアルコールなどのような有機溶媒を加
えることもできる。 つぎに、実施例をあげて本発明をさらに詳細に
説明する。なお、下記実施例におけるパーセント
は、他に指定のない限り、すべて重量%である。 実施例 1 厚さ0.24mmの2Sアルミニウム板を80℃に保つた
第3憐酸ナトリウムの10%水溶液に3分間浸漬し
て脱脂し、ナイロンブラシで砂目立てした後アル
ミン酸ナトリウムで約10秒間エツチングして、硫
酸水素ナトリウム3%水溶液でデスマツト処理を
行つた。このアルミニウム板を20%硫酸中で電流
密度2A/dm2において2分間陽極酸化を行いア
ルミニウム板()を作製した。 このアルミニウム板()に次の感光液〔A〕
を塗布し、100℃で2分間乾燥して、感光性平版
印刷版〔A〕を作製した。 感光液 〔A〕 1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−5−ス
ルホニルクロライドとクレゾール−ホルムアル
デヒド樹脂とのエステル化物 0.80g 合成例1で得られた化合物 0.10g クレゾール−ホルムアルデヒド樹脂 1.9g 油溶性染料(CI42595) 0.04g 1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−ス
ルホニルクロライド 0.02g メチルセロソルブ 20g メチルエチルケトン 20g 感光性平版印刷版〔A〕の塗布重量は、2.5
g/m2であつた。この感光性平版印刷版〔A〕の
感光層上に線画および網点画像のポジ透明原画を
密着して30アンペア綱のカーボンアーク灯で70cm
の距離から露光を行なつた。 露光された感光性平版印刷版〔A〕を4%メタ
ケイ酸ナトリウム水溶液を含ませたスポンジでこ
すつて現像した所非画像部は、きれいに感光層が
除去された。水洗後、14゜Be′アラビアガム溶液を
版面に塗布しバフドライした。3日置版後、平版
印刷版機に取付け、印刷機の始動と同時に給紙を
開始して印刷した所、5〜6枚目でインキは画像
部に完全に着肉し、汚れのない良好な印刷物が得
られた。 比較例 1 実施例1の感光液〔A〕で「合成例1で得られ
た化合物」のかわりにP−t−ブチルフエノール
ホルムアルデヒド樹脂を用いた感光液〔B〕を実
施例1と同様な方法でアルミニウム板(I)上に
塗布し、感光性平版印刷版〔B〕を作製した。 この感光性平版印刷版〔B〕は実施例1と同様
な方法で露光、現像を行うと非画像部にむらにな
つて感光層の一部が残つた。 実施例1と同様な方法で印刷した所、感光性平
版印刷版〔A〕と同等のインキ着肉性を示した
が、印刷物の非画像部の一部に汚れが生じた。 比較例 2 実施例1の感光液〔A〕で「合成例1で得られ
た化合物」を除き、「1,2−ナフトキノン−2
−ジアジド−5−スルホニルクロライドとクレゾ
ール−ホルムアルデヒド樹脂とのエステル化物」
を0.80gから0.90gにした感光液〔C〕を実施例
1と同様な方法でアルミニウム板(I)上に塗布
し、感光性平版印刷版〔C〕を作製した。 この感光性平版印刷版〔C〕を実施例1と同様
に製版、印刷を行つた所、刷り出しから20〜30枚
目でようやく画像部にインキが完全に着肉した。 比較例 3 実施例1の感光液〔A〕で「合成例1で得られ
た化合物」のかわりに「P−t−ブチルフエノー
ルホルムアルデヒド樹脂と、1,2−ナフトキノ
ン−2−ジアジド−5−スルホニルクロライドと
のエステル化物」を用いた感光液〔D〕を実施例
1と同様な方法でアルミニウム板(I)上に塗布
し、感光性平版印刷版〔D〕を作製した。 この感光性平版印刷版〔D〕は実施例1と同様
な方法で露光,現像を行うと非画像部に感光層の
一部が残り、若干のむらが生じた。また、この感
光性平版印刷版〔D〕は、実施例1の感光性平版
印刷版〔A〕と同等の調子再現性を得ようとする
と、感光性平版印刷版〔A〕の露光時間の1.2倍
の露光時間を必要とした。 実施例 2 実施例1のアルミニウム板(I)に次の感光液
〔E〕を塗布し、100℃で2分間乾燥して感光性平
版印刷版〔E〕を作製した。 感光液 〔E〕 1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−5−ス
ルホニルクロライドとピロガロール−アセトン
樹脂とのエステル化物 0.80g (米国特許第3635709号明細書実施例1に記載
されているもの) 合成例2で得られた化合物 0.10g クレゾール−ホルムアルデヒド樹脂 1.9g 油溶性染料(CI42595) 0.03g 無水フタル酸 0.2g 2−(P−ブトキシフエニル)−4,6−ビス
(トリクロルメチル)−S−トリアジン 0.02g 1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−ス
ルホニルクロライド 0.02g エチレンジクロライド 15g メチルセロソルブ 8g 感光性平版印刷物〔E〕の塗布重量は2.5g/
m2であつた。この感光性平版印刷版〔E〕を実施
例1と同様に露光,現像した所、非画像部はきれ
いに感光層が除去された。実施例1と同様な方法
でガム引きし印刷した所、刷り出しから、4〜5
枚目でインキは画像部に完全に着肉し、汚れのな
い良好な印刷物が得られた。 比較例 4 実施例2の感光液〔E〕で「合成例2で得られ
た化合物」のかわりに、P−n−オクチルフエノ
ール−ホルムアルデヒド樹脂を用いた感光液
〔F〕を実施例1と同様な方法でアルミニウム板
(I)上に塗布し、感光性平版印刷版〔F〕を作
製した。 この感光性平版印刷版〔F〕は実施例1と同様
な方法で、露光,現像を行うと非画像部にむらに
なつて感光層の一部が残つた。実施例1と同様な
方法で印刷した所、感光性平版印刷版〔E〕と同
等のインキ着肉性を示したが、印刷物の非画像部
の一部に汚れが生じた。 比較例 5 実施例2の感光液〔E〕で「合成例2で得られ
た化合物」を除き、「1,2−ナフトキノン−2
−ジアジド−5−スルホニルクロライドとピロガ
ロールアセトン樹脂とのエステル化物」を0.80g
から、0.90gにした感光液〔G〕を実施例1と同
様な方法でアルミニウム板(I)上に塗布し、感
光性平版印刷版〔G〕を作製した。 この感光性平版印刷版〔G〕を実施例1と同様
に製版,印刷を行つた所、刷り出しから、15〜20
枚でようやく画像部にインキが完全に着肉した。 比較例 6 実施例2の感光液〔E〕で「合成例2で得られ
た化合物」のかわりに、P−n−オクチルフエノ
ール−ホルムアルデヒド樹脂と1,2−ナフトキ
ノン−2−ジアジド−5−スルホニルクロライド
とのエステル化物」を用いた感光液〔H〕を実施
例1と同様な方法でアルミニウム板(I)上に塗
布し、感光性平板印刷版〔H〕を作製した。 この感光性平版印刷版〔H〕は、実施例1と同
様な方法で露光,現像を行なうと非画像部に感光
層の一部が残り、若干のむらが生じた。また、こ
の感光性平版印刷版〔H〕は、実施例2の感光性
平版印刷版〔E〕と同等の調子再現性を得ようと
すると感光性平版印刷版〔E〕の露光時間の1.2
倍の露光時間を必要とした。 比較例 7 実施例2の感光液〔E〕で「合成例2で得られ
た化合物」のかわりに特開昭56−1045号公報の比
較例2に記載されている。「1,2−ナフトキノ
ン−2−ジアジド−5−スルホニルクロライドと
レゾルシン−アセトアルデヒド樹脂との縮合生成
物」を用いた感光液〔I〕および特開昭56−1044
号公報の比較例2に記載されている「1,2−ナ
フトキノン−2−ジアジド−5−スルホニルクロ
ライドとレゾルシン−ホルムアルデヒド樹脂との
縮合生成物」を用いた感光液〔J〕を実施例1と
同様に塗布し、それぞれ感光性平版印刷版〔I〕
および〔J〕を作製した。 これらの感光性平版印刷版〔I〕および〔J〕
を実施例1と同様に製版、印刷を行つた所、刷り
出しから、15〜20枚でようやく画像部にインキが
完全に着肉した。 比較例 8 実施例2における「合成例2で得られた化合
物」は、合成例2で示されているようにハイドロ
キノンとP−n−オクチルフエノールを等モル使
用して合成される。ハイドロキノンとP−n−オ
クチルフエノールをモル比で5対95使用し、合成
例2と同様にして合成した化合物〔a〕および同
様にモル比で95対5使用して合成した化合物
〔b〕を実施例2の感光液〔E〕で「合成例2で
得られた化合物」のかわりに用いた感光液〔K〕
および〔L〕を実施例1と同様に塗布し、それぞ
れ感光性平版印刷版〔K〕および〔L〕を作製し
た。 感光性平版印刷版〔K〕は実施例1と同様な方
法で露光,現像を行うと比較例4と同様に非画像
部にむらになつて感光層の一部が残つた。一方感
光性平版印刷版〔L〕は実施例1と同様な方法で
露光,現像を行つても非画像部のむらは生じなか
つたが実施例1と同様に印刷を行つた所、着肉性
が悪く15〜20枚でようやく画像部にインキが完全
に着肉した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 o−キノンジアジドのスルホニルハライドと
    下記一般式()または一般式()で示される
    構造を有する高分子化合物との縮合生成物を含有
    することを特徴とする感光性組成物。 (式中、R1,R2,R3は各々水素原子又は、炭
    素数1〜4個の低級アルキル基、R4は炭素数4
    〜15のアルキル基又は炭素数4〜15のシクロアル
    キル基、R5,R6は各々水素原子、炭素数1〜3
    個の低級アルキル基又はハロゲン原子を示し、x
    は10〜90モル%を示す。)
JP19455382A 1982-11-08 1982-11-08 感光性組成物 Granted JPS5984239A (ja)

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EP0227487B1 (en) * 1985-12-27 1992-07-15 Japan Synthetic Rubber Co., Ltd. Positive type radiation-sensitive resin composition
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