JPH0340233Y2 - - Google Patents

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JPH0340233Y2
JPH0340233Y2 JP2576286U JP2576286U JPH0340233Y2 JP H0340233 Y2 JPH0340233 Y2 JP H0340233Y2 JP 2576286 U JP2576286 U JP 2576286U JP 2576286 U JP2576286 U JP 2576286U JP H0340233 Y2 JPH0340233 Y2 JP H0340233Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はアクセサリボタンをシートに装着する
取付構造に関する。
〈従来の技術〉 自動車等の車輌用シートあるいは家具用ソフア
シートにはシートに意匠的装飾感、高級感を付与
する目的でアクセサリボタンが装着される。第7
図はこのアクセサリボタン71がシートクツシヨ
ン72およびシートバツク73の適宜位置に取り
付けられた自動車用シートの斜視図であり、アク
セサリボタン71によつてシート面に凹凸が生じ
て意匠的効果及び高級感が付与されている。
このアクセサリボタン71の取り付けは従来、
第8図および第9図に示す構造によつて行われて
いる。ウレタン発泡材等からなるパツド74の適
宜位置に吊込穴75が形成されると共にインサー
トワイヤ76が埋設されている。パツド74は表
皮77によつて被覆されるが、表皮77は裏側に
折り返された吊り布78が形成され、この吊り布
78に吊込ワイヤ79が挿通されている。アクセ
サリボタン71はこの表皮77の表側から取り付
けられる。このアクセサリボタン77の下面には
吊込紐80が伸びており、表皮77の吊込ワイヤ
79とパツド74のインサートワイヤ76とがホ
グリング81によつて連結された後、吊込紐80
が吊込穴75からパツド74の裏側に引き出さ
れ、その引き出し端が裏ボタン82に掛着される
ことでアクセサリボタン71の取り付けが行われ
る。
〈考案が解決しようとする問題点〉 以上のとおり従来の取り付け構造では、ホグリ
ング81によるパツド71の吊込紐80と裏ボタ
ン82との掛着とを別個に行う必要があるため、
作業工程数が多く、面倒となつている。
又、アクセサリボタン71と表皮77とが一体
となるような構造でないため、取り付け後にアク
セサリボタン71をめくると吊込紐80が表皮7
7上部に出て外観が劣るものである。
本考案は上記事情を考慮してなされ、アクセサ
リボタンの取付作業を少ない工程で簡単に行うこ
とができ、しかも表皮と一体構造とすることがで
きるシートのアクセサリボタンを提供するもので
ある。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案に係るシートのアクセサリボタンは、表
皮の表側に取り付けられるボタン本体に吊込部材
を表皮の裏側から差し込むと共に、この吊込部材
に表皮の裏面に当接する支持ボタンを嵌め、前記
吊込部材をシートのパツドのインサートワイヤに
連結する構造としたことを特徴とする。
〈作用〉 本考案において、吊込部材がボタン本体に嵌め
られるとボタン本体と吊込部材とが一体化され
る。従つて、吊込部材をパツドのインサートワイ
ヤと連結するとアクセサリボタンの取付けが行わ
れる。この取り付け状態では支持ボタンが表皮の
裏面に当接してボタン本体との間で表皮を挟むか
ら、ボタン本体と表皮とが一体化される。
〈実施例〉 以下、本考案を図示する実施例により具体的に
説明する。
第1図は本考案の一実施例の分解斜視図、第2
図はその取り付け状態の断面図である。アクセサ
リボタン10は表皮1の表側に取り付けられるボ
タン本体11と、ボタン本体11を吊り込むため
の吊込部材12と、表皮1の裏面に当接する支持
ボタン13とを備えて構成される。ボタン本体1
1は内部が中空状に形成されると共に、その下
面、すなわち表皮1の表側の面に接する面には矩
形状の開口11aが形成されている。前記吊込部
材12は「U」字形に成形されて弾性を有してお
り、その上端部がボタン本体11の開口11a内
に挿入されるようになつている。この吊込部材1
2の上端部には外方に延設されるフツク爪12a
が形成されており、ボタン本体11の開口11a
に挿入されるとフツク爪12aがボタン本体11
の開口11aに掛合してボタン本体11と吊込部
材12とが一体化されるようになつている。又、
このフツク爪12a下方には一定距離を有して係
止爪12bが形成されており、後述する支持ボタ
ン13の抜け止めが行われる。支持ボタン13は
円板形状となつており、その中央部分には矩形状
の挿入穴13aが形成されている。又、14は支
持ボタン13の抜け止めを行うクリツプであり、
一側部に「E」字形のクリツプ片14a,14b
が形成されている。このクリツプ14は支持ボタ
ン13の下側から前記吊込部材12に嵌められる
ものであり、嵌着状態では外側のクリツプ片14
aが吊込部材12の外側に掛着されてクリツプ1
4自体の抜け止めが行われると共に、内側のクリ
ツプ片14bが吊込部材12の内部に挿入される
ようになつている。内側のクリツプ片14bが吊
込部材12の内部に挿入されることで吊込部材1
2が狭まる方向への弾性変形が防止されてフツク
爪12aとボタン本体11との掛合状態が維持さ
れるから、ボタン本体11の抜け止めが効果的に
行われる。又、嵌着状態ではクリツプ14が吊込
部材12の係止爪12bに当接され、これによ
り、クリツプ14の下方向への抜け止めが行われ
る。従つて、クリツプ14の上側に位置する支持
ボタン13の抜け止めが行われるから、支持ボタ
ン13は表皮1の裏面に密着状態で当接され、支
持ボタン13とボタン本体11とによつて表皮1
が確実に挟まれる。このような状態ではボタン本
体11と表皮1とが一体化され、ボタン本体11
が表皮から引離されることがなくなる。なお、以
上の吊込部材12、支持ボタン13およびクリツ
プ14は合成樹脂で成形されることで、製造の簡
略化と迅速化が行われる。
次に以上のアクセサリボタン10の取り付けを
第2図により説明する。同図において、表皮1に
よつて被覆されるパツド2はウレタン発泡体等か
らなり、パツド2の上部にはインサートワイヤ3
が埋設されている。そして、パツド2の上面の適
宜の箇所が切り欠かれて取付ホール4が形成され
ることで、吊込部材12の取付スペースが確保さ
れると共に、インサートワイヤ3が露出されてア
クセサリボタンとの連結が行われるようになつて
いる。このような状態のシートに対して、アクセ
サリボタン10のボタン本体11が表皮1の表側
に載置され、表皮1の裏側から吊込部材12がボ
タン本体11の開口11a内に差し込まれてボタ
ン本体11と吊込部材12との一体化が行われ
る。次に、表皮1裏側の吊込部材12に支持ボタ
ン13を差し込み、その後クリツプ14を掛着さ
せる。これにより、支持ボタン13とボタン本体
11とによつて表皮1が挟まれ、ボタン本体11
と表皮1とが一体化する。その後、表皮1をパツ
ド2上に被せて吊込部材12をパツド2の取付ホ
ール4内に収納し、ホグリング5を施して吊込部
材12とインサートワイヤ3とを連結する。従つ
て、このような構成では表皮1のパツド2への取
り付けと同時にアクセサリボタン10の装着が行
われるからアクセサリボタン10の取り付け作業
が容易となる。又、表皮1とボタン本体11とが
一体化されるから、表皮1からボタン本体11の
引き離しができず、外観が向上する。
第3図および第4図は本考案の別の実施例の分
解斜視図および取り付け状態の断面図であり、前
記実施例と同一の部分は同一の符号を付して、そ
の説明を省略する。この実施例では吊込部材12
の下端部に円弧形状のフツク部15が形成されて
おり、パツド2のインサートワイヤ3がフツク部
15内に挿入されることでインサートワイヤ3と
吊込部材12との連結が直接に行われるようにな
つている。従つて、この実施例ではホグリングが
不要となり、構造の簡略化と取り付けの簡略化が
なされている。なお、フツク部15は一部が切り
欠かれると共に、切り欠き部分に肉薄のリツプ片
15aが形成されており、インサートワイヤ3は
リツプ片15aを押し曲げてフツク部15内に挿
入されることで吊込部材12とインサートワイヤ
3との連結が行われる。
第5図および第6図は本考案のさらに別の実施
例の分解斜視図および取り付け状態の断面図であ
る。この実施例では吊込部材12が角「U」字形
に成形されると共に、その底部に係合突起16が
形成されている。この吊込部材12の底部には連
結部材17が掛着されるようになつている。連結
部材17は第5図に示すように、一定厚さの挿入
部17aと挿入部17aの下部から二叉状に延設
されるフツク片17bと、フツク片17bに形成
されたフツク孔17cとからなつている。又、挿
入部17a下面には係合溝17dが形成されてい
る。連結部材17は挿入部17aが吊込部材12
内に挿入されて、フツク片17bと吊込部材12
とが連結されるようになつており、この状態では
係合突起16と係合溝17dとが噛み合つて外れ
止めが行われる。そして、フツク孔17cとパツ
ド2のインサートワイヤ3とをホグリング5によ
つて間接的に連結することで表皮の取り付けとア
クセサリボタン10の取付けとが同時に行われ
る。
〈考案の効果〉 以上のとおり本考案によると、ボタン本体を掛
着する吊込部材をパツドのインサートワイヤと直
接又は間接的に連結するようにしたから、表皮の
取り付けとアクセサリボタンとの取り付けを単一
の作業で、同時に行うことができるから、アクセ
サリボタンの取り付け作業が簡略化される。又、
支持ボタンによつてボタン本体と表皮との一体化
が行われるから、ボタン本体を表皮から引き離す
ことができず、外観も向上する、効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例の分解
斜視図およびその取り付け状態の断面図、第3図
および第4図は別の実施例の分解斜視図および取
り付け状態の断面図、第5図および第6図はさら
に別の実施例の分解斜視図および取り付け状態の
断面図、第7図は自動車用シートの斜視図、第8
図および第9図は従来例の構造を示す断面図であ
る。 1……表皮、2……パツド、3……インサート
ワイヤ、10……アクセサリボタン、11……ボ
タン本体、12……吊込部材、13……支持ボタ
ン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シートの表皮の表側に取り付けられるボタン本
    体に係合するように吊込部材が表皮の裏側から差
    し込まれ、前記表皮の裏面に当接してボタン本体
    との間で表皮を挟む支持ボタンが前記吊込部材に
    嵌められており、前記吊込部材がシートのパツド
    に取り付けられたインサートワイヤと直接又は間
    接に連結されることを特徴とするシートのアクセ
    サリボタン。
JP2576286U 1986-02-26 1986-02-26 Expired JPH0340233Y2 (ja)

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JP2576286U JPH0340233Y2 (ja) 1986-02-26 1986-02-26

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JP2576286U JPH0340233Y2 (ja) 1986-02-26 1986-02-26

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Publication Number Publication Date
JPS62139400U JPS62139400U (ja) 1987-09-02
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JP4589475B2 (ja) * 2000-01-14 2010-12-01 株式会社岡村製作所 クッション体の引き込み具及びクッション体支持構造

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JPS62139400U (ja) 1987-09-02

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