JPH03158Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH03158Y2 JPH03158Y2 JP11807984U JP11807984U JPH03158Y2 JP H03158 Y2 JPH03158 Y2 JP H03158Y2 JP 11807984 U JP11807984 U JP 11807984U JP 11807984 U JP11807984 U JP 11807984U JP H03158 Y2 JPH03158 Y2 JP H03158Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- trim cover
- seat pad
- pad
- wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000007665 sagging Methods 0.000 description 2
- 238000009958 sewing Methods 0.000 description 2
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000010097 foam moulding Methods 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 229920002803 thermoplastic polyurethane Polymers 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
《考案の技術分野》
この考案は、トリムカバーおよびパツドに浮き
防止を施した車両用シートに関する。
防止を施した車両用シートに関する。
《従来技術とその問題点》
従来の車両用シートを第1図に示す。このシー
トは、金属板からなるシートフレームaにシート
パツドbを装着し、その外周をトリムカバーcに
より被覆した構成である。また、トリムカバーc
の外周端末をシートフレームaの裏面に折返し固
着するようになつている。
トは、金属板からなるシートフレームaにシート
パツドbを装着し、その外周をトリムカバーcに
より被覆した構成である。また、トリムカバーc
の外周端末をシートフレームaの裏面に折返し固
着するようになつている。
更に、トリムカバーcの裏面に縫製等により引
き部dを袋状に形成し、この引き部dによつてト
リムカバーcをスリツト状に引込んでいる。そし
て、引き部dにトリムワイヤーeを取付け、トリ
ムワイヤーeをシートパツドbに穿孔された開口
fを通して、シートフレームaの係着部gにクリ
ツプを介して係着するようになつている。
き部dを袋状に形成し、この引き部dによつてト
リムカバーcをスリツト状に引込んでいる。そし
て、引き部dにトリムワイヤーeを取付け、トリ
ムワイヤーeをシートパツドbに穿孔された開口
fを通して、シートフレームaの係着部gにクリ
ツプを介して係着するようになつている。
これによつて、トリムカバーcとシートパツド
b、シートフレームaの三者は一体に結合され
る。
b、シートフレームaの三者は一体に結合され
る。
しかしながら、この構造では、例えば乗員の着
座位置が中央より外側に寄つたとき、シートパツ
ドbがシートフレームaより浮きあがるため、シ
ートがずれて形状が安定せず、乗員に不快感を与
えるという欠点があつた。またシートの長期使用
によりトリムカバーcにシワ、タルミが発生し、
美観を損うという問題点があつた。
座位置が中央より外側に寄つたとき、シートパツ
ドbがシートフレームaより浮きあがるため、シ
ートがずれて形状が安定せず、乗員に不快感を与
えるという欠点があつた。またシートの長期使用
によりトリムカバーcにシワ、タルミが発生し、
美観を損うという問題点があつた。
以上の問題点は、シートパツドがシートフレー
ムに直接固定されておらず、またシートパツドと
トリムカバー間も固定されていないことが原因で
ある。
ムに直接固定されておらず、またシートパツドと
トリムカバー間も固定されていないことが原因で
ある。
《考案の目的》
この考案は、簡単な構造でシートパツドとフレ
ーム同士、シートパツドとトリムカバー同士を直
接結合することを目的とする。
ーム同士、シートパツドとトリムカバー同士を直
接結合することを目的とする。
《考案の構成》
以上の目的を達成するために、この考案は、イ
ンサートワイヤーとともに成形したシートパツド
をシートフレームに装着し、トリムカバーにより
シートパツドの外周を被覆した車両用シートであ
つて、インサートワイヤーをシートフレームに掛
止するとともに、トリムカバーの引き部材をイン
サートワイヤーに係着したことを特徴とする。
ンサートワイヤーとともに成形したシートパツド
をシートフレームに装着し、トリムカバーにより
シートパツドの外周を被覆した車両用シートであ
つて、インサートワイヤーをシートフレームに掛
止するとともに、トリムカバーの引き部材をイン
サートワイヤーに係着したことを特徴とする。
《実施例の説明》
第2図は本考案による車両用シートの要部を示
す一部断面斜視図である。
す一部断面斜視図である。
図において、シートは金属板からなるシートフ
レーム1に、シートパツド2を装着し、更にその
外周にトリムカバー3を被覆するようにしてい
る。トリムカバー3の外周端末3′はシートフレ
ーム1の裏面側に折返されて固着されるようにな
つている。
レーム1に、シートパツド2を装着し、更にその
外周にトリムカバー3を被覆するようにしてい
る。トリムカバー3の外周端末3′はシートフレ
ーム1の裏面側に折返されて固着されるようにな
つている。
上記シートパツド2はウレタン樹脂発泡成形体
からなり、その内部にはワイヤー4がインサート
により一体に設けられている。シートパツド2の
表面側には、インサートワイヤー4に対応する位
置に幅狭のスリツト5を穿設している。
からなり、その内部にはワイヤー4がインサート
により一体に設けられている。シートパツド2の
表面側には、インサートワイヤー4に対応する位
置に幅狭のスリツト5を穿設している。
そして、インサートワイヤー4の両端部4′は、
シートフレーム1を切りおこすことにより形成さ
れた掛止片6に係着固定される。これによつて、
シートパツド2をシートフレーム1に確実に固定
できる。なお、トリムカバー3に対する取付け
は、トリムカバー3の裏面に縫製などによつて形
成された引き部7にトリムワイヤー8を装着し、
これをシートパツド2スリツト5に挿入し、係止
具、すなわちウオームクリツプ8aによりインサ
ートワイヤーに引込んだ状態で係着する。これに
よつて、トリムカバー3はシートパツド2に対し
てスリツト状に引かれた状態で確実に密着する。
シートフレーム1を切りおこすことにより形成さ
れた掛止片6に係着固定される。これによつて、
シートパツド2をシートフレーム1に確実に固定
できる。なお、トリムカバー3に対する取付け
は、トリムカバー3の裏面に縫製などによつて形
成された引き部7にトリムワイヤー8を装着し、
これをシートパツド2スリツト5に挿入し、係止
具、すなわちウオームクリツプ8aによりインサ
ートワイヤーに引込んだ状態で係着する。これに
よつて、トリムカバー3はシートパツド2に対し
てスリツト状に引かれた状態で確実に密着する。
第3図及び第4図はその具体的な取付構造を説
明するものである。図において、シートパツド2
内には、中央部を矩形状に突出させた前述のイン
サートワイヤー4を設けている。そして、インサ
ートワイヤー4の近傍であつて、シートパツド2
の表面側に前述のスリツト5を穿設している。ス
リツト5の一部は大きく開口し、通常よりも深く
穿設された係着用の穿孔5aが形成されている。
そして、穿孔5a内にインサートワイヤー4の外
周が露出する構成となつている。
明するものである。図において、シートパツド2
内には、中央部を矩形状に突出させた前述のイン
サートワイヤー4を設けている。そして、インサ
ートワイヤー4の近傍であつて、シートパツド2
の表面側に前述のスリツト5を穿設している。ス
リツト5の一部は大きく開口し、通常よりも深く
穿設された係着用の穿孔5aが形成されている。
そして、穿孔5a内にインサートワイヤー4の外
周が露出する構成となつている。
よつて、インサートワイヤー4の露出部分4a
にウオームクリツプ8aによりトリムワイヤー8
を係着固定することで、前述の如くシートパツド
2に対してトリムカバー3を密着固定する。
にウオームクリツプ8aによりトリムワイヤー8
を係着固定することで、前述の如くシートパツド
2に対してトリムカバー3を密着固定する。
以上により、トリムカバー3はシートパツド2
に対して直接固定され、シートフレーム1に対し
てはインサートワイヤー4を介して固定されるこ
とになるのである。
に対して直接固定され、シートフレーム1に対し
てはインサートワイヤー4を介して固定されるこ
とになるのである。
《考案の効果》
以上説明したように、この考案によれば、シー
トパツドがシートフレーム面から浮きあがること
がなくなるために、シートの形状が安定し、快適
な座り心地を得られる。また、シートを長期使用
しても、トリムカバーはシートパツドとの密着性
がよく、シワやタルミ等の発生がほとんどなく、
美観上も好ましいものとなる。
トパツドがシートフレーム面から浮きあがること
がなくなるために、シートの形状が安定し、快適
な座り心地を得られる。また、シートを長期使用
しても、トリムカバーはシートパツドとの密着性
がよく、シワやタルミ等の発生がほとんどなく、
美観上も好ましいものとなる。
第1図は従来の車両用シートの構成説明図、第
2図ないし第4図は本考案による車両用シートの
一実施例を示すもので、第2図はその構成を説明
するための分解斜視図、第3図はシートパツド並
びにトリムカバーの斜視図、第4図は第3図の
−線断面における組立図である。 1……シートフレーム、2……シートパツド、
3……トリムカバー、5……スリツト、5a……
穿孔、6……掛止片、7……引き部材、8……ト
リムワイヤー。
2図ないし第4図は本考案による車両用シートの
一実施例を示すもので、第2図はその構成を説明
するための分解斜視図、第3図はシートパツド並
びにトリムカバーの斜視図、第4図は第3図の
−線断面における組立図である。 1……シートフレーム、2……シートパツド、
3……トリムカバー、5……スリツト、5a……
穿孔、6……掛止片、7……引き部材、8……ト
リムワイヤー。
Claims (1)
- インサートワイヤーとともに成形したシートパ
ツドをシートフレームに装着し、トリムカバーに
よりシートパツドの外周を被覆した車両用シート
であつて、インサートワイヤーをシートフレーム
に掛止するとともに、トリムカバーの引き部材を
インサートワイヤーに係着したことを特徴とする
車両用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11807984U JPS6131298U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 車両用シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11807984U JPS6131298U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 車両用シ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6131298U JPS6131298U (ja) | 1986-02-25 |
JPH03158Y2 true JPH03158Y2 (ja) | 1991-01-07 |
Family
ID=30676971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11807984U Granted JPS6131298U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 車両用シ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6131298U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0234666Y2 (ja) * | 1985-01-24 | 1990-09-18 |
-
1984
- 1984-07-31 JP JP11807984U patent/JPS6131298U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6131298U (ja) | 1986-02-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0247898Y2 (ja) | ||
JPH03158Y2 (ja) | ||
JPH0132960Y2 (ja) | ||
JPH0340233Y2 (ja) | ||
JPS5940877Y2 (ja) | シ−ト用表皮の取付け部材 | |
JPS637971B2 (ja) | ||
JP2531679Y2 (ja) | ヘッドレスト | |
JPH0721161Y2 (ja) | 椅子の肘掛けにおける肘当てパッド取付装置 | |
JP2506238Y2 (ja) | 自動車のシ―トベルト装置 | |
JPH0111117Y2 (ja) | ||
JP2550387Y2 (ja) | シートヒータの取付構造 | |
JP3049827B2 (ja) | シートクッション | |
JP2796945B2 (ja) | クッションカバ−のトリムエンド | |
JPH0127960Y2 (ja) | ||
JPS646159Y2 (ja) | ||
JPH0118076Y2 (ja) | ||
JPH0458154U (ja) | ||
JPH035351Y2 (ja) | ||
JPH0514905Y2 (ja) | ||
JP2560673Y2 (ja) | 自動車用シートのトリム処理構造 | |
JPH03113Y2 (ja) | ||
JPH0140745Y2 (ja) | ||
JPH0630066Y2 (ja) | 第2止着杆を有するカーテンフック | |
JP2546508Y2 (ja) | 自動車内装用アクセントベルト | |
JPH0454713U (ja) |