JP3049827B2 - シートクッション - Google Patents

シートクッション

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JP3049827B2
JP3049827B2 JP3132915A JP13291591A JP3049827B2 JP 3049827 B2 JP3049827 B2 JP 3049827B2 JP 3132915 A JP3132915 A JP 3132915A JP 13291591 A JP13291591 A JP 13291591A JP 3049827 B2 JP3049827 B2 JP 3049827B2
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孝浩 高橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はシートクッションに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のシートクッションとしては、実開
昭61−144899号公報や図4及び図5で示される
ようなものが知られている。1は自動車シートのシート
クッションで、パッド部材2と表皮材4とから成ってい
る。パッド部材2は発泡成形によるウレタンフォームで
一体的に出来ており、その前側部分2aは肉厚になって
おり、図示せぬシートバックと対応する後側部分2bは
肉薄となっている。そして、このパッド部材2の中央部
には平行な一対の細長孔3が形成されている。そして、
パッド部材2の裏面2cにおける細長孔3の外側部位
に、それぞれコ字形状のインサートワイヤ7を差し込ん
でおく。布製の表皮材4は、パッド部材2の表面2dの
全体を覆う着座部5と、この着座部5の前側に縫い付け
られていて、パッド部材2の前側部分2aを覆う囲み部
6とより成っている。そして、着座部5には前記2本の
細長孔3に対応する2本のはぎ合わせ部4aが設けられ
ており、このはぎ合わせ部4aには布片による引き部4
bが各々縫い付けられている。次にこの表皮材4のパッ
ド部材2への被覆の仕方であるが、まず表皮材4の引き
部4bの先端を表面2dから細長孔3に通して裏面2c
に導き、その引き部4bを引っ張りながら前記インサー
トワイヤ7に対してウォームクリップ8にて取付ける。
そして、表皮材4をパッド部材2の表面全体へ一旦被覆
していき、囲み部6の端部6aや着座部5の後端部5a
をパッド部材2の裏面2cへ折り返す。最後に、折り返
したそれら端部6a及び後端部5aをウォームクリップ
8で内部のパッド部材2を噛むように一定間隔で止める
ことにより被覆作業が完了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、インサートワイヤ7をコ字
形状にすることにより引き部4bからの引抜力に対して
対抗しようとしているが、インサートワイヤ7自体が棒
状のものなので引抜力を線で受けることとなり、高い引
抜力が加わった場合における信頼性の面で心配がある。
また、このようにインサートワイヤ7をコ字形状として
いるので長くなりコスト及び重量の面でも不利である。
【0004】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、表皮材の引き部からの引抜きに
対する抵抗力を更に高めることができ、且つコスト及び
重量の面で有利なシートクッションを提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るシートク
ッションは、上記の目的を達成するために、パッド部材
裏面の細長孔近辺にサポート布部材を接合し、該サポー
ト布部材に引き部の先端を取付けたものである。
【0006】
【作用】この発明に係るシートクッションによれば、パ
ッド部材裏面の細長孔近辺にサポート布部材を接合し、
このサポート布部材に表皮材の引き部の先端を取付けた
ので、引き部からの引抜き力に対してサポート布部材が
面で抵抗することになる。このため、引抜き力に対する
抵抗力の向上を図ることができ、さらに従来のようなコ
字形状のインサートワイヤを用いないのでコスト及び重
量の面でも有利となる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の好適な一実施例を図1〜図
3に基づいて説明する。尚、従来と重複する説明は省略
する。20がシートクッションで、パッド部材21と表
皮材22とから成っている。そしてパッド部材21に
は、表皮材22に設けられているはぎ合わせ部22aに
対応した位置に一対の平行な細長孔23が形成されてお
り、その外側近辺のパッド部材21の裏面21aには四
角形状の粗毛フェルト(サポート布部材)24が各々接
合されている。この粗毛フェルト24は、パッド部材2
1の発泡成形の際に、一体的に含浸させて接合されてい
る。さらに、これら粗毛フェルト24の外側に隣接して
取付用のクリップ溝25が細長孔23と平行に各々形成
されている。
【0008】また、表皮材22に設けられているはぎ合
わせ部22aには図示せぬシートベルトをクッション2
0の表面側へ引き出すための切欠き22bが形成されて
いる。そして、基端側に取付フランジ26aが形成され
た筒状部26bと、その先端の舌状の取付片26cとか
らなる引き部26が前記切欠き22bの上に縫い付けら
れている。
【0009】そして、表皮材22にてパッド部材21を
被覆する手順は以下の通りである。すなわち、表皮材2
2の引き部26の取付片26cをパッド部材21の細長
孔23へ通して裏面21aに導き、その引き部26を引
っ張りながらその引き部26の先端をクリップ溝25に
対応する粗毛フェルト24の外側端にウォームクリップ
27により取付ける。この際、クリップ溝25が設けら
れているために、ウォームクリップ27による取付けが
大変行い易くなっている。そして、前述のように表皮材
22の周囲をパッド部材21の裏面21aへ折り返して
ウォームクリップ27にて止める。
【0010】このように、表皮材22の引き部26をパ
ッド部材21の裏面21aに設けられている粗毛フェル
ト24に取付けたので、引き部26の引抜き力に対して
粗毛フェルト24が面で抵抗することになり、抵抗力が
向上する。また、従来のようなインサートワイヤを使用
していないので、重量が減少し、製作コストが低減す
る。また、シートベルト用の切欠き22bが形成されて
いるのでシートベルトの取付にも便利である。
【0011】尚、上記実施例においては自動車のシート
クッションについて述べたがこれに限定されるものでは
なく、家具等のシートクッションに使用することもでき
る。また、粗毛フェルト24をウォームクリップ27に
て止める箇所のみに接合するようにすればさらに重量及
びコストの低減が図れる。
【0012】
【発明の効果】この発明に係るシートクッションは、以
上説明してきた如き内容のものであって、パッド部材裏
面の細長孔近辺にサポート布部材を接合し、このサポー
ト布部材に表皮材の引き部の先端を取付けたので、引き
部からの引抜き力に対してサポート布部材が面で抵抗す
ることになる。このため、引抜き力に対する抵抗力の向
上を図ることができ、さらに従来の如きインサートワイ
ヤを用いる必要がないので、コスト及び重量の面でも有
利である。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施例に係るシートクッシ
ョンの裏面を示す分解組立図である。
【図2】図2は表皮材で被覆したパッド部材の裏面を示
す組立て後の斜視図である。
【図3】図3は図2中SA−SA線に沿った断面図であ
る。
【図4】図4は従来のシートクッションの裏面を示す分
解組立図である。
【図5】図5は図4相当の組立て後の斜視図である。
【符号の説明】
20…シートクッション 21…パッド部材 21a…裏面 22…表皮材 23…細長孔 24…粗毛フェルト(サポート布部材) 26…引き部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッド部材に形成した細長孔に表皮材に
    設けた引き部を通し、該引き部の先端をパッド部材の裏
    面に取付けるシートクッションにおいて、パッド部材裏
    面の細長孔近辺にサポート布部材を接合し、該サポート
    布部材に引き部の先端を取付けたことを特徴とするシー
    トクッション。
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