JPH0339833B2 - - Google Patents

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JPH0339833B2
JPH0339833B2 JP59218040A JP21804084A JPH0339833B2 JP H0339833 B2 JPH0339833 B2 JP H0339833B2 JP 59218040 A JP59218040 A JP 59218040A JP 21804084 A JP21804084 A JP 21804084A JP H0339833 B2 JPH0339833 B2 JP H0339833B2
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P5/00Arrangements specially adapted for regulating or controlling the speed or torque of two or more electric motors
    • H02P5/46Arrangements specially adapted for regulating or controlling the speed or torque of two or more electric motors for speed regulation of two or more dynamo-electric motors in relation to one another
    • H02P5/52Arrangements specially adapted for regulating or controlling the speed or torque of two or more electric motors for speed regulation of two or more dynamo-electric motors in relation to one another additionally providing control of relative angular displacement

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Rotary Presses (AREA)
  • Control Of Velocity Or Acceleration (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、輪転印刷機の版胴ギヤとその駆動
ギヤのように互いに接近・離反可能に支持された
2つの歯車を所定のかみ合い位置に移動させるだ
けで互いに正しくかみ合わせることができるよ
う、あらかじめ離反位置において2つの歯車のピ
ツチ位相を自動的にかみ合い関係に合わせるため
の歯車のピツチ位相自動調整装置に関するもので
ある。本願において、ピツチ位相とは、たとえば
歯先の中心等、歯車の歯の所定点のかみ合い中心
線に対する1ピツチ以内の位相差をいう。
〔従来の技術〕
従来、たとえば第2図に示すような圧胴1の周
りにそれぞれ版胴2を有する複数の印刷ユニツト
1,……,34等を設けた多色刷の輪転印刷機に
おいては、モータ(図示せず)によつて駆動され
る原動歯車4の回転を圧胴1の端部に固定した圧
胴ギヤ5に伝え、これにかみ合う伝動ギヤ6およ
びアイドルギヤ7よりなる伝動歯車機構8を介し
て圧胴ギヤ5の回転を版胴2の端部に固定した版
胴ギヤ9に伝達している。
このような多色刷輪転印刷機による印刷物の大
きさは一定ではなく、印刷物の大きさに応じて版
胴2を取換える必要があるため、版胴2は圧胴1
に対して接近・離反可能に支持され、通常この接
近・離反は版胴2を支持する支持台10を、たと
えば矢印Aで示すように、圧胴1を支持するサイ
ドフレーム11に設けられたベツド12の上面と
平行に移動させることにより行なわれる。また、
このような版胴2の移動方向は圧胴1の中心を通
る直線上にある場合と、圧胴1上の偏心点を通る
直線上にある場合(第2図はその1例を示す)と
があり、取付位置の制約や機械全体の小型化等の
ために、通常は後者の方法が採用されることが多
い。そして、この後者の場合は、版胴2の大きさ
によつて圧胴1との接点Pが圧胴1の周方向に移
動し(たとえば印刷ユニツト31においては、版
胴2の径が大きいほど接点Pは下方に移動する)、
これに応じて伝動歯車機構8のアイドルギヤ7と
版胴ギヤ9とのかみ合い点Gも移動するため、こ
れに合わせてアイドルギヤ7の位置を調節するこ
とができるよう、アイドルギヤ7は伝動ギヤ6の
軸を中心として旋回可能に支持されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のような従来の多色刷輪転印刷機において
は、各印刷ユニツト31,…,34と共に版胴2を
二点鎖線で示す如く矢印Aの方向に圧胴1から離
反させてそれぞれ交換し、各印刷ユニツト間の位
相合わせを行なつた後、このように調整された位
相を正確に保持したまま圧胴1との接触位置まで
移動させ、版胴ギヤ9とアイドルギヤ7をかみ合
わせるようになつているが、版胴2を圧胴1の中
心に向けて移動させる場合も、その偏心点に向け
て移動させる場合も、交換、位相合わせ後の版胴
2の版胴ギヤ9とアイドルギヤ7のピツチ位相が
正しくかみ合い関係にあるかどうかは不定であ
る。その結果、版胴2を圧胴1との接触位置、す
なわちアイドルギヤ7と版胴ギヤ9のかみ合い位
置に移動させる際、アイドルギヤ7のピツチ位相
がたとえば歯の歯先が版胴ギヤ9の歯の歯先と対
向するような位相になつていると、これら2つの
歯車がかみ合わず、版胴2を圧胴1に接触させる
こともできないので、版胴ギヤ9がかみ合い位置
に達する前にアイドルギヤ7のピツチ位相を版胴
ギヤ9のピツチ位相と正しいかみ合い関係に合わ
せる必要がある。
従来の、このピツチ位相合わせは、たとえば版
胴ギヤ9がかみ合い位置に達する直前に、両ギヤ
の歯を目視しながらアイドルギヤ7を手動的にあ
るいは手動操作によつて起動されるモータ等によ
つて僅かに回転させることにより行なわれている
が、これには相当の熟練が必要であり、それでも
うまくかみ合わない時は、版胴2を少し離反させ
てアイドルギヤ7を回わすという操作を何回もや
り直さなければならないこともあり、版胴交換の
度にこのようなピツチ位相合わせ作業をすべての
印刷ユニツト31,…,34について行なうことは
輪転印刷機の総合的運転効率の改善にとつて大き
な障害となつている。
この発明は上記のような事情に鑑みなされたも
ので、その目的は、互いにかみ合い状態で機能す
る離反可能に支持された2つの歯車のうちの一方
の歯車の周長や半径等の定数を設定するだけで、
何ら熟練を要せずして相互のピツチ位相を自動的
にかみ合い関係に合わせることのできる歯車のピ
ツチ位相自動調整装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するために、この発明は、
第1歯車と第1歯車に対して接近・離反可能に支
持された交換可能な第2歯車のピツチ位相をその
離反位置において互いにかみ合い関係に合わせる
ための歯車のピツチ位相自動調整装置において、
第1歯車の回転位置を検出するための第1歯車位
相検出手段と、第2歯車の回転位置を検出するた
めの第2歯車位相検出手段と、第2歯車の直径ま
たはこれにより定まるデータを設定するための設
定器と、この設定器の設定データより第1歯車と
第2歯車のかみ合い位置を示すかみ合い位置デー
タを計算するとともに、このように計算されたか
み合い位置データと上記第1歯車位相検出手段お
よび第2歯車位相検出手段の出力データとから第
1歯車および第2歯車のかみ合い位置におけるピ
ツチ位相をそれぞれ計算して、その第2歯車のピ
ツチ位相を基準とし、第1歯車のピツチ位相をこ
れとかみ合い関係に合わせるのに必要な第1歯車
の回転量を指示する回転指令信号を発生する演算
部と、この回転指令パルスに従い第1歯車を回転
させる第1歯車位相修正機構と、を備えたもので
ある。
〔作用〕
第3図において、中心O1が所定の点に設定さ
れた半径aの第1歯車G1に対し、半径rの交換
可能な第2歯車G2は、第1歯車G1とのかみ合い
位置Cと離反位置Dとの間において、その中心
O2が水平に対しθの角をなす直線L上を移動す
るよう接近・離反可能に支持されている。第1歯
車G1および第2歯車G2の各1つの歯の歯先また
は歯底の中心線上には原点マークN1およびN2
それぞれ付されており(以下、N1,N2は歯先の
中心線上にあるものと仮定する)、各歯車の位相
(回転位置)、すなわち原点マークN1,N2とこれ
らのマークの通過を検出する所定位置に設定され
た原点センサS1およびS2との間の歯車の回転方向
に見た角度θ1およびθ2は第1歯車位相検出手段お
よび第2歯車位相検出手段によつて、たとえば、
それぞれこれらの角度に比例したパルス数として
求められる。
離反位置Dにおいて交換され、次の印刷ユニツ
トの第2歯車との位相を調整された第2歯車G2
はその位相を保つよう原点マークN2を直線Lと
平行に保ちつつ第1歯車G1とのかみ合い位置C
まで移動されるが、このかみ合い位置Cにおける
第2歯車G2の歯ピツチ位相は、たとえば下記の
ようにして求めることができる。
第1歯車G1から直線Lに下ろした垂線の長さ
をh(一定)とすると、かみ合い中心線、すなわ
ち第1歯車G1と第2歯車G2の中心を結ぶO1,O2
と直線Lとがなす角αは α=sin-1h/γ+a …… で求められる。かみ合い点G(両歯車のピツチ円
の接点)から第2歯車G2の原点マークN2までの
周長Lxは、これに対する中心角がθ2−(180゜−α)
=α+θ2−180゜であるから次式で求まる。
Lx=2πr×α+θ2−180゜/360゜ …… 従つて、第2歯車G2のピツチをtとすると、
第2歯車のピツチ位相p2は式の周長Lxをピツチ
tで割つた余りとして次式で与えられる。
p2=Lx−t×n (0≦p2<t;n=0,1,2,…)…… これに対して、第1歯車G1のピツチ位相p1は、
同様に原点マークN1からかみ合い点Gまでの周
長Lzを第2歯車G2と等しいピツチtで割つた余
りとして次式で与えられる。
p1=Lz−t×m (0≦p1<t;m=0,1,2,…)…… なお、上記周長Lzは、第3図のように原点セン
サS1が第1歯車の中心O1を通る水平線上にある
場合、次式で求められる。
Lz=2πa×α+180゜−(θ+θ1)/360゜ …… 上記の式ないしにおいて、a,h,tおよ
びθは定数であり、角度θ1およびθ2はそれぞれ第
1歯車位相検出手段および第2歯車位相検出手段
によりたとえばパルス数として与えられるから、
設定器により第2歯車の半径r、直径2rあるいは
周長2πrを設定すれば、演算部はこれらの式にも
とずいて第1歯車G1および第2歯車G2のピツチ
位相p1,p2をそれぞれ計算し、p1+p2の大きさに
応じてそれぞれ次のような第1歯車G1の修正回
転量Lcに相当する数のパルス等の回転指令信号を
第1歯車位相修正機構に供給する。
Lc=(p1+p2)−t/2 (0≦p1+p2<tのとき) …… Lc=(p1+p2)−3/2t (t≦p1+p2<2tのとき) …… 第4図に、第2歯車G2のピツチ位相p2に対す
る第1歯車G1のピツチ位相p1および修正回転量
Lcの関係を0≦p1+p2<tの場合(第4図a,
b)とt≦p1+p2<2tの場合(第4図c,d)に
ついて示してある。この図からも明らように、上
式,においてLcが正のときは第1歯車G1
修正方向は正転方向(第3図の矢印Bの方向)、
Lcが負のときは逆転方向となり、第1歯車位相修
正機構はこのようなLcを表わす回転指令信号に応
じて第1歯車を正転あるいは逆転させることによ
り、両歯車のピツチ位相を正しいかみ合い関係に
合わせる。このように第1歯車G1のピツチ位相
を修正したならば、第2歯車G2をその位相を保
ちつつ離反位置D(第3図)からかみ合い位置C
に移動させるだけで、両歯車を正しくかみ合わせ
ることができる。
なお、第1歯車G1の中心O1をある点を中心と
して旋回させることにより位置調整する場合は前
述の式におけるhが変化し、また第1歯車位相
検出手段(原点センサS1、原点マークN1)が旋
回することにより式のLzも第3図の場合とは異
なつてくるが、hについてはO1の旋回移動後の
位置から直ちに求めることができ、Lzについて
も、O1の旋回角度と原点センサS1の第3図の位
置からの回転角度は一定関係にあるから、この旋
回角度に応じた量を式のθ1に対して加減するこ
とにより補正することができる。
〔実施例〕
以下、この発明による歯車のピツチ位相自動調
整装置を第2図に示すような多色刷輪転印刷機の
版胴駆動歯車機構(伝動歯車機構8のアイドルギ
ヤ7および版胴ギヤ9)に適用した実施例につい
て第1図を参照しつつ説明する。すなわち、この
実施例においては前述の第1歯車G1および第2
歯車G2がそれぞれアイドルギヤ7および版胴ギ
ヤ9に対応する。
図示実施例の歯車のピツチ位相自動調整装置
は、版胴2(版胴ギヤ9のピツチ円)の半径、直
径または周長等のデータを設定するための設定器
21、演算部22および前記第1歯車位相修正機
構としてのアイドルギヤピツチ位相修正用サーボ
機構23を有し、さらにアイドルギヤ位置調整用
サーボ機構24および版胴初期位相設定用サーボ
機構25を備えている。
上記演算部22は第1ピツチ位相演算器22
1、第2ピツチ位相演算器222、アイドルギヤ
位置演算器223、版胴初期位相演算器224お
よび修正回転量演算器225よりなり、アイドル
ギヤピツチ位相修正用サーボ機構23は偏差カウ
ンタ231、デイジタル−アナログ(D/A)変
換器232、サーボアンプ233、アイドルギヤ
7を回転させてピツチ位相を修正するための第1
サーボモータSM1およびアイドルギヤ7の位相を
検出するための第1ロータリエンコーダRE1で構
成されている。
同様に、上記アイドルギヤ位置調整用サーボ機
構24は偏差カウンタ241、D/A変換器24
2、サーボアンプ243、アイドルギヤ位置調整
用の第2サーボモータSM2およびアイドルギヤ7
の位置を検出するための第2ロータリエンコーダ
RE2で構成され、版胴初期位相設定用サーボ機構
25は偏差カウンタ251、D/A変換器25
2、サーボアンプ253、初期位相設定のために
版胴9を回転させるための第3サーボモータSM3
および版胴9の位相を検出するための第3ロータ
リエンコーダRE3で構成されている。なお、上記
サーボモータはいずれも直流サーボモータであ
り、少なくとも第1、第2サーボモータは可逆型
である。
上記演算部22の第1ピツチ位相演算器221
は設定器21の設定データ(前述の式のrに相
当する)および上記第1ロータリエンコーダRE1
からのアイドルギヤ7の位相(θ1)を入力し、か
つアイドルギヤ位置演算器223より出力される
アイドルギヤ位置指令パルスp3を補正入力とし
て、前述の式、によりアイドルギヤ7のかみ
合い点G(第3図)におけるピツチ位相p1を計算
し、これを表わす信号を修正回転量演算器225
の一方の入力部に供給する。これに対して、第2
ピツチ位相演算器222は上記設定器21の設定
データおよび版胴初期位相演算器224からの初
期位相指令パルスθ2を入力し、かつ上記アイドル
ギヤ位置指令パルスp3を補正入力として、前述の
式、により版胴ギヤ9のかみ合い点Gにおけ
るピツチ位相p2を計算し、これを表わす信号を修
正回転量演算器225のもう一方の入力部に供給
する。なお、上記のアイドルギヤ位置指令パルス
p3による第1、第2ピツチ位相演算器221,2
22での補正は、版胴2の大きさ毎にあらかじめ
求められた補正データを別途に設けたデイジタル
スイツチ(図示せず)等により入力することによ
つて行なうようにしてもよい。
上記アイドルギヤ位置演算器223および版胴
初期位相演算器224は、いずれも上記設定器2
1の設定データrを入力してそれぞれアイドルギ
ヤ位置指令パルスp3および版胴の初期位相指令パ
ルスθ2を出力するが、これらの出力を得るための
演算は、たとえば本願と同一の出願人による特願
昭59−100857号および特願昭59−100859号に記載
した原理にもとずき行なえばよい。また、アイド
ルギヤ位置調整用サーボ機構24および版胴初期
位相設定用サーボ機構25はそれぞれ上記指令パ
ルスp3およびθ2に従い、第2および第3ロータリ
エンコーダRE2,RE3の内容をフイードバツク入
力としてアイドルギヤ7の位置調整および版胴ギ
ヤ9の初期位相設定を行なうが、そのための機械
的構成も、上記の特願昭59−100857号および特願
昭59−100859号に記載されたものを用いればよ
く、詳細な説明は省略する。
上記の第1ピツチ位相演算器221および第2
ピツチ位相演算器222よりアイドルギヤ7のピ
ツチ位相p1および版胴ギヤ9のピツチ位相p2が入
力されると、修正回転量演算器225は前述の式
またはにもとづきアイドルギヤ7の修正回転
量Lcを計算し、これを表わす回転指令パルスをア
イドルギヤピツチ位相修正用サーボ機構23の偏
差カウンタ231に供給する。偏差カウンタ23
1は回転指令パルスLcに対してたとえば3600ppr
(パルス/回転)の割合で発生する第1ロータリ
エンコーダRE1からフイードバツクパルスを減算
し、その偏差値をD/A変換器232に供給す
る。D/A変換器232はこの偏差値をこれに比
例したアナログ電圧に変換してサーボ増幅器23
3に供給し、第1サーボモータSM1を駆動させ
る。このようにして、第1ロータリエンコーダ
RE1から回転指令パルスLcと同数のパルスがフイ
ードバツクされると、偏差カウンタ231の出力
がなくなるので、第1サーボモータSM1は、アイ
ドルギヤ7が最初の位置から回転指令パルスLc
極性に応じてその数に相当する角度だけ正転また
は逆転した位置で停止する。すなわち、アイドル
ギヤ7はピツチ位相がp2の版胴ギヤ9に対し正し
いかみ合い関係にある位相で停止する。
なお、上記実施例においては、第1歯車位相修
正機構23としてデイジタルサーボ機構を用いた
場合について説明したが、この修正機構はもとよ
り、アイドルギヤ位置調整用サーボ機構24およ
び版胴初期位相設定用サーボ機構25について
も、アナログサーボ機構、あるいはオープンルー
プ制御を用いた実施例が可能なことはもちろんで
ある。
次に、上記のアイドルギヤピツチ位相修正用サ
ーボ機構23の機械的構成の一実施例について第
5図を参照しつつ説明する。
第5図において、前記圧胴ギヤ5の周りには輪
転印刷機のフレーム11に取付けられた一対のブ
ラケツト26,26が配置され、これらのブラケ
ツト間にギヤシヤフト27が軸方向に移動可能に
支持されている。このギヤシヤフト27の一端部
はこれと対応する一方のブラケツト26の側面か
ら外側に突出し、その突出した端部にはシヤフト
移動用ギヤ28aがギヤシヤフト27に対して回
転可能に、かつ軸方向にギヤシヤフト27と共に
移動可能に支持されている。このシヤフト移動用
ギヤ28aはねじ穴29を有し、このねじ穴29
にはブラケツト26の側面に固定されたねじ筒3
0がねじ係合されている。また、ブラケツト26
の側面には第1サーボモータSM1が支持されてお
り、このサーボモータSM1によつて駆動されるギ
ヤ28bと上記シヤフト移動用ギヤ28aのかみ
合い、およびねじ穴29とねじ筒30のかみ合い
によつてギヤシヤフト27が軸方向に移動する。
また、上記のギヤシヤフト27には、圧胴ギヤ
5とかみ合う伝動ギヤ6、およびこれと一体に回
転するヘリカルギヤ31がシヤフト27に対して
回転自在に、かつシヤフト27と共に軸方向に移
動可能に支持されている。
さらに、ギヤシヤフト27には、一対のギヤ支
持アーム32,32の各一端部が回転可能に連結
され、これらの各ギヤ支持アーム32,32の中
間部の間に中間シヤフト33が回転可能に渡さ
れ、この中間シヤフト33に上記ヘリカルギヤ3
1とかみ合うヘリカルギヤ34、および版胴ギヤ
9とかみ合い可能なアイドルギヤ7が固定して取
付けられており、さらにアイドルギヤ7と反対側
の中間シヤフトの端部にはアイドルギヤ7の位相
を検出するための第1ロータリエンコーダRE1
取付けられている。従つて、前述の回転指令パル
スLcによつて第1サーボモータSM1が正逆いずれ
かの方向に回転すると、その回転量に応じてヘリ
カルギヤ31がギヤシヤフト27と共に軸方向い
ずれかの向きに移動し、その移動量に応じてヘリ
カルギヤ34が正逆いずれかの方向に回転するの
で、アイドルギヤ7の位相がLcだけ修正され、版
胴ギヤ9との正しいかみ合い関係に調整すること
ができる。
なお、第5図の実施例において、前述のアイド
ルギヤ位置調整用サーボ機構24によるアイドル
ギヤ7の位置調整は、ねじナツト35に係合する
親ねじ36を前記アイドルギヤ位置演算器223
の出力p3に従い第2サーボモータSM2で駆動し、
アー32,32をギヤシヤフト27の回わりに旋
回させることにより行なわれる。
以上に説明したように、この発明による歯車の
ピツチ位相自動調整装置を用いた多色刷輪転印刷
機においては、設定器21に版胴9の直径等のデ
ータを設定するだけで版胴ギヤ9の初期位相合わ
せおよびアイドルギヤ7の位置調整が行なわれる
ばかりでなく、アイドルギヤ7のピツチ位相が版
胴ギヤ9と正しくかみ合うように自動的に合わせ
られ、第3図の離反位置Dからかみ合い位置Cま
で版胴2を移動しさえすれば両歯車は正しくかみ
合う。
なお、上記実施例は多色刷印刷機の1つの印刷
ユニツト31の場合についてのみ説明したが、他
の印刷ユニツト32ないし34にも同様の装置が備
えられていることはもちろんであり、また、適宜
の切換え手段を備えることにより設定器21およ
び演算部22をすべての印刷ユニツト31,…,
4で共用するようにした実施例が可能なことは
明らかである。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、多色
刷輪転印刷機の版胴ギヤとこれを駆動するアイド
ルギヤ等のような2つの歯車のピツチ位相を離反
位置において自動的に正しいかみ合い関係に合わ
せることができるので、歯車の交換を含む輪転印
刷機等の全体的運転効率を著しく改善することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による歯車のピツチ位相自動
調整装置の一実施例のブロツク図、第2図は上記
実施例の装置を組込んだ多色刷輪転印刷機の概略
側面図、第3図はこの発明による歯車のピツチ位
相自動調整装置の原理を説明するための模式図、
第4図は第1歯車と第2歯車のピツチ位相と修正
回転量の関係を示す模式図、第5図は上記実施例
のアイドルギヤピツチ位相修正用サーボ機構の機
械的構成を示す側面図である。 1……圧胴、2……版胴、5……圧胴ギヤ、7
……アイドルギヤ(版胴駆動ギヤ)、9……版胴
ギヤ、21……設定器、22……演算部、23…
…アイドルギヤピツチ位相修正用サーボ機構(第
1歯車位相修正機構)、G1……第1歯車、G2……
第2歯車、RE1……第1ロータリエンコーダ(第
1歯車位相検出手段)、RE2……第2ロータリエ
ンコーダ、RE3……第3ロータリエンコーダ(第
2歯車位相検出手段)、SM1……第1サーボモー
タ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1歯車と第1歯車に対して接近・離反可能
    に支持された交換可能な第2歯車のピツチ位相を
    その離反位置において互いにかみ合い関係に合わ
    せるための歯車のピツチ位相自動調整装置におい
    て、第1歯車の回転位置を検出するための第1歯
    車位相検出手段と、第2歯車の回転位置を検出す
    るための第2歯車位相検出手段と、第2歯車の直
    径またはこれにより定まるデータを設定するため
    の設定器と、この設定器の設定データより第1歯
    車と第2歯車のかみ合い位置を示すかみ合い位置
    データを計算するとともに、このように計算され
    たかみ合い位置データと上記第1歯車位相検出手
    段および第2歯車位相検出手段の出力データとか
    ら第1歯車および第2歯車のかみ合い位置におけ
    るピツチ位相をそれぞれ計算して、その第2歯車
    のピツチ位相を基準とし、第1歯車のピツチ位相
    をこれとかみ合い関係に合わせるのに必要な第1
    歯車の回転量を指示する回転指令信号を発生する
    演算部と、この回転指令信号に従い第1歯車を回
    転させる第1歯車位相修正機構と、を備えたこと
    を特徴とする歯車のピツチ位相自動調整装置。 2 前記第1歯車位相検出手段および第2歯車位
    相検出手段がロータリエンコーダまたはアナログ
    −デジタル変換型レゾルバよりなり、前記設定器
    が設定データをデイジタルデータとして出力する
    デイジタル設定器よりなり、前記第1歯車位相調
    整機構が可逆直流サーボモータを有するデイジタ
    ルサーボ機構よりなる特許請求の範囲第1項記載
    の歯車のピツチ位相自動調整装置。 3 前記第1歯車および第2歯車が圧胴の周わり
    に複数の版胴を有する多色刷輪転印刷機において
    上記圧胴の端部に固定された圧胴ギヤによりそれ
    ぞれ駆動される版胴駆動ギヤおよび各版胴の端部
    に固定されてそれぞれ上記版胴駆動ギヤにより駆
    動される版胴ギヤであり、前記演算部が、前記設
    定器の設定データにもとずき各版胴の位相合わせ
    のための初期位相を計算し、各版胴に備えられた
    上記版胴駆動ギヤとの離反位置において動作する
    位相合わせ用版胴駆動手段にその初期位相を指示
    する版胴初期位相演算器を備えていることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の歯車のピツチ
    位相自動調整装置。 4 前記演算部が、さらに、前記設定器の設定デ
    ータにもとずき各版胴駆動ギヤを設定すべき位置
    を計算し、各版胴駆動ギヤの位置調整用駆動手段
    にその位置を指示する版胴駆動ギヤ位置演算器を
    備え、かつこの版胴駆動ギヤ位置演算器の出力に
    応じて前記回転指令信号を補正するための手段を
    備えていることを特徴とする特許請求の範囲第3
    項記載の歯車のピツチ位相自動調整装置。
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