JPH0339650B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0339650B2
JPH0339650B2 JP11795082A JP11795082A JPH0339650B2 JP H0339650 B2 JPH0339650 B2 JP H0339650B2 JP 11795082 A JP11795082 A JP 11795082A JP 11795082 A JP11795082 A JP 11795082A JP H0339650 B2 JPH0339650 B2 JP H0339650B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
bread
dough
freezing
frozen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11795082A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5911134A (ja
Inventor
Shinji Ishigami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshin Seifun Group Inc
Original Assignee
Nisshin Seifun Group Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Nisshin Seifun Group Inc filed Critical Nisshin Seifun Group Inc
Priority to JP11795082A priority Critical patent/JPS5911134A/ja
Publication of JPS5911134A publication Critical patent/JPS5911134A/ja
Publication of JPH0339650B2 publication Critical patent/JPH0339650B2/ja
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  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はパン生地の冷凍保存法に関する。 パン生地を冷凍し流通することは、冷凍流通機
構の拡大に伴ない、パン工場の合理化の要請とも
相埃つて、近年益々その需要を増大せしめてい
る。 而して、従来より斯かるパン生地の冷凍保存法
としては、イーストの添加量及びその時期、或い
は各種添加剤の使用等、種々の方法が報告されて
いる。 然しながら、従来法による冷凍保存後のパン生
地を用いた場合、イースト活性の低下が著しく、
そのためパンの品質の劣化が許容されるのは何れ
も一週間が限界であり、自ずと商品価値も低いも
のとならざるを得なかつた。 そこで、本発明者は長期貯蔵後においても高品
質のパンが得られるパン生地の冷凍保存法を開発
すべく種々研究を重ねた結果、パン生地を最終醗
酵させることなく急速冷凍後、−15〜−20℃にて
冷凍貯蔵すれば、長期間経過後に於いても優れた
品質を有するパンが得られることを見い出し、本
発明を完成した。 すなわち、本発明はベンチタイムを採つたパン
生地を、生地中心温度が−5〜−10℃になるまで
急速冷凍し、次いで庫温−15〜−20℃にて冷凍保
存することを特徴とするパン生地の冷凍保存法で
ある。 本発明に於てパン生地は常法によつて得られた
パン生地であるが、最終醗酵せしめることなくベ
ンチタイムを採つたパン生地の状態で、急速冷凍
する。この際当該生地は未成型のままあるいはパ
ンの形に成型しておいてもよい。 ここに急速冷凍は、生地中心温度が−5〜−10
℃になるまで行う。生地中心温度がこれより高い
場合には、貯蔵1週間後はともかくとして同4週
間後に於ては、パンのボリユーム、外観、内相と
もに劣化し、また生地中心温度がこれより低い場
合には1週間後に於てすらパンのボリユーム、外
観、内相の劣化が生じ目的を達し得ない。 また、斯かる急速冷凍は、パン生地1g当りの
品温降下速度が0.033℃/分〜0.046℃/分の条件
下に行うのが特に有利である。すなわち、これよ
り冷凍速度が遅過ぎても、また速や過ぎてもパン
品質の劣化を招き易いからである。 而して、当該急速冷凍の具体的方法としては、
例えば−30〜−40℃の冷風下に、28〜20分間程度
行うことが好ましい。 次いで、斯かる冷凍処理によつて得られた冷凍
パン生地を庫温−15〜−20℃にて冷凍保存する。
庫温がこれより高い場合には生地が解凍する恐れ
があり、焼成後の製品が劣化し、また庫温がこれ
より低い場合にはイースト活性の低下を招き焼成
後の製品ボリユームも減少する欠点が生じ本発明
の目的を達成し得ない。 上記方法によつて冷凍保存したパン生地を用い
れば、長期貯蔵後に於ても、ボリユーム、外観、
内相ともにスクラツチパンと優るとも劣らない高
品質のパンを焼成することができる。 次に試験例を挙げて本発明を更に説明する。 試験例 1 各種冷凍温度による1週間保存後、及び同4週
間保存後のパン生地を解凍し最終醗酵させた後焼
成して得たパン(バターロール)について品質
(ボリユーム、外観、内相)を比較試験した結果
は表−1の通りであつた。尚、各試料の冷凍法並
びに製パン法は次の通りである。 () 冷凍法 試料1:−18℃の冷凍庫において生地をおだや
かに凍結し、同温度で保存したもの。 試料2:−40℃の冷風下で生地中心温度が10℃
になるまで処理し、その後−18℃の冷凍庫に
おいて冷凍、保存したもの。 試料3:−40℃の冷風下で生地中心温度が−5
℃になるまで処理し、その後−18℃の冷凍庫
において冷凍、保存したもの。 試料4:−40℃の冷風下で生地中心温度が−10
℃になるまで処理し、その後−18℃の冷凍庫
において冷凍、保存したもの。 試料5:−40℃の冷風下で生地中心温度が−20
℃になるまで処理し、その後−18℃の冷凍庫
において冷凍、保存したもの。 試料6:−40℃の冷風下で生地中心温度が−30
℃になるまで処理し、その後−18℃の冷凍庫
において冷凍、保存したもの。 試料7:冷凍処理せず(スクラツチ) () 製パン法 試料1〜6: a 配合 重量部 小麦粉 100 イースト 6 イーストフード 0.2 砂 糖 12 塩 2 脱脂粉乳 2 油 脂 15 卵 10 水 40 b 製法 ミキシング時間低速で2分間 中速で6分間 高速で4分間 捏上温度 26.5℃ 醗酵時間 0分 分割重量 40g ベンチタイム 15分 成型後上記条件にて冷凍した。 c 解凍法 解凍(ホイロ)温度および時間
35℃湿度85%で75分 焼成温度および時間 200〜210℃で10分 試料7: a 配合 重量部 小麦粉 100 イースト 3 イーストフード 0.1 砂 糖 12 塩 2 脱脂粉乳 2 油 脂 15 卵 10 水 50 b 製法 ミキシング時間低速で2分間 中速で6分間 高速で6分間 捏上温度 26.5℃ 醗酵温度および時間 27℃湿度75%で90分 分割重量 40g ベンチタイム 20分 ホイロ温度および時間 38℃湿度38%で40分 焼成温度および時間 210〜220℃で10分
【表】 上記表から明らかな如く、生地中心温度が−5
〜−10℃になるまで冷凍処理したものが4週間保
存後に於ても高品質のパンが得られる。 試験例 2 各種冷凍速度により得た冷凍パン生地を1週
間、及び4週間保存後に解凍し、最終醗酵させた
後焼成して得たパン(バターロール)について品
質(ボリユーム、外観、内相)を比較試験した結
果は表−2の通りであつた。尚、各試料の冷凍法
並びに製パン法は次の通りである。 () 冷凍法 下表条件にて生地中心温度が−10℃になるま
で処理し、その後−18℃の冷凍庫において冷
凍、保存した。
【表】
【表】 () 製パン法 各試料とも試験例1の試料1と同様にして調
製した(但し、冷凍法は上記表の通り)。
【表】
【表】 上記表から明らかな如く、生地1g当りの品温
降下速度が0.033℃/分〜0.046℃/分の条件下に
冷凍処理したものは4週間保存後に於ても高品質
のパンが得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ベンチタイムを採つたパン生地を、生地中心
    温度が−5〜−10℃になるまで急速冷凍し、次い
    で−15〜−20℃の庫温で冷凍保存することを特徴
    とするパン生地の冷凍保存法。 2 急速冷凍を生地1g当りの品温降下速度を
    0.033℃/分〜0.046℃/分にて行うことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のパン生地の冷凍
    保存法。
JP11795082A 1982-07-07 1982-07-07 パン生地の冷凍保存法 Granted JPS5911134A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11795082A JPS5911134A (ja) 1982-07-07 1982-07-07 パン生地の冷凍保存法

Applications Claiming Priority (1)

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JP11795082A JPS5911134A (ja) 1982-07-07 1982-07-07 パン生地の冷凍保存法

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11155492A Division JPH0716354B2 (ja) 1992-04-30 1992-04-30 パン生地の冷凍保存法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5911134A JPS5911134A (ja) 1984-01-20
JPH0339650B2 true JPH0339650B2 (ja) 1991-06-14

Family

ID=14724243

Family Applications (1)

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JP11795082A Granted JPS5911134A (ja) 1982-07-07 1982-07-07 パン生地の冷凍保存法

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Also Published As

Publication number Publication date
JPS5911134A (ja) 1984-01-20

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