JPH0338981B2 - - Google Patents

Description

請求の範囲 １ 両端部分及び該両端部分の間に横方向に伸長
する紙葉支持表面を有するフレームと、該紙葉支
持表面に平行のプリント線に沿つて移動できるリ
ボンを有し、該リボンがプリント輪と該紙葉支持
表面との間に介在した状態で作動位置で該紙葉支
持表面から離間しているプリント輪、プリント部
及びリボンカートリツジの組立品と、該組立品を
該プリント線に沿つて移動できるように支持し案
内している支持装置とを備えたプリント装置であ
つて、該組立品が、該支持装置に取りつけられた
組立基台装置と、該プリント線に平行であり該プ
リント部を該紙葉支持表面から離間した非作動位
置に傾斜させるために該プリント部を該基台装置
上に枢着しているプリント部枢軸を有するプリン
ト部取付りつけ装置と、該リボンカートリツジを
前記プリント部に枢動可能に装着するリボンカー
トリツジ取りつけ装置と、該リボンカートリツジ
を非作動位置にある該プリント部に対しさらに傾
斜した位置に移動させる傾斜装置と、を備えてい
るプリント装置において、 該傾斜装置が、該組立基台装置と該リボンカー
トリツジとの間に伸長し、一端部において該組立
基台装置に枢着され、他端部は該プリント部を該
非作動位置へ傾斜させる際該リボンカートリツジ
と係合し該リボンカートリツジを非作動位置にあ
るプリント部に対してさらに傾斜した位置へ傾動
させるように構成されたリンク装置を備えている
ことを特徴とするプリント装置。

２ 該リンク装置の枢軸と該リボンカートリツジ
の底面との間の距離が、該プリント部が通常の作
動位置にある場合には、該リンク装置の枢軸と該
枢軸に対向する先端部との間の長さよりも大きい
が、該プリント部が非作動位置にある場合には、
該リンク装置の該長さよりも小さくなることによ
り、該リンク装置が該リボンカートリツジの底面
と係合して該リボンカートリツジを押上げるよう
な関係で、該リンク装置を配設したことを特徴と
する特許請求の範囲第１項記載のプリント装置。

明細書 本発明はプリンターに関し、特にはワード処理
コンピユータ装置および類似の装置と組合せ使用
されるような高速プリンタに関する。

回転円板形プリント輪およびリボンカートリツ
ジを使用する形式のワード処理コンピユータ装置
用の高速プリンタにおいては、回転円板形プリン
ト輪およびリボンカートリツジの交換が容易であ
ることが特に望ましい。

しかし現在までに既知のプリンタはこの点に関
しては幾分不完全であり、回転プリント輪を取外
し入れ替える前にリボンカートリツジを取外す必
要があり、回転プリント輪を取外し入れ替えた後
プリンタを作動させる前にリボンカートリツジを
取りつけ位置にもどさなくてはならない。

このような先行技術の欠陥にかんがみて、本発
明の主たる目的は、プラテンあるいはリボンカー
トリツジと干渉することなく、リボンカートリツ
ジを取外すこともなく、回転円板形プリント輪の
取外しおよび取りつけのための操作が可能である
新規のプリント装置を提供することである。

本発明の上述した目的ならびに更に他の目的は
新規のプリント装置によつてもたらされるもので
あり、この新規のプリント装置においてはプリン
ト部−リボンカートリツジ組立品は、プラテンあ
るいはリボンカートリツジに干渉されることな
く、リボンカートリツジを取外さずに回転円板形
プリント輪を取外し入れ替するために、リボンカ
ートリツジを拡張傾斜させた姿勢でプリント部お
よびリボンカートリツジをプラテンから傾斜離間
させた非作動位置に傾斜移動させるように構成さ
れている。

本発明の前述および他の目的ならびに特徴を更
に詳細に説明する目的で、添付図面を参照して本
発明の好適実施例について以下詳細に説明する。
ここに、 第１図は本発明に係わるプリント装置の上面
図、 第２図は第１図に示したプリント装置の第１図
の線２−２に関する正面垂直断面図、 第３図は第１図に示したプリント装置の第１、
第２図の線３−３に関する側面垂直断面図、 第４図は第１図に示したプリント装置の第２、
第３図の線４−４に関する水平断面図、 第５図は第１図に示したプリント装置の第２、
第３図の線５−５に関する水平断面図、 第６図は第１図に示したプリント装置の第１図
の線６−６に関する拡大断面図、 第７図は第１図に示したプリント装置の第１図
の線７−７に関する拡大断面図、 第８図は第１図に示したプリント装置の第１図
の線８−８に関する拡大断面図で、プリント部お
よびリボンカートリツジが作動位置にある状態を
示し、 第９図は第１図に示したプリント装置の第１図
の線８−８に関する拡大断面図で、プリント部お
よびリボンカートリツジが傾斜不作動位置にある
状態を示し、 第１０、第１１図は第１図に示したプリント装
置の概略側断面図で、その作動を図解するもので
あり、 第１２図は第１図に示したプリント装置の単純
化した回路図である。

図において、本発明に係わるプリント装置は総
括的に符号１２で示してあり、第１，２，３，
４，５図に示されている。プリント装置１２は好
ましくは単葉送出方式あるいは多葉順次配列方式
のいずれかの方式で選択的に作動できるものであ
り、前壁１４、後壁１６、上壁１８、底壁２０、
側壁２２および２５、２つの垂直方向に区切られ
た小室２８，３０の範囲を限定するほぼ水平の中
央壁２６とを具備している。総括的に符号５０で
示したプリント機構は上部小室２８の内部に収容
されている。

より詳しくは、第２，３，４図に最適に示され
ているように、相対向する上部内側壁２３，２４
ならびにほぼ水平の中央壁２６で上部小室２８を
限定してあり、上部小室２８はプリント機構５０
を収容するのに適合した形状に形成されている。
第３、第４図に示したように、中央壁２６には後
壁１６に近接し後壁１６に沿つて延在する細長開
口３２を設けてある。細長開口３２を通じて上部
小室２８と下部小室３０とが連通されている。

上壁１８には広巾の中央カバー部分３４が旋回
可能に取りつけてあり、この中央カバー部分３４
は後壁１６に近接し後壁に沿つて延在する細長開
口３６と２つの側部扉部分３８，４０とを有して
いる。各側部扉部分はそれぞれ外側壁２２，２５
に旋回自在に取りつけられている。第２、第３図
にその開放位置の状態が最適に図示してある上部
カバー３４と第２図にそれらの開放位置の状態が
鎖線で図示してある側部扉３８，４０とは図示の
ように、プリント機構５０の保守作業の目的でプ
リント機構５０に容易に接近できる構成になつて
いる。

更に詳しくは、上部カバー３４はプリント機構
５０を検分できるように透明プラスチツク材料で
作られており、上壁１８の後側に蝶番３５で取り
つけられている。更に又、上部カバー３４には第
２、第３図に最適に図示してあるように、操作者
が上部カバーを容易に開く便宜のために外方に隆
起した係止部３３が設けてある。左側扉３８には
プリント機構を起動するために使用する操作レバ
ー３７が設けてあり、右側扉４０には操作者が押
しボタン切替スイツチ４１を操作できるように開
口３９が設けてある。この状態は第１，２，１２
図に最適に図示してある。

底壁２０、後壁１６、相対向している下部内側
壁１９，２１とで、プリント済紙葉PSをプリン
ト面を下向きにして収容するためのホツパーとし
ての下部小室３０の範囲を限定している。配列済
プリント紙葉PSの下部小室３０からの取り出し
を容易にする目的で、底壁２０には全体として下
方後向きに延出しているくぼんだ中央部分４２が
設けてある。この状態は第２，３，５図に最適に
図示してある。

前壁１４にはプリント済紙葉PSを取り出す目
的で下部小室ホツパ３０に容易に接近できるよう
に開口４４が設けてある。この状態は第３、第５
図に最適に図示してある。更にまた、左外側壁２
２と左下内側壁１９との間にデイスク記憶機構４
５を取りつけてあり、右下内側壁２１と右外側壁
２５との間にはプリント装置制御装置４７が同様
に取りつけられている。この状態は第２、第５図
に最適に図示してある。第２、第３図に示したよ
うに、プリント装置給電装置４６が下部小室３０
の下方に取りつけられている。給電装置４６の前
側に電源スイツチ４８が設けてある。

本発明によれば、第１，２，３，４，８，９図
に最適に図示したように、プリント機構５０は上
部小室２８内に取外し可能に取りつけられたフレ
ーム５２、フレーム５２に取りつけられた回転可
能のプラテン５４、「デージー形」の回転輪プリ
ント要素５６を含む構成であり、この回転輪プリ
ント要素５６は、プラテン５４とプリント要素５
６との間に配置された個々の紙葉にプリントする
ために、プラテン５４の前面に近接してフレーム
５２に回転可能に取りつけられている。

更に詳しくは、第１，２，３，４図に最適に図
示したように、回転プリント輪５６に関してプラ
テン５４を上向き方向あるいは下向き方向に選択
的に回転させる目的で、逆転可能のプラテン駆動
機構がフレーム５２に取りつけられている。プラ
テン駆動機構には可逆プラテン駆動モータ５８が
設けてあり、可逆プラテン駆動モータ５８は歯車
５７，５９を駆動し、歯車５７，５９がプラテン
５４を取りつけてあるプラテン軸５３を回転させ
る。

第６，７，８，９図に最適に図示したように、
プラテン５４の底部に近接してフレーム５２に取
りつけられている下部プラテン送りロールおよび
案内機構は、プラテン５４の底部から上向き前方
にプラテン５４の前面まで未プリント紙葉USを
送るために、プラテン５４と協動するように構成
されている。下部プラテン送りロールおよび案内
機構には、複数の送りローラ６２を回転可能に取
りつけてある弧状送り案内６０を設けてある。フ
レーム５２に取りつけられている板ばね６４は、
ローラ６２とプラテン５４との接触を保持するた
めに、通常は送り案内６０を上方向に付勢してい
る。この状態は第７図に最適に図示してある。

駆動歯車５７，５９から離してフレーム５２上
に枢着されている手動操作可能のプラテン張力解
放レバー７８が、第７図に点線で示したようにプ
ラテン５４からローラ６２を切離するために設け
てある。この目的のために、張力解放レバー７８
の下端７９はカム作動して板ばね６４を下方に押
し下げ、その結果ローラ６２はプラテン５４から
離される。

第１，２，３図に最適に図示したように、下部
プラテン送りロールならびに案内機構から後上方
に延在している上部ホツパ板６６は、未プリント
の紙葉USを下部プラテン送りローラ６２および
案内６０に送り込むように構成されている。ホツ
パ板６６は、後上方に向つて延出している金属ブ
ラケツト６８に取外し可能に取りつけられねじ６
９で固定されており、透明な上部カバー３４のせ
まい開口３６を通つて延出している。

プリント済紙葉案内板５１は、プラテン５４の
下方で後壁１６に近接してフレーム５２に取りつ
けられており、プリント済紙葉をそのプリント側
を下にして中央壁２６のせまい開口を通過させて
下部小室ホツパ３０の方へ案内して、下部小室ホ
ツパ３０内で連続するプリント済紙葉をプリント
順に配列するように構成されている。この状態は
第２，３，５，８，９図に最適に図示してある。

第１，２，３，６，７図に最適に図示してある
ように、総括的に符号７０で示したベールスイツ
チ−上部プラテン送りロール機構は、可逆プラテ
ン駆動モータ５８を作動させてプラテン５４を上
方向に回転させ、上部ホツパ板６６からプリント
位置に未プリント紙葉USを送り込むように構成
されている。軸状のベール７１はプラテン５４の
頂部近くでフレーム５２に取りつけられており、
上部ホツパ板６６の方へ向つて後上方へプリント
済紙葉PSを送るために通常はプラテン５４に接
触している複数の上部プラテン送りローラ７２を
回転可能の状態に具備している。上部プラテン送
りローラ７２はプラテン５４にぴつたり隣接する
正常の送り込み位置からプラテン５４から離間し
た紙葉挿入位置まで手動で移動されるように配列
されているが、この点については以下に更に詳細
に説明する。

上方に向つて延在している手動操作可能のベー
ルスイツチ・レバー７３および下方に向つて延在
しているベールスイツチ・アクチユエータ７５は
フレーム５２に枢着されており、ベール７１が取
りつけてあるベールスイツチカム７４に連結され
ている。この状態は第６図に最適に図示してあ
る。ベールスイツチ・レバー７３、カム７４およ
びアクチユエータ７５は通常はばね７６によつて
非挿入位置に保持されており、その結果上部プラ
テン送りローラ７２がプラテン５４に当接されて
いる。左側扉操作レバー３７が手動で動かされ
て、第６図に点線で示したように、ベールスイツ
チ・レバー７３と接触すると、ベールスイツチ・
アクチユエータ７５がプラテン駆動モータ５８に
接続されているベールスイツチ７７に接触する。
ベールスイツチ・カム７４はプラテン軸５３上を
カム作動してローラ７２をプラテン５４から離間
させる。

第１，８，９図に最適に図示したように、紙葉
感知フオトセル８０は、下部プラテンロール−案
内機構およびベールスイツチ機構７０とに近接し
てフレーム５２に取りつけられており、紙葉の前
端縁LEおよび後端縁TEを感知するように構成さ
れている。フォトセル８０はプラテン駆動モータ
５８を作動させるように接続配置されている。第
１，２，１２図に最適に図示したように、右側扉
４０の下方でフレーム５２に取りつけられている
切替スイツチ４１は当該紙葉のプリント完了後に
プラテン５４の回転方向を選定するように構成さ
れている。切替スイツチ４１は可逆プラテン駆動
モータ５８を作動させるように接続配置されてい
る。

フオトセル８０は、上部ホツパ板６６からの未
プリント紙葉USの前端縁LEを感知した時、又同
時にベールスイツチ機構７０においてプラテン５
４からローラ７２を移動させるためにベールスイ
ツチ・レバー７３が手動で移動させられた時に、
プリント作動前にプラテン駆動モータ５８を作動
させて未プリント紙葉USをプリント位置に移動
させる。

フオトセル８０は、プリント済紙葉の後端縁
TEを感知した時、又同時に切替スイツチ４１が
プラテン５４の回転が上向方向になるように選択
された時に、プリント作動後にプラテン駆動モー
タ５８を作動させてプリント済紙葉を後上方に上
部ホツパ板６６に向つて移動させる。この状態は
第１０図に最適に図示してある。

フオトセル８０は、プリント済紙葉PSの後端
縁TEを感知した時、又同時に切替スイツチ４１
がプラテン５４の回転方向を下向方向DNに選択
した時に、プリント作動後にプラテン駆動モータ
５８を作動させて、先ずプリント済紙葉PSを上
方にその後端縁TEを下部プラテン送り案内６０
を越えて上方に移動させるように移動させ、次に
プリント済PSを下部小室ホツパ３０内に順次積
重ねるために下方に向つて移動させる。この状態
は第１１図に最適に図示してある。

第１，２，３，４，８，９図に最適に図示した
ように、プリント部−リボンカートリツジ組立品
は、回転プリント輪５６を備えているプリント部
８２を、プラテン５４に近接し回転プリント輪５
６の回転軸線がプラテン５４に対して直角をなす
通常位置と、プリント輪５６を取外し入替るため
にプラテンから傾斜離間された非作動位置との間
を傾斜移動させるように構成されている。プリン
ト部８２はその上に、リボンカートリツジ８３の
プラテン５４に近接した部分がプリント部８２上
の支持用突起８７と接触している通常位置からそ
の部分９８がプリント部８２から傾斜離間された
非作動位置に傾斜移動するように、リボンカート
リツジ８３を支持しており、そのためにリボンカ
ートリツジ８３を取外すことなく回転プリント輪
５６が取外し入替えできる。

更に詳しくは、第１，２，４図に最適に図示し
たように、プリント部−リボンカートリツジ組立
品は、フレーム５２に取りつけられた支持軸８
５，８６上に移動可能に取りつけられた組立基板
８４を含んでいる。プリント部−リボンカートリ
ツジ組立品は、プリント機械技術ではよく知られ
ている作動機構によつてプラテン５４の表面に平
行なプリント線Ｐに沿つて移動されるように構成
されている。

第９図に示したように、プリント部８２は、プ
リント部８２を基板８４上に取りつけプリント部
−リボンカートリツジ組立品をプラテン５４から
離間した非作動位置に傾斜させるために、プリン
ト部８２の底部に近接しプリント線Ｐに平行であ
る枢軸９０を有している。第８図に示したよう
に、非作動位置においては、プリント輪５６はプ
リント５４に近接した作動位置から離れる方向に
約90°傾斜した状態に置かれる。プリント部８２
はコイルばね８９を有しており、このコイルばね
８９は通常はプリント部８２を第８図に示したプ
リント位置の方へ付勢している。プリント部８２
を第８図に示したプリント位置に維持するため
に、下方に向つて延出している係止部材９２が基
板８４のソケツト９３の中にはまり込んでいる。

リボンカートリツジ８３は、プリント部８２の
頂部に設けてありプリント部枢軸９０から離れて
おりしかもプリント部枢軸に平行な枢軸９５のま
わりに、その部分９８がプリント部上の支持突起
８７に接している作動位置からその部分９８がプ
リント部８２から傾斜離間し突起８７から離れて
いる拡張非作動位置に傾斜移動できるように、そ
のプラテン５４から離れた端部付近で枢軸回転可
能にプリント部８２上に取りつけられている。

起動リンク９６は、プリント部−リボンカート
リツジ組立品がその非作動位置に傾斜させられた
時にリボンカートリツジ８３をその拡張非作動傾
斜位置に傾斜させるように構成されている。リン
ク９６は枢軸９４まわりに回動するようにその下
端部において基板８４に枢着され、その反対側の
端部９７においてリボンカートリツジ枢軸９５と
プリント輪５６との間でリボンカートリツジ８３
に接している。その上端部はピン−スロツト保持
機構８８で適所に保持されている。

リンク枢軸９４は、通常の作動位置におけるリ
ボンカートリツジ８３に関しその反対側に、プリ
ント部枢軸９０の下方に離して配置されている。
起動リンク９６のその枢軸９４とリボンカートリ
ツジ８３の底との間の長さはプリント部枢軸９０
とリボンカートリツジ８３の底との距離よりも大
きく、その枢軸９４と通常の作動位置にあるリボ
ンカートリツジ８３の底との距離よりも小さく、
その結果、通常の作動位置においては、プリント
輪５６とプラテン５４との間にリボンが介在した
状態でリボンカートリツジ部分９８が突起８７に
接したままになる。

しかし、プリント部８２をその枢軸９０のまわ
りに回動させて非作動位置に移動させると、起動
リンク９６がリボンカートリツジ８３の部分９８
に接触してリボンカートリツジを突起８７から離
間させて漸増的に傾斜させその拡張傾斜位置に至
らしめる。この状態においては、このような拡張
作動位置におけるリンク枢軸９４はリボンカート
リツジ８３に関してプリント部枢軸９０の反対側
というよりは概して側方にあるので、リンク９６
の長さはプリント部枢軸９０とリボンカートリツ
ジ８３の底との通常の距離よりも大きくなる。リ
ボンカートリツジ８３が拡張傾斜位置にある状態
においては、そのリボンは今やプリント輪５６上
に横たわつておらず、従つてリボンに干渉される
ことなくプリント輪５６を取外しあるいは入替え
ることができる。

プリント部−リボンカートリツジ組立品は更
に、中央壁２６のせまい開口３２に向つてプリン
ト済紙葉PSの後端縁TEを案内するためにプラテ
ン５４とプリント輪５６との間に位置したプリン
ト済紙葉転向案内９１および基板８４の後側に近
接して軸８６の表面にまわりに取りつけらた様式
厚調節レバー９９を含んでいる。調節レバー９９
は、多数の紙葉を同時にプリントするためにプラ
テン５４と転向案内９１の間に多数の紙葉を送り
込めるようにする。

作動時には、第１０図に点線で最適に示したよ
うに、未プリント紙葉USは、その前端縁LEとせ
まい上部カバーの開口３６を通つて延在させプラ
テン５４と下部プラテン送り案内６０との間に形
成された把持部に位置させた状態で、上部ホツパ
板６６上に置かれる。次に左側扉操作レバー３７
が、ベールスイツチおよび上部プラテン送りロー
ル機構７０を起動するために手動で前方に動かさ
れる。この状態は第６図に最適に図解されてい
る。フオトセル８０が未プリント紙葉USの前端
縁を感知し、又同時にローラ７２をプラテン５４
から離間させるためにベールスイツチ・レバー７
３が手動で動かされると、フオトセル８０はプラ
テン駆動モータ５８を作動させてプラテン５４を
上方向きに回転させ、未プリント紙葉USをプリ
ント位置に移動させる。そこで操作レバー３７が
その通常位置にもどされ送りローラ７２がプラテ
ン５４に密着した状態になる。未プリント紙葉
USが不適切な相対位置関係や斜めに挿入された
場合は、未プリント紙葉USの相対位置を再調節
するために、手動操作可能のプラテン張力解放レ
バー７８を使用して下部プラテン送りローラ６２
をプラテン５４から離間させられる。

プリント動作が完了した時点で、第１２図に最
適に示したように、スイツチ４１UPを起動した
単葉送出形態あるいはスイツチ４１DNを起動し
た多葉順配列形態のいずれかを選択するために切
替スイツチ４１が起動される。単葉送出形態が選
択されると、フオトセル８０がプリント済紙葉
PSの後端縁TEを感知し、同時にこの形態の選択
がなされた時に、フオトセル８０はプラテン駆動
モータ５８を作動させてプラテン５４を上向回転
させ、その結果プリント済紙葉PSは後上方に上
部ホツパ板６６の方へ移動される。この状態は第
１０図に最適に示されている。多葉順次配列形態
が選択された場合は、フオトセル８０がプリント
済紙葉PSの後端縁TEを感知し、又同時にこの形
態の選択がなされた時に、フオトセル８０はプリ
ント駆動モータ５８を作動させてプリント済紙葉
PSを、先ず後端縁TEが上方に向つて下部プラテ
ン送り案内６０の上方に移動するように移動さ
せ、次に下部小室ホツパ３０内に順次積重なるよ
うに下方に向つて移動させる。この状態は第１１
図に最適に示してある。

順次配列形態における下方移動中に、プラテン
５４とプリント輪５６との間に位置されているプ
リント済紙葉転向案内９１がプリント済紙葉PS
の後端縁TEを中央壁２６のせまい開口３２の方
へ案内し、後端縁TEがプリント輪５６にひつか
かるのを防止する。この状態は第１１図に最適に
示してある。そこで次にプリント済紙葉案内板５
１がプリント済紙葉PSをそのプリント側を下向
きにした状態で中央壁２６のせまい開口３２を通
して下部小室ホツパ３０の方に案内し、連続する
多数紙葉書類をプリント順に下部小室ホツパ３０
内に順次配列する。この状態は第１１図中に点線
で最適に示してある。前壁開口４４は下部小室ホ
ツパ３０内に順次配列されたプリント済紙葉を容
易に扱える便宜を与え、全体として後下方に延在
しているくぼんだ中央部分４２のために積重ね順
次配列されたプリント済紙葉PSが容易に取り出
せる。

プリント機構５０の保全あるいは調節中は、プ
リント機構５０への接近を容易にするために上部
カバー３４および側扉３８，４０は開放される。
第２，３図に最適に示したように、上部カバー３
４は係止部材３３を利用して後方へ旋回されて上
部ホツパ板６６上に置かれる。保全作業のために
プラテン５４、下部プラテン送り案内６０および
送りローラ６２はフレーム５２から容易に取外せ
る。

プリント部−リボンカートリツジ組立品は、リ
ボンカートリツジ８３を取外す必要なく回転プリ
ント輪５６に容易に接近するために、非作動位置
に傾斜させられる。非作動位置においては、第９
図に最適に示したように、プリント輪５６はプラ
テン５４に近接した作動位置から約90°離間して
置かれる。そこで起動リンク９６がリボンカート
リツジ８３の部分９８を拡張傾斜位置に傾斜さ
せ、その結果、プラテン５４あるいはリボンカー
トリツジ５４のいずれによる干渉なしにプリント
輪５６を容易に取外せるようになる。

本発明の精神および添付した請求の範囲内にお
いて、プリント装置技術の当業者によつて代りの
紙葉支持面の使用のごとき本発明の各種変更態様
が考案され得るものである。