JPH0337464Y2 - - Google Patents

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JPH0337464Y2
JPH0337464Y2 JP1983201850U JP20185083U JPH0337464Y2 JP H0337464 Y2 JPH0337464 Y2 JP H0337464Y2 JP 1983201850 U JP1983201850 U JP 1983201850U JP 20185083 U JP20185083 U JP 20185083U JP H0337464 Y2 JPH0337464 Y2 JP H0337464Y2
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JP
Japan
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pinion
intermediate plate
lower arm
upper arm
arm
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JP1983201850U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、シートのシートバツクの角度を調節
するリクライニング機構に関する。
本出願人は、実公昭54−408号で無段階調節装
置を備えたリクライニング装置を提案した。この
リクライニング装置は、操作グリツプと同軸上に
設けたピニオン、アツパアーム(シートバツク)
に支持されこのピニオンと噛み合う大径ギヤ、こ
の大径ギヤに同軸一体に設けたピニオン、および
このピニオンが噛み合うロワアーム(クツシヨン
シート)に設けた円弧状歯型部を備えており、操
作グリツプの回動操作により、アツパアームの角
度を無段階に調節することができる。このリクラ
イニング装置はまた、アツパアームの大角度の調
整も可能であるが、大角度の調整を行なう際に
は、操作グリツプを軸方向に押圧して、該グリツ
プと同軸のピニオンと大径ギヤとの噛合を外し、
その状態でさらに別の操作レバーを操作しなけれ
ばならず操作性が悪いという問題点があつた。
本考案は、実公昭54−408号で提案したこのリ
クライニング装置を改良し、大角度の調整(有段
調整、粗調整)と、無段階の微調整とをそれぞれ
互いに無関係に行なうことができるリクライニン
グ装置を得ることを目的とする。
本考案のリクライニング装置は、シートバツク
に固定されるアツパアーム、クツシヨンシートに
固定されるロワアーム、および中間プレートを同
軸に枢着し、この枢着軸に微調節ハンドルによつ
て回動操作される第一ピニオンを設け、上記アツ
パアームに、上記第一ピニオンと噛み合う大歯車
とこの大歯車と同軸の第二ピニオンを有するギヤ
軸を回動自在に支持し、上記中間プレートにこの
第二ピニオンが噛み合う円弧状歯型部を形成し、
さらに上記ロワアームに上記中間プレートの回動
位置を複数段に規制する粗調整手段を設けたこと
を特徴とするものである。
中間プレートが粗調節手段によつてロワアーム
に固定されている状態では、微調節ハンドルの回
動操作によつて無段階の角度調節を行なうことが
でき、粗調節手段によつて中間プレートの回動位
置を変えれば、有段の角度調節を行なうことがで
きる。この粗調整の際、微調節ハンドルを操作す
る必要はない。
以下図示実施例について本考案を説明する。第
1図ないし第3図において、11はシートバツク
12の下方側部に固定されるアツパアーム、13
はクツシヨンシート14の後方側部に固定される
ロワアームで、両者は枢着軸15によつて枢着さ
れている。この枢着軸15には、さらに中間プレ
ート16が同軸に枢着されている。17はこの枢
着軸15に一体に形成した第一ピニオンである。
アツパアーム11には、枢着軸15より下方位
置に、第二ピニオン18と大歯車19を同軸に一
体に有するギヤ軸20が回動自在に支持されてい
る。大歯車19は上記第一ピニオン17と噛み合
うものである。21はこのギヤ軸20をロワアー
ム13および中間プレート16を挟んでアツパア
ーム11とは反対側から支持するサブプレート
で、その上端部は固定リベツト22によつてアツ
パアーム11に固定されている。
これに対し第二ピニオン18は、中間プレート
16に形成した円弧状歯型部23に噛み合う。こ
の円弧状歯型部23は、中間プレート16に穿設
した円弧状孔24の枢着軸15から遠い側の面に
内歯歯車として形成したものであるが、枢着軸1
5側の面に外歯歯車として形成してもよい。25
は枢着軸15のサブプレート21からの突出端に
固定した微調節ハンドルである。
上記中間プレート16は枢着軸15を中心に回
動可能であり、その下面に複数の係合溝27が形
成されている。ロワアーム13には、この係合溝
27と係脱可能な係止歯28を有するポール29
と、このポール29と連動するレリーズレバー3
0とがピン31,32でそれぞれ枢着されてい
る。すなわちポール29には連動ピン33が植設
され、レリーズレバー30にはこの連動ピン33
と係合するカム孔34が穿設されていて、レリー
ズレバー30を揺動させるとポール29が揺動
し、係止歯28が係合溝27に対し係脱する。そ
して引張ばね35は、ポール29の係止歯28が
中間プレート16の係合溝27と係合する方向に
レリーズレバー30を回動付勢している。
またアツパアーム11には、第3図に示すよう
に、微調節ハンドル25の反対側に位置させてス
プリング保持ブラケツト36が固定され、このブ
ラケツト36に、その軸線が枢着軸15の軸線と
一致する、割溝37を有するばね掛けピン38が
固定されている。他方ロワアーム13にはスプリ
ングフツク39が切り起されており、このフツク
39と上記ばね掛けピン38の割溝37との間
に、アツパアーム11を前倒れ方向に付勢するス
パイラルスプリング40が掛けられている。なお
41はロワアーム13に穿設した逃げ孔で、ギヤ
軸20が枢着軸15を中心に揺動するのを可能と
する。
上記構成の本装置はしたがつて次のように作動
する。まず通常の状態では中間プレート16のい
ずれかの係合溝27がポール29の係止歯28と
噛み合つており、したがつて中間プレート16は
ロワアーム13に対し固定状態にある。また中間
プレート16の円弧状歯型部23と第二ピニオン
18、および大歯車19と第一ピニオン17がそ
れぞれ噛み合い、これらのギヤ列間には減速関係
があるため、アツパアーム11(シートバツク1
2)に力を加えてもアツパアーム11が回動する
ことはない。また枢着軸15のブレーキ円板42
と、これを嵌入させる中間プレート16のブレー
キ孔43の間に生じる摩擦力によつてもアツパア
ーム11の回動が阻止される。
この状態においてアツパアーム11の角度を粗
調節するときは、レリーズレバー30を引張ばね
35の力に抗して引き上げる。するとカム孔34
と連動ピン33の関係でポール29の係止歯28
が中間プレート16の係合溝27から外れ、中間
プレート16の回動が自由になる。よつてアツパ
アーム11の回動も自由となるから、アツパアー
ム11と中間プレート16を一体的に回動させ、
その後他の係合溝27と係止歯28を噛み合わせ
れば、係合溝27のピツチに応じて有段の粗調節
を行なうことができる。
これに対し、アツパアーム11の角度の微調節
を行なうには上記粗調節手段を解除しない状態、
すなわちポール29の係止歯28をいずれかの係
合溝27に噛み合わせ、中間プレート16をロワ
アーム13に固定した状態において、微調節ハン
ドル25を介し枢着軸15を回動させる。すなわ
ち枢着軸15を回動させると、第一ピニオン17
が一体に回動してこれと噛み合う大歯車19が回
動し、さらに大歯車19と一体の第二ピニオン1
8が回動する。すると第二ピニオン18は円弧状
歯型部23と噛み合つており、円弧状歯型部23
は、固定状態にある中間プレート16に形成され
ているため、第二ピニオン18の円弧状歯型部2
3に対する噛み合い位置が変わる。つまりアツパ
アーム11の下端は枢着軸15を中心に揺動し、
その結果アツパアーム11の角度が微調節ハンド
ル25の回動角に応じ無段階に変化する。
中間プレート16の回動位置を複数段に係止す
る粗調節手段は、従来の有段調節機構等におい
て、上記実施例以外のものが知られている。すな
わち中間プレート16の粗調節手段については、
本考案の内容を逸脱しない範囲であれば、実施例
に限定されるものではない。
以上のように本考案のリクライニング装置は、
本出願人が実公昭54−408号にて提案したリクラ
イニング装置において、ロワブラケツトとは別に
中間プレートを設け、この中間プレートをロワブ
ラケツトとアツパブラケツト間の枢着軸に同軸に
枢着するとともに、この中間プレートに円弧状歯
車を設け、さらにこの中間プレートの回動位置を
複数段に規制する粗調節手段を設けるという構造
的には比較的簡単な改良を施したものである。そ
してこの装置によると、無段階の微調節と有段の
粗調整とを行うことができるばかりか、微調節ハ
ンドルによる無段階調節の際には中間プレートの
粗調整手段は何ら操作する必要がなく、また中間
プレートの回動角度を調節する際には、微調節ハ
ンドル側を操作する必要がない。よつて操作性に
優れたリクライニング装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のリクライニング装置の実施例
を示す要部の斜視図、第2図は同側面図、第3図
は第2図の−線に沿う断面図である。 11……アツパアーム、12……シートバツ
ク、13……ロワアーム、14……クツシヨンシ
ート、15……枢着軸、16……中間プレート、
17……第一ピニオン、18……第二ピニオン、
19……大歯車、23……円弧状歯型部、25…
…微調節ハンドル、27……係合溝、28……係
止歯、29……ポール、30……レリーズレバ
ー、33……連動ピン、34……カム孔、35…
…引張ばね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シートバツクに固定されるアツパアーム、ク
    ツシヨンシートに固定されるロワアーム、およ
    び中間プレートを同軸に枢着し、この枢着軸に
    微調節ハンドルによつて回動操作される第一ピ
    ニオンを設け、上記アツパアームに、上記第一
    ピニオンと噛み合う大歯車とこの大歯車と同軸
    の第二ピニオンを有するギヤ軸を回動自在に支
    持し、上記中間プレートにこの第二ピニオンが
    噛み合う円弧状歯型部を形成し、さらに上記ロ
    ワアームに上記中間プレートの回動位置を複数
    段に規制する粗調整手段を設けたことを特徴と
    するリクライニング装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において、粗
    調整手段は、中間プレートに形成した複数の係
    合溝と、この係合溝に係脱可能な係止歯を有す
    る、ロワアームに枢着したポールと、このポー
    ルをその係止歯が係合溝に係合する方向に揺動
    付勢するばね手段と、この揺動付勢力に抗して
    該ポールを揺動させ、その係止歯を係合溝から
    離脱させる、上記ロワアームに枢着したレリー
    ズレバーとからなつているリクライニング装
    置。
JP1983201850U 1983-12-30 1983-12-30 リクライニング装置 Granted JPS60112945U (ja)

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JP1983201850U JPS60112945U (ja) 1983-12-30 1983-12-30 リクライニング装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983201850U JPS60112945U (ja) 1983-12-30 1983-12-30 リクライニング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60112945U JPS60112945U (ja) 1985-07-31
JPH0337464Y2 true JPH0337464Y2 (ja) 1991-08-08

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