JP3196271B2 - シートリクライニング装置 - Google Patents
シートリクライニング装置Info
- Publication number
- JP3196271B2 JP3196271B2 JP34082291A JP34082291A JP3196271B2 JP 3196271 B2 JP3196271 B2 JP 3196271B2 JP 34082291 A JP34082291 A JP 34082291A JP 34082291 A JP34082291 A JP 34082291A JP 3196271 B2 JP3196271 B2 JP 3196271B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- hinge pin
- lower arm
- seat
- spiral spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Description
【0001】
【発明の目的】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、シートリクライニング
装置に関するもので、シートバツクのシートクツシヨン
に対する傾斜角微調整及び傾斜角粗調整ができるシート
リクライニング装置に関するものである。
装置に関するもので、シートバツクのシートクツシヨン
に対する傾斜角微調整及び傾斜角粗調整ができるシート
リクライニング装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種のシートリクライニング装
置としては、実公昭3−36287号公報に示されるも
のが知られている。これは、シートクツシヨンに固定さ
れたロアアームと、ロアアームに回転自在に支持された
ヒンジピンと、ヒンジピンに支持されロアアームに対し
てロツク又はロツク解除可能なロツクアームと、シート
バツクに固定され且つヒンジピンに支持されロツクアー
ムと所定の歯数差をもつて噛合するアツパアームと、偏
心軸と同軸上で巻回されると共に一端がロアアーム側に
係止され且つ他端がアツパアーム側に係止されアツパア
ームを一方向に常時回動付勢するスパイラルスプリング
とを有するものであつて、偏心軸の回転操作によりシー
トバツクのシートクツシヨンに対する傾斜角微調整がな
されると共にロツクアームとロアアームとのロツク解除
によりスパイラルスプリングの付勢力を受けてシートバ
ツクのシートクツシヨンに対する傾斜角粗調整がなされ
るものであつた。又、傾斜角粗調整時に作用するスパイ
ラルスプリングは、傾斜角微調整時には作用しないよう
にすると共にその付勢力を有効に利用するために、ヒン
ジピンの先端に別体で且つ同軸上で配設されロアアーム
にブラケツトを介して固定された固定ピンに巻回支持さ
れており、スパイラルスプリングの一端は固定ピンの先
端に形成された溝に係止され、且つ他端は固定ピンに支
持されると共にロツクプレートに連係されたフツクプレ
ートに係止されていた。
置としては、実公昭3−36287号公報に示されるも
のが知られている。これは、シートクツシヨンに固定さ
れたロアアームと、ロアアームに回転自在に支持された
ヒンジピンと、ヒンジピンに支持されロアアームに対し
てロツク又はロツク解除可能なロツクアームと、シート
バツクに固定され且つヒンジピンに支持されロツクアー
ムと所定の歯数差をもつて噛合するアツパアームと、偏
心軸と同軸上で巻回されると共に一端がロアアーム側に
係止され且つ他端がアツパアーム側に係止されアツパア
ームを一方向に常時回動付勢するスパイラルスプリング
とを有するものであつて、偏心軸の回転操作によりシー
トバツクのシートクツシヨンに対する傾斜角微調整がな
されると共にロツクアームとロアアームとのロツク解除
によりスパイラルスプリングの付勢力を受けてシートバ
ツクのシートクツシヨンに対する傾斜角粗調整がなされ
るものであつた。又、傾斜角粗調整時に作用するスパイ
ラルスプリングは、傾斜角微調整時には作用しないよう
にすると共にその付勢力を有効に利用するために、ヒン
ジピンの先端に別体で且つ同軸上で配設されロアアーム
にブラケツトを介して固定された固定ピンに巻回支持さ
れており、スパイラルスプリングの一端は固定ピンの先
端に形成された溝に係止され、且つ他端は固定ピンに支
持されると共にロツクプレートに連係されたフツクプレ
ートに係止されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したシー
トリクライニング装置であると、スパイラルスプリング
を支持する固定ピンがヒンジピンの先端に同軸上で配設
されるため、装置全体において巾方向の寸法が大きくな
り、限られたスペース内での配設を可能とするためにシ
ート自体の大きさを犠牲にすることとなる。又、スパイ
ラルスプリングの一端が作用する部位(固定ピン)と他
端が作用する部位(ロツクプレート)との軸方向の距離
が大きくなるため、摩擦やこじれが発生しやすく、スパ
イラルスプリングの付勢力の利用にロスが発生する恐れ
がある。更に、ヒンジピンを回転操作する機構をヒンジ
ピンからオフセツトした位置でしか配設できず、部品点
数が増え、重量増につながる。
トリクライニング装置であると、スパイラルスプリング
を支持する固定ピンがヒンジピンの先端に同軸上で配設
されるため、装置全体において巾方向の寸法が大きくな
り、限られたスペース内での配設を可能とするためにシ
ート自体の大きさを犠牲にすることとなる。又、スパイ
ラルスプリングの一端が作用する部位(固定ピン)と他
端が作用する部位(ロツクプレート)との軸方向の距離
が大きくなるため、摩擦やこじれが発生しやすく、スパ
イラルスプリングの付勢力の利用にロスが発生する恐れ
がある。更に、ヒンジピンを回転操作する機構をヒンジ
ピンからオフセツトした位置でしか配設できず、部品点
数が増え、重量増につながる。
【0005】故に、本発明は、スパイラルスプリングの
機能を損なうことなく、その配置をヒンジピン先端より
変更することを、その技術的課題とするものである。
機能を損なうことなく、その配置をヒンジピン先端より
変更することを、その技術的課題とするものである。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題と解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、ロアアー
ムに固定され内周面にてヒンジピンを回転自在に支持し
且つ外周面にてスパイラルスプリングを巻回支持すると
共に前記スパイラルスプリングの一端を係止するブツシ
ユを有したことである。
るために本発明において講じた技術的手段は、ロアアー
ムに固定され内周面にてヒンジピンを回転自在に支持し
且つ外周面にてスパイラルスプリングを巻回支持すると
共に前記スパイラルスプリングの一端を係止するブツシ
ユを有したことである。
【0008】
【作用】上記技術的手段は次にように作用する。スパイ
ラルスプリングはブツシユの存在によりヒンジピンに対
して独立すると共にヒンジピンと同軸上で配設される。
ラルスプリングはブツシユの存在によりヒンジピンに対
して独立すると共にヒンジピンと同軸上で配設される。
【0009】これにより、スパイラルスプリングがヒン
ジピン回りに配設されても傾斜角微調整時には作用しな
いようにすると共にその付勢力を有効に利用し得る機能
は損なわれない。
ジピン回りに配設されても傾斜角微調整時には作用しな
いようにすると共にその付勢力を有効に利用し得る機能
は損なわれない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0011】図1及び図2に示されるように、シートク
ツシヨン(図示せず)に固定されたロアアーム1には偏
心部2a及び正心部2b,2cを有するヒンジピン2が
正心部2bにて回転自在に支持されている。このヒンジ
ピン2の偏心部2aにはシートバツク(図示せず)に固
定されたアツパアーム3が支持されており、正心部2c
にはブツシユ4を介してロツクアーム5が回動自在に支
持されている。アツパアーム3には偏心部2aを中心と
した内歯ギヤ3aが形成されており、ロツクアーム5に
は内歯ギヤ3aよりも少なくとも一歯以上多い正心部2
cを中心とした外歯ギヤ5aが形成されている。この内
歯ギヤ3aと外歯ギヤ5aとは噛合した関係となつてお
り、この結果、ヒンジピン2が回転操作されることによ
つて内歯ギヤ3aと外歯ギヤ5aとの噛合作用によりア
ツパアーム3がロツクアーム5に対して回動される。
又、ロツクアーム5の外周一部分には複数個の係合歯5
bが所定の間隔をもつて形成されている。
ツシヨン(図示せず)に固定されたロアアーム1には偏
心部2a及び正心部2b,2cを有するヒンジピン2が
正心部2bにて回転自在に支持されている。このヒンジ
ピン2の偏心部2aにはシートバツク(図示せず)に固
定されたアツパアーム3が支持されており、正心部2c
にはブツシユ4を介してロツクアーム5が回動自在に支
持されている。アツパアーム3には偏心部2aを中心と
した内歯ギヤ3aが形成されており、ロツクアーム5に
は内歯ギヤ3aよりも少なくとも一歯以上多い正心部2
cを中心とした外歯ギヤ5aが形成されている。この内
歯ギヤ3aと外歯ギヤ5aとは噛合した関係となつてお
り、この結果、ヒンジピン2が回転操作されることによ
つて内歯ギヤ3aと外歯ギヤ5aとの噛合作用によりア
ツパアーム3がロツクアーム5に対して回動される。
又、ロツクアーム5の外周一部分には複数個の係合歯5
bが所定の間隔をもつて形成されている。
【0012】ロアアーム1にはロツクアーム5の係合歯
5bと係合する歯部6aを有するポール6がピン7によ
り回動自在に支持されている。このポール6の背面には
カム面6b及び係合片6cが形成されている。ヒンジピ
ン2の正心部2cにはブツシユ4を介してレリーズレバ
ー8が回動自在に支持されている。このレリーズレバー
8にはレリーズレバー8の回動操作によつてポール6の
カム面6bを押圧する又は係合片6cと係合するピン9
が植設されている。このピン9がポール6のカム面6a
を押圧してポール6の歯部6aとロツクアーム5の係合
歯5bとを係合させることによりロアアーム1とロツク
アーム5とをロツク状態とすると共にポール6の係合片
6cと係合してポール6の歯部6aとロツクアーム5の
係合歯5との噛合を解除させることによりロアアーム1
とロツクアーム5とをロツク解除状態とする。又、レリ
ーズレバー8とロアアーム1との間にはスプリング10
が配設されており、このスプリング10の付勢力によつ
て、レリーズレバー8は歯部6aと係合歯5bとが係合
するようにカム面6bがピン9によつて押圧される方向
に常時付勢されている。更に、このピン9はロアアーム
1に形成された長孔1aによつてその動きが案内されて
おり、ロアアーム1の内周でヒンジピン2を支持するた
めのフランジ部1bの外周に回動自在に支持された連結
プレート11にて支持されている。尚、これら、ポール
6,ロツクアーム5及びアツパアーム3の関係部分はピ
ン7,ヒンジピン2,ピン12及び押えピン13によつ
て支持されたサブプレート14により被覆される。
5bと係合する歯部6aを有するポール6がピン7によ
り回動自在に支持されている。このポール6の背面には
カム面6b及び係合片6cが形成されている。ヒンジピ
ン2の正心部2cにはブツシユ4を介してレリーズレバ
ー8が回動自在に支持されている。このレリーズレバー
8にはレリーズレバー8の回動操作によつてポール6の
カム面6bを押圧する又は係合片6cと係合するピン9
が植設されている。このピン9がポール6のカム面6a
を押圧してポール6の歯部6aとロツクアーム5の係合
歯5bとを係合させることによりロアアーム1とロツク
アーム5とをロツク状態とすると共にポール6の係合片
6cと係合してポール6の歯部6aとロツクアーム5の
係合歯5との噛合を解除させることによりロアアーム1
とロツクアーム5とをロツク解除状態とする。又、レリ
ーズレバー8とロアアーム1との間にはスプリング10
が配設されており、このスプリング10の付勢力によつ
て、レリーズレバー8は歯部6aと係合歯5bとが係合
するようにカム面6bがピン9によつて押圧される方向
に常時付勢されている。更に、このピン9はロアアーム
1に形成された長孔1aによつてその動きが案内されて
おり、ロアアーム1の内周でヒンジピン2を支持するた
めのフランジ部1bの外周に回動自在に支持された連結
プレート11にて支持されている。尚、これら、ポール
6,ロツクアーム5及びアツパアーム3の関係部分はピ
ン7,ヒンジピン2,ピン12及び押えピン13によつ
て支持されたサブプレート14により被覆される。
【0013】ブツシユ4は、ヒンジピン2が回転自在に
挿通される貫通穴4a,ロツクアーム5及びサブプレー
ト14を回動自在に支持する小径部4b,レリーズレバ
ー8を回動自在に支持する大径部4c及び小径部4bと
大径部4cとの間に形成されたフランジ部4dとを有し
ている。このブツシユ4の大径部4b回りにはスパイラ
ルスプリング15が巻回支持されている。このスパイラ
ルスプリング15の一端はブツシユ4に形成された係止
溝4eに係止されており、他端はロツクアーム5に設け
られた係止ピン5cに係止されている。これにより、ロ
ツクアーム5はスパイラルスプリング15の付勢力によ
つて図1示反時計方向に回動するように常時付勢されて
いる。
挿通される貫通穴4a,ロツクアーム5及びサブプレー
ト14を回動自在に支持する小径部4b,レリーズレバ
ー8を回動自在に支持する大径部4c及び小径部4bと
大径部4cとの間に形成されたフランジ部4dとを有し
ている。このブツシユ4の大径部4b回りにはスパイラ
ルスプリング15が巻回支持されている。このスパイラ
ルスプリング15の一端はブツシユ4に形成された係止
溝4eに係止されており、他端はロツクアーム5に設け
られた係止ピン5cに係止されている。これにより、ロ
ツクアーム5はスパイラルスプリング15の付勢力によ
つて図1示反時計方向に回動するように常時付勢されて
いる。
【0014】尚、上記した構成のリクライニング機構
は、シート(図示せず)の左右に配設されて左右のリク
ライニング機構はヒンジピン2を連結する連結パイプ1
6及びブラケツト17を介して連結プレート11を連結
する連結パイプ18によつて連動されている。又、ヒン
ジピン2の外方側端には操作ハンドル19が固着されて
いる。
は、シート(図示せず)の左右に配設されて左右のリク
ライニング機構はヒンジピン2を連結する連結パイプ1
6及びブラケツト17を介して連結プレート11を連結
する連結パイプ18によつて連動されている。又、ヒン
ジピン2の外方側端には操作ハンドル19が固着されて
いる。
【0015】次に作動について説明する。
【0016】図1は、通常状態で、ロツクアーム5は、
ポール6の歯部6aとロツクアーム5の係合歯5bとの
係合によつてロアアームにロツクされた状態となつてい
る。
ポール6の歯部6aとロツクアーム5の係合歯5bとの
係合によつてロアアームにロツクされた状態となつてい
る。
【0017】この状態において、操作ハンドル19を操
作してヒンジピン2を回転操作することにより、内歯ギ
ヤ3aと外歯ギヤ5aとの噛合によつて、アツパアーム
3がロツクアーム5に対して回動する。これにより、ア
ツパアーム3に固定されたシートバツクのロアアーム1
に固定されたシートクツシヨンに対する傾斜角微調整が
なされる。この際、ロツクアーム5及びブツシユ4は何
ら回動動作しないため、スパイラルスプリング15は作
用しない。又、レリーズレバー8をスプリング10の付
勢力に抗して回動操作することにより、ピン9がカム面
6bより外れると共に係合片6cと係合し、ポール6が
回動する。これにより、ポール6の歯部6aとロクアー
ム5の係合歯5bとの係合が外れ、ロツクアーム5とロ
アアーム1とのロツクが解除される。この結果、アツパ
アーム3がロツクアーム5と共にスプリング15の付勢
力を受けてロアアーム1に対して回動する。この際、ス
パイラルスプリング15はアツパアーム3及びロツクア
ーム5の回動中心上に位置するため、その付勢力が有効
に引き出されて利用される(付勢力のムダなロスがな
い)これにより、シートバツクのシートクツシヨンに対
する前方倒しがなされると共にレリーズレバー8の回動
操作を解除してポール6の歯部6aとロツクアーム5の
係合歯5bとを再び係合させてロツクアーム5とロアア
ーム1とをロツクすることによりシートバツクのシート
クツシヨンに対する傾斜角粗調整がなされる。
作してヒンジピン2を回転操作することにより、内歯ギ
ヤ3aと外歯ギヤ5aとの噛合によつて、アツパアーム
3がロツクアーム5に対して回動する。これにより、ア
ツパアーム3に固定されたシートバツクのロアアーム1
に固定されたシートクツシヨンに対する傾斜角微調整が
なされる。この際、ロツクアーム5及びブツシユ4は何
ら回動動作しないため、スパイラルスプリング15は作
用しない。又、レリーズレバー8をスプリング10の付
勢力に抗して回動操作することにより、ピン9がカム面
6bより外れると共に係合片6cと係合し、ポール6が
回動する。これにより、ポール6の歯部6aとロクアー
ム5の係合歯5bとの係合が外れ、ロツクアーム5とロ
アアーム1とのロツクが解除される。この結果、アツパ
アーム3がロツクアーム5と共にスプリング15の付勢
力を受けてロアアーム1に対して回動する。この際、ス
パイラルスプリング15はアツパアーム3及びロツクア
ーム5の回動中心上に位置するため、その付勢力が有効
に引き出されて利用される(付勢力のムダなロスがな
い)これにより、シートバツクのシートクツシヨンに対
する前方倒しがなされると共にレリーズレバー8の回動
操作を解除してポール6の歯部6aとロツクアーム5の
係合歯5bとを再び係合させてロツクアーム5とロアア
ーム1とをロツクすることによりシートバツクのシート
クツシヨンに対する傾斜角粗調整がなされる。
【0018】上記したように、スパイラルスプリング1
5はブツシユ4を介してヒンジピン2回りに配設される
ので、装置全体における巾方向の寸法を従来に比べて小
さくすることができる。これにより、シート自体の大き
さを大幅に犠牲にすることなく、限られたスペース内で
の配設が可能となる。更に、スパイラルスプリング15
の一端が作用する部位(ブツシユ4)と他端が作用する
部位(ロツクプレート5の係止ピン5c)との軸方向の
距離が従来に比べ小さくなり、スパイラルスプリング1
5に摩擦やこじれが発生しにくくなる。又、ヒンジピン
2の先端に操作ハンドル19を直接配設することが可能
となり、従来に比べ、部品点数を大幅に削減することが
できる。
5はブツシユ4を介してヒンジピン2回りに配設される
ので、装置全体における巾方向の寸法を従来に比べて小
さくすることができる。これにより、シート自体の大き
さを大幅に犠牲にすることなく、限られたスペース内で
の配設が可能となる。更に、スパイラルスプリング15
の一端が作用する部位(ブツシユ4)と他端が作用する
部位(ロツクプレート5の係止ピン5c)との軸方向の
距離が従来に比べ小さくなり、スパイラルスプリング1
5に摩擦やこじれが発生しにくくなる。又、ヒンジピン
2の先端に操作ハンドル19を直接配設することが可能
となり、従来に比べ、部品点数を大幅に削減することが
できる。
【0019】
【発明の効果】本発明は、シートクツシヨンに固定され
たロアアームと、該ロアアームに回転自在に支持された
ヒンジピンと、該ヒンジピンに支持され前記ロアアーム
に対してロツク又はロツク解除可能なロツクアームと、
シートバツクに固定され且つ前記ヒンジピンに支持され
前記ロツクアームと所定の歯数差をもつて噛合するアツ
パアームと、前記偏心軸と同軸上で巻回されると共に一
端が前記ロアアーム側に係止され且つ他端が前記アツパ
アーム側に係止され前記アツパアームを一方向に常時回
動付勢するスパイラルスプリングとを有し、前記偏心軸
の回転操作により前記シートバツクの前記シートクツシ
ヨンに対する傾斜角微調整がなされると共に前記ロツク
アームとロアアームとのロツク解除により前記スパイラ
ルスプリングの付勢力を受けて前記シートバツクの前記
シートクツシヨンに対する傾斜角粗調整がなされるシー
トリクライニング装置において、前記ロアアームに固定
され内周面にて前記ヒンジピンを回転自在に支持し且つ
外周面にて前記スパイラルスプリングを巻回支持すると
共に前記スパイラルスプリングの一端を係止するブツシ
ユを有してシートリクライニング装置を構成したので
お、以下の如く効果を有する。
たロアアームと、該ロアアームに回転自在に支持された
ヒンジピンと、該ヒンジピンに支持され前記ロアアーム
に対してロツク又はロツク解除可能なロツクアームと、
シートバツクに固定され且つ前記ヒンジピンに支持され
前記ロツクアームと所定の歯数差をもつて噛合するアツ
パアームと、前記偏心軸と同軸上で巻回されると共に一
端が前記ロアアーム側に係止され且つ他端が前記アツパ
アーム側に係止され前記アツパアームを一方向に常時回
動付勢するスパイラルスプリングとを有し、前記偏心軸
の回転操作により前記シートバツクの前記シートクツシ
ヨンに対する傾斜角微調整がなされると共に前記ロツク
アームとロアアームとのロツク解除により前記スパイラ
ルスプリングの付勢力を受けて前記シートバツクの前記
シートクツシヨンに対する傾斜角粗調整がなされるシー
トリクライニング装置において、前記ロアアームに固定
され内周面にて前記ヒンジピンを回転自在に支持し且つ
外周面にて前記スパイラルスプリングを巻回支持すると
共に前記スパイラルスプリングの一端を係止するブツシ
ユを有してシートリクライニング装置を構成したので
お、以下の如く効果を有する。
【0020】ブツシユのみの簡単な構成でスパイラルス
プリングを傾斜角微調整時には作用しないようにすると
共にその付勢力を有効に利用し得る機能が損なわれない
ようにヒンジピン回りに配設することができる。これに
より、従来に比べ、部品点数が削減され、装置全体の重
量を減少させることができる。更に、装置全体における
巾方向の寸法を従来に比べて小さくすることができ、シ
ート自体の大きさを大幅に犠牲にすることなく、限られ
たスペース内での配設が可能となる。又、スパイラルス
プリングの一端が作用する部位と他端が作用する部位と
の軸方向の距離が従来に比べ小さくでき、スパイラルス
プリングに摩擦やこじれが発生しにくくなる。
プリングを傾斜角微調整時には作用しないようにすると
共にその付勢力を有効に利用し得る機能が損なわれない
ようにヒンジピン回りに配設することができる。これに
より、従来に比べ、部品点数が削減され、装置全体の重
量を減少させることができる。更に、装置全体における
巾方向の寸法を従来に比べて小さくすることができ、シ
ート自体の大きさを大幅に犠牲にすることなく、限られ
たスペース内での配設が可能となる。又、スパイラルス
プリングの一端が作用する部位と他端が作用する部位と
の軸方向の距離が従来に比べ小さくでき、スパイラルス
プリングに摩擦やこじれが発生しにくくなる。
【0021】ヒンジピンの先端に操作ハンドルを直接配
設することが可能となり、従来に比べ、部品点数を大幅
に削減することができる。
設することが可能となり、従来に比べ、部品点数を大幅
に削減することができる。
【図1】本発明に係るシートリクライニング装置の平面
図である。
図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
1 ロアアーム 2 ヒンジピン 2a 偏心部 3 アツパアーム 4 ブツシユ 5 ロツクアーム 15 スパイラルスプリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 1/025
Claims (2)
- 【請求項1】 シートクツシヨンに固定されたロアアー
ムと、該ロアアームに回転自在に支持されたヒンジピン
と、該ヒンジピンに支持され前記ロアアームに対してロ
ツク又はロツク解除可能なロツクアームと、シートバツ
クに固定され且つ前記ヒンジピンに支持され前記ロツク
アームと所定の歯数差をもつて噛合するアツパアーム
と、前記ヒンジピンに形成された偏心部と同軸上に巻回
されると共に一端が前記ロアアーム側に係止され且つ他
端が前記アツパアーム側に係止され前記アツパアームを
一方向に常時回動付勢するスパイラルスプリングとを有
し、前記偏心部の回転操作により前記シートバツクの前
記シートクツシヨンに対する傾斜角微調整がなされると
共に前記ロツクアームとロアアームとのロツク解除によ
り前記スパイラルスプリングの付勢力を受けて前記シー
トバツクの前記シートクツシヨンに対する傾斜角粗調整
がなされるシートリクライニング装置において、前記ロ
アアームに固定され、内周面にて前記ヒンジピンを回転
自在に支持し、外周面にて前記ロツクアームを回転支持
し、前記アツパアーム側の前記ロツクアームに一端が係
止されている前記スパイラルスプリングを巻回支持し、
且つ前記スパイラルスプリングの他端を係止する前記ロ
アアーム側のブツシユを有するシートリクライニング装
置。 - 【請求項2】 前記ヒンジピンの先端に固着された操作
ハンドルを有する請求項1記載のシートリクライニング
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34082291A JP3196271B2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | シートリクライニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34082291A JP3196271B2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | シートリクライニング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05168538A JPH05168538A (ja) | 1993-07-02 |
JP3196271B2 true JP3196271B2 (ja) | 2001-08-06 |
Family
ID=18340619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34082291A Expired - Fee Related JP3196271B2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | シートリクライニング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3196271B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3289355B2 (ja) * | 1993-01-20 | 2002-06-04 | アイシン精機株式会社 | シートリクライニング装置 |
US6648414B2 (en) * | 2001-03-30 | 2003-11-18 | Fujikikio Kabushiki Kaisha | Reclining device and method for manufacturing the same |
-
1991
- 1991-12-24 JP JP34082291A patent/JP3196271B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05168538A (ja) | 1993-07-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4135141B2 (ja) | 定点復帰機能付きリクライニング装置並びに同リクライニング装置を備える車両用シート | |
JP3289355B2 (ja) | シートリクライニング装置 | |
JPH0327479Y2 (ja) | ||
JP2001128769A (ja) | シートバック角度調整システム | |
JPH0336282Y2 (ja) | ||
JPH0357162Y2 (ja) | ||
JP3196271B2 (ja) | シートリクライニング装置 | |
JPH0336291Y2 (ja) | ||
JP2691345B2 (ja) | リクライニング装置 | |
JPH0429812Y2 (ja) | ||
JP4527234B2 (ja) | リクライニング装置 | |
JPS60135338A (ja) | シ−トのリクライニング装置 | |
JPH0357156Y2 (ja) | ||
JP2551122Y2 (ja) | シートリクライニング装置 | |
JPH0337464Y2 (ja) | ||
JP3658870B2 (ja) | シートリクライニング装置 | |
JP2535957Y2 (ja) | ウォークイン機構付きリクライニング装置 | |
JP3456230B2 (ja) | シートリクライニング装置 | |
JPH06219192A (ja) | 車両用シート装置 | |
JPS6067234A (ja) | シ−トリフタ | |
JPH0223175Y2 (ja) | ||
JPH0116442Y2 (ja) | ||
JP2570471Y2 (ja) | 回転シートにおけるスライドアジャスタのロック解除機構 | |
JPH0631962Y2 (ja) | リクライニングシートにおける背もたれ傾動位置調節装置 | |
JPS5810660Y2 (ja) | ジドウシヤヨウシ−トノ ケイシヤカクチヨウセイソウチ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |