JP3456230B2 - シートリクライニング装置 - Google Patents

シートリクライニング装置

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JP3456230B2
JP3456230B2 JP23200293A JP23200293A JP3456230B2 JP 3456230 B2 JP3456230 B2 JP 3456230B2 JP 23200293 A JP23200293 A JP 23200293A JP 23200293 A JP23200293 A JP 23200293A JP 3456230 B2 JP3456230 B2 JP 3456230B2
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seat back
seat
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coil spring
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田 幸 史 山
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Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Corp
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の目的】 【0002】 【産業上の利用分野】本発明は、シートリクライニング
装置に関するものであり、シートバツクの両側でシート
バツクのシートクツシヨンに対する回動を規制し得るシ
ートリクライニング装置に関するものである。 【0003】 【従来の技術】従来、この種のシートリクライニング装
置としては、実公平3−108号公報に示されるものが
知られている。これは、車両フロア上に配設されるシー
トクツシヨンの後部に対のヒンジピンを介して回動自在
に支持されたシートバツクと、シートバツクの一側に配
設されシートバツクのシートクツシヨンに対する回動を
規制可能な第1の保持機構と、シートバツクの他側に配
設されシートバツクのシートクツシヨンに対する回動を
規制可能な第2の保持機構とを有するものであつた。こ
の従来装置の第1の保持機構は、シートバツクに設けら
れたラツチエツトと、シートバツクに設けられたラチエ
ツトと、シートクツシヨンに設けられたポールとを有す
るものであつて、第2の保持機構は、シートバツクのシ
ートクツシヨンに対する回動に合わせて押し引き移動さ
れるシヤフトと、シヤフト回りに配設され且つケースに
シヤフトの軸方向において移動不能に支持されたコイル
ばねとを有するものであり、常時は、ポールとラチエツ
トとの噛合及びコイルばねとシヤフトとの接合によりシ
ヤフトの押し引き移動が規制されていることでシートバ
ツクは第1の保持機構及び第2の保持機構によりシート
クツシヨンに対する回動が規制されており、第1の保持
機構を操作して第1の保持機構及び第2の保持機構を作
動させることにより、シートバツクのシートクツシヨン
に対する回動が可能となるものであつた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
装置であると、シートバツクの他側ではシートバツクの
回動に合わせた押し引き移動をコイルばねのシヤフトに
対する接合により規制することでシートバツクのシート
クツシヨンに対する回動を規制しているため、第1の保
持機構及び第2の保持機構によるシートバツクのシート
クツシヨンに対する回動が規制されている状態でシート
バツクに後方向の荷重が作用した場合、第2の保持機構
では、シートバツクの回動方向に対して平行に配置され
ることとなるシヤフトを介してコイルばねのシヤフトに
対する接合でこの荷重を受けることとなる。よつて、シ
ヤフトにはシートバツクに加わつた荷重によつて圧縮荷
重が作用することとなり、第2の保持機構は、シートバ
ツクの回動規制として強度上、不利なものとなる。 【0005】故に、本発明は、強度上有利な第2の保持
機構を持つシートリクライニング装置を提供すること
を、その技術的課題とするものである。 【0006】 【発明の構成】 【0007】 【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、車両フロ
ア上に配設されるシートクツシヨンの後部に対のヒンジ
ピンを介して回動自在に支持されたシートバツクと、該
シートバツクの一方のヒンジピン回りに配設され前記シ
ートバツクの前記シートクツシヨンに対する回動を規制
可能な第1の保持機構と、前記シートバツクの他方のヒ
ンジピン回りに配設され前記シートバツクの前記シート
クツシヨンに対する回動を規制可能な第2の保持機構と
を有し、前記シートバツクの前記シートクツシヨンに対
する傾斜角調整を行う操作レバーとを備えたシートリク
ライニング装置において、 前記第2の保持機構は、前記
他方のヒンジピン回りに配設され、一端がシートクツシ
ヨンのロアアームに係止され、他端が前記操作レバーに
連結されて、前記他方のヒンジピンと接合可能なコイル
スプリングを有した、ことである。 【0008】 【作用】上記技術的手段によれば、第2の保持機構を構
成するコイルスプリングはシートバツクをシートクツシ
ヨンに回動自在に支持する他方のヒンジピン回りに配設
され、一端がシートクツシヨンのロアアームに係止さ
れ、他端が操作レバーに連結されて、他方のヒンジピン
と接合可能となっているので、シートバツクに後方向の
荷重が作用した場合、この荷重は、シートクツシヨンの
後部にシートバツクを回動自在に支持するヒンジピンの
回りに配設されたコイルスプリングに作用して、コイル
スプリングと他方のヒンジピンとの接合で直接受けられ
ることとなる。よつて、従来に比べ、強度上有利な第2
の保持機構となり得る。 【0009】 【実施例】以下、本発明に係る一実施例を添付図面に基
づいて説明する。 【0010】図1に示されるように、シート1は、車両
のフロア(図示せず)に周知のスライド機構を介して支
持されるシートクツシヨン2及びシートクツシヨン2の
後部に後述する構造を介して回動自在に支持されるシー
トバツク3とから構成されている。 【0011】シートクツシヨン2を構成するクツシヨン
パネル2aの後部両側にはロアアーム21が、シートバ
ツク3を構成するシートバツクフレーム3aの下部両側
にはアツパアーム31が、夫々固定されており、一側の
ロアアーム21とアツパアーム31とはロアアーム21
に固着されたヒンジピン4にアツパアーム31が支持さ
れることで、他側のロアアーム21とアツパアーム31
とはアツパアーム31に固着されたヒンジピン5にロア
アーム21が支持されることで、夫々連結され、これに
より、シートバツク3がシートクツシヨン2に対して回
動自在に支持されることとなる。 【0012】ヒンジピン4,5回りにはシートバツク3
のシートクツシヨン4に対する回動を規制する第1.第
2の保持機構6,7が夫々配設されている。 【0013】第1の保持機構6は、周知の構造であつ
て、図2に示されるように、ラチエツト61及びポール
62とから構成されている。ラチエツト61は、アツパ
アーム31に固定され、ポール62は、ロアアーム21
に回動自在に支持されており、このラチエツト61とポ
ール62とは噛合可能とされている。又、ヒンジピン4
には、操作レバー63が回動自在に支持されており、こ
の操作レバー63は、常時は、スプリング64の付勢力
を受けて係脱カム機構65を介してポール62とラチエ
ツト61との噛合を維持させている。尚、第1の保持機
構6として本実施例に示した構造の他に従来周知の内歯
と外歯及び偏心軸よりなる遊星ギヤ(いわゆるカイパギ
ヤ)を利用した構造等でもよい。 【0014】第2保持機構7は、図3及び図4に示され
るように、コイルスプリング71から構成されている。
コイルスプリング71は、ヒンジピン5に抜け止め支持
されたケース72内に収容された形でヒンジピン5回り
に巻回されたものであつて、その一端71aはロアアー
21に係止され且つ他端71bはワイヤ73を介して
操作レバー63に連結されている。尚、このワイヤ73
は、両端が対のロアアーム21に夫々固定されたチユー
74内に摺動自在に支持されており、ワイヤ73とコ
イルプリング71の他端71bとの連結はワイヤ73の
一端に固着された貫通穴を持つピース73aにコイルス
プリング71の他端71bが径方向に移動自在に挿通さ
れることでなされ、ワイヤ73と操作レバー63との連
結はワイヤ73の他端に固着された係止部材73bが操
作レバー63の切欠きを持つフランジ部63aに係止さ
れることでなされている。又、このコイルスプリング7
1の内径は、自然状態でヒンジピン5の外径より小さく
形成されており、常時は、ヒンジピン5に接合された状
態となつている。 【0015】上記した構成において、通常は、ラチエツ
ト61とポール62との噛合及びヒンジピン5とコイル
スプリング71との接合によつて、シートバツク3のシ
ートクツシヨン2に対する回動を規制され、シートバツ
ク3はシートクツシヨン2にその両側で保持されてい
る。 【0016】この状態で、操作レバー63をスプリング
64の付勢力に抗して図3示反時計方向に回動操作する
と、カム機構65を介してポール62が回動させられて
ポール62とラチエツト61との噛合が解除されると共
にワイヤ73を介してコイルスプリング71の他端71
bが引かれてコイルスプリング71が拡開されコイルス
プリング71とヒンジピン5との接合が解除される。こ
れにより、シートバツク3のシートクツシヨン2に対す
る回動が可能となり、シートバツク3をシートクツシヨ
ン2に対して回動させることでシートバツク3のシート
クツシヨン2に対する傾斜角調整が行われる。尚、操作
レバー63の回動操作を解除すると、操作レバー63は
スプリング64の付勢力を受けて図3示時計方向に回動
し、再びラチエツト61とポール62とが噛合すると共
にヒンジピン5とコイルスプリング71とが接合して、
シートバツク3がシートクツシヨン2にその両側で保持
される。 【0017】シートバツク3がシートクツシヨン2に対
して保持されている状態において、シートバツク3に後
方向の荷重が作用すると、その荷重は、シートバツク3
の一側においては第1の保持機構6のポール62とラチ
エツト61との噛合により、他側においては第2の保持
機構7のヒンジピン5の回りにヒンジピン5と接合され
た状態で配設されたコイルスプリング71とヒンジピン
5との接合により、夫々直接受けられてこの荷重を支
え、これにより、シートバツク3がシートクツシヨン1
に確実に保持される。 【0018】上記したように、第2の保持機構7におい
ては、シートバツク3に作用した後方向の荷重は、コイ
ルスプリング71とヒンジピン5との接合で直接受けら
れる。これにより、従来に比べ、強度上有利な第2の保
持機構となる。又、第2の保持機構7は従来から存在す
るヒンジピン5に巻回されるコイルスプリング71のみ
によつて構成されるので、部品点数が少なく、従来に比
べコスト的にも有利なものとなる。 【0019】 【発明の効果】本発明によれば、第2の保持機構を構成
するコイルスプリングがシートバツクをシートクツシヨ
ンに回動自在に支持する他方のヒンジピン回りに他方の
ヒンジピンと接合可能に配設されているので、シートバ
ツクに後方向の荷重が作用した場合、この荷重を、コイ
ルスプリングと他方のヒンジピンとの接合で直接受ける
ことができる。よつて、従来に比べ、強度上有利な第2
の保持機構とすることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るシートリクライニング装置を採用
したシートの斜視図である。 【図2】図1のA方向矢視図である。 【図3】図1のB方向矢視図である。 【図4】図3の縦断面図である。 【符号の説明】 2 シートクツシヨン 3 シートバツク 4 ヒンジピン(一方のヒンジピン) 5 ヒンジピン(他方のヒンジピン) 6 第1の保持機構 7 第2の保持機構 71 コイルスプリング

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 車両フロア上に配設されるシートクツシ
    ヨンの後部に対のヒンジピンを介して回動自在に支持さ
    れたシートバツクと、該シートバツクの一方のヒンジピ
    ン回りに配設され前記シートバツクの前記シートクツシ
    ヨンに対する回動を規制可能な第1の保持機構と、前記
    シートバツクの他方のヒンジピン回りに配設され前記シ
    ートバツクの前記シートクツシヨンに対する回動を規制
    可能な第2の保持機構と、前記シートバツクの前記シー
    トクツシヨンに対する傾斜角調整を行う操作レバーとを
    備えたシートリクライニング装置において、 前記第2の保持機構は、前記他方のヒンジピン回りに配
    設され、一端がシートクツシヨンのロアアームに係止さ
    れ、他端が前記操作レバーに連結されて、前記他方のヒ
    ンジピンと接合可能なコイルスプリングを有したことを
    特徴とする シートリクライニング装置。
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