JPH033678Y2 - - Google Patents
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- JPH033678Y2 JPH033678Y2 JP12120386U JP12120386U JPH033678Y2 JP H033678 Y2 JPH033678 Y2 JP H033678Y2 JP 12120386 U JP12120386 U JP 12120386U JP 12120386 U JP12120386 U JP 12120386U JP H033678 Y2 JPH033678 Y2 JP H033678Y2
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- Japan
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- concrete
- layer
- segment
- portland cement
- joint fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、トンネル構築用コンクリート製セグ
メントに関する。
メントに関する。
(従来の技術)
シールド工法によつて掘削されるトンネル用の
コンクリート製セグメントは、一般に、第3図に
示すコンクリート製セグメント101が従来より
用いられている。これは、所定の板厚を有するセ
グメント本体102の内面103と外面104と
が弯曲され、該弯曲方向端部に継手金具105が
埋設されたもので、該継手金具105の周面10
6の一側106′が接合端面107の一部とされ
ている。これにより、継手金具105を介して隣
接するコンクリート製セグメントと接合されて環
状に組立てられ、トンネル地盤の内張りとされる
ものである。
コンクリート製セグメントは、一般に、第3図に
示すコンクリート製セグメント101が従来より
用いられている。これは、所定の板厚を有するセ
グメント本体102の内面103と外面104と
が弯曲され、該弯曲方向端部に継手金具105が
埋設されたもので、該継手金具105の周面10
6の一側106′が接合端面107の一部とされ
ている。これにより、継手金具105を介して隣
接するコンクリート製セグメントと接合されて環
状に組立てられ、トンネル地盤の内張りとされる
ものである。
(考案が解決しようとする問題点)
トンネル用セグメントには土圧が作用すること
から、接合端面の上縁同士が圧接されることにな
る。そのため、コンクリート製セグメントではコ
ンクリート同士が圧接されて損壊されるのを防ぐ
ため、第3図に示すように継手金具105の上面
108をセグメント本体102の外面104に露
出させ、継手金具105の上縁同士が圧接するよ
うにしている。
から、接合端面の上縁同士が圧接されることにな
る。そのため、コンクリート製セグメントではコ
ンクリート同士が圧接されて損壊されるのを防ぐ
ため、第3図に示すように継手金具105の上面
108をセグメント本体102の外面104に露
出させ、継手金具105の上縁同士が圧接するよ
うにしている。
ところが、セグメント本体102を形成するコ
ンクリートは凝固の際に収縮するので、継手金具
105の周面106との間に0.1mm〜0.2mm程度の
隙間を生じる。そうすると、継手金具105上面
108がセグメント本体102の外面104に露
出しているために、トンネル地盤からの湧水がセ
グメント本体102と継手金具105の周面10
6との隙間から浸入し、内面側に漏水するという
問題があつた。
ンクリートは凝固の際に収縮するので、継手金具
105の周面106との間に0.1mm〜0.2mm程度の
隙間を生じる。そうすると、継手金具105上面
108がセグメント本体102の外面104に露
出しているために、トンネル地盤からの湧水がセ
グメント本体102と継手金具105の周面10
6との隙間から浸入し、内面側に漏水するという
問題があつた。
また、セグメント本体102を形成するコンク
リートはその性質上、凝固の際に収縮し、外面1
04に微細なクラツクが発生することがあり、こ
のクラツクを通じて内面103側に漏水し、継手
金具105を早期に腐蝕することにもなる。
リートはその性質上、凝固の際に収縮し、外面1
04に微細なクラツクが発生することがあり、こ
のクラツクを通じて内面103側に漏水し、継手
金具105を早期に腐蝕することにもなる。
本考案は、セグメント本体を形成するコンクリ
ート層を性質が異なるものとすることにより、上
記問題点を解決することのできるトンネル構築用
コンクリート製セグメントを提供することを目的
としている。
ート層を性質が異なるものとすることにより、上
記問題点を解決することのできるトンネル構築用
コンクリート製セグメントを提供することを目的
としている。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、従来技術の問題点を解決すべく講じ
る技術的手段の特徴とするところは、所定の板厚
を有するコンクリート製セグメント本体2の内面
3と外面4とが弯曲され、該弯曲方向端部に継手
金具5を有するものにおいて、 セグメント本体2の板厚が内面3側の第1層7
と外面4の第2層8とからなり、第1層7がポル
トランドセメントを混練して硬化された普通コン
クリートからなり、第2層8がポルトランドセメ
ントに膨張材を配合して硬化された収縮補償用コ
ンクリートからなる点にある。
る技術的手段の特徴とするところは、所定の板厚
を有するコンクリート製セグメント本体2の内面
3と外面4とが弯曲され、該弯曲方向端部に継手
金具5を有するものにおいて、 セグメント本体2の板厚が内面3側の第1層7
と外面4の第2層8とからなり、第1層7がポル
トランドセメントを混練して硬化された普通コン
クリートからなり、第2層8がポルトランドセメ
ントに膨張材を配合して硬化された収縮補償用コ
ンクリートからなる点にある。
(作用)
第2層8はこれがポルトランドセメントに膨張
材を配合した収縮補償用コンクリートからなるこ
とから、コンクリートに生ずる乾燥収縮に見合う
だけの膨張が少なくとも与えられて収縮に伴うひ
びわれ発生を防止し、又、第1層7に対して膨張
力を生じさせてこれを圧縮してプレストレス(ケ
ミカルプレストレス)を与える。
材を配合した収縮補償用コンクリートからなるこ
とから、コンクリートに生ずる乾燥収縮に見合う
だけの膨張が少なくとも与えられて収縮に伴うひ
びわれ発生を防止し、又、第1層7に対して膨張
力を生じさせてこれを圧縮してプレストレス(ケ
ミカルプレストレス)を与える。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図面を参照して詳述す
る。
る。
第1図は、コンクリート製セグメント1を示し
ており、所定の板厚を有するセグメント本体2の
内面3と外面4とが弯曲され、該弯曲方向端部に
継手金具5を埋設し、該金具5の外面が露出され
て接合端面に連結孔6を有している。
ており、所定の板厚を有するセグメント本体2の
内面3と外面4とが弯曲され、該弯曲方向端部に
継手金具5を埋設し、該金具5の外面が露出され
て接合端面に連結孔6を有している。
セグメント本体2はその板厚方向において、内
面2側の第1層7と外面3側の第2層8とからな
り、第1層7はポルトランドセメントを混練して
硬化した普通コンクリートからなり、第2層8は
ポルトランドセメントに膨張材を配合して硬化さ
れた収縮補償用コンクリートからなる。
面2側の第1層7と外面3側の第2層8とからな
り、第1層7はポルトランドセメントを混練して
硬化した普通コンクリートからなり、第2層8は
ポルトランドセメントに膨張材を配合して硬化さ
れた収縮補償用コンクリートからなる。
第2図を参照すると、底板9と周板10とから
なる型枠11に、継手金具5をセツトしておい
て、ポルトランドセメントに所定の骨材を配合し
てなるコンクリートを混練打設するとともに、ポ
ルトランドセメントに所定の骨材及び膨張材を配
合してなるコンクリートを混練打設して天板12
を枠組みさせ、振動造型等によつて凝固、硬化、
養生等して成形する。
なる型枠11に、継手金具5をセツトしておい
て、ポルトランドセメントに所定の骨材を配合し
てなるコンクリートを混練打設するとともに、ポ
ルトランドセメントに所定の骨材及び膨張材を配
合してなるコンクリートを混練打設して天板12
を枠組みさせ、振動造型等によつて凝固、硬化、
養生等して成形する。
この場合、膨張材としては、カルシウムスルホ
アルミネート(CSA)系膨張材、石こう系膨張
材、石灰系膨張材、鉄粉系膨張材等であり、重量
%で10〜20%望ましくは15〜20%配合され、膨張
率を1〜3%とする。
アルミネート(CSA)系膨張材、石こう系膨張
材、石灰系膨張材、鉄粉系膨張材等であり、重量
%で10〜20%望ましくは15〜20%配合され、膨張
率を1〜3%とする。
すなわち、造形中において、第1層7と第2層
8とが互いに乾燥収縮して凝固されるが、第2層
8にあつてはコンクリートに生じる乾燥収縮に見
合う膨張が与えられ、しかも、膨張圧によつて第
1層7に圧縮力を与えてケミカルプレストレスを
付与する。
8とが互いに乾燥収縮して凝固されるが、第2層
8にあつてはコンクリートに生じる乾燥収縮に見
合う膨張が与えられ、しかも、膨張圧によつて第
1層7に圧縮力を与えてケミカルプレストレスを
付与する。
なお、所定のプレキヤステイング後に、脱枠等
して第1図に示したセグメント1が得られる。
して第1図に示したセグメント1が得られる。
また、セグメント本体2内には所定の鉄筋等を
配筋することは従来通りである。
配筋することは従来通りである。
(考案の効果)
本考案によれば、セグメント本体2が板厚方向
において第1層7と第2層8とされ、第2層8は
収縮補償コンクリートとされていることから、外
面4において乾燥収縮に伴うひびわれ発生が防止
される。
において第1層7と第2層8とされ、第2層8は
収縮補償コンクリートとされていることから、外
面4において乾燥収縮に伴うひびわれ発生が防止
される。
また、第2層8による膨張圧を第1層7に付与
することにより、密実にして水密性に富んだもの
となる。
することにより、密実にして水密性に富んだもの
となる。
従つて、トンネル構築用コンクリート製セグメ
ントとして継手金具への漏水が防止でき、耐久性
に富んだものを提供できる。
ントとして継手金具への漏水が防止でき、耐久性
に富んだものを提供できる。
図面は本考案と従来例を示し、第1図は本考案
実施例における斜視図、第2図は造形枠(型枠)
の断面図、第3図は従来例の要部斜視図である。 2……セグメント本体、3……内面、4……外
面、5……継手金具、7……第1層、8……第2
層。
実施例における斜視図、第2図は造形枠(型枠)
の断面図、第3図は従来例の要部斜視図である。 2……セグメント本体、3……内面、4……外
面、5……継手金具、7……第1層、8……第2
層。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 所定の板厚を有するコンクリート製セグメント
本体2の内面3と外面4とが弯曲され、該弯曲方
向端部に継手金具5を有するものにおいて、 セグメント本体2の板厚が内面3側の第1層7
と外面4側の第2層8とからなり、第1層7がポ
ルトランドセメントを混練して硬化された普通コ
ンクリートからなり、第2層8がポルトランドセ
メントに膨張材を配合して硬化された収縮補償用
コンクリートからなることを特徴とするトンネル
構築用コンクリート製セグメント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12120386U JPH033678Y2 (ja) | 1986-08-07 | 1986-08-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12120386U JPH033678Y2 (ja) | 1986-08-07 | 1986-08-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6327599U JPS6327599U (ja) | 1988-02-23 |
JPH033678Y2 true JPH033678Y2 (ja) | 1991-01-30 |
Family
ID=31010251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12120386U Expired JPH033678Y2 (ja) | 1986-08-07 | 1986-08-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH033678Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-08-07 JP JP12120386U patent/JPH033678Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6327599U (ja) | 1988-02-23 |
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