JP3012726U - モルタル等の剥落防止補強環 - Google Patents

モルタル等の剥落防止補強環

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JP3012726U
JP3012726U JP1994016712U JP1671294U JP3012726U JP 3012726 U JP3012726 U JP 3012726U JP 1994016712 U JP1994016712 U JP 1994016712U JP 1671294 U JP1671294 U JP 1671294U JP 3012726 U JP3012726 U JP 3012726U
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JP
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mortar
concrete
ring
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embedded
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JP1994016712U
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俊雄 丸一
豊喜 大山
善裕 守屋
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Nippon Kasei Chemical Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kasei Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モルタル11とコンクリート12等の打継ぎ
面が剥落するのを防止するために境界面13に介在させ
る便利且つ簡単な補強材を提供する。 【構成】 線状体2を方形又は円形等の環状に構成し、
該環体1の脚片2c,2dが境界面においてほぼ垂直に
なるように適宜密度で分散埋設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、下地コンクリート面にセメントモルタルを塗付ける場合やPCa (プレキャストコンクリート)板の製造においてモルタルにコンクリートを打継 ぐ場合に打継ぎ個所に簡単に装着でき有効な剥落防止効果が得られる補強片に関 する。
【0002】
【従来の技術】
セメントモルタル塗りはコンクリート下地又はモルタル下地に水湿し又はプラ イマ処理を行い、適正軟度に練り上げたセメントモルタルをコテ塗り又は吹付け にて施工する。この場合適正な作業と気象条件が伴えば打継ぎ個所で剥離するよ うなことは起こらないが、一度に塗り付けるセメントモルタルの厚さが厚い場合 はセメントモルタルの乾燥収縮による剥離、また逆に薄すぎる場合やプライマを 用いない場合更に水湿しが不十分な場合はセメントモルタルのいわゆるドライア ウトによって剥離することがある。そしてセメントモルタルの硬化初期の凍結や 低温時さらには強風により、また高温時にも剥離することがある。PCa板の製 造において、化粧モルタル(目地材を含む)を予め型枠に敷き詰めたタイルの裏 面に塗り付け、更にコンクリートを打継ぐことがあるが、打継ぎ個所で剥離が生 じないようにポリマーセメントモルタルを目地部を含むタイル裏面に塗布し打設 コンクリートとの接合力を改善する方法が提案(特開平6−210608)され ている。これらの場合適正な管理下及び環境下で施工されていれば剥落の危険は 略んどないが、セメントモルタル塗りやPCa板の製造においては人的作業が伴 うため、セメントモルタルと基板との接着は常に完全な状態は望めないのが現状 である。 打継ぎ層の剥落を防止するため打継面に開脚片を備えた補強材(スペーサ)又は ステンレス短繊維を埋設したり(例えば特開平4−241906)、一方の打設 層内に予め線材を配設しておき、固化後その一部を外方に引出して打継ぐ方法( 特開平5−256009)が施工されている。 前者は、スペーサを埋設する際、スペーサの向きを規定しなければならず、時間 的に不経済、非能率であってコスト高になる他、スペーサ脚片の面積が大きいた めに打継材の未充填部分ができ易く界面剥離のおそれがある。 また後者は、コンクリート層への線材配設に手間が掛ることの他にコンクリート 固化後に型枠を外して線材の一部を外方に引出す作業が必要になる。 更に、この線材は連続長尺であるから適用対象が制限され汎用性がない。
【0003】
【解決しようとする問題点】
本案は第1層(先に打設する層)内への埋設が自由且つ容易で第1層の固化を 待たなくても第2層を打設できる補強材を提供するものであり、更に補強材を廉 価且つ大量に製作又は成型できる単純形状の補強材を提供するものである。
【0004】
【解決するための手段】
本案は、所定断面を有する線状体を環状に形成したものであって、境界面にお いて1個の補強環当り2個所の連接部を具備するものである。 本案補強環は方形又は円形等の単純形状であるから第1層内への埋設は極めて簡 単容易であって配設密度(間隔)も用途又は要求に応じて自由にできるものであ る。 線材は線条である必要はなく板体の打抜材でもよく、その材質は、ステンレスそ の他の建材向け金属の他、プラスチックも採用できる。また線径は必要とする強 度に応じて任意である。 なお、補強環の形状は円形等の他多角形状でもよく、環の直径又は辺の長さは通 常20mm〜50mmであるが特に制限はない。
【0005】
【実施例】
図1は方形の補強環1の斜視図であって、直径1.2mmのステンレス鋼線( 永岡鋼業(株)製SUS304,#18)2を1辺が3cmの正方形に成形して 端部を溶着又は結着してある。2a,2bと2c,2dは夫々対向する脚片であ る。 図2は円形の補強環1の平面図であって線材2を円環状に成形したもので脚片に 相当する部位は直径上の任意の2つの部位である。 補強環1は、コンクリート又はモルタルの第1層が固化しないうちに環体のほぼ 1/2が埋設するように起立状態で埋設した後、第2層を打設する。 図3は図1の補強環を直径10cm、各層の厚さを10cmとしたコンクリート ブロック内に埋設したものであり、11は第1層、12は第2層、13は境界面 である。このものと補強環を埋設しないものを夫々供試体として万能試験機(( 株)前川試験機製作所製、油圧式万能試験機MR−20−S1)によって剥離− 破断試験をした。補強環がないものは引張り荷重765kgf(ゲージ読み)で 剥離して分離した。図1のものは1005kgfで剥離したが依然として2本の 脚片によって連接されており、更なる引張り荷重140kgfで1本の脚片が切 断し、更に70kgfで他の1本が切断して分離した。
【0006】
【効果】
本案補強環は1個当り打継境界面において2個所の垂直又はほぼ垂直の貫通脚 片を備えているからこれを使用することによって打継面の剥離強度が向上するば かりでなく、仮に剥離しても当該剥離物自体の重量に充分耐えるので直ちに落下 することがなく安全である。 補強環の配設密度又は間隔等は施工場所及び面の状態等に応じて適宜決定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案品の斜視図。
【図2】他の実施例品の平面図。
【図3】剥離破断試験体の断面図。
【符号の説明】
1 補強環 2 線材 2a,2b 脚片

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートとモルタル又はそれら同志
    の打継ぎ部の両層に共通に埋設される剥落防止補強材で
    あって、断面同一の金属製線状体によって対向する2辺
    が平行する方形枠とされた補強環。
  2. 【請求項2】 コンクリートとモルタル又はそれら同志
    の打継ぎ部の両層に共通に埋設される剥落防止補強材で
    あって、断面同一の金属製線状体によって円又は楕円形
    に形成された補強環。
  3. 【請求項3】 線状体が合成樹脂である請求項1又は2
    記載の補強環。
JP1994016712U 1994-12-20 1994-12-20 モルタル等の剥落防止補強環 Expired - Lifetime JP3012726U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011063984A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Toda Constr Co Ltd コンクリート接合構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011063984A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Toda Constr Co Ltd コンクリート接合構造

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