JPH0336322Y2 - - Google Patents

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JPH0336322Y2
JPH0336322Y2 JP5839387U JP5839387U JPH0336322Y2 JP H0336322 Y2 JPH0336322 Y2 JP H0336322Y2 JP 5839387 U JP5839387 U JP 5839387U JP 5839387 U JP5839387 U JP 5839387U JP H0336322 Y2 JPH0336322 Y2 JP H0336322Y2
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cam
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  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、内視鏡の先端近傍に設けた彎曲部
分をワイヤを介して手元操作部本体にて彎曲操作
する内視鏡の彎曲操作装置に関するものであり、
さらに詳しくは手元操作部本体に設けられた回転
操作体を回転操作して挿入部先端を彎曲し、回転
操作体の回転をロツクするロツク手段を設けると
ともに回転操作体への操作力付与特にロツクを解
除する解除手段を設けた内視鏡の彎曲操作装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種装置としては、第9図ないし第1
6図に示すように、手元操作部本体1の貫通孔1
Aに回転操作体2が軸受3を介して回転可能に取
付けてある。回転操作体2の基部は、図示せぬワ
イヤを巻き付け固定するプーリ2Aに形成してあ
り、このプーリ2Aから延出する中空の軸体2B
の基部が軸受3の円筒部により回転可能に支持さ
れている。軸受3は手元操作部本体1内の固定フ
レーム1Bに固着してある。手元操作部本体1の
貫通孔1Aから外部へ突出する軸受3の外周部分
に回転不能に嵌め込まれ、手元操作部本体1の外
周面に着座して固定部材4が取付けてある。軸受
3の円筒部から突出する回転操作体2の軸体2B
は横断面形状を四角形に形成してあり、当該部分
に可動部材5の中心に形成された角孔5Aが嵌め
込まれて可動部材5が回転操作体2と一緒に回転
するようになつている。前記固定部材4は平面形
状を真円に形成し、その外周縁に立上部4Aを形
成してある。この立上部4Aに摩擦受け部材6を
固着してある。摩擦受け部材6の底面開口の円筒
部6Aの下端が立上部4Aをくわえ込み、両者間
に防水パツキン7を設けてある。円筒部6Aの内
周面6Bは真円形に形成してある。摩擦受け部材
6と前記固定部材5とが形成するケーシング内に
後述する解除手段100が収容される。
可動部材5の詳細は第11図に示すように本体
部5Bを六角形状に形成し、六角形の各辺に相当
する部分に周壁面5C……を形成し、周壁面5C
……の下側に外側へ放射状に突出するように舌片
5D……を取付け、周壁面5C……の上側に断面
L字形の保持片5E……を取付けたものである。
この可動部材5の周壁面5C……と摩擦受け部材
6の内周面6Bとの間にロツク手段が設けてあ
る。すなわち、周壁面5C……の隣接個所2個所
に2ケの小球8,9を夫々配するとともにこれら
を互いに遠ざける方向に作用するバネ10を備え
た1組のロツク機構11を各周壁面5C……に配
し(合計6組)、これらロツク機構11は舌片5
Dと保持片5Eとで囲まれたスペースに収められ
る。小球8は、第14図中時計方向回転をロツク
し、小球9は、反時計方向回転をロツクする。こ
のことは後述する。
前記摩擦受け部材6の真円形の内周面6Bと可
動部材5の六角形に形成された本体部5Bの外側
面との間隙は、広狭の部分が存在する。すなわ
ち、本体部5Bの外側面角部と内周面6Bとの間
が最も狭く、周壁面5Cの中間と内周面6Bとの
間が最も広くなる。最小隙間d1、最大隙間d2と
小球8,9の直径Dの関係は、d1<D<d2に設
定してある。
解除手段100は、指当てリング12の回転操
作により回転するとともに、上下動操作により上
下動する。解除手段100は、プレート101
と、保持片5E,5E間に進入、すなわち可動部
材5の角部に相当する部位に進入するカム部10
2……と、回転操作体2の軸体2Bに固着された
クリツク軸体104のクリツク溝104A,10
4Bに係止する係止機構103とを備えている。
係止機構103は、クリツクボール103Aをバ
ネ103Bでクリツク溝104A又は104Bへ
係合させる構造になつている。カム部102……
は、先端カム102Aと次段カム102Bの二段
カムに形成してあり、先端カム102Aが一方の
組の小球8と他方の組の小球9とに係合している
ときはロツク可能状態となり、次段カム102B
が係合しているときはロツク解除状態となる。先
端カム102Aよりも次段カム102Bの方が巾
広く形成してあり、次段カム102Bが小球8,
9間に進入するとバネ10が縮小され、小球8,
9が間隙d1の近傍からより広い間隙へ移動し、内
周面6Bと非接触状態となる。
解除手段100は、摩擦受け部材6の中央開口
6Cを介してリング保持体13にネジ14によつ
て固着してあり、クリツク溝体104に対しては
回転可能にセツトしてある。中央開口6Cとリン
グ保持体12との接触部には防水パツキン23を
設けてある。リング保持体13に指当てリング1
2を固着してある。また、リング保持体13は、
軸体2Bに固着した抜止部材15の外周に沿つて
軸方向に、このリング保持体13に固着される解
除手段100のみならず中継部材16及び化粧カ
バー17とともに一体的に移動操作される。な
お、このときの移動量は、クリツク溝104A,
104Bの相互間距離に等しく、さらに、クリツ
ク係合力よりも弱い付勢力の圧縮バネ18によつ
て下方へ押圧される。中継部材16とリング保持
体13とが接触する部分及び中継部材16と化粧
カバー17とが接触する部分には、夫々防止パツ
キン19,20が設けてある。
可動部材5と解除手段100とは、可動部材5
に立設した連動ピン21と解除手段100に形成
された開口22との係合によつて一体的に回転す
る。連動ピン21の半径rと開口22の半径Rと
は、r<Rの関係にあり、R−rに相当する回転
量は、解除手段100の先端カム102Aが小球
8,9のいずれか一方を内周面6B又は周壁面5
C……の少なくとも一方から非接触となるように
移動させるに足る回転量であるように設計してあ
る。〔解決しようとする問題点〕 従来装置では、係止機構103が不可欠であ
り、このため、装置全体の厚みを薄くすることが
できなかつた。特に、この種の装置は、術者が片
手操作するために、より薄くして操作性を良好に
することが望まれていた。
そこで、この考案は、装置全体の厚みを薄くし
て操作性を向上させ、部品点数の減少ひいてはコ
ストダウンを図ることのできる内視鏡の彎曲操作
装置を提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕 上述の目的を達成するため、この考案は、解除
手段を構成するカム部の少なくとも先端カム又は
次段カムの一方のカム面にクリツク溝を形成した
ものである。
〔作用〕
解除手段を押し下げたとき、次段カムのクリツ
ク溝に小球が係合し、上下方向の動きを静止保持
するか、あるいは先端カムのクリツク溝で小球を
保持し、さらには両方のクリツク溝で夫々小球を
保持する。したがつて、従来の如き係止機構が不
要となる。
〔実施例〕
以下にこの考案の好適な実施例を図面を参照に
して説明する。
第1図においてはロツク手段(複数組のロツク
機構11……)と解除手段30を示し、ロツク手
段は、従来と同様の構成である。すなわち可動部
材5の本体部5Bの周壁面5C……に小球8,9
が角部近傍に位置するように舌片5Dと保持片5
Eとで一組のロツク機構11を保持するようにな
つている。解除手段30は、回転の軸方向に第1
位置と第2位置とをとり、第1位置にて回転操作
体2と時差をもつて可動部材5を回転させ、一方
の小球8又は9に係合し回転操作方向のロツクを
解除する先端カム32Aと、第2位置にて両小球
8,9に係合しロツクを完全に解除する次段カム
32Bとからなるカム部32を有する。すなわ
ち、解除手段30のプレート31に複数のカム部
32……を形成してあり、このカム部32の先端
側には先端カム32Aを形成し次段には次段カム
32Bを形成してある。
また、両カム32A,32Bのうち少なくとも
次段カム32Bの両側面には、第2図に示すよう
に小球8,9が係合するクリツク溝33,33が
形成してある。さらに、先端カム32Aの両側面
は内向きのテーパ状のカム面32A′に形成して
ある。同様に次段カム32Bの両側面も内向きの
カム面32B′に形成してある。これらのカム部
32……が小球8……9……の間に楔を打ち込む
格好で進入させてある。
なお、先端カム32Aのカム面32A′にもク
リツク溝33,33を形成しても良い。先端カム
32A、次段カム32Bのいずれか一方又は両方
にクリツク溝33,33の形成は可能である。こ
の解除手段30の構成以外の構成は、従来例と全
く同様であるが、プレート31に従来の如き係止
機構103は設けていない。すなわち、前述した
解除手段30以外の構成は、回転操作体2と一体
に回転する多角形状の可動部材5、この可動部材
5の外周面を内周面6Bにて取り囲み略半月状の
空隙を上記可動部材5の各辺毎に形成する不動の
摩擦受け部材6、上記各空隙内に、それぞれ各空
隙における一対の角部近傍に位置するようにバネ
付勢された一対の小球8,9からなるロツク手段
を有している。
このような解除手段30のカム部32の先端カ
ム32Aに小球8,9が係合した状態、すなわち
第4図及び第5図に示す状態では、先端カム32
Aのカム面32A′は小球8,9に非接触状態と
なり、小球8,9は周壁面5Cの両端すなわち角
部近傍に位置し、摩擦受け部材6の内周面6B及
び周壁面5Cの両面にともに接触することとな
り、摩擦係合により可動部材5は回転ロツク状態
となる。この状態から解除手段30を第5図中時
計方向に回転させると、第6図における右側のカ
ム面32A′が小球9にぶつかり、さらに同一方
向へ回転させるとカム面32A′が小球9を円の
中心方向へ引き寄せる如く、すなわち小球9を内
周面6Bから引き剥がす方向へ移動させる。この
状態でさらに解除部材30を時計方向へ回転させ
れば小球8は狭い間隔から広い間隔側へ移動しよ
うとするので小球8が内周面6Bのみに接触しな
がら連動ピン20及び開口21を介して可動部材
5が回転する。可動部材5が回転すれば回転操作
体2も回転することとなる。第5図中反時計方向
へ解除手段30を回転させたときも同様に回転可
能となる。この状態での回転はいずれか一方の小
球8又は9が摩擦受け部材6の内周面6Bに接触
しながら回転するために操作力はやや重くなる。
全くのフリーの回転を得るためには、第7図及び
第8図に示すように解除手段30を下降させて小
球8,9を次段カム32Bに係合させる。次段カ
ム32Bの両側面もカム面32B′形成してある
ためにこのカム面32B′が小球8,9を摩擦受
け部材6の内周面6Bから引き剥がすように作用
し、この状態で解除手段30及び若干の時差をも
つて可動部材5を回転させれば極めてスムースに
回転可能となる。
また、小球8,9が次段カム32Bのカム面3
2B′の個所にくると、カム面32B′に形成され
たクリツク溝33,33へ係合することとなる。
〔効果〕
以上説明したように、この考案によれば、カム
部の先端カム又は次段カムの少なくとも一方のカ
ム面にクリツク溝を形成したので、可動部材の上
下方向の動きをバネ付勢された一対の小球からな
るロツク機構により保持でき、従来の如き係止機
構が不要となり、全体の厚みを薄くすることがで
き、かつ操作性も向上するとともに、部品点数も
減少し、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図がこの考案の要部を示す分解斜視図、第
2図は第1図−線断面図、第3図は第1図
−線断面図、第4図は先端カムに小球が係合し
た状態を示す正面簡略図、第5図は第4図の状態
における平断面図、第6図は第5図の状態から時
計方向へ解除手段を回動させた状態の平断面図、
第7図は解除手段を押し下げて小球を次段カムの
カム面に係合させた状態を示す正面簡略図、第8
図は第7図の状態における平断面図、第9図は従
来例を示す縦断面図、第10図は第9図に示す従
来例を押し下げた状態の断面図、第11図は従来
装置におけるロツク手段と解除手段の要部を示す
分解斜視図、第12図は従来の次段カムに小球が
係合した状態の正面簡略図、第13図は従来の先
端カムに小球が係合した状態の正面簡略図、第1
4図は従来のロツク状態を示す平断面図、第15
図は第14図のロツク状態から時計方向に解除手
段を回動させたときの平断面図、第16図は従来
のロツク解除状態の平断面図である。 1……手元操作部本体、2……回転操作体、5
……可動部材、6……摩擦受け部材、6B……内
周面、8,9……小球、10……バネ、30……
解除手段、32……カム部、32A……先端カ
ム、32B……次段カム、33……クリツク溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 手元操作部本体に設けられ、回転操作して挿入
    部先端を彎曲する回転操作体に関して、この回転
    操作体と一体に回転する多角形状の可動部材、こ
    の可動部材の外周面を内周面にて取り囲み略半月
    状の空隙を上記可動部材の各辺毎に形成する不動
    の摩擦受け部材、上記各空隙内に、それぞれ各空
    隙における一対の角部近傍に位置するようにバネ
    付勢された一対の小球からなるロツク手段と、回
    転の軸方向に第1位置と第2位置とをとり、第1
    位置にて回転操作体と時差をもつて可動部材を回
    転させ、一方の小球に係合し回転操作方向のロツ
    クを解除する先端カムと、第2位置にて両小球に
    係合しロツクを完全に解除する次段カムとから構
    成されるカム部を有する解除手段とを設けてなる
    内視鏡の彎曲操作装置において、 カム部の少なくとも先端カム又は次段カムの一
    方のカム面に小球が係合するクリツク溝を形成し
    たことを特徴とする内視鏡の彎曲操作装置。
JP5839387U 1987-04-17 1987-04-17 Expired JPH0336322Y2 (ja)

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JP5839387U JPH0336322Y2 (ja) 1987-04-17 1987-04-17

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JP5839387U JPH0336322Y2 (ja) 1987-04-17 1987-04-17

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JPS63166202U JPS63166202U (ja) 1988-10-28
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