JPH0354721Y2 - - Google Patents

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JPH0354721Y2
JPH0354721Y2 JP1987058392U JP5839287U JPH0354721Y2 JP H0354721 Y2 JPH0354721 Y2 JP H0354721Y2 JP 1987058392 U JP1987058392 U JP 1987058392U JP 5839287 U JP5839287 U JP 5839287U JP H0354721 Y2 JPH0354721 Y2 JP H0354721Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、内視鏡の先端近傍に設けた彎曲部
分をワイヤを介して手元操作部本体にて彎曲操作
する内視鏡の彎曲操作装置に関するものであり、
さらに詳しくは手元操作部本体に設けられた回転
操作体を回転操作して挿入部先端を彎曲し、回転
操作体の回転をロツクするロツク手段を設けると
ともに回転操作体への操作力付与時にロツクを解
除する解除手段を設けた内視鏡の彎曲操作装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種装置としては、特開昭61−284722
号公報に記載のものが知られている。これは、第
7図ないし第14図に示すように、手元操作部本
体1の貫通孔1Aに回転操作体2が軸受3を介し
て回転可能に取付けてある。回転操作体2の基部
は、図示せぬワイヤを巻き付け固定するプーリ2
Aに形成してあり、このプーリ2Aから延出する
中空の軸体2Bの基部が軸受3の円筒部により回
転可能に支持されている。軸受3は手元操作部本
体1内の固定フレーム1Bに固着してある。手元
操作部本体1の貫通孔1Aから外部へ突出する軸
受3の外周部分に回転不能に嵌め込まれ、手元操
作部本体1の外周面に着座して固定部材4が取付
けてある。軸受3の円筒部から突出する回転操作
体2の軸体2Bは横断面形状を四角形に形成して
あり、当該部分に可動部材5の中心に形成された
角孔5Aが嵌め込まれて可動部材5が回転操作体
2と一緒に回転するようになつている。前記固定
部材4は平面形状を真円に形成し、その外周縁に
立上部4Aを形成してある。この立上部4Aに摩
擦受け部材6を固着してある。摩擦受け部材6の
底面開口の円筒部6Aの下端が立上部4Aをくわ
え込み、両者間に防水パツキン7を設けてある。
円筒部6Aの内周面6Bは真円形に形成してあ
る。摩擦受け部材6と前記固定部材5とが形成す
るケーシング内に後述する解除手段100が収容
される。
可動部材5の詳細は第9図に示すように本体部
5Bを六角形状に形成し、六角形の各辺に相当す
る部分に周壁面5C……を形成し、周壁面5C…
…の下側に外側へ放射状に突出するように舌片5
D……を取付け、周壁面5C……の上側に断面L
字形の保持片5E……を取付けたものである。こ
の可動部材5の周壁面5C……と摩擦受け部材6
の内周面6Bとの間にロツク手段が設けてある。
すなわち、周壁面5C……の隣接個所2個所に2
ケの小球8,9を夫々配するとともにこれらを互
いに遠ざける方向に作用するバネ10を備えた1
組のロツク機構11を各周壁面5C……に配し
(合計6組)、これらロツク機構11は舌片5Dと
保持片5Eとで囲まれたスペースに収められる。
小球8は、第12図中時計方向回転をロツクし、
小球9は、反時計方向回転をロツクする。このこ
とは後述する。
前記摩擦受け部材6の真円形の内周面6Bと可
動部材5の六角形に形成された本体部5Bの外側
面との間〓は、広狭の部分が存在する。すなわ
ち、本体部5Bの外側面角部と内周面6Bとの間
が最も狭く、周壁面5Cの中間と内周面6Bとの
間が最も広くなる。最小〓間d1、最大〓間d2と小
球8,9の直径Dの関係は、d1<D<d2に設定し
てある。
解除手段100は、指当てリング12の回転操
作により回転するとともに、上下動操作により上
下動する。解除手段100は、プレート101
と、保持片5E,5E間に進入、すなわち可動部
材5の角部に相当する部位に進入するカム部10
2……と、回転操作体2の軸体2Bに固着された
クリツク軸体104のクリツク溝104A,10
4Bに係止する係止機構103とを備えている。
係止機構103は、クリツクボール103Aをバ
ネ103Bでクリツク溝104A又は104Bへ
係合させる構造になつている。カム部102……
は、先端カム102Aと次段カム102Bの二段
カムに形成してあり、先端カム102Aが一方の
組の小球8と他方の組の小球9とに係合している
ときはロツク可能状態となり、次段カム102B
が係合しているときはロツク解除状態となる。先
端カム102Aよりも次段カム102Bの方が巾
広く形成してあり、次段カム102Bが小球8,
9間に進入するとバネ10が縮小され、小球8,
9が間〓d1の近傍からより広い間〓へ移動し、内
周面6Bと非接触状態となる。
解除手段100は、摩擦受け部材6の中央開口
6Cを介してリング保持体13にネジ14によつ
て固着してあり、クリツク軸体104に対しては
回転可能にセツトしてある。中央開口6Cとリン
グ保持体12との接触部には防水パツキン23を
設けてある。リング保持体13に指当てリング1
2を固着してある。また、リング保持体13は、
軸体2Bに固着した抜止部材15の外周に沿つて
軸方向に、このリング保持体13に固着される解
除手段100のみならず中継部材16及び化粧カ
バー17とともに一体的に移動操作される。な
お、このときの移動量は、クリツク溝104A,
104Bの相互間距離に等しく、さらに、クリツ
ク係合力よりも弱い付勢力の圧縮バネ18によつ
て下方へ押圧される。中継部材16とリング保持
体13とが接触する部材及び中継部材16と化粧
カバー17とが接触する部分には、夫々防水パツ
キン19,20が設けてある。
可動部材5と解除手段100とは、可動部材5
に立設した連動ピン21と解除手段100に形成
された開口22との係合によつて一体的に回転す
る。連動ピン21の半径rと開口22の半径Rと
は、r<Rの関係にあり、R−rに相当する回転
量は、解除手段100の先端カム102Aが小球
8,9のいずれか一方を内周面6B又は周壁面5
C……の少なくとも一方から非接触となるように
移動させるに足る回転量であるように設計してあ
る。
〔解決しようとする問題点〕
従来の解除手段100のカム部102の両側面
(厚み部分)は、第12図ないし第14図に明ら
かなように、カム部102の表裏面に対し略直角
若しくはカム面を外向きのテーパ状(裏面の幅が
表面の幅より小)であつたため、次段カム102
Bを小球8,9に係合させてフリーに回転させよ
うとしても小球8,9が摩擦受け部材6の内周面
6Bへ接触する方向へ逃げ、小球8,9と内周面
6Bとが完全に非接触状態にならないものであつ
た。そのために、回転操作力が重くなり、片手操
作する術者にとつてスムースな操作が妨げられて
いた。また、先端カムが小球間にはいり込んでい
るときにいずれか一方に回転させるときも、一方
の小球が確実に内周面と非接触状態にならず、ス
ムースな回転を得られなかつた。
そこで、この考案は、ロツク時並びにロツク解
除時により一層スムースな回転操作のできる内視
鏡の彎曲操作装置を提供することを目的とするも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、この考案は、解除
手段を構成するカム部の各カム面を、小球にカム
面が係合したときに摩擦受け部材の内周面から小
球を離間させるようにテーパ状に形成したもので
ある。
〔作用〕
ロツク状態で解除手段を回転させると、先端カ
ムの側面のテーパ状のカム面が小球を摩擦受け部
材の内周面からひきはがすように可動部材側へ引
き寄せ、一組のロツク機構の一方の小球は確実に
摩擦係合状態を脱する。また、次段カムを小球に
係合させるとき、内向きのテーパ状のカム面が両
小球を確実に摩擦受け部材の内周面からひきはが
す。
〔実施例〕
以下にこの考案の好適な実施例を図面を参照に
して説明する。
第1図においてはロツク手段と解除手段30を
示し、ロツク手段は、従来と同様の構成である。
すなわち可動部材5の本体部5Bの内周面5C…
…に小球8,9が角部近傍に位置するように舌片
5Dと保持片5Eとで一組のロツク機構11を保
持するようになつている。
解除手段30は、回転の軸方向に第1位置と第
2位置とをとり、第1位置にて回転操作体2と時
差を持つて可動部材5を回転させ、一方の小球8
又は9に係合し回転操作方向のロツクを解除する
先端カム32Aと、第2位置にて両小球8,9に
係合しロツクを完全に解除する次段カム32Bと
から構成されたカム部32を有する。すなわち、
解除手段30のプレート31には複数のカム部3
2……を形成してあり、このカム部32の先端側
には先端カム32Aを形成し次段には次段カム3
2Bを形成してある。先端カム32Aの両側面は
内向きのテーパ状のカム面32A′に形成してあ
る。同様に次段カム32Bの両側面も(内向き
の)カム面32B′に形成してある。これらカム
部32……が小球8……,9……の間に楔を打ち
込む格好で進入させてある。カム面32A′,3
2B′を、小球8,9にカム面32A′,32B′が
係合したときに摩擦受け部材6の内周面6Bから
小球8,9を離間させるようにテーパ状に形成し
てある。この解除手段30の構成以外の構成は、
従来例と全く同様であつて良い。
このような解除手段30のカム部32の先端カ
ム32Aに小球8,9が係合した状態、すなわち
第2図及び第3図に示す状態では、先端カム32
Aのカム面32A′は小球8,9に非接触状態と
なり、小球8,9は周壁面5Cの両端すなわち一
対の角部近傍に位置し、摩擦受け部材6の内周面
6B及び周壁面5Cの両面にともに接触すること
となり、摩擦係合により可動部材5は回転ロツク
状態となる。この状態から解除手段30を第3図
中時計方向に回転させると、第4図における右側
のカム面32A′が小球9にぶつかり、さらに同
一方向へ回転させるとカム面32A′が小球9を
円の中心方向へ引き寄せる如く、すなわち小球9
を内周面6Bから引き剥がす方向へ移動させる。
この状態でさらに解除部材30を時計方向へ回転
させれば小球8は狭い間隔から広い間隔側へ移動
しようとするので小球8が内周面6Bのみに接触
しながら連結ピン20及び開口21を介して可動
部材5が回転する。可動部材5が回転すれば回転
操作体2も回転することとなる。第3図中反時計
方向へ解除手段30を回転させたときも同様に回
転可能となる。
この状態での回転はいずれか一方の小球8又は
9が摩擦受け部材6の内周面6Bに接触しながら
回転するために操作力はやや重くなる。全くのフ
リーの回転を得るためには、第5図に示すように
解除手段30を下降させて小球8,9を次段カム
32Bに係合させる。次段カム32Bの両側面も
カム面32B′に形成してあるためにこのカム面
32B′が小球8,9を摩擦受け部材6の内周面
6Bから引き剥がすように作用し、この状態で解
除手段30及び若干の時差をもつて可動部材5を
回転させれば極めてスムースに回転可能となる。
なお、可動部材5は必ずしも正角形状でなくても
良い。
〔効果〕
以上説明したように、この考案によれば、カム
部の先端カム及び次段カムの両側面形状、すなわ
ちカム面を、小球にカム面が係合したときに摩擦
受け部材の内周面から小球を離間させるようにテ
ーパ状に形成したので、ロツク状態から左右いず
れかへ回動させるときでも一方の小球は確実に摩
擦受け部材の内周面から引き剥がすことができ他
方の小球の摩擦力に抗して回転操作を行うことが
確実にできる。また、次段カムに小球を係合させ
たときには次段カムのカム面が小球を強制的に摩
擦受け部材の内周面から引き剥がし、この引き剥
がした状態を内向きのテーパ状カム面がしつかり
保持するので極めて軽い操作力で回転させること
ができる。特に内視鏡では術者が観察しながら片
手操作を行うために操作力が軽くなることは操作
勝手も向上し術者の疲労も減少させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の要部を示す分解斜視図、第
2図は先端カムに小球が係合した状態をしめす正
面簡略図、第3図は第2図の状態における平断面
図、第4図は第3図の状態から時計方向へ解除手
段を回動させた状態の平断面図、第5図は解除手
段を押し下げて小球を次段カムのカム面に係合さ
せた状態の正面簡略図、第6図は第5図における
平断面図、第7図は従来例を示す縦断面図、第8
図は第7図に示す従来例を押し下げた状態の断面
図、第9図は従来装置におけるロツク手段と解除
手段の要部を示す分解斜視図、第10図は次段カ
ムに小球が係合した状態の正面簡略図、第11図
は先端カムに小球が係合した状態の正面簡略図、
第12図は従来のロツク状態を示す平断面図、第
13図は第12図のロツク状態から時計方向に解
除手段を回動させたときの平断面図、第14図は
従来のロツク解除手段の平断面図である。 1……手元操作部本体、2……回転操作体、5
……可動部材、6……摩擦受け部材、6B……内
周面、8,9……小球、10……バネ、30……
解除手段、32……カム部、32A……先端カ
ム、32A′……カム面、32B……次段カム、
32B′……カム面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 手元操作部本体1に設けられ、回転操作して挿
    入部先端を彎曲する回転操作体2に関して、この
    回転操作体2と一体に回転する多角形状の可動部
    材5、この可動部材5の外周面を内周面6Bにて
    取囲み略半月状の空隙を上記可動部材5の各辺毎
    に形成する不動の摩擦受け部材6、上記各空隙内
    に夫々各空隙における一対の角部近傍に位置する
    ようにバネ付勢された一対の小球8,9から成る
    ロツク手段と、回転の軸方向に第1位置と第2位
    置とをとり第1位置にて回転操作体2と時差をも
    つて可動部材5を回転させ一方の小球に係合し回
    転操作方向のロツクを解除する先端カム32Aと
    第2位置にて両小球に係合しロツクを完全に解除
    する次段カム32Bとから構成されたカム部32
    を有する解除手段とを設けて成る内視鏡の彎曲操
    作装置において、 上記先端カム32Aと次段カム32Bとからな
    るカム部32のカム面32A′,32B′を、上記
    小球8,9にカム面32A′,32B′が係合した
    ときに上記摩擦受け部材6の内周面6Bから小球
    8,9を離間させるようにテーパ状に形成したこ
    とを特徴とする内視鏡の彎曲操作装置。
JP1987058392U 1987-04-17 1987-04-17 Expired JPH0354721Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987058392U JPH0354721Y2 (ja) 1987-04-17 1987-04-17

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JP1987058392U JPH0354721Y2 (ja) 1987-04-17 1987-04-17

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Publication Number Publication Date
JPS63166201U JPS63166201U (ja) 1988-10-28
JPH0354721Y2 true JPH0354721Y2 (ja) 1991-12-04

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ID=30888924

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JP1987058392U Expired JPH0354721Y2 (ja) 1987-04-17 1987-04-17

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JP (1) JPH0354721Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61284722A (ja) * 1985-06-11 1986-12-15 Fuji Photo Optical Co Ltd 内視鏡用彎曲操作装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61284722A (ja) * 1985-06-11 1986-12-15 Fuji Photo Optical Co Ltd 内視鏡用彎曲操作装置

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JPS63166201U (ja) 1988-10-28

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